JPH07117010B2 - 内燃機関の吸気消音構造 - Google Patents

内燃機関の吸気消音構造

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JPH07117010B2
JPH07117010B2 JP9797886A JP9797886A JPH07117010B2 JP H07117010 B2 JPH07117010 B2 JP H07117010B2 JP 9797886 A JP9797886 A JP 9797886A JP 9797886 A JP9797886 A JP 9797886A JP H07117010 B2 JPH07117010 B2 JP H07117010B2
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は内燃機関の吸気消音構造に関するものである。
〔従来技術〕
例えば家庭用熱ポンプ式温調装置等の駆動源に使用され
るエンジン(内燃機関)では、排気側の排気騒音の消音
対策ばかりでなく、吸気側の吸気口に発生する吸気騒音
を消音する対策も重要になっている。
従来、この種の吸気騒音対策としては、エアクリーナの
吸気口に迷路状の吸気通路を形成し、その吸気通路の内
面に発泡ウレタン等の吸音材を貼着した構造が一般的で
ある。しかし、この消音構造は、短冊状に切り取った発
泡ウレタン帯状片を吸気通路の内面に張りつけるもので
あるため、その作業に非常に時間がかかり、非能率であ
るという難点がある。しかも、このような短冊状の発泡
ウレタン帯状片を張りつけた吸気通路は、断面形状にバ
ラツキを生じやすく、それによって吸気性能に悪影響を
与えやすくなる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、組み付け作業性を向上し、しかも吸気
通路の形状精度を上げることができる内燃機関の吸気消
音構造を提供することにある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成する本発明は、板状吸音材に板厚方向に
貫通すると共に面方向に延びる吸気通路を形成し、この
板状吸音材の両面に前記吸気通路の側部開口を覆う別の
板状吸音材をそれぞれ積層し、この積層状態でケース内
に嵌め込んだことを特徴とするものである。
〔実施例〕
第5図はエンジン駆動熱ポンプ装置の動力ユニット部を
示し、そのエンジン吸気部に本発明の吸気消音構造を有
する吸気消音器が取り付けられている。第5図におい
て、1は都市ガス等のガス燃料で運転されるエンジンで
圧縮機2を駆動し、この圧縮機2は冷媒を圧縮し、図示
しない熱交換器などを接続した循環回路へ循環するよう
になっている。エンジン1の吸気側には本発明による消
音部4を有する吸気消音器3が接続され、また排気側に
は排気消音器5が接続されている。
第1図および第2図は、上記吸気消音器3の詳細を示し
ている。10はその吸気管、11は給気管である。吸気管10
に続く入口部には、第3,4図に示すような迷路状に屈曲
した吸気通路12を有する消音部4を有し、さらにその下
流の本体内部には二つの膨張室6,7からなる第2の消音
部を有している。二つの膨張室6,7は連通管8で接続さ
れ、その下流側の膨張室7には発泡ウレタン等からなる
塵埃除去用の濾過エレメント9が設けられている。
上記消音部4は、第3,4図に詳細を示すように、内部に
3枚の板状吸音材からなる発泡樹脂板13,14,15が内設さ
れている。これら板状吸音材の材料には、ポリウレタ
ン,ポリ塩化ビニル,シリコーン等の多孔構造を有する
樹脂発泡体が好ましく使用され、そのほか多孔性の板状
成形体であればよく、不織布などで代表される繊維絡合
体なども使用可能である。
上記発泡樹脂板のうち中間の板13には、板厚方向に貫通
すると共に、面方向に迷路状に屈曲蛇行した吸気通路12
が形成されている。この吸気通路12は発泡樹脂板材をプ
レス等により打ち抜いて形成されている。吸気通路12は
金型による成形孔でもよいが、金型成形の場合には内面
にスキン層ができ、多孔構造の露出が少なくなるのに対
し、打ち抜きの場合には多孔構造を通路内面全体に露出
させることができるため、この打ち抜きの方が吸音効果
を一層高める上で好適である。
上記発泡樹脂板13の両側には発泡樹脂板14,15が配置さ
れ、上記吸気通路12の側部開口を覆うようにしている。
その一方の発泡樹脂板14には吸気通路12の上流端に連通
する吸気孔16が、また他方の発泡樹脂板15には吸気通路
12の下流端に連通する給気孔17が設けられている。この
吸気孔16,給気孔17も上記と同様の理由で打ち抜きで形
成したものがよい。吸気孔16は樹脂製のケース蓋19の吸
気管10に連通し、また給気孔17は樹脂製のケース18の給
気管25に連通するようになっている。
上記3枚の発泡樹脂板13,14,15は、ケース18の中に積層
状態に組み付けられ、ケース蓋19で固定されたのち、吸
気消音器3の本体入口に装着されている。その組付用ケ
ース18の内側には、ボス20,20が形成されると共に、多
数の串状突起21,……,21が形成されている。上記ボス20
は、発泡樹脂板13,14,15を組み付けるとき、その発泡樹
脂板13,14,15に設けた挿通孔22を貫通し、ケース蓋19に
対しネジ24で固定されるようになっている。また、多数
の串状突起21,……,21は、発泡樹脂板13,15に設けた挿
通孔23,……,23を通り、その先端を発泡樹脂板14の面に
係合させるようにしている。また、この組み付けに当た
り、ケース18と発泡樹脂板15との間およびケース蓋19と
発泡樹脂板14との間は、それぞれ両面接着テープ等によ
り接着することが望ましい。
上述した吸気消音器3において、吸気管10から吸引され
た新気は、矢印Aのように迷路状の吸気通路12を通過し
たのち、給気管25から次の膨張室6へ供給される。この
ように新気が吸気通路12を通過する間に、発泡樹脂板1
3,14,15の多孔構造による吸音作用により、主として高
周波部分に基づく騒音をカットされる。膨張室6へ供給
された新気は、その膨張室6と次の膨張室7とで膨張収
縮を繰り返しながら更に消音され、また濾過エレメント
9で塵埃を除去されたのち、給気管11から図示しない燃
料混合器へ供給される。
上述したように上記吸気消音器3における消音部4の消
音構造は、吸気通路12を形成する発泡樹脂板13の両側に
別の発泡樹脂板14,15を積層して、これらをケース18に
収納する構成であるので、ただ積み重ねるだけの簡単な
作業で吸音材(発泡樹脂)で囲まれた吸気通路を形成す
ることができる。したがって、従来の短冊状の吸音材の
帯状片を吸気通路内面に張り付けていく場合に比べて作
業が単純化され、その組み付け作業性を著しく向上する
ことができる。
しかも、吸気通路12は発泡樹脂板13に予め形成された形
状がそのまま維持されるため、断面形状のバラツキを発
生することがなく、形状精度を極めて高くすることがで
き、それによって吸気性能を安定化させることができ
る。また、その吸気通路12を実施例のように打ち抜きで
形成するようにすれば、多孔構造を吸気通路の内面全面
に露出させることができるため、一層高い消音効果を発
揮させることができる。
また、上述の実施例のように、発泡樹脂板を串状突起21
によって串刺状にケース18に対し固定するようにする
と、吸気通路12にエンジン1の高い吸気負圧が作用して
も、位置ずれや変形の発生するのを防止し、その位置ず
れや変形に基づく吸気むらからのエンジンの不調を招く
ことがなくなる。このような発泡樹脂板の固定作用は、
実施例の串状突起によるものに代えて、発泡樹脂板同士
の間および発泡樹脂板とケースやケース蓋との間を両面
接着テープ等によって接着するものであってもよい。
なお、上述の実施例では熱ポンプ装置を駆動する内燃機
関の吸気消音構造について説明したが、本発明の吸気消
音構造は発動発電機や汎用エンジンなどの他の内燃機関
に対しても適用可能である。
〔発明の効果〕
本発明は、上述したように発泡樹脂板などからなる板状
吸音材に板厚方向に貫通すると共に面方向に延びる吸気
通路を形成し、この板状吸音材の両面に前記吸気通路の
側部開口を覆う別の板状吸音材をそれぞれ積層し、この
積層状態でケース内に嵌め込んだ構造にしたものであ
る。したがって、複数の板状吸音材を積み重ねるだけの
単純な作業で吸音材に囲まれた吸気通路を形成すること
ができ、しかも形状精度の高い吸気通路を形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による吸気消音構造を有する吸
気消音器の縦断面図、第2図は同側面図、第3図は同吸
気消音器における本発明の消音部を分解して示す斜視
図、第4図は同じく要部を分解して示す縦断面図、第5
図は上記吸気消音器を取り付けたエンジン駆動熱ポンプ
装置の動力ユニット部を示す概略図である。 1……エンジン、3……吸気消音器、4……消音部、10
……吸気管、12……吸気通路、13,14,15……発泡樹脂
板、18……ケース、19……ケース蓋、21……串状突起、
23……挿通孔、25……給気管。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状吸音材に板厚方向に貫通すると共に面
    方向に延びる吸気通路を形成し、この板状吸音材の両面
    に前記吸気通路の側部開口を覆う別の板状吸音材をそれ
    ぞれ積層し、この積層状態でケース内に嵌め込んだこと
    を特徴とする内燃機関の吸気消音構造。
  2. 【請求項2】前記板状吸音材が発泡樹脂板からなり、前
    記吸気通路が打ち抜きにより形成されている特許請求の
    範囲第1項記載の内燃機関の吸気消音構造。
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