JPH07118700B2 - 標本化クロック再生方式 - Google Patents

標本化クロック再生方式

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JPH07118700B2
JPH07118700B2 JP5125844A JP12584493A JPH07118700B2 JP H07118700 B2 JPH07118700 B2 JP H07118700B2 JP 5125844 A JP5125844 A JP 5125844A JP 12584493 A JP12584493 A JP 12584493A JP H07118700 B2 JPH07118700 B2 JP H07118700B2
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博史 若林
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアナログベースバンドの
映像信号をアナログ−ディジタル変換により直線符号化
し、ディジタル回線を使用して受信側に伝送し、ディジ
タル−アナログ変換によりアナログベースバンドの映像
信号を再生する技術分野に属する。特に送信側の標本化
クロックを周波数情報により受信側に伝送して標本化ク
ロックの同期再生を行う方式に関する。
【0002】
【従来の技術】送信側の標本化周波数を周波数情報とし
て伝送し、受信装置で再生する方式として、「標本化周
波数の同期装置」(特開昭54−51305号公報)が
ある。図2はこの方式によるブロック図である。この方
式は、標本化周波数を送受信装置間で同期させるための
情報を伝送路クロックに無関係に伝送しており、同期網
を利用した映像伝送に適した方式である。
【0003】映像信号のアナログ−ディジタル変換の標
本化クロックは、ビート雑音の発生を避けるため、映像
信号のカラーバーストからバーストロックオシレータを
使用して抽出し、カラーサブキャリアの正数倍の周波数
とすることがよく知られている。このような標本化クロ
ックを使用し、従来の図2の方式で映像信号を伝送する
場合については以下に説明する。
【0004】図2において、送信装置201では入力さ
れた映像信号は、A/D変換回路204とバーストロッ
クオシレータ(BLO)203に供給される。バースト
ロックオシレータ203は映像信号のカラーバーストか
らカラーサブキャリア周波数に同期した送信標本化クロ
ックを生成する。その周波数をfsとする。A/D変換
器204では、送信標本化クロックを使用して映像信号
をアナログ−ディジタル変換し映像符号化データを生成
する。映像符号化データは多重化回路206で伝送路フ
レームに多重化される。伝送路クロックは図2では発振
器(OSC)209の出力するクロックとしている。そ
の周波数をflとする。映像符号化データの生成周波数
fsと伝送路クロックの周波数flは非同期であり、映
像符号化データはスタッフィング処理により伝送路フレ
ーム周波数に多重化される。伝送路クロックは分周器2
07により1/Nに分周され、周波数情報生成周期ΦN
を出力する。送信標本化クロックは周波数情報生成回路
205に供給され、送信標本化周波数情報ΔSを生成す
る。周波数情報は送信標本化周波数と伝送路周波数の相
対関係を示し、
【0005】
【数1】
【0006】で与えられる。ΔSの整数部分を周波数情
報として映像符号化データと共に伝送路フレームに多重
してモジュレータ208を経て受信装置202に送出す
る。また、入力される映像信号のカラーサブキャリア周
波数が安定で限られた周波数偏差であれば、周波数情報
ΔSの範囲も限定でき、たかだか8〜10ビットで周波
数を表現できることがわかっている。
【0007】受信装置202は、デモジュレータ215
を経てデータを受信すると、伝送路データから伝送路ク
ロックを抽出し、このクロックを基準に分離化回路21
4で伝送路フレームから映像符号化データと送信周波数
情報ΔSを分離する。伝送路クロックflは分周器21
6でN分周し、この周期ΦNで受信周波数情報生成回路
(CUNT)212により受信標本化クロックfrから
受信周波数情報ΔRを生成する。ΔRは、
【0008】
【数2】
【0009】で示される。
【0010】引き算器213で、ΔSとΔRとの差Δを
とる。受信標本化クロック発生回路は、ΔSとΔRの差
が小さくなるようなフィードバックをかけたフェーズロ
ックループ回路である。差Δはディジタル積分器217
で積分され、D/A変換器218で電圧制御発振器(V
CO)211の制御電圧Vに変換される。差Δは、
【0011】
【数3】
【0012】であり、制御電圧Vは、
【0013】
【数4】
【0014】で示される。制御電圧Vはfr=flとな
るように出力することにより、受信装置の標本化周波数
を送信装置の標本化周波数となるように同期化できる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、標本化周波
数のジッタ特性に着目すると、式(2)では送受信装置
間の標本化周波数の同期化を得られることを示している
が、標本化クロックのジッタ特性については定義されて
いない。周波数情報を生成する周期(伝送路クロックの
1/N)を映像信号のライン周期あるいはフレーム周期
に近い値をとることにより、このような周期より高い周
波数のジッタを押圧することは可能であるが、反面、低
周波数のジッタを発生させることになる。
【0016】このような、送受信装置間で発生する低周
波数のジッタは、伝送装置の出力である映像信号のカラ
ーバーストのジッタとして重畳される。伝送装置が複数
段接続されたシステムの場合、低周波数のカラーバース
トのジッタは次段のバーストロックオシレータの出力で
ある標本化周波数のジッタとして残留する。各段で重畳
される低周波数ジッタは非同期であるため、送受信の段
数が増加するにつれ累積するジッタの振幅が増大すると
共にジッタの周波数が複雑化する。
【0017】カラーバーストジッタの増加は、再生画像
の色むらの発生の原因となる。この問題の解決方法とし
て、送信端でのバーストロックオシレータの周波数安定
度を極めて高くする方法が採られている。具体的にはバ
ーストロックオシレータ回路のPLLのカットオフ周波
数を低くし、低周波数のジッタを抑圧する。しかし、こ
の場合周波数追従が遅くなり、入力映像信号のカラーサ
ブキャリア周波数の変動に対する追従が悪化する。
【0018】本発明の目的は、従来方式の周波数情報に
よる標本化クロックの伝送で発生する低周波のジッタを
抑圧することにある。
【0019】本発明の他の目的は、送受信装置の多段接
続時においても、再生した映像信号を構成するカラーバ
ーストのジッタの発生を低減できる標本化クロック再生
方式を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、周波数情報か
ら標本化クロックを再生する回路において、(1)伝送
路データから映像符号化データと送信装置の標本化周波
数から生成した周波数情報を分離する手段と、(2)伝
送路データから抽出した伝送路クロックをN分周し周波
数情報の生成周期を出力する分周回路と、(3)再生標
本化クロックを出力する電圧制御発振器と、(4)分周
回路の出力する周期で再生標本化クロックを計数し受信
側の周波数情報を生成する手段と、(5)分周回路の出
力する周期をさらにM分周(Mは整数)するプログラマ
ブル分周器と、(6)プログラマブル分周器の出力する
周期で、この間に積算した送信側の標本化周波数情報と
受信側の周波数情報の差分値を取り、その値に応じて重
み付けを行い積分した制御電圧を電圧制御発振器に与え
る手段と、(7)送信側の周波数情報と受信側の周波数
情報の差分をある閾値と比較し、一致した閾値の値によ
ってプログラマブル分周器の分周比Mを与える手段と、
から構成される。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す。
【0022】送信装置の構成は従来方式の図2の送信装
置201と同様である。したがって、図1には受信装置
のみ示してある。この受信装置において、伝送データか
ら映像符号化データと送信周波数情報ΔSを分離するの
は、従来方式と同様である。また、電圧制御発振器10
4の出力である再生標本化クロックから伝送路クロック
のN分周の周期で受信周波数情報を生成するのも従来方
式と同様である。
【0023】図2において、周波数情報を生成する伝送
路クロックのN分周の周期ΦNが受信側で発生するジッ
タの周波数を制限している。入力される映像信号のカラ
ーサブキャリア周波数が非常に安定していると仮定する
と、長時間ではfs=frとなり送受信装置間で発生す
るジッタは、長い周期では相殺され1クロック時間以内
に納まる。
【0024】従って、本発明では受信装置での周波数情
報の生成周期を(N/fl)の整数倍(M倍)にするこ
とにより、多段接続により複雑になるジッタ周波数をあ
る周波数以下に抑圧することができる。また、このMの
値を送信周波数情報の周波数偏差に応じて調整すること
により、入力変動が大きな場合はMの値を小さくし従来
方式と同等の周波数追従特性を持たせることができる。
【0025】図1において、101はA/D変換回路、
102は分離化回路、103はデモジュレータ、104
は電圧制御発振器、105は受信周波数情報生成回路、
106は加算器、107は引き算器、108は加算器、
109は分周比生成回路、110はプログラマブル分周
器、111は比較器、112は比較値レジスタ、113
は積分器、114はディジタル−アナログ変換回路、1
15は分周器である。
【0026】この受信装置において、プログラマブル分
周器110は伝送路クロックをN分周(ΦN)したタイ
ミングパルスを、さらにM分周する回路で、その分周比
Mは分周比生成回路109で決定される。送信周波数情
報ΔSおよび受信周波数情報ΔRは加算器108,10
6でM倍の期間の値を積算し、各々の演算結果値をΣ
S,ΣRとする。この二値の差分Σを引き算器107で
取り、その結果を従来方式と同等のディジタル積分器1
13で積分し、D/A変換器114で電圧制御発振器1
04の制御電圧Vに変換される。
【0027】Mの値はΣの値により比較値レジスタ11
2を参照して決定され、Σの値が小さい程大きな値とす
ることにより、再生標本化クロックのジッタ周波数を低
くする。
【0028】入力される映像信号のカラーサブキャリア
周波数の変動が大きな場合は、Σ値が大きくなるため、
Mを最小値“1”とすることにより、従来方式と同等の
周波数追従特性を得られる。
【0029】以上の制御はディジタル処理で実現がで
き、高速演算処理が可能なシグナルプロセッサでのプロ
グラム制御が適している。ΣとMの最適値をこのプログ
ラム制御のパラメータを調整して選択することができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるとカ
ラーバーストから標本化クロックを抽出した標本化周波
数情報により、受信側で標本化クロックを再生する映像
信号伝送方式で、送受信装置の多段接続時においても、
再生した映像信号を構成するカラーバーストのジッタの
発生を低減する効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例を示す図である。
【図2】従来の方式を示す図である。
【符号の説明】
101,204 アナログ−ディジタル変換回路 102,214 分離化回路 103,215 デモジュレータ 104,211 電圧制御発振器 105,212 受信周波数情報生成回路 106,108 加算器 107,213 引き算器 109 分周比生成回路 110 プログラマブル分周器 111 比較器 112 比較値レジスタ 113,217 積分器 114,210,218 ディジタル−アナログ変換回
路 115,207,216 分周器 201 送信装置 202 受信装置 203 バーストロックオシレータ 205 送信周波数情報生成回路 206 多重化回路 208 モジュレータ 209 発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周波数情報から標本化クロックを再生する
    標本化クロック再生方式において、 受信側の周波数再生回路において、周波数情報の生成周
    期をさらに任意の分周比Mで分周(Mは整数)するプロ
    グラマブル分周器を用い、この周期で送信側の標本化周
    波数情報と受信側の周波数情報を積算し、その差分値を
    使用して再生標本化周波数の制御を行うことを特徴とす
    る標本化クロック再生方式。
  2. 【請求項2】周波数情報から標本化クロックを再生する
    標本化クロック再生方式において、 伝送路データから映像符号化データと送信装置の標本化
    周波数から生成した周波数情報を分離する手段と、 伝送路データから抽出した伝送路クロックをN分周し周
    波数情報の生成周期を出力する分周回路と、 再生標本化クロックを出力する電圧制御発振器と、 分周回路の出力する周期で再生標本化クロックを計数し
    受信側の周波数情報を生成する手段と、 分周回路の出力する周期をさらにM分周(Mは整数)す
    るプログラマブル分周器と、 プログラマブル分周器の出力する周期で、この間に積算
    した送信側の標本化周波数情報と受信側の周波数情報の
    差分値を取り、その値に応じて重み付けを行い積分した
    制御電圧を電圧制御発振器に与える手段と、 送信側の周波数情報と受信側の周波数情報の差分をある
    閾値と比較し、一致した閾値の値によってプログラマブ
    ル分周器の分周比Mを与える手段とから構成され、 標本化クロックジッタの発生を低減することを特徴とす
    る標本化クロック再生方式。
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JP3704121B2 (ja) * 2002-11-28 2005-10-05 Necディスプレイソリューションズ株式会社 画像信号中継装置、画像信号中継機能つき画像表示装置およびそれら装置の制御方法

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