JPH07115995B2 - Mn−Znフェライト単結晶の製造方法 - Google Patents
Mn−Znフェライト単結晶の製造方法Info
- Publication number
- JPH07115995B2 JPH07115995B2 JP63210124A JP21012488A JPH07115995B2 JP H07115995 B2 JPH07115995 B2 JP H07115995B2 JP 63210124 A JP63210124 A JP 63210124A JP 21012488 A JP21012488 A JP 21012488A JP H07115995 B2 JPH07115995 B2 JP H07115995B2
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- JP
- Japan
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- crucible
- ferrite single
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- ferrite
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、PtやPt−Rhの混入の少ない磁気ヘッド用とし
て有用なMn−Znフェライト単結晶の製造方法に関する。
て有用なMn−Znフェライト単結晶の製造方法に関する。
(従来の技術) ブリッジマン法によって製造されているMn−Znフェライ
ト単結晶は、磁気ヘッド用として優れた特性をもつため
近年需要が増大している。そのブリッジマン法は、フェ
ライト原料を入れたルツボを炉内に入れて原料を溶融
し、そのルツボを炉内を相対的に移動させて炉内の温度
勾配を利用してルツボの先端から徐々に単結晶を育成さ
せるものである。
ト単結晶は、磁気ヘッド用として優れた特性をもつため
近年需要が増大している。そのブリッジマン法は、フェ
ライト原料を入れたルツボを炉内に入れて原料を溶融
し、そのルツボを炉内を相対的に移動させて炉内の温度
勾配を利用してルツボの先端から徐々に単結晶を育成さ
せるものである。
(発明が解決しようとする課題) しかし、このブリッジマン法においては、原料の溶融温
度が高いため、PtやPt−Rh合金が原料中に溶けこみ、ル
ツボの肉厚が薄くなって、溶融原料がルツボ外へしみ出
たり、もれ出たりするなどのトラブルが避けられなかっ
た。また、溶融原料に溶けこんだPtやRhは、単結晶中に
析出するため、Mn−Znフェライト単結晶を磁気ヘッドに
加工した際に、そのギヤップ部やトラック部近傍にPtや
Pt−Rhが析出し、不良ヘッドの原因となっていた。ま
た、加工工程でメカノケミカルポリッシュ等を施す場合
には、析出したPtやPt−Rhの粒子が脱落し、スクラッチ
の原因となるなどの不利が生じていた。
度が高いため、PtやPt−Rh合金が原料中に溶けこみ、ル
ツボの肉厚が薄くなって、溶融原料がルツボ外へしみ出
たり、もれ出たりするなどのトラブルが避けられなかっ
た。また、溶融原料に溶けこんだPtやRhは、単結晶中に
析出するため、Mn−Znフェライト単結晶を磁気ヘッドに
加工した際に、そのギヤップ部やトラック部近傍にPtや
Pt−Rhが析出し、不良ヘッドの原因となっていた。ま
た、加工工程でメカノケミカルポリッシュ等を施す場合
には、析出したPtやPt−Rhの粒子が脱落し、スクラッチ
の原因となるなどの不利が生じていた。
(課題の解決方法) 本発明者らは、前記のようなブリッジマン法によるMn−
Znフェライト単結晶の育成における技術的課題を解決す
るために鋭意検討した結果、ルツボを高温にさらしたと
きPtやPt−Rhの結晶成長が起こり、粒界が溶融原料を巻
き込みながら移動する現象を認め、これが各種トラブル
発生の原因であることを知った。
Znフェライト単結晶の育成における技術的課題を解決す
るために鋭意検討した結果、ルツボを高温にさらしたと
きPtやPt−Rhの結晶成長が起こり、粒界が溶融原料を巻
き込みながら移動する現象を認め、これが各種トラブル
発生の原因であることを知った。
本発明はこの知見に基づいてなされたもので、ルツボに
原料を入れて溶解する前に、あらかじめそのルツボを17
00℃以上に熱処理してPtやPt−Rhの結晶粒を充分に成長
させることを基本思想とするものである。
原料を入れて溶解する前に、あらかじめそのルツボを17
00℃以上に熱処理してPtやPt−Rhの結晶粒を充分に成長
させることを基本思想とするものである。
すなわち、本発明は、PtまたはPt−Rh合金からなるルツ
ボ中でMn−Znフェライト原料を溶融し、ブリッジマン法
によりMn−Znフェライト単結晶を育成させるにあたり、
あらかじめ前記ルツボを1700℃以上に熱処理することを
特徴とするMn−Znフェライト単結晶の製造方法を要旨と
するものである。
ボ中でMn−Znフェライト原料を溶融し、ブリッジマン法
によりMn−Znフェライト単結晶を育成させるにあたり、
あらかじめ前記ルツボを1700℃以上に熱処理することを
特徴とするMn−Znフェライト単結晶の製造方法を要旨と
するものである。
本発明の方法において、PtまたはPt−Rh合金からなるル
ツボを用い、ブリッジマン法によりMn−Znフェライト単
結晶を育成する場合、Mn−Znフェライト原料の溶融温度
は1650℃〜1750℃の範囲であるが、本発明の方法におい
ては、原料を投入する前に、あらかじめ前記ルツボを17
00℃以上の温度で熱処理する必要がある。1700℃より低
い温度での熱処理は、PtまたはPt−Rh合金の結晶粒の成
長が十分でなく、育成されるMn−Znフェライト単結晶中
へのPtやRhの混入量を制御することができない。そのよ
うなルツボの予備熱処理は、通常、空気中で30分以上連
続加熱することで行われるが、加熱手段には、特に制限
はない。
ツボを用い、ブリッジマン法によりMn−Znフェライト単
結晶を育成する場合、Mn−Znフェライト原料の溶融温度
は1650℃〜1750℃の範囲であるが、本発明の方法におい
ては、原料を投入する前に、あらかじめ前記ルツボを17
00℃以上の温度で熱処理する必要がある。1700℃より低
い温度での熱処理は、PtまたはPt−Rh合金の結晶粒の成
長が十分でなく、育成されるMn−Znフェライト単結晶中
へのPtやRhの混入量を制御することができない。そのよ
うなルツボの予備熱処理は、通常、空気中で30分以上連
続加熱することで行われるが、加熱手段には、特に制限
はない。
(作用) このようにして、あらかじめ1700℃以上に熱処理したPt
ルツボまたはPt−Rh合金ルツボに原料を投入溶融し、ブ
リッジマン法によってMn−Znフェライト単結晶を育成す
ればルツボの粒界の数が少なく、また粒界移動もないた
め、PtやRhの混入の少ない磁気ヘッド用のMn−Znフェラ
イト単結晶が得られる。
ルツボまたはPt−Rh合金ルツボに原料を投入溶融し、ブ
リッジマン法によってMn−Znフェライト単結晶を育成す
ればルツボの粒界の数が少なく、また粒界移動もないた
め、PtやRhの混入の少ない磁気ヘッド用のMn−Znフェラ
イト単結晶が得られる。
(実施例) 実施例1および比較例1 Ptルツボを1700℃、5時間空気中で熱処理し、Pt結晶粒
を成長させた後、これにFe2Co3,MnCo3,ZnOを混合し仮焼
した原料を投入して、1700℃で溶解し、1650℃でMn−Zn
フェライト単結晶をブリッジマン法で育成した(実施例
1)。
を成長させた後、これにFe2Co3,MnCo3,ZnOを混合し仮焼
した原料を投入して、1700℃で溶解し、1650℃でMn−Zn
フェライト単結晶をブリッジマン法で育成した(実施例
1)。
比較のために、あらかじめ熱処理しないPtルツボを用い
て、これに原料を投入し、同様の方法でMn−Znフェライ
ト単結晶を育成した。(比較例1) 得られたそれぞれのMn−Znフェライト単結晶インゴット
中に析出したPtの個数を添付図面第1図に示した。第1
図は、Mn−Znフェライト単結晶インゴット中の単位面積
あたりの析出Pt個数と該インゴットの先端からの距離と
の関係を示す折線グラフで折線Iが実施例1、折線IIが
比較例1によるものである。
て、これに原料を投入し、同様の方法でMn−Znフェライ
ト単結晶を育成した。(比較例1) 得られたそれぞれのMn−Znフェライト単結晶インゴット
中に析出したPtの個数を添付図面第1図に示した。第1
図は、Mn−Znフェライト単結晶インゴット中の単位面積
あたりの析出Pt個数と該インゴットの先端からの距離と
の関係を示す折線グラフで折線Iが実施例1、折線IIが
比較例1によるものである。
第1図より、本発明の方法によるフェライト単結晶中の
Ptの析出個数は、インゴット中のすべての位置において
比較例1のそれより格段に少なく優れていることがわか
る。
Ptの析出個数は、インゴット中のすべての位置において
比較例1のそれより格段に少なく優れていることがわか
る。
なおPt−Rh合金からなるルツボについて行った同様の実
験においても同じ結果が得られた。
験においても同じ結果が得られた。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、PtやRhの混入が少ないMn−Znフ
ェライト単結晶が効率よく得られ、磁気ヘッド等の加工
において、高い製品歩留りが達成される。
ェライト単結晶が効率よく得られ、磁気ヘッド等の加工
において、高い製品歩留りが達成される。
第1図は、本発明の実施例1および比較例1による、Pt
析出の個数とインゴット先端からの距離との関係を示す
それぞれの折線グラフである。
析出の個数とインゴット先端からの距離との関係を示す
それぞれの折線グラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】PtまたはPt−Rh合金からなるルツボ中でMn
−Znフェライト原料を溶融し、ブリッジマン法によりMn
−Znフェライト単結晶を育成させるにあたり、前記ルツ
ボをあらかじめ1700℃以上の温度に加熱処理することを
特徴とするMn−Znフェライト単結晶の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63210124A JPH07115995B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | Mn−Znフェライト単結晶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63210124A JPH07115995B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | Mn−Znフェライト単結晶の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0259495A JPH0259495A (ja) | 1990-02-28 |
| JPH07115995B2 true JPH07115995B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=16584195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63210124A Expired - Lifetime JPH07115995B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | Mn−Znフェライト単結晶の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115995B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3132094B2 (ja) * | 1991-10-22 | 2001-02-05 | 日立金属株式会社 | 単結晶の製造方法および単結晶製造装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5895700A (ja) * | 1981-11-28 | 1983-06-07 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 単結晶フエライト製造用るつぼの製作方法 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP63210124A patent/JPH07115995B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0259495A (ja) | 1990-02-28 |
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