JPH07117635B2 - 光伝導体及びその製造装置並に製造方法 - Google Patents
光伝導体及びその製造装置並に製造方法Info
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- JPH07117635B2 JPH07117635B2 JP62166238A JP16623887A JPH07117635B2 JP H07117635 B2 JPH07117635 B2 JP H07117635B2 JP 62166238 A JP62166238 A JP 62166238A JP 16623887 A JP16623887 A JP 16623887A JP H07117635 B2 JPH07117635 B2 JP H07117635B2
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- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
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- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
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- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4479—Manufacturing methods of optical cables
- G02B6/4489—Manufacturing methods of optical cables of central supporting members of lobe structure
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- G02B6/449—Twisting
- G02B6/4491—Twisting in a lobe structure
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ファイバーに関し、特に一群の光ファイバー
を円筒形芯材又はロッドの縦溝に取付ける装置に関す
る。
を円筒形芯材又はロッドの縦溝に取付ける装置に関す
る。
本発明は更に溝付円筒状芯材又はロッドと一群の光ファ
イバーとを有し、光ファイバーの１本ずつが一定の遊び
を有して１つの溝に収容されている光伝導体の製造方法
に於て、ロッドの一定の部分が連続して引張り応力を与
えられることにより弾性伸長を与えられて、かつ光ファ
イバーが前記一定部分溝内に取付けられる種類の光伝導
体の製造方法に関し、最終的に本発明は前述の方法で製
造された光伝導体に関する。
イバーとを有し、光ファイバーの１本ずつが一定の遊び
を有して１つの溝に収容されている光伝導体の製造方法
に於て、ロッドの一定の部分が連続して引張り応力を与
えられることにより弾性伸長を与えられて、かつ光ファ
イバーが前記一定部分溝内に取付けられる種類の光伝導
体の製造方法に関し、最終的に本発明は前述の方法で製
造された光伝導体に関する。
光ファイバーはそれを収容し保護するプラスチック案内
体に挿入されなければならず、一定の遊びを与えられて
対応する部材に配置されることにより案内部材に引張り
応力が加えられた時に光ファイバーを破壊する応力から
守り、取扱時、特に敷設されたり、温度状態の影響によ
る伸長から守られる。
体に挿入されなければならず、一定の遊びを与えられて
対応する部材に配置されることにより案内部材に引張り
応力が加えられた時に光ファイバーを破壊する応力から
守り、取扱時、特に敷設されたり、温度状態の影響によ
る伸長から守られる。
こうした欠点を克服する為に溝付きのロッド、すなわち
光ファイバーを収容し、案内する溝を周囲に有する円筒
状の保護芯材が提案されてきた。こうした溝は好ましく
は螺旋に配設され、各溝は１本の光ファイバーに対し０
〜３％の遊び長さを有する寸法に設定される。この遊び
長さは光ファイバーが溝内に挿入される時に円筒状芯材
に一時的に引張り応力を与えて芯材を一定程度伸長させ
ることにより光ファイバーに遊びを与えることができ
る。該円筒芯材が離されると芯材の余剰長さは縮まるの
で、光ファイバーに遊び長さが与えられることになる。
光ファイバーを収容し、案内する溝を周囲に有する円筒
状の保護芯材が提案されてきた。こうした溝は好ましく
は螺旋に配設され、各溝は１本の光ファイバーに対し０
〜３％の遊び長さを有する寸法に設定される。この遊び
長さは光ファイバーが溝内に挿入される時に円筒状芯材
に一時的に引張り応力を与えて芯材を一定程度伸長させ
ることにより光ファイバーに遊びを与えることができ
る。該円筒芯材が離されると芯材の余剰長さは縮まるの
で、光ファイバーに遊び長さが与えられることになる。
しかしなから溝付き円筒芯材がリールから繰り出され、
その後一定の牽引を与える２つのキャプスタンで駆動さ
れる時、芯材の溝に挿入される光ファイバーに対しても
加わる張力の作用によって光伝導体が溝内で収縮し、そ
の結果望ましい遊び長さが失われてしまうことになる。
このことは事実上光ファイバーと円筒状芯材の溝の底部
との間の摩擦係数が小さいということに着眼されなけれ
ばならない。
その後一定の牽引を与える２つのキャプスタンで駆動さ
れる時、芯材の溝に挿入される光ファイバーに対しても
加わる張力の作用によって光伝導体が溝内で収縮し、そ
の結果望ましい遊び長さが失われてしまうことになる。
このことは事実上光ファイバーと円筒状芯材の溝の底部
との間の摩擦係数が小さいということに着眼されなけれ
ばならない。
本発明の目的はそれ故に、光ファイバーの挿入に際し少
なくとも一時的に光ファイバーが後方へ引張られること
を防いて各光ファイバーを対応する溝内に固定する改良
された装置を提供することにある。
なくとも一時的に光ファイバーが後方へ引張られること
を防いて各光ファイバーを対応する溝内に固定する改良
された装置を提供することにある。
しかして本発明による装置は、一群の光ファイバーをロ
ッドの縦方向溝に取付ける装置に於て、平行する軸線を
有し前記ロッドを一定の直線部分に沿って連続して動か
すことが可能でかつ前記ロッドに前記直線部分間で一定
の弾性張力を付与する２つのキャプスタンと、前記光フ
ァイバー全体と前記直線部分内の前記ロッド部分との間
において前記ロッドの軸線を中心にして相対的な回転運
動を発生させるキャプスタン支持手段、光ファイバー繰
出リールと、前記光ファイバーが前記ロッドの縦方向溝
に進入していく点の近くに配置されて前記光ファイバー
を少なくとも一定時間は前記溝の壁に前記ロッドの近傍
に配置した電界照射装置によって静電付着させる手段と
からなる一群の光ファイバーをロッドの縦方向溝に取付
ける装置を提供している。
ッドの縦方向溝に取付ける装置に於て、平行する軸線を
有し前記ロッドを一定の直線部分に沿って連続して動か
すことが可能でかつ前記ロッドに前記直線部分間で一定
の弾性張力を付与する２つのキャプスタンと、前記光フ
ァイバー全体と前記直線部分内の前記ロッド部分との間
において前記ロッドの軸線を中心にして相対的な回転運
動を発生させるキャプスタン支持手段、光ファイバー繰
出リールと、前記光ファイバーが前記ロッドの縦方向溝
に進入していく点の近くに配置されて前記光ファイバー
を少なくとも一定時間は前記溝の壁に前記ロッドの近傍
に配置した電界照射装置によって静電付着させる手段と
からなる一群の光ファイバーをロッドの縦方向溝に取付
ける装置を提供している。
又、前述の通りの本発明による方法に於ては、各光ファ
イバーがロッドの１本の溝に一定の遊び長さを有して収
容されている光ファイバーの集合と溝付ロッドとを有す
る光伝導体の製造方法であって、ロッドの一定の部分に
於て第一の引張り応力を連続して与えることによってロ
ッドに弾性伸長を与える段階と、前記光ファイバーを一
定の部分前記溝に取付ける段階とからなる光学導体の製
造方法に於て、前記光ファイバーのロッドへの進入点の
近くで前記光ファイバーと前記ロッドとに異なる電離状
態を与える電界を照射させて、前記光ファイバーを前記
溝に静電付着させる静電気発生手段を有することを特徴
とする光伝導体の製造方法によって、光ファイバーの進
入点の近くに該光ファイバーとロッドに対して相異なる
電離状態を発生させるに好適な電界を発生させ、かくし
て光ファイバーを溝内に付着させる静電気力が発生させ
られる。
イバーがロッドの１本の溝に一定の遊び長さを有して収
容されている光ファイバーの集合と溝付ロッドとを有す
る光伝導体の製造方法であって、ロッドの一定の部分に
於て第一の引張り応力を連続して与えることによってロ
ッドに弾性伸長を与える段階と、前記光ファイバーを一
定の部分前記溝に取付ける段階とからなる光学導体の製
造方法に於て、前記光ファイバーのロッドへの進入点の
近くで前記光ファイバーと前記ロッドとに異なる電離状
態を与える電界を照射させて、前記光ファイバーを前記
溝に静電付着させる静電気発生手段を有することを特徴
とする光伝導体の製造方法によって、光ファイバーの進
入点の近くに該光ファイバーとロッドに対して相異なる
電離状態を発生させるに好適な電界を発生させ、かくし
て光ファイバーを溝内に付着させる静電気力が発生させ
られる。
図１は筒状の芯材もしくはロッド１を示し、長形であ
り、円形断面を有し、６本の光ファイバー２を保持し、
該光ファイバーを引張り応力から守り案内している。該
ロッド１の中央は筒状の通路であり、中央ワイヤー３が
挿入される。ロッド１はその外周面に台形断面を有する
６本の溝４を有し各溝は１本の光ファイバー２を保持す
る。各溝４の各断面は光ファイバー２の断面よりもかな
り大きいので、光ファイバー２は該溝の両側の壁間にゆ
るやかに配置されうる。図１の如く溝４はロッド１の軸
線に平行であるが、好ましくは、図2a及び2bに示す如
く、螺旋状に配置される。図2aの例に於ては、溝４は一
定ピッチの平行な螺旋状に配置されている。
り、円形断面を有し、６本の光ファイバー２を保持し、
該光ファイバーを引張り応力から守り案内している。該
ロッド１の中央は筒状の通路であり、中央ワイヤー３が
挿入される。ロッド１はその外周面に台形断面を有する
６本の溝４を有し各溝は１本の光ファイバー２を保持す
る。各溝４の各断面は光ファイバー２の断面よりもかな
り大きいので、光ファイバー２は該溝の両側の壁間にゆ
るやかに配置されうる。図１の如く溝４はロッド１の軸
線に平行であるが、好ましくは、図2a及び2bに示す如
く、螺旋状に配置される。図2aの例に於ては、溝４は一
定ピッチの平行な螺旋状に配置されている。
一方、図2bの変形例に於ては溝の配設は周期的に筒状芯
材又はロッド外周部に沿う線の展開形状は周期的に交替
している（右左巻き）。図３は本発明の装置を図示す
る。
材又はロッド外周部に沿う線の展開形状は周期的に交替
している（右左巻き）。図３は本発明の装置を図示す
る。
本装置は、第１回転箱６を保持する２個の直立体及び第
２回転箱７を保持する他の２個の直立体を有する主支持
部５を有する。これら２つの箱は軸受８により支持され
て共通の軸の回りを回転する。各箱は第２軸９又は10の
端部に於てプーリ11に支承されていて図示しないモータ
ーによって回転するように運転される。第１箱６はリー
ル13、装置の主軸に直交する軸15を中心に回転するキャ
プスタンを有する繰出し装置12を支持する。キャプスタ
ン14は箱６に載置の図示しないモーターにより駆動され
る。箱７に関しても同様に引張り側キャプスタン16を支
持し、キャプスタン16はキャプスタン14の軸に平行な軸
を有し、箱７内に設置のモーターによって同様に駆動さ
れる。後者は更に巻き取りリール18を載置する受け取り
装置17を支持している。キャプスタン14と16は各々のモ
ーターによって箱６と箱７の間に伸びているロッド１の
部分19が一定の引張応力Ｔを受けて箱６から箱７へと走
行するように制御された速度で駆動される。この引張り
応力Ｔはロッド１の２つのキャプスタン間の部分に於て
ロッド１が弾性伸長ΔＬを持つように規制されているの
で、実際の距離はＬである。更に箱６及び７は装置の主
軸を中心に螺旋溝４の配置に応じた方法と速度で回転す
る。もしロッド１が均一のピッチの溝を有していると
（図2a）、溝４のピッチの作用により回転箱６及び７の
速度は一定であり、かつキャプスタン14及び16の速度に
同期した速度となる。図３に図示の機械は図2aに示す種
類のケーブルを製造する。他の実施例も又この種類に対
応するもので、送り装置は全体として光ファイバーを案
内し、そして後述の様に主軸中心に回転する為に又載置
され、受け取り装置17も向きを固定した軸に取付けられ
る。
２回転箱７を保持する他の２個の直立体を有する主支持
部５を有する。これら２つの箱は軸受８により支持され
て共通の軸の回りを回転する。各箱は第２軸９又は10の
端部に於てプーリ11に支承されていて図示しないモータ
ーによって回転するように運転される。第１箱６はリー
ル13、装置の主軸に直交する軸15を中心に回転するキャ
プスタンを有する繰出し装置12を支持する。キャプスタ
ン14は箱６に載置の図示しないモーターにより駆動され
る。箱７に関しても同様に引張り側キャプスタン16を支
持し、キャプスタン16はキャプスタン14の軸に平行な軸
を有し、箱７内に設置のモーターによって同様に駆動さ
れる。後者は更に巻き取りリール18を載置する受け取り
装置17を支持している。キャプスタン14と16は各々のモ
ーターによって箱６と箱７の間に伸びているロッド１の
部分19が一定の引張応力Ｔを受けて箱６から箱７へと走
行するように制御された速度で駆動される。この引張り
応力Ｔはロッド１の２つのキャプスタン間の部分に於て
ロッド１が弾性伸長ΔＬを持つように規制されているの
で、実際の距離はＬである。更に箱６及び７は装置の主
軸を中心に螺旋溝４の配置に応じた方法と速度で回転す
る。もしロッド１が均一のピッチの溝を有していると
（図2a）、溝４のピッチの作用により回転箱６及び７の
速度は一定であり、かつキャプスタン14及び16の速度に
同期した速度となる。図３に図示の機械は図2aに示す種
類のケーブルを製造する。他の実施例も又この種類に対
応するもので、送り装置は全体として光ファイバーを案
内し、そして後述の様に主軸中心に回転する為に又載置
され、受け取り装置17も向きを固定した軸に取付けられ
る。
しかしながら送り装置及び受け取り装置を向きを固定し
た軸上に取付けることも可能である。装置は次に中間箱
に２個のキャプスタン14及び16を設けて、最初一方向に
回転し、次に反対方向に一定に回転する様にされる。こ
の変形例は図2bに図示のケーブルを製造する為のもので
ある。この種のSZ構成装置には本発明の改良が最も良く
貢献するものと考えられる。
た軸上に取付けることも可能である。装置は次に中間箱
に２個のキャプスタン14及び16を設けて、最初一方向に
回転し、次に反対方向に一定に回転する様にされる。こ
の変形例は図2bに図示のケーブルを製造する為のもので
ある。この種のSZ構成装置には本発明の改良が最も良く
貢献するものと考えられる。
次に送り装置を述べる。主支持部５は箱６の周囲に一連
のリール支持部20を有し、図３はその内の一つを図示し
ている。これらリール支持部20には各々光ファイバー２
を巻き付けるリール21が備えられている。リール21から
光ファイバー２がロッドに向けて引張られる。光ファイ
バー２はロッド１も又挿通される案内膜23内の案内穴22
に挿通されるが、光ファイバー２が溝４に入る点は型板
24によって決定される。上述の如く、光ファイバー２は
小さいけれどもゼロではない伸びを引き起こす引張応力
Ｆにさらされる為に型板24とリール21間の部分では光フ
ァイバー２は直線でなければならない。しかしながら引
張り応力Ｆを保つ場合に於て、光ファイバー２はキャプ
スタン16とリール18上を通るロッド１の部分に於て光フ
ァイバー２が取付けられる溝４の壁によって伝えられる
保持力にたよらなければならないことが明らかである。
ここで光ファイバーとロッド１のプラスチック材間の摩
擦係数は特に低いことが見い出された。事実、実際に引
張り応力Ｆを保持することは困難である。この問題を解
決するため、本装置はロッド１に対向し型板24の直下に
イオン照射器25を有する。この装置は多様な形状を持つ
ことができる。特に静電気発生器26と、定められた静電
電位を持ち発生器26に保持され地面から絶縁され、長尺
の円筒状体からなる荷電棒27を有してもよい。図４は荷
電棒27の働きをより詳細に説明している。荷電棒27はそ
の周囲に、特にロッド１が通過する場所に於て、強い電
界を生じる。この電界の効果は光ファイバー２と溝付き
の円筒状の芯材又はロッドに双方の材質の物性の相違に
起因する異なる荷電状態をもたらすイオン化現象を起こ
すことにある。その結果として、直線部分において各光
ファイバー２は自身が挿入される溝４に静電付着され
る。この付着はかくして、一定の力へ抵抗し、これによ
り必要な抵抗力が生じる。かくして光ファイバー２は繰
出しリール21と型板24間を力Ｆにより伸長され、かくし
て溝４内に最適に挿入される。ロッド１はキャプスタン
14と16の間を通る時力Ｔによって弾性的に伸長され、キ
ャプスタン16から離れてリール18に向かうや否やその伸
びを失うので、該位置にて短縮して、かくして光ファイ
バー２に所定の遊び長さを与える。荷電棒27の電界に於
てイオン化現象によってもたらされた静電電荷はある一
定時間後に消滅し、完成ケーブルには何の痕跡も残さな
い。溝が一定のピッチで螺旋配置される場合、繰出しリ
ール13及び巻き取りリール18は回転箱６及び７に載置さ
れなければならない。円筒状芯材がSZ溝を有する場合に
は、リール13及び18は箱の外部の支持部５に取付けられ
てもよく、こうすると非常に長い光伝導体を１本のもの
で製造することが可能となる。前記両具体例ともに光フ
ァイバーが溝に進入する点の近くに静電気発生器を含ん
だ電界照射器を存在させることによって光伝導体の製造
品質を向上させ、特に光ファイバーが一定の遊び長さを
有する導体を得ることに貢献しうる。この遊び長さは従
来の光ファイバー導体の光学的物性の欠点を克服し、ケ
ーブルの寿命を長くして、ケーブルを取り扱う時に光フ
ァイバーを破損する危険性を減少させる。かくして前述
の如き配置は溝付円筒状芯材と光ファイバーの送り速度
を向上させ、結果的に装置の利益向上に貢献する。
のリール支持部20を有し、図３はその内の一つを図示し
ている。これらリール支持部20には各々光ファイバー２
を巻き付けるリール21が備えられている。リール21から
光ファイバー２がロッドに向けて引張られる。光ファイ
バー２はロッド１も又挿通される案内膜23内の案内穴22
に挿通されるが、光ファイバー２が溝４に入る点は型板
24によって決定される。上述の如く、光ファイバー２は
小さいけれどもゼロではない伸びを引き起こす引張応力
Ｆにさらされる為に型板24とリール21間の部分では光フ
ァイバー２は直線でなければならない。しかしながら引
張り応力Ｆを保つ場合に於て、光ファイバー２はキャプ
スタン16とリール18上を通るロッド１の部分に於て光フ
ァイバー２が取付けられる溝４の壁によって伝えられる
保持力にたよらなければならないことが明らかである。
ここで光ファイバーとロッド１のプラスチック材間の摩
擦係数は特に低いことが見い出された。事実、実際に引
張り応力Ｆを保持することは困難である。この問題を解
決するため、本装置はロッド１に対向し型板24の直下に
イオン照射器25を有する。この装置は多様な形状を持つ
ことができる。特に静電気発生器26と、定められた静電
電位を持ち発生器26に保持され地面から絶縁され、長尺
の円筒状体からなる荷電棒27を有してもよい。図４は荷
電棒27の働きをより詳細に説明している。荷電棒27はそ
の周囲に、特にロッド１が通過する場所に於て、強い電
界を生じる。この電界の効果は光ファイバー２と溝付き
の円筒状の芯材又はロッドに双方の材質の物性の相違に
起因する異なる荷電状態をもたらすイオン化現象を起こ
すことにある。その結果として、直線部分において各光
ファイバー２は自身が挿入される溝４に静電付着され
る。この付着はかくして、一定の力へ抵抗し、これによ
り必要な抵抗力が生じる。かくして光ファイバー２は繰
出しリール21と型板24間を力Ｆにより伸長され、かくし
て溝４内に最適に挿入される。ロッド１はキャプスタン
14と16の間を通る時力Ｔによって弾性的に伸長され、キ
ャプスタン16から離れてリール18に向かうや否やその伸
びを失うので、該位置にて短縮して、かくして光ファイ
バー２に所定の遊び長さを与える。荷電棒27の電界に於
てイオン化現象によってもたらされた静電電荷はある一
定時間後に消滅し、完成ケーブルには何の痕跡も残さな
い。溝が一定のピッチで螺旋配置される場合、繰出しリ
ール13及び巻き取りリール18は回転箱６及び７に載置さ
れなければならない。円筒状芯材がSZ溝を有する場合に
は、リール13及び18は箱の外部の支持部５に取付けられ
てもよく、こうすると非常に長い光伝導体を１本のもの
で製造することが可能となる。前記両具体例ともに光フ
ァイバーが溝に進入する点の近くに静電気発生器を含ん
だ電界照射器を存在させることによって光伝導体の製造
品質を向上させ、特に光ファイバーが一定の遊び長さを
有する導体を得ることに貢献しうる。この遊び長さは従
来の光ファイバー導体の光学的物性の欠点を克服し、ケ
ーブルの寿命を長くして、ケーブルを取り扱う時に光フ
ァイバーを破損する危険性を減少させる。かくして前述
の如き配置は溝付円筒状芯材と光ファイバーの送り速度
を向上させ、結果的に装置の利益向上に貢献する。
第１図は光伝導体の部分斜視図、第2a図及び2b図は第１
図の導体の円筒状芯材の溝の２つの実施例を説明する立
面図、第３図は本発明の装置の全体立面図、第４図は第
３図の電界照射器の配置を説明する拡大立面図である。 １……ロッド、２……光ファイバー、４……溝、５……
支持部、6,7……回転箱、12……繰出し装置、13……リ
ール、14,16……キャプスタン、17……巻取装置、20…
…リール支持部、21……リール、24……型板、25……電
界照射器、26……静電気発生装置、27……荷電棒。
図の導体の円筒状芯材の溝の２つの実施例を説明する立
面図、第３図は本発明の装置の全体立面図、第４図は第
３図の電界照射器の配置を説明する拡大立面図である。 １……ロッド、２……光ファイバー、４……溝、５……
支持部、6,7……回転箱、12……繰出し装置、13……リ
ール、14,16……キャプスタン、17……巻取装置、20…
…リール支持部、21……リール、24……型板、25……電
界照射器、26……静電気発生装置、27……荷電棒。
Claims (11)
- 【請求項１】一群の光ファイバーをロッドの縦方向溝に
取付ける装置に於て、平行する軸線を有し前記ロッドを
一定の直線部分に沿って連続して動かすことが可能でか
つ前記ロッドに前記直線部分間で一定の弾性張力を付与
する２つのキャプスタンと、前記光ファイバー全体と前
記直線部分内の前記ロッド部分との間において前記ロッ
ドの軸線を中心にして相対的な回転運動を発生させるキ
ャプスタン支持手段と、光ファイバー繰出リールと、前
記光ファイバーが前記ロッドの縦方向溝に進入していく
点の近くに配置されて前記光ファイバーを少なくとも一
定時間は前記溝の壁に前記ロッドの近傍に配置した電界
照射装置によって静電付着させる手段とからなる一群の
光ファイバーをロッドの縦方向溝に取付ける装置。 - 【請求項２】前記電界照射装置が、静電電圧発生装置と
前記ロッドの近くに位置していて前記静電電圧発生装置
に接続されている荷電棒とからなることを特徴とする特
許請求の範囲第１項に記載の一群の光ファイバーをロッ
ドの縦方向溝に取付ける装置。 - 【請求項３】一群の光ファイバーをロッドの縦方向溝に
取付ける装置に於て、平行する軸線を有し前記ロッドを
一定の直線部分に沿って連続して動かすことが可能でか
つ前記ロッドに前記直線部分間で一定の弾性張力を付与
する２つのキャプスタンと、前記ファイバー全体と前記
直線部分内の前記ロッド部分との間において前記ロッド
の軸線を中心して相対的な回転運動を発生させるキャプ
スタン支持手段と、前記キャプスタンを各軸中心に位相
と速さとを規制された速度で回転可能に駆動する手段
と、光ファイバー繰出しリールと、前記光ファイバーが
前記ロッドの縦方向溝に進入していく点の下方に配置さ
れて、前記光ファイバーを少なくとも一定時間は前記溝
の壁に前記ロッドの近傍に配置した電界照射装置によっ
て静電付着させる手段とからなる一群の光学ファイバー
をロッドの縦方向溝に取付ける装置。 - 【請求項４】各光ファイバーがロッドの１本の溝に一定
の遊び長さを有して収容されている光ファイバーの集合
と溝付ロッドとを有する光伝導体の製造方法であって、
ロッドの一定の部分に於て第一の引張り応力を連続して
与えることによってロッドに弾性伸長を与える段階と、
前記光ファイバーを一定の部分前記溝に取付ける段階と
からなる光学導体の製造方法に於て、前記光ファイバー
のロッドへの進入点の近くで前記光ファイバーと前記ロ
ッドとに異なる電離状態を与える電界を照射させて、前
記光ファイバーを前記溝に少なくとも一定時間静電付着
させる静電気発生手段を有することを特徴とする光伝導
体の製造方法。 - 【請求項５】前記光ファイバーを前記溝に取付ける間、
前記光ファイバーに前記ロッドに与えられた第１の引張
応力に起因する伸長よりは小さい伸長を与える第２の引
張り応力を与える段階を有することを特徴とする特許請
求の範囲第４項に記載の光伝導体の製造方法。 - 【請求項６】前記ロッドは２つのキャプスタンによって
牽引され、かつ前記ロッドを一定の速度で第１の引張り
応力でキャプスタン間の一定の部分に沿って駆動させる
２つのキャプスタンの回転はその位相と速度が連動して
いることを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の光
伝導体の製造方法。 - 【請求項７】前記ロッドは２つのキャプスタンによって
牽引され、かつ前記ロッドを一定の速度で第１の引張り
応力でキャプスタン間の一定の部分に沿って駆動させる
２つのキャプスタンの回転はその位相と速度が連動して
おり、前記光ファイバーを前記溝に取り付ける間、前記
光ファイバーにはロッドに与えられた前記第１の引張り
応力に起因する伸長よりは小さい伸長を与える第２の引
張り応力を与える段階を有することを特徴とする特許請
求の範囲第４項に記載の光伝導体の製造方法。 - 【請求項８】前記ロッドは螺旋状溝を有し、かつ一定部
分は直線軸中心に回転することを特徴とする特許請求の
範囲第４項に記載の光伝導体の製造方法。 - 【請求項９】前記ロッドは螺旋状溝を有し、かつ一定部
分は直線軸中心に連続回転し、かつ一定速度のものであ
り、前記溝が一定ピッチの螺旋に沿って配設されている
ことを特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の光伝導
体の製造方法。 - 【請求項１０】前記の回転方向は定期的に変わり、かつ
前記の溝は変更する（SZ撚り）方向に沿って配設されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第８項に記載の光
伝導体の製造方法。 - 【請求項１１】各光ファイバーが、溝付きロッドの溝に
一定の遊び長さを有して収容され、前記光ファイバーは
溝の壁に一時的に静電付着されていることを特徴とする
光伝導体。
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