JPH07112449B2 - 机 - Google Patents

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JPH07112449B2
JPH07112449B2 JP2089595A JP8959590A JPH07112449B2 JP H07112449 B2 JPH07112449 B2 JP H07112449B2 JP 2089595 A JP2089595 A JP 2089595A JP 8959590 A JP8959590 A JP 8959590A JP H07112449 B2 JPH07112449 B2 JP H07112449B2
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top plate
panel
wiring
edge
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栄三 大坪
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、オフィス等において好適に使用される机に関
するものである。
[従来の技術] いわゆるOA化の進展に伴い、オフィスで使用される机に
は、電力線や通信線を見栄え良く収納したり案内するた
めの機能を付与したものが多くなっている。
従来、この種の机として、フロントパネルとインナーパ
ネルとの間に配線ダクトを形成するとともに、天板の反
使用面側エッジの近傍に、天板の上面側と下面側とを連
通させる左右に細長い貫通窓を形成しておき、床面等か
ら配線ダクト内に導入した配線を適宜天板上に導くこと
ができるようにしたものが知られている。
ところが、このような構成のものは、隣接する複数の机
に亘って連続する配線を、機器から取り外すことなしに
そのまま各机の配線ダクトに挿通させるのが困難であ
る。
そのため、前記貫通窓の両端を天板の左右両側縁にまで
延長して側方に解放するとともに、側板にも前記貫通窓
に連続する側面窓を形成して連続配線の投げ込みを可能
にしたものも開発されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、投げ込み配線が可能な従来の机は、いず
れも使用者側から天板に設けた貫通窓や側板に設けた側
面窓の上端部分が視認可能であるため、それら貫通窓お
よび側面窓に蓋を設けている。
そのため、部品点数が多くなり構造の複雑化を招く。し
かも、配線の嵩が高い場合には、前述した蓋を取り外し
ておくことが必要となるが、かかる小物部品は紛失し易
い。そのため、配線を除去して再度蓋を装着しようとし
た場合に、その行方が不明となり、困惑することも少な
くない。
本発明は、以上のような天板の支持強度を低下させた
り、配線作業の煩雑化を招くことなしに解消することを
目的としている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、このような目的を達成するために、次のよう
な手段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る机は、左右の側板と、天板と、
フロントパネルとを具備してなるものであって、左右の
側板は、その上端面における反使用面側の端部に凹欠部
を有してなり、天板は、反使用面側エッジを前記凹欠部
上にオーバーハングさせて前記両側板上に配設され、フ
ロントパネルは、前記両側板間に架設され、そのフロン
トパネルの上端エッジと天板の反使用面側エッジとの間
に前記両凹欠部に連続する配線挿通用の隙間を形成して
いることを特徴とする。
本発明の机は、天板をフロントパネルにより直接的に支
持していないが、このような構造の下でも天板の中央部
分が荷重により下方に撓むのを効果的に防止するため
に、フロントパネルの内面に固定インナーパネルを剛結
し、このフロントパネルと固定インナーパネルとの間
に、前記配線挿通用の隙間に連通する配線ダクトを形成
するとともに、この固定インナーパネルで前記天板の少
なくとも中央部分を下面側から当接支持している。
そして、床から立ち上げた配線を配線ダクトに導いた
り、配線ダクト内の配線を床上に案内する作業を円滑に
行えるようにするために、固定インナーパネルを、フロ
ントパネルよりも左右幅の狭いものにして、その側縁と
側板との間に開口部を形成し、その開口部に可動インナ
ーパネルを着脱可能に蓋着するようにしている。
配線作業を特に円滑に行いたい場合には、固定インナー
パネルの両側に開口部を形成し、それら各開口部に可動
インナーパネルをそれぞれ蓋着しておくのが好ましい。
使用面や上面側からは隙間を見え難くし、しかも、配線
投げ入れ方向に対する隙間の開口面積を可及的に大きく
確保するには、天板における反使用面側エッジの下面に
該天板の厚み方向中央部を越えて天板上面付近にまで亘
る傾斜面状の面取部を形成したり、フロントパネルにお
ける上端エッジの内面に該フロントパネルの厚み方向中
央部を越えてフロントパネル外面付近に亘る傾斜面状の
面取部を形成しておくのがよい。
本発明は、いわゆるスチール製の机にも勿論適用が可能
であるが、蓋等が一切不要であり細かい細工を行う必要
がないため、側板、天板、フロントパネルおよびインナ
ーパネルがそれぞれ木製のものにも無理なく適用するこ
とができる。
木製の側板、天板、フロントパネル、固定インナーパネ
ルおよび可動インナーパネルを使用する場合の好ましい
実施の態様としては、次のようなものを挙げることがで
きる。
まず、天板と側板とを金具により接続する場合には、側
板の上端面に接続金具の外縁側片半部を上面側からボル
ト止めするとともに、この接続金具上に天板を載置し、
この接続金具の内縁側片半部を天板に下面側からボルト
止めするのが、接続部分を目立たないようにすることが
できる点で好ましい。
側板とフロントパネルとを固定金具を介して接続する場
合には、前記固定金具が、前記側板の内面にボルト止め
される側壁と、前記フロントパネルの内面にボルト止め
される前壁と、これら前壁と側壁の下縁を剛結する底壁
とを具備してなるものにするのが強度上好ましい。
少ない部材で固定インナーパネルを確実にフロントパネ
ルに固定するには、配線ダクトの底壁を兼ねる横架部材
と、この横架部材よりも下方に配設した起立部材とを介
して、前記固定インナーパネルを前記フロントパネルに
固定するのがよい。
固定インナーパネルの天板支持強度を高めるには、横架
部材の両端を左右の側板の内面に当接させ、前記固定金
具の底壁をこの横架部材にボルト止めするのが望まし
い。
横架材の両端を側板に当接させ固定した場合でも、配線
の自由度を低下させないためには、横架部材に、配線ダ
クト上の配線を下方に導くための切欠部を部分的に形成
しておくのがよい。
[作用] このような構成の机であれば、側板の凹欠部およびその
凹欠部に連続する配線挿通用の隙間が、隣接された複数
の机に亘って相互に連続することになる。そのため、複
数の机に亘って連続する配線を、機器から取り外したり
することなしに、それぞれの机の凹欠部および配線挿通
用の隙間に投げ込みが可能となる。しかも、前記凹欠部
や配線挿通用の隙間は、使用者側からは容易に見えるこ
とがない。このため、それら凹欠部や配線挿通用の隙間
を塞ぐ各別な蓋を設ける必要もなくなる。しかも、フロ
ントパネルの内面に剛結したインナーパネルで天板の少
なくとも中央部分を支持するようにしているので、天板
をフロントパネルにより直接的に支持していないにも拘
らず、天板の中央部分が荷重により下方に撓むのを抑制
することが可能となる。また、固定インナーパネルをフ
ロントパネルよりも幅狭なものにして、該固定インナー
パネルの側縁と側板間に開口部を設けているため、床か
ら立ち上げた配線を配線ダクトに導いたり、配線ダクト
内の配線を床上に案内する作業を円滑に行うことが可能
になる。この開口部には可動インナーパネルを着脱可能
に蓋着するようにしているため、使用中に配線類が下肢
空間に露出するのを防ぐこともできる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この机は、第1図に分解して示すように、左右の側板1
と、天板2と、フロントパネル3と、固定インナーパネ
ル4と、可動インナーパネル5とを備えた木製のもの
で、反使用面側11に連続的に配線が行えるようにしたも
のである。
左右の側板1は、第1図、第2図および第3図に示すよ
うに、その上端面1aにおける反使用面側11の端部に凹欠
部1bを有しており、下端面1cにはアジャスタ1dを備えて
いる。
天板2は、第2図および第3図に示すように、反使用面
側エッジ2aを前記凹欠部1b上にオーバハングさせて前記
両側板1上に架設してあり、反使用面側エッジ2aの下面
2kに面取部2bを有している。この面取部2bは、第3図等
に明示されているように、該天板2の厚み方向中央部2t
を越えて天板2の上面2j付近にまで亘る傾斜面状のもの
である。この天板2は、前記両側板1の上端面1aに固着
した接続金具12に両端部をそれぞれ当接支持させてい
る。接続金具12は、第1図および第4図に示すように、
水平な外縁側片半分12aと、水平な内縁側片半分12bとを
備えたもので、前記外縁側片半分12aを上面側から貫通
させた複数のさらねじ12cを、側板1の上端面1aに埋設
したインサートナット1eにそれぞれ螺着することによっ
て、この外縁側片半分12aを側板1の上端面1aに固定し
ている。そして、天板2の両端部における下面2cに形成
した薄肉部2dを前記接続金具12の外縁側片半分12a上に
載置するとともに、天板2の厚肉部2eを内縁側片半分12
b上に載置して、その内縁側片半分12bを下面側から貫通
させた複数のさらねじ12dを、前記厚肉部2eに埋設した
インサートナット2fにそれぞれ螺着することによって、
該天板2を左右の側板1上に固定している。
フロントパネル3は、第1図、第2図および第3図に示
すように、上端エッジ3aの内面3bに面取部3cを有したも
ので、前記両側板1間に架設してあるとともに、上端エ
ッジ3aと天板2の反使用面側エッジ2aとの間には、第3
図に示すように、前記両凹欠部1bに連続する配線挿通用
の隙間31を形成している。前記面取部3cは、第3図等に
明示されているように、該フロントパネル3の厚み方向
中央部3tを越えてフロントパネル3の外面3g付近に亘る
傾斜面状のものである。このフロントパネル3と前記両
側板1とは、固定金具13を介して接続してある。固定金
具13は、第1図および第3図に示すように、側壁13a
と、前壁13bと、これら側壁13aと前壁13bとを剛結する
底壁13cとを具備してなるもので、側壁13aを単一の小ね
じ13dを介して側板1の内面1fに固定し、前壁13bを複数
の小ねじ13eを介してフロントパネル3の内面3bに固定
している。
固定インナーパネル4は、横架部材41と、この横架部材
41の下方に配設した起立部材42とを介してフロントパネ
ル3の内面3bに剛結してあり、フロントパネル3との間
に、前記配線挿通用の隙間31に連通する配線ダクト43を
形成している。横架部材41は、配線ダクト43の底壁を兼
ねており、図示しない複数の木ねじ等を介してフロント
パネル3の内面3bに接合してあるとともに、その両端41
aを左右の側板1の内面1fに当接させ、前記固定金具13
の底壁13cをこの横架材41の上面41bに複数の小ねじ13f
により止着している。なお、横架部材41と複数3とは、
複数のダボおよび接着剤等により接合してもよい。ま
た、この横架材41の使用面側14の端面41dには、第1図
に示すように、配線ダクト43上の配線を下方に導くため
の切欠部41cを部分的に形成してある。起立部材42は、
図示しない複数の木ねじを介してフロントパネル3の内
面3bに固定してあるとともに、その上面42aと横架部材4
1の下面41eとを当接させている。そして、使用面側14に
おける横架部材41の端面41dおよび起立部材42の端面42b
に図示しない複数のダボおよび接着剤等を用いて固定イ
ンナーパネル4を接合するとともに、その上端面4bを天
板2の下面2cに当接させて、この固定インナーパネル4
で天板2の反使用面側11における中央部分を下面側から
当接支持している。また、固定インナーパネル4をフロ
ントパネル3よりも左右幅の狭いものにして、その左右
の側縁4aと両側板1の内面1fとの間に開口部44を形成
し、それら各開口部44に前記可動インナーパネル5をそ
れぞれ蓋着している。
各可動インナーパネル5は、第5図に示すように、固定
インナーパネル4よりも左右幅の狭いものにしてあり、
その前面5aにおける4カ所には、第1図に概略的に示す
ように、係止突起5bを設けてある。そして、各係止突起
5bを両起立部材42の側面および両側板1の内面1fに配設
したそれぞれのローラキャッチ5cに止着させることによ
り、この可動インナーパネル5を前記開口部44に着脱可
能に蓋着している。
このような構成のものであれば、かかる机を複数個隣接
させると、側板1の凹欠部1bおよびその凹欠部1bに連続
する配線挿通用の隙間31が、複数の机に亘って相互に連
続することになる。このため、複数の机に亘って連続す
る配線を、OA機器等から取り外すことなしにそのまま各
机の凹欠部1bおよび配線挿通用の隙間31に投げ込むこと
ができ、配線作業を円滑に進めることができる。しか
も、前記凹欠部1bや配線挿通用の隙間31は、天板2の反
使用面側エッジ2a部分によって覆い隠された形態とな
り、使用者側からは容易に見えることがない。このた
め、OA機器等の配線や通信線等を見栄え良く机に収納で
きるとともに、それら凹欠部1bや配線挿通用の隙間31を
塞ぐ各別な蓋を設ける必要がなく、蓋を設けるのに伴う
前述のような様々の不具合を招くようなこともない。
また、フロントパネル3の内面3bに固定インナーパネル
4を剛結し、この固定インナーパネル3で天板2の中央
部分を下面側から当接支持するようにすれば、天板2を
フロントパネル3により直接的に支持していない構造の
下でも、天板2の中央部分が荷重により下方に撓むのを
有効に防止することができる。
さらに、固定インナーパネル4をフロントパネル3より
も左右幅の狭いものにして、その側方に開口部44を形成
し、その開口部44に可動インナーパネル5を着脱可能に
蓋着しておけば、可動インナーパネル5を取り外して、
床から立ち上げた配線を配線ダクト43内に導いたり、配
線ダクト43内の配線を床上に案内する作業を円滑に行う
ことができる。特に、固定インナーパネル4の両側に開
口部44を形成し、各開口部44に可動インナーパネル5を
着脱可能に蓋着しておいた場合には、配線作業をより円
滑に行うことができる。そして、配線作業後は、開口部
44を閉じておけばよいので、配線が目立つこともなく、
足で引っ掛けたりするようなこともない。
また、天板2における反使用面側エッジ2aの下面に面取
部2bを形成し、フロントパネル3における上端エッジ3a
の内面に面取部3cを形成しておくと、使用面側14や上面
側から配線挿通用の隙間31を見え難くし、しかも、配線
投げ入れ方向に対する前記隙間31の開口面積を可及的に
大きくすることができ、比較的太い配線類も前記隙間か
ら投げ入れることが可能になる。
また、この机は、配線挿通用の隙間31を閉塞する蓋等が
一切不要であり、細かい細工を行う必要がないため、側
板1、天板2、フロントパネル3等がそれぞれ木製のも
のにも無理なく適用することができる。
木製の側板1、天板2、フロントパネル3、固定インナ
ーパネル4、可動インナーパネル5を使用する場合、側
板1の上端面1aに接続金具12の外縁側片反部12aをボル
ト止めするとともに、この接続金具12上に天板2を載置
し、接続金具12の内縁側片半分12bを天板2に下面側か
らボルト止めすれば、側板1と天板2との接続部分を目
立たないようにすることができる。
側板1とフロントパネル3とを固定金具を介して接続す
る場合に、固定金具と、側壁13aと、前壁13bと、これら
側壁13aと前壁13bの下縁同士を剛結する底壁13cとを具
備したものにして、側壁13aを側板1の内面1fにボルト
止めし、前壁13bをフロントパネル3の内面3bにボルト
止めすれば、固定金具13が剛性の高いものにできるとと
もに、側板1とフロントパネル3との接合強度を有効に
高めることができる。
また、配線ダクト43の底壁を兼ねる横架部材41と、この
横架部材41よりも下方に配設した起立部材42とを介し
て、前記固定インナーパネル4を前記フロントパネル3
に固定するようにした場合には、少ない部材で固定イン
ナーパネル4を確実にフロントパネル3に固定すること
ができる。しかも、これらは、フロントパネル3や固定
インナーパネル4のリブとしての役割をもはたすことに
なる。そのため、フロントパネル3や固定インナーパネ
ル4の撓み等を有効に防止することができる。
横架部材41の両端41aを側板1の内面1fに当接させ、前
記固定金具13の底壁13cをこの横架部材41にボルト止め
すれば、固定インナーパネル4による天板2の支持強度
を有効に高めることができる。
さらに、横架部材41に、配線ダクト43上の配線を下方に
導くための切欠部41cを部分的に形成しておくと、横架
部材41の両端41aを側板1の内面1fに当接させ固定した
場合でも、前記切欠部41cを通して自由に配線を上下に
案内することができる。
なお、側板の凹欠部や横架部材の切欠部等は、種々変形
が可能であり、また、天板や側板等の構造も図面に示す
構造のものに限定されないのは勿論である。
[発明の効果] 本発明は、以上のような構成であるから、複数の机の亘
って連続する配線を、OA機器等から取り外すことなしに
そのまま各机の凹欠部および配線挿通用の隙間に投げ込
むことができ、配線作業を円滑に進めることができる。
しかも、前記凹欠部や配線挿通用の隙間は、使用者側か
らは容易に見えることがないため、それら凹欠部や配線
挿通用の隙間を塞ぐ各別な蓋を設ける必要がない。その
結果、OA機器等の配線を見栄え良く机に収納できるとと
もに、部品点数を低減することができ、さらに、配線箇
所の構造の複雑化や部品の紛失を招いたりするようなこ
ともない。
また、フロントパネルの内面に固定インナーパネルを剛
結し、この固定インナーパネルで天板の中央部分を下面
側から当接支持するようにしているので、天板をフロン
トパネルにより直接的に支持していない構造の下でも、
天板の中央部分が荷重により下方に撓むのを有効に防止
することができる。
さらに、固定インナーパネルをフロントパネルよりも左
右幅の狭いものにして、その側方に開口部を形成し、そ
の開口部に可動インナーパネルを着脱可能に蓋着してい
るので、床から立ち上げた配線を配線ダクト内に導いた
り、配線ダクト内の配線を床上に案内する作業を円滑に
行うことができる。特に、固定インナーパネルの両側に
開口部を形成し、各開口部に可動インナーパネルを着脱
可能に蓋着しておいた場合には、配線作業をより円滑に
行うことができる。
また、天板における反使用面側エッジの下面に面取部を
形成したり、フロントパネルにおける上端エッジの内面
に前述したような大きな面取部を形成した場合には、使
用面側や上面側から配線挿通用の隙間を見え難くし、し
かも、配線投げ入れ方向に対する前記隙間の開口面積を
可及的に大きくすることができ、比較的太い配線類も前
記隙間から投げ入れることが可能になる。
また、本発明にかかる机は、配線挿通用の隙間を閉塞す
る蓋等が一切不要であり、細かい細工を行う必要がない
ため、側板、天板、フロントパネル等がそれぞれ木製の
ものにも無理なく適用することができる。
木製の側板、天板、フロントパネル、固定インナーパネ
ル、可動インナーパネルを使用する場合、側板の上端面
に接続金具の外縁側片反部をボルト止めするとともに、
この接続金具上に天板を載置し、接続金具の内縁側片半
分を天板に下面側からボルト止めすれば、側板と天板と
の接続部分を目立たないようにすることができる。
側板とフロントパネルとを固定金具を介して接続する場
合に、固定金具を、側壁と、前壁と、これら側壁と前壁
の下縁同士を剛結する底壁とを具備したものにして、側
壁を側板の内面にボルト止めし、前壁をフロントパネル
の内面にボルト止めすれば、固定金具が剛性の高いもの
にできるとともに、側板とフロントパネルとの接合強度
を有効に高めることができる。
また、配線ダクトの底壁を兼ねる横架部材と、この横架
部材よりも下方に配設した起立部材とを介して、固定イ
ンナーパネルをフロントパネルに固定するようにした場
合には、少ない部材で固定インナーパネルを確実にフロ
ントパネルに固定することができる。しかも、これら
は、フロントパネルや固定インナーパネルのリブとして
の役割をもはたすことになる。そのため、フロントパネ
ルや固定インナーパネルの撓み等を有効に防止すること
もできる。
横架部材の両端を側板の内面に当接させ、前記固定金具
の底壁をこの横架部材にボルト止めすれば、固定インナ
ーパネルによる天板の支持強度を有効に高めることがで
きる。
さらに、横架部材に、配線ダクト上の配線を下方に導く
ための切欠部を部分的に形成しておくと、横架部材の両
端を側板の内面に当接させ固定した場合でも、前記切欠
部を通して自由に配線を上下に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は分解した斜視
図、第2図は右側面図、第3図は要部を拡大して示す一
部省略の右側面図、第4図は側板と天板の接合部分を示
す正断面図、第5図は正面図、第6図は平面図である。 1……側板、1a……上端面 1b……凹欠部、1f……内面 2……天板、2a……反使用面側エッジ 2b……面取部、2c……下面 3……フロントパネル、3a……上端エッジ 3b……内面、3c……面取部 4……固定インナーパネル 4a……側縁、5……可動インナーパネル 11……反使用面側、12……接続金具 12a……外縁側片半分 12b……内縁側片半分 13……固定金具、13a……側壁 13b……前壁、13c……底壁 14……使用面側、31……配線挿通用の隙間 41……横架部材、41a……両端 41c……切欠部、42……起立部材 44……開口部、43……配線ダクト

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右の側板と、天板と、フロントパネルと
    を具備してなる机であって、左右の側板は、その上端面
    における反使用面側の端部に凹欠部を有してなり、天板
    は、反使用面側エッジを前記凹欠部上にオーバーハング
    させて前記両側板上に配設され、フロントパネルは、前
    記両側板間に架設され、そのフロントパネルの上端エッ
    ジと天板の反使用面側エッジとの間に前記両凹欠部に連
    続する配線挿通用の隙間を形成してなり、フロントパネ
    ルの内面に固定インナーパネルを剛結し、このフロント
    パネルと固定インナーパネルとの間に、前記配線挿通用
    の隙間に連通する配線ダクトを形成するとともに、この
    固定インナーパネルで前記天板の少なくとも中央部分を
    下面側から当接支持するようにし、固定インナーパネル
    を、フロントパネルよりも左右幅の狭いものにして、そ
    の側縁と側板との間に開口部を形成し、その開口部に可
    動インナーパネルを着脱可能に蓋着していることを特徴
    とする机。
  2. 【請求項2】固定インナーパネルの両側に開口部を形成
    し、それら各開口部に可動インナーパネルをそれぞれ蓋
    着していることを特徴とする請求項1記載の机。
  3. 【請求項3】天板における反使用面側エッジの下面に、
    該天板の厚み方向中央部を越えて天板上面付近にまで亘
    る傾斜面状の面取部を形成していることを特徴とする請
    求項1記載の机。
  4. 【請求項4】フロントパネルにおける上端エッジの内面
    に、該フロントパネルの厚み方向中央部を越えてフロン
    トパネル外面付近に亘る傾斜面状の面取部を形成してい
    ることを特徴とする請求項3記載の机。
  5. 【請求項5】側板、天板、フロントパネル、固定インナ
    ーパネルおよび可動インナーパネルがそれぞれ木製のも
    のであることを特徴とする請求項1記載の机。
  6. 【請求項6】側板の上端面に接続金具の外縁側片半部を
    上面側からボルト止めするとともに、この接続金具上に
    天板を載置し、この接続金具の内縁側片半部を天板に下
    面側からボルト止めしていることを特徴とする請求項5
    記載の机。
  7. 【請求項7】側板とフロントパネルとを固定金具を介し
    て接続したものであって、前記固定金具が、前記側板の
    内面にボルト止めされる側壁と、前記フロントパネルの
    内面にボルト止めされる前壁と、これら前壁と側壁の下
    縁を剛結する底壁とを具備してなるものであることを特
    徴とする請求項5または6記載の机。
  8. 【請求項8】配線ダクトの底壁を兼ねる横架部材と、こ
    の横架部材よりも下方に配設した起立部材とを介して、
    前記固定インナーパネルを前記フロントパネルに固定し
    ていることを特徴とする請求項1記載の机。
  9. 【請求項9】横架部材の両端を左右の側板の内面に当接
    させ、前記固定金具の底壁をこの横架部材にボルト止め
    していることを特徴とする請求項7記載の机。
  10. 【請求項10】横架部材に、配線ダクト上の配線を下方
    に導くための切欠部を部分的に形成していることを特徴
    とする請求項9記載の机。
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