JP4650310B2 - 分割型転がり軸受ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、連続鋳造設備に使用される杵型ロールの回転支持部に用いられ、オイルエアー等で潤滑される分割型転がり軸受ユニットに関する。
従来のこの種の分割型転がり軸受ユニットとしては、例えば図11及び図12に示すものが知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
この分割型転がり軸受ユニット100は、スラブ側軸受箱を兼用するスラブ側分割外輪101と、基台側軸受箱102よって支持された基台側分割外輪103とが組み合わせられて外輪104を構成する一方、2分割された分割内輪105a,105bを組み合わせて内輪105を構成しており、該内輪105はロールネック116に外嵌されている。これらの内輪105と外輪104との各軌道面106,107,108間には、転動体としての多数の円筒ころ109が転動可能に配置されている。また、スラブ側分割外輪101は基台側軸受箱102にボルト110等を介して固定されている。
内輪105の軌道面106の軸方向両側には、図12に示すように、それぞれ外周部に摺接リップ111aを有するオイルシール(シール部材)111が装着されており、また、該オイルシール111の軸方向両側には、それぞれシールリング112が装着されている。オイルシール111及びシールリング112は、それぞれ内輪105の外周面に形成された環状凹溝113及び114に嵌め込まれている。
スラブ側分割外輪101及び基台側軸受箱102の軸方向の両端部には、それぞれラビリンスリング115が固定されている。ラビリンスリング115は、ロールネック116の軸方向両端側のロール端面にそれぞれ形成された凹溝117に挿入されており、これにより、ラビリンス形のシール構造を形成している。また、ラビリンスリング115の内周面には、オイルシール111及びシールリング112の外周部が摺接して、接触形のシール構造を形成している。
基台側分割外輪103の外周面は球面状に形成されており、基台側軸受箱102に形成された球面溝102aに摺動自在に接合して、調心機能が付与されている。なお、図11及び図12において、符号118は、基台側分割外輪103の外周面に取り付けられたノックピンであり、基台側軸受箱102の球面溝102aの底部中央に形成された凹部102bに遊びを持って収容されている。
また、特許文献3に記載の分割型転がり軸受ユニットでは、軸受の側面に排油孔を設置した構造が知られている。
特開平10−184674号公報(第5頁、第3図) 実開平6−6751号公報(第2頁、第1図) 特開2001−340947号公報(第6頁、第6図)
ところで、従来の分割型転がり軸受ユニット100においては、オイルシール111の摺接リップ111aは、摺動面であるラビリンスリング115の内周面に対して円周方向全周の接触圧を保つため、自由の状態ではラビリンスリング115の内径より大きい径が強制的に摺動径まで縮められる。
このため、摺接リップ111aがラビリンスリング115の内周面に対して波を打つ形状になる。この結果、摺接リップ111aの円周方向の接触圧が不均一になって、オイルがエアと共に摺接リップ111aとラビリンスリング115の内周面との間から漏れ出してしまうが、軸受内にはオイルエアーが連続的に供給されるため正常の使用状態では問題は生じない。また、万一、装置の故障や、供給配管の損傷等でオイルエアーの供給が止まった時には、監視装置や警報等で潤滑系統の異常を認知することができる。
しかしながら、監視装置や警報等で潤滑系統の異常を認知することができても、製造ラインは直ぐには止められず、製造の区切りまでの時間経過が必要となる。装置内の環境は高温のため、時間経過とともに油の劣化や蒸発が促進され、また、軸受には重荷重が負荷されているため、潤滑不足による内外輪軌道面と転動体との金属接触が発生し、損傷を起こす虞れがある。
また、特許文献3に記載の分割型転がり軸受ユニットにように、地球環境を考慮して、排油孔から油を回収することがあるが、油が充填される位置の最下位に排油孔が設けられる場合、油が直接排油孔から抜け、潤滑不足による軌道面と転動面との金属接触が発生して軸受に損傷が生じる場合がある。このため、排油孔が油の最下位を避けるように軸受箱の取付位置に応じて排油孔を設置する必要がある。
本発明は、このような不都合を解消するためになされたものであり、その目的は、万一、装置の故障や供給配管の損傷等でオイルエアー等の供給が止まった時でも軸受の潤滑不足による損傷を防ぐことができる分割型転がり軸受ユニットを提供することにある。他の目的は、軸受箱の取付位置によって油が直接排油孔から抜ける事がなく、油を確実に回収することができ、軸受箱の取付位置に応じて個別に排油孔を設置する必要がない分割型転がり軸受ユニットを提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1)内輪及び外輪と、
該内輪と該外輪との間に転動自在に配置される複数の転動体と、
前記外輪の外周部に配置される軸受箱と、
前記外輪の軸方向両側にそれぞれ装着された一対のラビリンスリングと、
前記内輪の軸方向両側にそれぞれ装着され、外周部に設けた摺接リップが前記ラビリンスリングの内周面に摺接する一対のシール部材と、を備え、
前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方が軸方向に沿って分割される、連続鋳造設備の杵型ロールの回転支持部に用いられる分割型転がり軸受ユニットであって、
前記外輪の軌道面の軸方向両端部と前記一対のラビリンスリングとの間に、それぞれ径方向に突出する一対の堰部を設け、
該一対の堰部間に、前記転動体の直下に在って該転動体の一部が浸漬可能な、前記堰部の高さに油面が保持された油溜まりを形成し、
前記堰部の軸方向外方の、該堰部と前記シール部材の前記摺接リップが前記ラビリンスリングに摺接する位置との間で径方向に延びる軸受空間に位置する前記ラビリンスリングの内周面に開口部が設けられた一対の前記油溜まりの排油孔を設置することを特徴とする分割型転がり軸受ユニット。
) 前記一対の堰部、前記外輪の基台側に配置される前記軸受箱に設けられることを特徴とする(1)に記載の分割型転がり軸受ユニット。
) 前記堰部が、前記軸受箱と前記ラビリンスリングの端部との間に挟まれた板部材から成ることを特徴とする(1)に記載の分割型転がり軸受ユニット
本発明によれば、外輪の軌道面の軸方向両端部と該外輪の軸方向両側に配置される一対のラビリンスリングとの間に、それぞれ径方向に突出する一対の堰部を設けるとともに、該一対の堰部間に前記転動体の一部が浸漬可能な油溜まりを形成するので、万一、装置の故障や、供給配管の損傷等でオイルエアーの供給が止まった時でも油溜まりに溜まった油で潤滑を行うことができる。
従って、製造ラインを直ぐには止められずに、製造の区切りまでの時間が経過しても、高温、高負荷環境下での軸受箱内の油の劣化や蒸発を防止することができ、これにより、潤滑不足による内外輪軌道面と転動体との金属接触が抑制されて、軸受損傷を防止することができる。
また、設備の初期稼動時に油溜まりの油で潤滑を行なうことができるので、エアによって運ばれるオイルが軸受内に届く前から稼動が可能になり、稼動効率を高めることができる。
また、本発明によれば、堰部の軸方向外方に排油孔が設置されるので、軸受箱の取付位置によって油が直接排油孔から抜ける事がなく、油を確実に回収することができる。また、軸受箱の取付位置に応じて個別に排油孔を設置する必要がないので、加工コストを低減することができ、取付時の誤組を防止できる。
以下、本発明の各実施形態に係る分割型転がり軸受ユニットについて、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態の分割型転がり軸受ユニットは、連続鋳造設備の杵型ロールの回転支持部に用いられる。図1及び図2に示すように、分割型転がり軸受ユニット10は、スラブ側軸受箱を兼用するスラブ側分割外輪11と、基台側軸受箱12よって支持された基台側分割外輪13とが組み合わせられて外輪14を構成する一方、2分割された分割内輪15a(一方のみ図示。)を組み合わせて内輪15を構成しており、該内輪15はロールネック25に外嵌されている。これらの内輪15と外輪14との各軌道面16,17間には、転動体としての多数の円筒ころ18が転動可能に配置されている。また、スラブ側分割外輪11は基台側軸受箱12にボルト(図示せず)等を介して固定されている。外輪14及び内輪15は、それぞれ軸方向に沿って分割されているが、分割方向は互いに90°位相が相違しており、外輪14は水平な基台(図示せず)に対して上下方向に二分割され、内輪15は水平方向に二分割されている。
内輪15の軌道面16の軸方向両側には、それぞれ外周部に摺接リップ20aを有するオイルシール(シール部材)20が装着されており、また、該オイルシール20の軸方向両側には、それぞれシールリング21が装着されている。オイルシール20及びシールリング21は、それぞれ内輪15の外周面に形成された環状凹溝22及び23に嵌め込まれている。
スラブ側分割外輪11及び基台側軸受箱12の軸方向の両端部には、それぞれラビリンスリング24が固定されている。ラビリンスリング24は、ロールネック25の軸方向両端側のロール端面にそれぞれ形成された凹溝26に挿入されており、これにより、ラビリンス形のシール構造を形成している。また、ラビリンスリング24の内周面には、オイルシール20及びシールリング21の外周部が摺接して、接触形のシール構造を形成している。
基台側分割外輪13の外周面は球面状に形成されており、基台側分割外輪13は基台側軸受箱12に形成された球面溝12aに摺動自在に嵌合して、調心機能が付与されている。また、基台側分割外輪13及び基台側軸受箱12内には、軸受空間に連通する排油孔27が形成されている。
ここで、本実施形態では、基台側軸受箱12に対して、基台側分割外輪13の軸方向両端部と該基台側分割外輪13の軸方向外方に配置される一対のオイルシール20との間に、それぞれ基台側分割外輪13の軌道面17より径方向内方に突出する一対の堰部30が設けられる。また、一対の堰部30は、その内周面高さが円筒ころ18が最下部に位置したときの下面からころ18の直径の1/4以上となるように設け、これにより、該一対の堰部30間に円筒ころ18の一部が浸漬可能な油溜まり31が形成される。
また、一対の堰部30は、基台側分割外輪13の調心機能による傾動動作時に干渉しない位置(例えば、図1を参照して、基台側分割外輪13の軸方向幅Bよりも片側tmm(t=2〜5)以上離間した位置)に配置されている。
なお、基台側分割外輪13及び基台側軸受箱12内に形成される排油孔27は、軸受空間に連通する開口部が、油溜まり31より高い位置に配置されており、これにより、油溜まり31に溜まった油が排油孔27から排出されないようになっている。
また、スラブ側軸受箱を構成するスラブ側分割外輪11にも、基台側軸受箱12に形成された一対の堰部30と円周方向において連続するように、堰部30と軸方向において同位置で、堰部30と略等しい内周面高さを有する他の一対の堰部32が設けられている。
以上のように構成される本実施形態では、基台側分割外輪13の軸方向両端部と該基台側分割外輪13の軸方向外方に配置される一対のオイルシール20との間に、それぞれ径方向に突出する一対の堰部30,32を設けるとともに、該一対の堰部30間に円筒ころ18の一部が浸漬可能な油溜まり31を形成し、更に、前記堰部30の内周面は、円筒ころ18が最下部に位置したときの下面からころ18の直径の1/4以上となる高さを有しているので、万一、装置の故障や、供給配管の損傷等でオイルエアーの供給が止まった時でも油溜まり31に溜まった油で潤滑を行うことができる。
従って、製造ラインを直ぐには止められずに、製造の区切りまでの時間が経過しても、高温、高負荷環境下での基台側軸受箱12内の油の劣化や蒸発を防止することができ、これにより、潤滑不足による内輪15及び外輪14の各軌道面16,17と円筒ころ18との金属接触が抑制されて、軸受損傷を防止することができる。
また、設備の初期稼動時に油溜まり31の油で潤滑を行なうことができるので、エアによって運ばれるオイルが軸受内に届く前から稼動が可能になり、稼動効率を高めることができる。
なお、本実施形態の一対の堰部30は、基台側軸受箱12と一体に形成されているが、図3に示す第1の変形例のように、基台側軸受箱12と別体に形成され、基台側軸受箱12とラビリンスリング24とで挟みこまれる板部材40によって構成されてもよい。また、図4に示す第2の変形例のように、本発明の一対の堰部30は、各ラビリンスリング24’の一端で径方向に突出形成されるフランジ部24aである場合も含む。これら図9や図10の場合には、板部材40或いはフランジ部24aが、上側分割外輪11側の他の一対の堰部32を連続して構成してもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の分割型転がり軸受ユニットについて、図5〜図10を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態の分割型転がり軸受ユニットは、排油孔の設置位置が第1実施形態と異なる。このため、第1実施形態のものと同等部分については、同一符号を付して説明を省略或いは簡略化する。
本実施形態の分割型転がり軸受ユニット50では、一対の排油孔51が一対の堰部30の軸方向外方に設置されている。具体的に、一対の排油孔51は、軸方向において一対の堰部30と一対のオイルシール20の摺接リップ20aとの間で、各ラビリンスリング52の堰部側の端部と基台側軸受箱12との円周方向の所定位置にそれぞれ径方向に形成される排油孔51a、51bを互いに連通して構成される。一対の排油孔51の開口部は、軸受空間に位置するラビリンスリング52の内周面に設けられる。
このように構成される分割型転がり軸受ユニット50では、堰部30の軸方向外方に排油孔51が設置されるので、軸受箱12の取付位置によって油が直接排油孔51から抜ける事がなく、油を確実に回収することができる。また、軸受箱12の取付位置に応じて個別に排油孔を設置する必要がないので、加工コストを低減することができ、取付時の誤組を防止できる。
図7は、本実施形態の分割型転がり軸受ユニット50が杵型ロールの回転支持部に組み込まれた連続鋳造設備60を示し、図8(a)〜(c)は、図7のA〜Cにそれぞれ位置する分割型転がり軸受ユニット50を示す。
連続鍛造装置60では、タレット61により支持されたレードル62からノズル63を通じてタンディシュ64に注がれる溶鋼65は、モールド66において所定形状(帯状)のスラブ67に成形されると共に、表面を冷却される。その後、スラブ67の両側にその軸線がスラブ67の表面と平行となるように隔設された多数のロール68によって案内及び搬送されることにより徐々に冷却される。
ここで、本実施形態の分割型転がり軸受ユニット50は、各ロール68の軸方向中間部に設けられるロールネック25を回転可能に支承している。本実施形態においても、第1実施形態と同様、基台側分割外輪13の軸方向両端部と一対のオイルシール20との間に、それぞれ径方向に突出する一対の堰部30を設けると共に、上側分割外輪11にも一対の堰部30と連続する一対の堰部32を設けている。
このため、図7のA〜Cに位置するいずれの分割型転がり軸受ユニット50においても、図8(a)〜(c)に示すように、油溜まり31の油面Pは基台側軸受箱12の堰部30或いは、スラブ側分割外輪11の堰部32によって堰部30,32の高さに保持される。
また、排油孔51が堰部30の軸方向外方に設置されるので、図8(a)〜(c)に示すように、軸受箱の取付位置によって油が直接排油孔51から抜ける事がなく、油を確実に回収することができる。特に、図8(c)に示すように、油溜まり31の下部に排油孔51が位置する場合であっても、排油孔51が堰部30の軸方向外方に設置されることで、油が抜ける事がなく、軸受箱の取付位置に応じて個別に排油孔を設置する必要がないことが分かる。なお、図8(a)〜(c)において、符号53は、給油孔を示している。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
なお、第2実施形態のおいても、一対の堰部30は、図9に示す第1の変形例のように、基台側軸受箱12と別体に形成され、基台側軸受箱12とラビリンスリング52とで挟みこまれる板部材40によって構成されてもよい。また、図10に示す第2の変形例のように、本発明の一対の堰部30は、各ラビリンスリング52’の一端で径方向に突出形成されるフランジ部52aである場合も含む。これら図9や図10の場合には、板部材40或いはフランジ部52aが、上側分割外輪11側の他の一対の堰部32を連続して構成してもよい。
また、本実施形態では、排油孔51は、一対の堰部30の軸方向外方の両側に形成されているが、一方の堰部30の軸方向外方のみに形成されてもよい。さらに、本実施形態の排油孔51は、ラビリンスリング52と基台側軸受箱12にそれぞれ形成されているが、ラビリンスリングを有しない場合や、ラビリンスリングの軸方向位置によって、基台側軸受箱12にのみ排油孔51が形成されてもよい。また、本発明の排油孔51は、一対の堰部30の軸方向内側面より軸方向外方であればよく、堰部30の内周面上に排油孔51の開口部が形成されてもよい。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本実施形態では、一対の堰部30はそれぞれ基台側分割外輪13の軸方向幅Bよりもt=2〜5mm離れて位置しているが、基台側分割外輪13が調心角まで傾いた際に、堰部30が基台側分割外輪13との間で隙間を生じる位置であればよい。
また、本発明は、自動調心ころ軸受の分割型にも適用できる。
また、本実施形態では、内輪15及び外輪14の両方を分割した場合を例示したが、内輪15又は外輪14のみが分割される分割型転がり軸受ユニットに本発明を適用してもよい。
さらに、本実施形態では、オイルエアーによって潤滑される分割型転がり軸受ユニットに本発明を適用した場合を例示したが、オイルミストやその他の潤滑方式で潤滑される分割型転がり軸受ユニットに本発明を適用してもよい。
本発明の第1実施形態である分割型転がり軸受ユニットの軸方向に沿う断面図である。 図1の部分拡大図である。 第1実施形態の第1の変形例である分割型転がり軸受ユニットの部分拡大図である。 第1実施形態の第2の変形例である分割型転がり軸受ユニットの部分拡大図である。 本発明の第2実施形態である分割型転がり軸受ユニットの軸方向に沿う断面図である。 図5の部分拡大図である。 第2実施形態の分割型転がり軸受ユニットが組み込まれた連続鍛造設備の全体図である。 図7の連続鍛造装置に配置された分割型転がり軸受ユニットの油溜まりの状態を説明する図であり、(a)は、図7のAの位置における状態を、(b)は、図7のBの位置における状態を、(c)は、図7のCの位置における状態を示す。 第2実施形態の第1の変形例である分割型転がり軸受ユニットの部分拡大図である。 第2実施形態の第1の変形例である分割型転がり軸受ユニットの部分拡大図である。 従来の分割型転がり軸受ユニットを説明するための径方向に沿う断面図である。 図11のXII−XII線断面図である。
符号の説明
10,50 分割型転がり軸受ユニット
11,13 分割外輪
12 基台側軸受箱
14 外輪
15 内輪
15a 分割内輪
18 円筒ころ(転動体)
20a 摺接リップ
20 オイルシール(シール部材)
27 排油孔
30 堰部
31 油溜まり
32 堰部
51 排油孔

Claims (3)

  1. 内輪及び外輪と、
    該内輪と該外輪との間に転動自在に配置される複数の転動体と、
    前記外輪の外周部に配置される軸受箱と、
    前記外輪の軸方向両側にそれぞれ装着された一対のラビリンスリングと、
    前記内輪の軸方向両側にそれぞれ装着され、外周部に設けた摺接リップが前記ラビリンスリングの内周面に摺接する一対のシール部材と、を備え、
    前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方が軸方向に沿って分割される、連続鋳造設備の杵型ロールの回転支持部に用いられる分割型転がり軸受ユニットであって、
    前記外輪の軌道面の軸方向両端部と前記一対のラビリンスリングとの間に、それぞれ径方向に突出する一対の堰部を設け、
    該一対の堰部間に、前記転動体の直下に在って該転動体の一部が浸漬可能な、前記堰部の高さに油面が保持された油溜まりを形成し、
    前記堰部の軸方向外方の、該堰部と前記シール部材の前記摺接リップが前記ラビリンスリングに摺接する位置との間で径方向に延びる軸受空間に位置する前記ラビリンスリングの内周面に開口部が設けられた一対の前記油溜まりの排油孔を設置することを特徴とする分割型転がり軸受ユニット。
  2. 前記一対の堰部、前記外輪の基台側に配置される前記軸受箱に設けられることを特徴とする請求項に記載の分割型転がり軸受ユニット。
  3. 前記堰部が、前記軸受箱と前記ラビリンスリングの端部との間に挟まれた板部材から成ることを特徴とする請求項に記載の分割型転がり軸受ユニット。
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