JPH07117596A - 自動車のトリム構造 - Google Patents

自動車のトリム構造

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JPH07117596A
JPH07117596A JP5264922A JP26492293A JPH07117596A JP H07117596 A JPH07117596 A JP H07117596A JP 5264922 A JP5264922 A JP 5264922A JP 26492293 A JP26492293 A JP 26492293A JP H07117596 A JPH07117596 A JP H07117596A
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trim plate
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体のピラー部、ヘッダー部、ルーフサイド
レール部等の内側に設けられるトリム部に衝撃吸収性能
を付加し、かつ、その取付性を向上させる。 【構成】 各種トリムのトリムプレート裏側に針状の細
長リブを多数本一体成形し、該細長リブを介して車体側
トリム取付部に取付けることにより、衝撃吸収性能を実
現した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車のトリム構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭61−1429号公報に示
されるように、従来から自動車の車体ドア部の車室面側
には、一般に内装用のトリムが取付けられ、その内側に
は必要に応じて発泡ウレタンなどよりなる弾性パッドが
介装されるようになっている。
【0003】そして、上記弾性パッドにより、乗員干衝
時等の衝撃をも吸収するように考慮されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の自動
車の車体のトリム部において上述のように弾性パッドが
介装されているのは、上記ドア部など一部の場所に限ら
れており、例えばフロントピラーやセンターピラー、リ
アピラー、またフロントヘッダーやルーフサイドレー
ル、リアヘッダーなどの比較的乗員の体の干衝の可能性
が少ないトリム部には余り弾性パッドが介装されていな
い。
【0005】しかし、車体横転時その他のケースを考え
ると、上述したトリム部の全てに弾性パッドを介装し、
少しでも余計に安全性を向上させることが好ましい。
【0006】ところが、該弾性パッドを構成する上記発
泡ウレタンやスポンジは比較的コストが高く、それを全
てのトリム部に介装してゆくとすると、相当に費用が嵩
むとともにトリムとは別体のものを介装固定してゆかな
ければならないためにトリム部の組付作業の作業性も従
来に比べて悪化するなどの問題を生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜5各項
記載の発明は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたものであって、それぞれ次のように構成さ
れている。
【0008】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明の自動車のトリム構造は、トリム部材のトリム
プレート裏側に可撓性のある多数本の細長リブを一体的
に突設し、該細長リブを介して車体側のトリム取付部に
対し弾性的に取り付けて構成されている。
【0009】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明の自動車のトリム構造は、上記請求項1記載の
発明の構成において、その細長リブがトリムプレートの
プレート面に垂直な方向から所定角傾斜して突設されて
いる。
【0010】(3) 請求項3記載の発明の構成 この発明の自動車のトリム構造は、上記請求項1又は2
記載の発明の構成において、その細長リブが、高さの異
なる複数種のリブより構成されている。
【0011】(4) 請求項4記載の発明の構成 この発明の自動車のトリム構造は、上記請求項1又は2
記載の発明の構成において、その細長リブの基部側トリ
ムプレート裏面に弾性パッド部を設けて構成されてい
る。
【0012】(5) 請求項5記載の発明の構成 この発明の自動車のトリム構造は、上記請求項1,2,3
又は4記載の発明の構成において、トリムプレートと細
長リブが合成樹脂により一体成形して構成されている。
【0013】
【作用】本願の請求項1〜5各項記載の発明は、各々上
記の構成に対応して次のような作用を奏する。
【0014】(1) 請求項1記載の発明の作用 この発明の自動車のトリム構造では、上述のように、ト
リム部材のトリムプレート裏側に可撓性のある多数本の
細長リブを一体的に突設し、該細長リブを介して車体側
のトリム取付部に対し弾性的に取り付けるようにしてい
る。
【0015】したがって、トリムプレートに作用し入力
される衝撃力は、その裏側の多数本の可撓性細長リブの
撓み変形による弾性によって吸収ダンピングされ、乗員
を保護するようになる。
【0016】また、該細長リブはトリムプレート側に一
体化して突設されているので、その取り付けはトリムプ
レートの取り付けだけで足りるようになる。
【0017】(2) 請求項2記載の発明の作用 この発明の自動車のトリム構造では、上述のように、上
記請求項1記載の発明の構成におけるその細長リブが、
上記トリムプレートのプレート面に垂直な方向から所定
角傾斜して突設されていることから、上記作用する衝撃
力に対して細長リブが効果的に撓むようになり、有効な
衝撃吸収作用を果たす。
【0018】(3) 請求項3記載の発明の作用 この発明の自動車のトリム構造では、上述のように、上
記請求項1又は2記載の発明の構成において、その細長
リブが、高さの異なる複数種のリブによって構成されて
いることから、トリムプレートに対する衝撃力作用時に
高さの高い細長リブから高さの低い細長リブへと順々に
弾性変形して行き、複数段階の連続した衝撃吸収作用を
長い間持続させることができるようになり、衝撃吸収性
能が高くなる。
【0019】(4) 請求項4記載の発明の作用 この発明の自動車のトリム構造では、上述のように、上
記請求項1又は2記載の発明の構成において、その細長
リブの基部側トリムプレート裏面に、さらに弾性パッド
部を設けていることから、トリムプレートに衝撃力が作
用した時に、高さの高い細長リブから弾性パッドの順に
弾性変形させて行くことにより、少なくとも2段階の連
続した時間的に長い衝撃吸収作用を得ることができ、衝
撃吸収性能が向上する。
【0020】(5) 請求項5記載の発明の作用 この発明の自動車のトリム構造では、上述のように、上
記請求項1,2,3又は4記載の発明の構成において、そ
れらのトリムプレートと細長リブとを合成樹脂により一
体成形しているので、製作は簡単で、低コストに実現す
ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の結果、本願の請求項1〜5記載の
発明の自動車のトリム構造によれば、先に述べた各種車
体トリム部の何れに対しても簡単かつ低コストな構造で
有効な衝撃吸収性能を付与することができ、しかも組付
けは従来の弾性パッド介装構造のものよりも遥かに容易
になる。
【0022】
【実施例】
(1) 第1実施例 図1〜図7は、本願発明の第1実施例に係る自動車のト
リム構造を示している。
【0023】先ず図7は、当該実施例における自動車1
の車体上部構造の概略を示しており、符号2はそのフロ
ントピラー部、3はセンターピラー部、4はリアピラー
部、5はフロントヘッダー部、6はルーフサイドレール
部、7はリアヘッダー部、8Aはフロントガラス、8B
はリアガラス、9はルーフパネルである。
【0024】そして、それらの内のフロントピラー部
2、センターピラー部3、リアピラー部4、フロントヘ
ッダー部5、ルーフサイドレール部6、リアヘッダー部
7は、各々図1〜図6に示すように構成されている。
【0025】すなわち、先ず図1は上記フロントピラー
部2の構成を示し、該フロントピラー部2はフロントピ
ラーアウタパネル2aとフロントピラーインナパネル2b
とを相互に閉断面構造を形成するように縁部同士を接合
して構成されており、その車室内側、つまりフロントピ
ラーインナパネル2b側には例えば合成樹脂製の第1の
トリム11が取り付けられている。
【0026】該第1のトリム11は、図示のように上記
閉断面構造のフロントピラー部2に沿って延びる略断面
コ字状のトリムプレート11aの裏側(ピラー本体側)に
針状の細長リブ11b,11b・・・を多数本一体成形し
て形成されており、その長手方向側縁部10をフロント
ピラー部2側の接合縁部カバー16に設けられた係止片
17に係合することによって固定されている。そして、
上記リブ11b,11b・・・は、各々図示のようにトリ
ムプレート11aのプレート面に対する垂直方向に対し
所定角θ1だけ同一方向に傾斜して設けられており、ト
リムプレート11aに矢印(イ)方向の衝撃力が加えられ
た時に当該リブ11b,11b・・・の傾斜変形(撓み変
形)によって、その衝撃力を可及的にソフトに吸収し得
るようになっている。
【0027】次に、図2は上記センターピラー部3の構
成を示し、該センターピラー部3はセンターピラーアウ
タパネル3aとセンターピラーインナパネル3bとを相互
に閉断面構造を形成するように縁部同士を接合して構成
されており、その車室内側、つまりセンターピラーイン
ナパネル3b側には例えば合成樹脂製の第2のトリム1
2が取り付けられている。
【0028】該第2のトリム12は、図示のように上記
閉断面構造のフロントピラー部2に沿って延びる略断面
コ字状のトリムプレート12aの裏側(ピラー本体側)に
針状の細長リブ12b,12b・・・を多数本一体成形し
て形成されており、その長手方向側縁部18,18をセ
ンターピラー部3側の接合縁部カバー19,19に設け
られた係止片20,20に係合することによって固定さ
れている。そして、上記リブ12b,12b・・・は、各
々図示のようにトリムプレート12aのプレート面に対
する垂直方向に対し所定角θ2だけ同一方向に傾斜して
設けられており、トリムプレート12aに例えば矢印
(ロ)方向の衝撃力が加えられた時に当該リブ12b,12
b・・・の傾斜変形(撓み変形)によって、その衝撃力を
可及的にソフトに吸収し得るようになっている。
【0029】次に、図3は上記リアピラー部4の構成を
示し、該リアピラー部4はリアピラーアウタパネル4a
とリアピラーインナパネル4bとを相互に閉断面構造を
形成するように縁部同士を接合して構成されており、そ
の車室内側、つまりリアピラーインナパネル4b側には
例えば合成樹脂製の第3のトリム13が取り付けられて
いる。
【0030】該第3のトリム13は、図示のように上記
閉断面構造のリアピラー部4に沿って延びる略断面コ字
状のトリムプレート13aの裏側(ピラー本体側)に針状
の細長リブ13b,13b・・・を多数本一体成形して形
成されており、その長手方向側縁部21をリアピラー部
4側の接合縁部カバー22に設けられた係止片23に係
合することによって固定されている。そして、上記リブ
14b,14b・・・は、各々図示のようにトリムプレー
ト13aのプレート面に対する垂直方向に対し所定角θ3
だけ同一方向に傾斜して設けられており、トリムプレー
ト14aに例えば矢印(ハ)方向の衝撃力が加えられた時
に当該リブ14b,14b・・・の傾斜変形(撓み変形)に
よって、その衝撃力を可及的にソフトに吸収し得るよう
になっている。
【0031】次に、図4は上記フロントヘッダー部5の
構成を示し、該フロントヘッダー部5はルーフパネル9
前端のフロントヘッダーアウタパネル5aとフロントヘ
ッダーインナパネル5bとを相互に閉断面構造を形成す
るように縁部同士を接合して構成されており、その車室
内側、つまりフロントヘッダーインナパネル5b側には
例えば合成樹脂製の第4のトリム14が取り付けられて
いる。
【0032】該第4のトリム14は、図示のように上記
閉断面構造のフロントヘッダー部5に沿って延びる略断
面コ字状のトリムプレート14aの裏側(ピラー本体側)
に針状の細長リブ14b,14b・・・を多数本一体成形
して形成されており、その長手方向側縁部24をフロン
トヘッダー部5側の接合縁部カバー25に設けられた係
止片26に係合することによって固定されている。そし
て、上記リブ14b,14b・・・は、各々図示のように
トリムプレート14aのプレート面に対する垂直方向に
対し所定角θ4だけ同一方向に傾斜して設けられてお
り、トリムプレート14aに矢印(ニ)方向の衝撃力が加
えられた時に当該リブ14b,14b・・・の傾斜変形(撓
み変形)によって、その衝撃力を可及的にソフトに吸収
し得るようになっている。
【0033】次に、図5は上記ルーフサイドレール部6
の構成を示し、該ルーフサイドレール部6はルーフパネ
ル9側端のルーフサイドレールアウタパネル6aとルー
フサイドレールインナパネル6bとを相互に閉断面構造
を形成するように縁部同士を接合して構成されており、
その車室内側、つまりルーフサイドレールインナパネル
6b側には例えば合成樹脂製の第5のトリム15が取り
付けられている。
【0034】該第5のトリム15は、図示のように上記
閉断面構造のルーフサイドレール部6に沿って延びる略
断面コ字状のトリムプレート15aの裏側(ルーフサイド
レール本体側)に針状の細長リブ15b,15b・・・を多
数本一体成形して形成されており、その長手方向側縁部
27をルーフサイドレール部6側の接合縁部カバー28
に設けられた係止片29に係合することによって固定さ
れている。そして、上記リブ15b,15b・・・は、各
々図示のようにトリムプレート15aのプレート面に対
する垂直方向に対し所定角θ5だけ同一方向に傾斜して
設けられており、トリムプレート15aに矢印(ホ)方向
の衝撃力が加えられた時に当該リブ15b,15b・・・
の傾斜変形(撓み変形)によって、その衝撃力を可及的に
ソフトに吸収し得るようになっている。
【0035】さらに、図6は上記リアヘッダー部7の構
成を示し、該リアヘッダー部7はリアヘッダーアウタパ
ネル7aとリアヘッダーインナパネル7bとを相互に閉断
面構造を形成するように縁部同士を接合して構成されて
おり、その車室内側、つまりリアヘッダーインナパネル
7b側には例えば合成樹脂製の第6のトリム16が取り
付けられている。
【0036】該第6のトリム16は、図示のように上記
閉断面構造のリアヘッダー部7に沿って延びる略断面コ
字状のトリムプレート16aの裏側(リアヘッダー本体
側)に針状の細長リブ16b,16b・・・を多数本一体成
形して形成されており、その長手方向側縁部31をリア
ヘッダー部7側の接合縁部カバー32に設けられた係止
片33に係合することによって固定されている。そし
て、上記リブ16b,16b・・・は、各々図示のように
トリムプレート16aのプレート面に対する垂直方向に
対し所定角θ6だけ同一方向に傾斜して設けられてお
り、トリムプレート16aに例えば矢印(ヘ)方向の衝撃
力が加えられた時に当該リブ16b,16b・・・の傾斜
変形(撓み変形)によって、その衝撃力を可及的にソフト
に吸収し得るようになっている。
【0037】したがって、以上の図1〜図6に示す各ト
リム構造によれば、その何れにあっても各トリムプレー
ト11a,12a,13a,14a,15a,16a裏面側に設け
た針状の細長リブ11b,11b・・・、12b,12b・・
・、13b,13b・・・、14b,14b・・・、15b,1
5b・・・、16b,16b・・・によって従来の発泡ウレ
タン性の弾性パッドを介装させたのと同様な衝撃吸収作
用を実現することができ、しかも同リブ11b,11b・
・・、12b,12b・・・、13b,13b・・・、14b,
14b・・・、15b,15b・・・、16b,16b・・・
はトリムプレート11a,12a,13a,14a,15a,16
aと合成樹脂製の一体成形により形成されているので、
従来の弾性パッドに比べて極めて低コストに実現するこ
とができ、さらに組付作業もトリムプレート11a,12
a,13a,14a,15a,16aを取付けるだけで良いので
著しく簡単になる。
【0038】(2) 第2実施例 次に、図9は本願発明の第2実施例に係る自動車のトリ
ム構造を示している。
【0039】上記第1実施例のトリム構造では、各トリ
ムプレート11a〜16aの裏側に各々一体成形されてい
る針状の細長リブ11b〜16bの直径および高さが等し
く形成されている。従って、該構成では、その衝撃吸収
特性が例えば図8に示されるようになり、最初は支持弾
性が高いが、該状態から所定時間が経過すると、上記傾
斜角θ1に基く一定方向への曲がり(撓み)により比較的
早くに支持弾性(衝撃吸収力)を喪失してヘタリを生じて
しまう難点がある。しかし、安定性向上の見地から見る
と、該支持弾性は可能な限り長く持続させることが好ま
しい。
【0040】そこで、本実施例では例えば図9に上記セ
ンターピラー部3の構造を例にとって示しているよう
に、その細長リブを車体側取付面方向への突出高さが高
低2種に異なる第1、第2のリブ12b1,12b1・・
・、12b2,12b2・・・によって形成し、それらをX
Y方向に交互に均等に配置したことを特徴とするもので
ある。
【0041】このような構成にすると、例えば図10の
衝撃吸収特性から明らかなように、最初は高さの高い第
1のリブ12b1,12b1・・・の撓み変形によって所定
レベルの支持弾性による第1衝撃吸収パターン(a)を
得、該第1のリブ12b1,12b1・・・が一定方向に一
定レベル以上の撓み変形を生じると、今度は所定の支持
弾性による第2のリブ12b2,12b2・・・の撓み変形
によって第2の衝撃吸収パターン(b)が得られるように
なり、それら2つの衝撃吸収パターン(a)〜(b)が時間的
に連続しながら相乗的に組合わさって上記第1実施例の
トリム構造に比べて相当長時間内の衝撃吸収性能を実現
し得るようになる。従って、該実施例の構成によれば、
上記第1実施例のトリム構造の難点を確実に解消するこ
とができる。
【0042】なお、図9ではセンターピラー部3の場合
を例にとって示したが、本実施例の構成は、例えば上記
第1実施例の場合同様、図7のフロントピラー部2、リ
アピラー部4、フロントヘッダー部5、ルーフサイドレ
ール部6、リアヘッダー部7の各部にも全く同様に適用
できるものであることは言うまでもない。
【0043】(3) 第3実施例 次に、図11は本願発明の第3実施例に係る自動車のト
リム構造を示している。
【0044】本実施例では、上記第2実施例のような2
段階の衝撃吸収特性を得るに際し、リブ12b,12b・
・・の直径および高さは一定とし、その本数を少なくす
るとともに、各リブ12b,12b・・・の基部側に所定
の厚さの発泡ポリウレタン層30を形成し、該発泡ポリ
ウレタン層30によって上記第2のリブ12b2,12b2
・・・と同様の第2の衝撃吸収特性を実現するようにし
たことを特徴とするものである。
【0045】該構成によれば、上述した図10の衝撃吸
収特性に示すように、最初はリブ12b,12b・・・に
よって所定レベルの支持弾性による第1衝撃吸収パター
ン(a)を得、該リブ12b,12b・・・が一定方向に一定
レベル以上の撓み変形を生じると、今度は当該リブ12
b,12b・・・と発泡ポリウレタン層30の支持弾性に
よる第2の衝撃吸収パターン(b)が得られるようにな
り、それら2つの衝撃吸収パターン(a)〜(b)が時間的に
連続しながら相乗的に組合わさって上記第1実施例のト
リム構造に比べて相当長時間内の衝撃吸収性能を実現し
得るようになる。従って、該実施例の構成によっても、
上記第2実施例と略同様に上記第1実施例のトリム構造
の難点を確実に解消することができる。
【0046】なお、図11ではセンターピラー部3の場
合を例にとって示したが、本実施例の構成は、上記第1
実施例の場合同様、図7のフロントピラー部2、リアピ
ラー部4、フロントヘッダー部5、ルーフサイドレール
部6、リアヘッダー部7の各部にも全く同様に適用でき
るものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る自動車の
トリム構造におけるフロントピラー部のトリム構造を示
す断面図(図7のA−A断面図)である。
【図2】図2は、同センターピラー部のトリム構造を示
す断面図(図7のB−B断面図)である。
【図3】図3は、同リアピラー部のトリム構造を示す断
面図(図7のC−C断面図)である。
【図4】図4は、同フロントヘッダー部のトリム構造を
示す断面図(図7のD−D断面図)である。
【図5】図5は、同ルーフサイド部のトリム構造を示す
断面図(図7のE−E断面図)である。
【図6】図6は、同リアヘッダー部のトリム構造を示す
断面図(図7のF−F断面図)である。
【図7】図7は、同第1実施例の自動車の車体上部構造
を示す概略図である。
【図8】図8は、図2のトリム構造における衝撃吸収特
性を示す特性図である。
【図9】図9は、本願発明の第2実施例に係る自動車の
トリム構造におけるセンターピラー部のトリム構造を示
す断面図である。
【図10】図10は、同図9のトリム構造の衝撃吸収特
性を示す特性図である。
【図11】図11は、本願発明の第3実施例に係る自動
車のトリム構造におけるセンターピラー部のトリム構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
2はフロントピラー部、3はセンターピラー部、4はリ
アピラー部、5はフロントヘッダー部、6はルーフサイ
ドレール部、7はリアヘッダー部、11a〜15aはトリ
ムプレート、11b〜15bは細長リブ、12b1は第1の
リブ、12b2は第2のリブ、30は発泡ポリウレタン層
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム部材のトリムプレート裏側に可撓
    性のある多数本の細長リブを一体的に突設し、該細長リ
    ブを介して車体側のトリム取付部に対し弾性的に取り付
    けてなる自動車のトリム構造。
  2. 【請求項2】 細長リブはトリムプレートのプレート面
    に垂直な方向から所定角傾斜して突設されていることを
    特徴とする請求項1記載の自動車のトリム構造。
  3. 【請求項3】 細長リブは、高さの異なる複数種のリブ
    からなることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車
    のトリム構造。
  4. 【請求項4】 細長リブの基部側トリムプレート裏面に
    弾性パッド部を設けたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の自動車のトリム構造。
  5. 【請求項5】 トリムプレートと細長リブが合成樹脂に
    より一体成形されていることを特徴とする請求項1,2,
    3又は4記載の自動車のトリム構造。
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