JPH0533522Y2 - - Google Patents

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JPH0533522Y2
JPH0533522Y2 JP1631589U JP1631589U JPH0533522Y2 JP H0533522 Y2 JPH0533522 Y2 JP H0533522Y2 JP 1631589 U JP1631589 U JP 1631589U JP 1631589 U JP1631589 U JP 1631589U JP H0533522 Y2 JPH0533522 Y2 JP H0533522Y2
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JP
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drainage device
post
waterproof sheet
water guiding
seepage water
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、橋梁構造物の伸縮継手部における
排水装置に関するものであり、一層詳細には、道
路橋の伸縮継手部に好適に使用される排水装置に
関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、道路橋の継手部は、橋梁床板と鋼造物
間の温度変化、コンクリートのクリープおよび乾
燥収縮、繰り返し荷重などにより生じる種々の変
位に対応するため伸縮構造が採用されている。
ところで、この種の伸縮継手構造は、第5図に
示すように、遊間Aを介して対向するコンクリー
ト床板1の端部に後打ちコンクリート3で固定金
具5を固定するとともにこれらの固定金具5,5
間を伸縮継手部材7で接続し、さらに床上1上を
アスフアルトなどの舗装材9で被覆することによ
り構成されているが、雨水がアスフアルトを介し
て床板1上の防水層11にまでで浸透すると、こ
の浸透水はそのまま床板あるいは後打ちコンクリ
ートまで浸透していくことになる。
そしてこのようにして床板あるいは後打ちコン
クリートまで達した浸透水は、床板鉄筋の腐蝕や
アンカー手段および固定金具を含む継手機構定着
部の破壊を促進するだけでなく、常時激しい輪荷
重を受けている継手部における舗装材の摩耗をも
促進し、その結果、道路橋自体の耐久性を低下さ
せるなどの原因となつている。
〔課題の解決手段〕 そこで、この考案ではこのような伸縮継手部の
舗装材端部に沿つた床板上もしくは後打ちコンク
リート上に排水系に接続する浸透水案内部材を配
設するとともにこの浸透水案内部材の外側にコン
クリートおよび舗装材に対して接着機能を有する
防水シート部材を配設することにより、浸透水を
外部に排出しようとするものである。
この場合、浸透水案内部材はステンレス鋼材を
スパイラル状に巻回することにより構成すれば車
輌による荷重に耐えることができるだけでなく案
内部材相互の接続や曲げなどに好適に対応でき、
さらに防水シート部材はアスフアルトシートの一
側面にアルミシートを付着するとともにこのアル
ミシートにエンボス加工を施すことにより構成す
るのが好ましい。
〔作用〕
この考案に係る排水装置においてはアスフアル
トなどの舗装材を介して防水層に達した浸透水
は、舗装材端部に沿つて配設された案内部材およ
び排水系を介して速やかに外部に排水される。
〔実施例〕
次に、本考案に係る伸縮継手部における排水装
置の好適な実施例につき、添付図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。なお、本実施例では説明
の便宜上、従来と同様の伸縮継手部の構成部材に
ついては第5図と同一の符号を使用するものとす
る。
第1図および第2図は、固定金具や伸縮継手部
材を含む伸縮継手機構20を後付け工法で設置す
る場合の本考案に係る排水装置22を示し、この
排水装置22はコンクリート床板1上のアスフア
ルト舗装材9の横断方向端部に沿つて、例えば、
2mmのステンレス鋼材を螺旋状に巻回してその直
径を20mm程度に設定したスパイラル状の浸透水案
内部材24を配設し、この浸透水案内部材24の
外側にコンクリートおよび舗装材に対して接着機
能を有する防水シート部材26を配置し、さらに
前記浸透水案内部材24の端部と前記コンクリー
ト床板1に貫通配置した排水管28と排水ホース
30を介して接続することにより構成されてい
る。
この場合、防水シート部材26としては、アス
フアルトシート32の一側面にアルミシート34
を付着するとともにこのアルミシート34に適宜
のエンボス加工を施したシート部材が好適に使用
され、またこの防水シート部材26の両縁部26
a,26aは舗装材9端面およびコンクリート床
板1面に夫々延在させた状態で後打ちコンクリー
ト3により伸縮継手機構20の定着を行うように
する。
このように構成される排水装置22によれば、
アスフアルト舗装材9などを介して防水層11に
達しさらに舗装材9端部から滲出する浸透水は、
舗装材9端部と防水シート部材26との間で堰き
止められた後、スパイラル状案内部材24に沿つ
て横断方向に案内され排水ホース30および排水
管28を介して外部に排出されることになる。
また、第3図および第4図は、固定金具や伸縮
継手部材を含む伸縮継手機構20を先付け工法で
設置する場合の本考案に係る排水装置22であつ
て、この排水装置22は後打ちコンクリート3に
形成した設置凹部36に防水シート部材26を配
置してその両端部26a,26aをコンクリート
床板1および後打ちコンクリート3端面に延在さ
せ、防水シート部材26上にスパイラル状案内部
材24を配設してその端部を排水ホース30を介
して排水管28に臨ませ、さらにスパイラル状案
内部材24に沿つて常温アスフアルト38を充填
したのちアスフアルト舗装9を行うことにより構
成されている。
そして、この場合は舗装材9端部から常温アス
フアルト38を通過して滲出した浸透水は、防水
シート部材26上に滴下し、スパイラル状案内部
材24に沿つて横断方向に案内され排水ホース3
0から排水管28を介して外部に排出されること
になる。〔考案の効果〕 先に述べたように、本考案に係る排水装置によ
るば、浸透水は案内部材および排水系を介して迅
速に外部に排出されるので常時激しい輪荷重を受
けている継手部における舗装材の摩耗を可及的に
阻止することができ、また、浸透水が床板あるい
は後打ちコンクリートまで達することもないので
床板鉄筋の腐蝕やアンカー手段および固定金具を
含む継手機構定着部の破壊も阻止できるので道路
橋自体の耐久性を向上させることが可能となる。
また、スパイラル状案内部材はその形状により
必要強度を容易に確保できるだけでなく相互の接
続や接続部対応した曲げも容易に行うことがで
き、さらには全体としても構造が極めて簡単なの
で安価に施工ができるなど種々の利点を有し、そ
の実用的効果は極めて大きい。
以上、本考案に係る排水装置の好適な実施例に
つき説明したが、本考案はこの実施例に限定され
るものではなく、例えば、道路橋の縦断方向にお
いては床板と地覆との境界部の排水装置としても
好適に使用でき、本考案の精神を逸脱しない範囲
内において種々の改変をなし得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る排水装置の好適な実施例
と道路橋継手部との関係を示す一部省略斜視図、
第2図は第1図の断面説明図、第3図は本考案に
係る排水装置の別の実施例と道路橋継手部との関
係を示す一部省略斜視図、第4図は第3図の断面
説明図、第5図は従来における道路橋継手部の断
面説明図である。 20……伸縮継手機構、22……排水装置、2
4……浸透水案内部材、26……防水シート部
材、28……排水管、30……排水ホース、32
……アスフアルトシート、34……アルミシー
ト、36……設置凹部、38……常温アスフアル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 遊間を介して対向する床板端部に後打ちコン
    クリートにより固定金具を配設し、これらの固
    定金具間を伸縮継手部材で接続し、さらに床板
    上を舗装被覆してなる道路橋の伸縮継手部にお
    いて、舗装材端部に沿つた床板上もしくは後打
    ちコンクリート上に排水系に接続する浸透水案
    内部材を配設し、この浸透水案内部材の外側に
    コンクリートおよび舗装材に対する接着機能を
    有した防水シート部材を配設することを特徴と
    する排水装置。 (2) 浸透水案内部材は、ステンレス鋼材をスパイ
    ラル状に巻回することにより構成してなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の排水装置。 (3) 防水シート部材は、アスフアルトシートの一
    側面にアルミシートを付着させ、さらにこのア
    ルミシートにエンボス加工を施しすことにより
    構成してなる実用新案登録請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の排水装置。
JP1631589U 1989-02-16 1989-02-16 Expired - Lifetime JPH0533522Y2 (ja)

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JPH02109809U JPH02109809U (ja) 1990-09-03
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WO2001044579A1 (fr) * 1999-12-17 2001-06-21 Mitsui Chemicals, Incorporated Couche de renfort pour routes, structure d'une chaussee asphaltee renforcee et son procede de realisation

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JPH02109809U (ja) 1990-09-03

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