JPH0711443U - 間接照明直接照明兼用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接照明において、任意所望の位置にスポッ
ト光を照射することができること。 【構成】 サイドパネル１１に遮光フード２を取り付
け、その遮光フード２に開口部２０及び２１をそれぞれ
設け、光源バルブ３１を内蔵した灯具本体３にレンズを
設け、その灯具本体３をサイドパネル１１に支持装置４
を介して伸縮かつ回動可能に支持する。その結果、灯具
本体３を遮光フード２内に位置させ、かつ遮光フード２
の開口部２１を閉塞させたときには、光源バルブ３１か
らの光がれんず３３及び遮光フード２の開口部２０を介
して外部に照射されて間接照明が得られる。また、灯具
本体３を遮光フード２の外に位置させたときには、光源
バルブ３１からの光がレンズ３３を介して外部に照射さ
れて直接照明が得られる。このとき、灯具本体３を支持
装置４を介して伸縮かつ回動させることにより、直接照
明において、任意所望の位置にスポット光を照射するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、間接照明と直接照明とに兼用することができる灯具に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

この種の間接照明直接照明兼用灯具としては、例えば、実開平４−４６９４４ 号公報に記載のものがある。 以下、かかる灯具について説明する。この灯具は、車両用ルームランプとして 使用したものであって、サイドパネル（取付体）にシエード（遮光フード）を取 り付け、そのシエードに間接照明用の開口部（光透過部）を設け、かつそのシエ ードにランプ取付用の開口部を設ける。一方、バックプレートとレンズ（光照射 部）とからなるランプ（灯具本体）内に光源を内蔵し、このランプを前記シエー ドのランプ取付用の開口部の縁に回動可能に支持してなる。前記ランプのバック プレートが外側に向いているときには前記ランプのレンズ及び前記間接照明用の 開口部を介して間接照明が得られ、また前記ランプを１８０°回動させて、ラン プのレンズを外側に向けたときには前記ランプのレンズを介して直接照明が得ら れる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上述の間接照明直接照明兼用灯具の改良に係るものである。 本考案の目的は、直接照明において、任意所望の位置にスポット光を照射する ことができる間接照明直接照明兼用灯具を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上述の目的を達成するために、取付体に遮光フードを取り付け、そ の遮光フードに間接照明用の光透過部と開口部とをそれぞれ設け、一方、光源を 内蔵した灯具本体に、内部の光源からの光を外部に照射するための光照射部を、 設け、その灯具本体を前記取付体に支持装置を介して伸縮かつ回動可能に支持し たことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

本考案は、上記の構成により、灯具本体を遮光フード内に位置させ、かつその 灯具本体で遮光フードの開口部を閉塞させたときには、灯具本体の光源からの光 が灯具本体の光照射部及び遮光フードの光透過部を介して外部に照射されて間接 照明が得られる。また、灯具本体を遮光フードの外に位置させたときには、灯具 本体の光源からの光が灯具本体の光照射部を介して外部に照射されて直接照明が 得られる。このとき、灯具本体を支持装置を介して伸縮かつ回動させることによ り、直接照明において、任意所望の位置にスポット光を照射することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案に係る間接照明直接照明兼用灯具の一実施例を添付図面を参照し て説明する。この例は、自動車用ルームランプについて使用した例について説明 する。 図において、１０及び１１は自動車の車室を画成する車体パネルのうち天井パ ネル及びサイドパネルである。 図において、２は遮光フードである。この遮光フード２は、前記サイドパネル １１に一体に取り付けてなる。この遮光フード２の上部に間接照明用の光透過部 としての開口部２０を開設すると共に、この遮光フード２の側部に後述する灯具 本体３が位置する開口部２１を開設する。

【０００７】 図において、３は灯具本体である。この灯具本体３は、ほぼ直方体形状をなす ハウジング３０内に光源バルブ３１及びリフレクタ３２を内蔵し、かつこのハウ ジング３０の壁面のうち、前記光源バルブ３１からの光が前記リフレクタ３２で 反射して照射される側の壁面に、内部の光源バルブ３１からの光を外部に照射す るための光照射部としてのレンズ３３を設ける。このハウジング３の外側壁面の 中央に撮み３４を取り付ける。なお、図中、３５は前記光源バルブ３１を支持し たソケットである。

【０００８】 図において、４は支持装置である。この支持装置４は、例えばロッドアンテナ 等のようなものであって、多段のテレスコピックからなり、基端側（大径側）を 前記サイドパネル１１に取り付け、一方先端側（小径側）を前記灯具本体３の内 側かべめんのほぼ中央に取り付けて、前記灯具本体３を前記サイドパネル１１に 伸縮かつ回動可能に支持させる。なお、この支持装置４は、先端に灯具本体３を 取り付けた状態で、任意の長さに伸縮させて停止させ、かつ任意の角度回動させ て停止させることができるように構成されている。

【０００９】 図において、５は電気コードである。この電気コード５は、前記灯具本体３の ソケット３５と電源とを接続するものであって、前記灯具本体３のハウジング３ ０内から前記支持装置４内を通って前記サイドパネル１１の内側に引き込まれて おり、このサイドパネル１１の内側において、電気コード５を巻取ったり送り出 したりする巻取装置（図示せず）に巻装されている。

【００１０】 この実施例における本考案の間接照明直接照明兼用灯具は、以上の如き構成よ り、以下その使用例について説明する。 まず、図２に示すように、灯具本体３を遮光フード２内に位置させ、かつその 灯具本体３で遮光フード２の開口部２１を閉塞させたときには、灯具本体３の光 源バルブ３１からの光が灯具本体３のレンズ３３及び遮光フード２の光透過部と しての開口部２０を介して外部に照射されるので、車室内が間接照明で照明され る。 また、図３及び図４に示すように、灯具本体３を遮光フード２の外に引き出し て位置させたときには、灯具本体３の光源バルブ３１からの光が灯具本体３のレ ンズ３３を介して外部に照射されるので、直接照明が得られる。このとき、灯具 本体３を支持装置４を介して伸縮かつ回動させることにより、直接照明において 、任意所望の位置にスポット光を照射することができる。 なお、上述の実施例においては、自動車用ルームランプについて使用した例に ついて説明したが、本考案の間接照明直接照明兼用灯具は、その他の灯具にも適 用することができる。

【００１１】

【考案の効果】

以上から明らかなように、本考案の間接照明直接照明兼用灯具は、直接照明に おいて、任意所望の位置にスポット光を照射することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る間接照明直接照明兼用灯具の一実
施例を示した要部の断面図である。

【図２】同じく間接照明の状態を示した断面図である。

【図３】同じく直接照明の状態を示した断面図である。

【図４】図３におけるＩＶ矢視図である。

【符号の説明】

１０…天井パネル、１１…サイドパネル（取付体）、２
…遮光フード、２０…開口部（間接照明用の光透過
部）、２１…開口部、３…灯具本体、３０…ハウジン
グ、３１…光源バルブ、３２…リフレクタ、３３…レン
ズ（光照射部）、３４…撮み、３５…ソケット、４…支
持装置、５…電気コード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 取付体に取り付けた遮光フードと、その
   遮光フードに設けた間接照明用の光透過部と、前記遮光
   フードに設けた開口部と、光源を内蔵した灯具本体と、
   その灯具本体に設け、内部の光源からの光を外部に照射
   するための光照射部と、前記灯具本体を前記取付体に伸
   縮かつ回動可能に支持した支持装置と、を備え、前記灯
   具本体が前記遮光フードの開口部を閉塞して前記遮光フ
   ード内に位置するときには前記光照射部及び前記光透過
   部を介して間接照明が得られ、また前記灯具本体が前記
   遮光フード外に位置するときには前記光照射部を介して
   直接照明が得られることを特徴とする間接照明直接照明
   兼用灯具。