JPH0711327U - 表皮クランプ装置 - Google Patents
表皮クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0711327U JPH0711327U JP4214593U JP4214593U JPH0711327U JP H0711327 U JPH0711327 U JP H0711327U JP 4214593 U JP4214593 U JP 4214593U JP 4214593 U JP4214593 U JP 4214593U JP H0711327 U JPH0711327 U JP H0711327U
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- Japan
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- skin
- clamp
- epidermis
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- clamp device
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- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リフト機構のストロークを従来よりも短縮で
き、表皮のドローダウンの状況が多少異なっても確実に
表皮を上型に密着させることができる表皮クランプ装置
を提供すること。 【構成】 表皮クランプ2の下側に、この表皮クランプ
2によってチャックされている表皮1を、表皮クランプ
2よりもやや内側の位置において上型4の周縁に向かっ
て突き上げるL字型の揺動アーム8を設ける。
き、表皮のドローダウンの状況が多少異なっても確実に
表皮を上型に密着させることができる表皮クランプ装置
を提供すること。 【構成】 表皮クランプ2の下側に、この表皮クランプ
2によってチャックされている表皮1を、表皮クランプ
2よりもやや内側の位置において上型4の周縁に向かっ
て突き上げるL字型の揺動アーム8を設ける。
Description
【0001】
本考案は、自動車内装用の表皮をフロースタンピング成形する場合等に用いら れる表皮クランプ装置に関するものである。
【0002】
自動車内装用の表皮のフロースタンピング成形において、深い絞り形状による 表皮同時貼合を行う場合には、表皮を予め深い絞り形状に真空成形したうえで上 型と下型間にセットし、その下面に溶融樹脂を注入してフロースタンピング成形 する方法を取ることが多い。ところがこの方法では表皮を予め真空成形するため の工程が必要となるうえ、真空成形設備も必要となるという問題があった。
【0003】 そこで特開平4-110113号公報に示されるように、加熱された表皮を上型と下型 間にセットしてまず上型で真空成形を行い、その後に下型側から溶融樹脂を注入 してフロースタンピング成形する方法が提案されている。この方法によれば、表 皮の真空成形とフロースタンピング成形とを同一の設備で連続して行えるため、 工程面や設備面で合理化を図ることが可能である。
【0004】 この方法では、図2に示されるように表皮1の周縁部を表皮クランプ2により チャックしてヒータ3により加熱したうえ、上型4の下方までスライドさせ、更 に上型4による真空成形を確実に行わせるために、表皮1を上型4に向かってリ フトして上型4の周縁と密着させる機構が必要である。ところが、ヒータ3によ り加熱された表皮1はドローダウンするため、これを考慮するとリフトのストロ ークを長く取る必要があるばかりでなく、表皮の仕様によってドローダウンの状 況が異なるために、真空成形の条件が不安定となるという問題があった。
【0005】 また図3に示されるように、シリンダのようなリフト機構5は、ヒータ3の内 部にスライドされた際にもヒータ3と干渉しないようにしておく必要がある。と ころが上記のように長いストロークを必要とするリフト機構5を用いると、リフ ト機構5の背を高くしなければならないために上下のヒータ3、3の間隔を十分 に大きく取らねばならず、ヒータ効率が悪くなるという問題があった。
【0006】
本考案は上記した従来の問題点を解決し、リフト機構のストロークを従来より も短縮してヒータ効率の向上を図ることができ、しかも表皮のドローダウンの状 況が多少異なっても確実に表皮を上型に密着させることができる表皮クランプ装 置を提供するためになされたものである。
【0007】
上記の課題を解決するためになされた本考案の表皮クランプ装置は、表皮の周 縁部をチャックする表皮クランプの下側に、この表皮クランプよりもやや内側の 位置において表皮を上型の周縁に向かって突き上げる揺動アームを設けたことを 特徴とするものである。
【0008】
本考案の表皮クランプ装置によれば、表皮クランプの下側に設けられた揺動ア ームを上方に揺動させることにより、表皮クランプにチャックされている表皮を 上型の周縁に向かって突き上げ、表皮と上型とを密着させる。このため、表皮ク ランプのリフトのストロークを従来よりも小さくすることができ、ヒータ効率の 向上を図ることができる。また、この装置によれば表皮のドローダウンの状況が 多少異なっていても、ドローダウンの影響を受けにくい表皮の周縁部付近を確実 に上型に密着させることができ、常に安定した真空成形が可能となる。
【0009】
次に、本考案を図示の実施例により更に詳細に説明する。 図1において、1は表皮、2は表皮1の周縁部をチャックする表皮クランプ、 4は上型、5は表皮クランプ2を昇降させるためのリフト機構である。この実施 例では、表皮1は塩化ビニルシート又はTPEシートにPPフォームをラミネー トしたものであり、その周縁部はリフト機構5のベース板6と表皮クランプ2と の間でチャックされている。上型4は真空成形が可能なもので、多数の真空吸引 孔7を備えている。また、上型4の表面に絞模様を付けておけばより高品位の製 品外観とすることができる。
【0010】 このベース板6の下面には、L字状の揺動アーム8が設けられている。この揺 動アーム8はその先端部に弾性体9を備えており、図示されない回転機構によっ て図示のように回転し、表皮クランプ2よりもやや内側の位置において表皮1を 上型4の周縁に向かって突き上げ、表皮1を上型4に密着させることができるよ うになっている。
【0011】 このように構成された本考案の表皮クランプ装置を利用して表皮1のフロース タンピング成形を行うには、まず表皮クランプ2によって表皮1の周縁部をチャ ックし、従来と同様にヒータによって表皮1を加熱する。次に加熱された表皮1 を図1のように上型4の下面まで水平方向にスライドさせたうえ、リフト機構5 によって所定位置までリフトさせる。
【0012】 その後、揺動アーム8を上方に揺動させ、表皮クランプ2よりもやや内側の位 置において表皮1を突き上げ、表皮1と上型4とを密着させる。前記したように 表皮1の仕様によってドローダウンの状況は変化するものの、本考案の揺動アー ム8による表皮1の突き上げ位置はドローダウンの影響をほとんど受けない位置 であるため、常に確実に表皮1と上型4とを密着させることができる。この状態 で上型4の真空吸引孔7から空気を吸引すれば、表皮1は上型4に吸着されて真 空成形される。その後、揺動アーム8を実線で示される元の位置まで戻す。そし て上型4を図示しない下型に向かって下降させ、所定の位置で溶融樹脂を下型側 から表皮1の下面に注入したうえ、上型4と下型との間でフロースタンピング成 形を行う。
【0013】 以上、本発明をフロースタンピング成形に適用する場合について説明したが、 本発明は木質基材の表面に表皮を真空成形する場合についても適用することがで きることはいうまでもない。
【0014】
以上に説明したように、本考案の表皮クランプ装置によれば、揺動アーム8に より表皮クランプ2よりもやや内側の位置において表皮1を上型4の周縁に向か って突き上げるようにしたので、リフト機構5のストロークを従来よりも短縮す ることができ、リフト機構5自体を小型化できるので上下のヒータの間隔を小さ くすることができ、ヒータ効率の向上を図ることができる。しかも、表皮1のド ローダウンの状況が多少異なっても確実に表皮1を上型4に密着させることがで きるので、常に安定した真空形成ができ、深い絞り形状の製品をも安定してフロ ースタンピング成形できる利点がある。よって本考案は従来の問題点を一掃した 表皮クランプ装置として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図2】従来例を示す側面図である。
【図3】従来例を示す側面図である。
1 表皮 2 表皮クランプ 4 上型 8 揺動アーム
Claims (1)
- 【請求項1】 表皮(1) の周縁部をチャックする表皮ク
ランプ(2) の下側に、この表皮クランプ(2) よりもやや
内側の位置において表皮(1) を上型(4) の周縁に向かっ
て突き上げる揺動アーム(8) を設けたことを特徴とする
表皮クランプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042145U JP2592731Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 表皮クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993042145U JP2592731Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 表皮クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0711327U true JPH0711327U (ja) | 1995-02-21 |
JP2592731Y2 JP2592731Y2 (ja) | 1999-03-24 |
Family
ID=12627780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993042145U Expired - Lifetime JP2592731Y2 (ja) | 1993-07-30 | 1993-07-30 | 表皮クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592731Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5051341U (ja) * | 1973-09-11 | 1975-05-19 | ||
JPS51136247U (ja) * | 1975-04-25 | 1976-11-04 | ||
JPS51139550U (ja) * | 1975-05-02 | 1976-11-10 |
-
1993
- 1993-07-30 JP JP1993042145U patent/JP2592731Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5051341U (ja) * | 1973-09-11 | 1975-05-19 | ||
JPS51136247U (ja) * | 1975-04-25 | 1976-11-04 | ||
JPS5427720Y2 (ja) * | 1975-04-25 | 1979-09-07 | ||
JPS51139550U (ja) * | 1975-05-02 | 1976-11-10 | ||
JPS549822Y2 (ja) * | 1975-05-02 | 1979-05-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592731Y2 (ja) | 1999-03-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990105 |