JPH07112161A - 粉体分級機 - Google Patents
粉体分級機Info
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- JPH07112161A JPH07112161A JP28184993A JP28184993A JPH07112161A JP H07112161 A JPH07112161 A JP H07112161A JP 28184993 A JP28184993 A JP 28184993A JP 28184993 A JP28184993 A JP 28184993A JP H07112161 A JPH07112161 A JP H07112161A
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- classifying
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Abstract
根の内側に付着しないような粉体分級機を提供するこ
と。 【構成】 上面中央に粉体投入口2aを、外側壁周囲に
空気導入口2bをそれぞれ有するケーシング1内に、円
周部から軸中心方向に空気流通空胴部を有する分級ロー
タ4を垂直回転軸6により回転可能に設け、かつ分級ロ
ータ4の空胴部3内の分級室11円周部に多数の分級羽
根7を形成するとともに、分級羽根7間に粉体導入開口
10を設けてなる粉体分級機において、分級羽根7が、
分級ロータ4の外周部に分級ロータ4の軸中心より分級
ロータ4の回転方向側にずれて傾斜した傾斜羽根部7b
と、この傾斜羽根部7bより分級ロータ4の内側で分級
ロータ4の軸中心方向に向いた半径方向羽根部7aとを
連接して形成した。
Description
粒子が分級羽根に付着しないようにした粉体分級機に関
する。
粉体を選り分けたり、狭い粒度分布幅を持った粉体を分
離するのに粉体分級機が用いられる。
ものがあるが、たとえば分級羽根を備えた分級ロータを
備えており、この分級ロータを高速で回転させ、ロータ
ーにより粉体に働く遠心力とロータ周縁から導入した空
気流による抗力との均衡を利用して粉体を分級するもの
がある。
方向が分級ロータの中心に向いた半径方向羽根が主流で
あったが(たとえば特公昭57−11269)、その後
分級羽根の方向が分級ロータの中心に対してある角度だ
けずれた方向の傾斜羽根が提案された(特公平4−62
794)。傾斜羽根を有する分級ロータを用いると、低
回転でも分級点が小さくなる利点がある。
は、この種の傾斜羽根を有する粉体分級機で付着性のあ
る粒子を分級すると、粉体粒子が羽根の内側に付着する
傾向があることに気が付いた。この現象は実験的にも確
認されている。
内側に飛び出した粒子が、再び他の分級室に入ろうとし
て羽根の内側に衝突することが認められる。これは、分
級羽根の内側では羽根が傾斜しているために空気の周方
向速度が半径方向羽根の場合に比べて早く、このため粒
子が周方向に加速されて羽根の内側に衝突するものと考
えられる。
ので、付着性のある粉体粒子を分級しても粒子が羽根の
内側に付着しないような粉体分級機を提供することにあ
る。
成するために、分級ロータの空胴部内の分級室円周部に
形成する多数の分級羽根を、分級ロータの外周部に分級
ロータの軸中心より分級ロータの回転方向側にずれて傾
斜した傾斜羽根部と、該傾斜羽根部の内側端部より分級
ロータの軸中心方向に向いた半径方向羽根部とを連接し
て構成した。
粒子は分級羽根の半径方向羽根部により周方向の流速が
抑えられるために長い距離にわたって旋回しなくなる。
その結果、付着性のある粉体粒子でも分級羽根すなわち
半径方向羽根部の内側に付着することがなくなる
を分級ロータの一部を切り欠いて示す平面図、図2は同
粉体分級機の縦断面図である。
粉体供給装置(図示せず)と連結される粉体投入口2a
を有し、かつ周側部に空気導入口2bを備えたケーシン
グで、このケーシング1内には、円周部から軸心部下方
に連通する空洞部3を有する円盤状の分級ロータ4が配
置され、この分級ロータ4はケーシング1の縦方向の軸
心部に軸受5、5により垂直に取り付けた回転軸6の上
端に一体に固着されている。また分級ロータ4の開放周
縁部の空胴部3内には、図1に示すように、円周近く
に、内側が半径方向羽根部7aで外側が傾斜羽根部7b
からなる多数の分級羽根7が配列されている。分級羽根
7の傾斜羽根部7bの特定点a(図3参照)と対向する
分級ロータ4の上板4aには空洞部3内と連通するリン
グ状の粉体導入開口10が形成されている。このような
分級羽根構造にすることによって分級羽根7の部分に粗
粉側および微粉側に対応する強制渦の広い分級室11が
構成される。
には多数の補助羽根12が半径方向と交差するように等
間隔に配列されており、分級ロータ4が回転したときこ
の補助羽根12により空気に回転方向の流れを与え、空
気を旋回した状態で分級室11の方向へ導入するように
してある。13は分級ロータ4の外周囲に形成された空
所であり、この空所13と連通する粗粉取出口14がケ
ーシング1に形成されている。
を拡大して示す。
なす角度φは20〜70。の範囲で選択するのがよく、
特に45。前後が最も効果的である。この角度φが2
0。以下になると傾斜羽根部7aを設けた効果がそれほ
どなく、70。を越えると供給される粉体の分散性が悪
くなる。
ロータ4の上板4aとケーシング1の上板下面間に形成
された粉体投入口2aと分級ロータ4のリング状粉体導
入開口10とを連通させる空所で、この空所15に位置
する分級ロータ4の上板4aの中央部側には軸心部から
外周方向に伸びる多数の粉体分散羽根16が放射状に設
けられ、かつこの分散羽根16の半径方向の終端とリン
グ状粉体導入開口10間の分級ロータ4の上板4a上を
平坦にして、この平坦面とこれに対向するケーシング1
の内面間に粉体を二次分散させる分散間隙17が形成さ
れている。
ら軸心部に連通する空洞部19を有する円盤状のバラン
スロータで、このバランスロータ18は分級ロータ4と
配置状態が対称となるように、かつ空胴部19が分級ロ
ータ4の空胴部3と連通するようにしてケーシング1内
の回転軸6に一体に固着されるとともに、バランスロー
タ18の開口周縁部の空胴部19内には多数の羽根20
が放射状に設けられ、さらにこのバランスロータ18の
開口外周囲にはこれを包囲するようにした渦巻きケーシ
ング21がケーシング1に一体かつ機密に取り付けられ
ている。なおこの渦巻きケーシング21には図示しない
サイクロン、バッグフィルタなどの補集装置とファン、
ブロワーなどが連結されている。
作を説明する。
18を図示しない電動機により所望の速度で回転させ、
バランスロータ18の吸引作用および外部に連結された
ブロアーで分級機内部に負圧の空気流を生じさせる。こ
れに伴いケーシング1の空気導入口2bから流入された
空気は補助羽根12によって回転方向の流れに変換さ
れ、旋回した状態で空所13から分級室11に入り、そ
して分級室11で分級羽根7により分級ロータ4と同一
周速の気流となる。これと同時に分級室11ではバラン
スロータ18およびブロアーで吸引される形式であるた
め、分級室11の円周面での空気は半径方向の流れとな
る。またバランスロータ18を通過した空気は渦巻きケ
ーシング21を介してサイクロンのブロアーに連結され
る。このときの空気の流れを図2に矢印で示す。
粉体原料は空気流に乗り、各分散羽根16間を通過する
間に分級ロータ4の軸心を中心とする放射方向にほぼ均
一に分割され、粉体の一次分散が行われる。そして分散
羽根16の終端から出た粉体は分級ロータ4の回転に伴
い分散羽根配列円のほぼ接線方向に放射され、分散間隙
17内で二次分散される。
グ状粉体導入開口10を通して分級室11に供給される
が、ここで粉体の各粒子は回転流による遠心力と半径方
向の流れによる抗力を受ける。これらの粒子のうち遠心
力>抗力の関係が成り立つ粗い粒子は分級ロータ4の外
周囲の空所13内に飛ばされ、粗粉取出口14よりロー
タリーバルブなどを用いてエアシールした状態で分級機
外に取り出される。また遠心力<抗力の関係が成り立つ
細かい粒子は半径方向の空気流に乗った状態でバランス
ロータ18、渦巻きケーシング21を介して分級機外に
空気輸送され、サイクロン、バッグフィルタなどの捕集
機により捕集される。
分級羽根7の屈曲点B(半径方向羽根部7aと傾斜羽根
部7bとの屈曲位置)までの距離をRM とし、分級ロー
タ4の中心Oから分級ロータ4上へ粉体粒子が投入され
る半径方向位置(上述した特定点aに相当する位置)ま
での距離をR0 とする。
タ4の半径を1としたときの分級羽根7の屈曲位置まで
の距離RM をそれぞれ0.724、0.770、0.8
28としたときの粉体粒子が分級室を飛び出すときの軌
跡を示したものである。 図4(a)は、分級羽根7に
半径方向羽根部7aがまったくない傾斜羽根部7bのみ
の場合(すなわち従来の粉体分級機の傾斜羽根そのも
の)で、この状態では粉体粒子は傾斜羽根部7bで分級
室内側を旋回するために、付着性のある粉体だと分級羽
根(傾斜羽根部7b)の内側に付着する。
に半径方向羽根部7aが少しでもあると、粉体粒子はこ
の半径方向羽根部7aにより周方向の流速が抑えられる
ために長い距離にわたって旋回しなくなるため分級羽根
すなわち半径方向羽根部7aの内側に付着することがな
くなる。
4(c)のようになると、粉体粒子の周方向の流速はこ
の半径方向羽根部7aによりさらに抑えられるようにな
るので旋回しなくなり、短い軌跡で微粉として捕集され
るようになる。
べてみると、図5に示すようになる。なおこの場合の傾
斜羽根部7bの傾斜角φは30°である。
を変えたときの分級径を示したもので、距離RM を大き
くしていっても途中までは分級径はほとんど変化しない
が、RM が粒子投入位置R0 を越えると不連続的に増加
する。これは、この点を境にして粉体粒子が最初に接触
する羽根の形状が傾斜羽根部7bから半径方向羽根部7
aに変わるためであると考えられる。つまり粉体粒子が
最初に接触する羽根部の形状が分級径に大きく影響して
いると考えられる。さらにRM の位置が粒子投入位置R
0 に近いところでは特に分級径が大きくなっていること
に気が付く。このことから、RM と粒子投入位置R0 は
あまり近付けないように分級羽根を設計することが望ま
しいと考えられる。
分級室を飛び出した粉体粒子は分級羽根の半径方向羽根
部7aにより周方向の流速が抑えられるために長い距離
にわたって旋回しなくなり、その結果、付着性のある粉
体粒子でも分級羽根すなわち半径方向羽根部7aの内側
に付着することがなくなる。半径方向羽根部7aは長い
ほど粉体粒子の周方向の流速を抑える機能は大きくなる
が、分級羽根の傾斜羽根部と半径方向羽根部との屈曲位
置が粉体導入口よりも分級ロータの外周側にくると分級
径が急に大きくなるので、従来の傾斜羽根の特徴として
の小さな分級径を確保するためには半径方向羽根部をあ
まり長くしない方が好ましい。
す平面図である。
ある。
す線図である。
示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 上面中央に粉体投入口を、外側壁周囲に
空気導入口をそれぞれ有するケーシング内に、同径の円
板を2枚平行において円周部から軸中心方向に空気流通
空胴部とした分級ロータを垂直回転軸により回転可能に
設け、かつ前記分級ロータの空胴部内の分級室円周部に
多数の分級羽根を形成するとともに、該分級羽根間の上
部円板に粉体導入開口を設けてなる粉体分級機におい
て、前記分級羽根が、分級ロータの外周部に分級ロータ
の軸中心より分級ロータの回転方向側にずれて傾斜した
傾斜羽根部と、該傾斜羽根部の分級ロータ内側の端部か
ら分級ロータの軸中心方向に向いた半径方向羽根部とを
連接して形成してなることを特徴とする粉体分級機。 - 【請求項2】 分級ロータの軸中心から前記分級羽根の
傾斜羽根部と半径方向羽根部との屈曲位置までの距離
を、分級ロータの軸中心から前記粉体導入口までの距離
より小さくした請求項1に記載の粉体分級機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28184993A JP3388610B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 粉体分級機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28184993A JP3388610B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 粉体分級機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07112161A true JPH07112161A (ja) | 1995-05-02 |
JP3388610B2 JP3388610B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=17644865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28184993A Expired - Lifetime JP3388610B2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 粉体分級機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3388610B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0818249A1 (de) * | 1996-07-08 | 1998-01-14 | PMT Gesteinsvermahlungstechnik | Sichtrad für einen Windsichter |
JP2008138139A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Tokuyama Dental Corp | 有機無機複合粉末の処理方法 |
US20230083576A1 (en) * | 2021-08-24 | 2023-03-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner classification apparatus and toner production method |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP28184993A patent/JP3388610B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0818249A1 (de) * | 1996-07-08 | 1998-01-14 | PMT Gesteinsvermahlungstechnik | Sichtrad für einen Windsichter |
US5957299A (en) * | 1996-07-08 | 1999-09-28 | Keuschnigg; Josef | Separator wheel for an air separator |
JP2008138139A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Tokuyama Dental Corp | 有機無機複合粉末の処理方法 |
US20230083576A1 (en) * | 2021-08-24 | 2023-03-16 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner classification apparatus and toner production method |
US11835875B2 (en) * | 2021-08-24 | 2023-12-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Toner classification apparatus and toner production method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3388610B2 (ja) | 2003-03-24 |
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