JPH07114205A - 磁性トナー - Google Patents

磁性トナー

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JPH07114205A
JPH07114205A JP5284560A JP28456093A JPH07114205A JP H07114205 A JPH07114205 A JP H07114205A JP 5284560 A JP5284560 A JP 5284560A JP 28456093 A JP28456093 A JP 28456093A JP H07114205 A JPH07114205 A JP H07114205A
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toner
magnetic
color
semiconductor
magnetic material
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Yoshio Ozawa
義夫 小沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記の一般式(I)で示される、Cd/Mn
/Teの三元混合半導体からなる透明磁性材料を含有す
る磁性カラートナー。 【効果】 透明性に優れたカラートナーが得られ、色の
濁りがなく、減色法により鮮明なフルカラー印刷・複写
が可能となり、OHPシートの印刷に用いた場合にも
“くすみ”の無い画像が得られる。 Cd1−xMnTe …(I) (但し、0.01≦x≦0.75)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザービー
ムプリンター等の各種プリンターなど、電子写真法、静
電記録法等において形成される静電潜像を現像するため
に用いられる磁性トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法においては、感光体を均一帯
電したのち画像露光して、低電位部と高電位部とからな
る静電潜像を形成し、これをトナーと呼ばれる粉体現像
剤により現像としてトナー像を形成して可視化し、この
トナー像を紙などに転写したのち、ヒートロール方式な
どにより定着して複写物ないしは印刷物を得ている。ト
ナーには、磁性材料を含有する磁性トナーと、含有しな
い非磁性トナーがあり、本発明はこのうちの磁性トナー
に関する。
【0003】磁性トナーは次のような利点を有してい
る。 (1) 磁性トナー自体で磁気ブラシを形成しうるの
で、キャリアを用いることなく、トナーのみからなる1
成分現像剤として磁気ブラシ現像法に用いることができ
る。また、一般的なキャリアを用いた2成分現像剤にお
いても、カブリ防止やトナー飛散防止に用いることがで
きる。
【0004】(2) 導電性磁性キャリアとトナーとを
組み合わせて2成分現像剤とする場合、静電気力により
トナーをキャリアに確実に引き付けることが難しい場合
がある。このような場合にも、トナーに適度の磁性を付
与することにより、磁力によりトナーをキャリアに引き
付けることができる。導電性磁性キャリアと磁性トナー
とからなる2成分現像剤を用いる現像方式としては、例
えば、特開平5−80591号公報に記載された背面記
録方式による画像形成方法がある。
【0005】(3) 現像ゾーンで静電潜像が形成され
た感光体と接触したトナーのうち、非画像部のトナー
は、感光体が現像剤溜りと離れる時に、感光体を離れて
確実に現像剤溜りに回収される必要がある。一般にこれ
は現像バイアス電圧の大きさを調整することにより行っ
ているが、磁性キャリアと適度な磁力の磁性トナーとを
組み合わせて、磁力によりトナーを現像剤溜りに回収す
れば、現像バイアス電圧の設定・制御の自由度が増す。
【0006】磁性トナーに磁力を付与する代表的な磁性
材料は、マグネタイトとフェライトである。しかしこれ
らは、ともに黒色顔料であり、カラー化は不可能であ
る。また、マグヘマイトも知られているが、これは茶色
である。したがって、一般に、茶色以外の磁性カラート
ナーは不可能であると考えられている。
【0007】一方、従来から透明磁性体としてYIG系
の希土類系の化合物が提案されており、透明磁性体とし
て希土類ガーネットを含む磁性カラートナー(特開昭6
0−73549号公報)、希土類ガーネット、強磁性フ
ェライト等の透明磁性体を含む磁性マイクロカプセルカ
ラートナー(特開昭60−73548号公報)、希土類
ガーネット、強磁性フェライト等の透明磁性体を含むノ
ンインパクトプリンティング方式用磁性インク(特開平
1−283187号公報)、イットリウム・ガリウム・
ガーネットの単結晶または多結晶を透明磁性粉として用
いた磁気プリンタ用磁性カラートナー(特開昭63−5
0856号公報)などが報告されている。
【0008】しかしながら、磁力を付与する目的でYI
G系粉末を20〜50%トナー中に添加すると、茶色の
濁りが見られる。そのため、減色法により鮮明なフルカ
ラー印刷が得られず、特に、OHPフィルムに現像、定
着した場合には、くすんだ色調になってしまう。これ
は、YIGが可視光領域でわずかに着色しているため
に、色にくすみが生じるためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、透光性に優
れ、OHPフィルム上でも色の濁りを生じることなく、
減色法により鮮明なフルカラー印刷が可能な磁性トナー
を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の磁性トナーは、
下記化2の一般式(I)
【0011】
【化2】 で表わされる半磁性半導体からなる透明磁性材料を含有
することを特徴とし、特に、磁性カラートナーとしての
利用に好適である。
【0012】
【発明の実施態様】本発明では、透明磁性材料として、
上記一般式(I)の半磁性半導体(以下、Cd(1−
x)Mn(x)Teと呼ぶこともある)。Cd(1−
x)Mn(x)Teは、通常の化合物半導体の陽イオン
をMn(マンガン)で置換した三元混晶半導体であり、
半導体と磁性体の両面の性質を示す。Cd(1−x)M
n(x)Teは、II−VI族化合物半導体のII族元素をM
nで一部置換したもので、可視光領域で優れた磁気光学
特性を有することから、光アイソレータとして注目され
ている(Allen E.Turner, Rober
t L.Gunshor and Supriyo D
atta, APPLIED OPTICS. Vo
l.22, No.15, October 198
3)
【0013】Cd(1−x)Mn(x)Teの組成でx
が増加すると、光学的なバンドギャップが1.5eV
(x=0)から2.4eV(x=0.73)まで広がる
ことに対応して、高エネルギー側にシフトする。光アイ
ソレータの光学特性を示すファラデー回転分散特性の分
散ピークの値も組成の増加に伴って大きくなってくる。
【0014】磁性トナーの磁性材料として使用する本発
明においては、可視光領域での透明性が高く、かつ磁力
の大きいことが望ましい。具体的には、Cd(1−x)
Mn(x)Teで、xが0.01〜0.75の範囲が好
ましく、より好ましくは0.1〜0.6である。Cd
(1−x)Mn(x)Teは、本発明のトナー中に5〜
70重量%配合することが好ましく、より好ましくは2
0〜50重量%である。Cd(1−x)Mn(x)Te
は、平均粒径0.1〜1μm程度の微粒子として配合す
ることが望ましい。
【0015】なお、Cd(1−x)Mn(x)Teは、
クラスターイオンビーム法(ICB法)、多結晶法、単
結晶法等のいずれの方法によっても製造することができ
る。本発明の磁性トナーにおいては、他の成分として通
常のトナー用成分を配合することができ、例えば、着色
剤、バインダー樹脂、電荷制御剤、離型剤、外添剤など
を配合することができる。
【0016】着色剤としては、従来公知ものが使用で
き、ベンジジン系黄色顔料、フォロンイエロー、アセト
酢酸アニリド系アゾ顔料、モノアゾ染料、アゾメチン系
色素などのイエロートナー用着色剤;キナクリドンレッ
ド、ナフトール系アゾ顔料、アントラキノン系染料、キ
サンテン系染料等のマゼンタトナー用着色剤;銅フタロ
シアニン系顔料等のシアントナー用着色剤などが用いら
れる。
【0017】バインダー樹脂としては、ポリエステル系
樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合体等の
スチレン系樹脂が代表的であり、さらに、ポリビニルブ
チラール、エポキシ樹脂、ポリアミド、ポリメチルメタ
クリレート等の他の樹脂、あるいはこれらのブレンド品
を用いることもできる。本発明のトナーは、例えば、常
法に従い各成分を混練したのち粉砕、分級し必要により
シリカ等の外添剤を添加することにより得ることができ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、Cd(1−x)Mn
(x)Teを透明磁性材料として配合してトナーとする
ことにより、透明性に優れた磁性トナーが得られる。よ
って、カラートナーとした場合にも色の濁りがなく、減
色法により鮮明なフルカラー印刷・複写が可能となり、
OHPシートの印刷に用いた場合にも”くすみ”の無い
画像が得られる。
【0019】
【実施例】
実施例1 単結晶法により、本発明の透明磁性体を作成し、これを
微粉砕して以下の表1の組成で十分に均一混練した。
【0020】
【表1】表1:混練物の組成 ポリエステル系樹脂 60重量% ポリエチレンワックス 3重量% Cd(0.55)Mn(0.45)Te粉末 30重量% 透明電荷制御剤 1重量%キナクリドンレッド 6重量% 上記の混練物を粉砕、分級して平均粒径10μmとし、
さらに外添剤としてシリカを0.3%添加して、流動性
に優れた本発明のマゼンタトナーを得た。このトナーを
導電性磁性キャリアに対して10重量%の割合で混合し
て2成分現像剤とし、「従来の技術」の欄で説明した特
開平5−80591号公報に記載の背面記録方式のプリ
ンターでOHPシートに対して画像形成を行ったとこ
ろ、色濁りのない鮮明な画像が得られた。
【0021】また、上記組成において、Cd(0.5
5)Mn(0.45)Te粉末の量を20%、25%、
35%、40%、45%、50%と変化させてトナーを
作成したところ(増減分は、ポリエステル系樹脂で調
整)、いずれも十分な透光性、磁性を有することが確認
された。
【0022】実施例2 キナクリドンレッドに替えてジスアゾイエローを用いる
他は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本発明の磁性
イエロートナーを得た。このトナーを用いて実施例1と
同様にOHPシート上に画像形成を行ったところ、色濁
りの無い鮮明な画像が形成された。
【0023】実施例3 キナクリドンレッドに替えてフタロシアニンブルーを用
いる他は、実施例1と同様の操作を繰り返し、本発明の
磁性シアントナーを得た。このトナーを用いて実施例1
と同様にOHPシート上に画像形成を行ったところ、色
濁りの無い鮮明な画像が形成された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1の一般式(I) 【化1】 で表わされる半磁性半導体からなる透明磁性材料を含有
    することを特徴とする磁性トナー。
JP05284560A 1993-10-18 1993-10-18 磁性トナー Expired - Fee Related JP3092417B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7350686B2 (en) 2002-12-06 2008-04-01 Tamura Corporation Method for supplying solder

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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