JPH07111192B2 - グラインダポンプ - Google Patents

グラインダポンプ

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JPH07111192B2
JPH07111192B2 JP62068801A JP6880187A JPH07111192B2 JP H07111192 B2 JPH07111192 B2 JP H07111192B2 JP 62068801 A JP62068801 A JP 62068801A JP 6880187 A JP6880187 A JP 6880187A JP H07111192 B2 JPH07111192 B2 JP H07111192B2
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JP
Japan
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impeller
crushing ring
tooth
teeth
crushing
Prior art date
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JP62068801A
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JPS63235690A (ja
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英夫 銭谷
政雄 吉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は下水道用ポンプにかかわり、特に混入異物を効
率的に破砕し、かつ閉塞の恐れなく圧送するのに好適な
グラインダポンプに関する。
〔従来の技術〕
従来の装置は特公昭50−35258号に記載のように破砕リ
ングに軸心に対して平行の歯を設けてその半径方向高さ
を隣合った歯同志で変えている。また、破砕リングの後
端に繊維物の切断と、破砕部への吸込能力の向上をはか
る軸流誘起羽根を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記の技術においては、破砕部と羽根車の間に軸流誘起
羽根を設けているが、小水量運転時において、羽根車、
および軸流誘起羽根より発生する逆流が破砕部前面にま
で達してしまい、異物の吸込ができないという難点があ
る。また破砕部分では回転歯と固定歯が直線的に交差す
るため回転歯の長さ全体で1気に切断作用を行うことと
なり、そのため、切断トルクを大きくせざるを得ない。
更に繊維物の切断と、破砕部の大きな抵抗損失を補うた
めに軸流誘起羽根を設けているため、部品点数が増え、
軸方向長さも長くなり重量も増えてしまう。
本発明の目的は小水量から大水量まで確実に異物を吸込
み、破砕通過させることができ、更により簡単な構造の
グラインダポンプを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、水中モートルの延長軸に、ケーシング及び
吸込カバー間の空間内に配置される回転歯,羽根車を流
体の吸込方向に沿い順次取付け、該回転歯と、前記空間
内における回転歯の外周位置に固定され、かつ内周面に
溝によって形成された複数の歯を有する破砕リングとの
協働により、流体を軸方向に沿って吸込むと共に該流体
中の異物を破砕するようにしたグラインダポンプにおい
て、前記粉砕リングの複数の歯は、該粉砕リングの軸心
に対し羽根車及び回転歯の回転方向にねじれをもって形
成され、前記回転歯は、上流側の端面にその上流側に向
かって突設され、かつ前縁が粉砕リングの歯の上流側端
面位置と一致する切断歯と、下流側の外周部に、先端が
粉砕リングの下流側の端面と微少な間隙を保つと共に、
粉砕リングの溝の深さ以上に径方向に突設された突起と
を有し、前記羽根車の羽根は、羽根車の中心寄りに位置
する基部が丸味の形状をなし、しかも、該丸味の半径R
が、前記粉砕リングと回転歯とによって切断されてなる
最大繊維状異物の寸法Lに対し、πR>Lの関係となる
ように形成し、これにより上記目的を達成できたもので
ある。
〔作用〕
第1図に本発明のグラインダポンプの全体を示す。破砕
リング13は第2図に示すように歯20と溝21を有し、溝21
は軸心に対し羽根車11、回転歯12の回転方向にねじれて
形成されている。回転歯12は第3図に示すように少くと
も1対の切断歯31を持っているため、回転により回転歯
12の上流側の水はその回転方向に旋回しながら破砕リン
グの溝21に入って来る。従って溝が軸心に対して平行な
場合に比べて抵抗が小さく、良好な吸込性能を示す。
更に小水量時に羽根車11で発生する逆流に対して溝21は
逆方向のねじれとなり、逆流が破砕リングの上流側へ及
びにくくする抵抗となり、少水量時の吸込能力も向上さ
せる。更に破砕リング13の歯20と回転歯12の切断歯31は
角度を持って交わるので異物の切断トルクも小さくな
る。また回転歯12に設けた複数の突起33は破砕リング13
の下流側端面と微小ギャップを保って回転することによ
り溝21を通って出て来る繊維物を破砕リング13の端面に
て切断する。
このため繊維物の切断用の別部品を設ける必要はない。
更に羽根車11は第4図に示すように羽根先端に半径Rの
丸味をもたせる。破砕部を通加する繊維の最大長さLは
吐出し量をQ(m3/min)破砕部通路面積をA(m2)回転
歯12の突起33の数をN、回転数をn(rpm)とすれば となる。RをπR>Lとなるようにしておけば繊維が羽
根の圧力側と負圧側にまたがって引っかかることがな
い。
〔実施例〕
以下、本発明の1実施例を説明する。第1図は本実施例
を採用したグラインダポンプを示す部分断面図である。
ハウジング1、エンド1ブラケット2、ステータ3、ロ
ータ4、軸5、玉軸受6,7で構成される乾式水中モータ
にケーシング8、吸込カバー9が取付けられ、軸5に取
付けられた羽根車11と組み合わされて従来の水中ポンプ
を形成している。軸5の先端には羽根車11の吸込側に回
転歯12が取付けられており、吸込カバー9に設けた取付
座には回転歯12と対面する破砕リング13が組み込まれ、
該破砕リング13が押え板10によって固定されている。回
転歯12はその切断歯の先端と破砕リング13の上流側端面
が一致するような位置に配置され、回転歯12の後面の突
起部分は破砕リング下流側端面と微小ギャップをもって
相対して回転するように構成されている。ケーシング8
と水中モータ部の間には油室16が設けられ、メカニカル
ツール14,15によりそれぞれモートル部油室とポンプ部
と油室をシールしている。
破砕リング13は第2図に示すようにリング状に形成され
その内面は歯20と溝21が交互に配置されている。溝21は
羽根車11、回転歯12の回転方向と同一方向にねじれを持
つように構成されている。回転歯12は第3図に示すよう
に1対の切断歯31と補助切断歯32を有し、下流側に突起
33を有する。切断歯31は第3図においては第1図のもの
と上下関係が逆になっているが、回転歯12の上流側端面
において、先端が前方に向かって突出すると共に、他端
が周方向に沿って次第に高さを低くするように形成さ
れ、しかも互いに対向する2個一対としている。補助切
断歯32は、回転歯12の上流側端面において切断歯31の他
端に上流側端面より低い溝形状をなしている。
突起33は、回転歯12の下流側の外周部において90度間隔
で突設され、その先端が粉砕リング13の下流側の端面と
微少な間隙を保つと共に、粉砕リング13の溝21の深さ以
上大きさで径方向に突出している。回転歯12の外径は微
小ギャップを持って破砕リング13の内側に納まり軸5に
固定され回転することにより破砕リングの歯20と切断歯
31、補助切断歯32の作用によって異物を破砕する。回転
歯12の軸方向位置は切断歯31の上流側先端が、破砕リン
グ13の上流側端面と一致するように配置し、このとき回
転歯12の突起33の上流側平面と、破砕リング13の下流側
端面は微小ギャップを保って相対して回転する。このた
め溝21を通過してきた繊維状の物は突起33と破砕リング
13の端面によって切断される。この切断される繊維の長
さは前述のように吐出し量がQ、破砕部の通路面積を
A、突起の数をN、回転数をn(rpm)とすれば長さL
となる。
羽根車11は第4図に示すようにセミオープン形羽根車と
し、羽根先端のRは としてある。吐出し量Qを適用範囲の最大値としてRを
決めておけば繊維物は羽根先端から前後の通路にまたが
って引っ掛ることはなく、どちらかの通路を通って羽根
車より排出される。本形状の羽根車による性能試験結果
は第5図に示すような従来形状の羽根車と同等以上の性
能を示している。
本実施例によれば前述のように破砕リング13の溝21が回
転歯12の回転方向と同一方向にねじれていることから、
水が溝を通過する抵抗が少なく、また逆に少水量時の逆
流を防止する作用もあることから従来の平行溝の破砕リ
ングの場合、ほぼ最高効率点水量以下では異物を吸い込
まず遠ざけてしまうのに対し、本実施例では最高効率点
水量の15%程度まで異物を吸い込むことができる。ま
た、切断歯31と歯20が角度を持って交差するため切断ト
ルクが小さくてすむと共に切断しながら下流方向へ押す
はたらきもするため、一層抵抗を少なくして破砕部の抵
抗損失が平行溝に比べて小さくなる。更に回転歯12に設
けた突起33による繊維物の切断と、羽根先端部のR寸法
の決定により羽根車への繊維物の引っ掛りもなくす効果
がある。
尚、第4図に示す様に歯根の先端部分に連通穴42を開け
ると高圧側より定圧側への流れが生じ更に繊維物の引っ
掛りを防止する効果を高めることが可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、破砕リングの溝が羽根車及び回転歯の
回転方向と同一方向にねじれ、また、回転歯が上流側の
端面に回転歯の上流側端面と一致する切断歯と、下流側
の外周部に、先端が粉砕リングの下流側の端面と微少な
間隙を保つと共に、粉砕リングの溝の深さ以上に突設し
た突起とを有し、羽根車の中心寄りに位置する基部が丸
味の形状をなして構成したので、繊維物の切断要の別部
品を設けることなく、小水量から大水量まで異物を確実
に吸込むことができると共に、破砕通過させることがで
き、しかも切断トルクが小さくてすみ、また繊維物が羽
根車の圧力側と負圧側とにまたがって引っかかることが
ない結果、グラインダポンプの吸込能力が改善され、従
来は最高効率点水量以上でないと異物の吸引破砕ができ
なかったものが、最高効率水量の15%程度まで吸引破砕
が可能となり適用範囲が広くできしかも小形、軽量化で
き、羽根車の閉塞の恐れのないポンプとすることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す部分断面図、第2図は
実施例に組込む破砕リング13の詳細を示す平面及び側断
面を示す図、第3図は実施例に組込む回転歯12の平面及
び側面を示す図、第4図は実施例に組込む羽根車11の平
面図、第5図は従来の羽根車の平面図である。 1……ハウジング、2……エンドブラケット、3……ス
テータ、4……ロータ、5……軸、6……玉軸受、7…
…玉軸受、8……ケーシング、9……吸込カバー、10…
…押え板、11……羽根車、12……回転歯、13……破砕リ
ング、14……メカニカルシール、15……メカニカルシー
ル、16……油室、20……歯、21……溝、31……切断歯、
33……突起、41……羽根。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水中モートルの延長軸に、ケーシング及び
    吸込カバー間の空間内に配置される回転歯,羽根車を流
    体の吸込方向に沿い順次取付け、該回転歯と、前記空間
    内における回転歯の外周位置に固定され、かつ内周面に
    溝によって形成された複数の歯を有する破砕リングとの
    協働により、流体を軸方向に沿って吸込むと共に該流体
    中の異物を破砕するようにしたグラインダポンプにおい
    て、前記粉砕リングの複数の歯は、該粉砕リングの軸心
    に対し羽根車及び回転歯の回転方向にねじれをもって形
    成され、前記回転歯は、上流側の端面にその上流側に向
    かって突設され、かつ前縁が粉砕リングの歯の上流側端
    面位置と一致する切断歯と、下流側の外周部に、先端が
    粉砕リングの下流側の端面と微少な間隙を保つと共に、
    粉砕リングの溝の深さ以上に径方向に突設された突起と
    を有し、前記羽根車の羽根は、羽根車の中心寄りに位置
    する基部が丸味の形状をなし、しかも、該丸味の半径R
    が、前記粉砕リングと回転歯とによって切断されてなる
    最大繊維状異物の寸法Lに対し、πR>Lの関係となる
    ように形成したことを特徴とするグラインダポンプ。
JP62068801A 1987-03-25 1987-03-25 グラインダポンプ Expired - Lifetime JPH07111192B2 (ja)

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JPS63235690A JPS63235690A (ja) 1988-09-30
JPH07111192B2 true JPH07111192B2 (ja) 1995-11-29

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ID=13384187

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3492749B1 (en) * 2017-12-04 2024-01-17 Sulzer Management AG Shredding assembly for a grinder pump and centrifugal grinder pump
CN111744629B (zh) * 2020-02-06 2021-08-20 长春师范大学 一种中药材多级处理设备

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JPS5058602A (ja) * 1973-09-27 1975-05-21
JPS55142990A (en) * 1979-04-24 1980-11-07 Erepon Kogyo Kk Cutting pump for impurities in fluid
JPS61101689U (ja) * 1984-12-08 1986-06-28

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JPS63235690A (ja) 1988-09-30

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