JPH07114443B2

JPH07114443B2 - 画像形成装置

Info

Publication number: JPH07114443B2
Application number: JP61041574A
Authority: JP
Inventors: 健志鎌田
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1986-02-28
Filing date: 1986-02-28
Publication date: 1995-12-06
Anticipated expiration: 2010-12-06
Also published as: JPS62200864A

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、画像形成装置に関し、特に、その原稿及び記
録紙の給紙装置に関するものである。

（従来技術）従来、一般的なファクシミリ装置においては、原稿の給
紙系と記録紙の給紙系とはそれぞれ独立に設けられてお
り、そのため、その分だけコストが高くなるという問題
があった。

これに対し、第４図に示したように、１つの給紙ローラ
を２つの給紙系が共用するようにしてコストの低減と、
装置の小形化を図るようにしたファクシミリ装置が提案
されている。第４図において、1a,1bは給紙テーブル、
２は原稿、３は記録紙、4a,4bは繰り出しローラ、５は
正逆回転可能な給紙ローラ、6a,6bは分離ローラ、7a,7b
は送りローラ、８は読取ヘッド、９は記録ヘッド、10は
熱転写フィルム、11a,11bは排紙ローラ、12a,12bはスタ
ッカー、13は記録紙３を押える圧板である。

以上のように構成された従来例では、原稿２は、下側の
給紙テーブル1b上から繰り出しローラ4bにより左方へ送
られ、給紙ローラ５の右回転と、回転停止状態にある分
離ローラ6bによって１枚ずつに分離されて送り出され
る。なお、分離ローラ6bは一方向クラッチが内蔵されて
おり、右回転はするが左回転はしないようになってい
る。原稿は読取ヘッド（密着センサ）８で読み取られ、
排紙ローラ11bを経てスタッカー12b上に排出される。一
方、記録紙（カットシート）３は、上側の給紙テーブル
1a上から繰り出しローラ4aにより左方へ送られ、給紙ロ
ーラ５の左回転と、回転停止状態にある分離ローラ6aに
よって１枚ずつに分離されて送り出される。なお、分離
ローラ6aは一方向クラッチが内蔵されており、左回転は
するが右回転はしないようになっている。記録紙は感熱
記録ヘッド９と熱転写フィルム10により記録され、排紙
ローラ11aを経てスタッカー12a上に排出される。

しかしながら、上記構成の従来例では、記録紙３の繰り
出しが最下部の用紙から順に取り出されるようになって
おり、このため給紙部の機構が複雑になるという問題が
あった。

（目的）本発明は、１つの給紙ローラと、１つの送りローラと
を、原稿及び記録紙の２つの給紙・搬送系がそれぞれ共
用するようにし、また、給紙においては原稿、記録紙共
最上部のものから順に取り出すようにして、機構の簡略
化、小型化を図ると共に、操作性も向上するようにした
画像形成装置を提供するものである。

（発明の構成）上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
原稿を収容する原稿テーブルと、記録紙を収容する記録
紙テーブルと、原稿の画像を読み取る読取ヘッドと、記
録紙に画像を記録する記録ヘッドと、前記読取ヘッドと
記録ヘッドとを搭載するヘッドユニットと、正転するこ
とにより原稿テーブルに収容された原稿を最上部のもの
から順に取り出しヘッドユニットに給紙し、逆転するこ
とにより録紙テーブルに収容された記録紙を最上部のも
のから順に取り出しヘッドユニットに給紙する単一の給
紙ローラと、ヘッドユニッに給紙されてきた原稿或いは
記録紙を搬送する単一の送りローラとを備えた構成とす
るものである。

このように、１つの給紙ローラと、１つの送りローラ
を、原稿及び記録紙の２つの給紙・搬送系がそれぞれ共
用することにより、機構が簡略化され、装置が小型にな
り、コスト低減を図ることができる。また、原稿及び記
録紙の両方共、最上部のものから順に取り出す構成であ
るから、操作性が向上する。

（実施例）以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。第１図
は、本発明の一実施例を示したもので、1aは記録紙テー
ブル、1bは原稿テーブル、２は原稿、３は記録紙、4a,4
bは繰り出しローラ、５は給紙ローラ、6a,6bは分離ロー
ラ、７は送りローラ、８は読取ヘッド、９は記録ヘッ
ド、11は排紙ローラ、12はスタッカー、14は読取ヘッド
８と記録ヘッド９とを一体化したヘッドユニット、15は
ガイド部材である。

次に本実施例の動作を説明する。原稿２は原稿面を上に
して原稿テーブル1b上にセットされる。原稿を図示しな
いセンサが検知すると、ソレノイドが作動して繰り出し
ローラ4bが下がり、原稿を給紙分離部へ送り込む。繰り
出しローラは給紙ローラ５とギヤ等で連結されており、
同方向に回転する。給紙ローラ５と分離ローラ6bとで最
上部の１枚が分離され、搬送されて読取ヘッド（密着セ
ンサ）８により読み取られ、その後、排紙ローラ11によ
りスタッカー12上に排紙される。一方、記録紙（カット
シート）３は記録面を下向きにして記録紙テーブル1a上
にセットされる。繰り出しローラ4aは常時記録紙３に接
しており、記録指示信号が来ると記録紙は給紙分離部へ
送り込まれる。給紙ローラ５と分離ローラ6aとで最上部
の１枚が分離され、搬送されて記録ヘッド（サーマルヘ
ット）９により記録され、その後、排紙ローラ11により
スタッカー12上に排紙される。

なお、読取ヘッド８と記録ヘッド９とが一体化されたヘ
ッドユニット14は図示しないソレノイドにより変位され
るようになっており、原稿読取時、記録時に応じて読取
ヘッド８及び記録ヘッド９がそれぞれ所定の位置にくる
ようにヘッドユニットが移動する。また分離ローラは、
従来例と同様に、一方向クラッチを内蔵したものでもよ
いし、トルクリミッタ方式のものでもよい。給紙ローラ
５の回転は、読取時と記録時では逆方向になり、両給紙
テーブルからの同時給紙はしない。

以上のように構成された本実施例で、原稿２、記録紙３
とも単一の給紙ローラ５により取り出され、また、単一
の送りローラ７により搬送される構成となっており、さ
らに、原稿、記録紙共最上部のものから順に取り出す構
成であるから、給紙及び搬送機構が簡単かつ小型にな
り、操作性及び信頼性も向上する。

第２図は、本発明の他の実施例を示したもので、第１図
のものを立て型にして排出ローラをなくし、自重で原稿
や記録紙をスタッカー12上に落下させるようにしたもの
である。その他の動作は全く同じである。

第３図は、本発明のさらに他の実施例を示したもので、
原稿と記録紙の搬送路を別々にしたものである。本実施
例では記録紙３も記録面を上にして記録紙テーブル1a上
にセットする。この外の動作は、第１図の場合と基本的
に同じである。ここではソレノイド21一つで繰り出しロ
ーラ4a,4bの切換と、記録ヘッド８、読取ヘッド９の送
りローラ7a,7bへの当接の切換を行なうように構成され
ている。通常は記録側にセットされ（通信時間短縮のた
め、受信状態で待機している方がよい）、ソレノイド21
のオン（吸引）で原稿読取側にセットされる。繰り出し
ローラ側は、リンク22aを介してレバー23を右回転させ
てセットし、ヘッド側は、リンク22bによりヘッドユニ
ット14を左回転させてセットする。なお、第１図、第２
図の実施例においても、同様の構成が可能である。

（発明の効果）以上説明したように、本発明によれば、給紙機構が簡素
化され、操作性も向上し、装置の小形化、低価格化を図
ることができるとともに信頼性を高めることができる利
点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の構成図、第２図は、本発
明の他の実施例の構成図、第３図は、本発明のさらに他
の実施例の構成図、第４図は、従来例の構成図である。 1a……記録紙テーブル、1b……原稿テーブル、２……原
稿、３……記録紙、4a,4b……繰り出しローラ、５……
給紙ローラ、6a,6b……分離ローラ、７……送りロー
ラ、８……読取ヘッド、９……記録ヘッド、11……排紙
ローラ、12……スタッカー、14……ヘッドユニット。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】原稿を収容する原稿テーブルと、記録紙を収容する記録紙テーブルと、原稿の画像を読み取る読取ヘッドと、記録紙に画像を記録する記録ヘッドと、前記読取ヘッドと記録ヘッドとを搭載するヘッドユニッ
トと、正転することにより前記原稿テーブルに収容された原稿
を最上部のものから順に取り出し前記ヘッドユニットに
給紙し、逆転することにより前記記録紙テーブルに収容
された記録紙を最上部のものから順に取り出し前記ヘッ
ドユニットに給紙する単一の給紙ローラと、前記ヘッドユニットに給紙されてきた原稿或いは記録紙
を搬送する単一の送りローラとを備えていることを特徴とする画像形成装置。