JPH07115559B2 - 転写方法 - Google Patents
転写方法Info
- Publication number
- JPH07115559B2 JPH07115559B2 JP25141291A JP25141291A JPH07115559B2 JP H07115559 B2 JPH07115559 B2 JP H07115559B2 JP 25141291 A JP25141291 A JP 25141291A JP 25141291 A JP25141291 A JP 25141291A JP H07115559 B2 JPH07115559 B2 JP H07115559B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- color film
- transfer
- pressure
- sensitive adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真（ＰＰＣ）の
技術と転写シートの技術とを利用し、幅広い転写対象物
に適用可能な転写方法に関する。
技術と転写シートの技術とを利用し、幅広い転写対象物
に適用可能な転写方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】電子写真技術と転写シート技術とを利用
した転写方法としては、本願発明者が先に出願した転写
方法（特開昭６３−２９６９８２号）が知られている。
した転写方法としては、本願発明者が先に出願した転写
方法（特開昭６３−２９６９８２号）が知られている。
【０００３】この種の転写方法は、その転写手順を図７
〜１２に示すように、基板１２の表面にシリコン樹脂層
１３を有する転写シート１１上に電子写真により複写層
７，７を形成する一方、別途に基材４、シリコン樹脂層
３、合成樹脂塗料層２及び感圧接着剤層１を順次積層し
てなるカラーフィルム５を用意し、このカラーフィルム
５の前記感圧接着剤層１に前記転写シート１１の複写層
７，７を重合させ、これらの転写シート１１とカラーフ
ィルム５を加熱圧着ローラ１４，１４により圧接させた
後、転写シート１１をカラーフィルム５から取り除い
て、前記複写層７，７を感圧接着剤層１に転移付着さ
せ、、更に、この複写層７，７を転写対象物１０に重合
させ、カラーフィルム５と転写対象物１０を加熱圧着ロ
ーラ１５，１５により圧接させた後、カラーフィルム５
を転写対象物１０から取り除いて、前記複写層７、感圧
接着剤層１及び合成樹脂塗料層２を転写対象物１０に転
移付着させたものである。
〜１２に示すように、基板１２の表面にシリコン樹脂層
１３を有する転写シート１１上に電子写真により複写層
７，７を形成する一方、別途に基材４、シリコン樹脂層
３、合成樹脂塗料層２及び感圧接着剤層１を順次積層し
てなるカラーフィルム５を用意し、このカラーフィルム
５の前記感圧接着剤層１に前記転写シート１１の複写層
７，７を重合させ、これらの転写シート１１とカラーフ
ィルム５を加熱圧着ローラ１４，１４により圧接させた
後、転写シート１１をカラーフィルム５から取り除い
て、前記複写層７，７を感圧接着剤層１に転移付着さ
せ、、更に、この複写層７，７を転写対象物１０に重合
させ、カラーフィルム５と転写対象物１０を加熱圧着ロ
ーラ１５，１５により圧接させた後、カラーフィルム５
を転写対象物１０から取り除いて、前記複写層７、感圧
接着剤層１及び合成樹脂塗料層２を転写対象物１０に転
移付着させたものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載の転写方
法は、複写層の形成が安価で容易に行なうことができ、
更に転写対象物として制限がなく幅広い転写対象物に適
用できるという利点を有するものの、複写層を転写対象
物に転移付着させる際に加熱圧着ローラを備えた機械に
より加熱しながら加圧しなければならないので、転写す
るには加熱圧着ローラを有する機械が必要となる不具合
があった。
法は、複写層の形成が安価で容易に行なうことができ、
更に転写対象物として制限がなく幅広い転写対象物に適
用できるという利点を有するものの、複写層を転写対象
物に転移付着させる際に加熱圧着ローラを備えた機械に
より加熱しながら加圧しなければならないので、転写す
るには加熱圧着ローラを有する機械が必要となる不具合
があった。
【０００５】そこで本発明では、転写対象物に複写層転
移付着させる際に、加熱圧着ローラを不要とし、転写作
業を容易にした転写方法を提供することを目的としてい
る。
移付着させる際に、加熱圧着ローラを不要とし、転写作
業を容易にした転写方法を提供することを目的としてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の転写方法は、基
材上に、シリコン樹脂層、合成樹脂塗料層および接着剤
層を順次積層してなるカラーフィルム上に電子写真によ
り複写層を形成する一方、別の基材上に、シリコン樹脂
層、感圧接着剤層を順次積層してなる接着剤シートを用
意し、この接着剤シートの感圧接着剤層に前記カラーフ
ィルムの複写層を重ね合せ、接着剤シートとカラーフィ
ルムとを加熱下において圧接させた後、接着剤シートを
カラーフィルムから取除いて、前記接着剤シートの感圧
接着剤層を前記カラーフィルムの複写層に転移付着さ
せ、更にカラーフィルムの感圧接着剤層を転写対象物に
重ね合せ、カラーフィルムを先端の硬い部材により擦っ
た後、カラーフィルムを転写対象物から取除いて、前記
感圧接着剤層、複写層および合成樹脂塗料層を転写対象
物に転移付着させる構成とされている。
材上に、シリコン樹脂層、合成樹脂塗料層および接着剤
層を順次積層してなるカラーフィルム上に電子写真によ
り複写層を形成する一方、別の基材上に、シリコン樹脂
層、感圧接着剤層を順次積層してなる接着剤シートを用
意し、この接着剤シートの感圧接着剤層に前記カラーフ
ィルムの複写層を重ね合せ、接着剤シートとカラーフィ
ルムとを加熱下において圧接させた後、接着剤シートを
カラーフィルムから取除いて、前記接着剤シートの感圧
接着剤層を前記カラーフィルムの複写層に転移付着さ
せ、更にカラーフィルムの感圧接着剤層を転写対象物に
重ね合せ、カラーフィルムを先端の硬い部材により擦っ
た後、カラーフィルムを転写対象物から取除いて、前記
感圧接着剤層、複写層および合成樹脂塗料層を転写対象
物に転移付着させる構成とされている。
【０００７】
【作用】上記本発明によれば、カラーフィルムに複写層
を付着形成するものであるため、電子写真による複写層
の形成が可能となり、またカラーフィルム上に複写層が
設けられているので、カラーフィルム自体がカラー転写
シートを構成する。更に、カラーフィルムから転写対象
物に転移付着されて、転写対象物の表面上に合成樹脂塗
料層を備えた複写層が付着形成された状態を得る。この
とき、転写対象物に複写層を転移付着する際に、先端の
硬い部材で転写対象物に重ね合せたカラーフィルムの背
面から擦れば、感圧接着剤層が摩擦熱に反応して粘性が
生じ、転写対象物に複写層が転移付着されるので、従来
の如き加熱圧着ローラを有する機械が不要となり転写対
象物への転写が容易となる。
を付着形成するものであるため、電子写真による複写層
の形成が可能となり、またカラーフィルム上に複写層が
設けられているので、カラーフィルム自体がカラー転写
シートを構成する。更に、カラーフィルムから転写対象
物に転移付着されて、転写対象物の表面上に合成樹脂塗
料層を備えた複写層が付着形成された状態を得る。この
とき、転写対象物に複写層を転移付着する際に、先端の
硬い部材で転写対象物に重ね合せたカラーフィルムの背
面から擦れば、感圧接着剤層が摩擦熱に反応して粘性が
生じ、転写対象物に複写層が転移付着されるので、従来
の如き加熱圧着ローラを有する機械が不要となり転写対
象物への転写が容易となる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。本実施例では、図１〜６に示すように、カラーフ
ィルム２０と接着剤シート３０とを用い、所謂電子写真
法を利用して行なわれる。上記カラーフィルム２０は、
基材２１上に、シリコン樹脂層２２、合成樹脂塗料層２
３および接着剤層２４を順次積層して構成され、上記接
着剤シート３０は、基材３１上に、シリコン樹脂層３２
および感圧接着剤層３３を順次積層して構成され、この
感圧接着剤層３３は例えばポリビニールエーテルを主成
分とした感圧接着剤を塗布乾燥させて形成されている。
する。本実施例では、図１〜６に示すように、カラーフ
ィルム２０と接着剤シート３０とを用い、所謂電子写真
法を利用して行なわれる。上記カラーフィルム２０は、
基材２１上に、シリコン樹脂層２２、合成樹脂塗料層２
３および接着剤層２４を順次積層して構成され、上記接
着剤シート３０は、基材３１上に、シリコン樹脂層３２
および感圧接着剤層３３を順次積層して構成され、この
感圧接着剤層３３は例えばポリビニールエーテルを主成
分とした感圧接着剤を塗布乾燥させて形成されている。
【０００９】また、本実施例では、転写対象物３４に対
する電子写真法による複写層２５の形成を行なわず、予
め用意してあるカラーフィルム２０の接着剤層２４の表
面に電子写真法により複写層２５を付着形成する。この
複写層２５の形成は、適度の厚みのカラーフィルム２０
上になされるゆえに電子写真法が容易に適用できる。
する電子写真法による複写層２５の形成を行なわず、予
め用意してあるカラーフィルム２０の接着剤層２４の表
面に電子写真法により複写層２５を付着形成する。この
複写層２５の形成は、適度の厚みのカラーフィルム２０
上になされるゆえに電子写真法が容易に適用できる。
【００１０】次に、上記形成された複写層２５の表面に
は、別途用意された接着剤シート３０の感圧接着剤層３
３が転移付着される。すなわち、複写層２５を有するカ
ラーフィルム２０上に接着剤シート２０を重ね合せ、熱
ローラ２６，２６により両者２０，３０に熱と圧力を加
える。この処理により、複写層２５の表面に接着剤シー
ト３０の感圧接着剤層３３が接着し、接着剤シート３０
を剥すことにより、感圧接着剤層３３が複写層２５に転
移され、カラー転写シートが形成される。
は、別途用意された接着剤シート３０の感圧接着剤層３
３が転移付着される。すなわち、複写層２５を有するカ
ラーフィルム２０上に接着剤シート２０を重ね合せ、熱
ローラ２６，２６により両者２０，３０に熱と圧力を加
える。この処理により、複写層２５の表面に接着剤シー
ト３０の感圧接着剤層３３が接着し、接着剤シート３０
を剥すことにより、感圧接着剤層３３が複写層２５に転
移され、カラー転写シートが形成される。
【００１１】次に、複写層２５を下向きにして上記カラ
ーフィルム２０を転写対象物３４上に重ね合せ、しかる
後、複写層２５の上方となるカラーフィルム２０の背面
を、先端が固くて尖った部材３５、例えば、鉛筆やボー
ルペン等の先端で擦る。このような部材３５で擦ると、
感圧接着剤層３３が摩擦熱に反応して粘性を生じ、複写
層２５が感圧接着剤層３３により転移対象物３４の表面
に付着する。その後、カラーフィルム２０を剥すことに
より、転写対象物３４の表面に、感圧接着剤層３３、複
写層２５、該複写層２５に接着剤層２４にて接着された
合成樹脂塗料層２３が転移付着される。
ーフィルム２０を転写対象物３４上に重ね合せ、しかる
後、複写層２５の上方となるカラーフィルム２０の背面
を、先端が固くて尖った部材３５、例えば、鉛筆やボー
ルペン等の先端で擦る。このような部材３５で擦ると、
感圧接着剤層３３が摩擦熱に反応して粘性を生じ、複写
層２５が感圧接着剤層３３により転移対象物３４の表面
に付着する。その後、カラーフィルム２０を剥すことに
より、転写対象物３４の表面に、感圧接着剤層３３、複
写層２５、該複写層２５に接着剤層２４にて接着された
合成樹脂塗料層２３が転移付着される。
【００１２】なお、本実施例では、接着剤シート３０の
接着剤３３が複写層２５のトナーと加熱重合された場合
のみに粘性が生じ、カラーフィルム２０の複写層２５以
外の部分には全く接着剤が転写せず、カラーフィルムか
ら取除いた接着剤シートにも熱が加わっているにもかか
わらず粘着性がでないので、取扱いが容易で転写されて
いない部分は再度利用することもできる。また、本実施
例では、水や有機溶剤を使わない、完全ドライの無公害
転写レタリングシステムとなっている。
接着剤３３が複写層２５のトナーと加熱重合された場合
のみに粘性が生じ、カラーフィルム２０の複写層２５以
外の部分には全く接着剤が転写せず、カラーフィルムか
ら取除いた接着剤シートにも熱が加わっているにもかか
わらず粘着性がでないので、取扱いが容易で転写されて
いない部分は再度利用することもできる。また、本実施
例では、水や有機溶剤を使わない、完全ドライの無公害
転写レタリングシステムとなっている。
【００１３】このように本実施例においては、技術的熟
練を要することなく容易に転写でき、特定の複写用紙に
限定されることなくあらゆる転写対象物に転写が可能と
なる。更に、転写対象物に転写する際に、先端が硬い部
材で擦ればよいので、従来の如き加熱圧着ローラを備え
た機械を不要とすることができ、コストが安価となり転
写が容易となる。
練を要することなく容易に転写でき、特定の複写用紙に
限定されることなくあらゆる転写対象物に転写が可能と
なる。更に、転写対象物に転写する際に、先端が硬い部
材で擦ればよいので、従来の如き加熱圧着ローラを備え
た機械を不要とすることができ、コストが安価となり転
写が容易となる。
【００１４】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
るので、技術的熟練を要することなく容易に転写でき、
特定の複写用紙に限定されることなくあらゆる転写対象
物に転写が可能となる。また、転写対象物に転写する場
合に、先端の硬い部材で擦るだけでよいので、従来の如
き加熱圧着ローラを備えた機械が不要となり、転写対象
物に容易で安価に転写できる。
るので、技術的熟練を要することなく容易に転写でき、
特定の複写用紙に限定されることなくあらゆる転写対象
物に転写が可能となる。また、転写対象物に転写する場
合に、先端の硬い部材で擦るだけでよいので、従来の如
き加熱圧着ローラを備えた機械が不要となり、転写対象
物に容易で安価に転写できる。
【図１】本発明の一実施例に係る転写手順を示す図であ
る。
る。
【図２】本発明の一実施例に係る転写手順を示す図であ
る。
る。
【図３】本発明の一実施例に係る転写手順を示す図であ
る。
る。
【図４】本発明の一実施例に係る転写手順を示す図であ
る。
る。
【図５】本発明の一実施例に係る転写手順を示す図であ
る。
る。
【図６】本発明の一実施例に係る転写手順を示す図であ
る。
る。
【図７】従来の転写手順を示す図である。
【図８】従来の転写手順を示す図である。
【図９】従来の転写手順を示す図である。
【図１０】従来の転写手順を示す図である。
【図１１】従来の転写手順を示す図である。
【図１２】従来の転写手順を示す図である。
２０ カラーフィルム ２１ 基材 ２２ シリコン樹脂層 ２３ 合成樹脂塗料層 ２４ 接着剤層 ２５ 複写層 ３０ 接着剤シート ３１ 基材 ３２ シリコン樹脂層 ３３ 感圧接着剤層 ３４ 転写対象物 ３５ 先端の硬い部材
Claims (1)
- 【請求項１】 基材２１上に、シリコン樹脂層２２、合
成樹脂塗料層２３および接着剤層２４を順次積層してな
るカラーフィルム２０上に電子写真により複写層２５を
形成する一方、別の基材３１上に、シリコン樹脂層３
２、感圧接着剤層３３を順次積層してなる接着剤シート
３０を用意し、この接着剤シート３０の前記感圧接着剤
層３３に前記カラーフィルム２０の複写層２５を重ね合
せ、接着剤シート３０とカラーフィルム２０とを加熱下
において圧接させた後、接着剤シート３０をカラーフィ
ルム２０から取除いて、前記接着剤シート３０の感圧接
着剤層３３を前記カラーフィルム２０の複写層２５に転
移付着させ、更にカラーフィルム２０の感圧接着剤層３
３を転写対象物３４に重ね合せ、カラーフィルム２０を
先端の硬い部材３５により擦った後、カラーフィルム２
０を転写対象物３４から取除いて、前記感圧接着剤層３
３、複写層２５および合成樹脂塗料層２３を転写対象物
３４に転移付着させることを特徴とする転写方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25141291A JPH07115559B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25141291A JPH07115559B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 転写方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06293199A JPH06293199A (ja) | 1994-10-21 |
| JPH07115559B2 true JPH07115559B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17222462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25141291A Expired - Lifetime JPH07115559B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 転写方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07115559B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11188972A (ja) * | 1997-12-25 | 1999-07-13 | Okasei:Kk | 転写シート及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25141291A patent/JPH07115559B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06293199A (ja) | 1994-10-21 |
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