JPH07115053B2 - 熱間圧延装置 - Google Patents

熱間圧延装置

Info

Publication number
JPH07115053B2
JPH07115053B2 JP1238674A JP23867489A JPH07115053B2 JP H07115053 B2 JPH07115053 B2 JP H07115053B2 JP 1238674 A JP1238674 A JP 1238674A JP 23867489 A JP23867489 A JP 23867489A JP H07115053 B2 JPH07115053 B2 JP H07115053B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slab
heating furnace
heating
rolling
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1238674A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03106501A (ja
Inventor
信夫 福井
康好 白井
政信 本郷
繁之 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1238674A priority Critical patent/JPH07115053B2/ja
Publication of JPH03106501A publication Critical patent/JPH03106501A/ja
Publication of JPH07115053B2 publication Critical patent/JPH07115053B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/005Control of time interval or spacing between workpieces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B45/00Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B45/004Heating the product
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/46Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting
    • B21B1/466Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling metal immediately subsequent to continuous casting in a non-continuous process, i.e. the cast being cut before rolling

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱間圧延装置に関し、特に、複数の連続鋳造機
の加熱炉を含む設備から得られる熱片を圧延するシステ
ムに関する。
[従来の技術] 連続鋳造機から出たスラブを圧延する従来の装置につい
ては、例えば特開昭59−101205号公報及び特開昭50−13
1652号公報に開示されている。
この種の装置においては、連続鋳造機から出たスラブ
を、加熱炉に通して所定の圧延温度まで加熱した後で、
圧延機に搬入するように構成されている。
[発明が解決しようとする課題] 熱間圧延装置では、連続鋳造機から出たスラブをなるべ
く早く加熱炉に装入した方が、スラブの温度低下が少な
く、従って加熱炉における加熱所要時間が短縮され、加
熱のエネルギーも節約できる。
ところで、連続鋳造機の稼働率の変動や圧延製品受注量
の変動に対応するためには、連続鋳造機の稼働率が高い
時には、圧延機や加熱炉の処理能力を越える量のスラブ
を生産する必要がある。そこで従来より、連続鋳造機か
ら出たスラブを、熱片と冷片とに振り分け、熱片はその
まま加熱炉に搬入し加熱した後で圧延機に通し、冷片は
一担所定のスラブ置場に蓄積し、必要な圧延量が増大し
た時に、冷片を加熱したものを、熱片と平行して圧延処
理している。また、熱片と冷片の両方を加熱して圧延す
る時には、熱片と冷片とを交互に加熱炉に装入して処理
している。
しかしながら、複数の連続鋳造機を利用する場合に、一
部の連続鋳造機が休止すると、鋳造機全体の稼働率が大
幅に変化し、スラブの加熱炉への供給量が大きく変化す
る。熱片と冷片とを一定のピッチで交互に加熱炉に装入
する場合には、例えば鋳造ピッチの減少(鋳造機の休止
等)によって、熱片スラブの装入タイミングで今回装入
すべき熱片が炉の入側に到着していないと、加熱炉内に
空きを作らざるを得ず、加熱炉のエネルギー効率が低下
し、無駄な燃料消費が増大する。逆に、熱片スラブの装
入タイミングの前に多数のスラブが到着すると、装入前
で待機している間のスラブの温度降下が大きくなり、こ
の場合もエネルギー効率が低下する。
また、圧延機側の処理能力の変化やスラブ材質の変化に
応じて、加熱炉からスラブを抽出して圧延機に供給する
際の抽出ピッチが変化するので、加熱炉の処理能力(加
熱能力が一定であっても該加熱炉のスラブ受入れ能力が
変化する。従って例えば、加熱炉の受入れ能力よりもス
ラブ供給量が減少すると、加熱炉のエネルギー効率が低
下する。
本発明は、圧延成品受注量の変動等に対応して圧延量を
調整可能にするとともに、連続鋳造機の稼働率の変動等
に伴なう加熱炉のエネルギー効率の低下を減少させるこ
とを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、複数の
連続鋳造機;冷片保存領域;比較的温度の高いスラブを
所定の圧延温度に加熱する第1の加熱炉;前記冷片保存
領域から出た比較的温度の低いスラブを所定の圧延温度
に加熱する第2の加熱炉;前記連続鋳造機で得られるス
ラブを搬送して、該スラブを第1の加熱炉に搬入し、も
しくは前記冷片保存領域を介して第2の加熱炉に搬入す
る、搬送機構;前記第1の加熱炉から出たスラブ及び第
2の加熱炉から出たスラブを順次に受入れて圧延する圧
延装置;及び前記搬送機構を制御し、前記複数の連続鋳
造機から繰り出されるスラブの量と前記第1の加熱炉の
受入れ能力との大小関係、ならびに第1及び第2の加熱
炉の加熱スラブ量と前記圧延装置の圧延能力との大小関
係に応じて、第1の加熱炉にスラブを装入するピッチと
第2の加熱炉にスラブを装入するピッチとの比率を自動
的に調整する、搬送制御手段;を設ける。
[作用] 本発明においては、第1の加熱炉は熱片専用の加熱炉と
して利用され、第2の加熱炉は冷片専用の加熱炉として
利用される。熱片を所定の圧延温度まで加熱するのに要
する時間と冷片を所定の圧延温度まで加熱するのに要す
る時間とは大きく異なるのでそれらを同じ炉で同時に処
理すると熱片の加熱所要時間が必要以上に長くなり無駄
が大きくなるが、熱片と冷片の加熱を各々独立した専用
の加熱炉で処理することによって、熱片と冷片の加熱を
同時に処理できる。
冷えば、圧延量を一定に維持するためには、第1の加熱
炉に対する熱片スラブの装入ピッチ、及び第2の加熱炉
に対する冷片スラブの装入ピッチを各々一定にすればよ
い。しかしそのようにすると、連続鋳造機の稼働率変化
によって加熱前のスラブの供給量が増大した場合、圧延
設備や加熱炉の処理能力に余裕がある時でも、鋳造直後
の温度の高いスラブを冷片に振り向けなければならず無
駄が生じる。
また、例えば連続鋳造機の稼働率変化に伴なって第1及
び第2の加熱炉のスラブ装入ピッチを変える場合には、
鋳造機の稼働率変化に応じて圧延量が大きく変化し、圧
延設備の稼働率の変化が大きいので目標圧延量の増大の
妨げになる。また、加熱処理量が圧延設備の処理能力を
上まわる時には、加熱炉前もしくは加熱炉内でスラブを
待機させなければならず、効率の低下につながる。
しかし本発明においては、連続鋳造機から繰り出される
スラブの量と前記第1の加熱炉の受入れ能力との大小関
係、ならびに第1及び第2の加熱炉の加熱スラブ量と前
記圧延装置の圧延能力との大小関係に応じて、第1の加
熱炉にスラブの装入するピッチと第2の加熱炉にスラブ
を装入するピッチとの比率を自動的に調整するので、例
えば第2の加熱炉のスラブ装入ピッチを一定にし、第1
の加熱炉のスラブ装入ピッチを状況に応じて変えること
ができ、鋳造機の稼働率が変化した場合でも、第1の加
熱炉内に空きができるのを防止できる。第1及び第2の
加熱炉への供給燃料を、各々の加熱炉のスラブ装入ピッ
チに合わせて変更すれば、無駄な燃料消費は避けられ
る。
また例えば、鋳造機の稼働率の低下に伴なって、第1の
加熱炉のスラブ装入ピッチを遅くし、第2の加熱炉のス
ラブ装入ピッチは一定あるいは早くすれば、圧延装置へ
のスラブ供給量の低下率を減少させ、圧延装置の稼働率
低下を抑えることができる。
[実施例] 第1図に、本発明の一態様で実施する鋳造圧延システム
の各構成要素のレイアウトを示す。第1図を参照する
と、このシステムには、3基の連続鋳造機CC1,CC2及びC
C3が備わっている。これらの鋳造機によって生産される
スラブは、所定の台車上に乗り、搬送設備として設けら
れた貨車線RL1−RL2−RL3を順に通って圧延設備HSMに近
づく。
この例では、スラブの搬送ルートには、生産された直後
の比較的温度の高いスラブ(即ち熱片)をそのまま圧延
に必要な温度まで加熱炉HHで加熱して直ちに圧延設備HS
Mに送る第1のルートと、スラブ置場YD1を通って一担待
機し多少温度が低下してスラブ(即ち冷片)を加熱炉HL
で加熱して圧延設備HSMに送る第2のルートとがある。
一方の加熱炉HHは熱片専用に割当てられ、他方の加熱炉
HLは冷片専用に割当てられている。即ち、熱片の加熱所
要時間と冷片の加熱所要時間とは大きく異なり1つの加
熱炉中に両者が混在すると、時間の長い冷片の条件を満
足するように在炉時間を決定せざるを得ず加熱炉の効率
が悪化するので、それを防止するための両者を独立した
加熱炉で処理している。
連続鋳造機から到着したスラブの搬送先の選択(熱片と
冷片への分配),各々の加熱炉へのスラブの搬入,各々
の加熱炉からのスラブの抽出等々の搬送処理は、搬送制
御コンピュータCPUによって自動的に制御される。
連続鋳造機から到着したスラブを熱片のまま加熱して圧
延する場合には、熱片ヤードYD2の位置で、スラブはク
レーンCLHによって搬送テーブルTBH上に移し替えられ、
該テーブルによって搬送され、加熱炉HHの一端に装入さ
れ、それまでに搬送された他の熱片とともに加熱され
る。装入されてから所定の温度に達するのに必要な時間
(例えば1分間)を経過すると、スラブは加熱炉の他端
から抽出され、抽出テーブルTBOによって圧延設備HSMま
で搬送される。
連続鋳造機から到着したスラブを冷片として扱う場合に
は、該スラブは貨車線RL3上を通ってスラブ置場YD1に搬
送される。このスラブ置場に蓄積されたスラブ、即ち冷
片は、必要に応じて使用される。つまり、クレーンCLL
によって一般材搬送テーブルTBLに移し替えられ、該テ
ーブル上を搬送され、加熱炉HLの一端に装入され、それ
までに装入された他の冷片とともに加熱される。装入さ
れてから所定の温度に達するのに必要な時間(例えば4
分間)を経過すると、スラブは加熱炉の他端から抽出さ
れ、抽出テーブルTBOによって圧延設備HSMまで搬送され
る。
ところで、生成されたスラブの量や圧延速度は一定では
ない。それらの変化によって加熱炉HH中に空きができる
(処理能力より処理量が少ない)と、加熱炉のエネルギ
ー効率が低下するので、それを防止して効率を上げるた
めに、搬送制御コンピュータCPUは、状況に応じて加熱
炉HHへの熱片の装入ピッチと加熱炉HLへの冷片の装入ピ
ッチとの比率を自動的に調整し、加熱炉HH,HLへのスラ
ブの装入パターンを変更する。連続鋳造機から到着した
スラブのうち加熱炉HHに装入されない余分のスラブは、
冷片としてスラブ置場YD1に搬送される。
例えば、圧延設備においては、仕上げ圧延温度の調整の
ために圧延速度を変更する必要があり、また成品サイズ
が変われば圧延速度が一定の場合でも圧延所要時間が変
わるので、圧延量(T/H:屯/時間)は変化する。
また、加熱炉においては、スラブの在炉時間(加熱炉内
に入っている時間)や抽出時温度を所定以上にする必要
があり、これはスラブの材質に応じて定まる。加熱炉で
の処理量(T/H)又は装入/抽出量は、その時の処理さ
れる加熱炉内のスラブ群の中で最も時間の長いものに合
わせる必要がある。また、圧延温度に加熱したスラブを
圧延設備の手前で長時間滞留させることはできない(温
度が下がる)ので、加熱炉HH,HLでの処理量を圧延設備
の処理能力以上にすることはできない。
更に、鋳造のスケジュールに応じて、もしくは設備のメ
ンテナンス等のために、複数の鋳造機のうちの一部を休
止させたり、各々の鋳造機の稼働率を変える場合がある
ので、生産されるスラブの量(T/H)は変化する。
例えば、加熱炉HHのスラブ装入ピッチを一定にする場
合、一部の鋳造機の休止等によってスラブの到着ピッチ
が遅くなると、予定した装入タイミングで装入すべきス
ラブが存在しないので、加熱炉HH内に空き領域を作らざ
るを得ず、加熱処理量(T/H)がHHの処理能力に比べて
小さくなり、エネルギー利用効率が下がる。このような
不都合を解消するために、搬送制御コンピュータCPU
は、第2図に示すような制御を行なっている。
第2図を参照して説明する。ステップ1では、製造プロ
セス及び圧延プロセスのデータを入手する。即ち、搬送
制御コンピュータCPUは、連続鋳造機CC1,CC2,CC3のプロ
セスを制御するコンピュータ(図示せず)や圧延設備HS
Mのプロセスを制御するコンピュータ(図示せず)と接
続されているので、それらと通信を行ない、各々の鋳造
機の稼働状況やスラブの材質などを鋳造プロセスのデー
タとして入力し、圧延速度などを圧延プロセスのデータ
として入力する。
ステップ2では、各種のパラメータを計算等によって求
める。まず最初に、連続鋳造機から出て熱片ヤードYD2
に到着するスラブ(熱片+冷片)の量(T/H)を求め
る。これは、各鋳造機のその時のスラブ製造量(T/H)
と搬送所要時間とに基いて計算により求めることができ
る。次に、各加熱炉HH,HLのその時の処理量(T/H)を求
める。これは、例えば各加熱炉のスラブ装入ピッチとス
ラブ抽出ピッチとの平均的な値として求めることができ
る。次に、その時の圧延設備の最大圧延能力RVMを求め
る。これは、その時の仕上げ圧延部の搬送速度,スラブ
の大きさ及び材質に基づいて計算で求めることができ
る。
ステップ3では、加熱炉HHの最大処理量(処理能力)と
スラブ装入ピッチとを比較し、後者が前者を越えないよ
うにする。スラブ装入ピッチは、K×VTAとして求める
ことができる。例えば、配分率Kが0.8の場合には、連
続鋳造機から到着したスラブのうち80%が熱片として加
熱炉HHに装入され、残りの20%が冷片としてスラブ置場
YD1に搬送される。
ステップ4では、加熱炉HHでの処理量HTHを熱片到着量V
TAと比較する。HTH>VTAなら、ステップ8に進む。
ステップ4でHTH≦VTAなら、ステップ5に進み、圧延設
備の圧延能力RVMと加熱処理中のスラブ量HTTとを比較す
る。スラブ量HTTは、HTH+HTLである。
もしもRVM≦HTTなら、加熱処理中のスラブ量が圧延可能
量に比べて過大であるので、それを小さくする必要があ
る。その場合、ステップ8に進む。
ステップ8では、加熱炉HHのスラブ装入ピッチPhi(T/
H)の値を小さくする。加熱炉HLのスラブ装入ピッチは
変更しない。これによって、加熱炉HHとHLとのスラブ装
入ピッチの比率が変更される。つまり、ステップ4から
8に進んだ時には、鋳造機の稼働率の低下に適応するよ
うに装入ピッチPhiが減少し、ステップ5から8に進ん
だ時には、圧延設備側の圧延能力に適応するように、装
入ピッチPhiが減少する。
なお、装入ピッチPhiが減少すれば、加熱炉HHの加熱能
力を下げてもよいので、この場合には、加熱炉HHで使用
する燃料を減らす。
ステップ5でRVM>HTTの場合には、次のステップ6を実
行し、HTTを圧延の目標値SPV(T/H)と比較する。そし
てHTT≧SPVなら、ステップ7に進む。
ステップ7では、加熱炉HHのスラブ装入ピッチPhi(T/
H)の値を大きくする。加熱炉HLのスラブ装入ピッチは
変更しない。これによって、加熱炉HHとHLとのスラブ装
入ピッチの比率が変更される。
つまり、熱片到着量VTAが加熱炉HHの現在の処理量より
大きく(HHの装入ピッチ増大可)、加熱処理量HTTに比
べて圧延能力RVMに余裕があり、しかも加熱処理量HTTが
圧延の目標量SPV未満である時には、スラブ装入ピッチP
hiの値を大きくする。なお、装入ピッチPhiが増大する
と、加熱炉HHの加熱能力を上げる必要があるので、この
場合には、加熱炉HHに供給する燃料を増やす。
これによって加熱炉HHの装入ピッチが増大し加熱炉HHの
処理量が増大し、抽出ピッチが増大し、圧延量も増大す
る。
装入ピッチと抽出ピッチは、加熱炉HH中に空き空間がで
きないように調整される。即ち、空き空間が増大しそう
な時には、抽出ピッチに比べて装入ピツチを大きくし空
き空間が小さくなる方向に調整し、空き空間が零に近づ
くと装入ピッチと抽出ピッチを等しくし、その状態を維
持する。
鋳造機の休止などによって到着するスラブ量が減少する
時には、加熱炉HHの処理能力を落とし、スラブの在炉時
間を長くするので、装入ピッチと抽出ピッチ(T/H)を
小さく(時間的には長く)し、スラブの到着遅れによっ
て加熱炉HH内に空きができるのを防止する。逆に鋳造機
の稼働率の増大等によって到着するスラブ量が増大する
時には、できる限り、加熱炉HHの処理能力を上げ、スラ
ブの在炉時間を短くし、装入ピッチと抽出ピッチ(T/
H)を大きく(時間的には短く)し、加熱炉前でのスラ
ブの滞留を防止する。装入ピッチが上限に達した時に
は、配分率Kを小さくし、鋳造機から到着したスラブの
一部をスラブ置場YD1に送る。
ステップ7又は8において装入ピッチPhiを調整した場
合には、ステップ9を実行する。このステップでは、加
熱炉HHに対する熱片装入ピッチPhiと加熱炉HLに対する
冷片装入ピッチPliとの比率RHLに応じて、熱片と冷片
との装入パターンを再設定する。
例えば、スラブのサイズ及び材質が全て同一であると仮
定すれば、比率RHLが2:1(Phi,Phl)の時には、スラブ
を装入する順番は、HH,HH,HL,HH,HH,HL,HH,HH,‥‥と
し、比率RHLが3/2:1の時には、スラブを装入する順番
は、HH,HH,HL,HH,HL,HH,HH,HL,HH,HL,HH,HH,‥‥とす
る。勿論、加熱炉HHに装入するスラブは熱片であり、加
熱炉HLに装入するスラブはスラブ置場YD1から抽出した
冷片である。
ステップ10では、ステップ9で設定された装入パターン
に従って、加熱炉HH,HLに対するスラブの装入/抽出を
制御する。また、Kに応じて、到着したスラブの熱片と
冷片との振り分けを制御する。
第3図に、連続鋳造機CC1,CC2,CC3の稼働率の変化に応
じた加熱炉での処理量の変化の一例を示す。なおこの例
では、スラブの仕様は全て同一とし次の通りの場合を想
定した。
厚み: 240mm 幅 : 1200mm 長さ:10000mm 重量: 22トン なお説明の都合上、この例ではスラブの仕様を全て同一
としたが、実際には同一仕様のスラブが連続的に圧延さ
れることはごく稀である。
また、加熱炉HH及びHLの装入ピッチが最大の時の、スラ
ブ1本あたりの在炉時間は、それぞれ、約1分及び約4
分とした。
第3図の例における各操業パターンの各種数値を次の第
1表に示す。
第3図を参照すると、この例では連続鋳造機の各々の稼
働率の変化や一部の鋳造機の休止などによってスラブの
製造量が大きく変動している。しかし、第3図及び第1
表のパターン1,2及び3で区別して示すように、加熱炉H
Lのスラブ装入ピッチを一定とし、加熱炉HHのスラブ装
入ピッチを調整することによって、その変化を吸収して
いる。つまり、加熱炉HHに到着するスラブの量が増える
時には加熱能力を増大して装入ピッチ(時間/本)を短
くし、加熱炉HHに到着するスラブの量が減る時には装入
ピッチを長くし加熱能力を落とす(供給燃料を減らす)
ようにしている。加熱炉HHの装入ピッチの変動、即ちR
HLの変化に応じて、前述のように、加熱炉HH,HLにスラ
ブを装入する順番のパターンが自動的に変更される。こ
れによって、加熱炉HH内に空きができるのが防止され、
加熱炉HHでの余分な燃料の消費が防止される。
なおこの例では、加熱炉HLの装入ピッチが一定になって
いるが、これはスラブの材質やサイズの変更に伴なって
変更する必要がある。また例えば、加熱炉HHの装入ピッ
チの変更に伴なって加熱炉HLに対する装入ピッチを変更
してもよい。
[効果] 以上のとおり本発明によれば、搬送制御手段(CPU)が
連続鋳造機から繰り出されるスラブの量(VTA)と第1
の加熱炉(HH)の受入れ能力との大小関係、ならびに第
1の加熱炉及び第2の加熱炉(HL)の加熱スラブ量(HT
T)と圧延装置の圧延能力(RVM)との大小関係に応じ
て、第1の加熱炉にスラブを装入するピッチと第2の加
熱炉にスラブを装入するピッチとの比率を自動的に調整
するので、スラブ量(VTA)の変動に伴なう第1の加熱
炉内での空き空間の発生を防止でき、加熱炉(HH)での
効率の低下を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する一形式の鋳造圧延システムの
各構成要素のレイアウトを概略示す平面図である。 第2図は、第1図のCPUの動作の概略を示すフローチャ
ートである。 第3図は、処理量の変化の一例を示すタイムチャートで
ある。 CC1〜CC3:連続鋳造機、RL1〜RL3:貨車線 HSM:圧延設備、YD1:スラブ置場 YD2:熱片ヤード HH:加熱炉、HL:加熱炉 TBO:抽出テーブル、CLL,CLH:クレーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 繁之 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 會社君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭62−267425(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の連続鋳造機; 冷片保存領域; 比較的温度の高いスラブを所定の圧延温度に加熱する第
    1の加熱炉; 前記冷片保存領域から出た比較的温度の低いスラブを所
    定の圧延温度に加熱する第2の加熱炉; 前記連続鋳造機で得られるスラブを搬送して、該スラブ
    を第1の加熱炉に搬入し、もしくは前記冷片保存領域を
    介して第2の加熱炉に搬入する、搬送機構; 前記第1の加熱炉から出たスラブ及び第2の加熱炉から
    出たスラブを順次に受入れて圧延する圧延装置;及び 前記搬送機構を制御し、前記複数の連続鋳造機から繰り
    出されるスラブの量と前記第1の加熱炉の受入れ能力と
    の大小関係、ならびに第1及び第2の加熱炉の加熱スラ
    ブ量と前記圧延装置の圧延能力との大小関係に応じて、
    第1の加熱炉にスラブを装入するピッチと第2の加熱炉
    にスラブを装入するピッチとの比率を自動的に調整す
    る、搬送制御手段; を備える、熱間圧延装置。
JP1238674A 1989-09-14 1989-09-14 熱間圧延装置 Expired - Lifetime JPH07115053B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1238674A JPH07115053B2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 熱間圧延装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1238674A JPH07115053B2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 熱間圧延装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03106501A JPH03106501A (ja) 1991-05-07
JPH07115053B2 true JPH07115053B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=17033629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1238674A Expired - Lifetime JPH07115053B2 (ja) 1989-09-14 1989-09-14 熱間圧延装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07115053B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2554421B2 (ja) * 1992-06-16 1996-11-13 株式会社神戸製鋼所 加工ラインの操業スケジュール決定方法
JP5846030B2 (ja) * 2012-04-20 2016-01-20 新日鐵住金株式会社 連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法
JP6229632B2 (ja) * 2014-10-15 2017-11-15 Jfeスチール株式会社 熱間圧延の圧延順序決定システムおよび圧延順序決定方法
CN114713631B (zh) * 2022-05-18 2024-01-12 首钢长治钢铁有限公司 一种轧制生产系统集成

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62267425A (ja) * 1986-05-15 1987-11-20 Nisshin Steel Co Ltd 交互圧延システムにおける加熱炉の操炉方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03106501A (ja) 1991-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7390478B2 (ja) 厚板の冷間スラブと熱間スラブを分けて装入するスラブヤードと加熱炉レイアウト、及び炉装入方法
CN111315502A (zh) 连续铸造和轧制设备以及连续铸造和轧制方法
CA1219748A (en) Method and walking beam furnace for the intermediate heating pipes in hot rolling mills
JPH07115053B2 (ja) 熱間圧延装置
JPS59179202A (ja) 連続鋳造材料を圧延するための鋳造圧延装置
JP2002096108A (ja) 圧延制御方法および圧延制御装置
CN112108519B (zh) 基于混合加热的热轧带钢生产系统及方法
JP2001505251A (ja) 振動誘導炉内における金属製品加熱システム、装置及び方法
JPS5820301A (ja) 鋼材の熱間圧延方法および熱処理炉
JP2001205316A (ja) 鋼材搬送システム
JPS5858906A (ja) 熱間圧延における圧延能率制御方法
EP0822015B1 (en) Method to manage an insulated cooling bed and relative insulated cooling bed
JP3503581B2 (ja) 連続鋳造熱鋳片の熱間圧延用加熱炉への装入方法。
JP3264472B2 (ja) スラブ群搬送順決定方法
JPH1133601A (ja) 圧延設備
JP3304024B2 (ja) 複数の加熱炉を有する熱間圧延工程における圧延方法
JPS62267425A (ja) 交互圧延システムにおける加熱炉の操炉方法
JP3799085B2 (ja) 鋼片を再加熱、保持、および集積するための炉
JPH0892631A (ja) 連続加熱炉の操業方法
JPS6353217A (ja) 熱間圧延のための圧延材の加熱炉装入順制御方法
JP3015336B2 (ja) 交互圧延システムにおける加熱炉の操炉方法
JPH0471746A (ja) 鍛造素材の加熱処理方法
JP3177631B2 (ja) 熱間圧延材の在炉時間設定方法および加熱制御方法
JPS6353216A (ja) 熱間圧延のための圧延材の加熱炉装入順制御方法
JPH0559438A (ja) 加熱炉の被圧延材抽出方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 14