JPH07293450A - 小型エアポンプ装置 - Google Patents
小型エアポンプ装置Info
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- JPH07293450A JPH07293450A JP8696694A JP8696694A JPH07293450A JP H07293450 A JPH07293450 A JP H07293450A JP 8696694 A JP8696694 A JP 8696694A JP 8696694 A JP8696694 A JP 8696694A JP H07293450 A JPH07293450 A JP H07293450A
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- chamber
- intake
- pump device
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 消音効果が高められる小型エアポンプ装置、
ごみ等によるポンプ性能の低下が防げる小型エアポンプ
装置の提供。 【構成】 ダイヤフラム7,7 を境界として形成された作
動ロッド5 を収容し吸入口A に連通して外部空気を溜め
る機構室C と、ダイヤフラム7,7 を境界としてその容積
が可変する空間とともに機構室C と反対側に形成される
空気室D,D を有する小型エアポンプ装置において、吸入
口A と機構室C の間に、吸入口A に連通する吸入口A の
断面積より大きい吸気膨張室J と、吸気膨張室J と機構
室C を連通する吸気膨張室J の断面積より小さい連通路
H とを設けた。
ごみ等によるポンプ性能の低下が防げる小型エアポンプ
装置の提供。 【構成】 ダイヤフラム7,7 を境界として形成された作
動ロッド5 を収容し吸入口A に連通して外部空気を溜め
る機構室C と、ダイヤフラム7,7 を境界としてその容積
が可変する空間とともに機構室C と反対側に形成される
空気室D,D を有する小型エアポンプ装置において、吸入
口A と機構室C の間に、吸入口A に連通する吸入口A の
断面積より大きい吸気膨張室J と、吸気膨張室J と機構
室C を連通する吸気膨張室J の断面積より小さい連通路
H とを設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血圧計その他各種エア
機器の加圧に用いる小型エアポンプ装置に関する。
機器の加圧に用いる小型エアポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の小型エアポンプ装置として、図
10及び図11に示す構成のものが存在する。図におい
て、1 は駆動軸3 を偏心回転させるために出力軸2 にそ
れを固着したモータ、4 はモータ1 を取着するモータ取
着部材、5 は駆動軸3 にて往復運動せしめられる作動ロ
ッド、6 はモータ取着部材4 とともに吸入口A や吸入路
B 、さらには後述するダイヤフラムをも含んで機構室C
を形成するケース、7,7は作動部と固定部と吸入弁を有
し、作動部が作動ロッド5 により作動せしめられること
により容積が可変する空間を形成して作動ロッド5 の両
端側に配設される複数のダイヤフラム、8 はダイヤフラ
ム7,7 の容積が可変する空間とともに空気室D,D を形成
する排気孔を有した基台、9,9 は排気孔を介して空気室
D,D に臨む排気弁、10は排気弁から排出された空気を排
気する排気路F 及び排気口G を設けた蓋体である。
10及び図11に示す構成のものが存在する。図におい
て、1 は駆動軸3 を偏心回転させるために出力軸2 にそ
れを固着したモータ、4 はモータ1 を取着するモータ取
着部材、5 は駆動軸3 にて往復運動せしめられる作動ロ
ッド、6 はモータ取着部材4 とともに吸入口A や吸入路
B 、さらには後述するダイヤフラムをも含んで機構室C
を形成するケース、7,7は作動部と固定部と吸入弁を有
し、作動部が作動ロッド5 により作動せしめられること
により容積が可変する空間を形成して作動ロッド5 の両
端側に配設される複数のダイヤフラム、8 はダイヤフラ
ム7,7 の容積が可変する空間とともに空気室D,D を形成
する排気孔を有した基台、9,9 は排気孔を介して空気室
D,D に臨む排気弁、10は排気弁から排出された空気を排
気する排気路F 及び排気口G を設けた蓋体である。
【0003】さらに詳しくは、モータ取着部材4 は、大
略長方形板状をなし、中央に出力軸ブッシュの挿通孔4
a、その両側にモータ取着用のねじ通し孔4b,4b 、四隅
にケース閉塞用のねじ通し孔4c, …4cを有する。従っ
て、モータ1 は、出力軸ブッシュを挿通孔4aに挿通し、
取付ねじ11でもってモータ取着部材4 に取着される。
略長方形板状をなし、中央に出力軸ブッシュの挿通孔4
a、その両側にモータ取着用のねじ通し孔4b,4b 、四隅
にケース閉塞用のねじ通し孔4c, …4cを有する。従っ
て、モータ1 は、出力軸ブッシュを挿通孔4aに挿通し、
取付ねじ11でもってモータ取着部材4 に取着される。
【0004】作動ロッド5 は、中央に駆動軸3 を挿通す
る長孔状の挿通孔5aと、長手方向の両端部にダイヤフラ
ム7,7 を連結するための連結孔5b,5b を有する。この作
動ロッド5 は、ダイヤフラム7,7 を連結した状態で駆動
軸3 が偏心状に回転すると、長手方向に往復運動する。
る長孔状の挿通孔5aと、長手方向の両端部にダイヤフラ
ム7,7 を連結するための連結孔5b,5b を有する。この作
動ロッド5 は、ダイヤフラム7,7 を連結した状態で駆動
軸3 が偏心状に回転すると、長手方向に往復運動する。
【0005】ケース6 は、モータ取着部材4 に対応した
外郭を有し、機構室用凹所6aを設けた大略一面開口の箱
状をなす。その底部には、ダイヤフラム7,7 と基台8 の
一部が挿通する挿通孔6b,6b と、吸入孔6c,6c が設けて
ある。また、機構室用凹所6aの外方には、モータ取着部
材4 のねじ通し孔4c, …4cに対応したねじ通し孔6d,…6
dと、外部と機構室用凹所6aを連通する屈曲状の吸入路
用溝6eが設けてある。
外郭を有し、機構室用凹所6aを設けた大略一面開口の箱
状をなす。その底部には、ダイヤフラム7,7 と基台8 の
一部が挿通する挿通孔6b,6b と、吸入孔6c,6c が設けて
ある。また、機構室用凹所6aの外方には、モータ取着部
材4 のねじ通し孔4c, …4cに対応したねじ通し孔6d,…6
dと、外部と機構室用凹所6aを連通する屈曲状の吸入路
用溝6eが設けてある。
【0006】ダイヤフラム7,7 は、異形の平板状基部7a
と、空気室D,D が形成されるよう隆起した隆起部7bを有
する構造をなして作動ロッド5 の両端側に配設される。
この隆起部7bは、平面視では大略四辺形であって側面視
では内方側が斜面となる大略三角形をなしており、この
斜面の大半が作動部7cとなり、作動部7cを除く部分が固
定部7dとなる。作動部7cとなる斜面は、その中央に平板
状基部7aに対し垂直方向である剛性を高めた作動伝達部
7eを連設し、その周囲は変形可能になっており、断面視
では作動伝達部7eから上方端までが上方曲面部7fによ
り、作動伝達部7eから下方端までが下方曲面部7gによっ
てつながった形状をなしている。そして、この作動伝達
部7eが、前述した作動ロッド5 の連結孔5b,5b に挿通さ
れてそれに連結されるのである。従って、作動伝達部7
e、すなわち作動部7cが作動ロッド5により作動せしめら
れると、各曲面部7f,7g が圧縮又は伸長するように変形
し、隆起部7bやダイヤフラム7 の作動部7cによって形成
される空気室D,D の容積が変化する。また、平板状基部
7aには、ケース6 の吸入孔6c,6c を開閉するために舌状
の吸入弁7hと、ケース6 のねじ通し孔6d, …6dに対応し
たねじ通し孔7j,7j が設けてある。
と、空気室D,D が形成されるよう隆起した隆起部7bを有
する構造をなして作動ロッド5 の両端側に配設される。
この隆起部7bは、平面視では大略四辺形であって側面視
では内方側が斜面となる大略三角形をなしており、この
斜面の大半が作動部7cとなり、作動部7cを除く部分が固
定部7dとなる。作動部7cとなる斜面は、その中央に平板
状基部7aに対し垂直方向である剛性を高めた作動伝達部
7eを連設し、その周囲は変形可能になっており、断面視
では作動伝達部7eから上方端までが上方曲面部7fによ
り、作動伝達部7eから下方端までが下方曲面部7gによっ
てつながった形状をなしている。そして、この作動伝達
部7eが、前述した作動ロッド5 の連結孔5b,5b に挿通さ
れてそれに連結されるのである。従って、作動伝達部7
e、すなわち作動部7cが作動ロッド5により作動せしめら
れると、各曲面部7f,7g が圧縮又は伸長するように変形
し、隆起部7bやダイヤフラム7 の作動部7cによって形成
される空気室D,D の容積が変化する。また、平板状基部
7aには、ケース6 の吸入孔6c,6c を開閉するために舌状
の吸入弁7hと、ケース6 のねじ通し孔6d, …6dに対応し
たねじ通し孔7j,7j が設けてある。
【0007】基台8 は、ケース6 に対応した外郭を有す
る平板状基部8aと、ダイヤフラム7,7 の隆起部7bに若干
小さく対応した縦壁8b,8b を有してなる。従って、この
縦壁8b,8b も、平面視では大略四辺形であって側面視で
は内方側が斜面となる大略三角形をなしているが、ダイ
ヤフラム7,7 の作動部7c,7c に対応する箇所は開口して
いる。前述した空気室D,D は、この縦壁8b,8b とダイヤ
フラム7,7 の作動部7c,7c 等によって形成され、作動部
7c,7c の作動に応じてその容積が変化するのである。ま
た、平板状基部8aには、縦壁8b,8b で囲まれた位置に排
気孔8c,8c と、排気弁取付用の取付孔8d,8d と、縦壁8
b,8b で囲まれない位置であって吸入弁7h,7h と重合す
る位置に吸入凹所8e,8e と、吸入凹所8e,8e と縦壁8b,8
b で囲まれた範囲をつなぐ吸入連絡路用溝8f,8f が設け
てある。また、平板状基部8aの四隅には、ケース6 のね
じ通し孔6d, …6dに対応したねじ通し孔8g,8g が設けて
ある。さらに、平板状基部8aの縦壁8b,8b と反対側の面
には、排気用凹所8hが設けてある。
る平板状基部8aと、ダイヤフラム7,7 の隆起部7bに若干
小さく対応した縦壁8b,8b を有してなる。従って、この
縦壁8b,8b も、平面視では大略四辺形であって側面視で
は内方側が斜面となる大略三角形をなしているが、ダイ
ヤフラム7,7 の作動部7c,7c に対応する箇所は開口して
いる。前述した空気室D,D は、この縦壁8b,8b とダイヤ
フラム7,7 の作動部7c,7c 等によって形成され、作動部
7c,7c の作動に応じてその容積が変化するのである。ま
た、平板状基部8aには、縦壁8b,8b で囲まれた位置に排
気孔8c,8c と、排気弁取付用の取付孔8d,8d と、縦壁8
b,8b で囲まれない位置であって吸入弁7h,7h と重合す
る位置に吸入凹所8e,8e と、吸入凹所8e,8e と縦壁8b,8
b で囲まれた範囲をつなぐ吸入連絡路用溝8f,8f が設け
てある。また、平板状基部8aの四隅には、ケース6 のね
じ通し孔6d, …6dに対応したねじ通し孔8g,8g が設けて
ある。さらに、平板状基部8aの縦壁8b,8b と反対側の面
には、排気用凹所8hが設けてある。
【0008】排気弁9,9 は、軸部9aと弁部9bを有する傘
形をなし、弁部9bが基台8 の排気用凹所8hにおいて排気
孔8c,8c を開閉するよう軸部9aが取付孔8d,8d に取付け
られる。従って排気弁9,9 は、排気孔8c,8c を介して空
気室D,D に臨むこととなる。
形をなし、弁部9bが基台8 の排気用凹所8hにおいて排気
孔8c,8c を開閉するよう軸部9aが取付孔8d,8d に取付け
られる。従って排気弁9,9 は、排気孔8c,8c を介して空
気室D,D に臨むこととなる。
【0009】蓋体10は、基台8 に対応した外郭を有する
平板状基部10a と、その中央に表裏を貫通して端部が排
気口G となる排気路F が存在するよう筒部10b を突設し
ている。また、平板状基部10a の四隅には、基台8 のね
じ通し孔8g, …8gに対応したねじ通し孔10c,10c が設け
てある。
平板状基部10a と、その中央に表裏を貫通して端部が排
気口G となる排気路F が存在するよう筒部10b を突設し
ている。また、平板状基部10a の四隅には、基台8 のね
じ通し孔8g, …8gに対応したねじ通し孔10c,10c が設け
てある。
【0010】このような構成部材からなる小型エアポン
プ装置は、基台8 の一方側に、ダイヤフラム7,7 、ケー
ス6 を装着、載置し、ダイヤフラム7,7 の作動伝達部7
e,7eと作動ロッド5 を連結し、駆動軸5 が作動ロッド5
の挿通孔5aに挿通されるようモータ取着部材4 をケース
6 に載置し、また基台8 の他方側に、蓋体10を重合させ
てこれらを取付ねじ12でもって結合固定する。
プ装置は、基台8 の一方側に、ダイヤフラム7,7 、ケー
ス6 を装着、載置し、ダイヤフラム7,7 の作動伝達部7
e,7eと作動ロッド5 を連結し、駆動軸5 が作動ロッド5
の挿通孔5aに挿通されるようモータ取着部材4 をケース
6 に載置し、また基台8 の他方側に、蓋体10を重合させ
てこれらを取付ねじ12でもって結合固定する。
【0011】これにより、ケース6 の吸入路用溝6eと機
構室用凹所6aの開口部はモータ取着部材4 にて閉塞さ
れ、従って端部が吸入口A となる吸入路B と、機構室C
が形成される。この機構室C は、換言すると、ダイヤフ
ラム7,7 を境界として形成されるもので、作動ロッド5
を収容し吸入口A に連通するものということができる。
構室用凹所6aの開口部はモータ取着部材4 にて閉塞さ
れ、従って端部が吸入口A となる吸入路B と、機構室C
が形成される。この機構室C は、換言すると、ダイヤフ
ラム7,7 を境界として形成されるもので、作動ロッド5
を収容し吸入口A に連通するものということができる。
【0012】また、基台8 の吸入連絡路用溝8f,8f の開
口部はダイヤフラム7,7 の平板状基部7a,7a にて閉塞さ
れ、従って吸入凹所8e,8e と空気室D,D を連絡する吸入
連絡路E,E が形成される。この空気室D,D は、換言する
と、ダイヤフラムを境界としてその容積が可変する空間
とともに機構室C と反対側に形成されるものということ
ができる。
口部はダイヤフラム7,7 の平板状基部7a,7a にて閉塞さ
れ、従って吸入凹所8e,8e と空気室D,D を連絡する吸入
連絡路E,E が形成される。この空気室D,D は、換言する
と、ダイヤフラムを境界としてその容積が可変する空間
とともに機構室C と反対側に形成されるものということ
ができる。
【0013】かかる小型エアポンプ装置は、次のように
動作する。モータ1 により、作動ロッド5 が図10に示
すように、左方へ移動する工程では、左方の空気室D は
容積が減少する圧縮工程、右方の空気室D は容積が増大
する膨張工程になり、作動ロッド5 が右方へ移動する工
程では、前述した状態は逆になる。圧縮工程にある空気
室D は、その増大した空気圧により対応する吸入弁7hを
閉鎖、排気弁9 を開放して空気を排気路F を通り排気口
G から排出する。両空気室D,D は、交互に逆関係でもっ
て圧縮工程と膨張工程を繰り返すから、交互に空気を排
気路F を通り排気口G から排出する。
動作する。モータ1 により、作動ロッド5 が図10に示
すように、左方へ移動する工程では、左方の空気室D は
容積が減少する圧縮工程、右方の空気室D は容積が増大
する膨張工程になり、作動ロッド5 が右方へ移動する工
程では、前述した状態は逆になる。圧縮工程にある空気
室D は、その増大した空気圧により対応する吸入弁7hを
閉鎖、排気弁9 を開放して空気を排気路F を通り排気口
G から排出する。両空気室D,D は、交互に逆関係でもっ
て圧縮工程と膨張工程を繰り返すから、交互に空気を排
気路F を通り排気口G から排出する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した小
型エアポンプ装置は、動作中に、駆動軸3 、作動ロッド
5 、ダイヤフラム7 の作動部7c等によって構成される駆
動機構部と、ダイヤフラム7 に形成した吸入弁7hから衝
突等による動作音を発する。後者の吸入弁7hによる動作
音は、吸入孔6c,6c 、機構室C 、吸入路B という空気の
通路が、断面積が小→大→小と変化する消音構造となっ
ていることにより低減できる。しかし、前者の駆動機構
部による動作音は、吸入路B が空気圧を低下させる消音
構造として機能するとはいうものの、その長さが短いの
で実質的にはそれほど低減できるものではない。このた
めに、ポンプの外部に消音装置を設けることが考えられ
るが、そうすると配管が必要になったり、例えば血圧計
が大型化することとなる。
型エアポンプ装置は、動作中に、駆動軸3 、作動ロッド
5 、ダイヤフラム7 の作動部7c等によって構成される駆
動機構部と、ダイヤフラム7 に形成した吸入弁7hから衝
突等による動作音を発する。後者の吸入弁7hによる動作
音は、吸入孔6c,6c 、機構室C 、吸入路B という空気の
通路が、断面積が小→大→小と変化する消音構造となっ
ていることにより低減できる。しかし、前者の駆動機構
部による動作音は、吸入路B が空気圧を低下させる消音
構造として機能するとはいうものの、その長さが短いの
で実質的にはそれほど低減できるものではない。このた
めに、ポンプの外部に消音装置を設けることが考えられ
るが、そうすると配管が必要になったり、例えば血圧計
が大型化することとなる。
【0015】また、吸入口A から空気とともにごみ等を
取り入れることがある。これが吸入弁7hや排気弁9 に付
着するとポンプ性能を低下させることとなる。
取り入れることがある。これが吸入弁7hや排気弁9 に付
着するとポンプ性能を低下させることとなる。
【0016】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、消音効果が高められる小
型エアポンプ装置を提供すること、ごみ等によるポンプ
性能の低下が防げる小型エアポンプ装置を提供すること
にある。
で、その目的とするところは、消音効果が高められる小
型エアポンプ装置を提供すること、ごみ等によるポンプ
性能の低下が防げる小型エアポンプ装置を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の小型エアポンプ装置は、偏心回転
する駆動軸の駆動源となるモータと、駆動軸にて往復運
動せしめられる作動ロッドと、作動部と固定部を有し作
動部が作動ロッドにより作動せしめられることにより容
積が可変する空間を形成して作動ロッドの両端側に配設
される複数のダイヤフラムと、ダイヤフラムを境界とし
て形成された作動ロッドを収容し吸入口に連通した機構
室と、ダイヤフラムを境界としてその容積が可変する空
間とともに機構室と反対側に形成される空気室と、機構
室と空気室間に配設される吸入弁と、空気室に臨んで配
設される排気弁と、排気弁から排出された空気を排気す
る排気口と、を有した小型ポンプ装置において、前記吸
入口と前記機構室の間に、吸入口に連通する吸入口の断
面積より大きい吸気膨張室と、吸気膨張室と機構室を連
通する吸気膨張室の断面積より小さい連通路を設けた構
成としている。
めに、請求項1記載の小型エアポンプ装置は、偏心回転
する駆動軸の駆動源となるモータと、駆動軸にて往復運
動せしめられる作動ロッドと、作動部と固定部を有し作
動部が作動ロッドにより作動せしめられることにより容
積が可変する空間を形成して作動ロッドの両端側に配設
される複数のダイヤフラムと、ダイヤフラムを境界とし
て形成された作動ロッドを収容し吸入口に連通した機構
室と、ダイヤフラムを境界としてその容積が可変する空
間とともに機構室と反対側に形成される空気室と、機構
室と空気室間に配設される吸入弁と、空気室に臨んで配
設される排気弁と、排気弁から排出された空気を排気す
る排気口と、を有した小型ポンプ装置において、前記吸
入口と前記機構室の間に、吸入口に連通する吸入口の断
面積より大きい吸気膨張室と、吸気膨張室と機構室を連
通する吸気膨張室の断面積より小さい連通路を設けた構
成としている。
【0018】また、請求項2記載の小型エアポンプ装置
は、請求項1記載の機構室と連通路と吸気膨張室を、機
構室用凹所と連通路用凹所と吸気膨張室用凹所とを一面
側に開口して並設したケースと、モータを取着しケース
の開口部を閉塞するようそれに取着されるモータ取着部
材と、により形成した構成としている。
は、請求項1記載の機構室と連通路と吸気膨張室を、機
構室用凹所と連通路用凹所と吸気膨張室用凹所とを一面
側に開口して並設したケースと、モータを取着しケース
の開口部を閉塞するようそれに取着されるモータ取着部
材と、により形成した構成としている。
【0019】また、請求項3記載の小型エアポンプ装置
は、請求項2記載のモータ取着部材に、機構室用凹所と
吸気膨張室用凹所の少なくとも一方を設けた構成として
いる。
は、請求項2記載のモータ取着部材に、機構室用凹所と
吸気膨張室用凹所の少なくとも一方を設けた構成として
いる。
【0020】また、請求項4記載の小型エアポンプ装置
は、請求項1乃至3記載の吸入口と機構室の間に設けた
吸気膨張室に替えて、吸気膨張室の深さ方向又は幅方向
の少なくとも略全長にわたる消音流路を設けた構成とし
ている。
は、請求項1乃至3記載の吸入口と機構室の間に設けた
吸気膨張室に替えて、吸気膨張室の深さ方向又は幅方向
の少なくとも略全長にわたる消音流路を設けた構成とし
ている。
【0021】また、請求項5記載の小型エアポンプ装置
は、請求項1乃至4記載の吸気膨張室又は消音流路の少
なくとも一部に、通気性発泡体又は通気性吸音体を配設
した構成としている。
は、請求項1乃至4記載の吸気膨張室又は消音流路の少
なくとも一部に、通気性発泡体又は通気性吸音体を配設
した構成としている。
【0022】さらに、請求項6記載の小型エアポンプ装
置は、請求項5記載の通気性発泡体又は通気性吸音体
を、吸入口を塞がない位置に配設した構成としている。
置は、請求項5記載の通気性発泡体又は通気性吸音体
を、吸入口を塞がない位置に配設した構成としている。
【0023】
【作用】請求項1記載の構成によれば、駆動機構部にて
発生した動作音は、空気の通路の断面積が小→大→小と
変化する連通路→吸気膨張室→吸入口という部位が消音
構造として機能して低減でき、また吸入弁による動作音
は、これらの部位に吸入孔と機構室が付加された消音構
造として機能するので大幅に低減できる。
発生した動作音は、空気の通路の断面積が小→大→小と
変化する連通路→吸気膨張室→吸入口という部位が消音
構造として機能して低減でき、また吸入弁による動作音
は、これらの部位に吸入孔と機構室が付加された消音構
造として機能するので大幅に低減できる。
【0024】請求項2記載の構成によれば、請求項1記
載の作用が専用の部材を追加することなく実現できる。
載の作用が専用の部材を追加することなく実現できる。
【0025】請求項3記載の構成によれば、吸気膨張室
と機構室の少なくとも一方の空気の通路の断面積がより
大きくできて消音効果もより高められる。
と機構室の少なくとも一方の空気の通路の断面積がより
大きくできて消音効果もより高められる。
【0026】請求項4記載の構成によれば、駆動機構部
にて発生した動作音は、十分長い消音流路により低減で
き、また吸入弁による動作音は、この消音流路に吸入孔
と機構室が付加された消音構造として機能するので大幅
に低減できる。
にて発生した動作音は、十分長い消音流路により低減で
き、また吸入弁による動作音は、この消音流路に吸入孔
と機構室が付加された消音構造として機能するので大幅
に低減できる。
【0027】請求項5記載の構成によれば、請求項1乃
至4記載の作用をさらに高めるのに加え、吸入口からご
み等を取り入れても、通気性発泡体又は通気性吸音体が
それより内部に侵入するのを防ぐ。
至4記載の作用をさらに高めるのに加え、吸入口からご
み等を取り入れても、通気性発泡体又は通気性吸音体が
それより内部に侵入するのを防ぐ。
【0028】請求項6記載の構成によれば、請求項5記
載の作用を奏するとともに、空気の吸入量も十分に確保
できる。
載の作用を奏するとともに、空気の吸入量も十分に確保
できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1及び図2に
基づいて説明する。なお、従来のものと実質的に同様の
構成部材や部位には、従来例を示す図に付したものと同
様の符号を付している。
基づいて説明する。なお、従来のものと実質的に同様の
構成部材や部位には、従来例を示す図に付したものと同
様の符号を付している。
【0030】1 はモータで、従来のものと同様、その出
力軸2 の外周面に、溶接等により駆動軸3 を固着してい
る。これにより、出力軸2 が回転すると駆動軸3 は偏心
回転する。
力軸2 の外周面に、溶接等により駆動軸3 を固着してい
る。これにより、出力軸2 が回転すると駆動軸3 は偏心
回転する。
【0031】4 はモータ取着部材で、大略長方形板状を
なし、中央に出力軸ブッシュの挿通孔4a、その両側にモ
ータ取着用のねじ通し孔4b,4b 、四隅にケース閉塞用の
ねじ通し孔4c, …4cを有する。前述したモータ1 は、出
力軸ブッシュを挿通孔4aに挿通し、取付ねじ11でもって
モータ取着部材4 に取着される。また、モータ1 を取着
しない側の面には、後述する機構室を構成する機構室用
凹所4dを設けており、ここに取付ねじ11の頭部が位置す
る。
なし、中央に出力軸ブッシュの挿通孔4a、その両側にモ
ータ取着用のねじ通し孔4b,4b 、四隅にケース閉塞用の
ねじ通し孔4c, …4cを有する。前述したモータ1 は、出
力軸ブッシュを挿通孔4aに挿通し、取付ねじ11でもって
モータ取着部材4 に取着される。また、モータ1 を取着
しない側の面には、後述する機構室を構成する機構室用
凹所4dを設けており、ここに取付ねじ11の頭部が位置す
る。
【0032】5 は作動ロッドで、従来のものと同様、中
央に駆動軸3 を挿通する長孔状の挿通孔5aと、長手方向
の両端部に後述する2個のダイヤフラムを連結するため
の連結孔5b,5b を有する。この作動ロッド5 は、ダイヤ
フラムを連結した状態で駆動軸3 が偏心状に回転する
と、長手方向に往復運動する。
央に駆動軸3 を挿通する長孔状の挿通孔5aと、長手方向
の両端部に後述する2個のダイヤフラムを連結するため
の連結孔5b,5b を有する。この作動ロッド5 は、ダイヤ
フラムを連結した状態で駆動軸3 が偏心状に回転する
と、長手方向に往復運動する。
【0033】6 はケースで、モータ取着部材4 に対応し
た外郭を有し、機構室C を形成する機構室用凹所6aとと
もに、連通路H を形成する浅い連通路用凹所6fと、吸気
膨張室J を形成する深くかつ空気の通路として連通路用
凹所6fより断面積が大きい吸気膨張室用凹所6gと、を並
設した大略一面開口の箱状をなす。また、吸気膨張室用
凹所6gの底部付近に、空気の通路として吸気膨張室用凹
所6gより断面積が小さい吸入口A を設けている。そし
て、機構室用凹所6aを形成する底面には、従来のものと
同様、2個のダイヤフラムと基台の一部が挿通する挿通
孔6b,6b と、吸入孔6c,6c が、機構室用凹所6a及び吸気
膨張室用凹所6gの外方には、モータ取着部材4 のねじ通
し孔4c, …4cに対応したねじ通し孔6d, …6dが設けてあ
る。
た外郭を有し、機構室C を形成する機構室用凹所6aとと
もに、連通路H を形成する浅い連通路用凹所6fと、吸気
膨張室J を形成する深くかつ空気の通路として連通路用
凹所6fより断面積が大きい吸気膨張室用凹所6gと、を並
設した大略一面開口の箱状をなす。また、吸気膨張室用
凹所6gの底部付近に、空気の通路として吸気膨張室用凹
所6gより断面積が小さい吸入口A を設けている。そし
て、機構室用凹所6aを形成する底面には、従来のものと
同様、2個のダイヤフラムと基台の一部が挿通する挿通
孔6b,6b と、吸入孔6c,6c が、機構室用凹所6a及び吸気
膨張室用凹所6gの外方には、モータ取着部材4 のねじ通
し孔4c, …4cに対応したねじ通し孔6d, …6dが設けてあ
る。
【0034】7,7 はダイヤフラムで、従来のものと同
様、異形の平板状基部7aと、空気室D,D が形成されるよ
う隆起した隆起部7bを有する構造をなして作動ロッド5
の両端側に配設される。この隆起部7bは、平面視では大
略四辺形であって側面視では内方側が斜面となる大略三
角形をなしており、この斜面の大半が作動部7cとなり、
作動部7cを除く部分が固定部7dとなる。作動部7cとなる
斜面は、その中央に平板状基部7aに対し垂直方向である
剛性を高めた作動伝達部7eを連設し、その周囲は変形可
能になっており、断面視では作動伝達部7eから上方端ま
でが上方曲面部7fにより、作動伝達部7eから下方端まで
が下方曲面部7gによってつながった形状をなしている。
そして、この作動伝達部7eが、前述した作動ロッド5 の
連結孔5b,5b に挿通されてそれに連結されるのである。
従って、作動伝達部7e、すなわち作動部7cが作動ロッド
5 により作動せしめられると、各曲面部7f,7g が圧縮又
は伸長するように変形し、隆起部7bやダイヤフラム7 の
作動部7cによって形成される空気室D,D の容積が変化す
る。また、平板状基部7aには、ケース6 の吸入孔6c,6c
を開閉するために舌状の吸入弁7hと、ケース6 のねじ通
し孔6d, …6dに対応したねじ通し孔7j,7j が設けてあ
る。
様、異形の平板状基部7aと、空気室D,D が形成されるよ
う隆起した隆起部7bを有する構造をなして作動ロッド5
の両端側に配設される。この隆起部7bは、平面視では大
略四辺形であって側面視では内方側が斜面となる大略三
角形をなしており、この斜面の大半が作動部7cとなり、
作動部7cを除く部分が固定部7dとなる。作動部7cとなる
斜面は、その中央に平板状基部7aに対し垂直方向である
剛性を高めた作動伝達部7eを連設し、その周囲は変形可
能になっており、断面視では作動伝達部7eから上方端ま
でが上方曲面部7fにより、作動伝達部7eから下方端まで
が下方曲面部7gによってつながった形状をなしている。
そして、この作動伝達部7eが、前述した作動ロッド5 の
連結孔5b,5b に挿通されてそれに連結されるのである。
従って、作動伝達部7e、すなわち作動部7cが作動ロッド
5 により作動せしめられると、各曲面部7f,7g が圧縮又
は伸長するように変形し、隆起部7bやダイヤフラム7 の
作動部7cによって形成される空気室D,D の容積が変化す
る。また、平板状基部7aには、ケース6 の吸入孔6c,6c
を開閉するために舌状の吸入弁7hと、ケース6 のねじ通
し孔6d, …6dに対応したねじ通し孔7j,7j が設けてあ
る。
【0035】8 は基台で、従来のものと同様、ケース6
に対応した外郭を有する平板状基部8aと、ダイヤフラム
7,7 の隆起部7bに若干小さく対応した縦壁8b,8b を有し
てなる。従って、この縦壁8b,8b も、平面視では大略四
辺形であって側面視では内方側が斜面となる大略三角形
をなしているが、ダイヤフラム7,7 の作動部7c,7c に対
応する箇所は開口している。前述した空気室D,D は、こ
の縦壁8b,8b とダイヤフラム7,7 の作動部7c,7c 等によ
って形成され、作動部7c,7c の作動に応じてその容積が
変化するのである。また、平板状基部8aには、縦壁8b,8
b で囲まれた位置に排気孔8c,8c と、排気弁取付用の取
付孔8d,8d と、縦壁8b,8b で囲まれない位置であって吸
入弁7h,7h と重合する位置に吸入凹所8e,8e と、吸入凹
所8e,8eと縦壁8b,8b で囲まれた範囲をつなぐ吸入連絡
路用溝8f,8f が設けてある。また、平板状基部8aの四隅
には、ケース6 のねじ通し孔6d, …6dに対応したねじ通
し孔8g,8g が設けてある。さらに、平板状基部8aの縦壁
8b,8b と反対側の面には、排気用凹所8hが設けてある。
に対応した外郭を有する平板状基部8aと、ダイヤフラム
7,7 の隆起部7bに若干小さく対応した縦壁8b,8b を有し
てなる。従って、この縦壁8b,8b も、平面視では大略四
辺形であって側面視では内方側が斜面となる大略三角形
をなしているが、ダイヤフラム7,7 の作動部7c,7c に対
応する箇所は開口している。前述した空気室D,D は、こ
の縦壁8b,8b とダイヤフラム7,7 の作動部7c,7c 等によ
って形成され、作動部7c,7c の作動に応じてその容積が
変化するのである。また、平板状基部8aには、縦壁8b,8
b で囲まれた位置に排気孔8c,8c と、排気弁取付用の取
付孔8d,8d と、縦壁8b,8b で囲まれない位置であって吸
入弁7h,7h と重合する位置に吸入凹所8e,8e と、吸入凹
所8e,8eと縦壁8b,8b で囲まれた範囲をつなぐ吸入連絡
路用溝8f,8f が設けてある。また、平板状基部8aの四隅
には、ケース6 のねじ通し孔6d, …6dに対応したねじ通
し孔8g,8g が設けてある。さらに、平板状基部8aの縦壁
8b,8b と反対側の面には、排気用凹所8hが設けてある。
【0036】9,9 は排気弁で、従来のものと同様、軸部
9aと弁部9bを有する傘形をなし、弁部9bが基台8 の排気
用凹所8hにおいて排気孔8c,8c を開閉するよう軸部9aが
取付孔8d,8d に取付けられる。従って排気弁9,9 は、排
気孔8c,8c を介して空気室D,D に臨むこととなる。
9aと弁部9bを有する傘形をなし、弁部9bが基台8 の排気
用凹所8hにおいて排気孔8c,8c を開閉するよう軸部9aが
取付孔8d,8d に取付けられる。従って排気弁9,9 は、排
気孔8c,8c を介して空気室D,D に臨むこととなる。
【0037】10は蓋体で、従来のものと同様、基台8 に
対応した外郭を有する平板状基部10a と、その中央に表
裏を貫通して端部が排気口G となる排気路F が存在する
よう筒部10b を突設している。また、平板状基部10a の
四隅には、基台8 のねじ通し孔8g, …8gに対応したねじ
通し孔10c,10c が設けてある。
対応した外郭を有する平板状基部10a と、その中央に表
裏を貫通して端部が排気口G となる排気路F が存在する
よう筒部10b を突設している。また、平板状基部10a の
四隅には、基台8 のねじ通し孔8g, …8gに対応したねじ
通し孔10c,10c が設けてある。
【0038】このような構成部材からなる小型エアポン
プ装置は、基台8 の一方側に、ダイヤフラム7,7 、ケー
ス6 を装着、載置し、ダイヤフラム7,7 の作動伝達部7
e,7eと作動ロッド5 を連結し、駆動軸5 が作動ロッド5
の挿通孔5aに挿通されるようモータ取着部材4 をケース
6 に載置し、また基台8 の他方側に、蓋体10を重合させ
てこれらを取付ねじ12でもって結合固定する。
プ装置は、基台8 の一方側に、ダイヤフラム7,7 、ケー
ス6 を装着、載置し、ダイヤフラム7,7 の作動伝達部7
e,7eと作動ロッド5 を連結し、駆動軸5 が作動ロッド5
の挿通孔5aに挿通されるようモータ取着部材4 をケース
6 に載置し、また基台8 の他方側に、蓋体10を重合させ
てこれらを取付ねじ12でもって結合固定する。
【0039】これにより、ケース6 の機構室用凹所6aと
ともに、連通路用凹所6fと吸気膨張室用凹所6gの開口部
はモータ取着部材4 にて閉塞され、従って機構室C とと
もに、連通路H と吸気膨張室J が形成される。すなわ
ち、吸入口A と機構室C の間に、空気の通路として見
て、吸入口A に連通する吸入口A の断面積より大きい吸
気膨張室J と、吸気膨張室J と機構室C を連通する吸気
膨張室J の断面積より小さい連通路H が設けられる。ま
た、基台8 の吸入連絡路用溝8f,8f の開口部はダイヤフ
ラム7,7 の平板状基部7a,7a にて閉塞され、従って吸入
凹所8e,8e と空気室D,D を連絡する吸入連絡路E,E が形
成される。
ともに、連通路用凹所6fと吸気膨張室用凹所6gの開口部
はモータ取着部材4 にて閉塞され、従って機構室C とと
もに、連通路H と吸気膨張室J が形成される。すなわ
ち、吸入口A と機構室C の間に、空気の通路として見
て、吸入口A に連通する吸入口A の断面積より大きい吸
気膨張室J と、吸気膨張室J と機構室C を連通する吸気
膨張室J の断面積より小さい連通路H が設けられる。ま
た、基台8 の吸入連絡路用溝8f,8f の開口部はダイヤフ
ラム7,7 の平板状基部7a,7a にて閉塞され、従って吸入
凹所8e,8e と空気室D,D を連絡する吸入連絡路E,E が形
成される。
【0040】かかる小型エアポンプ装置は、次のように
動作する。すなわち、モータ1 により、作動ロッド5 が
図1に示すように、左方へ移動する工程では、左方の空
気室D は容積が減少する圧縮工程、右方の空気室D は容
積が増大する膨張工程になる。この場合、例えば、左方
の空気室D を着目すると、上方曲面部7fは圧縮、下方曲
面部7gは伸長状態になり、上方曲面部7f近傍の空間は容
積減少、下方曲面部7g近傍の空間は容積増大となるもの
の、上方曲面部7f近傍の空間の方が大きいために空気室
D 全体としては容積減少、すなわち圧縮工程となる。ま
た、作動ロッド5 が右方へ移動する工程では、前述した
状態は逆になる。そして、圧縮工程にある空気室D は、
その増大した空気圧により対応する吸入弁7hを閉鎖、排
気弁9 を開放して空気を排気路F を通り排気口G から排
出する。両空気室D,D は、交互に逆関係でもって圧縮工
程と膨張工程を繰り返すから、交互に空気を排気路F を
通り排気口G から排出する。
動作する。すなわち、モータ1 により、作動ロッド5 が
図1に示すように、左方へ移動する工程では、左方の空
気室D は容積が減少する圧縮工程、右方の空気室D は容
積が増大する膨張工程になる。この場合、例えば、左方
の空気室D を着目すると、上方曲面部7fは圧縮、下方曲
面部7gは伸長状態になり、上方曲面部7f近傍の空間は容
積減少、下方曲面部7g近傍の空間は容積増大となるもの
の、上方曲面部7f近傍の空間の方が大きいために空気室
D 全体としては容積減少、すなわち圧縮工程となる。ま
た、作動ロッド5 が右方へ移動する工程では、前述した
状態は逆になる。そして、圧縮工程にある空気室D は、
その増大した空気圧により対応する吸入弁7hを閉鎖、排
気弁9 を開放して空気を排気路F を通り排気口G から排
出する。両空気室D,D は、交互に逆関係でもって圧縮工
程と膨張工程を繰り返すから、交互に空気を排気路F を
通り排気口G から排出する。
【0041】また、この小型エアポンプ装置は、動作中
に、駆動軸3 、作動ロッド5 、ダイヤフラム7 の作動部
7c等によって構成される駆動機構部と、ダイヤフラム7
に形成した吸入弁7hから衝突等による動作音を発するけ
れども、これらは次のように低減される。すなわち、駆
動機構部による動作音は、空気の通路の断面積が小→大
→小と変化する連通路H →吸気膨張室J →吸入口A とい
う部位が消音構造として機能して低減できる。また、吸
入弁7hによる動作音は、前述した部位に加え、吸入孔6
c,6c →機構室C という空気の通路も消音構造として機
能するので大幅に低減できる。
に、駆動軸3 、作動ロッド5 、ダイヤフラム7 の作動部
7c等によって構成される駆動機構部と、ダイヤフラム7
に形成した吸入弁7hから衝突等による動作音を発するけ
れども、これらは次のように低減される。すなわち、駆
動機構部による動作音は、空気の通路の断面積が小→大
→小と変化する連通路H →吸気膨張室J →吸入口A とい
う部位が消音構造として機能して低減できる。また、吸
入弁7hによる動作音は、前述した部位に加え、吸入孔6
c,6c →機構室C という空気の通路も消音構造として機
能するので大幅に低減できる。
【0042】なお、吸入口A 、吸気膨張室J 、連通路H
、機構室C 、空気室D 、吸入連絡路E 、排気路F 、排
気口G 等は、この実施例にて説明した部材によってのみ
形成するのでなく適宜部材の組み合わせによる設計が可
能であるが、この実施例によれば、前述した消音構造と
して機能する各部位は、いずれも専用の部材を追加する
ことなく実現できる。
、機構室C 、空気室D 、吸入連絡路E 、排気路F 、排
気口G 等は、この実施例にて説明した部材によってのみ
形成するのでなく適宜部材の組み合わせによる設計が可
能であるが、この実施例によれば、前述した消音構造と
して機能する各部位は、いずれも専用の部材を追加する
ことなく実現できる。
【0043】次に、本発明の第2実施例を図3に基づい
て説明する。このものは、第1実施例と比較した場合、
全体の大きさを変えずに吸気膨張室J を大きくしたもの
である。すなわち、このもののモータ取着部材4 は、モ
ータ1 を取着しない側の面に、吸気膨張室用凹所4eを設
けている。この場合、連通路H の大きさは第1実施例と
同様にするため、ケース6 の吸気膨張室J と機構室D の
間に介在する部分を長く延ばしている。これにより、吸
気膨張室J の空気の通路の断面積がより大きくできて消
音効果もより高められる。
て説明する。このものは、第1実施例と比較した場合、
全体の大きさを変えずに吸気膨張室J を大きくしたもの
である。すなわち、このもののモータ取着部材4 は、モ
ータ1 を取着しない側の面に、吸気膨張室用凹所4eを設
けている。この場合、連通路H の大きさは第1実施例と
同様にするため、ケース6 の吸気膨張室J と機構室D の
間に介在する部分を長く延ばしている。これにより、吸
気膨張室J の空気の通路の断面積がより大きくできて消
音効果もより高められる。
【0044】次に、本発明の第3実施例を図4に基づい
て説明する。このものは、第1実施例のものに、消音効
果をさらに高めるのに加え、吸入口A からごみ等を取り
入れても内部に侵入するのを防ぐために、通気性発泡体
又は通気性吸音体13を付加したものである。この例で
は、吸気膨張室J の下方に、2/3程度の容積を占める
大きさのスポンジのような通気性発泡体又はグラスウー
ルのような通気性吸音体13を配設している。これによ
り、吸入口A からごみ等を取り入れても、それらは吸入
口A 近傍に留められ、吸入弁7hや排気弁9 に付着すると
いう現象を防ぐことができる。
て説明する。このものは、第1実施例のものに、消音効
果をさらに高めるのに加え、吸入口A からごみ等を取り
入れても内部に侵入するのを防ぐために、通気性発泡体
又は通気性吸音体13を付加したものである。この例で
は、吸気膨張室J の下方に、2/3程度の容積を占める
大きさのスポンジのような通気性発泡体又はグラスウー
ルのような通気性吸音体13を配設している。これによ
り、吸入口A からごみ等を取り入れても、それらは吸入
口A 近傍に留められ、吸入弁7hや排気弁9 に付着すると
いう現象を防ぐことができる。
【0045】次に、本発明の第4実施例を図5に基づい
て説明する。このものは、第3実施例の変形例であり、
通気性発泡体又は通気性吸音体13の配設位置を変えてい
る。すなわち、このもののケース6 は、吸気膨張室用凹
所6gの底部に、吸入口A の縦幅と同等以上の高さを有す
る小突起6h,6h を設けており、これに通気性発泡体又は
通気性吸音体13を載置している。従って、通気性発泡体
又は通気性吸音体13は、吸入口A を塞がない位置に配設
される。これにより、吸入口A の断面積より十分に大き
い断面積でもって通気性発泡体又は通気性吸音体13の端
部が空気に面することとなり、空気の吸入量も十分に確
保できる。
て説明する。このものは、第3実施例の変形例であり、
通気性発泡体又は通気性吸音体13の配設位置を変えてい
る。すなわち、このもののケース6 は、吸気膨張室用凹
所6gの底部に、吸入口A の縦幅と同等以上の高さを有す
る小突起6h,6h を設けており、これに通気性発泡体又は
通気性吸音体13を載置している。従って、通気性発泡体
又は通気性吸音体13は、吸入口A を塞がない位置に配設
される。これにより、吸入口A の断面積より十分に大き
い断面積でもって通気性発泡体又は通気性吸音体13の端
部が空気に面することとなり、空気の吸入量も十分に確
保できる。
【0046】次に、本発明の第5実施例を図6及び図7
に基づいて説明する。このものは、先の実施例の吸気膨
張室J を変更している。すなわち、このもののケース6
は、全体の長手方向長さを少し短くし、吸気膨張室用凹
所6gもそれに対応して横幅を少し短くし、吸気膨張室用
凹所6gを形成する外方上端部に吸入口用凹所6jを設けて
いる。また、モータ取着部材4 は、ケース6 に対応した
外郭を有するよう先の実施例のものより全体の長手方向
長さを少し短くするとともに、モータ1 を取着しない側
の面に吸気膨張室用凹所 (この例では、消音流路用凹所
と称してもよい)6g の縦幅部分を仕切る仕切り部4fを連
設している。従って、吸入口A と連通路H の間に、吸気
膨張室J の深さ方向に対応する長さの略全長にわたりコ
字状の消音流路K が形成される。これにより、駆動機構
部にて発生した動作音は、十分長い消音流路K が空気圧
を低下させる消音構造として機能して低減でき、また吸
入弁7hによる動作音は、この消音流路K に吸入孔6cと機
構室C が付加された消音構造として機能するので大幅に
低減できる。
に基づいて説明する。このものは、先の実施例の吸気膨
張室J を変更している。すなわち、このもののケース6
は、全体の長手方向長さを少し短くし、吸気膨張室用凹
所6gもそれに対応して横幅を少し短くし、吸気膨張室用
凹所6gを形成する外方上端部に吸入口用凹所6jを設けて
いる。また、モータ取着部材4 は、ケース6 に対応した
外郭を有するよう先の実施例のものより全体の長手方向
長さを少し短くするとともに、モータ1 を取着しない側
の面に吸気膨張室用凹所 (この例では、消音流路用凹所
と称してもよい)6g の縦幅部分を仕切る仕切り部4fを連
設している。従って、吸入口A と連通路H の間に、吸気
膨張室J の深さ方向に対応する長さの略全長にわたりコ
字状の消音流路K が形成される。これにより、駆動機構
部にて発生した動作音は、十分長い消音流路K が空気圧
を低下させる消音構造として機能して低減でき、また吸
入弁7hによる動作音は、この消音流路K に吸入孔6cと機
構室C が付加された消音構造として機能するので大幅に
低減できる。
【0047】なお、消音流路K は、側面視がL字状やI
字状に形成して吸入口A の位置を下方にしてもよいし、
モータ取着部材4 から連設した仕切り部4fを、ケース6
の吸気膨張室用凹所6gの一方の側面から連設するように
してもよい。
字状に形成して吸入口A の位置を下方にしてもよいし、
モータ取着部材4 から連設した仕切り部4fを、ケース6
の吸気膨張室用凹所6gの一方の側面から連設するように
してもよい。
【0048】次に、本発明の第6実施例を図8に基づい
て説明する。このものは、第5実施例の変形例であり、
消音流路K の長さを長くしている。すなわち、このもの
のモータ取着部材4 は、モータ1 を取着しない側の面
に、吸気膨張室用凹所4eを設けた設計として消音流路K
を長くしている。これにより、消音流路K の空気の通路
の長さがより長くできて消音効果もより高められる。
て説明する。このものは、第5実施例の変形例であり、
消音流路K の長さを長くしている。すなわち、このもの
のモータ取着部材4 は、モータ1 を取着しない側の面
に、吸気膨張室用凹所4eを設けた設計として消音流路K
を長くしている。これにより、消音流路K の空気の通路
の長さがより長くできて消音効果もより高められる。
【0049】さらに、本発明の第7実施例を図9に基づ
いて説明する。このものは、第5実施例と第3実施例の
各特徴部分を組み合わせたものである。すなわち、この
ものは、第5実施例の消音流路K の下方に、第3実施例
と同様に、通気性発泡体又は通気性吸音体13を配設して
いる。これにより、消音効果をさらに高めるのに加え、
吸入口A からごみ等を取り入れても、それらは吸入口A
近傍に留められ、吸入弁7hや排気弁9 に付着するという
現象を防ぐことができる。
いて説明する。このものは、第5実施例と第3実施例の
各特徴部分を組み合わせたものである。すなわち、この
ものは、第5実施例の消音流路K の下方に、第3実施例
と同様に、通気性発泡体又は通気性吸音体13を配設して
いる。これにより、消音効果をさらに高めるのに加え、
吸入口A からごみ等を取り入れても、それらは吸入口A
近傍に留められ、吸入弁7hや排気弁9 に付着するという
現象を防ぐことができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の小型エアポンプ装置は、
駆動機構部にて発生した動作音は、空気の通路の断面積
が小→大→小と変化する連通路→吸気膨張室→吸入口と
いう部位が消音構造として機能して低減でき、また吸入
弁による動作音は、これらの部位に吸入孔と機構室が付
加された消音構造として機能するので大幅に低減でき、
よって、消音効果が高められる。
駆動機構部にて発生した動作音は、空気の通路の断面積
が小→大→小と変化する連通路→吸気膨張室→吸入口と
いう部位が消音構造として機能して低減でき、また吸入
弁による動作音は、これらの部位に吸入孔と機構室が付
加された消音構造として機能するので大幅に低減でき、
よって、消音効果が高められる。
【0051】また、請求項2記載の小型エアポンプ装置
は、請求項1記載の作用効果を達成するのに、専用の部
材を追加することなく実現できる。
は、請求項1記載の作用効果を達成するのに、専用の部
材を追加することなく実現できる。
【0052】また、請求項3記載の小型エアポンプ装置
は、請求項2記載の作用効果に加え、吸気膨張室と機構
室の少なくとも一方の空気の通路の断面積がより大きく
できて消音効果もより高められる。
は、請求項2記載の作用効果に加え、吸気膨張室と機構
室の少なくとも一方の空気の通路の断面積がより大きく
できて消音効果もより高められる。
【0053】また、請求項4記載の小型エアポンプ装置
は、駆動機構部にて発生した動作音は、十分長い消音流
路により低減でき、また吸入弁による動作音は、この消
音流路に吸入孔と機構室が付加された消音構造として機
能するので大幅に低減でき、よって、消音効果が高めら
れる。
は、駆動機構部にて発生した動作音は、十分長い消音流
路により低減でき、また吸入弁による動作音は、この消
音流路に吸入孔と機構室が付加された消音構造として機
能するので大幅に低減でき、よって、消音効果が高めら
れる。
【0054】また、請求項5記載の小型エアポンプ装置
は、請求項1乃至4記載の作用効果をさらに高めるのに
加え、吸入口からごみ等を取り入れても、通気性発泡体
又は通気性吸音体がそれより内部に侵入するのを防いで
ごみ等によるポンプ性能の低下を防ぐことができる。
は、請求項1乃至4記載の作用効果をさらに高めるのに
加え、吸入口からごみ等を取り入れても、通気性発泡体
又は通気性吸音体がそれより内部に侵入するのを防いで
ごみ等によるポンプ性能の低下を防ぐことができる。
【0055】さらに、請求項6記載の小型エアポンプ装
置は、請求項5の作用を奏するとともに、空気の吸入量
も十分に確保できる。
置は、請求項5の作用を奏するとともに、空気の吸入量
も十分に確保できる。
【図1】本発明の第1実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図6】本発明の第5実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図7】その分解斜視図である。
【図8】本発明の第6実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図9】本発明の第7実施例を示す要部を断面とした側
面図である。
面図である。
【図10】従来例を示す要部を断面とした側面図であ
る。
る。
【図11】その分解斜視図である。
1 モータ 3 駆動軸 4 モータ取着部材 5 作動ロッド 6 ケース 7 ダイヤフラム 7c ダイヤフラムの作動部 7d ダイヤフラムの固定部 7h ダイヤフラムに設けた吸入弁 8 基台 9 排気弁 10 蓋体 13 通気性発泡体又は通気性吸音体 A 吸入口 C 機構室 D 空気室 E 吸入連絡路 F 排気孔 G 排気口 H 連通路 J 吸気膨張室 K 消音流路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
Claims (6)
- 【請求項1】 偏心回転する駆動軸の駆動源となるモ
ータと、駆動軸にて往復運動せしめられる作動ロッド
と、作動部と固定部を有し作動部が作動ロッドにより作
動せしめられることにより容積が可変する空間を形成し
て作動ロッドの両端側に配設される複数のダイヤフラム
と、ダイヤフラムを境界として形成された作動ロッドを
収容し吸入口に連通した機構室と、ダイヤフラムを境界
としてその容積が可変する空間とともに機構室と反対側
に形成される空気室と、機構室と空気室間に配設される
吸入弁と、空気室に臨んで配設される排気弁と、排気弁
から排出された空気を排気する排気口と、を有した小型
ポンプ装置において、前記吸入口と前記機構室の間に、
吸入口に連通する吸入口の断面積より大きい吸気膨張室
と、吸気膨張室と機構室を連通する吸気膨張室の断面積
より小さい連通路を設けたことを特徴とする小型エアポ
ンプ装置。 - 【請求項2】 前記機構室と前記連通路と前記吸気膨
張室は、機構室用凹所と連通路用凹所と吸気膨張室用凹
所とを一面側に開口して並設したケースと、モータを取
着しケースの開口部を閉塞するようそれに取着されるモ
ータ取着部材と、により形成されてなる請求項1記載の
小型エアポンプ。 - 【請求項3】 前記モータ取着部材に、機構室用凹所
と吸気膨張室用凹所の少なくとも一方を設けてなる請求
項2記載の小型エアポンプ装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載の吸入口と機構室
の間に設けた吸気膨張室に替えて、吸気膨張室の深さ方
向又は幅方向の少なくとも一方の略全長にわたる消音流
路を設けたことを特徴とする小型エアポンプ装置。 - 【請求項5】 前記吸気膨張室又は消音流路の少なく
とも一部に、通気性発泡体又は通気性吸音体を配設して
なる請求項1乃至4記載の小型エアポンプ装置。 - 【請求項6】 前記通気性発泡体又は通気性吸音体
を、吸入口を塞がない位置に配設してなる請求項5記載
の小型エアポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8696694A JPH07293450A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 小型エアポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8696694A JPH07293450A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 小型エアポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07293450A true JPH07293450A (ja) | 1995-11-07 |
Family
ID=13901621
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8696694A Pending JPH07293450A (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 小型エアポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07293450A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6843643B2 (en) | 2001-11-06 | 2005-01-18 | Oken Seiko Co., Ltd. | Valve mounting arrangement in a diaphragm pump |
JP2010031726A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Scroll Giken:Kk | スクロール流体機械 |
CN102678529A (zh) * | 2012-06-11 | 2012-09-19 | 天津九安医疗电子股份有限公司 | 一种微型气泵及电子血压计 |
JP2012241636A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Oken Ltd | ダイヤフラムポンプ |
CN109882385A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-06-14 | 天津市津腾实验设备有限公司 | 一种隔膜真空泵泵腔用气体转换装置 |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP8696694A patent/JPH07293450A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6843643B2 (en) | 2001-11-06 | 2005-01-18 | Oken Seiko Co., Ltd. | Valve mounting arrangement in a diaphragm pump |
US7040876B2 (en) | 2001-11-06 | 2006-05-09 | Oken Seiko Co., Ltd. | Valves for a diaphragm pump |
JP2010031726A (ja) * | 2008-07-29 | 2010-02-12 | Scroll Giken:Kk | スクロール流体機械 |
JP2012241636A (ja) * | 2011-05-20 | 2012-12-10 | Oken Ltd | ダイヤフラムポンプ |
CN102678529A (zh) * | 2012-06-11 | 2012-09-19 | 天津九安医疗电子股份有限公司 | 一种微型气泵及电子血压计 |
CN109882385A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-06-14 | 天津市津腾实验设备有限公司 | 一种隔膜真空泵泵腔用气体转换装置 |
CN109882385B (zh) * | 2019-04-10 | 2024-04-12 | 天津市津腾实验设备有限公司 | 一种隔膜真空泵泵腔用气体转换装置 |
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