JPH07114052B2 - カセット装填機構 - Google Patents

カセット装填機構

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JPH07114052B2
JPH07114052B2 JP63162069A JP16206988A JPH07114052B2 JP H07114052 B2 JPH07114052 B2 JP H07114052B2 JP 63162069 A JP63162069 A JP 63162069A JP 16206988 A JP16206988 A JP 16206988A JP H07114052 B2 JPH07114052 B2 JP H07114052B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はカセットデッキやビデオデッキ等のカセット装
填機構に関する。
〈従来の技術〉 従来のカセット装填機構について第9図〜第11図を参照
しつつ説明する。なお、各図面においては駆動部60を構
成するギヤの歯は省略して表している。
従来のカセット装填機構はカセット50を保持してカセッ
ト出入れ位置と装填完了位置とにわたって移動自在にな
ったカセット保持部10と、カセット保持部10をガイドす
る略L字形状の第1、第2ガイド溝321、322が形成され
たフレーム30と、カセット保持部10を前記第1、第2ガ
イド溝321、322に沿って移動させる駆動部60とから構成
されている。
カセット保持部10は底板11と、底板11の両端側から上方
に折曲形成される一対の側板12とによって構成されてい
る。さらに、側板12には後述するガイド溝321、322に遊
嵌されるガイドピン15、16が設けられている。なお、図
面中111は保持されたカセットの位置決めを行う爪、17
は保持されたカセットの開閉扉のロックを解除するロッ
ク解除レバー、14は保持されたカセットを下方に押圧固
定するための板バネである。
フレーム30は略門型に形成されており、その両側板31に
は第1ガイド溝321及び第2ガイド溝322が形成されてい
る。この第1、第2ガイド溝321、322には前記ガイドピ
ン15、16が遊嵌され、カセット保持部10はこの第1、第
2ガイド溝321、322にガイドされて水平、垂直方向に移
動するようになっている。
駆動部60は左右両側からカセット保持部10に力を加え
て、カセット出入れ位置と装填完了位置とにわたって移
動させるものであり、出力軸にウォームギヤ62が取り付
けられたモータ61と、ウォームギヤ62と噛合する第1ギ
ヤ63と、第1ギヤ63と噛合して反対側(図面では左側)
の第1ギヤ63にモータ61の駆動力を伝達する回転シャフ
ト641に取り付けられた伝達ギヤ64と、第1ギヤ63と同
軸上に設置される2枚組の内側ギヤ65と、外側ギヤ66と
を有している。これらのギヤ63、65、66の間はバネ(図
示省略)で弾性力をもって結合されている。
すなわち、カセット50をカセット保持部10に挿入した場
合のオーバーストロークと、装填完了位置に到達した場
合のオーバーストロークとを3つのギヤ63、65、66間に
かけ渡されたバネによって吸収するように構成されてい
る。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述した従来のカセット装填機構には2つの大きな問題
点がある。
カセット保持部にカセットを挿入した場合のオーバース
トロークを吸収する機構と、装填完了時のオーバースト
ロークを吸収する機構とが第1ギヤ、外側ギヤ及び内側
ギヤと三重構造になっているため、カセット装填機構の
幅寸法を小さくすることができない。
本発明は上記事情に鑑みて創案されたもので、カセット
挿入時のオーバーストロークを吸収する機構と装着完了
時のオーバーストロークを吸収する機構とを分割して幅
寸法を小さくすることができるカセット装填機構を提供
することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本発明に係るカセット装填機構は、カセットを保持する
とともに、カセット出入れ位置と装填完了位置とにわた
って移動自在になったカセット保持部と、このカセット
保持部をカセット出入れ位置と装填完了位置との間で移
動させる駆動部と、前記カセット保持部の移動をガイド
する略L字形状のガイド溝を有するフレームとを備えて
おり、前記駆動部は、モータの出力軸に取り付けられた
駆動力伝達ギヤと、欠歯ギヤであるガイドギヤと同期ギ
ヤとを同軸上に設けてなり、ガイドギヤと同期ギヤとの
少なくとも一方が前記駆動力伝達ギヤと噛合する中間ギ
ヤと、アーム駆動ギヤと同軸上に設けられ、前記カセッ
ト保持部に設けられたガイドピンを前記ガイド溝に沿っ
て移動させる駆動アームと、ガイドギヤのピンと、ガイ
ドギヤに開設された長孔に嵌まり込んだ同期ギヤのピン
との間にかけ渡される第1の弾性体と、アーム駆動ギヤ
のピンと、アーム駆動ギヤに開設された長孔に嵌まり込
んだ駆動アームのピンとの間にかけ渡される第2の弾性
体とを有しており、前記カセット出入れ位置においては
ガイドギヤが駆動力伝達ギヤに、同期ギヤがアーム駆動
ギヤにそれぞれ噛合し、カセット保持部にカセットが挿
入されることにより駆動アームがカセット出入れ位置か
ら装填完了位置に向かって移動すると、アーム駆動ギヤ
を介して同期ギヤが装填完了位置側に回転して同期ギヤ
とガイドギヤとの間にかけ渡された第1の弾性体が伸び
てカセットをカセット保持部に挿入した際のオーバース
トロークを吸収し、さらに、駆動アームが装填完了位置
に向かって移動すると、前記モータがオンされ、駆動力
伝達ギヤを介してガイドギヤが回転され、カセット保持
部は装填完了位置に到達すると、前記モータがオフさ
れ、駆動アームとアーム駆動ギヤとの間にかけ渡された
第2の弾性体が伸びてカセット保持部が装填完了位置に
到達した際のオーバーストロークが吸収されるようにな
っている。
〈作用〉 本発明に係るカセット装填機構の作用を説明する。
カセット保持部10がカセット出入れ位置にある場合
(第5図(a)及び(b)参照)。
駆動力伝達ギヤ22はガイドギヤ232のみに噛合し、同期
ギヤ231はアーム駆動ギヤ24のみに噛合している。すな
わち、ガイドギヤ232の切欠部232cはアーム駆動ギヤ24
側、同期ギヤ231の切欠部231bは駆動力伝達ギヤ22側に
それぞれ位置していた。また、両ギヤ231、232間にかけ
渡された第1の弾性体としてのバネ27は縮んだ状態にあ
り、同期ギヤ231のピン231aは長孔232aの右端に位置し
ている。
さらに、アーム駆動ギヤ24と駆動アーム25との間の第2
の弾性体としてのバネ28が最も縮んだ状態にあり、駆動
アーム25の二股部251はガイドピン15を最上部近傍で挟
み込んでいる。
カセット保持部10がカセット出入れ位置から装填完
了位置へと移動する場合(第6図(a)、(b)及び第
7図(a)、(b)参照)。
カセット50がカセット保持部10に挿入されると、この挿
入によってカセット保持部10は装填完了位置側へと若干
移動する。すなわち、駆動アーム25及びアーム駆動ギヤ
24は、ガイドピン15の第1ガイド溝321に沿った装填完
了位置側への移動によって第6図に示す矢印B方向に回
転する。アーム駆動ギヤ24と噛合している同期ギヤ231
は第6図に示す矢印C方向に回転する。従って、バネ27
は第6図(a)に示すように伸びた状態になる。すなわ
ち、カセット50を挿入した際のオーバーストロークは中
間ギヤ23を構成する同期ギヤ231とガイドギヤ232との間
で吸収されたことになる。
また、カセット50の挿入によってモータ21がオンされ、
駆動力伝達ギヤ22を介してガイドギヤ232も回転を始め
る。また、同期ギヤ231もバネ27で引っ張られて同様に
回転する。
ガイドギヤ232及び同期ギヤ231の回転はアーム駆動ギヤ
24を介して駆動アーム25に伝達され、駆動アーム25はカ
セット保持部10を装填完了位置へとガイド溝23に沿って
水平、垂直に移動する。
カセット保持部10が装填完了位置に到達した場合
(第8図(a)及び(b)参照)。
なお、カセット保持部10が装填完了位置に到達するとモ
ータ21の駆動を停止させるためのスイッチ(図示省略)
がフレーム30に設けられている。カセット保持部10が装
填完了位置に到達してもアーム駆動ギヤ24はさらに第8
図に示す矢印A方向に回動する。従って、駆動アーム25
のピン252は長孔241に沿って移動し、バネ28は縮んだ状
態から伸びた状態になる。そして、図示しない前記スイ
ッチがオンになり、モータ21の駆動が停止する。このバ
ネ28の伸びによって装填完了時のオーバーストロークが
吸収されたことになる。
カセット保持部10を装填完了位置からカセット出入
れ位置へと復帰させる場合。
図示しないイジェクトボタンを押圧すると、モータ21の
駆動が開始され、駆動部20を介してカセット保持部10が
カセット出入れ位置へと復帰する。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を説明す
る。
第1図は本発明に係るカセット装填機構がカセット出入
れ位置にある場合の右側面図、第2図は正面図、第3図
は装填完了位置にある場合の左側面図、第4図は駆動部
の分解斜視図、第5図〜第8図はカセット出入れ位置か
ら装填完了位置までの駆動部の動作を示す説明図(但
し、(a)は中間ギヤのうちガイドギヤを示し、(b)
は同期ギヤを示している)である。なお、各図面におい
て、駆動部20を構成するギヤの歯は省略して表してい
る。また、従来のものと略同一の部品等には同一の符号
を付して説明を行う。
本発明に係るカセット装填機構は、カセット50を保持す
るとともに、カセット出入れ位置と装填完了位置とにわ
たって移動自在になったカセット保持部10と、カセット
保持部10の移動をガイドする略L字形状の第1、第2ガ
イド溝321、322を有するフレーム30と、カセット保持部
10を第1、第2ガイド溝321、322に沿って移動させる駆
動部20とを具備しており、前記駆動部20はモータ21の出
力軸に取り付けられた駆動力伝達ギヤ22と、駆動力伝達
ギヤ22と噛合するとともに、同軸上に設けられており、
第1の弾性体としてのバネ27を介してその回転が互いに
規制されるガイドギヤ232と同期ギヤ231とからなる中間
ギヤ23と、前記カセット保持部10に設けられたガイドピ
ン15を前記第1ガイド溝231に沿って移動させる駆動ア
ーム25と、中間ギヤ23と噛合し、駆動アーム25と同軸上
に設けられ、かつ駆動アーム25と第2の弾性体としての
バネ28を介してその回転が規制されるアーム駆動ギヤ24
とを有している。
カセット保持部10はカセット50を保持するものであっ
て、カセット出入れ位置と装填完了位置とにわたって移
動自在になっている。このカセット保持部10は底板11
と、底板11の両側から上方に折曲形成された一対の側板
12と、側板12の先端を内側に向けて折曲形成した上板13
とを有している。
さらに、側板12からは2つのガイドピン15、16が外方に
向かって突出されている。このガイドピン15、16はそれ
ぞれ後述する第1ガイド溝321、第2ガイド溝322に遊嵌
されるものである。また、上板13にはカセット50を保持
するための板バネ14が設けられている。なお、第4図中
114は図示しないテープ駆動軸のための丸孔である。ま
た、カセット保持部10にはカセット50が挿入されて、カ
セット出入れ位置から若干内方へ移動した場合に、オン
されるスイッチ(図示省略)が設けられており、このス
イッチがオンになると、後述する駆動部20のモータ21が
駆動を開始してカセット保持部10を装填完了位置へと移
動させるように構成されている。
フレーム30は天板34と、天板34の両側面から下方に延設
された一対の側板31とを有し、全体として略門型に形成
されている。このフレーム30の側板31には2つの略L字
形状のガイド溝32、すなわち第1ガイド溝321と、第1
ガイド溝321の上側にある第2ガイド溝322とが形成され
ている。これらの第1、第2ガイド溝321、322は平行に
なっており、それぞれ前記ガイドピン15、16が遊嵌され
うようになっている。なお、図面中33はフレーム30に支
点331を回動中心として開閉自在になった開閉扉であっ
て、図示しない開閉機構によってカセット50が排出され
る場合にタイミングを合わせて開状態になるように設定
されている。
駆動部20はフレーム30の内側に設けられるモータ21と、
モータ21の出力軸に取り付けられる駆動力伝達ギヤ22
と、駆動力伝達ギア22と噛合する中間ギヤ23と、中間ギ
ヤ23と噛合するアーム駆動ギヤ24と、アーム駆動ギヤ24
と同軸上に設けられる駆動アーム25とを有している。な
お、駆動部20を構成する部材のうち、中間ギヤ23、アー
ム駆動ギヤ24及び駆動アーム25はフレーム30の左右両側
に設けられており、しかも回転シャフト26によって左右
の中間ギヤ23、、23′は連結されている。すなわち、右
側の中間ギヤ23の回転に伴って左側の中間ギヤ23′も回
転するように構成されているのである。
前記中間ギヤ23は同期ギヤ231とガイドギヤ232と弾性体
としてのバネ27とを有している。同期ギヤ231とガイド
ギヤ232は同径であって、同期ギヤ231を内方にして同軸
上に設けられている。さらに、同期ギヤ231、ガイドギ
ヤ232はいわゆる欠歯ギヤであって、それぞれ切欠部231
b、232cが設けられている。また、同期ギヤ231にはピン
231aが設けられている。一方、ガイドギヤ232には、前
記ピン231aが遊嵌する長孔232aが開設されるとともに、
ピン232bが設けられている。同期ギヤ231は回転シャフ
ト26に固定される一方、ガイドギヤ232は回転シャフト2
6に対してフリー状態になっている。ガイドギア232は具
体的には同期ギヤ231に設けられたフランジ部231cに遊
嵌されるのである。従って、同期ギヤ231が回転シャフ
ト26に回転力を伝達するようになっている。同期ギヤ23
1はピン231aをガイドギヤ232の長孔232aに遊嵌され、当
該ピン231aにはガイドギヤ232のピン232bとの間にバネ2
7がかけ渡されている。この場合、両ギヤ231、232の切
欠部231b、232cは回転シャフト26を中心点として約120
°の位置にあるように設定されている。すなわち、両ギ
ヤ231、232のうち少なくとも一方のギヤが後述するアー
ム駆動ギヤ24と噛合するように構成されている。
アーム駆動ギヤ24は前記中間ギヤ23を構成する同期ギヤ
231及びガイドギヤ232と噛合するものであって、この駆
動部20を構成するギヤのなかでは最も大径のものであ
る。このアーム駆動ギヤ24には長孔241が開設されると
ともに、ピン242が設けられている。また、駆動アーム2
5はカセット保持部10のガイドピン15を挟み込む二股部2
51を有し、恰も蟹の爪の如き形状に形成されており、ア
ーム駆動ギヤ24と同軸上に設けられている。また、この
駆動アーム25にもピン252が設けられている。このピン2
52はアーム駆動ギヤ24の長孔241に遊嵌され、アーム駆
動ギヤ24のピン242との間に弾性体としてのバネ28がか
け渡されている。
次に、本発明に係るカセット装填機構の動作について説
明する。
カセット保持部10がカセット出入れ位置にある場合
(第5図(a)及び(b)参照)。
駆動力伝達ギヤ22はガイドギヤ232のみに噛合し、同期
ギヤ231はアーム駆動ギヤ24のみに噛合している。すな
わち、ガイドギヤ232の切欠部232cはアーム駆動ギヤ24
側、同期ギヤ21の切欠部231bは駆動力伝達ギヤ22側にそ
れぞ位置している。また、両ギヤ231、232間にかけ渡さ
れたバネ27は縮んだ状態にあり、同期ギヤ231のピン231
aは長孔232aの右端に位置している。
さらに、アーム駆動ギヤ24と駆動アーム25との間バネ28
も最も縮んだ状態にあり、駆動アーム25の二股部251は
ガイドピン15を最端部近傍で挟み込んでいる。
カセット保持部10がカセット出入れ位置から装填完
了位置へと移動する場合(第6図(a)、(b)及び第
7図(a)、(b)参照)。
カセット50がカセット保持部10に挿入されると、この挿
入によってカセット保持部10は装填完了位置側へと若干
移動する。すなわち、駆動アーム25及びアーム駆動ギヤ
24は、ガイドピン15の第1ガイド溝321に沿った装填完
了位置側への移動によって第6図に示す矢印B方向に回
転する。アーム駆動ギヤ24と噛合している同期ギヤ231
は第6図に示す矢印C方向に回転する。従って、バネ27
は第6図(a)に示すように伸びた状態になる。すなわ
ち、カセット50を挿入した際のオーバーストロークは中
間ギヤ23を構成する同期ギヤ231とガイドギヤ232との間
で吸収されることになる。
また、カセット50の挿入によってモータ21がオンされ、
駆動力伝達ギヤ22を介してガイドギヤ232も矢印C方向
に回転を始める。また、同期ギヤ231もガイドギヤ232と
の間にかけ渡されたバネ27で引っ張られて同方向に回転
する。
ガイドギヤ232及び同期ギヤ231の回転はアーム駆動ギヤ
24を介して駆動アーム25に伝達され、駆動アーム25はカ
セット保持部10をガイド溝32に沿って装填完了位置へと
向かって水平、さらには垂直に移動させる。
カセット保持部10が装填完了位置に到達した場合
(第8図(a)及び(b)参照)。
なお、カセット保持部10が装填完了位置に到達するとモ
ータ21の駆動を停止させるためのスイッチ(図示省略)
がフレーム30に設けられている。
カセット保持部10が装填完了位置に到達してもアーム駆
動ギヤ24は、さらに第8図に示す矢印A方向に回動す
る。従って、駆動アーム25のピン252は長孔241に沿って
移動し、バネ28は縮んだ状態から伸びた状態になる。そ
して、図示しない前記スイッチがオンになり、モータ21
の駆動が停止する。このバネ28の伸びによって装填完了
時のオーバーストロークが吸収されたことになる。
カセット保持部10を装填完了位置からカセット出入
れ位置へと復帰させる場合。
図示しないイジェクトボタンを押圧すると、モータ21が
逆方向に駆動し、駆動部20を介してカセット保持部10は
カセット出入れ位置へと復帰する。
〈発明の効果〉 本発明に係るカセット装填機構は、カセットをカセット
保持部に挿入した際のオーバーストロークはガイドギヤ
と同期ギヤとからなる中間ギヤが吸収し、装填完了位置
でのオーバーストロークはアーム駆動ギヤと駆動アーム
とが吸収するように構成されている。すなわち、2つの
オーバーストロークを吸収する機構がそれぞれ別個に設
けられているので、従来のカセット装填機構と比較する
と幅方向の寸法を小さくすることができる。すなわち、
従来の技術では2つのオーバーストロークを吸収する機
構が同軸上に設けられており、少なくとも3枚分のギア
を重ねる必要があったのに対し、2つのオーバーストロ
ークを吸収する機構を別個に設けたため、2枚のギアを
重ねた厚さで構成でき、その結果幅方向の寸法を小さく
することができる。また、モータもフレームの側方から
内方へと移動することができるので、より幅方向の寸法
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカセット装填機構がカセット出入
れ位置にある場合の右側面図、第2図は正面図、第3図
は装填完了位置にある場合の左側面図、第4図は駆動部
の分解斜視図、第5図〜第8図はカセット出入れ位置か
ら装填完了位置までの駆動部の動作を示す説明図(但
し、(a)は中間ギヤのうちガイドギヤを示し、(b)
は同期ギヤを示している)である。第9図は従来のカセ
ット装填機構の右側面図、第10図は左側面図、第11図は
正面図である。 10……カセット保持部、……ガイドピン、20……駆動
部、21……モータ、22……駆動力伝達ギヤ、23……中間
ギヤ、321……同期ギヤ、232……ガイドギヤ、24……ア
ーム駆動ギヤ、25……駆動アーム、27、28……バネ(弾
性体)、30……フレーム、321、322……ガイド溝、50…
…カセット。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットを保持するとともに、カセット出
    入れ位置と装填完了位置とにわたって移動自在になった
    カセット保持部と、このカセット保持部をカセット出入
    れ位置と装填完了位置との間で移動させる駆動部と、前
    記カセット保持部の移動をガイドする略L字形状のガイ
    ド溝を有するフレームとを具備しており、前記駆動部
    は、モータの出力軸に取り付けられた駆動力伝達ギヤ
    と、欠歯ギヤであるガイドギヤと同期ギヤとを同軸上に
    設けてなり、ガイドギヤと同期ギヤとの少なくとも一方
    が前記駆動力伝達ギヤと噛合する中間ギヤと、アーム駆
    動ギヤと同軸上に設けられ、前記カセット保持部に設け
    られたガイドピンを前記カイド溝に沿って移動させる駆
    動アームと、ガイドギヤのピンと、ガイドギヤに開設さ
    れた長孔に嵌まり込んだ同期ギヤのピンとの間にかけ渡
    される第1の弾性体と、アーム駆動ギヤのピンと、アー
    ム駆動ギヤに開設された長孔に嵌まり込んだ駆動アーム
    のピンとの間にかけ渡される第2の弾性体とを有してお
    り、前記カセット出入れ位置においてはガイドギヤが駆
    動力伝達ギヤに、同期ギヤがアーム駆動ギヤにそれぞれ
    噛合し、カセット保持部にカセットが挿入されることに
    より駆動アームがカセット出入れ位置から装填完了位置
    に向かって移動すると、アーム駆動ギヤを介して同期ギ
    ヤが装填完了位置側に回転して同期ギヤとガイドギヤと
    の間にかけ渡された第1の弾性体が伸びてカセットをカ
    セット保持部に挿入した際にオーバーストロークを吸収
    し、さらに、駆動アームが装填完了位置に向かって移動
    すると、前記モータがオンされ、駆動力伝達ギヤを介し
    てガイドギヤが回転され、カセット保持部が装填完了位
    置に到達すると、前記モータがオフされ、駆動アームと
    アーム駆動ギヤとの間にかけ渡された第2の弾性体が伸
    びてカセット保持部が装填完了位置に到達した際のオー
    バーストロークが吸収されることを特徴とするカセット
    装填機構。
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