JPH07113185B2 - 断熱吸音材 - Google Patents

断熱吸音材

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JPH07113185B2
JPH07113185B2 JP2072139A JP7213990A JPH07113185B2 JP H07113185 B2 JPH07113185 B2 JP H07113185B2 JP 2072139 A JP2072139 A JP 2072139A JP 7213990 A JP7213990 A JP 7213990A JP H07113185 B2 JPH07113185 B2 JP H07113185B2
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fibers
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博美 綿谷
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Nippon Muki Co Ltd
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Nippon Muki Co Ltd
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    • E04BUILDING
    • E04BGENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
    • E04B1/00Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
    • E04B1/62Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
    • E04B1/74Heat, sound or noise insulation, absorption, or reflection; Other building methods affording favourable thermal or acoustical conditions, e.g. accumulating of heat within walls
    • E04B1/76Heat, sound or noise insulation, absorption, or reflection; Other building methods affording favourable thermal or acoustical conditions, e.g. accumulating of heat within walls specifically with respect to heat only
    • E04B2001/7683Fibrous blankets or panels characterised by the orientation of the fibres
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02A30/24Structural elements or technologies for improving thermal insulation
    • Y02A30/244Structural elements or technologies for improving thermal insulation using natural or recycled building materials, e.g. straw, wool, clay or used tires

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  • Building Environments (AREA)
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  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、断熱吸音材に関し、更に詳細には、無機質短
繊維製断熱吸音材に関するものである。
(従来の技術) 上記したような種類の断熱吸音材は、従来から知られて
おり、このような断熱吸音材に使用される無機質短繊維
としては、ガラス繊維、ロックウール、スラグウール、
アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊維、炭素繊維、およ
び金属繊維等が挙げられるが、通常ガラス繊維が用いら
れている。
このような断熱吸音材は、例えば特開昭59−82454号公
報に開示されているようにして製造される。
すなわち、溶融ガラスを高速回転するスピナーに流下さ
せ、スピナーの側壁に設けた細孔より遠心力により飛ば
し、繊維化して(遠心法)、ガラス短繊維を製造する。
この後、このガラス短繊維を製造する装置の下方に設け
られた結合剤スプレーノズルによって、気流に乗って下
方に流れるガラス短繊維に、繊維同士の結合剤である熱
硬化性樹脂例えばフェノール樹脂を吹き付ける。このフ
ェノール樹脂が吹き付けられた繊維は、上記気流ととも
に集綿函方向に進む。この集綿函には、例えば網目状の
コレクションネットからなる集綿コンベアが移動してお
り、その裏面は、大気より低い圧力すなわち負圧となる
ようにサクションブロアによって吸引されており、これ
によって、繊維が集綿コンベア上に綿状に堆積積層され
る。このように堆積積層されて、綿状となったた繊維
は、上記集綿函を出て、次に上記結合剤を硬化させつつ
製品の厚みを整えるキュアオーブンへと移行して行く。
このキュアオーブンでは、制御された温度の熱風を綿の
間を通過させて樹脂を硬化させ、繊維同士を結合させ一
定厚みのマット状製品へと成して行く。更にその後、所
望寸法に切断して製品とする。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のようにして製造された断熱吸音材
は、繊維が単に積層されているだけであること等から、
繊維同士の面方向の結合強度は大きいが、この面方向と
垂直な方向での結合強度が弱く、層間剥離を生じやすい
という大きな問題点を有している。また、この層間剥離
を生じやすいという欠点から、時間が経つにつれて体積
膨張が生じて、有効な吸音、断熱作用を果たせなくなっ
たり、ひどいときには、設置場所から離脱してしまうこ
とがあった。また、上記従来の断熱吸音材は、面方向の
圧縮変形性および可撓性に乏しく、したがって、設置場
所が狭いような場合には切断して幅を小さくしたり、ま
た設置場所が湾曲していたりした場合には、一方の面に
所定の間隔でスリットを入れなければならない等の作業
性上の問題点も有していた。
そこで、本発明は、上記従来製品の問題点に鑑み、層間
剥離を生じにくく、面方向の圧縮性、可撓性に優れた断
熱吸音材を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明による断熱吸音材は、無機質短繊維を集積してな
る断熱吸音素材を、その面方向1方向にジグザクに折り
畳んで形成されたものであり、上記面方向に対してほぼ
垂直方向に延び、互いに対してほぼ平行な複数の垂直部
分と、該垂直部分の隣合ったものを、上部と下部で交互
に接続する複数の接続部分とを備え、上部における接続
部分で上面を、下部における接続部分で下面をそれぞれ
形成して、ほぼ均一な厚さに形成されているとともに、
繊維同士を結合する結合剤で全体として一体に密着形成
されていることを特徴とするものである。
上記断熱吸音材には、上記上面および下面のうち少なく
とも一方の面に表皮材層を形成することができる。この
表皮材層としては、ウレタン層、アルミニューム箔層、
極細無機質短繊維を集積して形成した極細無機質短繊維
層等を用いることができる。更に、上記の断熱吸音材の
断熱吸音材素材の上面および下面(従って、ジグザクに
なっている)のうち少なくとも一方の面に沿って、少な
くとも上記折り畳み方向に延びる無機質繊維製補強スト
リングを配してもよい。
(発明の作用・効果) 本発明の断熱吸音材は、上記したように面方向に折り畳
まれたジグザグ状をなし、しかも全体として一体に密着
成形されているので、従来の製品のように層間剥離が生
ずるようなことがない。また、上記折り畳み方向には、
面方向の圧縮性があり、従って断熱吸音材の幅が設置場
所の幅より狭い場合であっても、該方向に圧縮すること
によって、設置が可能となる。更に、折り畳まれた面方
向に優れた可撓性を示すので、設置場所が湾曲している
場合でっあっても、これに沿わせて容易に取り付けるこ
とができるようになる。
(実施例) 以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施例
による断熱吸音材について説明する。
第1図は、本発明の第1実施例による断熱吸音材1の斜
視図である。
この第1実施例による断熱吸音材1は、全体として矩形
のマット状のものであり、フェノール樹脂をスプレーに
て付着させたガラス短繊維を集積してなる断熱吸音素材
すなわち綿状体を、その面方向1方向にジグザクに折り
畳んで形成されたものをキュアオーブンで硬化成形した
ものであり、上記面方向に対してほぼ垂直方向に延び、
互いに対してほぼ平行な複数の垂直部分2と、該垂直部
分の隣合ったものを、一組おきに上部で接合する上部接
合部分3、および下部で接合する下部接合部分4とを備
えている。上記上部接合部分3全体で、断熱吸音材1の
上面を構成し、上記下部接合部分4の全体で該断熱吸音
材1の下面を構成し、断熱吸音材1は、全体としてほぼ
均一の厚さのものとされている。また、この断熱吸音材
1は、繊維同士を結合する結合剤すなわちフェノール樹
脂で全体として一体に密着形成されているとともに、繊
維を単に積層して形成した断熱吸音材の対応するものと
同じ密度に形成されている。
従って、本発明によれば、従来のものと同じ密度(重
量)で、上記したように層間剥離がなく、かつ面の垂直
方向の強度の大きい断熱吸音材を得ることができる。ま
た、この断熱吸音材1は、例えば、第2図に示したよう
に、列車のボディのように、壁部材aに断面T字形の補
強部材bが設けられているような場合であっても、該当
箇所の隣合った垂直部分2同士の接合を分離することに
より、これを跨がせることができ、このような場合であ
っても断熱吸音材の取り付け設置が極めて容易に行える
という利点も在る。
なお、結合剤であるフェノール樹脂は、各繊維に施すこ
となく、生ウールを折り畳たんで形成されたものの上面
および下面に施し、その上で、加熱処理するようにして
もよい。
第3図は、本発明の第2の実施例による断熱吸音材10の
斜視図であり、この断熱吸音材10は、上記第1実施例の
断熱吸音材1と同じ構造の断熱吸音材本体11の上面およ
び下面に表皮材層12を設けたものである。この表皮材層
12は、装飾のためや、上記断熱吸音材本体を構成するガ
ラス繊維の径が比較的大きいことから、人が触るとチク
チクしたり、表面から該繊維が離脱したりするのを防止
したりするためのものであり、例えば、ウレタン層、ア
ルミニューム箔層、上記断熱吸音材本体を構成するガラ
ス繊維よりは径の細い極細ガラス繊維等の人が触れても
チクチクしない繊維の集積層等とすることができる。な
お、この表皮材層12は、第3図に示したように、単に断
熱吸音材本体11の表面に施されているものの他、綿状体
全体に施されているもの、すなわちこの表皮材層12自体
がジグザクに折り畳まれているものであってもよい。ま
た、表皮材層を施すのは、一方の面だけでもよい。
第4図および第5図は、それぞれ本発明の第3の実施例
による断熱吸音材20の斜視図、および第4図の線A−A
に沿う断面図である。
上記断熱吸音材20は、綿状体の際に、該綿状体の両方の
表面に、該綿状体の折り畳み方向に延びるように配置さ
れ、これを折り畳むことによって断熱吸音材21中に折り
込まれた補強用ストリング22を備えている。上記断熱吸
音材21は、第2実施例における断熱吸音材本体11の構造
と同じ構造のものである。一方、上記補強用ストリング
22は、例えば、ガラス繊維を撚って形成した紐状部材に
フェノール樹脂を施した状態で、綿状体の上下面の所定
位置に延在させ、全体をジグザグに折った後に、加熱さ
れ、断熱吸音材本体とともに硬化されたものである。こ
の補強用ストリング22は、断熱吸音材の一方の面にのみ
施してもよいし、また、格子状や網状に施してもよい。
この実施例の断熱吸音材は、面に垂直方向に特に高強度
を示し、テーブル等の天板等の内部部材として従来用い
られていたハニカム部材の代わりに、構造部材としても
用いることができる。従来のハニカム部材は、通常ペー
パ製であったので、燃えやすかったが、本断熱吸音材を
用いれば、難燃性のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例による断熱吸音材の斜視
図、 第2図は、上記第1実施例の断熱吸音材の施工の1例を
示す説明図、 第3図は、本発明の第2実施例による断熱吸音材の正面
図、 第4図は、本発明の第3実施例による断熱吸音材の斜視
図、 第5図は、第4図の線A−Aに沿う断面図である。 1、10、20……断熱吸音材 2……垂直部分 3、4……接続部分 11、21……断熱吸音材本体 12……表皮材層 22……補強用ストリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無機質短繊維を集積してなる断熱吸音素材
    を、その面方向1方向にジグザクに折り畳んで形成され
    たものであり、前記面方向に対してほぼ垂直方向に延
    び、互いに対してほぼ平行な複数の垂直部分と、該垂直
    部分の隣合ったものを、上部と下部で交互に接続する複
    数の接続部分とを備え、上部における接続部分で上面
    を、下部における接続部分で下面をそれぞれ形成して、
    ほぼ均一な厚さに形成されているとともに、繊維同士を
    結合する結合剤で全体として一体に密着形成されている
    ことを特徴とする断熱吸音材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の断熱吸音材において、前記
    上面および下面のうち少なくとも一方の面に表皮材層を
    形成したことを特徴とする断熱吸音材。
  3. 【請求項3】前記表皮材層がウレタン層であることを特
    徴とする請求項1記載の断熱吸音材。
  4. 【請求項4】前記表皮材層がアルミニューム箔層である
    ことを特徴とする請求項1記載の断熱吸音材。
  5. 【請求項5】前記表皮材層が極細無機質短繊維を集積し
    て形成した極細無機質短繊維層であることを特徴とする
    請求項1記載の断熱吸音材。
  6. 【請求項6】前記断熱吸音素材の上面および下面のうち
    少なくとも一方の面に沿って、少なくとも前記折り畳み
    方向に延びる無機質短繊維製補強ストリングを配したこ
    とを特徴とする請求項1から5の何れか1項記載の断熱
    吸音材。
JP2072139A 1990-03-23 1990-03-23 断熱吸音材 Expired - Lifetime JPH07113185B2 (ja)

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