JPH07118606A - 床用水性ウレタン樹脂組成物 - Google Patents
床用水性ウレタン樹脂組成物Info
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- JPH07118606A JPH07118606A JP5264472A JP26447293A JPH07118606A JP H07118606 A JPH07118606 A JP H07118606A JP 5264472 A JP5264472 A JP 5264472A JP 26447293 A JP26447293 A JP 26447293A JP H07118606 A JPH07118606 A JP H07118606A
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Abstract
分散性を有したプレポリマー(B)を、固形分比(重
量)としてA/B=99/1〜50/50含有する事を
特徴とする床用水性ウレタン樹脂組成物。 【効果】BHM等に優れる床用水性ウレタン樹脂。
Description
ン樹脂と水分散性を有したプレポリマーを特定割合で含
有し、安全靴によるブラックヒールマーク性(以下BH
Mと略す)、スカッフ性、耐水性、耐溶剤性、耐薬品
性、硬化性、耐黄変性等に優れた塗料として有用な床用
水性ウレタン樹脂組成物に関するものである。
インキ、各種バインダーとして利用されている。しかし
ながら体育館、教室、店舗等の木製やビニル床用、ある
いはモルタル、コンクリート、エポキシ等で施工された
工場床上塗り用として使用した場合、BHM、スカッフ
性、耐水性、耐溶剤性、耐薬品性、耐黄変性等の性能が
充分でない。特開平05−097962は耐水性は良好
であるがBHMが劣る。特願平04−150653は耐
水性、耐溶剤性、スカッフ性は良好であるがやはりBH
Mが劣り、上記性能を充分には満足していない。特に安
全靴やフォークリフトのタイヤによる傷付性に劣る。
性、耐溶剤性、耐薬品性、硬化性、耐黄変性等に優れる
床用水性ウレタン樹脂組成物を提供することを課題とす
る。
意検討し、粒子内架橋型水性ウレタン樹脂(A)と水分
散性を有したプレポリマー(B)を特定割合で用いる事
により、BHM、耐水性、耐溶剤性、耐薬品性、硬化
性、耐黄変性等に優れる床用水性ウレタン樹脂組成物が
得られる事を見出し本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は、粒子内架橋型水性ウレタン樹脂(A)及
び水分散性を有したプレポリマー(B)を、固形分比
(重量)としてA/B=99/1〜50/50で含有す
る事を特徴とする床用水性ウレタン樹脂組成物に関す
る。
脂(A)は例えば次のように製造される。まず、下記ジ
イソシアネートと下記ポリヒドロキシ化合物、グリシジ
ル基を有する化合物及びポリヒドロキカルボン酸とを溶
媒の存在下または不存在下で、好ましくは50〜100
℃で反応させてウレタンプレポリマーを調整する。
は、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,6
−ヘキサメチレンジイソシアネート、2,4,4−トリ
メチル−1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、
2,6ジイソシアネートメチルカプロエート等の脂肪族
イソシアネート類、3−イソシアネートメチル−3,
5,5−トリメチルシクロヘキシルイソシアネート、ジ
シクロヘキシルメタン−4,4’−ジイソシアネート、
メチルシクロヘキシル−2,4−ジイソシアネート、
2,5及び/または2,6−ジイソシアネートメチルビ
シクロ[2,2,1]ヘプタン等の脂環族ジイソシアネ
ート類、トルイレンジイソシアネート、2,4−及び/
または4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
1,5−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−ジフ
ェニルジメチルメタンジイソシアネート、テトラアルキ
ルジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジベ
ンジルジイソシアネート、1,3−フェニレンジイソシ
アネート等の芳香族ジイソシアネート類、上記の塩素化
ジイソシアネート類、臭素化ジイソシアネート類、また
はそれらのジイソシアネート類と水との付加物であるポ
リイソシアネート化合物等の1種または2種以上の混合
物が用いられる。
ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコール、ビスフェノールA、シ
クロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパン、
グリセリン、ペンタエリスリトール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、ポリカーボネート
グリコール、ポリエステルポリオール、ポリカプロラク
トン、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリチ
オエーテルグリコール、ポリアセタールポリオール、フ
ランジメタノール等の1種または2種以上の混合物が挙
げられる。ポリヒドロキカルボン酸としては、例えば、
ジメチロール酪酸、ジメチロール吉草酸,ジオキシマレ
イン酸,2,6−ジオキシ安息香酸,2,2−ジメチロ
ールプロピオン酸等が挙げられるが、これらの中でも
2,2−ジメチロールプロピオン酸が好ましい。
分子中に1個以上のグリシジル基を有する化合物又は1
個以上のヒドロキシル基とグリシジル基を有する化合物
が用いられ、1分子中に1個以上のグリシジル基を有す
る化合物としてはグリシジルエステル、グリシジルエー
テルや下記市販品が使用できる。例えばエピコート82
8、エピコート152、エピコート154(以上シェル
化学(株)製)、デナコールEX810、デナコールE
X811、デナコールEX851、デナコールEX83
0、デナコールEX832、デナコールEX841、デ
ナコールEX861、デナコールEX911、デナコー
ルEX941、デナコールEX920、デナコールEX
921、デナコールEX931、デナコールEX21
1、デナコールEX212、デナコールEX221、デ
ナコールEX512、デナコールEX521(以上ナガ
セ化成工業(株)製)等が挙げられ、又、ヒドロキシル
基及とグリシジル基を有する化合物としてはグリシドー
ル、エピコート1001、エピコート1002、エピコ
ート1004、エピコート1007、エピコート100
9(以上シェル化学(株)製)、デナコールEX32
1、デナコールEX421、デナコールEX611、デ
ナコールEX612、デナコールEX614、デナコー
ルEX614B(以上ナガセ化成工業(株)製)等が挙
げらる。
たウレタンプレポリマーのカルボキシル基含有量が固形
分酸価として20〜100(mgKOH/g)以上であ
り、グリシジル基含有量としては、当量比でグリシジル
基/カルボキシル基=0.1/1〜0.7/1であり、
グリシジル基とカルボキシル基が反応後、固形分酸価と
して5〜20(mgKOH/g)の範囲になるように調
整する事が望ましい。又、グリシジル基を有する化合物
はプレポリマー製造時に装入しないで、水性化前のプレ
ポリマーに溶解後、水性化してもよい。
ン樹脂(A)の製造は、上記ウレタンプレポリマーを下
記溶媒及び/又は水に溶解又は懸濁混合し塩基性化合物
(カルボキシル基と反応し親水性を増大させる)及び下
記伸長剤を滴下するか、又は溶媒及び/又は水に塩基性
化合物及び伸長剤を溶解し、ウレタンプレポリマーの溶
液を滴下する等の方法により、ウレタンプレポリマーに
親水性を持たせると同時に伸長剤と反応を行い、次いで
必要であれば脱水、脱溶剤を行い、更に70〜90℃で
約6時間反応させ、反応率が使用したグリシジル基を有
する化合物のグリシジル基に対し好ましくは30〜10
0%になるまでカルボキシル基とグリシジル基の反応を
させる事により行われる。貯蔵中のゲル化の危険を避け
るためには反応率は30〜100%が好ましく、更に好
ましくは60〜100%である。
ば、水、又はポリアミン類が適当であり、ポリアミン類
としては、例えばエチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、プロピレンジアミン、
ブチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、シクロヘ
キシレンジアミン、ピペラジン、2−メチルピペラジ
ン、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシレン
ジアミン、α,α’−メチレンビス(2−クロルアニリ
ン)、3,3’−ジクロル−α,α’−ビフェニルアミ
ン、m−キシレンジアミン、イソフォロンジアミン、N
−メチル−3,3’−ジアミノプロピルアミン及びジエ
チレントリアミンとアクリレートとのアダクト又はその
加水分解生成物等が挙げられるが、特にジアミン類が適
当である。
する場合は当量比で、イソシアネート基/ポリアミン類
=1.0/0.3〜1.0/1.5が好ましく、更に好
ましくは1.0/0.4〜1.0/1.0である。また
伸長剤として水を使用する場合は当量比で、イソシアネ
ート基/水=1以下で使用する。またカルボキシル基と
反応して親水性を付与するための塩基性化合物としては
有機アミン、又は水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
の塩基性無機化合物等公知のものなら何れも使用できる
が、特に好ましい例としてジメチルエタノールアミン、
ジエチルエタノールアミン、トリエチルアミン等が挙げ
られる。使用する塩基性化合物は当量比で、カルボキシ
ル基/塩基性化合物=1.0/0.5〜1.0/1.5
が好ましく、更に好ましくは1.0/0.7〜1.0/
1.0である。
例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、酢酸イソブチル、酢酸ブチル、酢酸エチル、アセト
ン、ジメチルホルムアマイド、N−メチル−2−ピロリ
ドン、ジエチレングリコールジメチルエーテル等が適当
である。
ン樹脂(A)は、必要により有機溶剤、顔料、染料、乳
化剤、界面活性剤、増粘剤、熱安定剤、レベリング剤、
消泡剤、充填剤、沈降防止剤、UV吸収剤、酸化防止
剤、減粘剤、その他の慣用成分を含んでいてもよい。
又、本発明で得られた内部架橋型水性ウレタン樹脂
(A)はアクリルエマルション又はその他の水系樹脂と
ブレンドしたものを用いることもできる。又、本発明で
得られた内部架橋型水性ウレタン樹脂(A)は樹脂
(A)中においてアクリル酸、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、アクリ
ロニトリル、酢酸ビニル等の少なくとも一種以上のモノ
マーを重合させたハイブリッドとしても利用出来る。
ポリマー(B)は、例えば次のように製造される。ジイ
ソシアネートと、水またはトリメチロールプロパンと反
応した下記のプレポリマー(C)と下記のグリコールを
溶剤存在下または不存在下で50〜110℃で反応させ
る。溶剤不存在下の場合は反応終了後溶剤を装入し、水
分散性を有したプレポリマー(B)を調整する。
はオレスターNP1100、オレスターNP1000、
オレスターNP2000(三井東圧化学(株)製)、ス
ミジュールN100、スミジュールN75、スミジュー
ルHT(住友バイエル(株)製)、デュラネート24A
−100、デュラネート24A−90、デュラネート2
4A−70(旭化成(株)製)、コロネートN、コロネ
ートHL(日本ポリウレタン工業(株)製)が市販品と
して入手出来る。
エチレングリコールの分子量100〜4000のものが
使用出来、プレポリマー(C)とポリエチレングリコー
ルが固形分比(重量)で95/5〜70/30が好まし
い。
酢酸エチル、トルエン、キシレン、ミネラルスピリッ
ト、メチルイソブルケトン、酢酸ブチル、酢酸イソブチ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル等が挙げ
られる。親水性有機溶剤としては、ジメチルホルムアマ
イド、アセトン、N−メチル−2−ピロリドン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル等が挙げられる。
ポリマー(B)として、市販品のコロネート3053,
コロネート3062(日本ポリウレタン工業(株)製)
が容易に入手出来る。
分散性を有したプレポリマー(B)を混合する場合、界
面活性剤を用いることが好ましく、特に非水性有機溶剤
を使用した場合にはその使用が好ましい。界面活性剤と
してはノニオン系で且つHLB=7.8〜18.9が好
ましく、更に好ましくは10〜18である。界面活性剤
使用量としては粒子内架橋水性ウレタン樹脂ワニスに対
し0.1〜5.0%が好ましい。市販品として、例えば
エマルゲン903、906、911、930、931、
985(花王(株)製)が入手出来る。
成例、比較例、実施例を挙げて説明するが、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
mlの四ツ口フラスコに分子量1000のポリテトラメ
チレンエーテルグリコールを86.8g、ネオペンチル
グリコールを56.4g、2,2−ジメチロールプロピ
オン酸を17.9g、トリメチロールプロパンを1.4
g、エピコート1001を16.8g、N−メチル−2
−ピロリドンを34.4g装入し、窒素を導入しながら
90℃まで昇温し内容物を溶解した。次ぎに40℃まで
冷却しアセトン172.3gを入れ、内温30℃になっ
たところでトリレンジイソシアネート137.4gを1
時間かけて滴下した。内温を徐々に昇温し最終的に60
℃で8時間反応を行った。得られたプレポリマーのイソ
シアネート基含有量は0.90%/ワニス、固形分酸価
は24.9mgKOH/gであった。ジメチルエタノー
ルアミンを10.7g含有する脱イオン水493.2g
を40℃に保ち、上記プレポリマー523.4gを滴下
する事により水性ワニスを得た。この水性ワニスを更に
40℃で減圧脱アセトンを行い、さらに70℃でカルボ
ン酸とグリシジル基の反応を行い、最終的に反応率10
0%、固形分含有率38.0%、固形分酸価18.0m
gKOH/gの内部架橋型水性ウレタン樹脂(A)を得
た。
mlの四ツ口フラスコに分子量1000のポリテトラメ
チレンエーテルグリコールを86.8g、ネオペンチル
グリコールを56.4g、2,2−ジメチロールプロピ
オン酸を17.9g、トリメチロールプロパンを1.4
g、エピコート1001を36.1g、N−メチル−2
−ピロリドンを34.4g装入し、窒素を導入しながら
90℃まで昇温し内容物を溶解した。次ぎに40℃まで
冷却しアセトン172.3gを入れ、内温30℃になっ
たところでトリレンジイソシアネート137.4gを1
時間かけて滴下した。内温を徐々に昇温し最終的に60
℃で8時間反応を行った。得られたプレポリマーのイソ
シアネート基含有量は0.89%/ワニス、固形分酸価
は25.0mgKOH/gであった。ジメチルエタノー
ルアミンを10.7g含有する脱イオン水493.2g
を40℃に保ち、上記プレポリマー542.7gを滴下
する事により水性ワニスを得た。この水性ワニスを更に
40℃で減圧脱アセトンを行い、さらに70℃でカルボ
ン酸とグリシジル基の反応を行い、最終的に反応率9
5.0%、固形分含有率38.0%、固形分酸価9.5
mgKOH/gの内部架橋型水性ウレタン樹脂(A)を
得た。
mlの四ツ口フラスコにQ4646B(三井東圧化学
(株)製のポリエステルポリオール、分子量500)を
154.4g、トリメチロールプロパンを1.6g、
2,2−ジメチロールプロピオン酸を17.9g、N−
メチル−2−ピロリドンを34.3g、酢酸エチルを7
1.7g、イソホロンジイソシアネート126.1gを
装入し、80°Cにて8時間反応を行った後、酢酸エチ
ルを100g入れて希釈した。得られたプレポリマーの
イソシアネート基は1.8%/ワニスであった。上記プ
レポリマー506.6gにエピコート1001(シェル
化学(株)製)を52.9g装入混合したものにトリエ
チルアミン13.3gで中和後、脱イオン水に入れて水
性ワニスを得た。この水性ワニスを50°Cにて減圧脱
酢酸エチルを行った後、内温を70〜80°Cに保ち6
時間反応を行った。最終的に不揮発分40.0%、PH
8.6、粘度380CP/25°Cの内部架橋型水性ウ
レタン樹脂(A)を得た。
mlの四ツ口フラスコに分子量1000のポリプロピレ
ングリコールを84.0g、ネオペンチルグリコールを
54.6g、2,2−ジメチロールプロピオン酸を2
1.5g、トリメチロールプロパンを1.4g、N−メ
チル−2−ピロリドンを34.4g装入し、窒素を導入
しながら90℃まで昇温し内容物を溶解した。次ぎに4
0℃まで冷却しアセトン171.8gを入れ、内温30
℃になったところでトリレンジイソシアネート138.
6gを1時間かけて滴下した。内温を徐々に昇温し最終
的に60℃で8時間反応を行った。得られたプレポリマ
ーのイソシアネート基含有量は0.91%/ワニス、固
形分酸価は30.0mgKOH/gであった。ジメチル
エタノールアミンを12.9g含有する脱イオン水49
3.9gを40℃に保ち、上記プレポリマー518.4
gを滴下する事により水性ワニスを得た。この水性ワニ
スを更に40℃で減圧脱アセトンを行い、最終的に、固
形分含有率38.0%、固形分酸価30.0mgKOH
/gの非内部架橋型水性ウレタン樹脂を得た。
成 合成例5 温度計、撹拌機、窒素導入管、冷却管を備えた2000
mlの四ツ口フラスコにポリエチレングリコール(分子
量1000)を200g装入し内温を80℃まで昇温
後、30mmHgで1時間脱水を行った。次いでオレス
ターNP1100を800g装入後90℃で8時間反応
を行った。NCO%が16.5となり反応終了したため
ジエチレングリコールジメチルエーテルを818.2g
加えた。出来上がった水分散性を有したプレポリマーは
不揮発分55.0%、NCO%9.0であった。
mlの四ツ口フラスコにポリエチレングリコール(分子
量1000)を242.3gとトルエン900.0gを
装入し、リフラックス状態で還流脱水を行った。次に5
0°Cまで冷却し、NP1100(三井東圧化学(株)
製、無黄変タイプのプレポリマー)を857.7g加
え、80℃で2時間反応を行い、ウレタン化触媒のジブ
チルチンジラウレートを0.2g加えて、更に3時間反
応を行い、イソシアネート基含有量8.7%/ワニス、
不揮発分53.7%、粘度A1の水分散性を有したプレ
ポリマーを得た。
結果をそれぞれを以下の第1表(表1〜5)及び第2表
(表6〜7)に示す。配合はワニス/ワニスの重量比を
表す。なお、合成例6のプレポリマーを配合の場合は、
エマルゲン931を内部架橋型水性ウレタン樹脂、非内
部架橋型水性ウレタン樹脂に対し1.0%添加後、合成
例6のプレポリマーを加えた。
し20℃で24時間乾燥後試験に供した。 BHM:安全靴で塗膜面を蹴り、表面汚れを拭き取り傷
付状態を観察。 ○−−−塗膜面に安全靴の黒色が付着しないか付着して
も拭き取れる。 △−−−塗膜面に安全靴の黒色が付着し且つ拭き取れな
い。 ×−−−塗膜面が削り取られ安全靴の黒色が付着し且つ
拭き取れない。 耐水性:塗膜面に水をスポットでたらし、時計皿で蓋を
し24時間後に水を拭き取り表面状態を観察。 ○−−−白化せず。 ×−−−白化。 耐溶剤性:ガーゼに溶剤を含ませて塗膜面を50往復ラ
ビングし表面状態を観察。 ○−−−異常無し △−−−光沢引け ×−−−50往復以下で塗膜溶解
組成物は特にBHMに優れることが表1より明かであ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 粒子内架橋型水性ウレタン樹脂(A)及
び水分散性を有したプレポリマー(B)を、固形分比
(重量)としてA/B=99/1〜50/50で含有す
る事を特徴とする床用水性ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項2】 粒子内架橋型水性ウレタン樹脂(A)
が、まずイソシアネート化合物と、ポリヒドロキシ化合
物類、グリシジル基を有する化合物及びポリヒドロキシ
カルボン酸とを反応させて、イソシアネート基含有量
(固形分換算)が0.3〜10.0%の、末端イソシア
ネート基を有するカルボキシル基含有のウレタンプレポ
リマーを得、次いで、塩基性化合物及び伸長剤を混合し
た脱イオン水に該ウレタンプレポリマーを装入すること
により、カルボキシル基及びグリシジル基含有のウレタ
ンプレポリマーに親水性をもたせると同時に伸長剤と反
応を行うことにより水性ワニスを得、次ぎに、該水性ワ
ニスのカルボキシル基とグリシジル基を反応させて得ら
れる水性ウレタン樹脂である事を特徴とする請求項1記
載の床用水性ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項3】 グリシジル基を有する化合物が、1分子
中に1個以上のグリシジル基を有する化合物又は1個以
上のヒドロキシル基とグリシジル基を有する化合物であ
り、分子量が70〜4000である請求項2記載の床用
水性ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項4】 ウレタンプレポリマーが、カルボキシル
基とグリシジル基を反応させる前のカルボキシル基の量
が固形分酸価として20〜100(mgKOH/g)で
ある請求項2記載の床用水性ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項5】 塩基性化合物がジメチルエタノールアミ
ン、ジエチルエタノールアミン、トリエチルアミンの1
種以上である請求項2記載の床用水性ウレタン樹脂組成
物。 - 【請求項6】 伸長剤が水、またはポリアミン類である
請求項2記載の床用水性ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項7】 水性ワニスのカルボキシル基とグリシジ
ル基の反応の反応率が、使用したグリシジル基を有する
化合物のグリシジル基に対し30〜100%の範囲であ
る請求項2記載の床用水性ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項8】 水分散性を有したプレポリマー(B)
が、ジイソシアネートと水又はトリメチロールプロパン
との反応により得られ、且つ1分子中に2個以上のイソ
シアネート基を有するプレポリマー(C)に、更にポリ
エチレングリコールを付加させる事によって得られるプ
レポリマーである請求項1記載の床用水性ウレタン樹脂
組成物。 - 【請求項9】 プレポリマー(C)とポリエチレングリ
コールを付加させる時/または付加させた後に、非水性
有機溶剤あるいは親水性有機溶剤を用いる事を特徴とす
る請求項8記載の床用水性ウレタン樹脂組成物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26447293A JP3454548B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 床用水性ウレタン樹脂組成物 |
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---|---|---|---|
JP26447293A JP3454548B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 床用水性ウレタン樹脂組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07118606A true JPH07118606A (ja) | 1995-05-09 |
JP3454548B2 JP3454548B2 (ja) | 2003-10-06 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26447293A Expired - Fee Related JP3454548B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | 床用水性ウレタン樹脂組成物 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3454548B2 (ja) |
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WO2020230481A1 (ja) * | 2019-05-16 | 2020-11-19 | Dic株式会社 | 水性エポキシ樹脂組成物、繊維集束剤、繊維材料、成形材料、及びコーティング剤 |
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1993
- 1993-10-22 JP JP26447293A patent/JP3454548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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