JPH0711348U

JPH0711348U - 印鑑パッケージ

Info

Publication number: JPH0711348U
Application number: JP4035893U
Authority: JP
Inventors: 憲昌松本
Original assignee: 憲昌松本
Priority date: 1993-07-23
Filing date: 1993-07-23
Publication date: 1995-02-21
Anticipated expiration: 2008-07-23
Also published as: JP2598448Y2

Abstract

(57)【要約】【目的】農村部や都市近郊に住んでいる人でも印鑑が
容易にしかも確実に手に入れることができる印鑑パッケ
ージを提供するものである。【構成】印面を装着する印鑑の透明収納部を備え、注
文を記載した注文控体と、注文先の宛先人を記載した発
注片とよりなる印鑑パッケージとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、印鑑を販売するために展示し、加工先に注文を発注できる印鑑パッケージに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、印鑑は印鑑屋で販売のために展示し、訪問してきた顧客の求めに応じて印字を加工して販売されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

印鑑屋が多数存在する都市部では印鑑が容易に入手できるが、農村部や都市近郊では印鑑屋が殆どなく、わざわざ都市部まで行かなければ印鑑が入手できず、そのために半日を要していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、どこでも誰でも印鑑が容易に入手できるようにすべく、印面を装着する印鑑の透明収納部を備え、注文を記載した注文控体と、注文先の宛先人を記載した発注片とよりなる印鑑パッケージを提供するものである。

【０００５】また、本考案は、注文控体に一定期間内に印面を送り届けることを保証する保証シールを貼り付けてなる印鑑パッケージである。さらに、本考案は、発注片に注文先の宛先人記載用複写紙を貼り付けてなる印鑑パッケージである。

【０００６】

【作用】

印鑑を透明収納部に収納して展示して販売する。印鑑の購入者は注文控体を手元におき、発注片をポストに投函する。発注片を受け取った印鑑屋は印字を加工した印面を郵送する。また、注文控体に一定期間内に印面を送り届けることを保証する保証シールを貼り付けてあるので、一定期間内に印面が手元に届かない時には、保証シールをハガキに貼って督促する。

【０００７】さらに、発注片に注文先の宛先人記載用複写紙を貼り付けてあるので、印面を発注者に送る時は、発注者が書いた宛先人記載用複写紙を剥がし、これを貼り付けて送ると発注者が自ら書いた住所であるので、誤送されることはない。

【０００８】

【実施例】

本考案を添付する図面に示す具体的一実施例に基づいて以下詳細に説明する。図１にその展示状態の正面図を、図２に展開した状態の正面図を示す。図１で、印鑑１は透明収納部２に収納され、この透明収納部２を注文控紙片３に取付ける。透明収納部２と注文控紙片３とにより注文控体４を構成する。注文控紙片３の上端には、注文控紙片３と同じ大きさの発注紙片５を連ね、その連接部６で折り曲げ、折りたたんだ状態を保持するため両者の下端をシール７で貼り付ける。この状態で、印鑑１を外から見ることができるので、注文控紙片３および発注紙片５の上端に穿設した掛止孔８・９を利用して吊り下げ展示する。

【０００９】図２は、下端のシール７を剥がしてこの印鑑パッケージを展開した状態を示す。透明収納部３は、透明樹脂製の半割り円筒体のケースで、図２の裏面側から印鑑１は出し入れされる。また、印鑑１は筒体11の両端に朱肉のいらない浸透印と公用に使える認印とをそれぞれ装着できるようにして、浸透印のキャップ12と認印のキャップ13とを設ける。

【００１０】前記注文控体４と発注紙片５は、連接部６で連なり、その正面および裏面には、それぞれ図３、図４に示す印刷が施されている。すなわち、図３には、発注紙片５の正面には展示した時、この商品の大きさと浸透印と認印の２種類の印面が使えること、浸透印の字体は楷書体で認印の字体は古印体であること、発注要領を示す「ご購入後このシールをはがして、内側の注文書にご記入ください。」と印刷され、注文控紙片３の正面には、図示してないが印鑑などがデザイン化して印刷されている。

【００１１】図４には、注文控紙片３および発注紙片５の裏面が示され、注文控紙片３の裏面には注文した商品を特定する前記発注紙片５の商品個別番号が記載できるようにし、商品の説明や注意事項などを印刷しておく。また、一定期間内に印面を送り届けることを保証する保証シール11を貼り付けておく。発注紙片５の裏面は、注文書となり、注文先が印刷され、また、注文する人の返送先が印刷され、さらに、商品個別番号が記載できるようになっている。ここには複写紙12が貼り付けてあって、印面を発注者に送る際、発注者が自ら書いた複写紙12により誤送をなくするようにしてある。

【００１２】印鑑１を透明収納部２に入れて、透明収納部２を注文控紙片３に取付ける。そこで、注文控紙片３の上端部の連接部６で発注紙片５を折り曲げて注文控紙片３に当接させ、両者の下端をシール７で貼り付ける。この状態で掛止孔８・９を掛けて展示する。このようにしてなる印鑑パッケージをスーパーや商店などに展示しておく。すると、展示された印鑑１を見て必要とする人はこの印鑑パッケージを購入する。

【００１３】購入者はこの印鑑パッケージの記載に基づいて、シール７を剥がし注文控体４と発注紙片５とをハサミで切り離し、発注紙片５に自己の住所・氏名・連絡先を記載し、その発注紙片５をポストに投函する。これを受け取った印鑑屋は所要の印字を印面に加工し、発注紙片５に記載されてある住所に複写紙12を剥がして貼り付けて発送する。

【００１４】

【考案の効果】本考案は、上述のように、印面を装着する印鑑の透明収納部を備え、注文を記載した注文控体と、注文先の宛先人を記載した発送片とよりなる印鑑パッケージであるので、農村部や都市近郊に住んでいる人でも印鑑が容易にしかも確実に手に入れることができる。

【００１５】また、注文控体に一定期間内に印面を送り届けることを保証する保証シールを貼り付けてあるので、印面が確実に送られてくる。さらに、発注片に注文先の宛先人記載用複写紙を貼り付けてあるので、発注者が自ら書いた住所、氏名には間違いがなく、それを貼って送るので誤送はない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の具体的一実施例で展示状態を示す斜視
図である。

【図２】図１の印鑑パッケージを展開した状態の斜視図
である。

【図３】注文控紙片と発注紙片とを連ねた状態を示す正
面図である。

【図４】図３の裏面図である。

【符号の説明】

１…印鑑２…透明収納部３…注文控紙片４…注文控体５…発注紙片 (発注片の例)

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】印面を装着する印鑑の透明収納部を備
え、注文を記載した注文控体と、注文先の宛先人を記載
した発注片とよりなる印鑑パッケージ。
【請求項２】注文控体に一定期間内に印面を送り届け
ることを保証する保証シールを貼り付けてなる請求項１
記載の印鑑パッケージ。
【請求項３】発注片に注文先の宛先人記載用複写紙を
貼り付けてなる請求項１記載の印鑑パッケージ。