JPH0711081U - 給湯機用リモコン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示機能を備えた給湯機リモコンにおい
て、給湯設定温度等の表示を発光表示して視認性を向上
することを目的とする。 【構成】 給湯機に接続された液晶表示手段２を備えた
リモコンに、液晶表示手段２とは別に、ＬＥＤ、発光セ
グメントなどの発光素子にて表示する発光表示手段３を
設け、表示データによって給湯機運転中における給湯設
定温度の表示を液晶表示手段２とは無関係に、発光表示
手段３にて表示する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、液晶表示機能を備えた給湯機用遠隔操作装置（以下、リモコン） に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、ビデオデッキ、エアコン等のさまざまな製品においてリモコンの表示手 段に液晶を用いることが多くなってきた。液晶表示にしたことでこれまでのラン プ表示やセグメント表示では、表現できなかった文字や図像を基調とした表示が 可能となった。

【０００３】 例えば、給湯機や給湯付き風呂釜用のリモコンの場合、給湯・風呂設定温度は もちろんのこと、燃焼中の表示、自動湯張り時の設定水位、さらには、湯張り動 作中の動画的表現等を液晶表示により、数字ばかりでなく、文字や図像を用いて 表示させることにより、使用者に、より解りやすいリモコンを提供してきた。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、こうした液晶表示は、表現は豊かにはなったものの、その反面 、反射型液晶表示の場合など、暗い所では、その表示が見えにくかったり、また 、バックライト付き液晶表示の場合でも、バックライトの寿命や電力消費の問題 から、バックライトを常時点灯しておくことができず、やむおえず消灯若しくは 照度調整のため、やはり表示が見えにくい。

【０００５】 そのため、視認性が悪くなり、リモコンに給湯温度を表示している場合などで は、設定温度が分りずらいという問題が発生している。

【０００６】 この考案はこれらの事情に鑑みてなされたもので、この考案の目的とするとこ ろは、視認性の良い給湯機用リモコンを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、この考案は、液晶表示手段と、ＬＥＤ、発光セグ メントなどの発光素子にて表示する発光表示手段とを同一リモコン上に設け、給 湯設定温度の表示を発光表示手段にて表示することを特徴とする。

【０００８】

【作用】

以上の構成から明らかなように、この考案は、同一リモコン上に液晶表示手段 と発光表示手段を設け、発光表示手段では、給湯設定温度等の発光表示を行う。

【０００９】

【実施例】

実施例１ 以下、この考案による実施例１について、添付図面、図１、図２を参照しなが ら詳細に説明する。

【００１０】 図１は、この考案のブロック図であり、表示データＤと、液晶表示手段２およ び発光表示手段３の関係を示す。

【００１１】 表示データＤが液晶表示手段２と発光表示手段３にそれぞれ入力され、各表示 手段によって表示される。

【００１２】 図２において給湯機用メインリモコン１の本体には、液晶表示手段２、発光表 示手段３、運転スイッチ４、運転ランプ５、給湯温度ＵＰスイッチ６、給湯温度 ＤＯＷＮスイッチ７が設けられている。

【００１３】 図２．（ａ）待機中は、運転停止中の待機状態を示す図であり、運転ランプ５ 、発光表示手段３共に消灯で、液晶表示手段２は時刻が表示された状態となって いる。そして、運転スイッチ４により給湯機が運転状態になると、運転ランプ５ が点灯し、予め設定されていた給湯温度４３℃の給湯温度表示データが液晶表示 手段２と、発光表示手段３に入力され、図２．（ｂ）表示例１若しくは、図２． （ｃ）表示例２のように表示される。図２．（ｂ）表示例１は、両表示手段２、 ３に表示する場合で、図２．（ｃ）表示例２は、給湯温度を発光表示手段３にの み表示する場合を示す。また、図２．（ｄ）表示例３は、メインリモコンとは別 に、風呂場にシャワーリモコンを増設した時の、シャワーリモコン優先状態表示 を示す。 実施例２ 次ぎにこの考案における、バックライト付きリモコンでの実施例２について図 ３を参照しながら詳細に説明する。

【００１４】 この実施例の特徴は液晶表示手段２にバックライトを採用するところにある。

【００１５】 図３．（ａ）待機中は、図２．（ａ）待機中と同様に運転停止中の待機状態で あり、運転ランプ５、発光表示手段３共に消灯で、液晶表示手段２は時刻表示状 態とはなっているが、バックライトの照度が落ちている。そして運転スイッチ４ により給湯機が運転状態になると、バックライトの照度が復帰し、予め設定され ていた給湯温度４３℃の給湯温度表示データが液晶表示手段２と、発光表示手段 ３に入力され、図３．（ｂ）表示例１若しくは、図３．（ｃ）表示例２のように 表示される。図３．（ｂ）表示例１は、両表示手段２、３に表示する場合で、図 ３．（ｃ）表示例２発光表示手段３にのみ表示する場合を示すものである。

【００１６】 図３．（ｂ）表示例１では、運転開始後しばらくすると、図３．（ｄ）表示例 ３のように省電力のため液晶表示手段２のバックライトの照度が自動的に落ちる 。

【００１７】 しかし、この時も、発光表示手段３は給湯温度を表示するので、使用者は容易 に給湯温度を視認することができる。

【００１８】 また、図３．（ｅ）表示例４のようにバックライトの照度調整がまずく、バッ クライトが完全に消灯してしまった場合においても、発光表示手段３は給湯温度 を表示するので、使用者は容易に給湯温度を目視により確認することができる。

【００１９】 また、この考案の類似例として、給湯付風呂釜の場合では、給湯設定温度ばか りではなく風呂自動設定温度や風呂追焚設定時間などを、発光表示手段３に表示 し、リモコンの視認性を高めることができる。

【００２０】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、この考案によれば、給湯設定温度等を液晶表 示手段とは別の発光表示手段に表示するように構成したので、視認性の良い給湯 機用リモコンを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の構成を示すブロック図。

【図２】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）は、この考案
の実施例１を示すリモコン外観図。

【図３】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）、（ｅ）は、
この考案の実施例２を示すリモコン外観図。

【符号の説明】

１ メインリモコン ２ 液晶表示手段 ３ 発光表示手段 ４ 運転スイッチ ５ 運転ランプ ６ 給湯温度ＵＰスイッチ ７ 給湯温度ＤＯＷＮスイッチ Ｄ 表示データ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 給湯機用リモコンにおいて、液晶表示手
   段とＬＥＤ、発光セグメントなどの発光素子にて表示す
   る発光表示手段とを同一リモコン上に設け、給湯設定温
   度等の表示をこの発光表示手段にて表示することを特徴
   とする給湯機用リモコン。