JPH07116666B2 - 貫通型無結節網の製造方法 - Google Patents

貫通型無結節網の製造方法

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JPH07116666B2
JPH07116666B2 JP2048287A JP2048287A JPH07116666B2 JP H07116666 B2 JPH07116666 B2 JP H07116666B2 JP 2048287 A JP2048287 A JP 2048287A JP 2048287 A JP2048287 A JP 2048287A JP H07116666 B2 JPH07116666 B2 JP H07116666B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は貫通型無結節網の製造方法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
貫通型無結節網については、本出願人が既に特公昭57−
13660号公報により提案している。
本発明は前記公報の特許請求の範囲第3項に記載されて
いる貫通型無結節網の製造方法に関する。この貫通型無
結節網は、第15図に示すように、貫通組節していく2本
のストランドからなる網脚の撚方向が一定となるように
して形成されている。例えば、同図実線で示す左下がり
に進む網脚は左撚りであり、同図破線で示す右下がりに
進む網脚は右撚りである。
この貫通型無結節網の製造方法としては、前記公報の第
7図にその1例が示されている。
この従来の製造方法においては、組節を形成する組節構
成単位として、連鎖状態の4個の運錘輪に4個の錘を配
置して構成し、これらの4個の錘を4個の運錘輪上で交
差させて組節を行なう。また、網脚は1個の運錘輪に配
置した2本1対の錘からなる網脚構成単位を、その運錘
輪の回転軸を中心として公転させることにより形成して
いる。
しかしながら、前記従来方法においては、網脚の形成に
は2個の運錘輪しか用いないのに、組節の形成には4個
の運錘輪を必要とし、運錘輪に対する錘の配錘密度を高
くするのに限界があり、組網機全体も大型となる等の不
都合があった。
〔発明の目的〕
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、運錘
輪に対する錘の配錘密度を高くした状態で貫通型無結節
網を製することができ、しかも組節部を流動抵抗が小さ
く耐摩耗性にも優れ組節強度も強い構成とすることがで
き、資本生産性が高く、コストも低廉となり、網仕立て
作業も容易となる貫通型無結節網の製造方法を提供する
ことを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明の貫通型無結節網の製造方法は、ストランドを巻
いた錘の受渡しをするための4個の切欠きを有する運錘
輪を正転、逆転、正転、逆転…と連続的に配設し、前記
各運錘輪に2本1対として錘を配置し、網脚は、前記各
運錘輪に配置されている2本1対の錘を網脚構成単位と
し、この網脚構成単位の各錘を前記運錘輪の回転軸を中
心として公転させることにより形成し、組節は、組節開
始時に前記運錘輪の連続方向(以下、連続方向という)
に隣接する2個の運錘輪に配されていて互いに逆撚りの
網脚を形成する2つの網脚構成単位を組節構成単位(以
下、組節構成単位という)とし、この組節構成単位の各
錘を隣接する2個の運錘輪の間で移行させながらそれぞ
れ交差させるとともに、その交差状態を組節終了時に前
記2つの網脚構成単位の前記連続方向における相対位置
を入れ換え、かつ、組節開始時に正転する運錘輪(以
下、正転輪という)に配されていた網脚構成単位の各錘
は正転輪に、組節開始時逆転する運錘輪(以下、逆転輪
という)に配されていた網脚構成単位の各錘は逆転輪に
配するようにし、更に、組節を形成する一方の網脚構成
単位の2本1対の錘のうちの一方の錘から引き出される
ストランドと他方の網脚構成単位の各錘から引き出され
る各々のストランドとの組節中のみかけ交差方向を同方
向とさせるとともに、前記一方の網脚構成単位の他方の
錘から引き出されるストランドと他方の網脚構成単位の
各錘から引き出される各々のストランドとの組節中のみ
かけ交差方向を同方向でかつ前記みかけ交差方向とそれ
ぞれ逆方向となるようにさせることにより形成し、貫通
組節していく2本のストランドからなる網脚の撚方向が
一定であるとともに、組節部の性能が優れている貫通型
無結節網を製造することを特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図から第14図について説明
する。
第1図は本発明の製造方法に用いる組網機を略示してい
る。この組網機は、白抜きの大円からなる正転する運錘
輪(以下、正転輪という)Aと、斜線を付した大円から
なる逆転する運錘輪(以下、逆転輪という)Bとを、正
転、逆転、正転、逆転…と連続的に配設している。そし
て、各正転輪および逆転輪はそれぞれストランドを巻い
た錘の受渡しをするための4個の切欠きa,a,…が外周部
を等分するようにして設けられている。
本実施例においては、第2図に示すように、全部の運錘
輪A,Bにそれぞれ2本1対としてストランドを巻いた運
錘輪1,2,3,4…が配置されている。そして、本実施例に
おいては、各運錘輪A,Bに配置されている2本1対の錘
1および2、3および4…はそれぞれ90度位相にして配
置されている。
なお、第2図において構成を明瞭とするため切欠きaの
図示を省略してある。第3図、第6図から第9図、第12
図から第14図においても同様である。
次に、このようにして形成されている組網機による貫通
型無結節網の製造工程を説明する。
この貫通型無結節網の製造は、網脚の製造工程と組節部
の製造工程とを交互に繰返すことにより行なわれる。
先ず、網脚の製造工程を説明する。
この網脚は各運錘輪A,Bに配置されている2本1対の錘
1および2、錘3および4、錘5および6…がそれぞれ
網脚構成単位となる。そして、これらの各網脚構成単位
の各錘1,2,3,4…を各運錘輪A,Bの回転軸を中心として公
転させ、各網脚構成単位の2本1対の錘に巻かれた合計
2本のストランドを撚って網脚とする。本実施例におい
ては各正転論A,A…により右撚りの網脚が形成され、各
逆転輪B,B…により左撚りの網脚が形成される。第4図
の組節部より上方の網脚部が、錘1および2と錘3およ
び4とによって形成された網脚部を示している。
そして、各網脚構成単位による予め定められた脚長の網
脚の形成が終了すると、組節が連続して行なわれる。
本実施例における組節工程には、前記目的を達成するた
めに、大別すると2つの工夫を行なっている。
すなわち、第1の工夫おいては、2個の運錘輪を用いて
4個の錘を交差させて4本のストランドによる組節部を
形成するとともに、組節前に右撚りの網脚を形成してい
た2本1対のストランドは組節後においても右撚りの網
脚を形成し、逆に組節前に左撚りの網脚を形成していた
2本1対のストランドは組節後においても左撚りの網脚
を形成するようにさせている。
そして、第2の工夫においては、前記第1の工夫による
組節成形時に、組節部の形状をより小さくして流動抵抗
を小さく抑えるようにするとともに、組節部の耐摩耗性
を高くするために4本のストランドを均等に交差させる
ようにして、4個の錘を2個の運錘輪間で運行させてい
る。
この組節工程を一例を示す第3図について説明する。
第3図は正転輪Aと逆転輪Bとに配置されている錘1,2,
3,4を斜上方から俯瞰し、正転輪Aおよび逆転輪Bが90
度回転した状態を1工程単位として、各錘の運行状態を
上から下へ工程順に示すとともに、各錘から引き出され
るストランドを太い線で表わしたものである。そして、
各ストランドが交差する部分においては、手前側のスト
ランドを連続した太い線で表わし、奥側のストランドを
断線した太い線で表わしている。
本実施例により組節を行なう場合には、第3図の工程
(I)に示すように、組節開始時に運錘輪A,Bの連続方
向(同図左右方向)に隣接する2個の運錘輪すなわち正
転輪Aおよび逆転輪Bに配されていて互いに逆撚りの網
脚を形成する2つの網脚構成単位(同図における錘1お
よび2、3および4)を組節構成単位として、以後の組
節を行なう。
その組節は第3図の工程(I)から工程(X)に示すよ
うにして、正転輪Aおよび逆転輪Bの回転の進行に従っ
て、組節構成単位の各錘1,2,3,4を隣接する2個の正転
輪Aおよび逆転輪Bの間で移行させながらそれぞれ交差
させて行なわれる。
この組節工程における各錘1,2,3,4の交差状態を、前記
第1および第2の工夫の順に従って分解して説明する。
先ず第1の工夫によれば、各錘1,2,3,4の交差状態は、
組節終了後(同図工程(X))に前記2つの網脚構成単
位を形成する錘1および2と3および4の運錘輪の連続
方向(同図左右方向)における相対位置が入れ換えられ
ている。すなわち、組節開始時に錘3,4の左側に位置し
ていた錘1,2は、組節終了時に錘3,4の右側に位置せしめ
られている。そして、更に、各錘1,2,3,4の交差状態
は、組節開始時に正転輪Aに配されていた網脚構成単位
の錘1,2を組節終了後にも正転輪Aに配させ、組節開始
時に逆転輪Bに配されていた網脚構成単位の錘3,4を組
節終了時にも逆転輪Bに配させるようにしている。
これにより貫通組節していく網脚の撚方向が、組節部の
前後において同方向となり、第15図に示す網が製造され
る。
そして、第2の工夫によれば、前記第1の工夫に従って
各錘1,2,3,4を交差させる時に、組節部の形状をバラン
スのとれたものとするために一定の法則に基づいて交差
させている。
その法則は、第3図によって説明すると、組節を形成す
る一方の網脚構成単位の2本1対の錘1および2のうち
一方の錘1から引き出されるストランドと、他方の網脚
構成単位の各錘3および4から引き出される各々のスト
ランドとの組節中のみかけ交差方向を同方向とさせると
ともに、前記一方の網脚構成単位の他方の錘2から引き
出されるストランドと他方の網脚構成単位の各錘3およ
び4から引き出される各々のストランドとの組節中のみ
かけ交差方向を同方向でかつ前記みかけ交差方向とそれ
ぞれ逆方向となるようにすることを内容とする。
ここでみかけ交差方向について説明する。
一般に、2本のストランドが交差する場合、左下がりの
ストランドの上に右下がりのストランドが来る交差をs
交差という、逆に右下がりのストランドの上に左下がり
のストランドが来る交差をz交差という。そして、みか
け交差方向とは、1つの組節中における2本のストラン
ドの交差状態が、前記s交差の和とz交差の和との差が
1であり、その残った1つの交差の交差方向をみかけ交
差方向という。s交差が残った場合のみかけ交差方向を
S方向といい、z交差が残った場合のみかけ交差方向を
Z方向という。
第3図における組節中の各錘1,2,3,4に巻かれたストラ
ンドについてみかけ交差方向を見ると、錘1と錘3との
間では、第VI工程におけるs交差のみでS方向となる。
同様にして、錘1と錘4との間では第II工程から第III
工程に移行する時のs交差、第IV工程から第V工程に移
行する時のs交差および第VIII工程から第IX工程に移行
する時のz交差からなるS方向となる。また、錘2と錘
3との間では、第IV工程から第V工程に移行する時のz
交差のみでZ方向となる。また、錘2と錘4との間で
は、第III工程におけるs交差、第VII工程におけるz交
差および第IX工程におけるz交差からなるZ方向とな
る。この交差状態をまとめると下の表1のようになる。
表 1 1−3 : s →S 1−4 : s, s, z →S 2−3 : z →Z 2−4 : s, z, z →Z このように本実施例においては、組節を形成する一方の
網脚構成単位の2本1対の各錘1および2から引き出さ
れるストランドを、他方の網脚構成単位の2本1対の各
錘3および4から引き出されるストランドとの交差状態
を、組節中にs交差とz交差のいずれか一方の1つを残
したみかけ交差をもって交差させている。このようにみ
かけ交差をもって交差させているのは、2本のストラン
ドが360度以上撚られてしまうと組節部の形状が大きく
なり、組節部の流動抵抗も大きくなってしまうので、2
本のストランドを180度以下のみかけ交差をもって交差
させて、組節部の形状を可能な限り小さくして、流動抵
抗を小さくするためである。
また、表1に示すように、本実施例においては一方の網
脚構成単位を形成する2本1対の錘1および2のうちの
一方の錘1から引き出されるストランドと、他方の網脚
構成単位を形成する2本1対の錘3および4から引き出
されるストランドとのみかけ交差方向を共にS方向と
し、逆に錘2から引き出されるストランドと錘3および
4から引き出されるストランドとのみかけ交差方向を共
にZ方向として前記S方向と逆方向としている。これに
より、1つの組節中における4本のストランドの交差状
態が均一となり、組節部の形状が偏よったものとなら
ず、流動抵抗が小さく抑えられる。更に、網の使用中に
組節部を形成する4本のストランドのうちの特定のもの
だけが集中的に他の物体と摩擦してしまうことがなく、
4本のストランドが均等に摩擦することとなり、耐摩耗
性が高いものとなる。また、万一組節部において1本の
ストランドが切断したとしても、他の3本のストランド
と切断した1本のストランドとが均等に交差しているた
め、ストランドの切断が網脚部にまで波及することがな
く、耐摩耗性が高くなる。
第4図および第5図の組節部は、それぞれ第3図の工程
(I)から(X)に従って錘1,2,3,4から引き出された
ストランドによって組節された組節部を表側と裏側から
示している。
この組節部は形状が小さく形成されていて、流動抵抗が
小さく抑えられているとともに、各ストランドが平均に
交差されており、耐摩耗性に優れており、かつ組節強度
も強いものである。
この組節終了後、再び各網脚構成単位により網脚が形成
される。この場合各網脚構成単位は、組節の前後におい
て同方向回転の運錘輪に配されるので、第4図および第
5図の組節部より下方の網脚部に示すように、一方の組
節開始前には右撚りの網脚を形成していた錘1,2は、組
節終了後も右撚りの網脚を形成し、他方の組節開始前に
は左撚りの網脚を形成していた錘3,4は、組節終了後も
左撚りの網脚を形成する。
この網脚形成の後に、錘1および2は錘7および8と組
節を形成し、錘3および4は錘1および2より1個左隣
りの正転輪に配されていた2本1対の錘と組節を形成す
る。
このようにして網脚構成と組節形成とを順に繰返えすこ
とにより、第15図に示すような、貫通組節していく2本
のストランドからなる網脚の撚方向が、右撚りは右撚り
として一定であり、左撚りは左撚りとして一定である貫
通型無結節網が製造される。
第6図は本発明の他の実施例を示し、各運錘輪A,Bに配
置されている2本1対の錘1および2、3および4をそ
れぞれ180度位相に配置した場合における、組節形成を
工程(I)から工程(X)まで第3図と同様にして示し
たものである。
この第6図に示す工程における各錘1,2,3,4から引き出
される各ストランドの交差状態をまとめると、下の表2
のようになる。
表 2 1−3 : s, s, z →S 1−4 : s, s, z →S 2−3 : z →Z 2−4 : s, z, z →Z また、この第6図に示す工程に従って形成される組節部
も第4図および第5図に示す組節部と同一若しくはほぼ
同様に形成される。
第7図および第8図は、それぞれ第3図および第6図に
示す実施例と全く逆の組節形状を形成するうに各錘1,2,
3,4を交差させるようにした組節工程を示す。従って、
一方の網脚構成単位を形成する錘1および2は逆転輪B
に配置され、他方の網脚構成単位を形成する錘3および
4は正転輪Aに配置されている。そして、第7図および
第8図の組節工程における各ストランドの交差状態は、
下記の表3および表4のようになり、組節形状は第4図
および第5図と逆の形状となる。
表 3 1−3 : s →S 1−4 : s, s, z →S 2−3 : z →Z 2−4 : s, z, z →Z 表 4 1−3 : s →S 1−4 : s →S 2−3 : s, z, z →Z 2−4 : s, z, z →Z 第9図は本発明の他の実施例を示し、前記各実施例とは
異なる組節形状を形成するものである。すなわち、正転
輪Aおよび逆転輪Bに2本1対の錘1および2、3およ
び4をそれぞれ90度の位相で配置し、これらを工程
(I)から(X)に従って運行させて組節を形成する。
この組節工程における各錘から引き出されるストランド
の交差状態は、下の表5のようになる。
表 5 1−3 : s, z, z →Z 1−4 : z →Z 2−3 : s, s, z →S 2−4 : s →S この第9図によって形成された組節部は、第10図にその
表側、第11図にその裏側を示すように形成される。この
組節部は第4図および第5図に示す組節部と同様な優れ
た性能を有するものである。
第12図は各運錘輪A,Bに2本1対の錘1および2、3お
よび4をそれぞれ180度の位相で配置して、第9図に示
す組節工程と同様な組節形状を得るようにした組節工程
を示している。
この第12図における各ストランドの交差状態をまとめる
と、下の表6のようになる。
表 6 1−3 : s, z, z →Z 1−4 : z, z, s →Z 2−3 : s, s, z →S 2−4 : s →S そして、この第12図によって形成された組節形状は第10
図および第11図と同一若しくはほぼ同様になる。
第13図および第14図は、それぞれ第9図および第12図に
示す実施例と全く逆の組節形状を形成するようにしたも
のである。そして、第13図および第14図の組節工程にお
ける各ストランドの交差状態は、下記の表7および表8
のようになり、組節形状は第10図および第11図と逆の形
状となる。
表 7 1−3 : s, z, z →Z 1−4 : z →Z 2−3 : s, s, z →S 2−4 : s →S 表 8 1−3 : s, z, z →Z 1−4 : s →Z 2−3 : s, s, z →S 2−4 :s →S なお、本発明による組節部の形状には、無数の工程が存
するものであり、前記第3図、第6図、第7図、第8
図、第9図、第12図、第13図、および第14図はそのうち
のいくつかを例示したものである。
前記各本実施例によれば、連続方向に隣接する2個の正
転輪Aおよび逆転論B毎に、それぞれ2本1対の合計4
個の錘を配置して組節構成単位とするものであるから、
前記公報記載の従来例に比べて、無結節網の組網機にお
いて運錘輪に対する錘の配錘密度が2倍も高くなる。従
って、従来方法によっては100掛目の網を製造する組網
機を用いて、本発明によれば2倍の200掛目の網を製造
することができる。よって、資本生産性が高くなり、コ
ストも低廉な無結節網を提供することができる。また、
網を連結して幅広な網を製する場合にも、網地の縫い合
わせ箇所が従来の1/2となり、編網後の網仕立作業の能
率が向上されるとともに、網仕立作業が軽減化される。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて適宜変更することができる。
〔発明の効果〕
このように本発明は構成され作用するものであるから、
運錘輪に対する錘の配錘密度を高くした状態で貫通型無
結節網を製することができ、しかも組節部の流動抵抗が
小さく耐摩耗性にも優れ組節強度も強い構成とすること
ができ、資本生産性が高く、コストも低廉となり、網仕
立て作業も容易となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第15図は本発明の貫通型無結節網の製造方法
の実施例を示し、第1図は本発明方法に用いる運錘輪を
示す正面図、第2図は運錘輪への錘の配錘状態の一例を
示す正面図、第3図は本発明の一実施例による組節を工
程順に示す運錘輪の俯瞰図、第4図および第5図はそれ
ぞれ第3図の工程によって形成された組節部を主として
示す表面図および裏面図、第6図から第9図はそれぞれ
本発明の他の実施例による組節を工程順に示す第3図同
様の図、第10図および第11図はそれぞれ第9図の工程に
よって形成された組節部を主として示す表面図および裏
面図、第12図から第14図はそれぞれ本発明の他の実施例
による組節を工程順に示す第3図と同様の図、第15図は
本発明によって製造しようとする貫通型無結節網を略示
する正面図である。 1,2,3,4…錘、A…正転輪、B…逆転輪、a…切欠き。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストランドを巻いた錘の受渡しをするため
    の4個の切欠きを有する運錘輪を正転、逆転、正転、逆
    転…と連続的に配設し、 前記各運錘輪に2本1対として錘を配置し、 網脚は、前記各運錘輪に配置されている2本1対の錘を
    網脚構成単位とし、この網脚構成単位の各錘を前記運錘
    輪の回転軸を中心として公転させることにより形成し、 組節は、組節開始時に前記運錘輪の連続方向(以下、連
    続方向という)に隣接する2個の運錘輪に配されていて
    互いに逆撚りの網脚を形成する2つの網脚構成単位を組
    節構成単位(以下、組節構成単位という)とし、この組
    節構成単位の各錘を隣接する2個の運錘輪の間で移行さ
    せながらそれぞれ交差させるとともに、その交差状態を
    組節終了時に前記2つの網脚構成単位の前記連続方向に
    おける相対位置を入れ換え、かつ、組節開始時に正転す
    る運錘輪(以下、正転輪という)に配されていた網脚構
    成単位の各錘は正転輪に、組節開始時逆転する運錘輪
    (以下、逆転輪という)に配されていた網脚構成単位の
    各錘は逆転輪に配するようにし、更に、組節を形成する
    一方の網脚構成単位の2本1対の錘のうちの一方の錘か
    ら引き出されるストランドと他方の網脚構成単位の各錘
    から引き出される各々のストランドとの組節中のみかけ
    交差方向を同方向とさせるとともに、前記一方の網脚構
    成単位の他方の錘から引き出されるストランドと他方の
    網脚構成単位の各錘から引き出される各々のストランド
    との組節中のみかけ交差方向を同方向でかつ前記みかけ
    交差方向とそれぞれ逆方向となるようにさせることによ
    り形成する ことを特徴とする貫通型無結節網の製造方法。
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JPS63190055A (ja) 1988-08-05

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