JP2589779Y2 - 角パイプ締結補助部材 - Google Patents
角パイプ締結補助部材Info
- Publication number
- JP2589779Y2 JP2589779Y2 JP1991089394U JP8939491U JP2589779Y2 JP 2589779 Y2 JP2589779 Y2 JP 2589779Y2 JP 1991089394 U JP1991089394 U JP 1991089394U JP 8939491 U JP8939491 U JP 8939491U JP 2589779 Y2 JP2589779 Y2 JP 2589779Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- square pipe
- hole
- diameter
- fastening
- auxiliary member
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、角パイプ締結補助部
材に関し、特に角パイプを相手部材に締結する作業性を
効率化すると共に締結結果の信頼性を向上する角パイプ
締結補助部材に関する。
材に関し、特に角パイプを相手部材に締結する作業性を
効率化すると共に締結結果の信頼性を向上する角パイプ
締結補助部材に関する。
【０００２】
【従来の技術】角パイプを相手部材に締結する手法の従
来例を図１および図２を参照して説明する。１は角パイ
プであり、２は角パイプ１が締結される相手部材であ
る。５はボルト、６はナットであって、これらにより角
パイプ１は相手部材２に締結される。この締結に際して
は、角パイプ１にボルト５の頭部の径より少し大きめの
直径の丸穴３と、ボルト５のネジ部５’の直径より少し
大きめの直径の丸穴４を穿設しておき、相手部材２にも
ボルト５のネジ部５’の直径より少し大きめの直径の丸
穴７を穿設しておく。
来例を図１および図２を参照して説明する。１は角パイ
プであり、２は角パイプ１が締結される相手部材であ
る。５はボルト、６はナットであって、これらにより角
パイプ１は相手部材２に締結される。この締結に際して
は、角パイプ１にボルト５の頭部の径より少し大きめの
直径の丸穴３と、ボルト５のネジ部５’の直径より少し
大きめの直径の丸穴４を穿設しておき、相手部材２にも
ボルト５のネジ部５’の直径より少し大きめの直径の丸
穴７を穿設しておく。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上述の通りの従来例に
おいて、角パイプ１を相手部材２に締結するには、先ず
相手部材２の丸穴７に角パイプ１の丸穴４が対向するよ
うに相手部材２と角パイプ１とを位置決めしてこの状態
を保持し、相手部材２の丸穴７の後ろ側にナット６を当
てがった上で丸穴３を介してボルト５を挿入し、これを
ナット６に螺合することによって締結を完了する。
おいて、角パイプ１を相手部材２に締結するには、先ず
相手部材２の丸穴７に角パイプ１の丸穴４が対向するよ
うに相手部材２と角パイプ１とを位置決めしてこの状態
を保持し、相手部材２の丸穴７の後ろ側にナット６を当
てがった上で丸穴３を介してボルト５を挿入し、これを
ナット６に螺合することによって締結を完了する。
【０００４】しかし、この場合、角パイプ１には丸穴が
３、４の２個穿設されているところから、角パイプ１の
丸穴３からボルト５を挿入してその先端が後ろ側の丸穴
４を探り当てるのは容易ではない。このようにしている
うちに、角パイプ１内にボルト５を落とすことがあり、
取り出すのに難渋する。そして、締結箇所が角パイプ１
の内部であるところから、締結の確認に時間を要する。
３、４の２個穿設されているところから、角パイプ１の
丸穴３からボルト５を挿入してその先端が後ろ側の丸穴
４を探り当てるのは容易ではない。このようにしている
うちに、角パイプ１内にボルト５を落とすことがあり、
取り出すのに難渋する。そして、締結箇所が角パイプ１
の内部であるところから、締結の確認に時間を要する。
【０００５】この従来例の締結の強度についてみると、
角パイプ１を構成する後側のプレートと相手部材２を構
成するプレートとの合計２枚のプレートをボルト・ナッ
ト５および６により締結したに過ぎず、特に角パイプ１
の丸穴４近傍における強度に問題があった。この考案
は、上述の通りの問題を解消する角パイプ締結補助部材
を提供しようとするものである。
角パイプ１を構成する後側のプレートと相手部材２を構
成するプレートとの合計２枚のプレートをボルト・ナッ
ト５および６により締結したに過ぎず、特に角パイプ１
の丸穴４近傍における強度に問題があった。この考案
は、上述の通りの問題を解消する角パイプ締結補助部材
を提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この考案の角パイプ締結
補助部材角は、パイプの対向する両側板にそれぞれ設け
られた穴と相手部材に設けられた穴とを挿通して相手部
材側に突出したボルトのネジ部に、ナットを締め付けて
上記角パイプを上記相手部材に締結する角パイプ締結補
助部材であって、 外側形状が円柱状である角パイプ締結
補助部材本体を具備し、その前端部外周は角パイプの上
記相手部材と反対側の丸穴３に圧入される構成を有し、
その前端面の中心にはボルトの頭部の径及び長さより少
し大きめの直径及び深さの断面円形孔１１が穿設され、
更にこの断面円形孔の底部の中心にはボルトの軸部を案
内するその軸部の径よりも少し大きめの直径で、その軸
部の長さよりも短い断面円形孔１２が貫通穿設されてお
り、その断面円形孔１２の後端面の周縁にはその断面円
形孔１２を僅かに延長するように上記相手部材側の丸穴
４に圧入される膨出部が形成され、 その膨出部の外周面
は、相手部材側に近ずくに従って徐々に径が小さくなな
るテーパ面とされる。
補助部材角は、パイプの対向する両側板にそれぞれ設け
られた穴と相手部材に設けられた穴とを挿通して相手部
材側に突出したボルトのネジ部に、ナットを締め付けて
上記角パイプを上記相手部材に締結する角パイプ締結補
助部材であって、 外側形状が円柱状である角パイプ締結
補助部材本体を具備し、その前端部外周は角パイプの上
記相手部材と反対側の丸穴３に圧入される構成を有し、
その前端面の中心にはボルトの頭部の径及び長さより少
し大きめの直径及び深さの断面円形孔１１が穿設され、
更にこの断面円形孔の底部の中心にはボルトの軸部を案
内するその軸部の径よりも少し大きめの直径で、その軸
部の長さよりも短い断面円形孔１２が貫通穿設されてお
り、その断面円形孔１２の後端面の周縁にはその断面円
形孔１２を僅かに延長するように上記相手部材側の丸穴
４に圧入される膨出部が形成され、 その膨出部の外周面
は、相手部材側に近ずくに従って徐々に径が小さくなな
るテーパ面とされる。
【０００７】
【実施例】この考案の実施例を図３、図４を参照して説
明する。１０はこの考案の角パイプ締結補助部材本体を
示す。この角パイプ締結補助部材本体１０はその外側形
状は円柱状であり、その前端部外周は角パイプ１の丸穴
３に圧入され、その後端面の中心には膨出部１３が形成
されてこの部が角パイプ１の丸穴４に圧入される様に構
成されている。膨出部１３の外形は断面円形である。そ
して、角パイプ締結補助部材本体１０の前端面の中心に
はボルト５の頭部の径より少し大きめの直径の断面円形
孔１１が穿設され、更にこの断面円形孔１１の底部の中
心にはボルト５のネジ部５’を案内する断面円形孔１２
が穿設されている。結局、断面円形孔１１および断面円
形孔１２は角パイプ締結補助部材本体１０をその長さ方
向に貫通するものである。この角パイプ締結補助部材本
体１０はその前端部外周を角パイプ１の丸穴３に圧入
し、膨出部１３を角パイプ１の丸穴４に圧入した状態で
角パイプ１に固定される。
明する。１０はこの考案の角パイプ締結補助部材本体を
示す。この角パイプ締結補助部材本体１０はその外側形
状は円柱状であり、その前端部外周は角パイプ１の丸穴
３に圧入され、その後端面の中心には膨出部１３が形成
されてこの部が角パイプ１の丸穴４に圧入される様に構
成されている。膨出部１３の外形は断面円形である。そ
して、角パイプ締結補助部材本体１０の前端面の中心に
はボルト５の頭部の径より少し大きめの直径の断面円形
孔１１が穿設され、更にこの断面円形孔１１の底部の中
心にはボルト５のネジ部５’を案内する断面円形孔１２
が穿設されている。結局、断面円形孔１１および断面円
形孔１２は角パイプ締結補助部材本体１０をその長さ方
向に貫通するものである。この角パイプ締結補助部材本
体１０はその前端部外周を角パイプ１の丸穴３に圧入
し、膨出部１３を角パイプ１の丸穴４に圧入した状態で
角パイプ１に固定される。
【０００８】上述の通りの角パイプ締結補助部材が固定
された角パイプ１を相手部材２に締結するには、先ず相
手部材２の丸穴７に角パイプ１の丸穴４が対向するよう
に相手部材２と角パイプ１とを位置決めしてこの状態を
保持し、相手部材２の丸穴７の後ろ側にナット６を当て
がった上で締結補助部材本体１０の断面円形孔１１を介
してボルト５を挿入し、ボルト５はそのネジ部５’が締
結補助部材本体１０の断面円形孔１２により案内されな
がらナット６に螺合することによって締結を完了する。
された角パイプ１を相手部材２に締結するには、先ず相
手部材２の丸穴７に角パイプ１の丸穴４が対向するよう
に相手部材２と角パイプ１とを位置決めしてこの状態を
保持し、相手部材２の丸穴７の後ろ側にナット６を当て
がった上で締結補助部材本体１０の断面円形孔１１を介
してボルト５を挿入し、ボルト５はそのネジ部５’が締
結補助部材本体１０の断面円形孔１２により案内されな
がらナット６に螺合することによって締結を完了する。
【０００９】
【考案の効果】以上の通りであって、この考案の角パイ
プ締結補助部材は、外側形状が円柱状である角パイプ締
結補助部材本体１０を具備し、その前端部外周は角パイ
プ１の一方の丸穴３に圧入される構成を有し、その前端
面の中心にはボルト５の頭部の径より少し大きめの直径
の断面円形孔１１が穿設され、更にこの断面円形孔１１
の底部の中心にはボルト５のネジ部５’を案内する断面
円形孔１２が穿設されており、その後端面の中心には角
パイプ１の他方の丸穴４に圧入される膨出部１２が形成
されるものであるから、先ずボルト５のネジ部５’は断
面円形孔１２により案内されて丸穴４を探り当てるよう
なことをする必要はなくなった。そして、断面円形孔１
１および断面円形孔１２は角パイプ締結補助部材本体１
０をその長さ方向に貫通するものであるからボルト５が
角パイプ１内に落下する余地はない。また、締結箇所が
締結補助部材本体１０前端面近傍であるところから、締
結の確認は容易である。更に、角パイプ締結補助部材本
体１０はその前端部外周を角パイプ１の丸穴３に圧入
し、その膨出部１２を角パイプ１の丸穴４に圧入して両
者は互いに強固に一体化されているので、角パイプ１の
丸穴４近傍はボルト・ナット締結時に締結補助部材によ
り押圧保護されると共に、角パイプ１を構成する前面の
プレートも角パイプ１を構成する後側のプレートと相手
部材２を構成するプレートとの間の締結に参加するに到
り、締結の強度は増加する。
プ締結補助部材は、外側形状が円柱状である角パイプ締
結補助部材本体１０を具備し、その前端部外周は角パイ
プ１の一方の丸穴３に圧入される構成を有し、その前端
面の中心にはボルト５の頭部の径より少し大きめの直径
の断面円形孔１１が穿設され、更にこの断面円形孔１１
の底部の中心にはボルト５のネジ部５’を案内する断面
円形孔１２が穿設されており、その後端面の中心には角
パイプ１の他方の丸穴４に圧入される膨出部１２が形成
されるものであるから、先ずボルト５のネジ部５’は断
面円形孔１２により案内されて丸穴４を探り当てるよう
なことをする必要はなくなった。そして、断面円形孔１
１および断面円形孔１２は角パイプ締結補助部材本体１
０をその長さ方向に貫通するものであるからボルト５が
角パイプ１内に落下する余地はない。また、締結箇所が
締結補助部材本体１０前端面近傍であるところから、締
結の確認は容易である。更に、角パイプ締結補助部材本
体１０はその前端部外周を角パイプ１の丸穴３に圧入
し、その膨出部１２を角パイプ１の丸穴４に圧入して両
者は互いに強固に一体化されているので、角パイプ１の
丸穴４近傍はボルト・ナット締結時に締結補助部材によ
り押圧保護されると共に、角パイプ１を構成する前面の
プレートも角パイプ１を構成する後側のプレートと相手
部材２を構成するプレートとの間の締結に参加するに到
り、締結の強度は増加する。
【図１】角パイプ締結の従来例の斜視図。
【図２】角パイプ締結の従来例の断面図。
【図３】この考案による角パイプ締結の断面を示す図。
【図４】この考案の角パイプ締結補助部材を示す図。
１ 角パイプ ３ 一方の丸穴 ４ 他方の丸穴 ５ ボルト ５’ ネジ部 １０ 角パイプ締結補助部材本体 １１ 断面円形孔 １２ 膨出部
Claims (1)
- 【請求項１】 角パイプの対向する両側板にそれぞれ設
けられた穴と相手部材に設けられた穴とを挿通して相手
部材側に突出したボルトのネジ部に、ナットを締め付け
て上記角パイプを上記相手部材に締結する角パイプ締結
補助部材であって、 外側形状が円柱状である角パイプ締結補助部材本体を具
備し、その前端部外周は角パイプの上記相手部材と反対
側の丸穴３に圧入される構成を有し、その前端面の中心
にはボルトの頭部の径及び長さより少し大きめの直径及
び深さの断面円形孔１１が穿設され、更にこの断面円形
孔の底部の中心にはボルトの軸部を案内するその軸部の
径よりも少し大きめの直径で、その軸部の長さよりも短
い断面円形孔１２が貫通穿設されており、その断面円形
孔１２の後端面の周縁にはその断面円形孔１２を僅かに
延長するように上記相手部材側の丸穴４に圧入される膨
出部が形成され、 その膨出部の外周面は、上記相手部材側に近ずくに従っ
て徐々に径が小さくななるテーパ面とされ、 ていることを特徴とする角パイプ締結補助部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991089394U JP2589779Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 角パイプ締結補助部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991089394U JP2589779Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 角パイプ締結補助部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0540607U JPH0540607U (ja) | 1993-06-01 |
| JP2589779Y2 true JP2589779Y2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13969437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991089394U Expired - Fee Related JP2589779Y2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 角パイプ締結補助部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2589779Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007156176A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Sharp Corp | 表示装置及び表示装置用スタンド |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53139743U (ja) * | 1977-04-11 | 1978-11-04 | ||
| JPS55149089U (ja) * | 1978-12-01 | 1980-10-27 |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP1991089394U patent/JP2589779Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0540607U (ja) | 1993-06-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980818 |
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