JPH07110534A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH07110534A
JPH07110534A JP6119680A JP11968094A JPH07110534A JP H07110534 A JPH07110534 A JP H07110534A JP 6119680 A JP6119680 A JP 6119680A JP 11968094 A JP11968094 A JP 11968094A JP H07110534 A JPH07110534 A JP H07110534A
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JP
Japan
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optical path
light
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detecting
image reading
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JP6119680A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Suzuki
一喜 鈴木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の複雑化およびコストアップを招来する
ことなく,原稿サイズの検知および操作者の接近検知を
行えるようにする。 【構成】 発光部から対象物に光を照射し,その反射光
を受光部で受光することにより,対象物の有無を検知す
る原稿サイズ検知センサ102を備えた画像読取装置に
おいて,原稿サイズを検知するための第1の光路および
人体を検知するための第2の光路の間で原稿サイズ検知
センサ102の光路を一方から他方へ切り換えるステッ
ピングモータ103と,前記第1の光路と第2の光路と
の切り換えを指定する原稿サイズ検知光路切換キー10
1aと,原稿サイズ検知光路切換キー101aの指定に
基づいて,ステッピングモータ103の切換制御を行な
う1チップCPU105とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,スキャナ,複写機等の
画像読取装置に関し,より詳細には,発光部から対象物
に光を照射し,その反射光を受光部で受光することによ
り,対象物の有無を検知する光検知手段を備えた画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像読取装置として,例えば,発
光部から原稿(対象物)に光を照射し,その反射光を受
光部で受光することにより,原稿(対象物)の有無を検
知し,これによって原稿のサイズを検知するセンサ(以
降,原稿サイズ検知センサと記す)を備えた装置があ
る。このような装置では,セットされた原稿のサイズを
検知し,検知した原稿のサイズに基づいて,各種制御を
行なっている。
【0003】一般的に,上記原稿サイズ検知センサは,
その発光部が発する光の光路が原稿面と垂直になるよう
に配置されており,発光部が発した光が,原稿を押さえ
つける圧板の裏面に備えられた反射板によって反射され
たか,あるいは,載置された原稿によって反射されたか
を受光部が受光する光量によって判別し,該判別結果に
基づいて,原稿サイズを検知している。
【0004】また,原稿サイズ検知センサの配置が異な
る装置として,特開昭64−66639号公報「原稿サ
イズ検知装置」が提案されている。この原稿サイズ検知
装置によれば,センサの発光部が発する光の光路が原稿
面と平行になるように,該センサが配置されており,セ
ンサの発光部が発する光の光量が,原稿を透過すること
により,十分減衰して受光部に達したか,あるいは,空
間を透過することにより,ほとんど変化せずに受光部に
達したかを判別し,該判別結果に基づいて,原稿サイズ
を検知している。したがって,反射板の汚れの影響を全
く受けず,原稿のサイズを正確に検知できるという利点
がある。
【0005】また,従来の画像読取装置として,操作者
が装置に接近したことを検知するセンサ(以降,人体検
知センサと記す)を備えているものがあり,例えば複写
機では,操作者が所定時間以上装置に接近しないと,自
動的に予熱モードにし,また,装置が予熱モードになっ
ている場合に操作者が装置に接近すると,予熱モードを
解除するように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,従来の
画像読取装置によれば,原稿サイズ検知センサおよび人
体検知センサを備えることにより,装置の利便性を向上
させることができるものの,各センサがそれぞれ別々に
配置され,また独立して使用されているため,装置が複
雑化し,コストアップになるという問題点があった。
【0007】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り,装置の複雑化およびコストアップを招来することな
く,原稿サイズの検知および操作者の接近検知を行える
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために,請求項1に係る画像読取装置は,発光部
から対象物に光を照射し,その反射光を受光部で受光す
ることにより,対象物の有無を検知する光検知手段を備
えた画像読取装置において,原稿サイズを検知するため
の第1の光路および人体を検知するための第2の光路の
間で前記光検知手段の光路を一方から他方へ切り換える
光路切換手段と,前記第1の光路と第2の光路との切り
換えを指定する切換指定手段と,前記切換指定手段の指
定に基づいて,前記光路切換手段の切換制御を行なう制
御手段とを具備したものである。
【0009】また,請求項2に係る画像読取装置は,発
光部から対象物に光を照射し,その反射光を受光部で受
光することにより,対象物の有無を検知する光検知手段
を備えた画像読取装置において,原稿サイズを検知する
ための第1の光路および人体を検知するための第2の光
路の間で前記光検知手段の光路を一方から他方へ切り換
える光路切換手段と,前記第1の光路と第2の光路との
切り換えを指定する切換指定手段と,前記光検知手段の
焦点距離を変更する焦点距離変更手段と,前記切換指定
手段の指定に基づいて,前記光路切換手段の切換制御を
行うと共に,前記焦点距離変更手段を制御して焦点距離
を変更する制御手段とを具備したものでる。
【0010】また,請求項3に係る画像読取装置は,発
光部から対象物に光を照射し,その反射光を受光部で受
光することにより,対象物の有無を検知する光検知手段
を備えた画像読取装置において,原稿サイズを検知する
ための第1の光路および人体を検知するための第2の光
路の間で前記光検知手段の光路を一方から他方へ切り換
える光路切換手段と,前記第1の光路と第2の光路との
切り換えを指定する切換指定手段と,前記第2の光路を
遮断する光路遮断手段と,前記切換指定手段の指定に基
づいて,前記光路切換手段の切換制御を行なうと共に,
前記光路遮断手段の遮断制御を行う制御手段とを具備し
たものである。
【0011】また,請求項4に係る画像読取装置は,発
光部から対象物に光を照射し,その反射光を受光部で受
光することにより,対象物の有無を検知する光検知手段
を備えた画像読取装置において,原稿サイズを検知する
ための第1の光路および人体を検知するための第2の光
路の間で前記光検知手段の光路を一方から他方へ切り換
える光路切換手段と,前記第1の光路と第2の光路との
切り換えを指定する切換指定手段と,前記光検知手段の
光量を変更する光量変更手段と,前記切換指定手段の指
定に基づいて,前記光路切換手段の切換制御を行なうと
共に,前記光量変更手段の光量変更制御を行う制御手段
とを具備したものである。
【0012】また,請求項5に係る画像読取装置は,前
記制御手段が,前記光検知手段の光路が第1の光路に切
り換えられている状態で,装置本体が所定時間以上使用
されない場合,前記光路切換手段を制御して前記光検知
手段の光路を第2の光路に切り換え,また,前記光検知
手段の光路が第2の光路に切り換えられている状態で,
前記光検知手段が所定時間以上人体を検知し続けた場
合,前記光路切換手段を制御して前記光検知手段の光路
を第1の光路に切り換えるものである。
【0013】また,請求項6に係る画像読取装置は,前
記光路切換手段が,前記光検知手段を移動または回転さ
せることにより光路を切換えるものである。
【0014】また,請求項7に係る画像読取装置は,前
記光路切換手段が,前記光検知手段から照射された光を
反射あるいは屈折させることにより光路を切り換えるも
のである。
【0015】また,請求項8に係る画像読取装置は,発
光部から対象物に光を照射し,その反射光を受光部で受
光することにより,対象物の有無を検知する光検知手段
を備えた画像読取装置において,前記光検知手段から出
力された光の光路を所定方向に切り換え,かつ,所定方
向からの入射光を前記光検知手段へ導く,圧板に内蔵さ
れた光路切換手段と,前記光検知手段の検知情報に基づ
いて,予熱モードの設定・解除を制御する予熱モード制
御手段とを備え,前記予熱モード制御手段が,装置本体
が所定時間以上使用されない場合,予熱モードを設定
し,また,予熱モード時に前記光検知手段が所定時間以
上人体を検知し続けた場合,予熱モードを解除するもの
である。
【0016】
【作用】本発明の画像読取装置(請求項1)は,切換指
定手段を介して光路の切り換えを指定すると,原稿サイ
ズを検知するための第1の光路および人体を検知するた
めの第2の光路の間で光検知手段の光路が一方から他方
へ切り換えられる。
【0017】本発明の画像読取装置(請求項2)は,切
換指定手段を介して光路の切り換えを指定すると,原稿
サイズを検知するための第1の光路および人体を検知す
るための第2の光路の間で光検知手段の光路が一方から
他方へ切り換えられ,光検知手段の焦点距離が変更され
る。
【0018】また,本発明の画像読取装置(請求項3)
は,切換指定手段を介して光路の切り換えを指定する
と,原稿サイズを検知するための第1の光路および人体
を検知するための第2の光路の間で光検知手段の光路が
一方から他方へ切り換えられ,光路遮断手段によって第
2の光路が遮断あるいは非遮断される。
【0019】また,本発明の画像読取装置(請求項4)
は,切換指定手段を介して光路の切り換えを指定する
と,原稿サイズを検知するための第1の光路および人体
を検知するための第2の光路の間で光検知手段の光路が
一方から他方へ切り換えられ,光検知手段の光量が変更
される。
【0020】また,本発明の画像読取装置(請求項5)
は,制御手段が,装置本体が所定時間以上使用されない
場合,光路切換手段を制御して第2の光路に切り換え,
また,光検知手段が所定時間以上人体を検知し続けた場
合,光路切換手段を制御して第1の光路に切り換える。
【0021】また,本発明の画像読取装置(請求項6)
は,光路切換手段が,光検知手段を移動または回転させ
ることにより光路を切換える。
【0022】また,本発明の画像読取装置(請求項7)
は,光路切換手段が,光検知手段から照射された光を反
射あるいは屈折させることにより光路を切り換える。
【0023】また,本発明の画像読取装置(請求項8)
は,予熱モード制御手段が,装置本体が所定時間以上使
用されない場合,予熱モードを設定し,また,予熱モー
ド時に光検知手段が所定時間以上人体を検知し続けた場
合,予熱モードを解除する。
【0024】
【実施例】以下,本発明の画像読取装置について,複写
機を例にして,〔実施例1〕,〔実施例2〕,〔実施例
3〕,〔実施例4〕,〔実施例5〕,〔実施例6〕の順
で図面を参照して詳細に説明する。
【0025】〔実施例1〕図1は,実施例1の複写機の
構成の一部を示すブロック図であり,複写機の各種モー
ド指示を行なうための操作部101と,原稿のサイズを
検知するための原稿サイズ検知センサ102と,後述す
る各駆動部を駆動するためのステッピングモータ103
と,後述する各駆動部の位置を検知するためのポジショ
ンセンサ104と,上記各部を制御する1チップCPU
105とから構成されている。なお,操作部101に
は,原稿サイズ検知センサ102の光路を切り換える指
示を行なうための原稿サイズ検知光路切換キー101a
が備えられている。
【0026】図2は,操作部101の構成を示す説明図
であり,操作キー群102a,102bと,表示部10
3とから構成されている。なお,原稿サイズ検知光路切
換キー101aは,図示の如き位置(操作キー群102
a上)に配置されている。
【0027】図3は,実施例1の原稿サイズ検知センサ
102周辺の構成を示す説明図であり,301は装置内
へのほこりの侵入を防ぐための防塵ガラス,302は原
稿を載置するためのコンタクトガラス,303は上部か
ら原稿を押さえつけるための圧板,304はポジション
センサ104が位置を検知する際の指標となるフィラー
を示している。なお,図示の如く,原稿サイズ検知セン
サ102は,ベルト103aを介してステッピングモー
タ103により駆動する構成となっている。また,ポジ
ションセンサ104は,同図(b)に示すように,原稿
サイズ検知センサ102が横方向を向いた時にフィラー
302を検知する,すなわち,ポジションセンサ104
がONになるように配置されている。
【0028】以上の構成により,その動作を説明する。
本発明の複写機は,原稿のサイズを検知するセンサと操
作者の接近を検知するセンサとを共有する,すなわち,
原稿サイズ検知センサ102を使用して,操作者の接近
を検知(以降,人体検知と記す)することにより,装置
の複雑化およびコストアップを防止するものであり,実
施例1では,原稿サイズ検知センサ102を回転させ,
原稿サイズ検知センサ102の光路が正面を向くように
することにより,操作者の接近を検知している。
【0029】ここで,原稿サイズ検知センサ102の光
路を切り換えるタイミングについて説明する。1チップ
CPU105は,複写機が所定の時間使用されないと,
複写機を予熱モードにし,後述する光路切換トリガーを
ONにして原稿サイズ検知センサ102が人体検知を行
なうように切り換える。また,1チップCPU105
は,原稿サイズ検知センサ102が原稿のサイズを検知
している場合に原稿サイズ検知光路切換キー101aが
押下された場合にも,光路切換トリガーをONにして原
稿サイズ検知センサ102が人体検知を行なうように切
り換える。
【0030】一方,複写機が予熱モード状態で,原稿サ
イズ検知センサ102が人体検知を行なっている場合
に,原稿サイズ検知センサ102が所定時間以上人体を
検知,すなわち,所定時間以上操作者の接近を検知する
と,1チップCPU105は,複写機の予熱モードを解
除し,光路切換トリガーをONにして原稿サイズ検知セ
ンサ102が原稿のサイズを検知するように切り換え
る。また,1チップCPU105は,原稿サイズ検知セ
ンサ102が人体検知を行なっている場合に原稿サイズ
検知光路切換キー101aが押下された場合にも,光路
切換トリガーをONにして原稿サイズ検知センサ102
が原稿のサイズを検知するように切り換える。
【0031】次に,図4のフローチャートを参照して,
原稿サイズ検知センサ102の光路を切り換える制御に
ついて,具体的に説明する。なお,後述する機能状態フ
ラグとは,原稿サイズ検知センサ102が原稿のサイズ
を検知している状態か人体検知を行なっている状態かを
示すフラグであり,原稿のサイズを検知している状態が
“1”,人体検知を行なっている状態が“0”となる。
【0032】先ず,前述した光路切換トリガーがONに
なると(S401),1チップCPU105は,機能状
態フラグを参照する(S402)。機能状態フラグ=1
の場合には,1チップCPU105は,ステッピングモ
ータ103を制御して原稿サイズ検知センサ102の光
路が横向きに,すなわち,図3(b)に示す状態になる
ように原稿サイズ検知センサ102を回転(図3に示し
た例では,図に向かって左方向)させ(S403),ポ
ジションセンサ104がON,すなわち,フィラー30
4を検知するまで回転を続行させる(S404)。続い
て,原稿サイズ検知センサ102が人体検知を行なって
いることを示すため,機能状態フラグを“0”にする
(S405)。
【0033】一方,S402で,機能状態フラグ=0の
場合には,1チップCPU105は,ステッピングモー
タ103を制御して原稿サイズ検知センサ102の光路
が上向きに,すなわち,図3(a)に示す状態になるよ
うに原稿サイズ検知センサ102を回転(図3に示した
例では,図に向かって右方向)させ(S406),原稿
サイズ検知センサ102が90°(ポジションセンサ1
04がONの時が0°)になるまで回転を続行させる
(S407)。続いて,原稿サイズ検知センサ102が
原稿のサイズを検知していることを示すため,機能状態
フラグを“1”にする(S408)。
【0034】なお,実施例1では,原稿サイズ検知セン
サ102を回転することにより,原稿サイズ検知と人体
検知とを切り換えているが,特にこれに限定するもので
はなく,例えば,原稿サイズ検知センサ102の光路を
原稿と平行にして原稿のサイズを検知する装置(特開昭
64−66639号公報の原稿サイズ検知装置)におい
ては,原稿サイズ検知センサ102を原稿の検知位置か
ら平行移動するようにすれば良い。
【0035】前述したように実施例1によれば,必要に
応じて原稿サイズ検知センサ102を回転させて人体検
知を行なっているため,原稿のサイズを検知するセンサ
と人体検知を行なうセンサとを簡単な構成で共有するこ
とができる。したがって,装置の複雑化やコストアップ
を招くことなく,原稿のサイズを検知し,操作者の接近
を検知(人体検知)することができる。
【0036】〔実施例2〕実施例2の複写機は,原稿サ
イズ検知センサ102を固定(光路は上向き)とし,人
体検知を行なう場合には,原稿サイズ検知センサ102
の光路上にミラーを配置(移動)するものである。な
お,実施例2の構成は,基本的には実施例1と同様に
付,異なる部分についてのみ説明する。
【0037】図5は,実施例2の原稿サイズ検知センサ
102周辺の構成を示す説明図であり,501は原稿サ
イズ検知センサ102の光路を切り換えるためのミラ
ー,502はポジションセンサ104がミラー501の
位置を検知する際の指標となるフィラーを示している。
なお,図3と同符号のものは実施例1と同様に付,説明
を省略する。
【0038】以上の構成により,その動作を説明する。
実施例2の動作は,基本的には実施例1と同様に付,異
なる部分(原稿サイズ検知センサ102の光路切換動
作)についてのみ,図6のフローチャートを参照して説
明する。なお,実施例1と同様に,機能状態フラグは,
原稿のサイズを検知している状態が“1”,人体検知を
行なっている状態が“0”となる。
【0039】先ず,実施例1と同様に,光路切換トリガ
ーがONになると(S601),1チップCPU105
は,機能状態フラグを参照する(S602)。機能状態
フラグ=1の場合には,1チップCPU105は,ステ
ッピングモータ103を制御して,ミラー501が原稿
サイズ検知センサ102の光路上に移動するようにミラ
ー501を回転(図5に示した例では,図に向かって左
回転)させ(S603),ミラー501が135°(ポ
ジションセンサ104がONの時が0°)になるまで回
転を続行させる(S604)。続いて,原稿サイズ検知
センサ102が人体検知を行なっていることを示すた
め,機能状態フラグを“0”にする(S605)。
【0040】一方,S602で,機能状態フラグ=0の
場合には,1チップCPU105は,ステッピングモー
タ103を制御して,ミラー501が原稿サイズ検知セ
ンサ102の光路外に移動するようにミラー501を回
転(図5に示した例では,図に向かって右回転)させ
(S606),ポジションセンサ104がON,すなわ
ち,フィラー502を検知するまで回転を続行させる
(S607)。続いて,原稿サイズ検知センサ102が
原稿のサイズを検知していることを示すため,機能状態
フラグを“1”にする(S608)。
【0041】なお,実施例2では,原稿サイズ検知セン
サ102の光路上にミラー501を配置することによ
り,人体検知を行なっているが,特にこれに限定するも
のではなく,例えば,原稿サイズ検知センサ102の光
路上にプリズムを配置して,原稿サイズ検知センサ10
2の光路を変更することにより,人体検知を行なっても
良い。
【0042】前述したように実施例2によれば,必要に
応じてミラー501を回転させて原稿サイズ検知センサ
102の光路を切り換えることにより,人体検知を行な
っているため,実施例1より簡単な構成で,原稿のサイ
ズを検知するセンサと人体検知を行なうセンサとを共有
することができる。したがって,装置の複雑化やコスト
アップを招くことなく,原稿のサイズを検知し,操作者
の接近を検知(人体検知)することができる。
【0043】〔実施例3〕実施例3の複写機は,実施例
1の複写機の構成に加えて,原稿サイズ検知センサ10
2が人体検知を行なっている際に,原稿サイズ検知セン
サ102の光路上に,原稿サイズ検知センサ102の焦
点距離を変更するレンズを配置(移動)するものであ
る。したがって,実施例3の構成は,基本的には,実施
例1と同様となり,実施例1の構成に,焦点距離を変更
するレンズを加えた構成となっている。
【0044】ここで,センサの光路上に焦点距離を変更
するためのレンズを備える理由について説明する。セン
サの焦点距離が原稿のサイズを検知する際の距離(セン
サから原稿までの距離)に合わせてあり,人体検知の場
合に,センサから人体までの距離が,センサから原稿ま
での距離と異なる場合には,人体検知を行なう場合に
は,焦点距離が狂ってしまう。このため,正しい焦点距
離で人体検知を行なうため,焦点距離を変更するための
レンズを備えている。
【0045】図7は,実施例3の原稿サイズ検知センサ
102周辺の構成を示す説明図であり,701は原稿サ
イズ検知センサ102の焦点距離を変更するためのレン
ズ,702はポジションセンサ104がレンズ701の
位置を検知する際の指標となるフィラーを示している。
なお,図示を省略するが,レンズ701は,ステッピン
グモータ103により回転駆動する構成となっている。
【0046】以上の構成により,図8のフローチャート
を参照して,その動作を説明する。なお,後述するレン
ズポジションフラグとは,レンズ701の位置が人体検
知における位置か否かを示すフラグであり,レンズ70
1の位置が原稿サイズ検知における位置の場合に
“1”,人体検知における位置の場合に“0”となる。
【0047】先ず,実施例1と同様に,光路切換トリガ
ーがONになると(S801),1チップCPU105
は,光路切換処理,すなわち,図4のフローチャート
(実施例1)におけるS402〜S408の処理を行な
う(S802)。続いて,1チップCPU105は,レ
ンズポジションフラグを参照する(S803)。レンズ
ポジションフラグ=1の場合には,1チップCPU10
5は,ステッピングモータ103を制御して,原稿サイ
ズ検知センサ102が人体検知を行なう場合の原稿サイ
ズ検知センサ102の光路上にレンズ701を移動する
ように回転(図7に示した例では,図に向かって右回
転)させ(S804),ポジションセンサ104がO
N,すなわち,フィラー702を検知するまで回転を続
行させる(S805)。続いて,レンズ701の位置が
人体検知における位置であることを示すため,レンズポ
ジションフラグを“0”にする(S806)。
【0048】一方,S803で,レンズポジションフラ
グ=0の場合には,1チップCPU105は,ステッピ
ングモータ103を制御して,原稿サイズ検知センサ1
02が人体検知を行なう場合の原稿サイズ検知センサ1
02の光路外にレンズ701を移動するように回転(図
7に示した例では,図に向かって左回転)させ(S80
7),レンズ701が90°(ポジションセンサ104
がONの時が0°)になるまで回転を続行させる(S8
08)。続いて,レンズ701の位置が原稿サイズ検知
における位置であることを示すため,レンズポジション
フラグを“1”にする(S809)。
【0049】前述したように実施例3によれば,実施例
1と同様の効果があり,更に,レンズ701により原稿
サイズ検知センサ102の焦点距離を変更しているた
め,原稿サイズ検知センサ102から原稿までの距離と
原稿サイズ検知センサ102から人体までの距離とが異
なる場合,すなわち,焦点距離が異なる場合でも,原稿
サイズ検知および人体検知ともに,正しい焦点距離によ
る検知を行なうことができる。したがって,正確な原稿
サイズ検知および人体検知を行なうことができる。
【0050】〔実施例4〕実施例4の複写機は,実施例
1の複写機の構成に加えて,原稿サイズ検知センサ10
2が原稿のサイズを検知している場合に,原稿サイズ検
知センサ102が人体検知を行なう際の光路を遮断する
ための遮蔽板を備えたものである。したがって,実施例
4の構成は,基本的には,実施例1と同様となり,実施
例1の構成に,光路を遮断する遮蔽板を加えた構成とな
っている。
【0051】ここで,原稿のサイズを検知する際に,人
体検知におけるセンサの光路を遮断する理由について説
明する。原稿サイズ検知センサ102が原稿のサイズを
検知している際に,原稿サイズ検知センサ102が人体
検知を行なう際の光路上の防塵ガラス201から光が侵
入する。光の侵入量が多い場合には,侵入した光によ
り,原稿サイズ検知センサ102における受光部が誤検
知してしまい,正しい原稿のサイズが検知できなくなっ
てしまう。このため,正しい原稿サイズの検知を行なう
ために,遮蔽板を備えている。
【0052】図9は,実施例4の原稿サイズ検知センサ
102周辺の構成を示す説明図であり,901は人体検
知における光路を遮断する遮蔽板,902はポジション
センサ104が遮蔽板901の位置を検知する際の指標
となるフィラーを示している。なお,図示を省略する
が,遮蔽板901は,ステッピングモータ103により
回転駆動する構成となっている。
【0053】以上の構成により,図10のフローチャー
トを参照して,その動作を説明する。なお,後述する遮
蔽板ポジションフラグとは,遮蔽板901の位置が原稿
サイズ検知における位置か否かを示すフラグであり,遮
蔽板901の位置が原稿サイズ検知における位置の場合
に“1”,人体検知における位置の場合に“0”とな
る。
【0054】先ず,実施例1と同様に,光路切換トリガ
ーがONになると(S1001),1チップCPU10
5は,光路切換処理,すなわち,図4のフローチャート
(実施例1)におけるS402〜S408の処理を行な
う(S1002)。続いて,1チップCPU105は,
遮蔽板ポジションフラグを参照する(S1003)。遮
蔽板ポジションフラグ=1の場合には,1チップCPU
105は,ステッピングモータ103を制御して,原稿
サイズ検知センサ102が人体検知を行なう場合の原稿
サイズ検知センサ102の光路外に遮蔽板901を移動
するように回転(図9に示した例では,図に向かって右
回転)させ(S1004),ポジションセンサ104が
ON,すなわち,フィラー902を検知するまで回転を
続行させる(S1005)。続いて,遮蔽板901の位
置が人体検知における位置であることを示すため,遮蔽
板ポジションフラグを“0”にする(S1006)。
【0055】一方,S1003で,遮蔽板ポジションフ
ラグ=0の場合には,1チップCPU105は,ステッ
ピングモータ103を制御して,原稿サイズ検知センサ
102が人体検知を行なう場合の原稿サイズ検知センサ
102の光路上に遮蔽板901を移動するように回転
(図9に示した例では,図に向かって左回転)させ(S
1007),遮蔽板901が90°(ポジションセンサ
104がONの時が0°)になるまで回転を続行させる
(S1008)。続いて,遮蔽板901の位置が原稿サ
イズ検知における位置であることを示すため,遮蔽板ポ
ジションフラグを“1”にする(S1009)。
【0056】前述したように実施例4によれば,実施例
1と同様の効果があり,更に,遮蔽板901により光の
侵入を防止しているため,原稿サイズ検知センサ102
が原稿のサイズを検知している際に,人体検知における
光路上の防塵ガラス201からの光の侵入量が多い場合
でも,正しい原稿サイズの検知を行なうことができる。
【0057】〔実施例5〕実施例5の複写機は,実施例
1の複写機の構成に加えて,原稿サイズ検知センサ10
2が原稿のサイズを検知する場合に,原稿サイズ検知セ
ンサ102の光路上に原稿サイズ検知センサ102の光
量を変更するフィルタを配置(移動)するものである。
したがって,実施例5の構成は,基本的には,実施例1
と同様となり,実施例1の構成に,原稿サイズ検知セン
サ102の光量を変更するフィルタを加えた構成となっ
ている。
【0058】ここで,原稿のサイズを検知する際に,原
稿サイズ検知センサ102の光路上にセンサの光量を変
更するフィルタを備える理由について説明する。通常,
原稿サイズ検知センサ102から人体(操作者)までの
距離は,原稿サイズ検知センサ102から原稿までの距
離より長く,また,人体が反射する光量が原稿の反射す
る光量より少ないため,原稿サイズ検知センサ102の
受光部が同光量の光を発すると,受光部が受ける光量
は,人体からの反射の方が少なくなる。このため,原稿
サイズ検知センサ102の発光部が発する光は,原稿サ
イズ検知センサ102が人体検知を行なう場合に合わせ
て設定する。したがって,原稿サイズ検知センサ102
が原稿のサイズを検知する場合には,原稿に反射される
光量が多くなり,原稿サイズ検知センサ102の受光部
が誤検知を起こしてしまう。このため,原稿サイズ検知
センサ102が原稿のサイズを検知する場合には,原稿
サイズ検知センサ102の光路にフィルタを設け,原稿
サイズ検知センサ102の受光部が受光する光の光量を
低減させ,正しい検知を行なえるようにしている。
【0059】図11は,実施例5の原稿サイズ検知セン
サ102周辺の構成を示す説明図であり,1101は原
稿サイズ検知センサ102が原稿のサイズを検知する場
合に,原稿サイズ検知センサ102の光量を変更するた
めのフィルタ,1102はポジションセンサ104がフ
ィルタ1101の位置を検知する際の指標となるフィラ
ーを示している。なお,図示を省略するが,フィルタ1
101は,ステッピングモータ103により回転駆動す
る構成となっている。
【0060】以上の構成により,図12のフローチャー
トを参照して,その動作を説明する。なお,後述するフ
ィルタポジションフラグとは,フィルタ1101の位置
が原稿サイズ検知における位置か否かを示すフラグであ
り,フィルタ1101の位置が原稿サイズ検知における
位置の場合に“1”,人体検知における位置の場合に
“0”となる。
【0061】先ず,実施例1と同様に,光路切換トリガ
ーがONになると(S1201),1チップCPU10
5は,光路切換処理,すなわち,図4のフローチャート
(実施例1)におけるS402〜S408の処理を行な
う(S1202)。続いて,1チップCPU105は,
フィルタポジションフラグを参照する(S1203)。
フィルタポジションフラグ=1の場合には,1チップC
PU105は,ステッピングモータ103を制御して,
原稿サイズ検知センサ102が原稿のサイズを検知する
際の原稿サイズ検知センサ102の光路外にフィルタ1
101を移動させるように回転(図11に示した例で
は,図に向かって右回転)させ(S1204),ポジシ
ョンセンサ104がON,すなわち,フィラー1102
を検知するまで回転を続行させる(S1205)。続い
て,フィルタ1101の位置が人体検知における位置で
あることを示すため,フィルタポジションフラグを
“0”にする(S1206)。
【0062】一方,S1203で,フィルタポジション
フラグ=0の場合には,1チップCPU105は,ステ
ッピングモータ103を制御して,原稿サイズ検知セン
サ102が原稿のサイズを検知する際の原稿サイズ検知
センサ102の光路上にフィルタ1101を移動するよ
うに回転(図11に示した例では,図に向かって左回
転)させ(S1207),フィルタ1101が180°
(ポジションセンサ104がONの時が0°)になるま
で回転を続行させる(S1208)。続いて,フィルタ
1101の位置が原稿サイズ検知における位置であるこ
とを示すため,フィルタポジションフラグを“1”にす
る(S1209)。
【0063】前述したように実施例5によれば,実施例
1と同様の効果があり,更に,フィルタ1101により
原稿サイズ検知の際の原稿サイズ検知センサ102の光
量を変更しているため,原稿サイズ検知センサ102か
ら人体までの距離と,原稿サイズ検知センサ102から
原稿までの距離が異なる場合でも,原稿サイズ検知およ
び人体検知ともに,正しい検知(原稿サイズ検知センサ
102の受光部の検知)を行なうことができる。
【0064】なお,前述した実施例1〜実施例5では,
説明を分かりやすくするために,第1の光路と第2の光
路との切り換えを指定する切換指定手段として,原稿サ
イズ検知光路切換キー101aを特別に配設した例を示
したが,一般的な複写機の操作部に設けられている予熱
モードキー等を切換指定手段として利用可能であるのは
勿論である。
【0065】〔実施例6〕実施例6の複写機は,原稿サ
イズ検知センサ102を固定(光路は上向き)とし,複
写機の圧板に原稿サイズ検知センサ102から出力され
た光の光路を所定方向に切り換え,かつ,所定方向から
の入射光を原稿サイズ検知センサ102へ導くための光
路切換手段を配設したものである。なお,実施例6の構
成は,基本的には実施例1と同様に付,異なる部分につ
いてのみ説明する。
【0066】図13は,実施例6の原稿サイズ検知セン
サ102周辺の構成を示す説明図であり,1301は原
稿サイズ検知センサ102の光路を切り換えるためのミ
ラーを示し,図示の如く,圧板303に内蔵されてい
る。なお,図3と同符号のものは実施例1と同様に付,
説明を省略する。
【0067】図14は,実施例6の操作部101の一部
構成を示し,1401は予熱モードを指定するための予
熱モードキーであり,予熱モードキー1401を所定時
間押下することにより,予熱モードを指定することが可
能である。また,予熱モードを解除する場合には,予熱
モードキー1401を押下することにより予熱モードが
解除される。
【0068】以上の構成において,複写機が予熱モード
になると,原稿サイズ検知センサ102の光路は,図1
3に示すように,圧板303に内蔵されたミラー130
1により反射されて人体検知が可能となる。一方,予熱
モードでない場合に,コンタクトガラス302上に原稿
を載置して,操作部101のスタートキーを押下する
と,原稿サイズ検知センサ102の光路は,原稿によっ
て遮られるため,原稿サイズの検知が可能となる。
【0069】また,CPU105は,原稿サイズ検知セ
ンサ102からの検知情報に基づいて,予熱モードの設
定・解除を制御する。具体的には,装置本体が所定時間
以上使用されない場合,予熱モードを設定し,また,予
熱モード時に原稿サイズ検知センサ102が所定時間以
上人体を検知し続けた場合,予熱モードを解除する。図
15は,CPU105による予熱モードの自動解除のフ
ローチャートを示し,予熱モードが設定されている場合
(S1501)に,原稿サイズ検知センサ102が所定
時間ONすると(S1502),予熱モードを解除する
(S1503)。
【0070】前述したように実施例6によれば,人体検
知が働くと予熱モードが解除され,原稿サイズ検知セン
サ102は,原稿サイズ検知手段として動作可能とな
る。
【0071】また,実施例6は,実施例1の効果に加え
て,特別な駆動部を設けることなく,原稿サイズ検知セ
ンサ102の光路の切り換えを行うことができ,さらに
簡単な構成で,低コスト化を図ることができる。
【0072】なお,実施例6では,ミラー1301を用
いて光路を切り換えたが,図16に示すように,ミラー
1301に代えてプリズム1601を配置し,圧板30
3の斜め上方に光路を切り換えて,人体検知を行う構成
としても良い。ただし,この場合には,操作者が複写機
にある一定の距離まで接近しなければ,人体検知を行え
ず,人体検知の可能範囲が多少狭まる。
【0073】
【発明の効果】以上より明らかなように本発明の画像読
取装置(請求項1)によれば,発光部から対象物に光を
照射し,その反射光を受光部で受光することにより,対
象物の有無を検知する光検知手段を備えた画像読取装置
において,原稿サイズを検知するための第1の光路およ
び人体を検知するための第2の光路の間で前記光検知手
段の光路を一方から他方へ切り換える光路切換手段と,
前記第1の光路と第2の光路との切り換えを指定する切
換指定手段と,前記切換指定手段の指定に基づいて,前
記光路切換手段の切換制御を行なう制御手段とを具備し
たため,装置の複雑化およびコストアップを招来するこ
となく,原稿サイズの検知および操作者の接近検知を行
える。
【0074】また,本発明の画像読取装置(請求項2)
によれば,発光部から対象物に光を照射し,その反射光
を受光部で受光することにより,対象物の有無を検知す
る光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿サイ
ズを検知するための第1の光路および人体を検知するた
めの第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方から
他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路と第
2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,前記
光検知手段の焦点距離を変更する焦点距離変更手段と,
前記切換指定手段の指定に基づいて,前記光路切換手段
の切換制御を行うと共に,前記焦点距離変更手段を制御
して焦点距離を変更する制御手段とを具備したため,装
置の複雑化およびコストアップを招来することなく,原
稿サイズの検知および操作者の接近検知を行える。
【0075】また,本発明の画像読取装置(請求項3)
によれば,発光部から対象物に光を照射し,その反射光
を受光部で受光することにより,対象物の有無を検知す
る光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿サイ
ズを検知するための第1の光路および人体を検知するた
めの第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方から
他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路と第
2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,前記
第2の光路を遮断する光路遮断手段と,前記切換指定手
段の指定に基づいて,前記光路切換手段の切換制御を行
なうと共に,前記光路遮断手段の遮断制御を行う制御手
段とを具備したため,装置の複雑化およびコストアップ
を招来することなく,原稿サイズの検知および操作者の
接近検知を行える。
【0076】また,本発明の画像読取装置(請求項4)
によれば,発光部から対象物に光を照射し,その反射光
を受光部で受光することにより,対象物の有無を検知す
る光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿サイ
ズを検知するための第1の光路および人体を検知するた
めの第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方から
他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路と第
2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,前記
光検知手段の光量を変更する光量変更手段と,前記切換
指定手段の指定に基づいて,前記光路切換手段の切換制
御を行なうと共に,前記光量変更手段の光量変更制御を
行う制御手段とを具備したため,装置の複雑化およびコ
ストアップを招来することなく,原稿サイズの検知およ
び操作者の接近検知を行える。
【0077】また,本発明の画像読取装置(請求項5)
によれば,前記制御手段が,前記光検知手段の光路が第
1の光路に切り換えられている状態で,装置本体が所定
時間以上使用されない場合,前記光路切換手段を制御し
て前記光検知手段の光路を第2の光路に切り換え,ま
た,前記光検知手段の光路が第2の光路に切り換えられ
ている状態で,前記光検知手段が所定時間以上人体を検
知し続けた場合,前記光路切換手段を制御して前記光検
知手段の光路を第1の光路に切り換えるため,光路の切
り換えを自動的に行うことができる。
【0078】また,本発明の画像読取装置(請求項6)
によれば,前記光路切換手段が,前記光検知手段を移動
または回転させることにより光路を切換えるため,光路
の切り換えを容易に行うことができる。
【0079】また,本発明の画像読取装置(請求項7)
によれば,前記光路切換手段が,前記光検知手段から照
射された光を反射あるいは屈折させることにより光路を
切り換えるため,光路の切り換えを容易に行うことがで
きる。
【0080】また,本発明の画像読取装置(請求項8)
によれば,発光部から対象物に光を照射し,その反射光
を受光部で受光することにより,対象物の有無を検知す
る光検知手段を備えた画像読取装置において,前記光検
知手段から出力された光の光路を所定方向に切り換え,
かつ,所定方向からの入射光を前記光検知手段へ導く,
圧板に内蔵された光路切換手段と,前記光検知手段の検
知情報に基づいて,予熱モードの設定・解除を制御する
予熱モード制御手段とを備え,前記予熱モード制御手段
は,装置本体が所定時間以上使用されない場合,予熱モ
ードを設定し,また,予熱モード時に前記光検知手段が
所定時間以上人体を検知し続けた場合,予熱モードを解
除するため,装置の複雑化およびコストアップを招来す
ることなく,原稿サイズの検知および操作者の接近検知
を行えると共に,予熱モードの切り換えを適切に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の複写機の構成の一部を示すブロック
図である。
【図2】操作部の構成を示す説明図である。
【図3】実施例1の原稿サイズ検知センサ周辺の構成を
示す説明図である。
【図4】実施例1の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】実施例2の原稿サイズ検知センサ周辺の構成を
示す説明図である。
【図6】実施例2の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】実施例3の原稿サイズ検知センサ周辺の構成を
示す説明図である。
【図8】実施例3の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】実施例4の原稿サイズ検知センサ周辺の構成を
示す説明図である。
【図10】実施例4の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図11】実施例5の原稿サイズ検知センサ周辺の構成
を示す説明図である。
【図12】実施例5の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】実施例6の原稿サイズ検知センサ周辺の構成
を示す説明図である。
【図14】実施例6の操作部の一部構成を示す説明図で
ある。
【図15】実施例6の制御動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】実施例6の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】 101a 原稿サイズ検知光路切換キー 102 原稿サイズ検知センサ 103 ステッピングモータ 104 ポジションセンサ 105 1チップCPU 501 ミラー 701 レンズ 901 遮蔽板 1101 フィルタ 1301 ミラー 1601 プリズム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部から対象物に光を照射し,その反
    射光を受光部で受光することにより,対象物の有無を検
    知する光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿
    サイズを検知するための第1の光路および人体を検知す
    るための第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方
    から他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路
    と第2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,
    前記切換指定手段の指定に基づいて,前記光路切換手段
    の切換制御を行なう制御手段とを具備したことを特徴と
    する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 発光部から対象物に光を照射し,その反
    射光を受光部で受光することにより,対象物の有無を検
    知する光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿
    サイズを検知するための第1の光路および人体を検知す
    るための第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方
    から他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路
    と第2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,
    前記光検知手段の焦点距離を変更する焦点距離変更手段
    と,前記切換指定手段の指定に基づいて,前記光路切換
    手段の切換制御を行うと共に,前記焦点距離変更手段を
    制御して焦点距離を変更する制御手段とを具備したこと
    を特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 発光部から対象物に光を照射し,その反
    射光を受光部で受光することにより,対象物の有無を検
    知する光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿
    サイズを検知するための第1の光路および人体を検知す
    るための第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方
    から他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路
    と第2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,
    前記第2の光路を遮断する光路遮断手段と,前記切換指
    定手段の指定に基づいて,前記光路切換手段の切換制御
    を行なうと共に,前記光路遮断手段の遮断制御を行う制
    御手段とを具備したことを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 発光部から対象物に光を照射し,その反
    射光を受光部で受光することにより,対象物の有無を検
    知する光検知手段を備えた画像読取装置において,原稿
    サイズを検知するための第1の光路および人体を検知す
    るための第2の光路の間で前記光検知手段の光路を一方
    から他方へ切り換える光路切換手段と,前記第1の光路
    と第2の光路との切り換えを指定する切換指定手段と,
    前記光検知手段の光量を変更する光量変更手段と,前記
    切換指定手段の指定に基づいて,前記光路切換手段の切
    換制御を行なうと共に,前記光量変更手段の光量変更制
    御を行う制御手段とを具備したことを特徴とする画像読
    取装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は,前記光検知手段の光路
    が第1の光路に切り換えられている状態で,装置本体が
    所定時間以上使用されない場合,前記光路切換手段を制
    御して前記光検知手段の光路を第2の光路に切り換え,
    また,前記光検知手段の光路が第2の光路に切り換えら
    れている状態で,前記光検知手段が所定時間以上人体を
    検知し続けた場合,前記光路切換手段を制御して前記光
    検知手段の光路を第1の光路に切り換えることを特徴と
    する請求項1,2,3または4記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記光路切換手段は,前記光検知手段を
    移動または回転させることにより光路を切換えることを
    特徴とする請求項1,2,3または4記載の画像読取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記光路切換手段は,前記光検知手段か
    ら照射された光を反射あるいは屈折させることにより光
    路を切り換えることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 発光部から対象物に光を照射し,その反
    射光を受光部で受光することにより,対象物の有無を検
    知する光検知手段を備えた画像読取装置において,前記
    光検知手段から出力された光の光路を所定方向に切り換
    え,かつ,所定方向からの入射光を前記光検知手段へ導
    く,圧板に内蔵された光路切換手段と,前記光検知手段
    の検知情報に基づいて,予熱モードの設定・解除を制御
    する予熱モード制御手段とを備え,前記予熱モード制御
    手段は,装置本体が所定時間以上使用されない場合,予
    熱モードを設定し,また,予熱モード時に前記光検知手
    段が所定時間以上人体を検知し続けた場合,予熱モード
    を解除することを特徴とする画像読取装置。
JP6119680A 1993-08-16 1994-05-10 画像読取装置 Pending JPH07110534A (ja)

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JP22281993 1993-08-16
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JP6119680A Pending JPH07110534A (ja) 1993-08-16 1994-05-10 画像読取装置

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JP (1) JPH07110534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013237179A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Fuji Xerox Co Ltd 電力供給制御装置、画像処理装置

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JP2013237179A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Fuji Xerox Co Ltd 電力供給制御装置、画像処理装置

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