JPH07117987A - トラッククレーンの傾斜検出装置及び転倒防止装置 - Google Patents

トラッククレーンの傾斜検出装置及び転倒防止装置

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JPH07117987A
JPH07117987A JP26381093A JP26381093A JPH07117987A JP H07117987 A JPH07117987 A JP H07117987A JP 26381093 A JP26381093 A JP 26381093A JP 26381093 A JP26381093 A JP 26381093A JP H07117987 A JPH07117987 A JP H07117987A
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crane
truck crane
outrigger
truck
vehicle body
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JP26381093A
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Yasushi Takei
裕史 武居
Yukiyoshi Kawamura
幸義 川村
Shigeharu Nishioka
重治 西岡
Tadahiro Tada
忠弘 多田
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラックの積荷の状況に左右されず、トラッ
ククレーンへの取り付けが容易であり、確実且つ的確な
傾斜の検出が実現できるとともに、クレーンの稼働を制
止・減速させて転倒を未然に防止できるトラッククレー
ンの傾斜検出装置及び転倒防止装置を提供すること。 【構成】 走行車輪2a及び荷台4を備えた車体2と、
車体2に搭載したクレーン5と、車体2に幅方向左右そ
れぞれに固定したアウトリガー6とからなるトラックク
レーン1において、アウトリガー6に、トラッククレー
ン1の傾斜時に発生するアウトリガー6の基部と張出部
との嵌合部の隙間の変化を検出する隙間検出センサ11
を設けるとともに、隙間検出センサ11の隙間の検出に
伴って点灯する回転灯12を設け、さらに制御盤8に装
備した制御回路によって作動するレバーロック機構及び
減速機構を設けた構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体にクレーン及び荷
台を備えたトラッククレーンの傾斜検出装置及び転倒防
止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック等の荷台を備えた車両に
クレーンを搭載してなるトラッククレーンにおいて、ク
レーン稼働時のトラックの傾斜を検出し、このトラック
の転倒を未然に防止する装置としては、例えば前記クレ
ーンのブームの長さ,ブームの起伏角度,ブームの旋回
位置及びアウトリガーの張り出し長さ等を検出する検出
器をそれぞれに設け、これら検出器で検出された情報を
もとに、転倒モーメント及び安定モーメントを計算して
双方を比較し、転倒モーメントの方が大きくなったとき
にクレーン作業を停止するように構成したものがある。
【0003】さらに、上記の例とは別に、例えば特開昭
57─151590号公報では、前記トラックの傾斜に
伴う荷重の変化を、アウトリガーの反力やアウトリガー
を作動させる油圧装置の油圧の変化として検出するもの
や、アウトリガーの位置の変化をクレーンの動力となる
油圧機構の回路に連動させるものが開示されており、ま
た実開平4─55430号公報では、リミットスイッチ
等を設けてトラックの傾斜を電気的に検出し、転倒防止
を図るものが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の各装置には、以下に述べる不都合があった。す
なわち、転倒モーメントと安定モーメントとの比較によ
るものは、トラックの荷台に載置した積荷の重さあるい
は積荷の荷台上における位置その他の状況によっては、
安定モーメントの値に変動が起こる。つまり、例えば重
い作業機械等が荷台の隅に置かれていた場合には、この
作業機械が置かれている側のモーメントが大きくなり、
計算値の比較に関して確実性に欠ける。
【0005】また、アウトリガーの反力や油圧装置の油
圧の変化を検出するものは、この検出値と安全値とを比
較するための特別な装置が必要であり、このような装置
は一般に高価で汎用性がない。さらに、クレーンの油圧
機構の回路に連動させるものは、既製のクレーンへの新
たな油圧装置の装備及び圧油用の配管作業が煩雑であ
り、リミットスイッチ等により検出するものは、リミッ
トスイッチのトラッククレーンへの配設が困難である
上、このリミットスイッチの安全値の設定が非常に複雑
である。
【0006】しかも、上記従来の転倒防止装置にあって
は、検出器及びリミットスイッチその他の検出装置が接
触式であるため、アウトリガーの張り出しによる摩擦や
打撃といった損傷を受けやすく、これによって、検出装
置自身の損傷や、設定位置のずれが起こる上、耐久性に
も乏しい。本発明は、上記の不都合を解決し得るもので
あって、その目的は、荷台に載置した積荷の状況に左右
されず、トラッククレーンへの取り付けが容易であり、
確実且つ的確な傾斜の検出が実現できるとともに、クレ
ーンの稼働を制止し,減速させて転倒を未然に防止する
ことができるトラッククレーンの傾斜検出装置及び転倒
防止装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のトラッククレー
ンの傾斜検出装置及び転倒防止装置のうち、請求項1に
記載のものは、走行車輪及び荷台を有する車体と、この
車体に搭載したクレーンと、前記車体の左右両側方向に
張り出して前記クレーン稼働時に前記車体を支えるアウ
トリガーとを備えたトラッククレーンにおいて、前記ア
ウトリガーは、前記車体に固定した基部と、この基部に
張り出し自在に嵌合した張出部とからなり、このアウト
リガーに、前記トラッククレーンの傾斜に伴って発生す
る前記基部と前記張出部との嵌合部の隙間の変化から前
記傾斜を検出する検出手段を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載のものは、請求項1に記載
のものにおいて、前記検出手段は、非接触式であること
を特徴とする。請求項3に記載のものは、請求項1又は
請求項2に記載のものにおいて、前記検出手段が前記隙
間を検出した際に、警報を発する警報手段と、この警報
手段を作動させる警報作動手段とを設けたことを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載のものは、走行車輪及び荷
台を有する車体と、この車体に搭載したクレーンと、前
記車体の左右両側方向に張り出して前記クレーン稼働時
に前記車体を支えるアウトリガーとを備えたトラックク
レーンにおいて、前記アウトリガーは、前記車体に固定
した基部と、この基部に張り出し自在に嵌合した張出部
とからなり、このアウトリガーに、前記トラッククレー
ンの傾斜に伴って発生する前記基部と前記張出部との嵌
合部の隙間の変化から前記傾斜を検出する検出手段を設
け、さらに、前記トラッククレーンが傾斜した際に、こ
のトラッククレーンの傾斜した側への前記クレーンの稼
働を制止する制止手段と、この制止手段を作動させる制
止作動手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載のものは、請求項4に記載
のものにおいて、前記検出手段は、非接触式であること
を特徴とする。請求項6に記載のものは、請求項4又は
請求項5に記載のものにおいて、前記検出手段が前記隙
間を検出した際に、警報を発する警報手段と、この警報
手段を作動させる警報作動手段とを設けたことを特徴と
する。
【0011】請求項7に記載のものは、請求項4ないし
請求項6のいずれかに記載のものにおいて、前記トラッ
ククレーンが傾斜した際に、前記クレーンの稼働を減速
させる減速手段と、この減速手段を作動させる減速作動
手段とを設けたことを特徴とする。また、請求項8に記
載のものは、請求項4ないし請求項7のいずれかに記載
のものにおいて、前記制止手段又は前記減速手段が作動
し、前記クレーンの稼働が制止又は減速され、前記トラ
ッククレーンの転倒が防止された後、前記制止手段又は
減速手段を作動前の作動待機状態に自動復帰させる自動
復帰手段を設けたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明のトラッククレーンの傾斜検出装置及び
転倒防止装置のうち、請求項1に記載のものによれば、
走行車輪を有する車体に固定した基部と、この基部に張
り出し自在に嵌合した張出部とからなるアウトリガー
が、前記車体に搭載したクレーンの稼働時には両側方向
に張り出してこの車体を支える。ここで、トラッククレ
ーンが、クレーンで吊り上げた荷の重さの偏り等によっ
て例えば左側に傾斜した際には、アウトリガーの左側の
張出部に荷重が集中するとともに、アウトリガーの右側
の張出部が浮き上がり、この右側の張出部と右側の基部
との嵌合部に隙間が生じる。この際、前記隙間は、アウ
トリガーに設けた検出手段によって検出され、この隙間
の検出によってトラッククレーンの傾斜を検出すること
が可能となる。検出手段は、例えば基部に張出部が内嵌
していれば、基部の嵌合部側端部に設け、逆に基部に張
出部が外嵌していれば、張出部の嵌合部側端部に設ける
とよい。
【0013】請求項2に記載のものによれば、前記検出
手段が非接触式であるので、例えば光線や音波等によっ
てアウトリガーの基部と張出部との嵌合部の隙間を検出
でき、これによって、アウトリガーと検出手段との摩擦
や打撃等による損傷及び設定位置のずれをきたすことが
なく、さらに検出手段の耐久性が向上する。請求項3に
記載のものによれば、前記検出手段が、アウトリガーの
基部と張出部との嵌合部の隙間を検出した際には、警報
作動手段によって警報手段が警報を発し、この警報によ
って作業者等にトラッククレーンが傾斜していることを
認知させ得る。この警報手段としては、例えば回転灯等
を点灯させるようにしてもよいし、これとともに、又は
これに代えてブザー等を鳴らすようにしてもよい。
【0014】請求項4に記載のものによれば、請求項1
に記載のトラッククレーンの傾斜検出装置に加えて、ト
ラッククレーンが傾斜した際に、このトラッククレーン
の傾斜した側への前記クレーンの稼働を制止する制止手
段と、この制止手段を作動させる制止作動手段を備えた
構成である。すなわち、例えばトラッククレーンが左側
に傾斜して、この後転倒しつつあるとき、アウトリガー
の左側の張出部に荷重が集中するとともに、アウトリガ
ーの右側の張出部が浮き上がり、この右側の張出部と右
側の基部との嵌合部に隙間が生じ、この隙間は、検出手
段によって検出される。この検出手段の作動に伴い、制
止作動手段が制止手段を作動させ、制止手段は、クレー
ンの前記トラッククレーンの左側への稼働を完全に制止
し、したがってクレーンは、車体の右側への稼働のみが
可能となり、トラッククレーンの転倒が未然に防止され
る。
【0015】請求項5に記載のものによれば、請求項4
に記載のトラッククレーンの転倒防止装置に加えて、前
記検出手段が非接触式であるため、請求項2に記載のも
のと同様に、アウトリガーと検出手段との摩擦や打撃等
による損傷や位置のずれをきたすことがなく、さらに検
出手段の耐久性が向上する。請求項6に記載のものによ
れば、請求項4又は請求項5に記載のトラッククレーン
の転倒防止装置に加えて、前記検出手段が前記隙間を検
出した際に、警報を発する警報手段と、この警報手段を
作動させる警報作動手段とを備えた構成であり、請求項
3に記載のものと同様に、アウトリガーの基部と張出部
との嵌合部の隙間を検出した際には、警報作動手段によ
って警報手段が警報を発し、この警報によって作業者等
にトラッククレーンの傾斜を認知させ得る。
【0016】請求項7に記載のものによれば、トラック
クレーンが傾斜した際に、クレーンの稼働を減速させる
減速手段と、この減速手段を作動させる減速作動手段と
を備えたことで、クレーンが例えば荷を吊り上げている
ときに、制止手段によってトラッククレーンの左側への
稼働が制止されると、このクレーンはトラッククレーン
の右側へと稼働することになる。この稼働の際、前記減
速手段は、クレーンの稼働(例えば旋回ポストの旋回,
ブームの起伏及び伸縮その他)を減速させ、したがって
このクレーンが吊り上げている荷の振れ等が防止され、
トラッククレーンの転倒が一層確実に防止される。
【0017】請求項8に記載のものは、前記制止手段又
は減速手段が作動し、傾斜していたトラッククレーンは
安全状態(水平状態)に復帰し、トラッククレーンが転
倒する危険性がなくなると、この制止手段又は減速手段
を作動前の作動待機状態に復帰させる自動復帰手段を備
えている。これによって、一旦上記各手段が作動してト
ラッククレーンの転倒を防止した後は、自動復帰手段に
よってこれら各手段が作動待機状態に自動復帰するの
で、例えば人手等によって上記各手段を復帰させるとい
った手間がなく、作業性を向上させることが可能とな
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図6は、本発明に係るトラック
クレーンの一実施例を示すものであって、これらの図に
おいて、図1(a),(b)は、トラッククレーン1の
側面及び上面を示している。
【0019】トラッククレーン1の構成は、以下の通り
である。すなわち、走行車輪2aを有する車体2には、
上前方に運転席3,上後方に荷台4が装備されており、
これら運転席3と荷台4との間には、クレーン5が搭載
されるとともに、車体2の左右両側方向に張り出してク
レーン5の稼働時に車体2を支えるアウトリガー6が設
けられている。また、このトラッククレーン1には、ア
ウトリガー6に取り付けた隙間検出センサ(検出手段)
11と、この隙間検出センサ11の作動によって点灯す
る警報手段としての回転灯12とからなる傾斜検出装置
13が設けられる一方、前記クレーン5操作用の操作レ
バー7の動きを制止する図1では図示しないレバーロッ
ク機構(制止手段)と、クレーン5の稼働を減速させる
図1では図示しない減速機構(減速手段)とからなる転
倒防止装置とが設けられており、さらにこれら傾斜検出
装置13,転倒防止装置を自動制御する制御盤8が設け
られている。
【0020】クレーン5は、旋回自在な旋回ポスト21
と、この旋回ポスト21の上端部に起伏自在に枢支した
伸縮自在なブーム22と、図示しないウインチに巻回し
たワイヤによりブーム22の先端に吊り下げ配置されて
前記ウインチの巻き上げ及び繰り出し作動により昇降自
在なフック23とから構成され、前記操作レバー7によ
ってこれら各構成部位を操作するようになっている。操
作レバー7は、旋回ポスト21の旋回,ブーム22の起
伏及び伸縮,ウインチの巻き上げといった作動の種類に
したがい、この例では車体2の左右両側に四本ずつ設け
られている。なお、図1には図示しないが、クレーン5
は、トラッククレーン1を走行させるためのエンジンを
動力源とする油圧機構を備えた公知のフロントアタッチ
メントによって稼働する。
【0021】アウトリガー6は、図2にその詳細を示す
ように、車体2の幅方向左右(図では一方のみを示す)
にそれぞれ固定した矩形箱状をなす基部25と、この基
部25内に挿入され且つ前記車体2の両側方向に張り出
し自在な張出部26とからなり、張出部26の先端には
伸縮自在なジャッキ27が垂設されている。張出部26
の張り出しとジャッキ27の伸縮は、トラッククレーン
1に設けた図示しない公知の油圧装置によってなされる
が、張出部26の張り出しは、手動によるものでもよ
い。この油圧装置によって、張出部26を張り出した
後、ジャッキ27を伸ばしてその下端部を地盤に接地さ
せることで、トラッククレーン1を安定に支えることが
できる。さらに上記アウトリガー6には、図2に符号1
1で示す隙間検出センサが取り付けられている。この隙
間検出センサ11は、基部25の上面側であって且つ張
出部26側の端部に取り付けられており、基部25と張
出部26との間に隙間が発生した際、あるいは隙間が所
定値以上になった際には、この隙間を例えば光線の照射
あるいは音波等の公知の非接触型センサによって検出す
るものである。
【0022】また、図4には、レバーロック機構31と
減速機構32とを備えた転倒防止装置33の概念的構成
図を示している。レバーロック機構31は、クレーン5
を操作する左右それぞれの操作レバー7を連結する四本
の連結棒34と、この連結棒34のそれぞれに対応した
四つの突起部35aを有するロック爪35と、このロッ
ク爪35を進退させるパワーシリンダ36と、前記連結
棒34に固設され、ロック爪35の進出時にこれと係合
する爪当たり板37とから構成されており、前記パワー
シリンダ36は、この例では直流電動モータを駆動源と
する公知のものを用いているが、この他に例えば油圧モ
ータを駆動源とするものを用いてもよい。このレバーロ
ック機構31は、トラッククレーン1が傾斜した際に、
後述する制御回路によってパワーシリンダ36が作動
し、ロック爪35を進出させる。そして、ロック爪35
の突起部35aと、連結棒34に固設した爪当たり板3
7とが係合し、前記傾斜した側の操作レバー7の動きを
不能にするとともに、傾斜したトラッククレーン1が安
全状態に戻った後に、前記制御回路によって再びパワー
シリンダ36が作動し、ロック爪35を退かせて前記係
合を解除するものである。なお、図4には図示しない
が、パワーシリンダ36近傍には後述する連動リミット
スイッチが設けられており、パワーシリンダ36の進退
の状況に連動して作動する。
【0023】さらに、減速機構32は、クレーン5の加
速・減速を操作するアクセルレバー38と、このアクセ
ルレバー38を前記パワーシリンダ36に接続する連動
ワイヤ39とから構成されており、前記パワーシリンダ
36が作動してロック爪35が進出すると、連動ワイヤ
39の引張によってアクセルレバー38が減速側に動
き、クレーン5の稼働を減速させるものである。なお、
転倒防止装置33は、図4では概念的に示したものであ
り、実際にはクレーン5との間に油圧機構が介在し、こ
の油圧機構がトラッククレーン1を走行させるためのエ
ンジンの動力源から動力を伝達し、これによってクレー
ン5が作動する。
【0024】上記傾斜検出装置13及び転倒防止装置3
3は、図5にその詳細を示すような制御盤8の内部に組
み込んだ制御回路9(図6参照)によって自動的に作動
するようになっている。制御盤8表面は、電源をON/
OFFさせる電源スイッチ41,クレーン5の駆動源を
始動・停止させる駆動スイッチ42が設けられる一方、
電源スイッチ41がON状態のときに点灯する電源ラン
プ43と、トラッククレーン1が安全状態に保たれてい
るとき、つまり隙間検出センサ11がアウトリガー6の
隙間の変化を検出していないときに点灯する正常表示ラ
ンプ44と、レバーロック機構31が待機状態において
作動可能な状態であれば点灯するロック表示ランプ45
とが設けられ、また隙間検出センサ11がアウトリガー
6の隙間の変化を検出した際に警報を発する警報ブザー
46も設けられている。また、制御盤8の内側には、前
記レバーロック機構31の作動を自動/手動に切り換え
る切換スイッチ47と、前記レバーロック機構31の作
動/解除を切り換えるロック切換スイッチ48が設けら
れている。これら切換スイッチ47,48は、トラック
クレーン1の通常の使用時には切換スイッチ47は自
動,ロック切換スイッチ48は作動にしておき、故障等
によって誤ってレバーロック機構31が操作レバー7を
ロックした際には、切換スイッチ47を手動にしてロッ
ク切換スイッチ48を解除にし、操作レバー7のロック
解除を確認した上で再び各スイッチ47,48を自動,
作動に戻すようにする。
【0025】また、図6に示す制御回路9は、この例で
は直流並列型に組まれたものであって、電源Eには電圧
24Vの直流型を用いている。この図において、スイッ
チSS1,SS2,SS3は、それぞれ前記電源スイッ
チ41,切換スイッチ47,ロック切換スイッチ48で
あり、またパイロットランプWは電源ランプ43,Gは
正常表示ランプ44,Oはロック表示ランプ45であ
る。この制御回路9は、大別すると隙間検出センサ11
に係る制御を行うA部(警報作動手段を含む)と、レバ
ーロック機構31に係る制御を行うB部(制止作動手
段)及びC部(自動復帰手段)と、パワーシリンダ36
に係る制御を行うD部とから構成される。
【0026】前記A部において、隙間検出センサ11
は、左右両側のアウトリガー6に対応して二つ設けられ
ており、これら隙間検出センサ11が隙間を検出してい
ない場合は、それぞれスイッチ操作部KS1,KS2が
導通するようになっている。ここで、タイマTR0は、
電源スイッチ41がONにされてから一定時間経過した
後、スイッチTR0をONにし、このスイッチTR0が
ONのとき、自動運転確認部AXへと電源が供給され
る。また、前記スイッチ操作部KS1,KS2へ電源が
供給された場合にONとなるのがスイッチKS1a,K
S2aであり、スイッチ操作部KS1,KS2へ電源が
供給さていない場合にONとなるのがスイッチKS1
b,KS2bである。したがって、スイッチ操作部KS
1,KS2へ電源が供給されると正常表示ランプ44
(パイロットランプG)が点灯し、タイマTR1が作動
する一方、スイッチ操作部KS1,KS2へ電源が供給
されずに一定時間経過すると、タイマTR1がスイッチ
TR1aをONにし、よって異常検出部ES,タイマT
R2,回転灯12(パトライトR)に電源が供給され、
さらに一定時間経過するとタイマTR2がスイッチTR
2をONにし、警報ブザー46(BZ)が鳴る構成であ
る。
【0027】B部及びC部において、連動リミットスイ
ッチLS1〜LS3は、前記パワーシリンダ36の進退
に連動し、パワーシリンダ36が始動前の状態ではスイ
ッチLS1はON、スイッチLS2,LS3はOFFに
なっている。また、スイッチESは、前記異常検出部E
Sに電源が供給されるとONになるものであり、スイッ
チAXa,AXbは、前記自動運転確認部AXに電源が
供給されるとスイッチAXaが、供給されないとスイッ
チAXbがONとなる。したがって、異常検出部ESと
自動運転確認部AXとに電源が供給されるか、あるいは
切換スイッチ47(スイッチSS2)が手動で且つロッ
ク切換スイッチ48(スイッチSS3)が作動のとき
に、ロック作動部Fに電源が供給される。一方、スイッ
チLS2,LS3は、通常の状態ではOFFとなってい
るが、パワーシリンダ36が完全に進出するとONにな
るものであり、スイッチLS2がONになると、ロック
確認部EGとロック表示ランプ45(パイロットランプ
O)とに電源が供給される。また、ロック作動部Fに電
源が供給された後、前記タイマTR1に再び電源が供給
され、自動運転確認部AXにも電源が供給されている
と、ロック解除部Rに電源が供給され、さらに切換スイ
ッチ47が手動で且つロック切換スイッチ48が解除の
ときにもロック解除部Rに電源が供給される構成であ
る。
【0028】さらにD部は、前記ロック作動部Fに電源
が供給されたとき、前記パワーシリンダ36の駆動源で
ある電動モータDCMを正回転させるとともに、ロック
解除部Rに電源が供給されたとき、電動モータDCMを
逆回転させるものであり、ロック作動部Fとロック解除
部Rとの両方に同時に電源が供給される故障時には、ル
ープして電動モータDCMの負荷を防止する構成であ
る。
【0029】次に、上記の構成からなるトラッククレー
ン1の傾斜検出装置13及び転倒防止装置33の作用を
図6に示した制御回路9を参照しつつ説明する。先ず、
トラッククレーン1を停止させた状態のまま、油圧装置
によって左右両側のアウトリガー6を張り出し、ジャッ
キ27を伸ばして地盤に接地させる。一方、制御盤8に
おいては、電源スイッチ41をONにし、制御回路9に
電源を供給する。この際、切換スイッチ47は自動とな
っているため、タイマTR0には電源が供給され、一定
時間経過した後にはスイッチTR0がONとなり、自動
運転確認部AXにも電源が供給されて、スイッチAXa
がONになる。
【0030】この状態で、トラッククレーン1が水平状
態に保たれ且つジャッキ27に荷重が負荷されている状
態では、アウトリガー6の張出部26の上面が基部25
上端に接しているから、基部25と張出部26との嵌合
部に隙間が発生していない(図2参照)。そこで、制御
回路9のA部においては、隙間検出センサ11に供給さ
れた電源がスイッチ操作部KS1,KS2に供給され
る。このスイッチ操作部KS1,KS2に電源が供給さ
れると、スイッチKS1a,KS2aがONとなり、正
常表示ランプ44が点灯するとともに、タイマTR1が
作動する。この際、スイッチKS1b,KS2bはOF
Fであるから、異常検出部ES,タイマTR2,回転灯
12及び警報ブザー46には電源が供給されず、したが
って制御回路9のB〜D部は作動しない。この場合、作
業者は、操作レバー7を適宜操作してクレーン5を稼働
させ、作業を行うとよい。
【0031】一方、トラッククレーン1が、ジャッキ2
7の接地時に既に傾斜しているときや、クレーン5の稼
働中、すなわちクレーン5によって荷を吊り上げて運搬
している最中に傾斜が生じたときは、傾斜した側のアウ
トリガー6に荷重が集中し、傾斜していない側のアウト
リガー6の基部25と張出部26との嵌合部には隙間ε
が発生する(図3参照)。この隙間εは、隙間検出セン
サ11によって検出され、制御回路9のA部において
は、スイッチ操作部KS1,KS2に電源が供給され
ず、これに伴ってスイッチKS1a,KS2aがOFF
になり、スイッチKS1b,KS2bがONになる。
【0032】スイッチKS1b,KS2bがONになる
と、異常検出部ES,タイマTR2に電源が供給される
とともに、回転灯12が点灯して作業者に異常を認知さ
せる。そして、タイマTR2が作動して一定時間経過し
た後は、スイッチTR2がONとなり、これによって警
報ブザー46が鳴って作業者に異常を促す。ここで、前
記異常検出部ESに電源が供給されると同時に、B部に
おいてはスイッチESがONになり、スイッチAXaは
既にONとなっているから、ロック作動部Fに電源が供
給され、D部においてパワーシリンダ36の電動モータ
DCMを回転させる。
【0033】電動モータDCMが回転し、パワーシリン
ダ36が作動すると、図4に示したロック爪35が進出
する。このロック爪35が進出すると、連動ワイヤ39
が引張されてアクセルレバー38を減速側に動かせ、ク
レーン5の稼働が減速される。そして、ロック爪35が
完全に進出すると、連動リミットスイッチLSでは、ス
イッチLS1がOFFに切り換わり、スイッチLS2,
LS3がONに切り換わる。そして、ロック爪35の突
起部35aと、連結棒34に固設した爪当たり板37と
が係合し、傾斜した危険側の操作レバー7がロックされ
て操作不能となり、したがって傾斜していない安全側の
操作レバー7のみが操作可能となる。このとき作業者
は、傾斜していない安全側の操作レバー7を操作して荷
を吊り上げた状態にあるクレーン5を稼働させ、傾斜し
ていない側へ移動させ、トラッククレーン1を安全状態
に復帰させるとよい。
【0034】このようにして、傾斜したトラッククレー
ン1が水平状態に復帰し、転倒の危険性がなくなると、
アウトリガー6は図2に示した状態に戻る。これと同時
に、隙間検出センサ11は、スイッチ操作部KS1,K
S2に再び電源を供給し、スイッチKS1a,KS2a
がONに切り換わるとともに、スイッチKS1b,KS
2bがOFFに切り換わる。これによって、正常表示ラ
ンプ44が再び点灯してタイマTR0が改めて作動す
る。タイマTR0が作動して一定時間経過した後は、C
部においてスイッチTR1bがONとなり、スイッチL
S3,AXaは既にONとなっているから、ロック解除
部Rに電源が供給され、D部において電動モータDCM
が逆回転してパワーシリンダ36が作動し、したがって
進出していたロック爪35が退くとともに、連動ワイヤ
39の引張が解除される。したがって、ロック爪35の
突起部35aと、爪当たり板37との係合が解除され、
操作レバー7の左右両側が自由に操作できるようになる
ので、作業者はクレーン5を稼働させ、作業を行うとよ
い。
【0035】また、一旦進出していたロック爪35が退
くと、スイッチLS2,LS3がOFFに切り換わると
ともに、スイッチLS1がONに切り換わり、ロック確
認部EGに電源が供給されてレバーロック機構31が再
始動可能にセットされ、ロック表示ランプ45が点灯す
る。この時点で、制御回路9は始動時の状態となり、ク
レーン5作業中に再びトラッククレーン1が傾斜した際
には、これまでと同様の自動制御によって傾斜検出装置
13及び転倒防止装置33が作動し、トラッククレーン
1の転倒を防止する。
【0036】このように、本発明のトラッククレーンの
傾斜検出装置13及び転倒防止装置33によれば、トラ
ッククレーン1の傾斜時に発生するアウトリガー6の基
部25と張出部26との嵌合部の隙間の変化を、非接触
型の隙間検出センサ11によって検出するとともに、回
転灯12及び警報ブザー46で作業者にトラッククレー
ン1の傾斜を認知させ、さらにレバーロック機構31と
減速機構32との作動によって、トラッククレーン1の
傾斜側の操作レバー7を操作不能にするとともに、クレ
ーン5の稼働が減速され、トラッククレーン1の転倒が
確実に防止できる。しかも、傾斜したトラッククレーン
1が安全状態に復帰した後は、制御回路9によって上記
各装置が自動的に初期状態に復帰するので、作業者の余
剰な手間が省け、作業性を向上させることができる。ま
た、係る本発明によれば、傾斜の検出が荷台4上に載置
している積荷の状況に一切左右されず、隙間検出センサ
11その他の装置はトラッククレーン1に容易に配設す
ることができ、しかもこの隙間検出センサ11は非接触
型であるから、磨耗,衝撃等に対する耐久性が向上し、
従来の不都合を解決することができる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載のトラッククレーンの傾斜検出装置によれば、
トラッククレーンが傾斜した際に発生するアウトリガー
の張出部と基部との嵌合部の隙間の変化を、アウトリガ
ーに設けた検出手段によって検出することで、トラック
クレーンの積荷の状況その他の要因に左右されず、トラ
ッククレーンの傾斜を確実に且つ的確に検出することが
できる。また、検出手段のアウトリガーへの配設は極め
て簡単であり、経済性にも優れている。
【0038】請求項2に記載のトラッククレーンの傾斜
検出装置によれば、検出手段が非接触式であるので、例
えば光線や音波等によってアウトリガーの基部と張出部
との嵌合部の隙間の変化を検出できる。したがって、ア
ウトリガーと検出手段との摩擦や打撃等による損傷や位
置のずれをきたすことがなく、常に確実な隙間の検出を
行うことができるとともに、検出手段の耐久性を向上さ
せることができる。
【0039】請求項3に記載のトラッククレーンの傾斜
検出装置によれば、検出手段がアウトリガーの基部と張
出部との嵌合部の隙間を検出した際には、警報作動手段
によって警報手段が警報を発し、この警報によって作業
者等にトラッククレーンが傾斜していることを認知させ
ることができ、したがって事故を未然に防止することが
できる。
【0040】請求項4に記載のトラッククレーンの転倒
防止装置によれば、請求項1に記載のトラッククレーン
の傾斜検出装置に加えて、トラッククレーンが傾斜した
際に、このトラッククレーンの傾斜した側への前記クレ
ーンの稼働を制止する制止手段と、この制止手段を作動
させる制止作動作動手段を備えたことで、アウトリガー
の基部と張出部との嵌合部に生じた隙間の変化を検出手
段によって検出するとともに、この検出手段の作動に伴
い、制止作動手段が制止手段を作動させ、制止手段は、
クレーンの前記トラッククレーンの左側への稼働を完全
に制止する。したがって、クレーンは、車体の右側への
稼働のみが可能となり、傾斜した危険側へは余剰な重さ
がかかることがなく、トラッククレーンの転倒を未然に
確実に防止することができる。
【0041】請求項5に記載のトラッククレーンの転倒
防止装置によれば、請求項4に記載のトラッククレーン
の転倒防止装置に加えて、前記検出手段が非接触式であ
るため、請求項2に記載のものと同様に、アウトリガー
と検出手段との摩擦や打撃等による損傷や位置のずれを
きたすことがなく、常に確実な隙間の検出を行うことが
できるとともに、検出手段の耐久性を向上させることが
できる。
【0042】請求項6に記載のトラッククレーンの転倒
防止装置によれば、請求項4又は請求項5に記載のトラ
ッククレーンの転倒防止装置に加えて、前記検出手段が
前記嵌合部の隙間の変化を検出した際に、警報を発する
警報手段と、この警報手段を作動させる警報作動手段と
を備えた構成であり、請求項3に記載のものと同様に、
アウトリガーの基部と張出部との嵌合部の隙間の変化を
検出した際には、警報作動手段によって警報手段が警報
を発し、この警報によって作業者等にトラッククレーン
が傾斜していることを認知させることができる。
【0043】請求項7に記載のトラッククレーンの転倒
防止装置によれば、トラッククレーンが傾斜した際に、
クレーンの稼働を減速させる減速手段と、この減速手段
を作動させる減速作動手段とを備えたことで、クレーン
の傾斜していない安全側への稼働の際、この減速手段
は、クレーンの稼働(例えば旋回ポストの旋回,ブーム
の起伏及び伸縮その他)を減速させるので、このクレー
ンが吊り上げている荷の振れ等を防止でき、これによっ
てトラッククレーンの転倒を一層確実に防止できる。
【0044】請求項8に記載のトラッククレーンの転倒
防止装置によれば、一旦上記各手段が作動してトラック
クレーンの転倒を防止した後は、自動復帰手段によって
これら各手段が作動前の作動待機状態に自動復帰するの
で、人手等によって上記各手段を復帰させるといった手
間がなく、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトラッククレーンの一実施例を示す図
であり、同図(a)は側面,同図(b)は上面を示す図
である。
【図2】トラッククレーンが安全状態にある場合に、張
り出した後のアウトリガーを示す要部詳細図である。
【図3】トラッククレーンが傾斜状態にある場合に、張
り出した後のアウトリガーの浮き上がりを示す要部詳細
図である。
【図4】本実施例において説明したレバーロック機構と
減速機構とを示す概念的構成図である。
【図5】本実施例において説明した制御盤を示す図であ
る。
【図6】本実施例において説明した制御回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
1 トラッククレーン 2a 走行車輪 2 車体 4 荷台 5 クレーン 6 アウトリガー 9 制御回路 11 隙間検出センサ(検出手段) 12 回転灯(警報手段) 13 傾斜検出装置 25 (アウトリガーの)基部 26 (アウトリガーの)張出部 31 レバーロック機構(制止手段) 32 減速機構(減速手段) 33 転倒防止装置 36 警報ブザー(警報手段) ε 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 忠弘 東京都新宿区西新宿一丁目25番1号 大成 建設株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車輪及び荷台を有する車体と、この
    車体に搭載したクレーンと、前記車体の左右両側方向に
    張り出して前記クレーンの稼働時に前記車体を支えるア
    ウトリガーとを備えたトラッククレーンにおいて、前記
    アウトリガーは、前記車体に固定した基部と、この基部
    に張り出し自在に嵌合した張出部とからなり、このアウ
    トリガーに、前記トラッククレーンの傾斜に伴って発生
    する前記基部と前記張出部との嵌合部の隙間の変化から
    前記傾斜を検出する検出手段を設けたことを特徴とする
    トラッククレーンの傾斜検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、非接触式であることを
    特徴とする請求項1に記載のトラッククレーンの傾斜検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出手段が前記隙間を検出した際
    に、警報を発する警報手段と、この警報手段を作動させ
    る警報作動手段とを設けたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載のトラッククレーンの傾斜検出装置。
  4. 【請求項4】 走行車輪及び荷台を有する車体と、この
    車体に搭載したクレーンと、前記車体の左右両側方向に
    張り出して前記クレーンの稼働時に前記車体を支えるア
    ウトリガーとを備えたトラッククレーンにおいて、前記
    アウトリガーは、前記車体に固定した基部と、この基部
    に張り出し自在に嵌合した張出部とからなり、このアウ
    トリガーに、前記トラッククレーンの傾斜に伴って発生
    する前記基部と前記張出部との嵌合部の隙間の変化から
    前記傾斜を検出する検出手段を設け、さらに、前記トラ
    ッククレーンが傾斜した際に、このトラッククレーンの
    傾斜した側への前記クレーンの稼働を制止する制止手段
    と、この制止手段を作動させる制止作動手段とを設けた
    ことを特徴とするトラッククレーンの転倒防止装置。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、非接触式であることを
    特徴とする請求項4に記載のトラッククレーンの転倒防
    止装置。
  6. 【請求項6】 前記検出手段が前記隙間を検出した際
    に、警報を発する警報手段と、この警報手段を作動させ
    る警報作動手段とを設けたことを特徴とする請求項4又
    は請求項5に記載のトラッククレーンの転倒防止装置。
  7. 【請求項7】 前記トラッククレーンが傾斜した際に、
    前記クレーンの稼働を減速させる減速手段と、この減速
    手段を作動させる減速作動手段とを設けたことを特徴と
    する請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のトラッ
    ククレーンの転倒防止装置。
  8. 【請求項8】 前記制止手段又は前記減速手段が作動
    し、前記クレーンの稼働が制止又は減速され、前記トラ
    ッククレーンの転倒が防止された後、前記制止手段又は
    減速手段を作動前の作動待機状態に自動復帰させる自動
    復帰手段を設けたことを特徴とする請求項4ないし請求
    項7のいずれかに記載のトラッククレーンの転倒防止装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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