JP5846030B2 - 連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法 - Google Patents
連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法 Download PDFInfo
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Description
例えば、抽出端スラブ幅2m、装入端スラブ1mとして、2分ピッチで加熱炉から抽出することを考えた場合、装入側のスラブは1分ピッチ以内でスラブを供給しなければ装入ネックとなる。しかし、加熱炉の装入側へのスラブの供給は、通常、鋼片ヤードから鋼片クレーンを用いて行われる移送工程を含むため、供給ピッチの予測が難しい。
装入予定の次回装入スラブの供給が設定タイミングより遅れている場合に、抽出ピッチに合わせて加熱炉内のスラブの搬送を続け、当該次回装入スラブが装入テーブルに到着する前に、一つ前の装入済みの前回装入スラブと前記次回装入スラブを装入した際の当該次回装入スラブとの間の距離が、当該次回装入スラブの抽出時に抽出遅れを起こさない、次式によって予め求められた限界距離となった場合には、前記ウォーキングビーム装置による搬送を止めて当該次回装入スラブの到着を待つことを特徴とする。
限界距離=ウォーキングビーム装置搬送速度×(前回装入スラブと次回装入スラブとの間の抽出予定時間間隔)−前回装入スラブの幅
限界距離=ウォーキングビーム装置搬送速度×(前回装入スラブと次回装入スラブとの間の抽出予定時間間隔)−前回装入スラブの幅
この演算を行うことにより、限界距離を予め設定することができる。
本発明の実施の形態に係る連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法を図1のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS110:WB(ウォーキングビーム装置)を稼働させ、加熱炉内でスラブを前進させる。
ステップS120:装入端での装入スペースを確保したとき、あるいは抽出端にスラブが到達したときはWBを停止する。
ステップS130:装入スペースを確保してWBを停止した場合にはステップS140に進み、抽出端にスラブが到達してWBを停止した場合にはステップS100に戻る。
ステップS140:装入テーブルでの装入材(スラブ)の有無を検出する。
ステップS150:スラブが有ればスラブを装入し、ステップS110に戻る。
ステップS160:スラブが無ければ、WBを稼働させ、炉内のスラブを前進させる。
ステップS170:スラブが限界距離まで到達したか、または装入テーブルへスラブが到着したか、または抽出端へスラブ到達したかで、WBを停止する。
ステップS180:限界距離到達の場合ステップS190に進み、装入テーブルへのスラブ到着でステップS150に進み、抽出端へスラブ到達の場合ステップS195に進む。装入テーブルへのスラブ到着の場合、ステップS150に進む。
ステップS190:炉内スラブを停止させた状態で、装入テーブルへのスラブ到着を待ち、スラブが到着したらステップS150に進む。
ステップ195:抽出端スラブの抽出を行う。ステップS160に戻る。
ここで、
限界距離=ウォーキングビーム装置搬送速度×(前回装入スラブと次回装入スラブとの間の抽出予定時間間隔)−前回装入スラブの幅・・・・・・(1)式
とする。
抽出優先制御では、図2(b−1),図2(b−2)に示すように、前回装入スラブSaを装入した後、加熱炉10の装入側に装入材(スラブ)が無いときでもWBでスラブを抽出タイミングに合わせて搬送するため、次回装入スラブSbが装入されるまでの間の時間に応じて、前回装入スラブSaの後端と次回装入スラブSbの前端との間の間隔が空き、その間隔が維持されたまま、スラブは抽出端に搬送される。間隔が空き過ぎていると、図2(b−3)に示すように、抽出タイミングに抽出端まで次回装入スラブSbが到達しておらず、抽出遅れを生じてしまう。
限界距離=搬送速度×(前回装入スラブSaから次回装入スラブSbまでの抽出予定時間間隔)−前回装入スラブSaのスラブ幅
例えば、搬送速度を16.7mm/秒(1m/分)、抽出予定時間間隔を3分、前回装入スラブSaのスラブ幅を1mとすると、限界距離=2mとなる。
1 固定スキッド
2 移動スキッド
3 スキッドフレーム
4 メインバーナー
5 サイドバーナー
10 加熱炉
11 装入テーブル
Claims (1)
- ウォーキングビーム装置によりスラブを加熱炉の装入端から抽出端までピッチ搬送しながら加熱する連続加熱炉におけるスラブ搬送制御方法であって、
装入予定の次回装入スラブの供給が設定タイミングより遅れている場合に、抽出ピッチに合わせて加熱炉内のスラブの搬送を続け、当該次回装入スラブが装入テーブルに到着する前に、一つ前の装入済みの前回装入スラブと前記次回装入スラブを装入した際の当該次回装入スラブとの間の距離が、当該次回装入スラブの抽出時に抽出遅れを起こさない、次式によって予め求められた限界距離となった場合には、前記ウォーキングビーム装置による搬送を止めて当該次回装入スラブの到着を待つことを特徴とする連続加熱炉におけるスラブ搬送制御方法。
限界距離=ウォーキングビーム装置搬送速度×(前回装入スラブと次回装入スラブとの間の抽出予定時間間隔)−前回装入スラブの幅
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---|---|---|---|
JP2012096828A JP5846030B2 (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012096828A JP5846030B2 (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法 |
Publications (2)
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JP2013224463A JP2013224463A (ja) | 2013-10-31 |
JP5846030B2 true JP5846030B2 (ja) | 2016-01-20 |
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Family Applications (1)
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JP2012096828A Active JP5846030B2 (ja) | 2012-04-20 | 2012-04-20 | 連続式加熱炉におけるスラブ搬送制御方法 |
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- 2012-04-20 JP JP2012096828A patent/JP5846030B2/ja active Active
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