JPH07117848A - 磁気浮上搬送装置 - Google Patents

磁気浮上搬送装置

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JPH07117848A
JPH07117848A JP28746393A JP28746393A JPH07117848A JP H07117848 A JPH07117848 A JP H07117848A JP 28746393 A JP28746393 A JP 28746393A JP 28746393 A JP28746393 A JP 28746393A JP H07117848 A JPH07117848 A JP H07117848A
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JP
Japan
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tunnel
conveying
carrier
magnetic
transfer
Prior art date
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Pending
Application number
JP28746393A
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English (en)
Inventor
Fumio Kondo
文雄 近藤
Masaaki Kajiyama
雅章 梶山
Masao Matsumura
正夫 松村
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送方向の一部の搬送トンネルの隔壁下部を
非金属で構成し、搬送台をその部分で停止させ、次に浮
上/搬送磁極に、浮上用電流に高周波電流を重畳させて
あるいは高周波電流を単独で流し、搬送台のベーキング
を行うことができる磁気浮上搬送装置を提供する。 【構成】 隔壁2で包囲されて外部雰囲気から遮断され
た搬送トンネル3Aと、対象物を載置する搬送台18
と、搬送台18が走行する軌道と、磁極に交流電流を流
すための電源と、搬送台18を浮上させ且つ走行させる
ための複数の磁極12とを含み、磁極12からの磁力の
作用により搬送台18は軌道及び隔壁2に対して非接触
状態を維持しつつ搬送トンネル内を浮上走行させる磁気
浮上搬送装置において、少なくとも、搬送方向の一部分
の搬送トンネル3Bの隔壁2下部を非金属で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は搬送台を磁気的に浮上さ
せて走行させる磁気浮上搬送装置に係り、特に半導体製
造ラインにおいて半導体ウエハの搬送等に好適に使用さ
れる磁気浮上搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造設備におけるクリーンルーム
のように粉塵の発生防止が絶対条件となっている環境に
おいて、搬送台が軌道に対して接触することなく浮上移
動することができれば、搬送装置からの粉塵の発生が防
止され非常に好都合である。そのため、搬送台を軌道上
で浮上移動せしめる磁気浮上方式による搬送装置が従来
から種々提案されている。
【0003】一方、半導体製造設備のクリーンルーム内
の搬送装置として用いる場合には、被搬送物としては半
導体ウエハである場合が多い。そして、搬送中に半導体
ウエハに粉塵等の不純物が付着すると歩留りが悪化する
ので、それを防止するため、軌道及び搬送台を隔壁内に
収容して外部雰囲気から遮断することも提案されてい
る。
【0004】次に、従来の磁気浮上搬送装置を用いた半
導体製造装置の例を図6に示す。搬送装置1は、非磁性
材からなる隔壁2で包囲されたトンネル3内で搬送台を
浮上走行させるように構成されている。そして、搬送装
置1の両側には、スパッタ、C.V.D.等の成膜装置
やエッチング装置、露光装置等の複数のプロセス装置4
が配設され、各プロセス装置4はバルブ5を介して搬送
装置1と接続されている。また搬送装置1の搬送路の一
側には、ロボット室6を介してロードロック室7が設置
されており、このロードロック室7より半導体ウエハ等
の被搬送物20が搬出入されるようになっている。な
お、符号6aはロボットである。
【0005】図7は図6の搬送装置のVII−VII線断面図
であり、図7に示されるように内部が真空状態の隔壁2
の外部にはコ字状をしたヨーク状磁極12,12が設置
されている。磁極12,12には、それぞれコイル1
6,16が巻回されている。
【0006】また、磁極12の下方には、磁性材料又は
非磁性材料からなる基盤24が設けられている。前記隔
壁2内には、例えばアルミニウムのような非磁性材料か
らなる平板状の搬送台18が収容されており、この搬送
台18には例えば半導体ウエハのような被搬送物20が
載置されるようになっている。
【0007】磁極12は、図8(図7のVIII−VIII線断
面図)に示すように被搬送物20の搬送方向に列設され
ており、複数の磁極12…を符号U,V,Wで示す3つ
に分けて、符号Uで示す磁極12…は電流IU を通電す
ることにより励磁し、符号Vで示す磁極12…は電流I
v を通電することにより励磁し、符号Wで示す磁極12
…は電流IW を通電することにより励磁し、以て移動磁
界を生じせしめている。
【0008】前述のような構成の磁気浮上搬送装置に交
流電源(図示せず)により、コイル16,16に交流電
流(この例では170Hz)を通電して磁極12が励磁
されると搬送台18は浮上し、そして移動用の交流電流
(この例では60Hz)を流すことによって移動磁場が
発生し、搬送台18は移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の磁気浮
上搬送装置においては、搬送台18はトンネル3の内表
面積に比べて小さいのでベーキングをしないで使用して
きた。しかしながら、最近の半導体製造においては、搬
送中の半導体ウエハへの自然酸化膜の発生等を防止する
ためにトンネル内部を高真空化する必要があり、そのた
め、搬送台自身もベーキングする必要がでてきた。そこ
で、搬送台をトンネル外部に取り出して、ベーキングを
行い、これを、窒素等で充満したビニール袋等に入れて
運んで、ロードロック室を介してトンネル内に搬送台を
入れていた。しかしながら、搬送台をロードロック室に
入れる時に、どうしてもクリーンエアを巻き込んでしま
うため、ベーキングの効果を半減してしまうという問題
点があった。
【0010】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、搬送方向の一部の搬送トンネルの隔壁下部を非金属
で構成し、搬送台をその部分で停止させ、次に浮上/搬
送磁極に、浮上用電流に高周波電流を重畳させて、ある
いは、高周波電流を単独で流し、搬送台のベーキングを
行うことができる磁気浮上搬送装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明の磁気浮上搬送装置は、隔壁で包囲されて
外部雰囲気から遮断された搬送トンネルと、対象物を載
置する搬送台と、該搬送台が走行する軌道と、磁極に交
流電流を流すための電源と、搬送台を浮上させ且つ走行
させるための複数の磁極とを含み、該磁極からの磁力の
作用により搬送台は軌道及び隔壁に対して非接触状態を
維持しつつ搬送トンネル内を浮上走行させる磁気浮上搬
送装置において、少なくとも、搬送方向の一部分の搬送
トンネルの隔壁下部を非金属で構成したことを特徴とす
るものである。
【0012】
【作用】前述した構成からなる本発明によれば、搬送方
向の一部の搬送トンネルの隔壁下部を非金属で構成し、
搬送台をその部分で停止させ、次に浮上/搬送磁極に、
浮上用電流に高周波電流を重畳させるか、又は高周波電
流のみを流し、トンネル内にて搬送台のベーキングを行
うことができる。その結果、トンネル外部でベーキング
するのと異なり、必要な時に直ちに搬送台をベーキング
することが可能となり、又、ベーキング後の結果も良好
で、トンネル内の真空度を上げることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る磁気浮上搬送装置の一実
施例を図1乃至図5を参照して説明する。図1乃至図5
において、図6乃至図8の構成要素と同一の作用及び機
能を有する構成要素は同一符号を付して説明する。
【0014】図1は本発明の磁気浮上搬送装置を用いた
半導体製造装置の概略平面図である。搬送装置1は、非
磁性材からなる隔壁2で包囲されたトンネル3内で搬送
台を浮上走行させるように構成されている。搬送装置1
の両側には、スパッタ、C.V.D.等の成膜装置やエ
ッチング装置、露光装置等の複数のプロセス装置4が配
設されている。各プロセス装置4はバルブ5を介して搬
送装置1と接続されている。また搬送装置1の搬送路の
一側には、ロボット室6を介してロードロック室7が設
置されており、このロードロック室7より半導体ウエハ
等の被搬送物20が搬出入されるようになっている。な
お、符号6aはロボットである。
【0015】本実施例においては、トンネル3は主搬送
路を構成する主搬送トンネル3Aと、バルブ8で仕切ら
れた搬送トンネル3Bとからなっている。主搬送トンネ
ル3Aは金属製の下部隔壁を具備し、搬送トンネル3B
は非金属製の下部隔壁を具備している。この2つのトン
ネル3A,3Bの間はバルブ8を介して接続されてい
る。
【0016】図2(図2(a)は斜視図、図2(b)は
側面図)は、トンネル3Aの構造を示し、トンネル3A
は、基本的には、パイプと同様の構造をしており、トン
ネル本体25は薄いステンレス板を長方形に成型し溶接
することにより形成されている。そして、トンネル本体
25の両端はフランジ26の開口部に溶接されている
(図2では一方のフランジのみ示す)。フランジ26は
相手側フランジに気密に接続できるように、Oリング等
の気密シール27を具備している。
【0017】図3(図3(a)は斜視図、図3(b)は
側面図)は、トンネル3Bの構造を示し、トンネル3B
は下方が開口した略コ字状のトンネル本体28と、この
トンネル本体28の開口部を閉塞するセラミックス等の
非金属材からなる下部プレート29とからなり、両者は
図4(図4は図1のIV−IV線断面図)に示されるように
Oリング等の気密シール30を介して、ボルト等で締結
されている。下部プレート29の下方には磁極12,1
2が配設されている。また、トンネル3Bの両端部には
図3に示されるようにフランジ31,31が設けられて
いる。なお、符号32は相手側フランジに気密に接続す
るための0リング等の機密シール32である。
【0018】また、搬送装置1には、搬送方向に列設さ
れた磁極12を励磁して搬送台18を浮上推進せしめる
ための電源回路が設置されている。図5はこの電源回路
の1例であり、電源回路には、移動用周波数の交流電源
33Mと、浮上用交流電源33Fと、更にベーキング用
の交流電源33Bが設置されており、これら電源により
選択的にコイルに電流を流すことができる。この例で
は、その周波数は各々60Hz,170Hz,1KHz
である。周波数170Hzの電源33Fからの出力は抵
抗34Uを介して加算器36Uへ入力され、周波数60
Hzの電源33Mからの出力はゲインコントローラ38
Uを介して加算器36Uへ入力される。そして両者は加
算され、加算された信号が増幅器40Uで増幅されて、
電流IU として符号Uで示す磁極12…のコイル(図8
参照)に通電される。電流Iv ,IW についても同様で
ある。
【0019】ゲインコントローラ(38U,38V,3
8W)において、ゲインをゼロに設定すれば搬送台18
は静止した状態で浮上し、ゲインを高くすればスリップ
が変わるため、搬送台18は移動を開始する。そしてゲ
インを絞れば、一定速度で移動する。
【0020】次に、前述のように構成された磁気浮上搬
送装置のベーキングの方法を説明する。図示はしていな
いが、両トンネル3A,3Bには、真空排気ポンプが接
続されており、トンネル内部は真空状態になっている。
【0021】まず、磁極12に交流電源33M,33F
から移動用と浮上用の電流を加えて、搬送台18が浮上
移動する。そして搬送台18がトンネル3Bに入り、移
動用の電流を逆相にして、搬送台18を減速させ、トン
ネル3B内で停止させる。次に、トンネル3Aと3Bと
の間のバルブ8を閉める。この状態で、交流電源33B
から浮上電流にベーキング電流を加える。トンネル3B
の下部はセラミックス等の非金属材であるので、そこで
は渦電流は発生せず、金属製の搬送台18で主に渦電流
が発生し、搬送台18自身が発熱し、温度が上昇してベ
ーキングが行われる。この例では、搬送台18は浮上し
たままベーキングが行われたが、搬送台18を浮上させ
ないで、ベーキングすることも可能である。この場合
は、ベーキングの前に浮上用電流を切り、その後、磁極
12にベーキング用の電流のみを流せばよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
搬送方向の一部の搬送トンネルの隔壁下部を非金属で構
成し、搬送台をその部分で停止させ、次に浮上/搬送磁
極に、浮上用電流に高周波電流を重畳させるか、又は高
周波電流のみを流し、トンネル内にて搬送台のベーキン
グを行うことができる。その結果、トンネル外部でベー
キングするのと異なり、必要な時に直ちに搬送台をベー
キングすることが可能となり、又、ベーキング後の結果
も良好で、トンネル内の真空度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気浮上搬送装置の一実施例を用
いた半導体製造装置を示す模式図である。
【図2】図1のトンネル3Aの詳細を示す図であり、図
2(a)はその斜視図、図2(b)はその側面図であ
る。
【図3】図1のトンネル3Bの詳細を示す図であり、図
3(a)はその斜視図、図3(b)はその側面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】本発明に係る磁気浮上搬送装置の電源回路を示
す図である。
【図6】従来の磁気浮上搬送装置を用いた半導体製造装
置を示す模式図である。
【図7】図6のVII−VII線断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII線断面図である。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 隔壁 3 トンネル 4 プロセス装置 12 磁極 16 コイル 18 搬送台 20 被搬送物 25,28 トンネル本体 29 下部プレート 26,31 フランジ 33M,33F,33B 交流電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隔壁で包囲されて外部雰囲気から遮断さ
    れた搬送トンネルと、対象物を載置する搬送台と、該搬
    送台が走行する軌道と、磁極に交流電流を流すための電
    源と、搬送台を浮上させ且つ走行させるための複数の磁
    極とを含み、該磁極からの磁力の作用により搬送台は軌
    道及び隔壁に対して非接触状態を維持しつつ搬送トンネ
    ル内を浮上走行させる磁気浮上搬送装置において、少な
    くとも、搬送方向の一部分の搬送トンネルの隔壁下部を
    非金属で構成したことを特徴とする磁気浮上搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記隔壁下部を非金属で構成した搬送ト
    ンネルが、ゲートバルブによって、主搬送トンネルと隔
    離可能であることを特徴とする請求項1記載の磁気浮上
    搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送台を隔壁下部が非金属で構成し
    た搬送トンネルの位置で停止させ、前記磁極に、浮上用
    電流に高周波電流を重畳させて、前記搬送台のベーキン
    グを行うことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気浮
    上搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送台を隔壁下部が非金属で構成し
    た搬送トンネルの位置で停止させ、前記磁極に、高周波
    電流のみを流して、前記搬送台のベーキングを行うこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の磁気浮上搬送装置。
JP28746393A 1993-10-22 1993-10-22 磁気浮上搬送装置 Pending JPH07117848A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007003588A1 (de) * 2005-07-04 2007-01-11 Siemens Aktiengesellschaft Metallurgische vorrichtung mit magnetischer levitation zur reduktion von erzmaterial
CN100361287C (zh) * 2006-03-10 2008-01-09 友达光电股份有限公司 基板传送装置
JP2022508019A (ja) * 2018-09-19 2022-01-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 磁気浮上システム、磁気浮上システムのベース、真空システム、及び真空チャンバにおいてキャリアを非接触で保持及び移動させる方法

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CN100361287C (zh) * 2006-03-10 2008-01-09 友达光电股份有限公司 基板传送装置
JP2022508019A (ja) * 2018-09-19 2022-01-19 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド 磁気浮上システム、磁気浮上システムのベース、真空システム、及び真空チャンバにおいてキャリアを非接触で保持及び移動させる方法

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