JP2000347799A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000347799A
JP2000347799A JP11156382A JP15638299A JP2000347799A JP 2000347799 A JP2000347799 A JP 2000347799A JP 11156382 A JP11156382 A JP 11156382A JP 15638299 A JP15638299 A JP 15638299A JP 2000347799 A JP2000347799 A JP 2000347799A
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light
imaging
optical system
opening
emitting element
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JP11156382A
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English (en)
Inventor
Koichi Yamashita
孝一 山下
Hiroaki Sugiura
博明 杉浦
Hidekazu Funatsu
英一 船津
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 机や紙等の平面の動画像を撮影する撮像装置
であって、平面上をスムーズに移動でき、掃除等のメン
テナンスの負担を軽減できる、ポインティングデバイス
として好適な撮像装置を提供する。 【解決手段】 ホルダー10等により外光が遮られた被
写体側開口部12内の被写体は、照明手段により照明さ
れる。発光素子41から発せられた光は、凸レンズ43
により集光され、平行光とされ、プリズム44の反射面
44bで反射され、凹レンズ45により被写体の撮像領
域に集光される。照明手段の照明が当てられた被写体
は、撮像手段により繰り返し撮影される。被写体の像
は、レンズ33により撮像素子31に結像される。この
撮像素子31により机の天板、紙等の表面の動画像が撮
影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面がほぼ平らな
被写体を一定距離で撮影する撮像装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ、ワークステー
ション等では、ディスプレイの画面上の位置を指定する
ために、ポインティングデバイスが使用されている。ポ
インティングデバイスは、マウスにより代表されるが、
ノート型のパーソナルコンピュータや携帯情報端末等の
小型の情報処理装置では、マウスの代わりにジョイステ
ィック、トラックボール、トラックパッド等が標準装備
されている。
【0003】しかしながら、マウスは、人の手の大きさ
に合い、操作位置が自由な点で操作性に優れており、大
多数のユーザに使用されている。マウスでは、内蔵され
たボールの回転量からマウスの移動方向および移動量が
検出され、画面上の任意の位置が指示される。なお、従
来よく知られるように、トラックボールも同じ原理で動
作する。このボールの回転量を検出する検出手段を図2
に示す。
【0004】図2に示すように、この検出手段には、自
在な方向に回転可能なボール10と、ボール10に接触
し、ボール10と連動して回転する軸21および軸31
が設けられている。軸21および軸31は、互いに直交
する位置関係にあり、軸21は、ボール10の前後方向
の回転に連動して回転する。これは画面の垂直方向の動
きに対応している。軸31は、ボール10の左右方向の
回転に連動して回転する。これは画面の水平方向の動き
に対応している。
【0005】軸21の一端には、軸21と一体に回転す
る歯車22が設けられ、歯車22の外周側には、この歯
車22の回転量を検出するためのLED(light emitti
ng diode)23およびフォトセンサ24が歯車22を挟
むように対向して設けられている。軸31の一端には、
軸31と一体に回転する歯車32が設けられ、歯車32
の外周側には、この歯車32の回転量を検出するための
LED(light emitting diode)33およびフォトセン
サ34が歯車32を挟むように対向して設けられてい
る。
【0006】マウスが机等の平面上で動かされ、ボール
10が回転すると、ボール10の前後方向の回転に連動
して軸21が回転し、ボール10の左右方向の回転に連
動して軸31が回転する。軸21の回転は、軸21と一
体に回転する歯車22に伝達される。回転する歯車22
の歯がLED23の光軸上にないときには、LED23
から発光された光は、フォトセンサ24に到達し、フォ
トセンサ24により受光信号が出力される。回転する歯
車22の歯がLED23の光軸上に有るときには、LE
D23から発光された光はこの歯により遮られ、フォト
センサ24から信号が出力されない。これにより、歯車
22の回転に応じてフォトセンサ24から受光信号のパ
ルスが出力される。
【0007】軸31の回転は、軸31と一体に回転する
歯車32に伝達される。回転する歯車32の歯がLED
33の光軸上にないときには、LED33から発光され
た光は、フォトセンサ34に到達し、フォトセンサ34
により受光信号が出力される。回転する歯車32の歯が
LED33の光軸上に有るときには、LED33から発
光された光はこの歯により遮られ、フォトセンサ34か
ら信号が出力されない。これにより、歯車32の回転に
応じてフォトセンサ24から受光信号のパルスが出力さ
れる。
【0008】このように、マウスを任意の方向に移動さ
せると、ボール10の水平方向および垂直方向の回転量
がパルス信号として得られ、ディスプレイの画面上の任
意の位置を指し示すことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、摩擦抵
抗が小さい平面上でマウスを使用すると、ボールがスリ
ップし、画面上のカーソルがスームズに動かなくなる場
合があった。また、ごみや埃が回転軸、歯車等に付着し
てボールの動きが鈍くなったり、油がボールに付着して
ボールがスムーズに回転しなくなるため、マウスからボ
ールを取り出し、掃除を行なう必要があった。
【0010】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、机や紙等の平面の画像を撮影する
撮像装置であって、平面上をスムーズに移動でき、掃除
等のメンテナンスの負担を軽減できる、ポインティング
デバイスとして好適な撮像装置を提供することを目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像装置
は、開口部と、前記開口部の周囲に形成され、表面が略
平らな被写体に摺動可能に接触する接触部とを有するホ
ルダーと、前記ホルダー内に設けられ、前記開口部から
一定距離に固定支持された撮像素子と、前記接触部に接
触し、前記開口部に面する被写体の像を前記撮像素子に
結像させる撮像光学系とを有し、前記接触部に接触する
被写体を前記開口部を通して撮影する撮像手段と、前記
ホルダー内に設けられ、前記撮像手段の光軸に対し傾斜
する方向から前記撮像手段により撮影される前記開口部
に面する被写体を照明する照明手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0012】また、この発明に係る撮像装置は、前記ホ
ルダーは、前記撮像手段および前記照明手段を覆うよう
に形成され、前記接触部は、前記被写体に接触したと
き、前記開口部から内部に外光が漏れ込まないように形
成されていることを特徴とするものである。
【0013】また、この発明に係る撮像装置は、前記ホ
ルダーは、前記照明手段の照明光が直接に前記撮像素子
に入らないように、前記撮像手段と前記照明手段との間
を仕切る遮光手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0014】さらに、この発明に係る撮像装置は、前記
照明手段は、所定の波長の光を発光する発光素子と、前
記発光素子から発せられた光を入射し、入射された光を
前記開口部に面する被写体に出射する照明光学系とを有
することを特徴とするものである。
【0015】また、この発明に係る撮像装置は、前記照
明光学系は、前記発光素子から発せられた光を前記撮像
手段の光軸と、前記接触部に接触し、前記開口部に面す
る被写体との交点に導くことを特徴とするものである。
【0016】また、この発明に係る撮像装置は、前記発
光素子は、前記撮像素子と同一の基板上に実装され、前
記照明光学系は、前記発光素子から発せられた光を前記
撮像素子の光軸と平行な方向から入射し、前記接触部に
接触し、前記開口部に面する被写体に出射する反射面を
有することを特徴とするものである。
【0017】さらに、この発明に係る撮像装置は、前記
照明光学系の入射側に、前記発光素子から発せられた光
を平行光にする光学部材を設けたことを特徴とするもの
である。
【0018】また、この発明に係る撮像装置は、前記照
明光学系の出射側に、前記発光素子から発せられた光を
前記撮像手段の光軸と、前記接触部に接触し、前記開口
部に面する被写体との交点に集光する光学部材を設けた
ことを特徴とするものである。
【0019】また、この発明に係る撮像装置は、前記発
光素子は、前記撮像素子から得られる電気信号が最大に
なる波長の光を発光することを特徴とするものである。
【0020】さらに、この発明に係る撮像装置は、前記
撮像光学系は、物体側および像側の光学系のうち、少な
くとも物体側の光学系がテレセントリック光学系である
ことを特徴とするものである。
【0021】また、この発明に係る撮像装置は、前記開
口部に外気を遮断する透光部材を設けたことを特徴とす
るものである。
【0022】また、この発明に係る撮像装置は、前記被
写体は、表面に微小な凹凸を有する紙、布、皮、木材お
よび不透明な樹脂の何れかの部材からなることを特徴と
するものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る撮像装置の
好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明に係る実施の形態1の
撮像装置の要部断面図である。図1に示すように、この
撮像装置は、円柱状部10aとその上部に形成されたフ
ランジ部10bとを有するホルダー10を備える。ホル
ダーは、以下に述べる開口部、光路以外は、中実であ
り、同一の材料、例えばプラスチック材料により一体的
に形成されている。
【0024】ホルダー10の底面は、表面がほぼ平らな
被写体に接触する接触部11となる。また、ホルダー1
0の底面には、この接触部11に接触する被写体への照
明光を通すとともに、被写体からの照明光の反射光を通
す被写体側開口部50が設けられている。
【0025】ホルダー10の底面と平行なホルダー10
の上面10cには、撮像素子31および発光素子41が
実装された基板20が装着される。この基板20には、
図示しない撮像素子31の駆動回路および発光素子41
の駆動回路が設けられている。このため、ホルダー10
の上面には、撮像素子31を収納する撮像側開口部13
および発光素子41を収納する発光側開口部14が設け
られている。
【0026】ホルダー10の被写体側開口部12と撮像
側開口部13との間には、接触部11に接触した被写体
からの光を撮像素子31に導く撮像光路32が形成され
ている。また、ホルダー10の被写体側開口部12と発
光側開口部14との間には、被写体側開口部12側の撮
像光路32の側面で撮像光路32と連通する照明光路4
2が形成されている。
【0027】撮像光路32には、ホルダー10の接触部
11と直交する方向に光軸Aを有するレンズ33が設け
られている。レンズ33は、接触部11に接触する被写
体の像を撮像素子31に結像させる。撮像光路32は、
レンズ33の下方では、下方に進むに従って円錐状に狭
くなるように形成されている。また、撮像光路32は、
レンズ33の上方では、上方に進むに従って円錐状に狭
くなり、最小径となり、さらに上方に進むに従って円錐
状に広がるように形成されている。この最小径の部分
は、レンズ33を有する撮像光学系の開口絞り34を構
成する。
【0028】この撮像光学系は、物体側(被写体側)が
テレセントリック光学系を構成する。テレセントリック
光学系は、入射瞳および射出瞳のいずれかが無限遠にあ
る光学系であり、開口絞りの位置と後側焦点の位置とが
一致する光学系をいう。テレセントリック光学系では、
物体側主光線が光軸と平行になり、像側主光線が開口絞
りの中心を通る。このため、すべての主光線が物体側空
間または像側空間において光軸と平行に進むので、物体
面または像面の設定誤差があっても像の大きさの誤差を
小さくすることができる。この撮像光学系では、物体側
(被写体側)空間において主光線が光軸Aと平行に進む
ので、視差による歪みのない画像が撮像素子31に結像
される。撮像素子31は、CCD撮像素子、CMOS撮
像像素子等からなる。この撮像光学系および撮像素子3
1は、撮像手段を構成する。
【0029】照明光路42は、発光素子41から発せら
れた光を、撮像素子31により撮影される被写体の撮像
領域に導光するための光路であり、照明光路42には、
凸レンズ43、プリズム44および凹レンズ45を有す
る照明光学系が設けられている。
【0030】照明光学系の入射側に設けられた凸レンズ
43は、発光素子41から放射された光を集光し、平行
光にして出射する。なお、照明光学系の入射側の光学部
材は、凸レンズに限るものではなく、発光素子41の光
を平行光にする光学部材であればよい。
【0031】プリズム44は、ガラスやプラスチック等
の光の損失が少ない光学部材からなる。プリズム44
は、凸レンズ43から出射された平行光を入射し、この
入射された平行光を反射面44aにより反射し、この反
射された平行光を出射する。なお、発光素子41の光の
進行方向を変える手段は、プリズム44に限るものでは
ない。例えば、プリズム44の代わりに反射鏡を設け、
照明光学系を構成してもよい。
【0032】照明光学系の出射側に設けられた凹レンズ
45は、プリズム44から出射された平行光を、撮像光
学系の光軸Aと被写体側開口部12の下方の被写体との
交点付近に集光する。なお、照明光学系の入射側の光学
部材は、凹レンズに限るものではなく、照明光学系に入
射された発光素子41の光を撮像光学系の光軸Aと被写
体との交点に集光する光学部材であればよい。
【0033】ホルダー10の被写体側開口部12には、
ガラスやプラスチック等からなる板状の透光部材50が
設けられている。透光部材50は、被写体側開口部12
から装置内部にごみや埃等が入らないようにするために
設けられている。透光部材50は、ホルダー10の接触
部11よりわずかに高い位置に設けられている。これ
は、ホルダー10の接触部11を被写体に接触させたま
ま撮像装置を被写体上で動かしたとき、透光部材50を
傷つけないようにするためである。
【0034】照明光学系の光軸Bは、その入射側から下
方に撮像光学系の光軸Aと平行に進み、プリズム44の
反射面44aで方向を変え、透光部材50によりわずか
に屈折されて、撮像光学系の光軸Aと、接触部11に接
触し、被写体側開口部12の下方に位置する被写体との
交点に至る。
【0035】発光素子41は、LED(light emitting
diode)その他の微小な光源からなり、撮像素子31か
ら得られる電気信号が最大となる波長の光を発光する。
プリズム44の入射面、反射面43aおよび出射面は、
発光素子41の波長に基づく屈折率を考慮するととも
に、透光部材50の屈折率を考慮して決定される。この
照明光学系および発光素子41は、照明手段を構成す
る。
【0036】撮像手段を構成する撮像素子31およびレ
ンズ33、並びに、照明手段を構成する発光素子41、
凸レンズ43、プリズム44および凹レンズ45は、ホ
ルダー10の外壁10dおよび基板20により覆われ、
被写体側開口部12以外からの外光が遮断される。被写
体の撮影時には、被写体側開口部12が接触部11に接
触する被写体に覆われるため、被写体側開口部12の内
部の光は、発光素子41の光だけになる。
【0037】また、発光素子41から発せられた光が、
直接に撮像素子31に漏れ込まないように、基板20に
実装された撮像素子31と発光素子42との間は、ホル
ダー10の仕切壁10eにより仕切られ、さらに撮像光
路32と照明光路42とは、これらの連通部分(撮像光
路32の側面と照明光路42の出射側で連通する部分)
以外の部分は、ホルダー10により仕切られている。
【0038】この撮像装置は、パーソナルコンピュタ等
に接続され、ポインティングデバイスの入力装置として
使用される。撮像装置は、机の天板や平らな紙等の上に
置かれ、ホルダー10の接触部が天板または平らな紙の
表面に接触したまま平面上を動かされる。
【0039】ホルダー10等により外光が遮られた被写
体側開口部12の下方に位置する被写体は、発光素子4
1の光を被写体の撮像領域に導く照明手段により照明さ
れる。発光素子41から発せられた光は、凸レンズ43
により集光され、平行光として出射される。凸レンズ4
3から出射された平行光は、プリズム44に入射し、反
射面43bで反射されて出射される。プリズム44から
出射された光は、凹レンズ45に入射され、透光部材5
0を通して被写体の撮像領域に集光される。
【0040】照明手段により照明が当てられた被写体
は、撮像手段により繰り返し撮影される。被写体の像
は、レンズ33により撮像素子31に結像される。この
撮像素子31により撮影された机の天板、紙等の表面の
画像は、接続されたパーソナルコンピュータに出力され
る。机の天板または紙の表面には、微小な凹凸がある。
この微小な凹凸を撮影した動画像を解析することで、撮
像装置の平面上の移動方向および移動量を検出すること
が可能となる。そして、この検出された移動方向および
移動量に応じてディスプレイの画面上の任意の位置を指
定することができる。
【0041】
【発明の効果】この発明に係る撮像装置によれば、撮像
手段の光軸に対し傾斜する方向から照明手段により接触
部に接触し、開口部に面する被写体を照明し、撮像手段
により撮影する。撮像手段では、撮像光学系により開口
部に面する被写体の像を、開口部から一定距離に固定支
持された撮像素子に結像させる。
【0042】このため、接触部に接触した被写体を十分
な明るさで一定距離から撮影することができるので、画
質の安定した被写体の画像を撮影することができる。こ
の撮像装置の接触部を例えば机の天板、紙等の平面上に
接触させたままこの撮像措置を平面上に移動させ、これ
らの表面の画像を撮影することができる。この撮像装置
により撮影された動画像を解析することで、この撮像装
置の移動方向を検出することが可能となる。この撮像装
置は、マウスのように回転するボールを有しないので、
平面上をスムーズに移動させることができる。したがっ
て、ポインティングデバイスとして好適である。
【0043】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記撮像手段および前記照明手段を覆い、前記接触部が
前記被写体に接触したとき、前記開口部から内部に外光
が漏れ込まないように前記ホルダーを形成する。このた
め、照明手段の照明のみを使用して安定した明るさで被
写体を撮影することができる。したがって、ボケのない
良好な画像を得ることができる。
【0044】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記ホルダーに前記撮像手段と前記照明手段との間を仕
切る遮光手段を設け、前記照明手段の照明光が直接に前
記撮像素子に入らないようにする。したがって、外光が
漏れ込むことによる白飛びの発生を防止し、良好な画像
を得ることができる。
【0045】さらに、この発明に係る撮像装置によれ
ば、発光素子により所定の波長の光を発光し、発光され
た光を照明光学系に入射して前記開口部内の被写体の撮
像領域に出射するように前記照明手段を構成する。この
ため、発光素子から発光される一定の波長の光により被
写体を照明することができるので、被写体をの像を結像
位置を一定にすることができる。したがって、ボケのな
い良好な画像を得ることができる。また、照明光学系を
設けることで、発光素子の配置を自由に選択することが
可能となる。
【0046】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記発光素子から発せられた光を前記撮像手段の光軸
と、前記接触部に接触し、前記開口部に面する被写体と
の交点に導くように前記照明光学系を構成する。したが
って、被写体の撮像領域を確実に照明することができる
ので、良好な画像を得ることができる。
【0047】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記発光素子を前記撮像素子と同一の基板上に実装する
とともに、前記発光素子から発せられた光を前記撮像素
子の光軸と平行な方向から入射し、入射された光を前記
接触部に接触し、前記開口部に面する被写体に出射する
反射面を有する照明光学系を構成する。したがって、照
明光学系の入射側と出射側との間の距離を短くすること
ができるので、撮像装置を小型化することができる。ま
た、撮像素子および発光素子の実装作業が容易となると
ともに、基板のコストを低減することができる。さら
に、照明光学系を簡単な構成により実現することができ
る。
【0048】さらに、この発明に係る撮像装置によれ
ば、前記照明光学系の入射側に前記発光素子から発せら
れた光を平行光にする光学部材を設ける。したがって、
照明光学系により導光される光の損失を小さくすること
ができるので、発光素子の発光エネルギーを小さくする
ことができる。
【0049】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記照明光学系の出射側に前記発光素子から発せられた
光を前記撮像手段の光軸と、前記接触部に接触し、前記
開口部に面する被写体との交点に集光する光学部材を設
ける。したがって、発光素子から発せられた光を有効に
利用することができるので、発光素子の発光エネルギー
を小さくすることができる。
【0050】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記撮像素子から得られる電気信号が最大になる波長の
光を発光するように発光素子を構成する。したがって、
コントラストの良い画像を得ることができる。
【0051】さらに、この発明に係る撮像装置によれ
ば、物体側および像側の光学系のうち、少なくとも物体
側の光学系がテレセントリック光学系であるように撮像
光学系を構成する。したがって、視差による歪みがない
画像を得ることができる。
【0052】また、この発明に係る撮像装置によれば、
前記開口部に外気を遮断する透光部材を設ける。したが
って、開口部から装置内部にごみや埃等が入るのを防止
することができるので、掃除等のメンテナンスの負担を
軽減することができる。
【0053】また、この発明に係る撮像装置によれば、
表面に微小な凹凸を有する紙、布、皮、木材および不透
明な樹脂の何れかを被写体とする。したがって、ありふ
れた部材を被写体とすることができるので、この撮像装
置を机上等で容易に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る実施の形態1の撮像装置の要
部断面図である。
【図2】 マウスのボール回転量検出手段の要部を示す
図である。
【符号の説明】
10 ホルダー、 11 接触部、 12 被写体側開
口部、 13 撮像側開口部、 14 発光側開口部、
20 基板、 31 撮像素子、 32 撮像光路、
33 レンズ、 34 開口絞り、 41 発光素
子、 42 照明光路、 43 凸レンズ、 44 プ
リズム、44a 反射面、 45 凹レンズ、 50
透光部材、 A 撮像光学系の光軸、 B 照明光学系
の光軸。
フロントページの続き (72)発明者 船津 英一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA09 AE00 BC12 BC16 BC19 BC32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部と、前記開口部の周囲に形成さ
    れ、表面が略平らな被写体に摺動可能に接触する接触部
    とを有するホルダーと、 前記ホルダー内に設けられ、前記開口部から一定距離に
    固定支持された撮像素子と、前記接触部に接触し、前記
    開口部に面する被写体の像を前記撮像素子に結像させる
    撮像光学系とを有し、前記接触部に接触する被写体を前
    記開口部を通して撮影する撮像手段と、 前記ホルダー内に設けられ、前記撮像手段の光軸に対し
    傾斜する方向から前記撮像手段により撮影される前記開
    口部に面する被写体を照明する照明手段とを備えたこと
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記ホルダーは、前記撮像手段および前
    記照明手段を覆い、前記接触部が前記被写体に接触した
    とき、前記開口部から内部に外光が漏れ込まないように
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダーは、前記照明手段の照明光
    が直接に前記撮像素子に入らないように、前記撮像手段
    と前記照明手段との間を仕切る遮光手段を有することを
    特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記照明手段は、 所定の波長の光を発光する発光素子と、 前記発光素子から発せられた光を入射し、入射された光
    を前記開口部に面する被写体に出射する照明光学系とを
    有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記照明光学系は、前記発光素子から発
    せられた光を前記撮像手段の光軸と、前記接触部に接触
    し、前記開口部に面する被写体との交点に導くことを特
    徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子は、前記撮像素子と同一の
    基板上に実装され、 前記照明光学系は、前記発光素子から発せられた光を前
    記撮像素子の光軸と平行な方向から入射し、前記接触部
    に接触し、前記開口部に面する被写体に出射する反射面
    を有することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記照明光学系の入射側に、前記発光素
    子から発せられた光を平行光にする光学部材を設けたこ
    とを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記照明光学系の出射側に、前記発光素
    子から発せられた光を前記撮像手段の光軸と、前記接触
    部に接触し、前記開口部に面する被写体との交点に集光
    する光学部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載
    の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記発光素子は、前記撮像素子から得ら
    れる電気信号が最大になる波長の光を発光することを特
    徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記撮像光学系は、物体側および像側
    の光学系のうち、少なくとも物体側の光学系がテレセン
    トリック光学系であることを特徴とする請求項1に記載
    の撮像装置。
  11. 【請求項11】 前記開口部に外気を遮断する透光部材
    を設けたことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  12. 【請求項12】 前記被写体は、表面に微小な凹凸を有
    する紙、布、皮、木材および不透明な樹脂の何れかの部
    材からなることを特徴とする請求項1に記載の撮像装
    置。
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