JPH07112269A - 取鍋の乾燥および加熱方法 - Google Patents

取鍋の乾燥および加熱方法

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JPH07112269A
JPH07112269A JP5282151A JP28215193A JPH07112269A JP H07112269 A JPH07112269 A JP H07112269A JP 5282151 A JP5282151 A JP 5282151A JP 28215193 A JP28215193 A JP 28215193A JP H07112269 A JPH07112269 A JP H07112269A
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combustion gas
drying
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信一郎 福嶋
Shunichi Sugiyama
峻一 杉山
Hiroaki Sato
博明 佐藤
Hiroshi Kurihara
博 栗原
Ryoichi Tanaka
良一 田中
Mamoru Matsuo
護 松尾
Makoto Miyata
誠 宮田
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Nippon Furnace Co Ltd
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内張り耐火物の乾燥時間および溶銑または溶
鋼の温度近くまで予熱するための加熱時間の短縮と、消
費エネルギーコストの低減を図る。 【構成】 燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出とを蓄熱
体を通して交互に行い燃焼ガスの温度に近い高温の燃焼
用空気によって一対のバーナ5,6を短時間に交互に燃
焼させる蓄熱型バーナシステム4を少なくとも1システ
ム以上備えた蓋3で取鍋1を塞ぎ、取鍋1内に一対のバ
ーナ5,6から交互に燃焼ガスを噴射すると共に燃焼停
止中のバーナの蓄熱体を経て燃焼ガスを排気し、均一な
温度分布の取鍋内雰囲気を形成して鍋内を乾燥あるいは
加熱するようにし、酸素富化バーナを使わなくとも炉内
設定温度を高くでき、伝熱量を増加させて昇温時間を短
縮できると共にランニングコストを低減できるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は取鍋(とりべ)の乾燥お
よび加熱方法に関する。更に詳述すると、本発明は溶銑
及び溶鋼を受ける取鍋の内張り耐火物の乾燥および加熱
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製銑及び製鋼の2工程で鋼を製造する間
接製鋼法において、高炉から取り出された溶銑を転炉へ
装入するための運搬や、転炉から取り出された溶鋼を連
続鋳造設備のタンディッシュや造塊用の鋳型へ運搬する
のに使用されている取鍋は、ヒートクラックなどが生じ
ないように図8に示すような手順で溶銑や溶鋼を受ける
前に内張り耐火物を溶銑または溶鋼の温度近くまで均一
に温めておく必要がある。また、この取鍋に対しては、
耐火物の内張りを替えた場合や修理したときには、内張
りの耐火物の脱水と乾燥を目的とした乾燥が行われる。
【0003】従来の取鍋の乾燥および加熱方法は、図8
および図9に示すように、取鍋101の口102をバー
ナ103が装備された蓋104で塞ぎ、取鍋101の口
102の部分でバーナ103を焚いて燃焼ガス105を
取鍋内空間106に噴き出させつつ蓋104に設けられ
た排気口107から排気するようにしている。
【0004】また、図10に示すように、取鍋101の
口102を塞いだ蓋204の中央から取鍋内空間106
に長いバーナ203を挿入して燃焼ガス205を取鍋1
01の底108に向けて噴き出し、蓋204に設けられ
た排気口207から排気する乾燥システムが提案されて
いる。この乾燥システムの場合、燃焼ガス205は取鍋
101の底108に衝突した後に反転して取鍋101の
壁面110に沿って上昇するため、取鍋101の底10
8と壁面110とを均一に温める。尚、この乾燥方法に
おいて排気損失(排気される燃焼ガスの顕熱による損
失)を低減するため、排気口207にレキュペレータ
(図示省略)を取り付けて排ガスと燃焼用空気との間で
間接熱交換による廃熱回収を行うものも提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、取鍋の
大きさは代表的なもので内径4mφ×高さ4.5m(溶
湯量250t)程度あるために、図9の乾燥・加熱方法
のように取鍋101の口102の所でバーナ103を焚
いても均一加熱が難しく、特に底部108及びその周辺
のコーナー部分109が加熱され難い問題がある。ま
た、ある程度取鍋101が温まると燃焼量が絞られる
が、このとき火炎・燃焼ガス105の運動量が減少し底
まで届かなくなるため、一層底部コーナー109が加熱
不足となってしまう問題がある。
【0006】また、取鍋101内に長いバーナ203を
挿入して乾燥を行う図10の方法では、火炎が底近くで
噴き出されるため取鍋101の底108及びその周縁の
コーナー部分109に良く燃焼ガスが回り、底部コーナ
ー109が加熱され難いことはない。しかし、この方法
によると、燃焼ガス205中にバーナ203がさらされ
るため比較的温度が低い乾燥の場合には実施可能である
が、温度がかなり高くなる加熱の場合にはバーナ203
が焼損する事態が起こり、耐久性に問題がある。乾燥
は、取鍋の内張り耐火物の中の水分をなくすことにあ
り、内張り耐火物の最深部温度が100℃より高くなり
始めたときに完了する。このとき、大半が250℃〜9
00℃の比較的低温の鍋内雰囲気温度下において乾燥が
行われ高い温度が必要とされることはない。しかし、加
熱の場合の取鍋101の温度は溶銑または溶鋼の温度近
くまで加熱されるため溶銑鍋の場合には1000〜12
00℃、溶鋼鍋の場合には1400〜1500℃まで加
熱されるからである。また、操業によっては、燃焼用空
気を酸素富化して高温火炎を作り急速に加熱する必要が
ある場合もある。例えば、溶鋼鍋の場合、乾燥時間が早
くなると、鍋を早く加熱しなければならないため酸素富
化によって高温火炎をつくる必要がある。この場合、前
述のバーナの焼損の問題が顕著となるし、酸素使用によ
るコスト高も問題となる。
【0007】更に、いずれの乾燥・加熱方法において
も、大部分の熱が無駄に大気中に捨てられることとなる
ため、排気損失が大きい。例えば、乾燥を例に挙げる
と、35〜41時間程度の間、高熱が捨てられることに
なってしまい、排気損失が70%にも達してしまう。レ
キュペレータを取り付けて熱回収を図ることも考えられ
るが、蓋の上にレキュペレータを取り付けるためのスペ
ースが小さいため熱交換率が低く十分な熱量を回収する
ことができない問題がある。
【0008】本発明は、取鍋の内張り耐火物の乾燥時間
および溶銑または溶鋼の温度近くまで予熱する加熱時間
の短縮と、消費エネルギーコストを安価にする取鍋の乾
燥及び加熱方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の取鍋の乾燥および加熱方法は、燃焼用空気
の供給と燃焼ガスの排出とを蓄熱体を通して交互に行い
燃焼ガスの温度に近い高温の燃焼用空気によって一対の
バーナを短時間に交互に燃焼させる蓄熱型バーナシステ
ムを少なくとも1システム以上備えた蓋で取鍋を塞ぎ、
取鍋内に一対のバーナから交互に燃焼ガスを噴射すると
共に燃焼停止中のバーナの蓄熱体を経て燃焼ガスを排気
し、均一な温度分布の取鍋内雰囲気を形成して鍋内を乾
燥あるいは加熱するようにしている。
【0010】ここで、蓄熱型バーナシステムを備えた蓋
には、取鍋の底近くまで突出し対を成すバーナ間の取鍋
内空間を部分的に仕切る仕切壁を設け、該仕切壁を越え
て迂回してから燃焼ガスを排気させることが好ましい。
また、蓋に少なくとも一対のバーナを接線方向に装着
し、取鍋内で燃焼させることが好ましい。また、蓋の中
心に取鍋内に突出する円柱状のコアを設置すると共にこ
のコアの外側で蓄熱型バーナシステムを構成するバーナ
が噴射する燃焼ガスに旋回力が付与される方向へ向けら
れて設置され、取鍋内空間において燃焼ガスを旋回させ
るようにしたり、若しくは蓋の中心に外周面に螺旋状の
フィンを形成した円筒状のコアを取鍋内に突出させて設
置し、かつコアの内方に対を成すバーナの一方を配置さ
せると共に他方のバーナをコアの外側に配置し、噴出さ
れた燃焼ガスをコアの外周面の螺旋フィンに沿って旋回
させることが好ましい。更には、取鍋内にスクラップを
あらかじめ敷き詰めた状態で取鍋内に上述のように燃焼
ガスを噴き込むことが好ましい。
【0011】また、本発明は、蓄熱型バーナシステムを
少なくとも2組以上備え、取鍋がある程度温められた後
は蓄熱型バーナシステムの一部の組の交互燃焼を停止さ
せて取鍋内の燃焼ガスの排出と外気導入とに使用し、取
鍋内の燃焼ガスを攪拌させつつターンダウンを行うよう
にしたり、あるいは鍋がある程度温められた後は蓄熱型
バーナシステムの燃焼用空気の供給量は変更せずに燃料
供給量だけを絞ってターンダウンさせることが好まし
い。また、蓄熱体の上流側と下流側とに複数に分岐した
流路を配置すると共に蓄熱体内も各流路に対応させて複
数の区画に独立させ、かつ蓄熱体の上流側の流路の一部
あるいは全部に流路を開閉するダンパを設け、取鍋があ
る程度温められた後は一部の流路を閉じて残された流路
からのみ燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出を行いつつ
適正空気比のままターンダウンを行うようにすることが
好ましい。
【0012】
【作用】したがって、取鍋の内張り耐火物を乾燥あるい
は加熱するために鍋内雰囲気温度を昇温させるときは、
取鍋の口を蓋で塞ぎ、この蓋に装備された蓄熱型バーナ
システムの交互燃焼によって得られた高温火炎の輻射熱
と燃焼ガスの流動によって内張り耐火物を温める。内張
り耐火物の表面で熱交換した後の燃焼ガスは燃焼停止中
のバーナ側の蓄熱体を通って排気される際に、その顕熱
が蓄熱体に回収される。そして、蓄熱体に回収された熱
は直接熱交換によって極めて高い熱交換効率で燃焼用空
気の予熱に使われて再び炉内へ戻される。このときの燃
焼用空気の温度は、排気される燃焼ガスの温度に近い高
温とできるので、これに更に燃料の燃焼による熱を加え
て炉内温度を急速に昇温させかつ高温火炎が得られる。
しかも、短時間に交互燃焼するため、火炎位置が頻繁に
移り変わり鍋内での温度分布がより均一化できる。
【0013】ここで、請求項2の発明の場合、取鍋の底
近くまで突出する仕切壁によって取鍋内空間が鍋底付近
を除いて仕切られるため、蓋に装備された対を成すバー
ナ間で燃焼ガスがショートパスを招くことなく確実に仕
切壁を越えて迂回して反対側のバーナの蓄熱体を経て排
気される。このため、取鍋内の側壁から底部全域に燃焼
ガスが接触して均一に加熱される。
【0014】また、請求項3,4あるいは5の発明のよ
うに、取鍋内で燃焼ガスを旋回させる場合には、燃焼ガ
スが取鍋内空間を取鍋の口から底へあるいはその逆方向
へ流れる間に炉内雰囲気を攪拌すると共に遠心力によっ
て取鍋の壁面側へ広がり内張り耐火物の表面における燃
焼ガスの流速を上げて伝熱効率を高める。また、請求項
6の発明の場合、取鍋内にあらかじめ敷き詰められたス
クラップによって取鍋の内張り耐火物から放射される輻
射熱がスクラップに吸収され、またスクラップから放射
される輻射熱で内張り耐火物が加熱されるため加熱効率
が良くなる。
【0015】また、取鍋内がある程度の温度まで加熱さ
れた後、蓄熱型バーナシステムの燃焼を絞って発熱量を
低減させる。このとき、請求項8の発明によると、燃焼
用空気は排気される燃焼ガスの熱を回収して高温とされ
ているため、燃料が絞られても燃焼を維持できる。した
がって、燃焼ガスの運動量を大きく変化させずに発熱量
だけを低減させることができる。
【0016】また、請求項7の発明の場合、蓄熱型バー
ナシステムの一部を停止させることによってターンダウ
ンを図るが、燃焼ガスの排気と燃焼用空気の供給が交互
燃焼停止中の蓄熱型バーナシステムによって続行される
ため、発熱量を低減させながらも取鍋内の雰囲気の攪拌
を高温温風によって行うことができ、取鍋内の隅々まで
燃焼ガスを行き亙らせることができる。
【0017】また、請求項9の発明の場合、蓄熱体の上
流側の流路の一部を閉じて燃焼用空気の供給量を絞るこ
とによってターンダウンを図っても、噴流速度を大幅に
変えずに燃焼量を小さくすることができる。この場合も
取鍋の隅々まで燃焼ガスを行き亙らせ加熱することがで
きる。しかも、蓄熱体を経て排出される燃焼ガスも残り
の他方の流路を経て排出されるため、蓄熱体で回収され
た燃焼ガスの熱の全量が燃焼用空気の予熱のために使わ
れる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。尚、本実施例においては取鍋の
構造そのものは特に重要でないのでその詳細な説明は省
略する。
【0019】図1〜図5に本発明の取鍋の乾燥及び加熱
方法の一例を概念図で示す。この取鍋の乾燥あるいは加
熱は、取鍋の口を蓄熱型バーナシステムを装備した蓋で
塞ぎ、交互燃焼させることによって行われる。蓄熱型バ
ーナシステムは、燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出と
を蓄熱体を通して交互に行い燃焼ガスの温度に近い高温
の燃焼用空気によって一対のバーナを短時間に交互に燃
焼させ、噴射して燃焼停止中のバーナの蓄熱体を経て燃
焼ガスを排気し、均一な温度分布の取鍋内雰囲気を形成
して鍋内を乾燥あるいは加熱する。本実施例では蓄熱型
バーナシステム4を1システム設けているが、2以上の
システムを装備しても良い。
【0020】蓄熱型バーナシステム4はその構造及び燃
焼方式に特に限定を受けるものではないが、本実施例で
は蓄熱体7を内蔵したダクト14をバーナボディ13に
連結して蓄熱体7とバーナ5,6とを一体化したものを
2基組合せて交互に燃焼させ、燃焼させていない停止中
のバーナ及び蓄熱体を通して排ガスを排出し得るように
設けたものが使用されている。例えば、図2に示すよう
に、2基のバーナ5,6のそれぞれの蓄熱体7,7に対
し燃焼用空気を供給する燃焼用空気供給系8と燃焼ガス
を排出する燃焼ガス排気系9とを四方弁10の介在によ
って選択的に接続可能とし、一方のバーナ5(あるいは
6)には蓄熱体7を通して燃焼用空気の供給を図る一
方、他方のバーナ6(あるいは5)からは蓄熱体7を通
して燃焼ガスの排出を図るように設けられている。燃焼
用空気は例えば押し込みファン16等によって供給さ
れ、燃焼排ガスは例えば図示していない誘引ファンなど
の排気手段によって取鍋内から吸引され大気中に排出さ
れる。また、燃料供給系11は、例えば三方弁12を介
していずれか一方のバーナ5,6に選択的に交互に接続
され燃料を供給する。燃料ノズル15は、例えばバーナ
ボディ13のバーナスロート部分に埋設されて噴射口の
みがバーナスロートの内周面に開口され、内側を燃焼ガ
スが通過する際にこれにさらされないように設けられて
いる。
【0021】また、蓄熱体7,7としては、比較的圧力
損失が低い割に熱容量が大きく耐久性の高い材料、例え
ばムライトやコージライトなどのセラミックスで成形さ
れたハニカム形状のセル孔を多数有する筒体の使用が好
ましい。この場合、燃焼ガスから熱を回収する際にガス
が酸露点温度以下に低下してもセラミックス内に燃料中
のイオウ分やその化学変化物質が捕捉され、下流の排気
系のダクトなどを低温腐食させることがない。勿論、特
にこれに限定されるものではなくセラミックボールやナ
ゲットなどの他の材料あるいは構造から成る蓄熱体を使
用しても良い。
【0022】ここで、取鍋1の口2を塞ぐ蓋3には、取
鍋内における燃焼ガスの動き(攪拌性)をより好ましい
ものとするための工夫が必要に応じて施される。例え
ば、図3に示すように、蓋3の中央に、取鍋1の底18
の近くまで突出して対を成すバーナ5,6間の取鍋内空
間を部分的に仕切る仕切壁21が設けられている。この
仕切壁21は取鍋1の底18付近を除いてそれよりも上
部空間を完全に仕切り、仕切壁21を挟んで配置された
一対のバーナ5,6間で燃焼ガス17がショートパスす
るのを防いでいる。この場合、仕切壁21を越えるよう
に燃焼ガス17が迂回して仕切壁21の反対側のバーナ
から排気されるので、取鍋1の壁面20→底部コーナ部
19→底18→底部コーナ部19→壁面20と流れる。
尚、仕切壁21は蓋3と同様の耐火物によって一体的に
形成されている。
【0023】また、燃焼ガスを強制的に旋回させること
もある。例えば、図4に示すように、蓋3の中心に、取
鍋1内に突出する円柱状のコア22が設置されることも
ある。そして、このコア22の外側でバーナ5,6が噴
射する燃焼ガス17に旋回力が付与される方向へ向けら
れて設置されている。この場合、バーナから噴射された
燃焼ガスはコア22の回りを旋回するため遠心力によっ
て取鍋1の側壁20に沿って降下する。そして、底部に
おいて流れが反転し、中央の負圧部分で上昇して燃焼停
止中のバーナへ抜き取られる。尚、コア22は蓋3と同
様の耐火物によって一体的に形成されている。勿論、一
対のバーナ5,6を取鍋1に対しほぼ接線方向となるよ
うに蓋3に装着することによって燃焼ガス17を旋回さ
せるようにしても良い。この場合、蓋3を円筒形にして
バーナ5,6を接線方向に装着したり、図4のコア22
を無くした状態即ち一対のバーナ5,6をやや取鍋1の
底へ向けてほぼ接線方向を維持できるようにして平坦な
蓋3に装着することが可能である。
【0024】また、図5に示すように、蓋3の中心に外
周面に螺旋状のフィン24を形成した円筒状のコア23
が取鍋1内に突出させて設置される場合もある。そし
て、かつコア23の内方に対を成す一方のバーナ5が配
置され、他方のバーナ6がコア23の外側に配置され
る。この場合、コア23の外側から噴射される燃焼ガス
27はコア23に絡まるように旋回しながら取鍋1の底
18に向けて降下し、取鍋1の中心で負圧となったコア
23の内方へ吸引されて燃焼していないコア23内のバ
ーナ5から排気され、それに付属する蓄熱体で廃熱が回
収される。また、コア23の内側のバーナ5から燃焼ガ
ス17が噴射されるときには、コア23から噴き出され
ると同時に取鍋1の底部18に噴き付けられ、その後反
転して取鍋1の口2へ向けて上昇する。このとき、コア
23の外周面のフィン24に沿って燃焼ガス17が流れ
ることによって旋回力が与えられ、取鍋1の壁面20に
沿って上昇する。そして、バーナ6から排気される。
【0025】以上のように構成された蓄熱型バーナシス
テム4を備えた蓋3を利用して取鍋1の内張り耐火物の
乾燥および加熱は次のようにして行われる。
【0026】まず、蓄熱型バーナシステム4を備えた蓋
3で取鍋1の口2を塞ぐ。そして、蓄熱型バーナシステ
ム4を構成する一方のバーナ例えばバーナ5を燃焼させ
る。同時に燃焼させていない他方のバーナ6のバーナス
ロートから燃焼ガス17を抜き出し、蓄熱体7を通過さ
せて燃焼ガス排気系9から排気する。即ち、他方のバー
ナ6は四方弁10の切替えによって燃焼ガス排気系9と
接続されかつ燃料供給が三方弁12で閉じられているた
め、燃焼は行われず燃焼ガスの排出路として利用され
る。取鍋1の内張り耐火物は火炎及び燃焼ガス17の輻
射熱によって加熱される。ここで、バーナ5に供給され
る燃焼用空気は蓄熱体7との直接接触によって予熱され
てからバーナボディ13内に供給されるため排ガス温度
に近い高温(1000℃前後)である。したがって、燃
料ノズル15から噴射された燃料と混合されたとき、少
ない燃料でも安定燃焼し高温の燃焼ガスが得られる。ま
た、十分な燃料を噴射すれば酸素富化バーナ程度以上の
高温火炎を容易に得られる。しかも、燃焼量の増減に伴
って燃焼用空気の温度も即座に変化するので燃焼ガスの
温度調整の応答性が良い。したがって、鍋内雰囲気温度
を急速に乾燥あるいは加熱に適した温度まで昇温させ得
る。尚、燃焼と排気の切替えは例えば10秒〜2分間
隔、好ましくは約1分以内、最も好ましくは10〜40
秒程度の極めて短い間隔で行われる。また、蓄熱体7を
経由して排出される燃焼ガスが所定の温度例えば200
℃程度となったときに切替は行われる。この場合、火炎
位置が頻繁に移り変わるために取鍋内での雰囲気温度を
より均一化でき、加熱むらが少なくなる。
【0027】鍋内雰囲気温度が内張り耐火物の乾燥ある
いは加熱に適切な温度に達すると、バーナシステム4の
燃焼はその温度を維持できる程度にまで絞られる。ここ
で、燃焼量を絞っても、燃焼ガスの運動量そのものは確
保し、取鍋内の隅々まで行き渡らせることが必要であ
る。
【0028】ターンダウン時でも運動量を確保する方法
としては、本実施例の場合、蓄熱型バーナシステム4の
蓄熱体7の上流側25と下流側26とに複数例えば一次
と二次の2つに分岐した流路27,28を配置すると共
に蓄熱体7内も各流路27,28に対応させて複数例え
ば一次と二次の2つの区画7a,7bに独立させ、ター
ンダウンに伴って流路と蓄熱体の一部を閉じるように設
けられている。流路等の開閉は、例えば蓄熱体7の上流
側25において流路の一部あるいは全部に流路を開閉す
るダンパを設けることによって行われる。本実施例の場
合、二次流路28にダンパ29が設けられている。そし
て、高燃焼時には、一次および二次流路27,28を使
用して燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排気とが行われる
が、低燃焼時には空気流量および排ガス量が減るので二
次流路28を閉止して、一次流路27のみを使用するた
め、空気流量が減っても運動量を確保できる。勿論、二
次流路28の全閉に至る前にターンダウン量に応じて二
次流路28の開度を制御することも可能である。この方
法によると、取鍋1がある程度温められた後は流路の一
部即ち二次流路28を閉じて残された流路即ち一次流路
27からのみ燃焼用空気の供給と燃焼排ガスの排出を行
いつつ適正空気比のままターンダウンを行う。しかも、
この場合、蓄熱体7の上流側25の流路27,28を流
れる流体は、予熱前の低温の燃焼用空気あるいは蓄熱体
7を通過した後の低温の燃焼排ガスであるため、流路2
8を開閉するダンパ29が熱によって作動不良や損傷な
どを起こすことがない。
【0029】また、別な方法としては、燃焼空気を減ら
さないで、燃料のみを減らして(過剰空気運転)燃焼量
調整・温度調整することがある。この方法は特に乾燥工
程で有効である。乾燥工程では、均一加熱と同時に水分
の排出が重要である。燃焼量を上げて排気量を増した方
が乾燥を早くできるが、通常の方法では排気損失が多く
なるため、限界がある(m=2)。しかし、この蓄熱型
バーナシステムを使用すれば、排気温度を低くできる上
に、過剰空気運転においても高温の燃焼用空気によって
安定燃焼するため排気損失を低く抑えることができる。
【0030】更に、他の方法としては、蓄熱型バーナシ
ステム4を複数組用意し、低燃焼時には、一部のバーナ
システムのみ交互燃焼運転し、他のバーナシステムは燃
料供給は止めて、吸気・排気を繰り返すことにより、攪
拌効果による均一加熱、換気効果および伝熱向上を実現
できる。
【0031】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、取鍋1内にスクラップ30をあらかじめ敷
き詰めた状態で取鍋1内に燃焼ガス17を噴き込むこと
により、取鍋1を加熱するのと同時にスクラップ30に
よって取鍋1の内張り耐火物から放射される輻射熱をス
クラップの予熱に利用し、またスクラップ30から放射
される輻射熱で内張り耐火物が加熱されるため加熱効率
が良くなる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の取鍋の乾燥および加熱方法は、燃焼用空気の供給と燃
焼ガスの排出とを蓄熱体を通して交互に行い燃焼ガスの
温度に近い高温の燃焼用空気によって一対のバーナを短
時間に交互に燃焼させる蓄熱型バーナシステムを少なく
とも1システム以上備えた蓋で取鍋を塞ぎ、取鍋内に一
対のバーナから交互に燃焼ガスを噴射すると共に燃焼停
止中のバーナの蓄熱体を経て燃焼ガスを排気し、均一な
温度分布の取鍋内雰囲気を形成して鍋内を乾燥あるいは
加熱するようにしているので、酸素富化バーナを使わな
くとも炉内設定温度を高くでき、伝熱量を増加させて昇
温時間を短縮できると共にランニングコストを低減でき
る。しかも、短時間に交互燃焼することによって火炎位
置が頻繁に移り変わるため、鍋内雰囲気温度分布がより
均一化でき、乾燥むらや加熱むらを無くすための加熱時
間を短縮できる。依って、排熱回収による熱効率の向上
及び省エネルギー化に寄与できると共に乾燥時間あるい
は加熱時間を短縮できる。
【0033】また、請求項2の発明の場合、取鍋内空間
に設けられた仕切壁によって、燃焼ガスのショートパス
による排気が妨げられ確実に仕切壁を越えるように迂回
して反対側のバーナの蓄熱体を経て排気されるため、取
鍋内の側壁から底部全域に燃焼ガスが確実に接触して均
一に加熱される。
【0034】また、請求項3,4あるいは5の発明の場
合、燃焼ガスが旋回流となるため炉内雰囲気を攪拌する
と共に遠心力で取鍋の壁面側へ広がり内張り耐火物の表
面における燃焼ガスの流速を上げて伝熱効率を高める。
【0035】また、請求項6の発明の場合、スクラップ
によって取鍋の内張り耐火物から放射される輻射熱が吸
収され、またスクラップから放射される輻射熱で内張り
耐火物が加熱されるため加熱効率が良くなる。
【0036】また、請求項8の発明によると、排気され
る燃焼ガスの熱を回収して高温とされた燃焼用空気によ
って、燃料が絞られても燃焼を維持できるので、発熱量
だけを低減させても燃焼ガスの運動量を大きく変化させ
ることがなく、取鍋の隅々まで均一に加熱できる。
【0037】また、請求項7の発明の場合、バーナシス
テムの一部の停止により発熱量を低減させながらも取鍋
内の雰囲気の攪拌を交互燃焼停止中のバーナシステムに
よる高温温風によって行うことができ、取鍋内の隅々ま
で燃焼ガスを行き亙らせることができる。
【0038】また、請求項9の発明の場合、蓄熱体の上
流側の流路の一部を閉じて燃焼用空気の供給量を絞るこ
とによってターンダウンを図っても、噴流速度を大幅に
変えずに燃焼量を小さくすることができるので、取鍋の
隅々まで燃焼ガスを行き亙らせ加熱することができる。
しかも、蓄熱体を経て排出される燃焼ガスも残りの流路
を経て排出されるため、蓄熱体で回収された燃焼ガスの
熱の全量が燃焼用空気の予熱のために使われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の取鍋の乾燥および加熱方法の一実施例
を示す概念図である。
【図2】本発明に適用される蓄熱型バーナシステムの一
実施例を示す原理図である。
【図3】本発明の取鍋の乾燥および加熱方法の他の実施
例を示す概念図である。
【図4】本発明の取鍋の乾燥および加熱方法の他の実施
例を示す概念図である。
【図5】本発明の取鍋の乾燥および加熱方法の更に他の
実施例を示す概念図である。
【図6】本発明の取鍋の乾燥および加熱方法の更に他の
実施例を示す概念図である。
【図7】本発明の取鍋の乾燥および加熱方法において燃
焼を絞ったときでも燃焼ガスの運動量を確保するための
手段を示す概念図である。
【図8】取鍋の一般的な加熱工程を示す説明図である。
【図9】従来の取鍋の乾燥および加熱方法の一例を示す
概念図である。
【図10】従来の取鍋の乾燥および加熱方法の他の例を
示す概念図である。
【符号の説明】
1 取鍋 2 取鍋の口 3 蓋 4 蓄熱型バーナシステム 5,6 バーナ 7 蓄熱体 17 燃焼ガス 18 取鍋の底 19 取鍋のコーナ部 20 取鍋の壁面 21 仕切壁 22 円柱状のコア 23 円筒状のコア 24 螺旋フィン 25 上流側 26 下流側 27 一次流路 28 二次流路 29 ダンパ 30 スクラップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23D 14/60 F26B 23/02 A F28D 20/00 // F27D 1/16 R 7727−4K (72)発明者 佐藤 博明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 栗原 博 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 田中 良一 神奈川県横浜市鶴見区尻手2丁目1番53号 日本ファーネス工業株式会社内 (72)発明者 松尾 護 神奈川県横浜市鶴見区尻手2丁目1番53号 日本ファーネス工業株式会社内 (72)発明者 宮田 誠 神奈川県横浜市鶴見区尻手2丁目1番53号 日本ファーネス工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼用空気の供給と燃焼ガスの排出とを
    蓄熱体を通して交互に行い燃焼ガスの温度に近い高温の
    燃焼用空気によって一対のバーナを短時間に交互に燃焼
    させる蓄熱型バーナシステムを少なくとも1システム以
    上備えた蓋で取鍋を塞ぎ、前記取鍋内で前記一対のバー
    ナを交互に燃焼させると共に燃焼停止中のバーナの蓄熱
    体を経て燃焼ガスを排気し、均一な温度分布の取鍋内雰
    囲気を形成して鍋内を乾燥あるいは加熱することを特徴
    とする取鍋の乾燥および加熱方法。
  2. 【請求項2】 蓄熱型バーナシステムを備えた蓋には取
    鍋の底近くまで突出し対を成すバーナ間の取鍋内空間を
    部分的に仕切る仕切壁を設け、該仕切壁を越えて迂回し
    てから燃焼ガスを排気させることを特徴とする請求項1
    記載の取鍋の乾燥および加熱方法。
  3. 【請求項3】 前記蓋に少なくとも一対のバーナをほぼ
    接線方向に装着し、取鍋内で燃焼ガスを旋回させること
    を特徴とする請求項1記載の取鍋の乾燥および加熱方
    法。
  4. 【請求項4】 蓄熱型バーナシステムを備えた蓋の中心
    には取鍋内に突出する円柱状のコアを設置すると共にこ
    のコアの外側で前記バーナが噴射する燃焼ガスに旋回力
    が付与される方向へ向けられて配置され、取鍋内空間に
    おいて前記燃焼ガスを旋回させることを特徴とする請求
    項1記載の取鍋の乾燥および加熱方法。
  5. 【請求項5】 蓄熱型バーナシステムを備えた蓋の中心
    には、外周面に螺旋状のフィンを形成した円筒状のコア
    を取鍋内に突出させて設置し、かつ前記コアの内方に前
    記一対のバーナの一方を配置させると共に他方のバーナ
    を前記コアの外側に配置し、噴出された燃焼ガスを前記
    コアの外周面の螺旋フィンに沿って旋回させることを特
    徴とする請求項1記載の取鍋の乾燥および加熱方法。
  6. 【請求項6】 取鍋内にスクラップをあらかじめ敷き詰
    めた状態で取鍋内に燃焼ガスを噴き込むことを特徴とす
    る請求項1から5のいずれかに記載の取鍋の乾燥および
    加熱方法。
  7. 【請求項7】 蓄熱型バーナシステムを少なくとも2組
    以上備え、取鍋がある程度温められた後は蓄熱型バーナ
    システムの一部の組の交互燃焼を停止させて取鍋内の燃
    焼ガスの排出と外気導入とに使用し、取鍋内の燃焼ガス
    を攪拌させつつターンダウンを行うことを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の取鍋の乾燥および加熱
    方法。
  8. 【請求項8】 鍋がある程度温められた後は蓄熱型バー
    ナシステムの燃焼用空気の供給量は変更せずに燃料供給
    量だけを絞ってターンダウンさせることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載の取鍋の乾燥および加熱
    方法。
  9. 【請求項9】 蓄熱型バーナシステムの蓄熱体の上流側
    と下流側とに複数に分岐した流路を配置すると共に前記
    蓄熱体内も各流路に対応させて複数の区画に独立させ、
    かつ前記蓄熱体の上流側の流路の一部あるいは全部に流
    路を開閉するダンパを設け、取鍋がある程度温められた
    後は一部の前記流路を閉じて残された流路からのみ燃焼
    用空気の供給と燃焼排ガスの排出を行いつつ適正空気比
    のままターンダウンを行うことを特徴とする請求項1か
    ら6のいずれかに記載の取鍋の乾燥および加熱方法。
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