JPH071154B2 - 原料投入バケット軟着装置 - Google Patents

原料投入バケット軟着装置

Info

Publication number
JPH071154B2
JPH071154B2 JP31815488A JP31815488A JPH071154B2 JP H071154 B2 JPH071154 B2 JP H071154B2 JP 31815488 A JP31815488 A JP 31815488A JP 31815488 A JP31815488 A JP 31815488A JP H071154 B2 JPH071154 B2 JP H071154B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
raw material
furnace body
main body
holding frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31815488A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02166388A (ja
Inventor
勇 多胡
Original Assignee
株式会社ティーディーイー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ティーディーイー filed Critical 株式会社ティーディーイー
Priority to JP31815488A priority Critical patent/JPH071154B2/ja
Publication of JPH02166388A publication Critical patent/JPH02166388A/ja
Publication of JPH071154B2 publication Critical patent/JPH071154B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 −産業上の利用分野− 本発明は例えば非鉄金属溶解炉等の炉体に再生用原料ま
たはインゴットを衝撃なく投入するための原料投入バケ
ット軟着装置に関する。
−従来の技術− 周知のように、例えば非鉄金属溶解炉等の炉体中に再生
用原料を投入するためには、レールに沿って移動する台
車を用いるスキップエレベータ方式、または、天井クレ
ーンに懸吊される原料投入バケットに、再生用原料や金
属インゴット等の原料を入れ、炉体中の既投入原料の直
上まで同原料投入バケットを懸吊した後、原料投入バケ
ットの底蓋を開いて原料を炉体中に投入する底開閉バケ
ット方式があるが、これらの方式のように、炉体の上部
からリターン材等を炉体中に落下させたのでは、落下リ
ターン材等が耐火レンガ内張材に衝撃的に当り、耐火レ
ンガが傷み、かなりの騒音が発生する。したがって、非
鉄金属溶解炉等にあっては、炉体の耐久性向上及び騒音
減少等の見地から、先に投入された再生用原料上に、新
たな投入材料を衝撃なく、投入することが望まれてい
る。
ところで、このような軟着目的に用いる従来の原料投入
バケットはクレーンキャリアのバケット巻上機にワイヤ
で懸吊されるバケット本体を備え、このバケット本体の
底蓋はバケット本体の側面に設ける作動モータや作動装
置等の作動器により開閉制御される。
−発明が解決しようとする課題− しかしながら、このような構造の原料投入バケットによ
ると、前述した作動器を遠隔制御するため、前記作動器
とクレーンキャリアの間を電源コード等で結合しなけれ
ばならないが、原料投入バケットを炉体内部に懸吊する
際、耐久性のない作動器及び電源コードが炉内の高温ガ
スに晒されるから、早期に作動器及び電源コードが劣化
してしまい、頻繁に作動器及び電源コードを取替える必
要が生じている。
本発明の目的は、以上に述べたような従来の軟着用原料
投入バケットの構造上の問題に鑑み、高温ガスに対して
耐久性のない作動器及び電源コードを用いずに、再生用
リターン材、インゴット等を静しゅくに投入できる原料
投入バケット軟着装置を得るにある。
−問題点を解決するための手段− この目的を達成するため、本発明は、バケット本体の底
部に設ける底蓋を解放することにより炉体中に原料を投
入する原料投入バケット軟着装置において、底蓋を開閉
するトグル機構の吊りリンクを介して前記バケット本体
をクレーンキャリアに懸吊し、前記炉体の上方に設ける
枠巻上機に対して保持枠を上下動可能に懸吊し、同保持
枠に係合してバケット本体の全体重量を前記保持枠に保
持させる係合部をバケット本体の上部に設けることを提
案するものである。
−実施例− 以下、図面について本発明の実施例の詳細を説明する。
第2図は本発明による原料投入バケット軟着装置と、そ
の周辺設備を示し、非鉄金属溶解炉の炉体1に付与され
る設備フレーム2の上部にはクレーンキャリア3が移動
できる水平方向のレール4が架設され、同レール4に沿
って横行できるクレーンキャリア3のバケット巻上機3a
には、バケットワイヤ4を介して詳細を後述するトグル
リンク機構の吊りリンク5が懸吊してある。即ち、この
吊りリンク5はバケット本体6を懸吊するもので、バケ
ット本体6は第2図に実線で示す位置から仮想線で示す
下降位置に下降されたとき、図示を省略する原料切出し
装置より原料を受入れる。また、上部を開放状態におか
れた前記炉体1の上方は、開閉可能なフード7で覆われ
ており、原料を積載されたバケット本体6はクレーンキ
ャリア3の移動により仮想線で示された炉体1の上方位
置に移動できる。
第3図はバケット本体6の詳細を示し、上下を開放され
た筒型に作られるバケット本体6の下面は開閉支点8を
中心として開閉できる一対の底蓋9A,9Bで覆ってある。
即ち、これらの底蓋9A,9Bの開閉ブラケット9aには、前
述した吊りリンク5と共にトグルリンク機構を構成する
一対のトグルリンク10A,10Bがそれぞれピン結合されて
いるから、バケット本体6に対して吊りリンク5が相対
的に下降されると、底蓋9A,9Bは第3図の仮想線で示す
ように強制的に開閉される。そして、バケット本体6の
上部には放射方向のアーム6bの先端に固定された係合部
6cが設けられ、これらの係合部6cの下面には、詳細を後
述する保持枠が接触できる。
一方、前記炉体1の上方には、前記設備フレーム2に取
付けられた一対の枠巻上機11A,11Bから垂下されるフレ
ームワイヤ12により上下動される“コ”字状保持枠13が
設けられる。この保持枠13は第1図の位置から上方へ移
動されると、前記バケット本体6の係合部6cに接触して
バケット本体6の全体重量を負担できる。また、前記炉
体1の上部には保持枠13の最下降位置に感応する第4図
示の枠感知スイッチS1が設けられ、また、前記バケット
巻上機3aにはバケットワイヤ4の緩みを検出するロード
セル等の張力感応スイッチS2が設けられる。即ち、枠感
知スイッチS1からの入力により制御装置は枠巻上機11A,
11Bを停止させて保持枠13を図示の最下降位置に待機さ
せ、また、張力感応スイッチS2からの入力信号により制
御装置は、バケット巻上機3aを反転させ一定時間後に同
バケット巻上機3aを停止させる。
図示実施例による原料投入バケット軟着装置は、以上の
ような構造であるから、通常状態における保持枠13は第
5図(a)示のように炉体1の上面に接触した待機位置
にある。
したがって、投入用の原料を積載されたバケット本体6
を第5図(a)示のように炉体1の上方に移動した後、
バケット巻上機3aによりバケットワイヤ4を繰出して炉
体1の内部にバケット本体6を下降させると、第5図
(b)のように、炉体1の内部の既投入原料14にバケッ
ト本体6が衝止される。
このため、バケットワイヤ4の張力が減少するから、張
力感応スイッチS2からの信号によりバケット巻上機3aが
反転され、同バケット巻上機3aが一定時間だけ反転され
るため、第5図(c)示のように既投入原料14の上面か
ら一定距離(この距離は底蓋9A,9Bが完全に開放できる
距離に定められる)だけ、離間した位置でバケット本体
6が停止される。
次に、制御装置は枠巻上機11A,11Bを正転させて保持枠1
3を上昇させるが、この保持枠13がバケット本体6の係
合部6cに係合されて、なおも保持枠13が上昇されると、
吊りリンク5に対して相対的にバケット本体6が上昇さ
れるから、底蓋9A,9Bが第5図(d)示のように自然に
開放され、内部の原料が炉体1中に投入される。この投
入は既投入材料14の直上で行なわれるから、炉体内壁を
構成する耐火レンガを損傷することがなく、落下エネル
ギが小さいので、落下騒音の少ない投入となる。原料の
投入後、保持枠13は第5図(e)示のように、炉体1の
表面に着座するまで下降するが、保持枠13の下降に伴っ
てバケット本体6の底蓋9A,9Bが自然に閉鎖し、枠感知
スイッチS1が感応すると、バケット巻上機3aの拘束が解
除され、バケット本体6を自由に操作できる状態に戻
る。
−発明の効果− 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、底蓋
を開閉させるトグルリンク機構を介してバケット本体を
懸吊し、同バケット本体の係合部に係合する保持枠でバ
ケット本体の位置を制御するだけで原料を投入できるか
ら、新たな再生材料等を既投入材料上に静しゅくに投入
して耐火レンガの損傷を防止しかつ投入騒音を減少きる
ばかりでなく、炉体内の高温ガスに晒されても、早期に
劣化することのない構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第図は第2図のI−I線に沿う断面図、第2図は本発明
による原料投入バケット軟着装置を組込んだ原料投入設
備の側面図、第3図は一部を切欠いて示すバケット本体
の側面図、第4図は原料投入バケット軟着装置のブロッ
クダイヤグラム、第5図(a)〜(e)は同原料投入バ
ケット軟着装置の原料投入工程図である。 1……炉体、 3……クレーンキャリア、 3a……バケット巻上機、 5……吊りリンク、 6……バケット本体、 6c……係合部、 9A,9B……底蓋、 11A,11B……枠巻上機、 13……保持枠。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バケット本体の底部に設ける底蓋を解放す
    ることにより炉体中に原料を投入する原料投入バケット
    軟着装置において、底蓋を開閉するトグル機構の吊りリ
    ンクを介して前記バケット本体をクレーンキャリアに懸
    吊し、前記炉体の上方に設ける枠巻上機に対して保持枠
    を上下動可能に懸吊し、同保持枠に係合してバケット本
    体の全体重量を前記保持枠に保持させる係合部をバケッ
    ト本体の上部に設けたことを特徴とする原料投入バケッ
    ト軟着装置。
JP31815488A 1988-12-16 1988-12-16 原料投入バケット軟着装置 Expired - Fee Related JPH071154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31815488A JPH071154B2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 原料投入バケット軟着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31815488A JPH071154B2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 原料投入バケット軟着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02166388A JPH02166388A (ja) 1990-06-27
JPH071154B2 true JPH071154B2 (ja) 1995-01-11

Family

ID=18096090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31815488A Expired - Fee Related JPH071154B2 (ja) 1988-12-16 1988-12-16 原料投入バケット軟着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH071154B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103528380A (zh) * 2013-10-14 2014-01-22 苏州汇科机电设备有限公司 匣钵匀料装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103528380A (zh) * 2013-10-14 2014-01-22 苏州汇科机电设备有限公司 匣钵匀料装置
CN103528380B (zh) * 2013-10-14 2015-03-04 苏州汇科机电设备有限公司 匣钵匀料装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02166388A (ja) 1990-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2010122900A1 (ja) 取鍋搬送台車
US4360304A (en) Extendable crane trolley and method
JPH071154B2 (ja) 原料投入バケット軟着装置
US4694465A (en) Apparatus for automatically charging scrap into an arc furnace
US5599379A (en) Apparatus and method for recovering non-ferrous metals from hot dross
JP2835373B2 (ja) 原料投入バケット軟着装置
US2692692A (en) Foundry equipment
EP0197210B1 (en) Apparatus for charging scrap into a furnace
JP3785631B2 (ja) 溶解炉の炉蓋昇降装置
JP4502300B2 (ja) 移動システム
JPH08174196A (ja) 溶湯搬送装置
JPH1068594A (ja) 予熱装置付きアーク炉
CN211970497U (zh) 一种炼钢用集料斗
CN211539457U (zh) 改进的倾转式钢包
JP2906402B2 (ja) 横向き取鍋の鍋蓋脱着台車
JPH04106494U (ja) スクラツプ装入設備
KR102168243B1 (ko) 용해로 소재 투입장치
KR100928574B1 (ko) 압출기의 리턴콜 저장용 호퍼 개폐장치
JPS6330951Y2 (ja)
JPS59202158A (ja) 溶鋼取鍋の鍋蓋開閉装置
JPH06281365A (ja) 金属溶解用電気炉の溶湯温度連続測定装置
JPS645105B2 (ja)
JPH05272874A (ja) 製銅炉への残基アノード投入装置
JPS6011074Y2 (ja) コ−クス乾式消火設備の装入ホツパ−装置
JP3794867B2 (ja) 冷材投入装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees