JP2947110B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2947110B2
JP2947110B2 JP7027392A JP2739295A JP2947110B2 JP 2947110 B2 JP2947110 B2 JP 2947110B2 JP 7027392 A JP7027392 A JP 7027392A JP 2739295 A JP2739295 A JP 2739295A JP 2947110 B2 JP2947110 B2 JP 2947110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムリー
ダー・同リーダープリンタ等のように、マイクロフィル
ム等の情報記録媒体上の画像情報の画像光を、像回転用
光学部材と、画像位置補正用光学部材を含む投影手段で
スクリーン(リーダースクリーン・モニタースクリー
ン)面に目視・閲読可能に結像投影し、像回転用光学部
材の回転操作によりスクリーン面上の投影画像の姿勢修
正を、画像位置補正用光学部材の制御によりスクリーン
面上の投影画像の位置補正をすることができる情報処理
装置に関する。
【0002】更には、上記画像光を上記投影手段を介し
てプリント手段部や読取り手段部に導いて画像情報記録
する記録機能を有する情報処理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】マイクロフィルムリーダープリンタを例
にして説明する。
【0004】従来、マイクロフィルムリーダープリンタ
としては図5のようなものがある。1は照明ランプ、2
は該ランプ1からの光をフィルム照明部としての上下2
枚のプラテンガラス(平面硝子板)3・4に集光させる
ためのコンデンサレンズである。プラテンガラス3・4
は不図示の開閉機構により、所定の隙間を存して互いに
離間した開き状態と、互いに圧接した閉じ状態とに転換
され、開き状態において、プラテンガラス3・4間を情
報記録媒体としてのマイクロフィルム5が走行駆動さ
れ、目的の画像情報コマ部分がプラテンガラス3・4間
に検索位置決めされ、プラテンガラス3・4が閉じ状態
に転換されることで、そのマイクロフィルム5の目的の
画像情報コマ部分がプラテンガラス3・4間に押え込ま
れて保持され、平面度が出される。
【0005】そして、プラテンガラス3・4間に押え込
まれて保持されたマイクロフィルム5の目的の画像情報
コマ部分の照明ランプ1・コンデンサレンズ2による照
明光のフィルム透過光(画像光)が、投影レンズ6、像
回転用光学部材としての梯形プリズム7、第1〜第4の
ミラー8〜11からなる投影手段(投影光学系、リーダ
ー光学系)により、半透過式のリーダースクリーン12
の裏面に導かれて該スクリーン12に拡大結像投影さ
れ、その投影画像13をスクリーン12の表面側から視
認・閲読することができる(リーダーモード)。
【0006】その投影画像13のコピーを得たいとき
は、不図示の操作部のコピーボタンを押すと、装置がプ
リントモードに切換えられて、図6のプリント機構30
が作動して複写が実行される。すなわち、31・32は
プリントモード時における画像光走査用の第1及び第2
のミラーであり、不図示のガイド部材に沿って往動・復
動駆動P・Qされる支持体(ミラーキャリア)33に互
いの反射面が90°をなすように固定して配設されてい
て、支持体33の往動Pにより第1の走査ミラー31が
前記投影手段の第2と第3ミラー9・10との間の光路
内に所定進入し、次いで支持体33が復動Qすること
で、第1の走査ミラー31により第2ミラー9からの画
像光が走査され、その走査光が第2の走査ミラー32を
介してプリント機構30の回転感光ドラム34の面に拡
大結像投影(スリット露光)され、プリント機構30に
より投影画像13の複写が実行される。
【0007】本例のプリント機構30は転写式電子写真
プロセス利用の複写機構である。34は像担持体として
の電子写真感光ドラム、35はスリット板、36は一次
帯電器、37はトナー現像器、38は転写器、39はク
リーニング器、40は給紙カセット、41は記録用紙
(転写材)、42は給紙ローラ、43はレジストローラ
対、44は定着器である。このプリント機構30自体の
作像原理・プロセスはよく知られるものであるから、そ
の説明は省略する。
【0008】a.投影画像13の姿勢修正手段 情報記録媒体であるマイクロフィルム5に撮影記録され
ている画像情報がもともと傾いて撮し込まれていたり、
マイクロフィルム5がフィルムキャリヤに傾いた状態で
セットされた場合などにはスクリーン12面の投影画像
13も図7の(a)のように傾いた状態で映しだされて
観察・閲読しにくい。またプリントモードにおいては記
録用紙面に対してその傾き状態で画像複写されてプリン
トアウトされミスコピーとなる。
【0009】像回転用光学部材としてのプリズム7はそ
の傾き状態の投影画像を回転させて図7の(b)のよう
に正立像に姿勢修正するためのものである。すなわち、
プリズム7は投影レンズ6の光軸を中心に時計方向・反
時計方向に回転自由に配設してある。21はプリズム回
転操作用のノブ、22はこのプリズム7の外周りに一体
に取り付けたギアである。ノブ21の軸端にはギア22
に噛み合わせてギア(不図示)を設けてあり、ノブ21
を正転・逆転操作すると、それに連動してギア22即ち
プリズム7が投影レンズ6の光軸を中心に時計方向・反
時計方向に回転する。プリズム7が回転すると、スクリ
ーン12面において投影画像13が時計方向又は反時計
方向に回転する。従って、図7の(a)のように投影画
像13が傾いた状態で映しだされている場合は、ノブ2
1でプリズム7を時計方向もしくは反時計方向に適当角
度回転させることで、フイルム5やフィルムキャリアを
操作せずに、その傾き状態の投影画像13を図7の
(b)のような正立状態画像に容易に修正することがで
きる。
【0010】b.投影画像13の位置補正手段 これは、投影画像の有効画像部(投影画像の有効領域、
投影画像の有効プリント領域)がスクリーン12の中央
に移動するように制御するものである。この有効画像部
の画像位置補正は、一般的にプリントモード時に行われ
る。
【0011】即ち、前記投影手段の第2ミラー9を画像
位置補正用光学部材として、このミラー9を直角2辺の
一方の辺a側を中心としてカム14aの回転で揺動自在
に、また他方の辺b側を中心としてカム15aの回転で
揺動自在に配設してある。14・15はそれぞれカム1
4a・15aの駆動するパルスモーターなどの駆動装置
である。パルスモーター14・15でそれぞれカム14
a・15aを回転制御することで、ミラー9の辺a側を
中心とする角度と、辺b側を中心とする角度をそれぞれ
変更して、スクリーン12上の投影画像13をスクリー
ン面の上下方向、左右方向に位置移動させることが出来
る。
【0012】16・17はフォトインタラプタなどのセ
ンサーであり、それぞれパルスモーター14・15の軸
に取付けられたスリット板18・19を検知すること
で、該第2ミラー9の、辺a側を中心とするホームポジ
ション角度と、辺b側を中心とするホームポジション角
度を検知し、検知した角度位置を基準としてパルスモー
ター14・15を駆動制御して、第2ミラー9の、辺a
側を中心とする角度制御と、辺b側を中心とする角度制
御を行う。
【0013】20は制御回路であり、スクリーン12上
の有効画像領域を検知する不図示の画像領域センサーか
らの信号が入力し、その入力信号を用いて検出したデー
タを元にパルスモーター14・15をそれぞれ所定の算
出角度回転駆動させて、有効画像部がスクリーン12の
中央に位置移動するように第2ミラー9の、辺a側を中
心とする角度制御と、辺b側を中心とする角度制御を行
う。
【0014】ところで、前記aの投影画像13の姿勢修
正手段に関して、像回転用光学部材としてのプリズム7
には光学上の特性で回転操作に伴い光軸のずれ(光軸移
動、投影レンズの光軸とのずれ)が発生する。一般にプ
リズムの光軸ずれにより、図8のような軌跡を描いてス
クリーン12面における投影画像13の中心が移動す
る。ここで、点cはプリズム7のホームポジション回転
角時における投影画像中心点位置とする。点aは、点c
の状態からプリズムを90°回転させた時における投影
画像中心点位置を示す。点bは、点cの状態からプリズ
ムを180°回転させた時における投影画像中心点位置
である。
【0015】このプリズム7の回転操作に伴う光軸のず
れをなくすためには、プリズム製作時に回転操作に伴う
光軸ずれを見込んだ光軸ずれ補正加工も考えられるが、
この場合は解像力の低下等の光学特性の低下を伴う。ま
た、製作時の加工精度によっては、光軸ずれの量も変化
してしまう。
【0016】そのため、プリズム以外の部分に補正手段
を設けて光軸の補正を行っている。図9はその例であ
る。即ち、プリズム7の外周りに一体に取り付けたプリ
ズム回転用ギア22の下面側に、該ギア22の円周に沿
って光軸ずれ補正用の下向き凹凸環状カム22aを具備
させ、このカム22aに定置のコロ(カムフォロア)2
3・24を接触させてあり、プリズム7の回転に伴いギ
ア22即ちプリズム7がカム22aとコロ23・24に
より投影レンズ6の光軸に対してカム22aの凹凸に対
応して傾き(プリズム7の角度変更)、これによりスク
リーン12面における投影画像13の中心を上下方向・
左右方向に移動させることができる。そこで、カム22
aの凹凸を、プリズム7の特性上プリズム7の回転操作
に伴い発生する光軸ずれを補正する方向にプリズム7の
角度変更がなされるように予め設定しておくものであ
る。
【0017】また、ここでは示さないが、プリズム7を
その回転に伴わせて光学軸に垂直な平面上を移動させる
事で光軸ずれを補正する事も可能である。
【0018】これにより、投影画像13の姿勢修正のた
めにプリズム7を回転操作した時の、プリズム7の回転
に伴うプリズムの光軸ずれにより、有効画像がスクリー
ン12の外部にはみ出し、プリント出力画像が欠けたり
することを防ぐことができ、また、はみ出した有効画像
をフィルムキヤリアを操作してスクリーン上へ再移動す
るなどの操作を行う必要がなく、操作性、信頼性を向上
する事が出来るようになっている。
【0019】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
述のような従来の構成例においては、像回転用光学部材
としてのプリズム7の光学特性上発生する、プリズムの
回転に伴う光軸ずれを補正するための手段として精密な
環状カム22aやカムフォロア23・24の様な機構を
必要とする。
【0020】また、このプリズム7の光学特性上発生す
る、プリズムの回転に伴う光軸ずれは、プリズムの製作
時の精度により光軸ずれの量が大きく変化する為、カム
22aなどによる光軸補正は、組立時、個々のプリズム
に対応した補正が必要となり生産性を阻害するものとな
る。
【0021】また、プリズムの回転に伴う光軸ずれの補
正手段として、プリズムの回転角度検知手段を設けて、
パルスモーターなどの電気的制御駆動方式でプリズムを
移動して光軸ずれを補正すると、部品点数の増加となる
ため、コストなどの点で問題になっている。
【0022】同時に上記対策は、プリズムも移動に対し
て投影画像が欠けないようにサイズの大きなものを利用
することが必要なことから、コストアップの要因となっ
ている。
【0023】そこで本発明は、情報記録媒体の画像光
を、像回転用光学部材と、画像位置補正用光学部材を含
む投影手段でスクリーン面に結像投影し、像回転用光学
部材の回転操作によりスクリーン面上の投影画像の姿勢
修正を、画像位置補正用光学部材の制御によりスクリー
ン面上の投影画像の位置補正をする情報処理装置におい
て、像回転用光学部材の回転に伴う像回転用光学部材の
光軸ずれによるスクリーン面上の投影画像の位置ずれを
補正する手段機構を工夫して、該手段機構の簡素化、低
コスト化、また操作性や生産性の向上を図ることを目的
とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする情報処理装置である。
【0025】(1)情報記録媒体の画像光を、像回転用
光学部材と、画像位置補正用光学部材を含む投影手段で
スクリーン面に投影し、像回転用光学部材の回転に伴う
像回転用光学部材の光軸ずれによるスクリーン面上の投
影画像の位置ずれを、画像位置補正用光学部材の制御
により補正するようにした情報処理装置において、スク
リーン面上の投影画像の有効領域を検知する手段を
、該検知手段の検知位置情報に応じて画像位置補正用
光学部材を制御して投影画像の位置ずれを補正するよう
にしたことを特徴とする情報処理装置。
【0026】(2)前記画像光を前記投影手段を介して
プリント手段部や読取り手段部に導いて画像記録する記
録機能を有することを特徴とする(1)に記載の情報処
理装置。
【0027】(3)像回転用光学部材の回転角度を検知
する角度検知手段を有し、該角度検知手段の検知角度情
報に対応して該画像位置補正用光学部材制御するよう
にしたことを特徴とする(1)に記載の情報処理装置。
【0028】
【0029】(4)像回転用光学部材の回転角度を検知
する手段を有し、該回転角度検知手段と、スクリーン面
上の投影画像の有効領域を検知する手段を用いて像回転
用光学部材の回転に伴う光軸のずれ量を測定し、光軸ず
れ補正量を決定する機能を有することを特徴とする
(1)に記載の情報処理装置。
【0030】(5)像回転用光学部材がプリズムである
ことを特徴とする(1)に記載の情報処理装置。
【0031】(6)画像位置補正用光学部材がミラーで
あり、その角度姿勢が制御手段で制御されることでスク
リーン面上の投影画像の位置補正がなされることを特徴
とする(1)に記載の情報処理装置。
【0032】(7)情報処理装置がマイクロフィルム等
の情報記録媒体のリーダー或いはリーダープリンタであ
ることを特徴とする(1)に記載の情報処理装置。
【0033】〈作 用〉 即ち本発明は、投影手段に既存の画像位置補正用光学部
材に着目し、これを像回転用光学部材の回転に伴う像回
転用光学部材の光軸ずれによるスクリーン面上の投影画
像の位置ずれ補正手段として兼用させたもので、上記の
ように像回転用光学部材の回転角度が変化する毎に、該
像回転用光学部材の回転に連係させて像回転用光学部材
の回転角度に対応して画像位置補正用光学部材を制御さ
せ像回転用光学部材の回転に伴う像回転用光学部材の光
軸ずれによるスクリーン面上の投影画像の位置ずれを補
正させることで、従来例の精密な環状カムとカムフォロ
ア等のような煩雑な調整が必要な手段構成のものに比べ
て、部品点数の少ない簡単な構成で、コスト増加を押さ
えながら像回転用光学部材の回転に伴う光軸ずれを良好
に補正する事が出来、投影画像の有効領域を検知する手
段と組み合わせて用いることでほとんど調整を省略する
ことも可能となり、操作性や信頼性、生産性を高める事
が出来る。投影画像の有効画像部のスクリーン中央部か
らのずれは、画像位置補正用光学部材がスクリーン上の
投影画像の有効領域を検知する手段の検知位置情報に対
応して投影画像の有効画像部がスクリーン中央部に移動
するように制御手段で制御されることで修正される。
【0034】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 図1は本発明に従う情報処理装置としてのマイクロフィ
ルムリーダープリンタの概略構成図である。前述図5・
図6のリーダープリンタと共通の構成部材・部分には同
一の符号を付して再度の説明を省略する。
【0035】本実施例は、像回転用光学部材としてのプ
リズム7に、その外周りのプリズム回転用ギア22と同
心一体にスリット円板25を設け、このスリット円板2
5に組となるフォトインタラプタなどのセンサー26を
具備させて、ギア22即ちプリズム7の回転角度検知手
段としてのフォトエンコーダ25・26を配設してあ
る。
【0036】そしてスクリーン12面上での傾き投影画
像13の姿勢修正のために、ノブ21を回転操作してプ
リズム7を所要に回転するとそのプリズム回転角度がフ
ォトエンコーダ25・26で検知され、その角度情報が
制御回路20へ入力される。
【0037】制御回路20には予めプリズム7の回転角
度と光軸ずれ量の関係テーブルを入力してメモリさせて
ある。制御回路20はフォトエンコーダ25・26から
のプリズム回転角度データによりその回転角度でのプリ
ズム7の光軸ずれ量を演算して、画像位置補正用光学部
材としての第2のミラー9の角度を制御するカム14a
・15aの駆動パルスモーター14・15を、プリズム
7の回転に伴う光軸ずれによるスクリーン上の投影画像
の位置ずれを補正する方向に、所定の演算角度だけ回転
させる。
【0038】即ち前述の図8で説明したように、プリズ
ム7の回転に伴う光軸ずれによりスクリーン12面上で
の投影画像13の中心が移動する。
【0039】このプリズム7の回転に伴う図8の投影画
像中心のずれを、上下方向に注目すると図2のような形
になる。X軸はプリズム7の回転角度、Y軸は上下方向
のずれを表わす。この上下方向のずれを補正する為に、
第2のミラー9の辺aを中心とする角度をパルスモータ
ー14を制御することで、スクリーン12面において投
影画像中心のずれ方向と逆方向へ画像が移動するように
変更させる。
【0040】また左右方向のずれに関しては図3のよう
な形となる。X軸はプリズム7の回転角度、Y軸は左右
方向のずれを表わす。この左右方向のずれを補正する為
に、第2のミラー9の辺bを中心とする角度をパルスモ
ーター15を制御することで投影画像中心のずれ方向と
逆方向へ画像が移動するように変更させる。
【0041】これらの補正制御動作は、プリズム7を回
転操作した時に同時に行うものである。
【0042】ミラー9の角度制御による画像位置補正は
画像歪みを発生させるが、光軸のずれは画像歪みが問題
になる程の画像位置補正を必要としないので、使用上の
問題は発生しない。
【0043】このように、像回転用光学部材であるプリ
ズム7の回転操作に連係して、その回転角度に応じて、
第2のミラー9がプリズム7の回転に伴う光軸ずれによ
るスクリーン上の投影画像の位置ずれを補正する方向に
所定角度変更制御されることで、プリズム7の回転に伴
う光軸ずれによるスクリーン上の投影画像の位置ずれ補
正が、特別な機構を必要とせずに、画像位置補正用光学
部材である第2のミラー9とその駆動制御手段20・1
4・14a・15・15aを利用して自動的になされ、
スクリーン上で画像を操作する際に投影画像が上下、左
右に移動して操作性を低下させることも防ぐことができ
る。
【0044】プリズム回転角度検知手段としては、上記
のフォトエンコーダ25・26以外にも、可変抵抗器を
用いる方法、電気接点を用いる方法などがあげられ、何
れも有効に利用できる。
【0045】また、画像位置補正用光学部材である第2
のミラー9は、本来の機能である、投影画像の有効画像
部をスクリーン12の中央に移動させる機能ももちろん
果たす。即ち、制御回路20にスクリーン12上の有効
画像領域を検知する不図示の画像領域センサーからの信
号が入力し、その入力信号を用いて検出したデータを元
にパルスモーター14・15をそれぞれ所定の算出角度
回転駆動させて、有効画像部がスクリーン12の中央に
位置移動するように第2ミラー9の、辺a側を中心とす
る角度制御と、辺b側を中心とする角度制御を行う。
【0046】〈実施例2〉上記実施例1の装置では、プ
リズム7の回転角度と光軸ずれ量の関係テーブルの制御
回路20への入力は、サービスマンまたは作業者がプリ
ズム7を回転操作してプリズム7の回転角度毎のスクリ
ーン12上の投影画像の中心移動状態の確認を行うこと
で、プリズム7の回転角度と光軸ずれ量の関係を制御回
路20に図示しないキーボードなどから入力している。
しかしこの操作作業は少し繁雑ではある。
【0047】本実施例2では、スクリーン12上の有効
画像領域を検知する不図示の画像領域センサーを用い
て、プリズム7の回転角度毎の画像領域の移動を検知
し、検出したデータを元に、プリズム7の回転に伴う光
軸ずれ量求め、プリズム7の回転操作時に第2のミラー
9における光軸ずれ補正量を自動調整させる。
【0048】前述の図8で説明したように、プリズム7
の回転に伴う光軸ずれによりスクリーン12面上での投
影画像13の中心が移動する。プリズム7の製作時にお
ける光軸ずれによる投影画像の中心の移動は、この図8
に略近い形をとるので図8上の点a,bでのずれ量を測
定すれば、必要な補正量を知ることが出来る。この時、
どのプリズムに対しても点a,bは、点cから同じ角度
になる。
【0049】いま、光軸ずれ補正量の設定状態に入った
時、まず点cにおいて図示しない画像領域センサーを用
いて画像領域を検知する。次に、点aにあたる部分で、
スクリーン12上に投影された画像13を、図示しない
画像領域センサーを用いて、同様に画像領域を検知し、
点cで行った画像領域検知データと比較し、画像領域の
ずれを求める。
【0050】次にプリズム7を回転操作し、点bにおい
ても同様の操作を行う。
【0051】この様にして得られたデータを元に図8の
相似形を計算することでプリズム7の各回転角度でのミ
ラー9の補正量を求めることが出来る。
【0052】これにより繁雑な調整過程が外部からプリ
ズム7を回転させるための操作ですみ著しい生産性の向
上を得られる。
【0053】〈実施例3〉(図4) 上記実施例2では、光軸ずれ量の調整を行う時にプリズ
ム7の回転操作を手動で行うものであるが、図4の様に
プリズム7をパルスモータ27などの駆動手段を用いて
回転操作するように構成されたリーダープリンタの場合
には、光軸ずれ調整時のプリズム回転操作をリーダープ
リンタ自身が行う事で、調整工程を自動化出来るように
なる。
【0054】プリズム7の回転はパルスモーター27の
回転力がギア27aを介してギア22へ伝達されること
でなされる。28はプリズム7のホームポジションセン
サーであり、ギア22に取り付けたホームポジションを
しめすスリット板28aが該センサー28に検知されて
いるギア22すなわちプリズム7の回転角度位置がプリ
ズム7のホームポジションデである。制御回路20は、
電源投入時にパルスモーター27を駆動し、プリズム7
のホームポジションを検知した後は、出力パルス数を計
数する事で、プリズム回転角度を制御する。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、投影手
段に既存の画像位置補正用光学部材に着目し、これを像
回転用光学部材の回転に伴う像回転用光学部材の光軸ず
れによるスクリーン面上の投影画像の位置ずれ補正手段
として兼用させ、像回転用光学部材の回転角度が変化す
る毎に、該像回転用光学部材の回転に連係させて像回転
用光学部材の回転角度に対応して画像位置補正用光学部
材を制御させ像回転用光学部材の回転に伴う像回転用光
学部材の光軸ずれによるスクリーン面上の投影画像の位
置ずれを補正させることで、従来例の精密な環状カムと
カムフォロア等のような煩雑な調整が必要な手段構成の
ものに比べて、部品点数の少ない簡単な構成で、コスト
増加を押さえながら像回転用光学部材の回転に伴う光軸
ずれを良好に補正する事が出来、投影画像の有効領域を
検知する手段と組み合わせて用いることでほとんど調整
を省略することも可能となり、操作性や信頼性、生産性
を高める事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のマイクロフィルムリーダープリンタ
の概略構成図
【図2】プリズムの回転角度と投影画像中心の上下方向
ずれ量のグラフ
【図3】プリズムの回転角度と投影画像中心の左右方向
ずれ量のグラフ
【図4】実施例3の装置の要部の斜視図
【図5】従来例のマイクロフィルムリーダープリンタの
概略構成図
【図6】プリンタ機構部の概略構成図
【図7】(a)は傾き状態の投影画像の図、(b)は回
転修正した投影画像の図
【図8】プリズムの回転に伴う光軸ずれによる投影画像
中心の移動軌跡図
【図9】プリズムの回転に伴う光軸ずれ補正機構例の斜
視図
【符号の説明】
1 照明用ランプ 5 マイクロフィルム(情報記録媒体) 6 投影レンズ 7 像回転用プリズム 8〜11 ミラー 12 スクリーン 13 投影画像 21・22 プリズム回転用のノブとギア 25・26 フォトエンコーダ(プリズム回転角度検
知手段) 14・15 第2のミラー(画像位置補正用光学部
材)の駆動源 14a・15a カム 16・18,17・19 フォトインタラプタとスリ
ット板 20 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 21/10 - 21/11 G03B 21/28 G03B 27/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の画像光を、像回転用光学
    部材と、画像位置補正用光学部材を含む投影手段でスク
    リーン面に投影し、像回転用光学部材の回転に伴う像回
    転用光学部材の光軸ずれによるスクリーン面上の投影画
    像の位置ずれを、画像位置補正用光学部材の制御によ
    補正するようにした情報処理装置において、スクリーン面上の投影画像の有効領域を検知する手段を
    設け、該検知手段の検知位置情報に応じて画像位置補正
    用光学部材を制御して投影画像の位置ずれを補正するよ
    うにしたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像光を前記投影手段を介してプリ
    ント手段部や読取り手段部に導いて画像記録する記録機
    能を有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 像回転用光学部材の回転角度を検知する
    角度検知手段を有し、該角度検知手段の検知角度情報に
    対応して該画像位置補正用光学部材制御するようにし
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 像回転用光学部材の回転角度を検知する
    手段を有し、該回転角度検知手段と、スクリーン面上の
    投影画像の有効領域を検知する手段を用いて像回転用光
    学部材の回転に伴う光軸のずれ量を測定し、光軸ずれ補
    正量を決定する機能を有することを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 像回転用光学部材がプリズムであること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 画像位置補正用光学部材がミラーであ
    り、その角度姿勢が制御手段で制御されることでスクリ
    ーン面上の投影画像の位置補正がなされることを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 情報処理装置がマイクロフィルム等の情
    報記録媒体のリーダー或いはリーダープリンタであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
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