JP2558010Y2 - 鳥類侵入防止装置 - Google Patents

鳥類侵入防止装置

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JP2558010Y2
JP2558010Y2 JP1992025825U JP2582592U JP2558010Y2 JP 2558010 Y2 JP2558010 Y2 JP 2558010Y2 JP 1992025825 U JP1992025825 U JP 1992025825U JP 2582592 U JP2582592 U JP 2582592U JP 2558010 Y2 JP2558010 Y2 JP 2558010Y2
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JP
Japan
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veranda
line
prevention device
filaments
long box
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JP1992025825U
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JPH0576283U (ja
Inventor
博昭 杉本
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WINTON OSAKA CO., LTD.
Original Assignee
WINTON OSAKA CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はドバトやムク鳥などの
ように、大挙飛来して糞害や各種病原の感染源となる有
害鳥類を住居のベランダなどから駆逐するための防鳥装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、社寺や駅舎、マンション、工場な
どでドバトの糞害が急増し、その効果的な駆逐対策が広
く望まれている。このような実情から防鳥装置に磁石を
応用して局所的に異常変動磁場を形成させるようにした
ものが考案されている。
【0003】例えば図6に見られるように、支柱(イ)
(イ)・・・を介して張設された糸条(ロ)に一定間隔
で多数の磁石体(ハ)(ハ)・・・を支持させ、これを
鳥類の飛来場所や営巣箇所に近く設置する手段(実開平
1−146881号および実開平1−108090号公
報を参照)が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、これらの従来
例では磁石によって固定磁場をつくり出すものの、鳥が
忌避する固定磁場自体はそう大きくすることはできない
ので、近くまで飛来してしまう。従って、鳥害を完全に
排除しようとすれば上記装置を広範囲に亘って多数条設
置しなければならない。ところがこのようにすれば、た
とえばベランダなどのように日常の用途に供する場所で
は新たに物を置くこともできなくなり、鳥害は排除でき
ても非常に不便である。
【0005】本考案は上述した課題を解決しようとする
ものであり、簡単な構造によって完全に鳥類の侵入を排
除できると共に、磁場の形成によって近傍に飛来するこ
とさえ防止することができる鳥類侵入防止装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上述した目的を
達成するために、集合住宅など構造物の各ベランダの
層階張り出しスラブの底面先端部などから多数本の線条
を均等間隔で垂下し、それぞれの下端を固定して多数の
並行する線条でスクリーンを構成した鳥類侵入防止装置
であって、各線条の下端側には線条の並行方向に対応し
たスリットを有する断面角C状の長尺ボックスを上記構
造物側に設け、このスリットを介して上記多数の線条を
上記長尺ボックス内まで延長すると共に、各線条の下端
には重りを取り付けるという手段を用いることとした。
【0007】
【作用】線条を多数本列設することによって、鳥類がそ
の内部に侵入することを防止するスクリーンの機能を行
う。これによって、内部への物理的侵入防止の作用があ
る。そして、各線条を長尺ボックス内に延長して、その
下端に重りを設けることにより、線条に適度な張力を与
えながら並行に張設することができる
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付した図面に従っ
て説明する。図1は本考案装置を集合住宅のベランダに
設置したところを正面から見たもので、1はベランダの
張り出しスラブ、2は上層階ベランダのスラブ、3は立
ち上がりである。また4は多数本の細い線条5…5を上
層階ベランダのスラブ2から立ち上がり3の上面まで垂
直に列設した侵入防止スクリーンである。次に図2およ
び図3はスクリーン4を構成する線条5を張設するため
の構造を示したもので、上層側のスラブ2底面にはLア
ングル6をボルト止めする一方、立ち上がり3の上面に
沿って断面角C状でスリット8が形成された長尺ボック
ス7を固定している。そしてLアングル6から30mm間
隔で線条5を垂下させ、張力を与えて線条5を直線状に
保つためにその先端をスリット8を介して長尺ボックス
7内部まで延長し、重り9を取り付けている。10は球
体からなるスペーサで、線条5を均等間隔に保持するも
のである。このように構成すれば、上層階ベランダのス
ラブ2から立ち上がり3の上面にかけて均等間隔で線条
5が張設されたスクリーン4が完成することになり、種
類を限らず鳥類がベランダ内に侵入することを確実に回
避することができる。なお、線条5の間隔を30mmとし
たのは一例であって、設置場所や鳥類の種類によっては
適宜変更することはもちろんである。また、重り9はそ
れぞれの線条5について1つづつの関係であってもよい
し、長尺状の1つの重り9に逐次線条5を固定するよう
にしてもよい。各線条5…5は防錆や耐久性の観点から
ステンレスワイヤを用いるのが最良である。ただし線条
の素材をこれに限定するものではなく、精度は落ちるも
ののナイロン線やピアノ線であっても基本的な効果は達
成することができる。
【0009】さらに、図中において線条5の適宜本数ご
とにスペーサ10から一定距離上方に永久磁石11を固
定した。これはスクリーン4の効果と相まってより完全
に鳥類の飛来を回避するためのものであって、永久磁石
11によって地磁気とは異なる固定磁場を形成し、鳥類
にこれを忌避させようとするものである。即ち、鳥類、
とくに雀などのように小さな鳥類は少しの張り出し部分
があっても停まることができるので、たとえスクリーン
4によってベランダ内部への侵入を阻止したとしても、
長尺ボックス7の外側部分に飛来してしまう。そこでこ
れらの部分への飛来をも阻止するために、一定間隔ごと
に永久磁石11を固定したのである。永久磁石11の適
切な固定距離は、その磁束密度と間隔によってことなる
が、形成される固定磁場には少なくとも長尺ボックス7
の外側張り出し部分を含むことが必要である。
【0010】次に、図4は長尺ボックス7に代わる別の
実施例で、長尺の断面コの字アングル12を立ち上がり
3の上面にボルト13で固定した。そして、線条5を張
設するために先端にはアジャストボルト14を取り付け
た。これによって下端を固定しながら線条5に張力を与
えることができる。なお、アジャストボルト14はナッ
ト15と螺合してもよいし、アングル12に直接ネジ切
りしてこれに螺合してもよい。この実施例においても線
条5の適宜本数ごとに永久磁石11を固定することはも
ちろんである。一方、さらに他の実施例として、図4の
アジャストボルト14を省略し、線条5の張設用に途中
にアジャストボルト・ナットを設けることもある。
【0011】図5は本考案装置を各階のベランダに設置
したところを示す簡略図である。なお上記実施例では装
置の設置場所をベランダとして説明したが、同様にスク
リーン4によって遮蔽しても差し支えない場所であれ
ば、当然に採用することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案では線条を多数本密に列設し、非
常に簡単な構造でスクリーンを形成したので、鳥類がス
クリーン内部に侵入することを確実に阻止することがで
きる。また、各線条には下端に重りを設けて張設するよ
うにしたので、多数の並行する線条でスクリーンを形成
できると共に、重りによって適度な張力が与えられてい
る結果、線条に不要な力が加わった場合でも切れにく
く、寿命の長いスクリーンとすることができた
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置をベランダに設置したところを示す
図、
【図2】同、横断面図、
【図3】長尺ボックス付近の構造を示す斜視図、
【図4】長尺ボックスの別の実施例を示す断面図、
【図5】ベランダとスクリーンの関係を示す概略図、
【図6】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・2 スラブ 3 立ち上がり 4 侵入防止スクリーン 5 線条 6 Lアングル 7 長尺ボックス 8 スリット 9 重り 10 スペーサ 11 永久磁石 12 断面コの字アングル 13 ボルト 14 アジャストボルト 15 ナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】集合住宅など構造物の各ベランダの上層階
    張り出しスラブの底面先端部などから多数本の線条を均
    等間隔で垂下し、それぞれの下端を固定して多数の並行
    する線条でスクリーンを構成した鳥類侵入防止装置であ
    って、各線条の下端側には線条の並行方向に対応したス
    リットを有する断面角C状の長尺ボックスを上記構造物
    側に設け、このスリットを介して上記多数の線条を上記
    長尺ボックス内まで延長すると共に、各線条の下端には
    重りを取り付けたことを特徴とする鳥類侵入防止装置。
JP1992025825U 1992-03-26 1992-03-26 鳥類侵入防止装置 Expired - Lifetime JP2558010Y2 (ja)

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JPH0576283U JPH0576283U (ja) 1993-10-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563960Y2 (ja) * 1993-12-17 1998-03-04 大庭ビルメインテナンス株式会社 鳥類侵入防止装置
JP2630741B2 (ja) * 1994-07-11 1997-07-16 ショーボンド建設株式会社 鳥類飛来防止方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5546076U (ja) * 1978-09-20 1980-03-26
JPS5942880U (ja) * 1982-09-14 1984-03-21 アルプス電気株式会社 ワツシヤ插入器
JP2525974Y2 (ja) * 1990-05-18 1997-02-12 株式会社イナックス 浴室ユニット

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