JP7017880B2 - 道路橋の防水排水構造 - Google Patents

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本発明は、道路橋の防水排水構造に関し、特に、コンクリート床版と、コンクリート壁高欄と、アスファルト舗装層とを含み、アスファルト舗装層とコンクリート床版との間に防水層が配設されている道路橋に降り注いだ雨水を排除するための道路橋の防水排水構造に関する。
例えば高速道路の高架橋等の道路橋は、橋桁に支持させて設けられた、現場打ちコンクリートやプレキャストコンクリートによるコンクリート床版の上に、アスファルト舗装層を敷設することによって、車両が走行する路面が形成されるようになっており、道路橋の幅員方向(横断方向)の側縁部分には、当該側縁部分に沿って、主として走行車両の運転者の視線を誘導したり、走行車両が道路の外側に逸脱するのを防止したりするための、コンクリート製の壁高欄が、道路橋の延設方向である縦断方向に連続して設置されている。
また、このような道路橋では、雨天時に降り注いだ雨水の影響によって、特にコンクリート床版が劣化しないように、コンクリート床版とアスファルト舗装層との間に介在させて、防水層を配設することで、路面に降り注いだ雨水が、例えば舗装層自体や、舗装の打継ぎ目や、コンクリート壁高欄の地覆部との境界部分を介してアスファルト舗装層の内部に浸透しても、浸透した雨水が、コンクリート床版には至らないようにする工夫がなされていると共に、浸透した雨水を道路橋の外部に排除して、防水層の上に長期間滞留しないようにする工夫がなされている(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
すなわち、従来の、路面に降り注いだ雨水がコンクリート床版には至らないようにすると共に、アスファルト舗装層に浸透した雨水を排除できるようにした道路橋の防水排水構造では、例えば図6に示すように、道路橋10’の排水勾配(横断勾配)に沿って敷設された防水層13’の幅員方向の端部を、コンクリート床版11’から立設する壁高欄14’の地覆部15’に沿って立ち上げて、浸透した雨水がコンクリート床版11’に至るのを遮断し、且つ浸透した雨水を、排水勾配(横断勾配)の下流側端部の地覆部15’の付近に滞留させて、滞留させた雨水を、地覆部15’に沿って縦断方向に流下させつつ、道路橋及びコンクリート壁高欄の延設方向(縦断方向)に所定の間隔を置いて設置された、防水層13’及びコンクリート床版11’を貫通する複数の水抜き用の排水管20’から、道路橋50’の下方に排除するようになっている。
特開2005-171730号公報
2016年10月、土木学会発行、「道路橋床版防水システムガイドライン 2016 鋼構造シリーズ28」、P34
しかしながら、図6に示す従来の道路橋の防水排水構造10’では、地覆部15’の付近に滞留させた雨水は、道路橋50’の縦断方向には、勾配が緩くて流下し難いため、排水管20’から雨水を水抜きしてスムーズに排除することは困難である。地覆部15’の付近に滞留させた雨水を水抜きしてスムーズに排除できるようにするには、道路橋10’の縦断方向に間隔を置いて配置される排水管20’の数を、多くすることが考えられるが、排水管20’の数を多くすると、排水管20’はコンクリート床版11’を貫通して設けられるものであることから、走行車両による交番載荷荷重を受けるコンクリート床版の構造上の弱点となるおそれがあり、また、排水管20’の穴明け作業や設置作業に多くの手間を要することになると共に、維持管理にもコストがかかることになる。
また、図6に示す従来の道路橋の防水排水構造では、地覆部15’の付近に、浸透した雨水が長時間滞留し易くなることから、アスファルトの加水分解によりアスファルト舗装層12’と防水層13’との接着が不十分になって、特に滞留する雨水が高温になる夏季においては、アスファルト舗装層12’と防水層13’とが剥離し易くなり、例えば雨水が浸透するたびに剥離が広がることで、ポットホール、路面のひび割れ、アスファルト舗装層12’の基層12a’の砂利化等が発生して、アスファルト舗装層12’が損傷し易くなる。
本発明は、簡易な構成によって、アスファルト舗装層に浸透した雨水が、コンクリート床版に至らないようにすることができると共に、アスファルト舗装層に浸透した雨水を、長期間滞留させることなく、スムーズに排除することのできる道路橋の防水排水構造を提供することを目的とする。
本発明は、コンクリート床版と、該コンクリート床版の側縁部分に沿って設置されるコンクリート壁高欄と、該コンクリート床版の上面に敷設されるアスファルト舗装層とを含み、該アスファルト舗装層と前記コンクリート床版との間に介在して防水層が配設されている道路橋において、路面に降り注いだ雨水を排除するために設けられる道路橋の防水排水構造であって、前記コンクリート壁高欄の地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部を、道路橋の横断勾配に沿って貫通する排水用の横断方向水みちが、前記コンクリート壁高欄の延設方向に間隔をおいて複数箇所に形成されており、前記横断方向水みちの底面部は、前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部を横断して、前記地覆部の内側壁面を超えて外側壁面に至るまで延長させた、前記防水層の外側延長部分によって覆われており、隣接する各一対の前記横断方向水みちの間の部分において、前記防水層は、前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部に食い込むようにして配設されており、前記地覆部の内側壁面の下端部に沿って、底面部が前記防水層によって覆われた縦断方向水みちが、前記横断方向水みちと連通して形成されている道路橋の防水排水構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記横断方向水みちの両側の側面部が、止水枠材によって覆われていることが好ましい。
また、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記横断方向水みちに、浸透水排水用導水管が設置されていることが好ましい。
さらにまた、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記縦断方向水みちの、前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部に沿った側面部が、止水枠材によって覆われていることが好ましい。
また、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記縦断方向水みちに、浸透水排水用導水管が設置されていることが好ましい。
さらに、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記コンクリート壁高欄が、プレキャストコンクリート製の単位壁高欄を、目地部を介在させて延設方向に複数連設配置することによって設置されており、前記横断方向水みちは、前記目地部の直下部分における前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部に形成されていることが好ましい。
さらにまた、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記コンクリート床版が、プレキャストコンクリート製の単位床版を、縦横に複数連設配置することによって設けられていることが好ましい。
また、本発明の道路橋の防水排水構造は、前記コンクリート壁高欄の外側壁面に支持させて、前記横断方向水みちの下流側端部の排出開口から排出される雨水を、衝突させることで下方に向けて流下させる、飛散防止部材が取り付けられていることが好ましい。
本発明の道路橋の防水排水構造によれば、簡易な構成によって、アスファルト舗装層に浸透した雨水か、コンクリート床版に至らないようにすることができると共に、アスファルト舗装層に浸透した雨水を、長期間滞留させることなく、スムーズに排除することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る道路橋の防水排水構造による防水排水機能を備える道路橋を例示する部分破断略示斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る道路橋の防水排水構造を説明する、図3のA-Aに沿った略示横断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る道路橋の防水排水構造を説明する、図4のB-Bに沿った略示平断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る道路橋の防水排水構造を説明する、図3のC-Cに沿った略示横断面図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る道路橋の防水排水構造を説明する、図3のD-Dに沿った略示部分断面図である。 従来の道路橋の防水排水構造を説明する略示横断面図である。
本発明の好ましい一実施形態に係る道路橋の防水排水構造10(図2参照)は、例えば図1に示す鋼桁床版橋による道路橋50の老朽化に伴う改修工事において、劣化した既設の現場打ち鉄筋コンクリート(RCコンクリート)によるコンクリート床版を、好ましくはプレキャストコンクリート(PCコンクリート)によるコンクリート床版11と取り換えて新設する際に、コンクリート床版11の上面に敷設されるアスファルト舗装層12との間に、防水層13を介在させて配設することで、道路橋50の路面に降り注いだ雨水が、アスファルト舗装層12を浸透しても、コンクリート床版11には至らないようにすると共に、アスファルト舗装層12に浸透した雨水をスムーズに排除できるようにして、コンクリート床版11やアスファルト舗装層12が、長期間に亘って損傷したり劣化したりしないようにするための構造として設けられるものである。
すなわち、道路橋50の路面に降り注いだ雨水が、例えばアスファルト舗装層12の目地部や舗装自体を浸透してコンクリート床版11に至ると、コンクリート床版11に生じたクラック等を介して浸透した雨水がコンクリートの内部に侵入しやすくなり、これによりコンクリート床版11が早期に劣化してその耐久性が損なわれると共に、床版の疲労破壊を著しく早めることから、道路橋50では、このような雨水の侵入を防止して、舗装や床版の耐久性を向上させるために、コンクリート床版11とアスファルト舗装層12との間に介在させて、防水層13が配設されている。また、アスファルト舗装層12に浸透した雨水が、防水層13の上に長期間滞留すると、例えばアスファルトの加水分解によりアスファルト舗装層12と防水層13との接着が不十分になって、特に滞留する雨水が高温になる夏季においては、加水分解が促進されてアスファルト舗装層12と防水層13とが剥離し易くなり、雨水が浸透するたびに剥離が広がることで、ポットホール、路面のひび割れ、アスファルト舗装層12の基層12aの砂利化等が発生して、アスファルト舗装層12が損傷し易くなる。
このようなことから、従来の道路橋では、例えば図6に示すように、コンクリート床版11’の排水勾配(横断勾配)に沿って敷設された防水層13’の幅員方向の端部を、壁高欄14’の地覆部15’に沿って立ち上げて、アスファルト舗装層12’に浸透した雨水を、排水勾配(横断勾配)の下流側端部の、地覆部15’の付近の防水層13’の上に滞留させ、滞留させた雨水を、地覆部15’に沿って縦断方向に流下させつつ、道路橋10’及びコンクリート壁高欄14’の延設方向である縦断方向に所定の間隔を置いて設けられた、防水層13’及びコンクリート床版11’を貫通する複数の水抜き用の排水管20’から、道路橋10’の下方に排除するようになっていた。しかしながら上述のように、コンクリート床版11’の強度や、作業の手間及び維持管理のコストの点で、設置される排水管20’の数には限度があることから、少ない数の排水管20’では、速やかに雨水を排除することが難しかった。したがって、従来の防水排水構造10’では、地覆部15’に沿って点在している排水管20’による水抜き効果が十分に発揮されず、壁高欄14’の地覆部15’の付近の防水層13’の上に、浸透した雨水が長期間滞留することで、上述と同様に、アスファルトの加水分解によりアスファルト舗装層12’と防水層13’との接着が不十分になって、ポットホール、路面のひび割れ、アスファルト舗装層12’の基層12a’の砂利化等が発生し易くなっているのが現状である。
本実施形態の道路橋の防水排水構造10は、上述のような、従来の防水排水構造10’による技術的課題を解消するためになされたもので、図2に示すように、道路橋50の排水勾配(横断勾配)を利用すると共に、コンクリート床版11とアスファルト舗装層12との間に介在して配設される防水層13を利用して、簡易且つ安価な構成によって、アスファルト舗装層12に浸透した雨水を、長期間滞留させることなく、道路橋50の外部にスムーズに排除できるようにするものである。
そして、本実施形態の道路橋の防水排水構造10は、コンクリート床版11と、コンクリート床版11の側縁部分11aに沿って設置されるコンクリート壁高欄14と、コンクリート床版11の上面に敷設されるアスファルト舗装層12とを含み、アスファルト舗装層12とコンクリート床版11との間に介在して防水層13が配設されている道路橋50において、路面に降り注いだ雨水を排除するために設けられる防水排水構造であって、図2及び図3に示すように、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aを、道路橋50の横断勾配に沿って貫通する排水用の横断方向水みち17が、道路橋50の延設方向でもあるコンクリート壁高欄13の延設方向X(図1参照)に間隔をおいて複数箇所に形成されており、横断方向水みち17の底面部17aは、地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aを横断して、地覆部15の内側壁面15bを超えて外側壁面15cに至るまで延長させた、防水層13の外側延長部分13aによって覆われている。
また、本実施形態では、道路橋の防水排水構造10は、図3及び図5に示すように、横断方向水みち17の両側の側面部17bが、止水枠材19によって覆われている。
さらに、本実施形態では、図3及び図4に示すように、隣接する各一対の横断方向水みち17の間の部分において、防水層13は、地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aに食い込むようにして配設されており、地覆部15の内側壁面15bの下端部に沿って、底面部18aが防水層13によって覆われた縦断方向水みち18が(図4参照)、横断方向水みち17と連通して形成されている(図3参照)。縦断方向水みち18の、地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aに沿った側面部18bは、好ましくは止水枠材19によって覆われている。
本実施形態では、防水排水構造10が設けられる道路橋50は、図1に示すように、鋼桁床版橋による道路橋となっている。すなわち、道路橋50は、鉄筋コンクリート製の橋脚51に両端部を支持させて、好ましくはI形鋼による橋桁52を、複数平行に延接させて架設すると共に、架設した橋桁52の上面フランジ部52aに支持させて、コンクリート床版11が設けられるようになっている。本実施形態では、上述のように、道路橋の老朽化に伴う改修工事において、例えば劣化した既設のRCコンクリートによるコンクリート床版を、既設のコンクリート壁高欄等と共に撤去した後に、橋桁52の上面に、好ましくはPCコンクリートによるコンクリート床版11を設置し直して道路橋50を改修する際に、本発明の防水排水構造10が設けられる。
ここで、橋桁52の上面に設けられるコンクリート床版11が、PCコンクリートによる床版となっていることにより、現場における施工が容易になると共に、コンクリート床版11の上面を、横断方向の排水勾配(横断勾配)を設けた状態で、精度良く平坦に形成することが可能になる。これによって、コンクリート床版11の上面に敷設される防水層13の表面に沿って、浸透した雨水を道路橋50の横断方向に流下させることが可能になると共に、コンクリート床版11の上面に敷設される防水層13との間に、強固な接着性を確保することが可能になって、コンクリート床版11と防水層13との接着不良を原因として、例えばコンクリート床版11からの水蒸気によって防水層13がアスファルト舗装層12と共に持ち上げられる現象である、ブリスタリング現象が生じるのを、効果的に回避することが可能になる。
PCコンクリートによるコンクリート床版11は、例えば工場等において予め精度良く形成された、例えば矩形の平面形状備えるPCコンクリート製の単位床版を、公知の工法によって、橋桁52の上面に縦横に並べて複数連設配置すると共に、公知の連結冶具を用いてこれら複数の単位床版を一体として連結することによって、橋桁52に支持させた状態で容易に設けることができる。
本実施形態では、コンクリート床版11の側縁部分11aに設置し直されるコンクリート壁高欄14は、PCコンクリート製の単位壁高欄14aを、目地部14bを介在させて道路橋50及びコンクリート壁高欄14の延設方向Xに複数連設配置することによって構成されるものとなっている。これによって、例えば工場等において、各々の単位壁高欄14aを精度良く形成できるので、優れた品質のコンクリート壁高欄14を設けることが可能になると共に、現場での施工が容易になる。
また、PCコンクリート製の複数の単位壁高欄14aによるコンクリート壁高欄14では、各々の単位壁高欄14aをコンクリート床版11の側縁部分11aに沿って設置する際に、図2及び図4に示すように、底面部14cとコンクリート床版11との間に、例えば20mm前後の高さ調整のため隙間14dを保持して、各々の単位壁高欄14aが据え付けられると共に、保持された隙間14dには、例えば無収縮モルタル21が充填されて固化することにより、当該隙間14dを埋めるようにして、コンクリート壁高欄14の地覆部15をコンクリート床版11の側縁部分11aに接合する、地覆部15の接合部15aを形成している。無収縮モルタル21は、保持された隙間14dに設置される矩形枠形状のバックアップ材22(図3参照)を、流出を防止するための型枠として用いて、このバックアップ材22によって周囲を囲まれる内側部分に充填されるようになっている。
バックアップ材22は、例えば縦横の幅が20mm前後の矩形の断面形状を備える、例えばクロロプレンゴムスポンジ等からなる棒状部材を枠状に組み付けることによって、単位壁高欄14aの横長矩形の底面部14cの形状と略同様の形状及び大きさの、矩形枠形状を有するように形成されている。バックアップ材22は、コンクリート床版11の側縁部分11aに沿った各々の単位壁高欄14aの取り付け位置に配置されて、単位壁高欄14aの据え付け時に高を調整するための、レベリング材としての機能も備えている。バックアップ材22は、止水性や遮水性を有する棒状部材を用いて形成することによって、後述するように、横断方向水みち17や縦断方向水みち18に沿って配置される部分のバックアップ材22は、これらの水みち17,18の側面部17b,18bを止水する、止水枠材19として機能するようになっている。
本実施形態では、コンクリート壁高欄14を構成する複数の単位壁高欄14aを据え付ける際にコンクリート床版11との間に保持される、高さ調整用の隙間14dを利用することで、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aを貫通する横断方向水みち17を、容易に形成することが可能になる。本実施形態では、コンクリート壁高欄14を構成する複数の単位壁高欄14aの、各隣接する一対の単位壁高欄14aの間の目地部14bの直下部分の隙間14dを利用して、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aを貫通する、横断方向水みち17が設けられる。
本実施形態では、橋桁52の上面にPCコンクリート製の単位床版を縦横に並べて複数連設配置することで、コンクリート床版11を設置したら、好ましくはコンクリート壁高欄14を取り付けたり、アスファルト舗装層12を形成したりするのに先立って、コンクリート床版11の上面に、防水層13を敷設する。防水層13は、従来より道路橋50の防水層を形成する部材として公知の、シート系防水材、塗膜系防水材、舗装系防水材等の、種々の防水材料を用いて形成することができる。シート系防水材による防水材料としては、例えばアスファルト系防水シートや合成ゴム系防水シートを用いることができる。塗膜系防水材による防水材料としては、例えばゴム系溶剤型防水材、アスファルト系加熱型防水材、樹脂系硬化型防水材等を用いることができる。塗膜系防水材による防水材料としては、例えば接着層の上に重ね塗りして防水膜を形成することにより、防水層とするものを用いることができる。舗装系防水材による防水材料としては、例えばシートアスファルトと称するアスファルト混合物を、15~25mm程度の舗装厚で施工することによって、防水層13とするものを用いることができる。例えば厚さが2~15mm程度の繊維強化セメントボードを縦横に敷き並べて、防水層13を形成することもできる。本実施形態では、防水層13を形成する防水材料として、例えば合成ゴム系防水シートの上面及び下面に、アスファルト舗装層12やコンクリート床版11と接着させるための接着層を積層したものを、好ましく用いることができる。
防水層13は、コンクリート床版11の上面において、接着層を介して接着させながら、道路橋50の中央部分から、両側の側縁部分11aに向けて敷設されると共に、コンクリート床版11の側縁部分11aにおいては、バックアップ材22の内側に充填された無収縮モルタル21による、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aに、食い込む位置まで敷設される(図3、図4参照)。
また、防水層13は、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aに食い込んだ部分から、さらに道路橋50の横断方向の外側に延設する、外側延長部分13aを有している。外側延長部分13aは、横断方向水みち17の横幅よりも広い幅を備えるように形成されている(図5参照)。外側延長部分13aは、横断方向水みち17が設けられる各隣接する一対の単位壁高欄14aの間の目地部14bの直下部分となる領域において、設置されるコンクリート壁高欄14の地覆部15の内側壁面15bが配設される位置を超えて、外側壁面15cが配設される位置となるコンクリート床版11の端縁部に至る位置まで、延長して敷設されることになる(図2参照)。
コンクリート床版11の上面に、防水層13を敷設したら、コンクリート床版11の側縁部分11aに沿ってコンクリート壁高欄14を設置する。コンクリート壁高欄14は、上述のように、予め工場等において形成した、PCコンクリート製の単位壁高欄14aを、目地部14bを介在させてコンクリート壁高欄14の延設方向Xに複数連設配置することによって、設置することができる。PCコンクリート製の複数の単位壁高欄14aは、上述のように、各々の配設位置に、高さ調整用の矩形枠形状のバックアップ材22を設置してから、設置したバックアップ材22の上に載置されて、コンクリート床版11の側縁部分11aに配設される。配設された複数の単位壁高欄14aは、公知の方法によって、単位壁高欄14aによるコンクリート壁高欄14の地覆部15、及びコンクリート床版11を貫通して締着される、固定用の高張力ボルト23(図3参照)を用いて、コンクリート床版11の側縁部分11aに沿って各々強固に固定される。
各々の単位壁高欄14aを高張力ボルト23を用いて固定したら、単位壁高欄14aやバックアップ材22に設けた注入口(図示せず)から、バックアップ材22の内側の、コンクリート壁高欄14の底面部14cとコンクリート床版11との間の隙間14dに、無収縮モルタル21を注入充填して固化させると共に、各隣接する一対の単位壁高欄14aの間の目地部14bに、目地モルタル24を充填して固化させることにより、複数連設配置されたPCコンクリート製の単位壁高欄14aが一体化された、コンクリート壁高欄14が形成される。またこれによって、各隣接する一対の単位壁高欄14aの間の目地部14bの直下部分には、図5及び図3に示すように、底面部17aが、地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aを横断して延長させた、防水層13の外側延長部分13aによって覆われると共に、好ましくは両側の側面部17bが、バックアップ材22による止水枠材19によって覆われた、横断方向水みち17が、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aを、道路橋50の横断勾配に沿って貫通した状態で設けられることになる。
ここで、本実施形態では、各隣接する一対の単位壁高欄14aの間の目地部14bに、目地モルタル24を充填して固化させる際に、目地部14bの下端部に沿って、目地部14bのスペーサを兼ねる止水枠材19’を設けておくことが好ましい。これによって、目地部14bに充填される目地モルタル24によって、横断方向水みち17が閉塞することになるのを回避できると共に、横断方向水みち17を流下する雨水によって、上方の目地モルタル24が侵食されることになるのを回避することが可能になる。
また、本実施形態では、横断方向水みち17に、浸透水排水用導水管25を設置しておくことが好ましい。浸透水排水用導水管25は、水みちの内部に設置されて、水みちを目詰まりさせることなく、舗装層に浸透した雨水を速やかに排水できるようにする部材として設けられるメッシュ状の導水管であり、例えばスプリング状の導水管であるスプリングメッシュを、好ましく用いることができる。より具体的には、浸透水排水用導水管25として、商品名「コンクリートセイバー」(株式会社橋梁メンテナンス製)を用いることができる。横断方向水みち17に、浸透水排水用導水管25が設置されていることにより、横断方向水みち17が変形しないようにして、所定の排水流量を容易に確保することが可能になる。
本実施形態では、矩形枠形状を備える高さ調整用のバックアップ材22は、横断方向の横幅である短辺方向の幅が、単位壁高欄14aの底面部14cの横断方向の横幅よりも、例えば20mm程度短くなるように形成されている。これによって、図3及び図4に示すように、バックアップ材22の一方の長辺部を、単位壁高欄14aによる地覆部15の外側壁面15cが配設される位置となる、コンクリート床版11の端縁部に沿わせて配置した状態で、バックアップ材22をコンクリート床版11の側縁部分11aに設置してから、設置したバックアップ材22の上に単位壁高欄14aを載置した際に、単位壁高欄14aの底面部14cの内側縁部の下方には、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aに食い込んで敷設された防水層13との間に、例えば高さが20mm前後、横幅が20mm程度の大きさの矩形の断面形状を有する隙間が、横断方向水みち17と連通した状態で保持される。後述するように、単位壁高欄14aによる両側のコンクリート壁高欄14の間の領域において、コンクリート床版11の上面に敷設された防水層13の上にアスファルト舗装層12を形成した際に、この単位壁高欄14aの底面部14cの内側縁部の下方に保持された隙間を利用して、縦断方向水みち18が、形成されることになる。形成された縦断方向水みち18は、地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aに沿った側面部18bが、好ましくは止水枠材19によって覆われた状態となっている。
本実施形態では、防水層13を介在させてコンクリート床版11の上面に敷設されるアスファルト舗装層12は、好ましくは50~100mm程度の厚さの基層12aと、40~50mm程度の厚さの表層12bとからなる2層構造を備えており、公知の種々のアスファルト合材や舗装方法を用いて、容易に形成することができる。特に、基層12aについては、防水層13との間の空隙をできるだけ少なくして、雨水による浸透水が滞水する量を減らすことや、防水層13との接着力を増強することを目的として、密粒のアスファルト合材を用いて形成することが好ましい。
また、本実施形態では、アスファルト舗装層12を施工する際に、通水性を備える仕切り用の型枠材として、例えばメッシュ状の仕切り板(図示せず)を、単位壁高欄14aの底面部14cの内側縁部の下方に形成された上述の隙間と、アスファルト舗装層12との間を仕切るようにして、単位壁高欄14aによる地覆部15の内側壁面15bに添わせた状態で取り付けておく。これによって、アスファルト舗装層12を施工する際に、アスファルト合材が、単位壁高欄14aの底面部14cの内側縁部の下方の上述の隙間に流入して、縦断方向水みち18が形成されなくなるのを、効果的に回避することが可能になる。縦断方向水みち18には、横断方向水みち17と同様に、浸透水排水用導水管(図示せず)を設置しておくことが好ましい。これによって、縦断方向水みち17が変形しないようにして、所定の排水流量を容易に確保することが可能になると共に、縦断方向水みち18が、アスファルト合材によって目詰りするのを、より効果的に回避することが可能になる。またこれによって、上述のメッシュ状の仕切り板等の仕切り用の型枠材を用いることなく、アスファルト舗装層12を施工することも可能になる。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、単位壁高欄14aによるコンクリート壁高欄14の例えば地覆部15における外側壁面15cに支持させて、横断方向水みち17の下流側端部の排出開口17cから排出される雨水を、衝突させることで下方に向けて流下させる、飛散防止部材26が取り付けられている。飛散防止部材26は、例えばステンレス板を折曲げ加工したり、お椀状に湾曲加工すること等によって、容易に形成することができる。飛散防止部材26は、例えばコンクリート壁高欄14の外側壁面15cに埋設した埋込ボルト26aに緩み止めナットを用いて固定することによって、横断方向水みち17の排出開口17を覆うようにして容易に取り付けることができる。飛散防止部材26が設けられていることにより、横断方向水みち17を介して排出される、アスファルト舗装層12を浸透した雨水の量が多くなった場合でも、コンクリート床版11の端面に沿って流下させることで、排出される雨水が道路橋50から離れた領域まで飛散することになるのを、効果的に回避することが可能になる。また、風による横断方向水みち17への雨水の吹込みや逆流を回避できるようにして、水みちが常に確保されるようにすることが可能になる。
そして、上述の構成を備える本実施形態の道路橋の防水排水構造10によれば、簡易な構成によって、アスファルト舗装層12に浸透した雨水か、コンクリート床版11に至らないようにすることが可能になると共に、アスファルト舗装層12に浸透した雨水を、長期間滞留させることなく、スムーズに排除することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、アスファルト舗装層12とコンクリート床版11との間に介在して防水層13が配設されており、コンクリート壁高欄14の地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aを、道路橋50の横断勾配に沿って貫通する排水用の横断方向水みち17が、コンクリート壁高欄13の延設方向Xに間隔をおいて複数箇所に形成されており、横断方向水みち17の底面部17aは、地覆部15のコンクリート床版11の側縁部分11aとの接合部15aを横断して、地覆部15の内側壁面15bを超えて外側壁面15cに至るまで延長させた、防水層13の外側延長部分13aによって覆われている。
したがって、本実施形態によれば、アスファルト舗装層12とコンクリート床版11との間に介在して配設された防水層13によって、アスファルト舗装層12に浸透した雨水が、コンクリート床版11に至るのを効果的に遮断することが可能になると共に、防水層13を利用して、道路橋50の横断勾配に沿って傾斜する横断方向水みち17を、これの底面部17aを当該防水層13の外側延長部分13aによって覆った状態で、コンクリート床版11に貫通孔を設けることなく、簡易に形成することが可能になる。また横断方向水みち17を、コンクリート床版11に貫通孔を設けて構造的弱点とすることなく、コンクリート壁高欄13の延設方向Xに間隔をおいて数を増やして設けることが可能になる。これらによって、本実施形態によれば、アスファルト舗装層12に浸透した雨水を、長期間滞留させることなく、道路橋50の横断勾配に沿ってスムーズに排除することが可能になる。
また、本実施形態によれば、横断方向水みち17の両側の側面部17bや、縦断方向水みち18の地覆部15のコンクリート床版11との接合部15aに沿った側面部18bが、止水枠材19によって覆われているので、水みち以外の部分に水が浸透しようとするのを、効果的に回避することが可能になる。
さらに、横断方向水みち17から排水される雨水の流量を測定することで、アスファルト舗装層12の損傷の程度を推定することが可能になり(水量が増えると危険信号)、道路橋50の予防保全や維持管理に役立てることが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、横断方向水みちの側面部や、縦断方向水みちの側面部が、止水枠材によって覆われている必要は必ずしも無く、横断方向水みちや縦断方向水みちに、浸透水排水用導水管が設置されている必要は必ずしも無い。コンクリート床版は、複数のプレキャストコンクリート製の単位床版を連設配置することによって設けられている必要は必ずしも無く、現場打ちコンクリートによるコンクリート床版であっても良い。コンクリート壁高欄は、PCコンクリート製の単位壁高欄を複数連設配置することによって設置されるものである必要は必ずしもなく、現場打ちコンクリートによるコンクリート壁高欄や、いわゆるハーフPCによるコンクリート壁高欄であっても良い。
コンクリート壁高欄が、PCコンクリート製の単位壁高欄によるものである場合、横断方向水みちは、目地部の直下部分における、地覆部のコンクリート床版の側縁部分との接合部に設ける必要は必ずしも無く、単位壁高欄の中間部分の接合部に設けることもできる。コンクリート壁高欄が、現場打ちコンクリートやハーフPCによるものである場合、例えば地覆部の鉄筋と干渉しない位置に、地覆部のコンクリート床版との接合部を横断する箱抜きを設けておき、この箱抜きによって形成される、道路橋の横断勾配に沿って貫通する貫通孔を、排水用の横断方向水みちとすることができる。
10 防水排水構造
11 コンクリート床版
11a 側縁部分
12 アスファルト舗装層
12a 基層
12b 表層
13 防水層
13a 外側延長部分
14 コンクリート壁高欄
14a 単位壁高欄
14b 目地部
14c 底面部
14d 隙間
15 地覆部
15a コンクリート床版との接合部
15b 内側壁面
15c 外側壁面
17 横断方向水みち
17a 底面部
17b 側面部
18 縦断方向水みち
18a 底面部
18b 側面部
19 止水枠材
21 無収縮モルタル
22 バックアップ材
23 高張力ボルト
24 目地モルタル
25 浸透水排水用導水管
26 飛散防止部材
50 道路橋
X 道路橋(コンクリート壁高欄)の延設方向

Claims (8)

  1. コンクリート床版と、該コンクリート床版の側縁部分に沿って設置されるコンクリート壁高欄と、該コンクリート床版の上面に敷設されるアスファルト舗装層とを含み、該アスファルト舗装層と前記コンクリート床版との間に介在して防水層が配設されている道路橋において、路面に降り注いだ雨水を排除するために設けられる道路橋の防水排水構造であって、
    前記コンクリート壁高欄の地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部を、道路橋の横断勾配に沿って貫通する排水用の横断方向水みちが、前記コンクリート壁高欄の延設方向に間隔をおいて複数箇所に形成されており、
    前記横断方向水みちの底面部は、前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部を横断して、前記地覆部の内側壁面を超えて外側壁面に至るまで延長させた、前記防水層の外側延長部分によって覆われており、
    隣接する各一対の前記横断方向水みちの間の部分において、前記防水層は、前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部に食い込むようにして配設されており、前記地覆部の内側壁面の下端部に沿って、底面部が前記防水層によって覆われた縦断方向水みちが、前記横断方向水みちと連通して形成されている道路橋の防水排水構造。
  2. 前記横断方向水みちの両側の側面部は、止水枠材によって覆われている請求項1記載の道路橋の防水排水構造。
  3. 前記横断方向水みちに、浸透水排水用導水管が設置されている請求項1又は2記載の道路橋の防水排水構造。
  4. 前記縦断方向水みちの、前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部に沿った側面部は、止水枠材によって覆われている請求項1~3のいずれか1項記載の道路橋の防水排水構造。
  5. 前記縦断方向水みちに、浸透水排水用導水管が設置されている請求項1~4のいずれか1項記載の道路橋の防水排水構造。
  6. 前記コンクリート壁高欄は、プレキャストコンクリート製の単位壁高欄を、目地部を介在させて延設方向に複数連設配置することによって設置されており、前記横断方向水みちは、前記目地部の直下部分における前記地覆部の前記コンクリート床版の側縁部分との接合部に形成されている請求項1~5のいずれか1項記載の道路橋の防水排水構造。
  7. 前記コンクリート床版は、プレキャストコンクリート製の単位床版を、縦横に複数連設配置することによって設けられている請求項1~6のいずれか1項記載の道路橋の防水排水構造。
  8. 前記コンクリート壁高欄の外側壁面に支持させて、前記横断方向水みちの下流側端部の排出開口から排出される雨水を、衝突させることで下方に向けて流下させる、飛散防止部材が取り付けられている請求項1~7のいずれか1項記載の道路橋の防水排水構造。
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