JPH0711186U - 鳥の飛来防止器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は鳥や鳩が飛来して、鳥の営巣や
糞による腐食．汚染を防ぐためのものである。 【構成】鳩や渡り鳥は頭部に生物磁石を持っていて地球
磁場を感じて方向を定め、帰巣している事が学説で発表
されております。そこで本考案は人為的に変動する異常
磁場つくるためにボールチェーン２に円板磁石体１を取
り付け、少しの風でもボールチェーン２と円板磁石体１
がゆれ動く様に構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【産業上の利用分野】 本考案は、変電所．受電設備．高架鉄橋．神社． お寺．駅．ビルのベランダ．工場の軒．農作物の畑等に飛来する鳥を防止 する飛来防止装置に関するものである。

【従来の技術】 従来、鳥が人間生活の中で好ましくなく、有害であると されるのは、神社．駅．ベランダ．工場等で鳩などの排泄した糞によって 美観を損なったり、糞による各種病原菌の感染源となることや、鉄部等を 酸化させ金属の腐食の原因にもなる。又農作物等の新芽．果実等の被害が 多く見られる。上述した鳥の飛来による公害を防止する手段として、ネッ ト．防除剤の塗布．疑似目玉．模型．針．音の発生等が考案されている。

【考案が解決しようとする課題】

従来の各種器具 の装置は、なかなかよい効果が得られるものでなく、 経費．耐久性．美観等の種々の問題があり、例えば防除剤の塗布は埃りや 剥離等によって効果が減少したり、疑似目玉に於いては慣れによって全く 気にしなくなり鳥が逃げなくなったり、ネットを張った場合も美観を損ね るものである。 本考案は鳩や渡り鳥等が頭部に生物磁石を持っている事 を知り、帰巣性の磁気感覚を狂わせるために人工的に局所に異常磁場を作 り、鳥の飛来を防止しようという発想から生まれたものであって、極めて 容易に設置出来る鳥の飛来防止装置を提供することを目的とする。

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するための本考案の要旨は中央部に穴のあいた円板体に 形成するすると共に円板体の面側がＮ極とＳ極に対じする磁石体１とし、 該磁石体１の中央部の穴に球体状のボールチェーン２を張架用として通し 、端部のＬ金具３を支持固定材とし、このＬ金具３の支柱の上部の穴にフ ック金具４を蝶ネジ５によって球体状のボールチェーン２の引張り具合を 調整する。 円板体の磁石体１と張架用ボールチェーン２とから構成する ことを特徴とする鳥の飛来防止装置にある。

【作用】

以上の如く、本考案の鳥の飛来防止装置は、球体状のボールチェーン２を 円板体磁石体１の中央部の穴に通し、等間隔に円板体磁石体１を固定し、 端部の球体状のボールチェーン２にフックボルト金具４を接続し、支柱Ｌ 金具３の上部の穴にフックボルト金具４を通し、蝶ネジ５にてフックボル ト金具４に取り付けたボールチェーンの張り具合を調整する。 設置の手間は大変簡単なものである。 尚本装置を目的箇所に設置した場 合において、各磁石体１の磁力によって以上磁場を発生させる事ができる から、鳥の持つ生物磁石を混乱させて設置場所から他に飛んで行くもので あり、磁石体１の位置と鳥の頭部が同じ程度の高さにあるから防止効果を 高めることができる。

【実施例】 以下、本装置の実施例を図面に基づいて説明する。（図１） は本考案の一実施例を示す斜視図。 （図２）は磁石体１を示す斜視図。 （図３）は球体状のボールチェーン２を示す正面図。 （図４）は支柱Ｌ 金具及びボールチェーン２の取り付け部の斜視図。 （図５）は磁石体１ の磁場分布状態を示す斜視図である。 これを図面に基づいて説明すれば 円板状磁石体１の中央部に穴があいていて、この開口部にボールチェーン ２を通し、磁石体１を適当な等間隔に配置し固定する。 このボールチェ ーン２の端部はフックボルト４に取り付けてフックボルト４を支柱Ｌ金具 ３の上部の穴に通し、蝶ネジ５にてボールチェーン２の張り具合を調整す る。 支柱Ｌ金具３の固定に於いてＨ鋼やＬ鋼等の構造物にはパイラッ ク金具（商品名）３ｂにてがっちりと固定する。 又取り付け場所が木 製の場合には支柱Ｌ金具３の７ｂの穴にビス．釘等で固定する。

【考案の効果】

本考案は上述の如き装置作用であるから鳥の体内にある磁石が方向性を決 める要因である点に着目して、この方向性を失わせることによって飛来を 防止する構造としたものであり、習慣等によって効力が薄れる事はない。 地球磁場は０．５ガウス程度であるが本装置の磁石体１は約１０００ガウ スあり永久磁石であるためにじ磁力も半永久的である。 ボールチェーン２．フックボルト４．蝶ネジ５は全てステンレス製。 支柱Ｌ金具．パイラック金具は電気メッキ処理を施し耐久性に富実、装置 の取り付けも非常に簡単である。

【図面の簡単な説明】

（図１）は本考案の一実施例を示す斜視図。（図２）は
磁石体１を示す斜視図。 （図３）は球体状のボールチ
ェーン２の取り付け部の正面図。 （図４）は支柱Ｌ金
具３及びボールチェーン２の取り付け部の斜視図。
（図５）は磁石体１の磁場分布状態を示す斜視図であ
る。 １……磁石体、 ２……ボールチェーン、 ３
……支柱Ｌ金具 ４……フックボルト、５……蝶ネジ、１ｂ……磁石体１
の中央部の穴 ２ｂ………ボ−ルチェーンの繋ぎ針金 ３ｂ……パイラック ４ｂ……ボールチェ
ーンの繋ぎ金具 ７ｂ……支柱Ｌ金具３にあいている穴。Ａ……磁場分布

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中央部に穴のあいた円板体に形成する
   と共に円板体の面側がＮ極とＳ極に対じする磁石体１
   と、該磁石体１の中央部の穴に球体状のボールチェーン
   （商品名）２を張架用として通し、端部のＬ金具３を支
   持固定材とし、この支柱にフックボルト４を支持Ｌ金具
   ３の上部の穴に通しフック金具４を蝶ネジ５にて、球体
   状のボールチェーン２の引張り具合を調整する。磁石体
   １と張架用ボールチェーン２とから構成することを特徴
   とする鳥の飛来防止装置。