JPH0711227Y2 - 斜路のスラブ構造 - Google Patents

斜路のスラブ構造

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JPH0711227Y2
JPH0711227Y2 JP1944689U JP1944689U JPH0711227Y2 JP H0711227 Y2 JPH0711227 Y2 JP H0711227Y2 JP 1944689 U JP1944689 U JP 1944689U JP 1944689 U JP1944689 U JP 1944689U JP H0711227 Y2 JPH0711227 Y2 JP H0711227Y2
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JP
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slab
steel pipe
concrete
waterproof layer
holding concrete
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隆久 山田
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Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は斜路における押えコンクリートが下方にずれ
ないようにしたスラブ構造に関するものである。
[従来の技術] 駐車場などの斜路の下に地下室がある場合、一般的には
斜路のスラブの上面にアスファルト防水層を施し、その
上に押えコンクリートを打設している。またこの押えコ
ンクリートは、車の滑り止めを目的として真空コンクリ
ートにより締固められている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、スラブと押えコンクリートの間にアスフ
ァルト防水層があることと、斜路に加わる車の荷重やコ
ンクリートの自重などの作用により、押えコンクリート
が斜路面に沿って下方へずれ、そのときにアスファルト
防水層が破断し、防水効果を損なうことがある。
また斜路が長く、押えコンクリートに伸縮目地が設けら
れていると、目地部が圧縮されてずれ量が増す場合が多
い。
この考案は上記従来の押えコンクリートのずれを解決す
るために考えられたものであって、その目的は構造が簡
単で施工し易く、また長期間の使用にも充分に耐える新
たな斜路のスラブ構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的によるこの考案は、斜めに打設したスラブの上
に、小径の鋼管を一定間隔ごとに横に配設し、各鋼管の
下半部をアンカーとともにスラブ内に埋設して上半部を
スラブ上面に突出し、スラブ上面に鋼管の突出面を含め
てアスファルト防水層を施し、その防水層の上に押えコ
ンクリートを平らに打設して、鋼管の上半部を押えコン
クリートに埋設し、これにより上記課題を解決してな
る。
[作用] 上記構造では、スラブと押えコンクリートの両方に埋設
した横方向の鋼管が、押えコンクリートに加わる荷重を
受け、押えコンクリートのずれを阻止する。
[実施例] 図面は建物内駐車場の斜路を示すものであって、図中1
は斜めに打設された斜路のコンクリートスラブ、2はス
ラブ上面の小径の鋼管である。
この鋼管2は側部に金属片によるアンカー3を一体に有
し、そのアンカー3をスラブ側にして、スラブ1に横に
配設され、かつ下半部をアンカー3とともにスラブ内に
埋設されている。また鋼管2の内部には荷重による変形
を防止する目的でコンクリート4が充填してある。
5はアスファルト防水層で、スラブ1の上面及び鋼管2
の突出面に沿って施され、そのアスファルト防水層5の
上に、スラブ上面から突出した鋼管上半部より著しく厚
く、真空コンクリートによる押えコンクリート6が平ら
に打設してある。
このような構造では、押えコンクリート6の打設によ
り、鋼管2は下半部がスラブ1側に、上半部が押えコン
クリート6側にそれぞれ埋設されることになる。このた
め斜面における荷重により生ずる押えコンクリート6の
下方へのずれは、鋼管2により阻止されることになり、
また鋼管2の上半部をアスファルト防水層5があって
も、鋼管上半部の突出面は曲面であることから、破損す
るようなことがない。
[考案の効果] この考案は上述のように、斜めに打設したスラブ1の上
に、小径の鋼管2を一定間隔ごとに横に配設し、各鋼管
2の下半部をアンカー3とともにスラブ内に埋設して上
半部をスラブ上面に突出し、スラブ上面に鋼管2の突出
面を含めてアスファルト防水層5を施し、その防水層の
上に押えコンクリート6を平らに打設して、鋼管2の上
半部を押えコンクリート6に埋設し、押えコンクリート
内の鋼管により、斜路面に沿って押えコンクリートがず
れるのを防止したことから、押えコンクリートのずれに
よるアスファルト防水層の破断も生じ難くなる。
また押えコンクリートの打設に際して、鋼管が一定間隔
ごとの仕切となるので、打設作業が容易となり、場合に
よっては斜路が長くとも目地を省略することができ、伸
縮目地部を要する時でも鋼管がずれ止めとして作用する
ので、従来のようにずれ量が大きくなるようなこともな
い。更にまた鋼管の配設に特別な手段を要せぬので、斜
路の施工が複雑となるようなこともない。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る斜路のスラブ構造の1実施例を示
すもので、第1図は縦断側面図、第2図は要部縦断面図
である。 1……スラブ、2……鋼管 3……アンカー 5……アスファルト防水層 6……押えコンクリート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】斜めに打設したスラブの上に、小径の鋼管
    を一定間隔ごとに横に配設し、各鋼管の下半部をアンカ
    ーとともにスラブ内に埋設して上半部をスラブ上面に突
    出し、スラブ上面に鋼管の突出面を含めてアスファルト
    防水層を施し、その防水層の上に押えコンクリートを平
    らに打設して、鋼管の上半部を押えコンクリートに埋設
    したことを特徴とする斜路の構造。
JP1944689U 1989-02-21 1989-02-21 斜路のスラブ構造 Expired - Lifetime JPH0711227Y2 (ja)

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JP4701857B2 (ja) * 2004-12-01 2011-06-15 株式会社大林組 防水床スラブおよび床スラブの防水方法
JP4765789B2 (ja) * 2006-06-28 2011-09-07 株式会社大林組 防水床スラブ、床スラブの防水方法

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JPH02112824U (ja) 1990-09-10

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