JPH07112334A - 2軸電動オートナットランナ及びナットランナドーリー - Google Patents

2軸電動オートナットランナ及びナットランナドーリー

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JPH07112334A
JPH07112334A JP26091293A JP26091293A JPH07112334A JP H07112334 A JPH07112334 A JP H07112334A JP 26091293 A JP26091293 A JP 26091293A JP 26091293 A JP26091293 A JP 26091293A JP H07112334 A JPH07112334 A JP H07112334A
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JP
Japan
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nut
nut runner
nutrunner
shaft
axis electric
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Application number
JP26091293A
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English (en)
Inventor
Fumio Kamanoi
文雄 釜野井
Masayuki Asaumi
正之 浅海
Tokio Kanatomi
時夫 金富
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2軸電動オートナットランナを床上走行可能
とすることによって既存の設備への配置を容易とし、か
つソケットのホイール取付用ナットに対する位置決めを
容易に行う。 【構成】 ベースプレート22は、リング状のフレーム
16に沿って回転可能に支持され、ナットランナ14全
体が、搭載部110に対して左右方向に移動可能とな
る。また、ナットランナ14の回転軸30の軸線が水平
方向に偏向可能である。モータ158の駆動により、ナ
ットランナ14を上下方向に移動させることができる。
このため、コンビネーションソケット50の位置を三次
元的に移動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動によって回転する
2軸の回転軸に車両のホイール取付用ナットを緩める又
は締め付けるためのソケットが取付けられた2軸電動オ
ートナットランナ及びこの2軸電動オートナットランナ
アッセンブリを搭載するナットランナドーリーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両、特にトラックやバス(以下総称し
てTB車両という)のパンク修理、新品タイヤへの交
換、ローテーション等のためにタイヤの脱着作業を行う
場合、TB車両をジャッキアップした状態で、予め所定
位置に保管されているエア式のインパクトレンチを作業
者が把持した状態で作業している。このインパクトレン
チは、重いため、台車形状のインパクトレンチ吊り機に
吊り下げた状態で搬送することもある。
【0003】通常のインパクレンチは単軸であるため、
作業者は、このインパクトレンチを用いて、複数のホイ
ールナット(通常8個から10個)を順次緩めてタイヤ
を取外し可能状態とする。
【0004】ところが、エア式のインパクトレンチは音
が大きく、騒音の原因となっている。また、振動も激し
く、これを把持している作業者にとって大きな負担とな
っている(例えば、手のしびれ等)。さらに、エア式は
元のエア圧が変動し、締め付けトルク値のばらつきに繋
がり、各ホイールナットの締め付けトルクがばらつくこ
とがある。
【0005】このエア式のインパクトレンチの欠点であ
る騒音、振動及びトルク変動を解消するためには、電動
式のオートナットランナを適用すればよいが、この電動
式のオートナットランナは、高トルクを得るために駆動
源の回転数を大きく減速しているため、作業時間が大幅
に増大することにより、作業性が悪化する。
【0006】これを解消するため、オートナットランナ
の軸を多軸とし、同時に複数のホイールナットを締め付
けることができる多軸ナットランナが提案されている
(一例として特開平5−146975号公報参照)。
【0007】上記、従来技術の公報に記載されている多
軸電動オートナットランナの構造は、主として4軸とな
っており、同時の4個のナットを緩め或いは締め付ける
ことが可能となっている。また、2軸としてピッチ寸法
を変更可能とすれば、多種(6穴、8穴、10穴)のホ
イールに対応することができることも開示されている。
これにより、作業時間を維持しつつ、騒音、振動、トル
ク変動を防止することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2軸と
した場合の構造については詳細な記載がなく、例えば、
2軸のソケットをピッチ円周りに回転させる場合には、
少なくとも180°近くの範囲内で回転させる必要があ
るのに対し、略90°の範囲で回転する構造となってお
り、作業効率の低下を招くことになる。
【0009】また、上記従来技術では、ナットランナを
吊り下げることが開示されているが、ナットランナを吊
り下げて、トラック周りを移動可能とするためには、作
業スペースの天井部にレールを架設する必要がある。こ
れを既存の設備に架設する場合には、その天井までの高
さや、荷重を考慮する必要があり、設置場所が制限され
ることになる。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、騒音、振動、
トルク変動を抑え、かつ2軸同時に駆動させることによ
って作業時間を短縮することができる2軸電動オートナ
ットランナを得ることが目的である。
【0011】また、上記目的に加え、2軸電動オートナ
ットランナを床上走行可能とすることによって既存の設
備への配置を容易とし、かつソケットのホイール取付用
ナットに対する位置決めを容易に行うことができるナッ
トランナドーリーを得ることが目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、電動によって回転する2軸の回転軸端に取付けら
れ、それぞれ車両のホイール取付用ナットを緩める又は
締め付けるためのソケットを備えた一対のナットランナ
と、前記一対のナットランナのピッチ寸法を車両のホイ
ール取付用ナットのピッチ円寸法に合わせて変更可能に
支持するナットランナ支持部材と、前記ナットランナ支
持部材の周囲に配設されたリング状のフレームと、前記
フレームと前記ナットランナ支持部材との間に配設さ
れ、前記ナットランナ支持部材をフレームの内周円弧に
沿って回転移動可能に連結する連結手段と、を有してい
る。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記2軸電動オ
ートナットランナが作業スペースの天井部に設けられた
レールに沿って移動可能なチェーンブロックに吊り下げ
られていることを特徴としている。
【0014】請求項3に記載の発明は、電動によって回
転する2軸の回転軸端に取付けられ、それぞれ車両のホ
イール取付用ナットを緩める又は締め付けるためのソケ
ットを備えた一対のナットランナを回転軸のピッチ寸法
が変更可能、かつピッチ円周りに回転可能に支持する2
軸電動オートナットランナアッセンブリと、キャスタを
介して床面を走行するベース部及びベース部から立設さ
れた支柱を備えたメインベースと、前記メインベースの
ベース部上に配置され、前記2軸電動オートナットラン
ナアッセンブリを搭載すると共に、この2軸電動オート
ナットランナアッセンブリを対向する車両のホイール面
に対して左右方向にスライド可能に支持すると共に前記
回転軸の軸線を水平方向に偏向可能に支持する搭載部
と、前記メインベースの支柱に沿って配設され雄ねじが
形成されたシャフト及びこの雄ねじ部に螺合する雌ねじ
が形成された移動ブロックを備え前記シャフトを回転さ
せることによって前記移動ブロックを昇降させる昇降手
段と、前記昇降手段の移動ブロックと前記搭載部とを連
結すると共にこの連結部を中心に前記搭載部を回転可能
とする回転連結部と、を有している。
【0015】
【作用】一般にトラック、バスに適用される車両のホイ
ール穴は、6穴、8穴及び10穴があり、それぞれピッ
チ円寸法が異なっている。それぞれのピッチ円寸法は、
6穴が222.25mm、8穴が285mm 、10穴が335mm とさ
れ、ホイール取付用ナットは、このピッチ円上に均等配
置されることになる。このため、直径方向に対応する一
対のナット毎に2軸の電動オートナットランナを用いて
緩め或いは締め付けを行うことにより、穴数の半分の作
業を繰り返せばよい。
【0016】請求項1に記載の発明によれば、2軸のナ
ットランナを支持する支持部材をリング状のフレームに
連結手段を介して連結している。連結手段は、支持部材
をリング状のフレームの内周円弧に沿って回転可能に連
結しているため、一対のナットランナは、180°近く
の範囲で回転可能となる。また、支持部材に対して一対
のオートナットランナはそのピッチ寸法を変更できるた
め、6穴、8穴、10穴に拘らず、全てのホイール取付
用ナットに対応(位置決め)させることができる。
【0017】また、2軸とすることにより、一方の反力
を他方で受け、他方の反力を一方で受けるため、別途反
力を受ける部材等を必要とせずに、互いの力が釣り合っ
て2軸オートナットランナ自体が作業者の意に反して挙
動するようなことがなくなる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、前記構造
の2軸電動オートナットランナをチェーンブロックに吊
り下げ、このチェーンブロックを作業スペースの天井部
に設けられたレールに沿って移動させるようにすれば、
作業性を向上することができる。なお、2軸電動オート
ナットランナとチェーンブロックとの間にバランサ等を
設けることにより、2軸電動オートナットランナの上下
動も容易に行うことができる。
【0019】ところで、請求項2に記載の発明のよう
に、天井部にレールを敷設可能な作業スペースであれば
よいが、既存の作業スペースにおいて天井部の高さや荷
重の点でレールの敷設できない場合がある。
【0020】そこで、請求項3に記載の発明では、前記
2軸電動オートナットランナをドーリーに搭載し、床面
を走行可能とした。
【0021】すなわち、キャスタによりメインベースは
床面上を自由に走行可能であるため、非作業時は作業ス
ペースの隅に待機させ、トラック等が搬入された後に交
換すべきタイヤの近傍まで運搬すればよい。
【0022】搭載部には、前述した2軸電動オートナッ
トランナアッセンブリが搭載されており、搭載部に対し
て2軸電動オートナットランナアッセンブリは対向する
車両のホイール面に対して左右方向にスライド可能とさ
れ、かつ回転軸の軸線が水辺方向に偏向可能となってい
る。また、搭載部自体が回転連結部によって水平方向に
回転可能とされ、昇降手段によって昇降可能となってい
る。
【0023】これにより、2軸電動オートナットランナ
のソケットの向き(回転軸の向き)を三次元的に自在に
調整でき、ホイール取付用ナットに対して容易に位置決
めすることができる。
【0024】このように、2軸電動オートナットランナ
アッセンブリを搭載したドーリーを用いることにより、
天井にレールを敷設できな作業スペースにおいても、2
軸電動オートナットランナの機能を十分に発揮させるこ
とができ、作業効率を向上することができる。
【0025】
【実施例】図1乃至図5には、本実施例に係るナットラ
ンナドーリー10が示されている。
【0026】ナットランナドーリー10は、ドーリー本
体12に、2軸電動オートナットランナアッセンブリ1
4が搭載された構造となっており、作業スペース内に搬
入されたトラックやバスのタイヤの取り外し又は取付け
を行う機能を有している。
【0027】以下に、2軸電動オートナットランナアッ
センブリ14とドーリー本体12とを分けて詳細に説明
する。 (2軸電動オートナットランナアッセンブリ14)図1
に示される如く、2軸電動ナットランナアッセンブリ1
4(以下、単にナットランナ14という)は、円柱状の
棒材がリング状に形成された一対のフレーム16を備え
ている。この一対のフレーム16間には、適宜箇所に梁
部材18が掛け渡され、フレーム16を含む平面同士が
平行となるように支持されている。これにより、円筒状
の枠体が形成されている。
【0028】この枠体には、一対のベースプレート22
に挟持されたナットランナ本体24が収容されている。
【0029】ベースプレート22は略矩形状でその4隅
にそれぞれ車輪26が軸28を介して取付けられてい
る。この軸28は、一対のベースプレート22間に掛け
渡されており、ベースプレート22を互いに平行に固定
する役目も有している。また、この軸28によりベース
プレート22の間隔は前記リング状のフレーム16の間
隔と一致され、前記車輪26がリング状のフレーム16
の内周円弧部に対応するようになっている。
【0030】この車輪26は一方の端面(外側に向けら
れた側)のみにフランジ26Aが形成され、リング状の
フレーム16をそれぞれ外側から挟むようになってお
り、車輪26のフレーム16からの脱落が防止されてい
る。
【0031】このように取付けられたベースプレート2
2は、リング状のフレーム16に沿って180°に近い
範囲で回転可能に支持されるようになっている。
【0032】一対のベースプレート22間には、2個の
ナットランナ本体24が掛け渡されている。
【0033】図10に示される如く、ナットランナ本体
24は、その中央部が変速(減速)部24Aとされ、こ
の変速部24Aが一対のベースプレート22の内側に配
置されている。変速部24Aからはそれぞれ回転軸30
が突出され、一方のベースプレート22に設けられた矩
形状(長方形)の貫通孔22Aを貫通している。変速部
24Aの回転軸30が突出された側の端部には円形のフ
ランジ部32Aが形成され、その肉厚方向先端側の一部
(上下部)が接線方向に切削された切欠部32Bが形成
されており、前記貫通孔22Aの縦辺(短辺)に緊密に
収容されている。
【0034】また、変速部24Aには、駆動部24Bが
連結されており、駆動部24Bは他方のベースプレート
22に設けられた矩形状(長方形)の貫通孔22Aを貫
通している。
【0035】駆動部24Bは矩形状のフランジ34Aが
形成されたボックス34に収容されており、前記フラン
ジ34Aの縦辺が前記貫通孔22Aの縦辺(短辺)に緊
密に収容されている。
【0036】すなわち、ナットランナ本体24は、前記
切欠部32Bとフランジ34Aを介してベースプレート
22に支持されている。ここで、ベースプレート22に
設けられた貫通孔22Aは長方形とされているため、ナ
ットランナ本体24はこの長辺方向に沿ってスライド可
能となっている。
【0037】図1に示される如く、回転軸30が突出さ
れた側のベースプレート22の貫通孔22Aの上下側周
縁には、貫通孔22Aの長辺に沿ってそれぞれ3個の円
孔22Bが設けられている。一方、変速部24Aのフラ
ンジ32A(切欠部32Bの縦面)には、雌ねじ32C
が形成されている。
【0038】従って、前記円孔22Bへボルト36を貫
通し、フランジ32Aに形成された雌ねじと螺合させる
ことにより、ナットランナ本体24を固定することがで
きる。
【0039】円孔22Bは予め定められたピッチで形成
されており、それぞれ最内側の円孔22B同士のピッチ
寸法は222.25mmとされ(6穴ホイール用)、最外側の円
孔22B同士のピッチ寸法は335mm とされ(10穴ホイ
ール用)、中央の円孔22B同士のピッチ寸法は285mm
とされている(8穴ホイール用)。
【0040】これにより、ナットランナ本体24のピッ
チ寸法を各ホイールのピッチ円寸法に適合させることが
できる。
【0041】また、図3に示される如く、駆動部24B
が突出された側のベースプレート22には、一対の把手
38が取付けられている。この把手38は突出先端が略
直角に屈曲されており、その屈曲先端はベースプレート
22が180°の回転範囲の中間位置にあるときに上方
に向けられるようになっている。作業者はこの把手38
をそれぞれ左右の手で把持することにより、ベースプレ
ート22の回転操作を行うようになっている。
【0042】図6に示される如く、回転軸30の先端部
は、コンビネーションソケット50の端面に設けられた
孔52へ挿通されている。このため、回転軸30とコン
ビネーションソケット50とは、軸線方向に相対移動可
能となっている。
【0043】回転軸30の先端部近傍の外周には長溝5
4が設けられ、一方コンビネーションソケット50の外
周には、前記孔52へ貫通する貫通孔56が設けられて
いる。貫通孔56の内周面には雌ねじが形成されてい
る。
【0044】この長溝54は、回転軸30がコンビネー
ションソケット50の孔52に挿通された状態で、前記
貫通孔56と対応されるようになっている。ここで、ビ
ス58を前記貫通孔56の雌ねじへ螺合させることによ
り、ビス58の先端が長溝54に入り込み、コンビネー
ションソケット50と回転軸30との抜けを防止すると
共に、軸線方向移動量を制限している。
【0045】回転軸30の外周には、圧縮コイルばね6
0が取付けられ、一方がコンビネーションソケット50
の前記端面と当接し、他方が回転軸30の基部の大径部
との段差部に当接されている。このため、コンビネーシ
ョンソケット50は、回転軸30に対して突出する方向
(図6(A)の矢印A方向)へ移動するように付勢され
ている。従って、コンビネーションソケット50を回転
軸30方向へ押圧する力が加わると、圧縮コイルばね6
0の付勢力に抗してビス58の先端が長溝54の一端へ
当接するまで移動され(図6(B)の矢印B方向)、こ
の押圧力が無くなると、圧縮コイルばね60の付勢力で
元に戻ることになる(図6の(A)参照)。
【0046】コンビネーションソケット50は、先端面
が六角形状にくり抜かれた第1ソケット部62が設けら
れ、ホイール取付用ナット64(図7参照)と嵌合可能
となっている。この第1ソケット部62の底面はさらに
くり抜かれ、円形の空洞部66を介して四角形状にくり
抜かれた第2ソケット部68が設けられている。この第
2ソケット部68は、インナナット70(図7参照)を
締め付け又は緩めるためのものであり、前記ホイール取
付用ナット64が取り外され、外側のタイヤが取り外さ
れた状態で、インナナット70と第2ソケット部68と
が嵌合される構成となっている。
【0047】このコンビネーションソケット50は、ベ
ースプレート22がリング状のフレーム16の内周円弧
に沿って回転することによって、それぞれ直径方向に対
応する一対のホイール取付用ナット64に対応させるこ
とができ、総穴数の半分の作業でホイール取付用ナット
64を緩めたり、締め付けたりすることができる。
【0048】前記駆動部24Bが突出された側のベース
プレート22には、操作盤71が取付けられている。
【0049】操作盤71の下面には、ハーネス72が接
続されている。このハーネス72は、後述するドーリー
本体12に設けられた制御ユニット74から延長されて
いる。リング状のフレーム16内のハーネス72は図3
に示される状態で若干屈曲されており、ナットランナ本
体24のリング状のフレーム16に対する回転移動に追
従可能となっている。
【0050】図8に示される如く、操作盤71の前面に
は各種スイッチ及び表示装置が配設されている。
【0051】操作盤71の上方中央部にはトルク設定器
80が配設されており、3ケタの数値を入力可能となっ
ている。この入力値に基づいて制御ユニット74では、
ナットランナ14の回転時のトルクを制御している。な
お、トルク設定範囲は40〜100Kg・mであり、通
常は80Kg・mにセットされている。このトルク設定
器80の左側には、パイロットランプ82が設けられ、
このパイロットランプ82の下方に設けられた電源スイ
ッチ84をオンすることによって点灯し、オフすること
により消灯するようになっている。
【0052】一方、トルク設定器80の右側には、締め
付け完了ランプ86が設けられ、所定のトルクでホイー
ル取付用ナット64の締め付けが完了した際に制御ユニ
ット74からの信号により点灯するようになっている。
【0053】前記電源スイッチ84に並んで、右ねじ/
左ねじ切換スイッチ88及び締/緩切換スイッチ90が
設けられている。
【0054】トラックやバス等の大型車両は左右でねじ
きり方向が逆となっているものがあるため、これらに対
応するために右ねじ/左ねじ切換スイッチ88を操作し
て切り換える。また、タイヤ交換作業では、ホイール取
付用ナット64の緩め作業と締め付け作業の両方がある
ため、これらの作業に応じて締/緩切換スイッチ90を
操作して切り換える。
【0055】また、締/緩切換スイッチ90の下方には
締め付け完了ブザー92が設けられ、前記締め付け完了
ランプ86と同様に、所定のトルクでホイール取付用ナ
ット64の締め付けが完了した際に制御ユニット74か
らの信号により作動するようになっている。
【0056】さらに、右ねじ/左ねじ切換スイッチ88
の下方には、自動/手動切換スイッチ94が設けられて
いる。この自動/手動切換スイッチ94は、把手38の
上端にそれぞれ設けられた駆動スイッチ96に対応して
おり、自動が選択された場合は、駆動スイッチ96の何
れを操作しても、両方のナットランナ本体24が共に駆
動され、手動が選択された場合は、駆動スイッチ96の
配設側に対応するナットランナ本体24のみが駆動する
ようになっている。
【0057】すなわち、作業者は把手38を把持した状
態で、例えば親指等で駆動スイッチ96を操作すること
ができ、ベースプレート22の回転作業を行いながら駆
動スイッチ96の操作が可能となる。
【0058】上記の如く構成されたナットランナ14
が、ドーリー本体12に搭載されている。
【0059】(ドーリー本体12)図1乃至図3に示さ
れる如く、リング状のフレーム16の下端部には、プレ
ート100が配設されている。このプレート100の長
手方向両端部は若干上方に屈曲され、フレーム16間に
掛け渡された梁部材18にそれぞれ対向されている。こ
の梁部材18とプレート100との間(プレート100
の4隅)には円筒状のゴムブッシュ102が介在されて
いる。梁部材18及びプレート100には、このゴムブ
ッシュ102の内側貫通孔と同軸とされる円孔が設けら
れ、ボルト104を貫通し、ナット106を螺合させる
ことにより、前記ゴムブッシュ102が挟持された状態
でプレート100と梁部材18とが固定されている。
【0060】プレート100は、スライド部材108を
介してドーリー本体12の搭載部110に支持されてい
る。搭載部110は矩形枠状に形成され、その内方に前
記スライド部材108が収容されている。
【0061】スライド部材108は、前記プレート10
0が取付けられる移動体112と、この移動体112を
搭載部110に対して支持するローラ114とで構成さ
れ、ローラ114は、搭載部110の内側に設けられた
レール(図示省略)に案内されて、図3の左右方向へ移
動されるようになっている。これにより、プレート10
0上のナットランナ14全体が、搭載部110に対して
左右方向に移動可能となる。なお、この移動範囲は約14
0mm である。これにより、ナットランナ14を車両のホ
イール面に対して左右方向にスライド可能とすることが
できる。
【0062】また、プレート100は、移動体112の
上面に設けられた円溝に収容された複数のボールによっ
て支持され、その中心部がボルト116によって回転可
能に取付けられている。従って、プレート100は、ボ
ルト116を中心に回転可能となっている。これによ
り、ナットランナ14の回転軸30の軸線を水平方向に
偏向可能とすることができる。
【0063】搭載部110は、メインベース118の上
方に配置されている。メインベース118は、矩形枠状
に形成され、このメインベース118の一端側に立設さ
れている支柱120から延設されている。
【0064】支柱120の下端部には、操舵可能な一対
のキャスタ122が取付けられ、また、メインベース1
18の延設先端側には、一対のキャスタ124が取付け
られている。これにより、ドーリー本体12は、4個の
キャスタ122、124によって床面上に支持されると
共に、比較的軽い力で走行可能とされている。
【0065】図3に示される如く、前記搭載部110
は、連結部材126の一端に形成された水平固定プレー
ト128によって所謂片持ち状態で支持されている。水
平固定プレート128は、直角三角形状の連結プレート
130の底辺に固着されており、この連結プレート13
0の立直端面には垂直固定プレート132が固着されて
いる。
【0066】垂直固定プレート132の上下端は、それ
ぞれ略直角に屈曲された脚板132Aを有しており、同
軸的に円孔132Bが設けられている。脚板132A間
には、後述する昇降手段の移動ブロック134の一側面
部が配設されており、前記円孔132Bと同軸の円孔1
34Aが設けられている。この円孔134Aの両開口端
にはベアリング136が取付けられている。
【0067】これらの円孔132B、134Aには、一
端に六角ボルト状の頭部138Aが形成されたシャフト
138が挿通されている。このシャフト138の先端に
は雄ねじが形成され、ナット140が螺合されている。
これにより、連結部材126(垂直固定プレート13
2)は、移動ブロック134に対してシャフト138を
中心に回動可能となる。この回動角度は約50°とされて
いる。
【0068】上記回動によってナットランナ14のコン
ビネーションソケット50の軸線を水平方向に偏向する
ことが可能となる。
【0069】移動ブロック134は、互いに平行な一対
のプレート142を介して支柱120方向へ延設されて
いる。このプレート142間には、支柱120を囲むよ
うに複数のシャフト144が掛け渡されている。このシ
ャフト144は、前記移動ブロック134に加わる搭載
部110及びナットランナ14の荷重モーメントを支持
する役目を有している。また、このシャフト144の支
柱120と対向する位置には、ベアリング146が取付
けられ、その外周が支柱120の立直面に当接されてい
る。これにより、プレート142は、支柱120に沿っ
て移動可能となる。
【0070】図9に示される如く、プレート142間に
は、昇降プレート148が掛け渡されている。この昇降
プレート148には、内周に雌ねじが形成されたフラン
ジ付円筒体150が固定されており、長尺状の雄ねじシ
ャフト152が螺合されている。シャフト152は、支
柱120の上端まで延設されている。
【0071】支柱120の上端には、テーブル154が
取付けられており、変速器156を備えたモータ158
が取付けられ、前記シャフト152は、この変速器15
6の出力軸と連結されている。
【0072】このため、モータ158が駆動すると、シ
ャフト152が回転され、この回転に伴って前記円筒体
150がシャフト152の軸線に沿って移動(上下動)
されるようになっている。これにより、ナットランナ1
4を上下方向に移動させることができる。
【0073】このモータ158の駆動及び回転方向は、
制御ユニット74及び制御盤70を介して前記ナットラ
ンナ14の把手38に取付けられた上昇スイッチ160
(図3に示す右側の把手38)、下降スイッチ162
(図3に示す左側の把手38)によってなされるように
なっている。この上昇スイッチ160及び下降スイッチ
162は、共に把手38を把持した状態で人指し指で操
作可能な位置に配置されている。
【0074】また、テーブル154には、ドーリー本体
12の走行を案内するためのハンドル164が取付けら
れており、作業者はこのハンドル164を把持してドー
リー本体12を移動させるようになっている。
【0075】制御ユニット74は、前記支柱120に沿
って設けられており、前記ハーネス72が接続されてい
る。この制御ユニット74では、設定されたトルクに応
じてナットランナ本体24を制御し、所定のトルクとな
った時点で、操作盤71上の締め付け完了ランプ86及
び締め付け完了ブザー92を作動させるように制御して
いる。
【0076】また、本実施例の制御ユニット74では、
ナットランナ本体24の駆動開始時にトルク立ち上がり
時間を設け、最初の数秒間(本実施例では2秒程度)は
徐々にトルクが上がるように制御している。これによ
り、特にホイール取付用ナット64を緩める作業の場合
に、両方のコンビネーションソケット50がホイール取
付用ナット64に入り込むまで、低トルクで動作させる
ことが可能となる。
【0077】以下に本実施例の作用を説明する。作業ス
ペースにトラックやバス等の車両が搬入される前は、ナ
ットランナドーリー10は、作業スペースの隅に待機し
ている。
【0078】作業スペースにタイヤ交換が必要な車両が
搬入されると、作業者は車両の種類によって、ナットラ
ンナ本体24のピッチを調整する。すなわち、6穴、8
穴及び10穴のピッチ円寸法に合わせてベースプレート
22の貫通孔22Aに沿って移動させ、円孔22Bへボ
ルト36を貫通し、フランジ30Aに形成された雌ねじ
と螺合させる。
【0079】次に、ナットランナドーリー10のハンド
ル164を把持して走行させ、コンビネーションソケッ
ト50をタイヤに対面させるように配置する。
【0080】このとき、車両がジャッキアップされてお
り、ホイール取付用ナット64の高さ位置はまちまちで
あるため、上昇スイッチ160又は下降スイッチ162
を操作して、ナットランナ本体24の高さ位置を合わせ
る。すなわち、上昇スイッチ160又は下降スイッチ1
62が操作されると、モータ158が駆動され、シャフ
ト152が回転する。この回転に伴って円筒体152が
昇降されるため、搭載部110及びナットランナ14が
昇降される。ここで、搭載部110及びナットランナ1
4は支柱120に対して片持ちとなっているが、そのモ
ーメント荷重はシャフト144によって支持されるた
め、円滑に昇降させることができる。
【0081】ナットランナドーリー10をタイヤに対向
させて配置する際、若干の誤差が出る。本実施例では、
搭載部110がシャフト138を中心に回転可能とさ
れ、ナットランナ14が搭載部110に対してスライド
可能かつ回転可能とされているため、コンビネーション
ソケット50の位置を三次元的に移動させることができ
る。
【0082】従って、作業者は把手38を把持して位置
調整を行うことにより、最初の2軸のホイール取付用ナ
ット64にコンビネーションソケット50を容易に対応
させることができる(図7(A)参照)。
【0083】コンビネーションソケット50がホイール
取付用ナット64と当接すると、コンビネーションソケ
ット50は回転軸30に対して圧縮コイルばね60の付
勢力に抗して押し込まれ、位置決めされると、圧縮コイ
ルばね60の付勢力で、コンビネーションソケット50
のみが圧縮コイルばね60の付勢力で突出し嵌合する。
このため、ナットランナ14自体は移動することはな
い。
【0084】作業者は、この状態で駆動スイッチ96を
操作すると、図7(B)に示される如く、1個目のコン
ビネーションソケット50(第1ソケット部62)がホ
イール取付用ナット64に嵌合される(通常、2個同時
に嵌合されることは稀である。)。このとき、制御ユニ
ット74では、最初の数秒間(約2秒間)は低トルク駆
動制御を行っているため、この嵌合されたコンビネーシ
ョンソケット50を回転させるためのトルクは発生せ
ず、ホイール取付用ナット64は緩まない。
【0085】2個目のコンビネーションソケット50
(第1ソケット部62)がホイール取付用ナット64に
嵌合されると、制御ユニット74では、予め設定された
高トルクに立ち上げ、この高トルクによって2個のホイ
ール取付用ナット64を同時に緩めることができる(図
7(C)参照)。
【0086】このとき、一方が他方の反力を互いに受け
るため、ナットランナ本体24にかかる力は円周方向で
均一となり、片持ちのような力が加わるようなことがな
く、作業者への安全性が確保される。また、ナットラン
ナ14はゴムブッシュ102を介してベースプレート2
2に取付けられているため、振動がドーリー本体12へ
伝わることが抑制され、作業に影響を及ぼしたり、騒音
を発生することがない。
【0087】2軸の緩め作業が終了すると、作業者は把
手38を把持した状態でナットランナ本体24を回転さ
せる。この回転は180°近く可能となっているため、
例えば6穴の場合には3回の作業で全てのホイール取付
用ナット64の緩め作業が完了する。
【0088】外側のタイヤが取り外され、次に内側のタ
イヤを取り外す場合、従来は、ソケットをインナナット
70に合うものと交換する必要があった。しかし、本実
施例では、第1ソケット部62の奥側に第2ソケット部
68を設けたので、外側のタイヤのホイール肉厚が無く
なることにより、第2ソケット部68をインナナット7
0と嵌合させることができ、上記と同様に均等なトルク
配分でインナナット70を緩めることができる。
【0089】なお、タイヤの交換を終了し、ホイール取
付用ナット64を締めつ付ける場合も同様の作業を行う
ことにより、容易に締め付け作業を行うことができる。
なお、この締め付け作業時には、所定のトルクで締め付
けられると、締め付け完了ブザーが作動し、かつ締め付
け完了ランプが点灯されるため、必要以上にナットラン
ナを駆動させることがなく、作業効率を向上することが
できる。
【0090】また、緩め作業時に一方が極端に固く締め
付けられてしまっているような場合には、自動/手動ス
イッチ94を手動側に切り換えることにより、個々のナ
ットランナ本体24を独立して駆動させることができ
る。
【0091】さらに、緩め作業を自動で行う際、一方の
ホイール取付用ナット64が、他方のほいーる取付用ナ
ット64より早く緩んだ場合、一方側のナットランナ本
体24の回転を自動的に一時停止させ、他方側のナット
ランナ本体24の回転を継続させ、他方のホイール取付
用ナット64が緩むと同時に一方側のナットランナ本体
24を再回転させるように制御させることもできる。
【0092】本実施例によれば、駆動スイッチ96、上
昇スイッチ160及び下降スイッチ162を把手38に
近傍に取付け、駆動スイッチ96は親指、上昇スイッチ
160及び下降スイッチ162は人指し指で操作可能な
位置としたため、操作性がよく、作業者はナットの緩
め、締め付け作業に集中することができる。
【0093】また、ドーリー本体12に対して、ナット
ランナ14を三次元的に移動可能としたため、車両のホ
イール取付用ナット64への位置決め作業が容易に行う
ことができる。
【0094】このように本実施例では、ナットランナ1
4の軸を2軸としてもホイール取付用ナット64又はイ
ンナナット70を締め付け又は緩める作業時に生じるト
ルクの不均一がなく、安定した状態で締め付け又は緩め
る作業を行うことができる。特に、タイヤのパンク修
理、ローテーション、新品タイヤへの交換等、最初にホ
イール取付用ナット64又はインナナット70を緩める
ことが必要な作業に最適となる。
【0095】また、2軸とすることにより、6穴、8
穴、10穴の各車両に対応可能であり、汎用性が向上す
る。
【0096】さらに、電動式とすることにより、エア式
のインパクトレンチによる騒音、振動、トルク変動を防
止することができると共に、回転数の低下に伴う作業効
率低下を多軸とすることによって防止することができ
る。
【0097】また、電動式であるため、トルク調整が容
易であり、かつ、調整後の変動もなく、安定したトルク
で出力することができる。
【0098】なお、本実施例では、ナットランナ14を
ドーリー本体12へ搭載したが、図11に示される如
く、ナットランナ14を取外し、天井に敷設されたレー
ルに沿って移動可能なチェーン166に吊り下げるよう
にしてもよい。この場合、ナットランナ14とチェーン
166との間にバランサ168を介在させることが好ま
しい。
【0099】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る2軸電動
オートナットランナは、騒音、振動、トルク変動を抑
え、かつ2軸同時に駆動させることによって作業時間を
短縮することができるという優れた効果を有する。
【0100】また、上記効果に加え、ナットランナドー
リーは、2軸電動オートナットランナを床上走行可能と
することによって既存の設備への配置を容易とし、かつ
ソケットのホイール取付用ナットに対する位置決めを容
易に行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るオートナットランナを主として
タイヤとの対向面から見た斜視図である。
【図2】本実施例に係るオートナットランナを主として
図1の右側面から見た斜視図である。
【図3】本実施例に係るオートナットランナの背面図で
ある。
【図4】本実施例に係るオートナットランナの上面図で
ある。
【図5】本実施例に係るオートナットランナの図3の右
側面図である。
【図6】(A)はコンビネーションソケットとエクステ
ンションバーとの連結状態を示す一部断面図、(B)は
コンビネーションソケットが押圧されたときに対応する
一部断面図である。
【図7】(A)乃至(C)はコンビネーションソケット
のホイール取付ナットへの嵌合作業手順を示す概略図で
ある。
【図8】操作盤の正面図である。
【図9】図3のIX−IX線断面図である。
【図10】ナットランナ本体のベースプレートへの取付
状態を示す側面図である。
【図11】本発明の変形例に係り、ナットランナをチェ
ーンに吊り下げた場合の斜視図である。
【符号の説明】
10 ナットランナドーリー 12 ドーリー本体 14 ナットランナ 16 フレーム 22 ベースプレート(ナットランナ支持部材) 24 ナットランナ本体 26 車輪(連結手段) 96 駆動スイッチ 108 スライド部材 110 搭載部 120 支柱 126 連結部材 134 移動ブロック(回転連結部) 138 シャフト(回転連結部) 150 フランジ付円筒体(昇降手段) 152 雄ねじシャフト(昇降手段) 158 モータ(昇降手段) 160 上昇スイッチ(昇降手段) 162 下降スイッチ(昇降手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動によって回転する2軸の回転軸端に
    取付けられ、それぞれ車両のホイール取付用ナットを緩
    める又は締め付けるためのソケットを備えた一対のナッ
    トランナと、 前記一対のナットランナのピッチ寸法を車両のホイール
    取付用ナットのピッチ円寸法に合わせて変更可能に支持
    するナットランナ支持部材と、 前記ナットランナ支持部材の周囲に配設されたリング状
    のフレームと、 前記フレームと前記ナットランナ支持部材との間に配設
    され、前記ナットランナ支持部材をフレームの内周円弧
    に沿って回転移動可能に連結する連結手段と、 を有する2軸電動オートナットランナ。
  2. 【請求項2】 前記2軸電動オートナットランナが作業
    スペースの天井部に設けられたレールに沿って移動可能
    なチェーンブロックに吊り下げられていることを特徴と
    する請求項1記載の2軸電動オートナットランナ。
  3. 【請求項3】 電動によって回転する2軸の回転軸端に
    取付けられ、それぞれ車両のホイール取付用ナットを緩
    める又は締め付けるためのソケットを備えた一対のナッ
    トランナを回転軸のピッチ寸法が変更可能、かつピッチ
    円周りに回転可能に支持する2軸電動オートナットラン
    ナアッセンブリと、 キャスタを介して床面を走行するベース部及びベース部
    から立設された支柱を備えたメインベースと、 前記メインベースのベース部上に配置され、前記2軸電
    動オートナットランナアッセンブリを搭載すると共に、
    この2軸電動オートナットランナアッセンブリを対向す
    る車両のホイール面に対して左右方向にスライド可能に
    支持すると共に前記回転軸の軸線を水平方向に偏向可能
    に支持する搭載部と、 前記メインベースの支柱に沿って配設され雄ねじが形成
    されたシャフト及びこの雄ねじ部に螺合する雌ねじが形
    成された移動ブロックを備え前記シャフトを回転させる
    ことによって前記移動ブロックを昇降させる昇降手段
    と、 前記昇降手段の移動ブロックと前記搭載部とを連結する
    と共にこの連結部を中心に前記搭載部を回転可能とする
    回転連結部と、を有するナットランナドーリー。
JP26091293A 1993-10-19 1993-10-19 2軸電動オートナットランナ及びナットランナドーリー Pending JPH07112334A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004066372A (ja) * 2002-08-05 2004-03-04 Hitachi Communication Technologies Ltd セルライン生産方式と生産方法
CN107914139A (zh) * 2016-10-10 2018-04-17 蔡如镜 一种风炮设备
CN109807613A (zh) * 2019-03-13 2019-05-28 中国铁建重工集团有限公司 一种移动式定位拧紧设备
CN114378754A (zh) * 2022-02-15 2022-04-22 上海电气风电集团股份有限公司 用于风电机组齿轮箱胀紧套安装的辅助工具

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