JPH071105U - アンカーピース - Google Patents

アンカーピース

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JPH071105U
JPH071105U JP2940793U JP2940793U JPH071105U JP H071105 U JPH071105 U JP H071105U JP 2940793 U JP2940793 U JP 2940793U JP 2940793 U JP2940793 U JP 2940793U JP H071105 U JPH071105 U JP H071105U
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piece
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JP2940793U
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▲隆▼夫 若井
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若井産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 打込みに手間がかからず、耐引抜強度の優れ
たアンカーピースを提供する。 【構成】 一面側の一端にテーパ部13と他端に窪み部
14を設けた一対の金属板12、12を、他端間に介在
させた板片15を挟んで重ね、両金属板12、12を他
端側において互に結合し、両窪み部14、14の内周面
と板片15、15の先端縁とにわたって雌ねじ19を形
成し、気泡コンクリートに打込むと両金属板12、12
が開脚し、耐引抜強度が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、軽量気泡コンクリート(ALC)に打込み固定する開脚式のアン カーピースに関する。
【0002】
【従来の技術】
軽量気泡コンクリートをボルトで固定したり、この気泡コンクリートにボルト で他の部材を取付ける場合、雌ねじを有すると共に、気泡コンクリートへの打込 みによる開脚によって抜止が得られるアンカーピースが用いられる。
【0003】 従来のアンカーピース1は図4に示すように、一端の一面にテーパ部2を有す る一対の金属板3、3をテーパ部2、2が対向するよう重ね合わせ、両金属板3 、3の他端側に雌ねじ4を有するナット5を溶接固定し、この溶接によって両金 属板3、3を結合した構造になっており、図5のように、ナット5を打撃して両 金属板3、3を気泡コンクリートA内に打込むことにより、金属板3、3はテー パ部2、2で両側に開脚し、耐引抜き強度が得られることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のアンカーピース1は、ナット5の最大径aが大径である ため、図5のように、気泡コンクリートA内にナット5を埋込状とするには、ド リル等で予め下孔6をあけなければならないという不便がある。
【0005】 また、両金属板3、3に対するナット5の固定は、ナット5の下部切欠を両金 属板3、3に嵌め合せて行なうため、両金属板3、3の開脚基点はナット5の下 面部分となり、両金属板3、3の開脚可能部bの長さが短かくなり、その分耐引 抜強度が低いという問題がある。
【0006】 そこでこの考案の課題は、下孔をあけることなく全長を気泡コンクリート内に 埋設することができると共に、開脚可能部を長くして耐引抜強度を向上させるこ とができるアンカーピースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この考案は、一端の一面にテーパ部を有し 、他端に半円筒状の窪み部をテーパ部と同じ面に設けた一対の金属板を、対向す る他端間に窪み部が開口するよう配した板片を介してテーパ部が対向するよう重 ね、両金属板を他端側において互に結合し、両金属板の窪み部の内周面に雌ねじ を形成した構成を採用したものである。
【0008】
【作用】
内周面に雌ねじを形成した窪み部は、金属板の一部を半円筒状に屈曲加工する ことによって形成でき、その外径が小径になるので、下孔を設けることなしに気 泡コンクリート内へ全長を埋設することができ、かつ両金属板の開脚可能部を長 く設定できるので、十分な開脚となり、耐引抜強度が向上する。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面の図1乃至図3に基づいて説明する。
【0010】 図示のように、アンカーピース11は、上下に長い長方形の二枚の金属板12 と12を対向状に重ねて組合せることにより構成されている。
【0011】 両金属板12と12は、一端の一面に幅方向全長にわたるテーパ部13を有し 、他端の幅方向中央部に半円筒状の窪み部14をテーパ部13と同じ面側に設け 、他端の一方側縁に延長して設けた板片15を、金属板12のテーパ部13を設 けた側に折り返して重ね、更に一方側縁の板片15に近い位置に、テーパ部13 を形成した面側へ直角に折れ曲る側板16を設けた構造になっている。
【0012】 上記窪み部14は、金属板12の他端縁と内側に設けた長孔17間の部分をプ レスで半円筒状に加圧することによって形成され、板片15はその先端縁が窪み 部14の内周面の開口縁に臨んでいると共に、側板16は下縁が金属板12の付 根から先端上りの傾斜縁になっている。
【0013】 一対の金属板12、12は、図1と図2(a)のように、テーパ部13を設け た面を対向させ、側板16の内面が相手金属板12の側縁に当接する状態で、他 端が板片15、15を介して重なり、かつ一端側はテーパ部13、13が対向し て重なるように重ね合わせ、両金属板12、12を他端側において互に結合固定 化している。
【0014】 両金属板12と12の結合は、他端の近くの板片15、15を介して重なり合 う部分を、溶接、接着、プレスによるカシメ等の手段で行なえばよく、両金属板 12、12に設けた窪み部14、14は互に対向して円筒部18を形成し、両板 片15、15の先端縁がこの円筒部18の内周面の一部を形成していると共に、 円筒部18の内周面には雌ねじ19が施されている。
【0015】 なお、板片15は図示の場合、金属板12と一体に連成し、一面側に折り曲げ たが、このようにすれば、部品点数が少なく加工工数も少なくすることができ、 スポット溶接による結合時には、板片15と金属板12間でより確実な溶着が実 現できるが、金属板と別体に形成したものを金属板間に介在させるようにしても よい。
【0016】 この考案のアンカーピース11において、円筒部18の内周面にタップで雌ね じ19を形成するとき、両窪み部14、14に押し広げ力が作用するが、図2( b)に示すように、二枚の金属板12、12を直接重ね合わせて結合することに より形成した円筒部18にタップ21を立てると、同図に矢印で示す如く、両金 属板12、12を開離させる力が作用し、金属板12、12の逃げにより、雌ね じの形成が確実に行なえない。
【0017】 これに対して、この考案のアンカーピース11は、円筒部18の内周面で両側 の位置に板片15、15の先端縁が位置し、両板片15、15は金属板12、1 2間において固定化されているので、押し広げ力が作用しても両金属板12、1 2を開離させる力として作用せず、両金属板12、12は広がることはなく、従 って両板片15、15が円筒部18を補強し、両窪み部14、14が広がるのを 防ぎ、これにより円筒部18の内周面に雌ねじ19を確実に形成することができ る。
【0018】 なお、雌ねじ19は、窪み部14、14の内周面と両板片15、15の先端縁 とにわたって形成されることになる。
【0019】 この考案のアンカーピース11は上記のような構成であり、気泡コンクリート Aに対して打込むと、気泡コンクリートA内に進入して行く両金属板12、12 は、先端に形成したテーパ部13、13の誘導により両側に開脚し、図3に示す ように、円筒部18が気泡コンクリートAの表面に沈み込むまで打込まれる。
【0020】 アンカーピース11における円筒部18は、金属板12、12の一部を半円筒 状に屈曲させた窪み部14、14によって形成されているので、最大外径a’を 小径化することができ、このため、円筒部18は予め気泡コンクリートAに下孔 をあけることなく、該コンクリートA内に沈み込ませることができる。
【0021】 また、両金属板12、12の結合を他端に近い位置に設定できるので、アンカ ーピース11における両金属板12、12の開脚可能部b’を長く設定でき、こ れにより、両金属板12、12の開脚量と角度が大きくなり、耐引抜強度を向上 させることができる。
【0022】 気泡コンクリートA内に打込んだアンカーピース11は、両金属板12、12 の開脚により、耐引抜強度が得られ、気泡コンクリートAに固定したアンカーピ ース11の円筒部18の雌ねじ19にボルト等をねじ込むことによって、気泡コ ンクリートAに対する各種部材の取付けを行なう。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、この考案によると、一端にテーパ部と他端に半円筒状の窪み部 を設けた一対の金属板を、他端間に板片を介在させて重ね、この他端部において 結合すると共に、窪み部の内周面に雌ねじを形成したので、雌ねじを形成する部 分の最大外径を小径化することができ、気泡コンクリートに沈み込ませるのに予 め下孔をあける必要がなく、打込みの手間が省ける。
【0024】 また、窪み部間の両側内周に板片の先端縁が位置するので、窪み部の強度を向 上させることができ、内周面の雌ねじ形成が支障なく行なえると共に、雌ねじに 対するボルトの螺合強度を向上させることができる。
【0025】 更に、両金属板の結合を他端寄りの位置に設定できるので、金属板の開脚可能 部を長く設定でき、金属板の開脚量と角度が大きくなり、耐引抜強度の向上が図 れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るアンカーピースの斜視図
【図2】(a)は同上の平面図、(b)は二枚の金属板
を直接結合した場合のタッピング時を示す横断面図
【図3】同上の打込み状態を示す断面図
【図4】従来のアンカーピースを示す斜視図
【図5】同上の打込み状態を示す断面図
【符号の説明】
11 アンカーピース 12 金属板 13 テーパ部 14 窪み部 15 板片 18 円筒部 19 雌ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端の一面にテーパ部を有し、他端に半
    円筒状の窪み部をテーパ部と同じ面に設けた一対の金属
    板を、対向する他端間に窪み部が開口するよう配した板
    片を介してテーパ部が対向するよう重ね、両金属板を他
    端側において互に結合し、両金属板の窪み部の内周面に
    雌ねじを形成したアンカーピース。
JP1993029407U 1993-06-02 1993-06-02 アンカーピース Expired - Lifetime JP2549710Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993029407U JP2549710Y2 (ja) 1993-06-02 1993-06-02 アンカーピース

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993029407U JP2549710Y2 (ja) 1993-06-02 1993-06-02 アンカーピース

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JPH071105U true JPH071105U (ja) 1995-01-10
JP2549710Y2 JP2549710Y2 (ja) 1997-09-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100887676B1 (ko) * 2008-07-23 2009-03-11 최동호 콘크리트 균열 억제형 앵커볼트 정착판

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5620110U (ja) * 1979-07-24 1981-02-23
JPH0293402U (ja) * 1989-01-11 1990-07-25

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