JPH07113376B2 - シ−ル体付き分割形転がり軸受組立体 - Google Patents

シ−ル体付き分割形転がり軸受組立体

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JPH07113376B2
JPH07113376B2 JP61119317A JP11931786A JPH07113376B2 JP H07113376 B2 JPH07113376 B2 JP H07113376B2 JP 61119317 A JP61119317 A JP 61119317A JP 11931786 A JP11931786 A JP 11931786A JP H07113376 B2 JPH07113376 B2 JP H07113376B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、主として連続鋳造設備のきね形ロールのネッ
ク部への組付け上、内輪、外輪、保持器、軸箱などの各
部品が軸心に沿って二分割されている分割形転がり軸受
組立体に関し、詳しくは、前記二分割された内輪が、直
接または締結リングを介して軸体またはロールのネック
部に固定される形式の分割形転がり軸受組立体のシール
構造に関するものである。
「従来技術」 従来より知られているこの種の分割形転がり軸受組立体
は例えば、米国特許第3166363号明細書に開示されてい
るように、半円状に二分割された内輪は、研削などによ
り機械的に分割されているため、その固定にあたり互い
の接合面に隙間が残ったり、ずれたりするなどして滑ら
かなつながりができず、従って、前記内輪の端部円筒部
の外周面を直接シール体の摺動面をすることができず、
シール体の摺動面を前記内輪より軸方向に離れた軸体の
外周面または軸体に嵌合された輪体の外周面と摺接させ
る構造となっている。
それ故、軸受組立体の軸方向長さが大きくなると共に、
軸体を摺動面とする場合は、軸体の仕上げ面との関係か
らシール体の摩耗が大きく、また特別の輪体を使用する
場合は部品点数が多く、しかも、組付けが面倒であるな
どの欠点があった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、上記従来の内輪のもつ問題点を除去すること
を目的としたもので、具体的にはシール体の摩耗、部品
点数の増加、組立体の軸方向長さが大きくなるなどの欠
点を防止することにあり、特にシール効果を低下するこ
となく軸受組立体の幅を縮少することにあり、また、軸
受組立体の幅は変えることなくシール効果を向上せしめ
ることにある。
「問題点を解決するための手段」 上記問題点を解決するために本発明がなした技術的手段
は、軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を介して内
輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該軌道の外
側端部にころの端面と接するつば部を有し、かつ該つば
部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状をなし、
しかも軸心を含む面で分割された2個の半円状の分割内
輪を締結ボルトによって互に結合して組付けられてなる
分割形転がり軸受組立体において、 (A).前記分割内輪は円筒部の軌道寄りに環状部を残
してその両端部に軸心を含む同一面で相対するスリット
を有すること、 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
ていること、 (C).前記円筒部の外周に環状凹溝を形成し、該凹溝
に外面シール体が保持されていること、 (D).該外面シール体のリップが軸箱又は外輪のいず
れか一つとの間に構成するラビリンスリング内周面と接
触していること、 以上(A).(B).(C)および(D)の条件を備え
るものとしたことである。
また、軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を介して
内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該軌道の
外側端部にころの端面と接するつば部を有し、かつ該つ
ば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状をな
し、しかも軸心を含む面で分割された2個の半円状の分
割内輪を構成し、前記円筒部の外周に円周方向に連続し
て設けられたリング環状凹溝と、該凹溝に嵌合して半径
方向に前記分割内輪を組み付ける締結リングを介して締
結ボルトによって互に結合して組付けられてなる分割形
転がり軸受組立体においては、(A).前記内輪は円筒
部の軌道寄りに環状部を残してその両端部に軸心を含む
同一面で相対するスリットを有すること、 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
ていること、 (C).前記締結リングの外周に環状凹溝を形成し、該
凹溝に外面シール体が保持されていること、 (D).該外面シール体のリップが、軸箱又は外輪のい
ずれか一つとの間に構成されるラビリンスリング内周面
と接触していること、 以上(A).(B).(C)および(D)の条件を備え
るものとしたことである。
さらに、軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を介し
て内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該軌道
の外側端部のころの端面と接するつば部を有し、かつ、
前記つば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状
をなし、しかも、軸心を含む面で分割された2個の半円
状の分割内輪を締結ボルトによって互い結合して組付け
られてなる分割形転がり軸受組立体において、(A).
前記分割内輪は円筒部の軌道寄りに内面シール体が摺動
するための摺動円筒面を残してその両端部に軸心を含む
同一面で相対するスリットを有すること、 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
ていること、 (C).前記円筒部の外周に環状凹溝を形成し、該凹溝
に外面シール体が保持されていること、 (D).該シール体のリップが、軸箱又は外輪のいずれ
か一つとの間に構成されるラビリンスリング内周面と接
触していること、 (E).前記軸箱の外輪側部材にあって、かつ軌道寄り
に保持された前記内面シール体のリップが前記軸箱の摺
動円筒面と接触していること、 以上(A).(B).(C).(D)および(E)の条
件を備えるものとしたことである。
また、軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を介して
内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該軌道の
外側端部にころの端面と接するつば部を有し、かつ該つ
ば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状をな
し、しかも軸心を含む面で分割された2個の半円状の分
割内輪を構成し、前記円筒部の外周に円周方向に連続し
て設けられたリング環状凹溝と、該凹溝に嵌合して半径
方向に前記分割内輪を組付ける締結リングを介して締結
ボルトによって互に結合して組付けられてなる分割形転
がり軸受組立体においては、 (A).前記分割内輪は円筒部の軌道寄りに環状部を残
してその両端部に軸心を含む同一面で相対するスリット
を有すること、 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
ていること、 (C).前記締結リングの外周に環状凹溝を形成し、該
凹溝に外面シール体が保持されていること、 (D).該外面シール体のリップが、軸箱又は外輪のい
ずれか一つとの間に構成されるラビリンスリング内周面
と接触していること、 (E).前記軸箱の外輪側部材にあって、かつ軌道寄り
に保持された前記内面シール体のリップが前記軸箱の摺
動円筒面と接触していること、 以上(A).(B).(C).(D)および(E)の条
件を備えるものとしたことである。
また、上記各シール体付き転がり軸受組立体において、
該組立体の一部をなす外輪と軸箱とがそれぞれ別個に形
成されているものとしたことである。
「作用」 本発明にあっては分割内輪の円筒部の外周に保持された
外面シール体が外輪、軸箱などの内周に嵌挿されたラビ
リンスリングに接触することにより外部からの冷却液あ
るいは、塵、スケールなどがシールされると同時にシン
グルシールにより軸受組立体の幅が縮少することができ
る。
また、外輪、軸箱などの外輪側部材に固定されて軸受を
シールしている内面シール体の接触する内輪のつば側に
位置する摺動円筒面は、スリットによる分割面ではな
く、自然割りされているので、装置への組付け状態にお
ける内輪の締結は、前記自然分割面の微少凹凸が完全に
合致し、この合致面に隙間や、ずれを生じることがない
と共に、前記外面シール体との共働によりダブルシール
としてシール効果をより向上せしむることができる。
「実施例」 次に、本発明のシール体付き分割形転がり軸受組立体を
説明する。
内輪100は中央部に中高の区画領域101を残し、その両側
に球面軌道102,102を有し、該球面軌道102の外側に球面
ころ105の端面と接するつば部103を有し、かつ該つば部
103に続いて外方に伸びた内筒部104をもって形成されて
いる。
該つば部103は、軌道102側に球面ころ105と摺接する摺
動面1031と環状部1032が形成されている。
前記円筒部104の外周に、外面シール体106取付け用の環
状凹溝1041およびシールリング107取付け用の環状凹溝1
042が形成されている。
1043は、軸心に直角方向で、かつ後述する二つの半円状
部材にまたがって形成された締結穴で、一方に座ぐり部
1044、他方側には雌ねじ1045が形成されている。
そして、該円筒部104には前記軌道102側の環状部1032を
残し、該環状部1032の外方側に、軸心を通る直径方向の
対称位置で相対するスリット1046が形成されている。
(第2図および第3図参照) 該スリット1046は、円筒部104の一方の端面に2ケ所、
他方の端面に2ケ所計4ケ所形成されている。
このようにして形成された内輪100は、焼き入れ後、前
記スリット1046,1046を結ぶ軸線上に荷重をかけること
によって半径方向に押圧してこのスリットのない充実部
分を強制的に破断する所謂自然割りして2ケの半円状部
材を形成し、これを第3図に示す如く、組付け時に前記
自然割り部分1047の微少凹凸を合致させ締結ボルト108
を介して一体的に結合し、しかるのちに所望の形状寸法
に仕上げて1ケの内輪100とする。
該内輪100の円筒部104に形成された環状凹溝1041に取付
ける外面シール体106は装置組み込み上、円周上の1ケ
所で切断された分割形オイルシールであり、また同円筒
部104の外周に形成された環状凹溝1042に取付けるシー
ルリング107は、二分割形式の軸箱109に保持され軸箱の
一部をなすラビリンスリング110との間をシールしてい
る有端リングである。
前記ラビリンスリング110はその一方が軸箱109の内周面
に形成された凹溝1091に組み込まれると共に他方環体は
2点鎖線で示すロール111の端面に形成される凹溝1111
に嵌入する。
図面中符号112は外輪、113は保持器であり、そして両者
は分割形式となっている。
次に、第4図に記載の実施例について説明する。尚、第
1図に示した実施例と共通する部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
すなわち、前記第1実施例の分割内輪100を結合する円
筒部104が一体的に形成されているのに対し、本実施例
は締結リング204を介して分割内輪100を結合することに
ある。
締結リング204は、ボルト2041によって一体的に結合さ
れ分割内輪100を組付けている。
内輪100は球面ころ105と摺接する摺動面1031と環状部10
32を有するつば部103が半径方向に突出して形成され、
かつ該つば部103に続いて外方に伸びた内方円筒部114に
は締結リング204の半径方向内方に突出した突出部2041
と嵌合するリング環状凹溝1141が形成されている。
前記締結リング204の外周には軌道102側に外面シール体
106取付け用の環状凹溝2043、外方にシールリング107取
付け用の環状凹溝2044が形成されている。
「発明の効果」 以上詳述したように、本発明は、内輪100が円筒部104の
両側端面に形成された軸心を通る対称位置で相対するス
リット1046に沿って自然割りされて2ケに分割され、か
つ該内輪100の円筒部104のうち、締結ボルトと対応する
外周面に形成された環状凹溝1041に外面シール体106が
保持されている。
該外面シール体106のリップが摺接する部分は軸箱109内
に嵌合され、嵌合された後は殆ど間隙が割れ目しか有し
ないラビリンスリング110の内面であるから、外面シー
ル体106の異常摩耗が妨げると同時に外部からの冷却液
あるいは、塵、スケールなどが遮断され、連続鋳造ロー
ルのネック部の指示軸受としてのシール機能を充分発揮
することができると同時に円筒部に外面シール体のみが
保持されているので、内面シール体用の摺動円筒面が省
略され、軸受寸法幅をその分だけ縮少可能ならしめるこ
とができる。
次に、第5図に記載の実施例について説明する。尚、第
1図に示した実施例と共通する部分には同一符号を付し
その説明を省略する。
すなわち、本実施例では二つ割り内輪100の円筒部104の
軌道102,102寄りに内面シール体116と摺動するための摺
動内筒面1161が形成され、該内面シール体116は外輪112
および軸箱109に保持され、前記摺動円筒面1161と接触
している。
尚、上述した説明では、内面シール体116が外輪112およ
び軸箱109の双方に保持されているが、該内面シール体1
16は外輪112あるいは軸箱109のいずれかに保持されるも
のとしてもよく適宜選択可能である。
前記内輪100の円筒部104のうち、締結ボルトに対応する
外周に形成された環状凹溝1041に外面シール体106が保
持され、前記軸箱109の環状凹溝1191内に組み込まれ軸
箱の一部をなすラビリンスリング110の内周面と接触す
ることにより、内面シール体116に隣接して外面シール
体106が反対側をシールすることになる。
また、特に図示しないが締結リング204を介して締結ボ
ルト2041で分割内輪100を結合するタイプにおいては、
上述するような構成を加えてダブルシール効果を得るこ
とも可能である。
従って、本発明の二つ割軸受を使用する連続鋳造設備用
のガイドロールなどは高温のスラブが通過し、前記軸受
は高熱の影響を直接受けるおそれがあるが、上述するよ
うに分割された内輪100を直接締結ボルト108で結合する
か(第5図参照)、あるいは締結リング204を介して締
結ボルト2041で結合する(図示せず)分割形転がり軸受
組立体において、内面シール体116と外面シール体106と
で構成されるダブルシールとしたことにより、上記高熱
の影響を防ぐことができると共に、冷却用液体より生ず
る汚水、あるいは圧延によるスケールの侵入をダブルシ
ールにより未然に防止することができる。
要するに第1図乃至第4図の実施例に比べ内面シール体
116の分だけ多少軸方向長さが大きくなるが、シングル
シールに比してダブルシールの方がシール機能はより一
層向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のシール体付き分割形転がり軸受組立体
をスリット部分にて縦断した一部省略断面図、第2図は
スリットが形成された円筒部が締結ボルトにて一体的に
結合される状態を表す一部省略断面図、第3図は自然割
りした内輪の合せ目の状態を表す一部省略平面図、第4
図は本発明の他の実施例を示す一部省略断面図、第5図
は本発明のシール体付き分割形転がり軸受組立体の一部
省略断面図である。 符号の説明 100:内輪、102:軌道 103:つば部、104:円筒部 105:ころ、106:外面シール体 108:締結ボルト、109:軸箱 112:外輪、116:内面シール体 204:締結リング、1032:環状部 1041,1042:環状凹溝 1046:スリット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を
    介して内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該
    軌道の外側端部にころの端面と接するつば部を有し、か
    つ該つば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状
    をなし、しかも軸心を含む面で分割された2個の半円状
    の分割内輪を締結ボルトによって互に結合して組付けら
    れてなる分割形転がり軸受組立体において、 (A).前記分割内輪は円筒部の軌道寄りに環状部を残
    してその両端部に軸心を含む同一面で相対するスリット
    を有すること。 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
    ていること。 (C).前記円筒部の外周に環状凹溝を形成し、該凹溝
    に外面シール体が保持されていること。 (D).該外面シール体のリップが軸箱又は外輪のいず
    れか一つとの間に構成するラビリンスリング内周面と接
    触していること。 以上(A).(B).(C)および(D)の条件を備え
    ていることを特徴としたシール体付き分割形転がり軸受
    組立体。
  2. 【請求項2】軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を
    介して内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該
    軌道の外側端部にころの端面と接するつば部を有し、か
    つ該つば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状
    をなし、しかも軸心を含む面で分割された2個の半円状
    の分割内輪を構成し、前記円筒部の外周に円周方向に連
    続して設けられたリング環状凹溝と、該凹溝に嵌合して
    半径方向に前記分割内輪を組み付ける締結リングを介し
    て締結ボルトによって互に結合して組付けられてなる分
    割形転がり軸受組立体において、 (A).前記内輪は円筒部の軌道寄りに環状部を残して
    その両端部に軸心を含む同一面で相対するスリットを有
    すること。 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
    ていること。 (C).前記締結リングの外周に環状凹溝を形成し、該
    凹溝に外面シール体が保持されていること。 (D).該外面シール体のリップが、軸箱又は外輪のい
    ずれか一つとの間に構成されるラビリンスリング内周面
    と接触していること。 以上(A).(B).(C)および(D)の条件を備え
    ていることを特徴としたシール体付き分割形転がり軸受
    組立体。
  3. 【請求項3】軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を
    介して内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該
    軌道の外側端部にころの端面と接するつば部を有し、か
    つ、前記つば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する
    筒状をなし、しかも、軸心を含む面で分割された2個の
    半円状の分割内輪を締結ボルトによって互に結合して組
    付けられてなる分割形転がり軸受組立体において、 (A).前記分割内輪は円筒部の軌道寄りに内面シール
    体が摺動するための摺動円筒面を残してその両端部に軸
    心を含む同一面で相対するスリットを有すること。 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
    ていること。 (C).前記円筒部の外周に環状凹溝を形成し、該凹溝
    に外面シール体が保持されていること。 (D).該シール体のリップが、軸箱又は外輪のいずれ
    か一つとの間に構成されるラビリンスリング内周面と接
    触していること。 (E).前記軸箱の外輪側部材にあって、かつ軌道寄り
    に保持された前記内面シール体のリップが前記軸箱の摺
    動円筒面と接触していること。 以上(A).(B).(C).(D)および(E)の条
    件を備えていることを特徴としたシール体付き分割形転
    がり軸受組立体。
  4. 【請求項4】軸箱に組み込まれた外輪との間に転動体を
    介して内輪を有し、前記内輪の外周面に軌道を有し、該
    軌道の外側端部にころの端面と接するつば部を有し、か
    つ該つば部に続いて軸方向に伸びた円筒部を有する筒状
    をなし、しかも軸心を含む面で分割された2個の半円状
    の分割内輪を構成し、前記円筒部の外周に円周方向に連
    続して設けられたリング環状凹溝と、該凹溝に嵌合して
    半径方向に前記分割内輪を組付ける締結リングを介して
    締結ボルトによって互に結合して組付けられてなる分割
    形転がり軸受組立体において、 (A).前記分割内輪は円筒部の軌道寄りに環状部を残
    してその両端部に軸心を含む同一面で相対するスリット
    を有すること。 (B).該スリットを境にして前記内輪が自然分割され
    ていること。 (C).前記締結リングの外周に環状凹溝を形成し、該
    凹溝に外面シール体が保持されていること。 (D).該外面シール体のリップが、軸箱又は外輪のい
    ずれか一つとの間に構成されるラビリンスリング内周面
    と接触していること。 (E).前記軸箱の外輪側部材にあって、かつ軌道寄り
    に保持された前記内面シール体のリップが前記軸箱の摺
    動円筒面と接触していること。 以上(A).(B).(C).(D)および(E)の条
    件を備えていることを特徴としたシール体付き分割形転
    がり軸受組立体。
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