JPH07110109A - 乾式簡易脱硫装置 - Google Patents
乾式簡易脱硫装置Info
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- JPH07110109A JPH07110109A JP5255746A JP25574693A JPH07110109A JP H07110109 A JPH07110109 A JP H07110109A JP 5255746 A JP5255746 A JP 5255746A JP 25574693 A JP25574693 A JP 25574693A JP H07110109 A JPH07110109 A JP H07110109A
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- desulfurization
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/46—Removing components of defined structure
- B01D53/48—Sulfur compounds
- B01D53/50—Sulfur oxides
- B01D53/508—Sulfur oxides by treating the gases with solids
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J15/00—Arrangements of devices for treating smoke or fumes
- F23J15/006—Layout of treatment plant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 効率良く脱硫ができ、無排水の安価な脱硫装
置を提供する。 【構成】 ボイラ１０内には脱硫剤２が投入され第一次
の脱硫が行われる。ボイラ１０の排ガスから除塵する集
塵装置２０、集塵装置２０を出た排ガスから硫黄酸化物
を除去する水散布装置４０及びボイラ１０と集塵装置２
０の間の煙道に配設され、水散布装置４０から出る排水
の一部４３を煙道内に噴霧するスプレドライヤ３０を有
している。集塵装置２０の回収物２１を排水の一部４３
に混合したり、別途スプレドライヤ３０の前に供給する
もの、又は水散布装置４０に導くものも提供している。
置を提供する。 【構成】 ボイラ１０内には脱硫剤２が投入され第一次
の脱硫が行われる。ボイラ１０の排ガスから除塵する集
塵装置２０、集塵装置２０を出た排ガスから硫黄酸化物
を除去する水散布装置４０及びボイラ１０と集塵装置２
０の間の煙道に配設され、水散布装置４０から出る排水
の一部４３を煙道内に噴霧するスプレドライヤ３０を有
している。集塵装置２０の回収物２１を排水の一部４３
に混合したり、別途スプレドライヤ３０の前に供給する
もの、又は水散布装置４０に導くものも提供している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭、重油等硫黄Ｓ分
を含む燃料を燃焼する燃焼装置における排ガスから硫黄
酸化物ＳＯX 排出を減少させる乾式簡易脱硫装置に関す
る。
を含む燃料を燃焼する燃焼装置における排ガスから硫黄
酸化物ＳＯX 排出を減少させる乾式簡易脱硫装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図５に、従来の脱硫技術の例を示してい
る。図５において、燃料１中の硫黄Ｓ分はボイラ１０内
で硫黄酸化物ＳＯX となるが、ボイラ１０内では石灰石
２により次の炉内脱硫を行なう。
る。図５において、燃料１中の硫黄Ｓ分はボイラ１０内
で硫黄酸化物ＳＯX となるが、ボイラ１０内では石灰石
２により次の炉内脱硫を行なう。
【０００３】
【数１】
【０００４】ボイラ１０内で炉内脱硫後の排ガスには、
石膏Ｃa ＳＯ4 、灰等が含まれるが、それらは集塵装置
２０により回収され別途処理される。また、ボイラ１０
出口の排ガス中には未反応の生石灰Ｃa Ｏも含まれる
為、これを再利用する目的でスプレドライヤ３０が設置
され煙道での脱硫が行なわれる。スプレドライヤ３０で
は水３１が噴霧され次の脱硫反応が生じる。この反応
は、気／液反応→液／固反応であるが、この反応を促進
する為、通常集塵機２０としてはバグフィルタが使用さ
れることが多い。
石膏Ｃa ＳＯ4 、灰等が含まれるが、それらは集塵装置
２０により回収され別途処理される。また、ボイラ１０
出口の排ガス中には未反応の生石灰Ｃa Ｏも含まれる
為、これを再利用する目的でスプレドライヤ３０が設置
され煙道での脱硫が行なわれる。スプレドライヤ３０で
は水３１が噴霧され次の脱硫反応が生じる。この反応
は、気／液反応→液／固反応であるが、この反応を促進
する為、通常集塵機２０としてはバグフィルタが使用さ
れることが多い。
【０００５】
【数２】
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、数式
２に示す反応によって煙道脱硫が行なわれるが、このう
ち気／液反応の効率が悪い。これは水のスプレイの良悪
に影響されるものであるが、かなり霧状に噴霧してもＨ
2 Ｏ滴とＳＯ2 ガスの接触には限界がある。これを効率
良く行なう必要がある。
２に示す反応によって煙道脱硫が行なわれるが、このう
ち気／液反応の効率が悪い。これは水のスプレイの良悪
に影響されるものであるが、かなり霧状に噴霧してもＨ
2 Ｏ滴とＳＯ2 ガスの接触には限界がある。これを効率
良く行なう必要がある。
【０００７】その解決策の一つとして従来は集塵装置に
バグフィルタが通常使用され、粒子をろ布面で一旦停止
させ反応させるが、このメカニズムだと、電気集塵器Ｅ
Ｐ等の、粒子がガス通過面で停止しない集塵装置を用い
た場合は脱硫性能が出ない。本発明は、従来の脱硫装置
にみられた前記欠点を除いて効率良く脱硫できると共
に、無排水で低価格の脱硫装置を提供することを課題と
している。
バグフィルタが通常使用され、粒子をろ布面で一旦停止
させ反応させるが、このメカニズムだと、電気集塵器Ｅ
Ｐ等の、粒子がガス通過面で停止しない集塵装置を用い
た場合は脱硫性能が出ない。本発明は、従来の脱硫装置
にみられた前記欠点を除いて効率良く脱硫できると共
に、無排水で低価格の脱硫装置を提供することを課題と
している。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び作用】第１の本発明
は、前記課題を解決するため炉内に脱硫剤が投入される
燃焼炉、同燃焼炉の排ガスから除塵する集塵装置、同集
塵装置を出た排ガスから硫黄酸化物を除去する水散布装
置、及び前記燃焼炉と前記集塵装置の間の煙道に配設さ
れ、前記水散布装置から出る排水の一部を前記煙道内に
噴霧するスプレドライヤを有する乾式簡易脱硫装置を提
供する。この水散布装置としてはスクラバ式のものを採
用してよい。
は、前記課題を解決するため炉内に脱硫剤が投入される
燃焼炉、同燃焼炉の排ガスから除塵する集塵装置、同集
塵装置を出た排ガスから硫黄酸化物を除去する水散布装
置、及び前記燃焼炉と前記集塵装置の間の煙道に配設さ
れ、前記水散布装置から出る排水の一部を前記煙道内に
噴霧するスプレドライヤを有する乾式簡易脱硫装置を提
供する。この水散布装置としてはスクラバ式のものを採
用してよい。
【０００９】この脱硫装置によれば集塵装置の後流側に
配置された水散布装置によって硫黄酸化物ＳＯX のほと
んどを水に吸収する。そしてこの排水をスプレドライヤ
により集塵装置前の煙道内に噴霧し蒸発させる。これに
よって、Ｈ2 ＳＯ3 （Ｈ2 ＳＯ4 ）を含むスプレイ水と
煙道内の未反応Ｃ a Ｏの液／固反応によって効率良い煙
道内脱硫が行われる。
配置された水散布装置によって硫黄酸化物ＳＯX のほと
んどを水に吸収する。そしてこの排水をスプレドライヤ
により集塵装置前の煙道内に噴霧し蒸発させる。これに
よって、Ｈ2 ＳＯ3 （Ｈ2 ＳＯ4 ）を含むスプレイ水と
煙道内の未反応Ｃ a Ｏの液／固反応によって効率良い煙
道内脱硫が行われる。
【００１０】また、第２の本発明は、前記した第１の発
明の脱硫装置の構成に加え前記水散布装置から出る排水
の一部と、前記集塵装置で得られた灰を混合して前記ス
プレドライヤから噴霧するよう構成した乾式簡易脱硫装
置を提供する。集塵装置で得られた灰は粉砕機で水散布
装置から出る排水と混合すると共に、粉砕してスプレド
ライヤに導くことができる。この構成によればボイラか
らの未反応のＣa Ｏによる煙道内脱硫反応が促進され
る。
明の脱硫装置の構成に加え前記水散布装置から出る排水
の一部と、前記集塵装置で得られた灰を混合して前記ス
プレドライヤから噴霧するよう構成した乾式簡易脱硫装
置を提供する。集塵装置で得られた灰は粉砕機で水散布
装置から出る排水と混合すると共に、粉砕してスプレド
ライヤに導くことができる。この構成によればボイラか
らの未反応のＣa Ｏによる煙道内脱硫反応が促進され
る。
【００１１】更にまた第３の本発明によれば、前記した
第１の発明における構成に加え、前記集塵装置で得られ
た灰を導いて散布する脱硫剤噴流装置を前記スプレドラ
イヤの前の煙道に設けた構成をもつ乾式簡易脱硫装置を
提供する。この構成の脱硫装置によれば、スプレドライ
ヤの前の煙道に導く集塵灰の量に制限をなくすることが
でき、十分な煙道脱硫を行える。
第１の発明における構成に加え、前記集塵装置で得られ
た灰を導いて散布する脱硫剤噴流装置を前記スプレドラ
イヤの前の煙道に設けた構成をもつ乾式簡易脱硫装置を
提供する。この構成の脱硫装置によれば、スプレドライ
ヤの前の煙道に導く集塵灰の量に制限をなくすることが
でき、十分な煙道脱硫を行える。
【００１２】また、第４の本発明によれば前記第１の発
明の構成に加え、前記集塵装置で得られた灰を前記水散
布装置に供給するように構成した簡易脱硫装置が提供さ
れる。この構成によれば集塵装置で回収された未反応Ｃ
a Ｏを含む灰が水散布装置に供給されることによって水
散布装置を流れる水のＰＨが上昇し（酸性度が弱くな
り）ＳＯX 吸収量が増える。
明の構成に加え、前記集塵装置で得られた灰を前記水散
布装置に供給するように構成した簡易脱硫装置が提供さ
れる。この構成によれば集塵装置で回収された未反応Ｃ
a Ｏを含む灰が水散布装置に供給されることによって水
散布装置を流れる水のＰＨが上昇し（酸性度が弱くな
り）ＳＯX 吸収量が増える。
【００１３】この場合、灰を粉砕して水散布装置に供給
することができ、これによると上記反応はさらに向上す
る。なお、水散布装置で生成した反応生成物（Ｃa ＳＯ
4 等）はスラリとして集塵装置前流でスプレイし、乾燥
させて固形分のみを集塵装置で回収することができる。
このスラリスプレイでは、ボイラからの未反応Ｃa Ｏと
スラリ中のＨ2 ＳＯ3（Ｈ2 ＳＯ4 ）が固／液反応し脱
硫を行なう。
することができ、これによると上記反応はさらに向上す
る。なお、水散布装置で生成した反応生成物（Ｃa ＳＯ
4 等）はスラリとして集塵装置前流でスプレイし、乾燥
させて固形分のみを集塵装置で回収することができる。
このスラリスプレイでは、ボイラからの未反応Ｃa Ｏと
スラリ中のＨ2 ＳＯ3（Ｈ2 ＳＯ4 ）が固／液反応し脱
硫を行なう。
【００１４】
【実施例】以下、本発明による乾式簡易脱硫装置を図示
した実施例に基づいて具体的に説明する。
した実施例に基づいて具体的に説明する。
【００１５】（第１実施例）まず図１に示す第１実施例
について説明する。図１において、燃料１中の硫黄Ｓ分
が原因でボイラ１０で発生する硫黄酸化物ＳＯX は、従
来と同様、ボイラ１０内に石灰石２を投入することによ
って第一次的に炉内脱硫される。炉内脱硫後の石膏Ｃa
ＳＯ4 、灰分等を含む排ガスは、集塵装置２０に導かれ
集塵される。回収物２１は別途処分される。
について説明する。図１において、燃料１中の硫黄Ｓ分
が原因でボイラ１０で発生する硫黄酸化物ＳＯX は、従
来と同様、ボイラ１０内に石灰石２を投入することによ
って第一次的に炉内脱硫される。炉内脱硫後の石膏Ｃa
ＳＯ4 、灰分等を含む排ガスは、集塵装置２０に導かれ
集塵される。回収物２１は別途処分される。
【００１６】集塵機２０出口には、スクラバ式の水散布
装置４０が配置され、集塵装置２０を出た排ガス中に含
まれる硫黄酸化物ＳＯX が水に吸収される。水散布装置
４０には水４１が供給され、また、ＳＯX 吸収後の水は
Ｈ2 ＳＯ3 （Ｈ2 ＳＯ4 ）として下部タンクに貯留し、
この一部分４２は水散布装置への循環用に導かれ、その
他４３は、集塵装置２０の前流の煙道に位置するスプレ
ドライヤ３０に導かれる。ここでは水とＳＯ2 ガスは既
に反応したものがスプレイされるので、あとスプレイ水
及びボイラからの未反応Ｃa Ｏの反応のみにより効率の
良い煙道脱硫が達成される。
装置４０が配置され、集塵装置２０を出た排ガス中に含
まれる硫黄酸化物ＳＯX が水に吸収される。水散布装置
４０には水４１が供給され、また、ＳＯX 吸収後の水は
Ｈ2 ＳＯ3 （Ｈ2 ＳＯ4 ）として下部タンクに貯留し、
この一部分４２は水散布装置への循環用に導かれ、その
他４３は、集塵装置２０の前流の煙道に位置するスプレ
ドライヤ３０に導かれる。ここでは水とＳＯ2 ガスは既
に反応したものがスプレイされるので、あとスプレイ水
及びボイラからの未反応Ｃa Ｏの反応のみにより効率の
良い煙道脱硫が達成される。
【００１７】また、ここのスプレドライヤで残留するＳ
Ｏ2 があっても、集塵装置２０後流のスクラバ式水散布
装置４０により、ほとんどのＳＯ2 は水に吸収され、煙
突５０には硫黄酸化物ＳＯX の非常に少ないクリーンガ
スが流れる。
Ｏ2 があっても、集塵装置２０後流のスクラバ式水散布
装置４０により、ほとんどのＳＯ2 は水に吸収され、煙
突５０には硫黄酸化物ＳＯX の非常に少ないクリーンガ
スが流れる。
【００１８】（第２実施例）図２は、第２実施例を示し
ている。図２において図１に示した装置と同じ部分には
同一符号を付してあり、以下の実施例を含め、図１の例
と異なる所のみを説明する。スクラバ式水散布装置４０
で反応後の排水の一部４３と集塵装置２０で集塵された
回収物の一部２２を粉砕機６０で混合、粉砕し、スラリ
６１としてスプレドライヤ３０に導き噴霧する。これに
より、ボイラからの未反応Ｃa Ｏが粉砕により表面に現
われ反応が促進される。
ている。図２において図１に示した装置と同じ部分には
同一符号を付してあり、以下の実施例を含め、図１の例
と異なる所のみを説明する。スクラバ式水散布装置４０
で反応後の排水の一部４３と集塵装置２０で集塵された
回収物の一部２２を粉砕機６０で混合、粉砕し、スラリ
６１としてスプレドライヤ３０に導き噴霧する。これに
より、ボイラからの未反応Ｃa Ｏが粉砕により表面に現
われ反応が促進される。
【００１９】（第３実施例）図３は、第３実施例を示し
ている。図２の実施例では、未反応Ｃa Ｏを有効に使う
為に湿式粉砕したスラリ６１を煙道に噴霧する方式であ
ったが、図３に示す本実施例では、乾式粉砕により未反
応Ｃa Ｏを有効に使用する方式である。すなわち、スク
ラバ式水散布装置４０の排水の一部４３はそのまま集塵
装置２０の前流でスプレドライヤ３０からスプレイし、
集塵装置２０からの回収物２２は、排ガス２３を駆動ガ
スとして粉砕機７０で粉砕後、気流搬送される。気流搬
送ガス７１は、先程のスプレドライヤ３０より前流の煙
道に配置した脱硫剤噴流装置８０に導かれ散布される。
ている。図２の実施例では、未反応Ｃa Ｏを有効に使う
為に湿式粉砕したスラリ６１を煙道に噴霧する方式であ
ったが、図３に示す本実施例では、乾式粉砕により未反
応Ｃa Ｏを有効に使用する方式である。すなわち、スク
ラバ式水散布装置４０の排水の一部４３はそのまま集塵
装置２０の前流でスプレドライヤ３０からスプレイし、
集塵装置２０からの回収物２２は、排ガス２３を駆動ガ
スとして粉砕機７０で粉砕後、気流搬送される。気流搬
送ガス７１は、先程のスプレドライヤ３０より前流の煙
道に配置した脱硫剤噴流装置８０に導かれ散布される。
【００２０】本実施例のメリットは、液体と固体を別個
に煙道に散布することで集塵物７１の量に制限が無いこ
とである。これに対して先の例のように同時に混合して
スラリとしてスプレイする場合は、輸送特性からのスラ
リの粘度に制約があり、或る量以上の固形物は使用出来
ない。
に煙道に散布することで集塵物７１の量に制限が無いこ
とである。これに対して先の例のように同時に混合して
スラリとしてスプレイする場合は、輸送特性からのスラ
リの粘度に制約があり、或る量以上の固形物は使用出来
ない。
【００２１】（第４実施例）図４は本発明による装置の
第４実施例を示している。この実施例では集塵装置２０
で回収した灰を水散布装置４０に供給してここでの脱硫
効果を更に促進するものである。集塵装置２０で得られ
た回収物の一部２２は水散布装置４０に導かれる。水散
布装置４０でＳＯX を吸収後の水はＨ2 ＳＯ3 （Ｈ2 Ｓ
Ｏ4 ）を含むがこれを下部タンクに貯留し、この一部分
４２は水散布装置４０への循環用に、その他４３は、前
の実施例と同様に集塵装置２０の前流に位置するスプレ
ドライヤ３０に導かれる。ここでは水とＳＯ2 ガスが既
に反応したものがスプレイされるので、あとはそのスプ
レイ水及びボイラからの未反応Ｃa Ｏの反応のみにより
効率の良い煙道脱硫が達成される。
第４実施例を示している。この実施例では集塵装置２０
で回収した灰を水散布装置４０に供給してここでの脱硫
効果を更に促進するものである。集塵装置２０で得られ
た回収物の一部２２は水散布装置４０に導かれる。水散
布装置４０でＳＯX を吸収後の水はＨ2 ＳＯ3 （Ｈ2 Ｓ
Ｏ4 ）を含むがこれを下部タンクに貯留し、この一部分
４２は水散布装置４０への循環用に、その他４３は、前
の実施例と同様に集塵装置２０の前流に位置するスプレ
ドライヤ３０に導かれる。ここでは水とＳＯ2 ガスが既
に反応したものがスプレイされるので、あとはそのスプ
レイ水及びボイラからの未反応Ｃa Ｏの反応のみにより
効率の良い煙道脱硫が達成される。
【００２２】また、ここのスプレドライヤ３０で残留す
るＳＯ2 があっても、集塵装置２０後流のスクラバ式水
散布装置４０により、ほとんどのＳＯ2 は水に吸収さ
れ、煙突５０には硫黄酸化物ＳＯX の非常に少ないクリ
ーンガスが流れる。水散布装置４０に供給する集塵装置
２０での回収物２２は、ＳＯ2 吸収量を特に増したい場
合は粉砕機粉砕６０で粉砕して供給するが、これによっ
て、水散布装置４０を流れる水のＰＨが上昇し（酸性度
が弱くなり）、ＳＯ2 吸収量が増す効果がある。
るＳＯ2 があっても、集塵装置２０後流のスクラバ式水
散布装置４０により、ほとんどのＳＯ2 は水に吸収さ
れ、煙突５０には硫黄酸化物ＳＯX の非常に少ないクリ
ーンガスが流れる。水散布装置４０に供給する集塵装置
２０での回収物２２は、ＳＯ2 吸収量を特に増したい場
合は粉砕機粉砕６０で粉砕して供給するが、これによっ
て、水散布装置４０を流れる水のＰＨが上昇し（酸性度
が弱くなり）、ＳＯ2 吸収量が増す効果がある。
【００２３】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、種々の変
更を加えてよいことはいうまでもない。
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、種々の変
更を加えてよいことはいうまでもない。
【００２４】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
によれば脱硫剤を効率的に活用して設備コスト及びラン
ニングコスト共に安価で高効率な脱硫装置が提供され
る。また、本発明による装置は無排水脱硫が可能であ
る。
によれば脱硫剤を効率的に活用して設備コスト及びラン
ニングコスト共に安価で高効率な脱硫装置が提供され
る。また、本発明による装置は無排水脱硫が可能であ
る。
【図１】本発明の第１実施例による脱硫装置を示す系統
図。
図。
【図２】本発明の第２実施例による脱硫装置を示す系統
図。
図。
【図３】本発明の第３実施例による脱硫装置を示す系統
図。
図。
【図４】本発明の第４実施例による脱硫装置を示す系統
図。
図。
【図５】従来の脱硫装置の例を示す系統図である。
１ 燃料 ２ 石灰石 １０ ボイラ ２０ 集塵装置 ２３ 排ガス ３０ スプレドライヤ ４０ スクラバ式水散布装置 ５０ 煙突 ６０，７０ 粉砕機 ４１，４２，４３ 水 ２１，２２，７１ 回収物（集塵物） ６１ スラリ ７１ 気流搬送ガス ８０ 脱硫剤噴流装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年８月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項３
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】更にまた第３の本発明によれば、前記した
第１の発明における構成に加え、前記集塵装置で得られ
た灰を導いて散布する脱硫剤噴霧装置を前記スプレドラ
イヤの前の煙道に設けた構成をもつ乾式簡易脱硫装置を
提供する。この構成の脱硫装置によれば、スプレドライ
ヤの前の煙道に導く集塵灰の量に制限をなくすることが
でき、十分な煙道脱硫を行える。
第１の発明における構成に加え、前記集塵装置で得られ
た灰を導いて散布する脱硫剤噴霧装置を前記スプレドラ
イヤの前の煙道に設けた構成をもつ乾式簡易脱硫装置を
提供する。この構成の脱硫装置によれば、スプレドライ
ヤの前の煙道に導く集塵灰の量に制限をなくすることが
でき、十分な煙道脱硫を行える。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１９
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１９】（第３実施例）図３は、第３実施例を示し
ている。図２の実施例では、未反応Ｃa Ｏを有効に使う
為に湿式粉砕したスラリ６１を煙道に噴霧する方式であ
ったが、図３に示す本実施例では、乾式粉砕により未反
応Ｃa Ｏを有効に使用する方式である。すなわち、スク
ラバ式水散布装置４０の排水の一部４３はそのまま集塵
装置２０の前流でスプレドライヤ３０からスプレイし、
集塵装置２０からの回収物２２は、排ガス２３を駆動ガ
スとして粉砕機７０で粉砕後、気流搬送される。気流搬
送ガス７１は、先程のスプレドライヤ３０より前流の煙
道に配置した脱硫剤噴霧装置８０に導かれ散布される。
ている。図２の実施例では、未反応Ｃa Ｏを有効に使う
為に湿式粉砕したスラリ６１を煙道に噴霧する方式であ
ったが、図３に示す本実施例では、乾式粉砕により未反
応Ｃa Ｏを有効に使用する方式である。すなわち、スク
ラバ式水散布装置４０の排水の一部４３はそのまま集塵
装置２０の前流でスプレドライヤ３０からスプレイし、
集塵装置２０からの回収物２２は、排ガス２３を駆動ガ
スとして粉砕機７０で粉砕後、気流搬送される。気流搬
送ガス７１は、先程のスプレドライヤ３０より前流の煙
道に配置した脱硫剤噴霧装置８０に導かれ散布される。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １ 燃料 ２ 石灰石 １０ ボイラ ２０ 集塵装置 ２３ 排ガス ３０ スプレドライヤ ４０ スクラバ式水散布装置 ５０ 煙突 ６０，７０ 粉砕機 ４１，４２，４３ 水 ２１，２２，７１ 回収物（集塵物） ６１ スラリ ７１ 気流搬送ガス ８０ 脱硫剤噴霧装置
【手続補正５】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正６】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】
【手続補正７】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正８】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成６年１０月１２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００３
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００３】
【数１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１１】更にまた第３の本発明によれば、前記した
第１の発明における構成に加え、前記集塵装置で得られ
た灰を導いて散布する脱硫剤噴霧装置を前記スプレドラ
イヤの前の煙道に設けた構成をもつ乾式簡易脱硫装置を
提供する。この構成の脱硫装置によれば、スプレドライ
ヤの前の煙道に導く集塵灰の量に制限をなくすることが
でき、十分な煙道脱硫を行える。
第１の発明における構成に加え、前記集塵装置で得られ
た灰を導いて散布する脱硫剤噴霧装置を前記スプレドラ
イヤの前の煙道に設けた構成をもつ乾式簡易脱硫装置を
提供する。この構成の脱硫装置によれば、スプレドライ
ヤの前の煙道に導く集塵灰の量に制限をなくすることが
でき、十分な煙道脱硫を行える。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１９
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１９】（第３実施例）図３は、第３実施例を示し
ている。図２の実施例では、未反応Ｃa Ｏを有効に使う
為に湿式粉砕したスラリ６１を煙道に噴霧する方式であ
ったが、図３に示す本実施例では、乾式粉砕により未反
応Ｃa Ｏを有効に使用する方式である。すなわち、スク
ラバ式水散布装置４０の排水の一部４３はそのまま集塵
装置２０の前流でスプレドライヤ３０からスプレイし、
集塵装置２０からの回収物２２は、排ガス２３を駆動ガ
スとして粉砕機７０で粉砕後、気流搬送される。気流搬
送された回収物７１は、先程のスプレドライヤ３０より
前流の煙道に配置した脱硫剤噴霧装置８０に導かれ散布
される。
ている。図２の実施例では、未反応Ｃa Ｏを有効に使う
為に湿式粉砕したスラリ６１を煙道に噴霧する方式であ
ったが、図３に示す本実施例では、乾式粉砕により未反
応Ｃa Ｏを有効に使用する方式である。すなわち、スク
ラバ式水散布装置４０の排水の一部４３はそのまま集塵
装置２０の前流でスプレドライヤ３０からスプレイし、
集塵装置２０からの回収物２２は、排ガス２３を駆動ガ
スとして粉砕機７０で粉砕後、気流搬送される。気流搬
送された回収物７１は、先程のスプレドライヤ３０より
前流の煙道に配置した脱硫剤噴霧装置８０に導かれ散布
される。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １ 燃料 ２ 石灰石 １０ ボイラ ２０ 集塵装置 ２３ 排ガス ３０ スプレドライヤ ４０ スクラバ式水散布装置 ５０ 煙突 ６０，７０ 粉砕機 ４１，４２，４３ 水 ２１，２２，７１ 回収物（集塵物） ６１ スラリ ８０ 脱硫剤噴霧装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｆ２３Ｊ 15/00 ＺＡＢ
Claims (4)
- 【請求項１】 炉内に脱硫剤が投入される燃焼炉、同燃
焼炉の排ガスから除塵する集塵装置、同集塵装置を出た
排ガスから硫黄酸化物を除去する水散布装置、及び前記
燃焼炉と前記集塵装置の間の煙道に配設され前記水散布
装置から出る排水の一部を、前記煙道内に噴霧するスプ
レドライヤを有することを特徴とする乾式簡易脱硫装
置。 - 【請求項２】 前記水散布装置から出る排水の一部と前
記集塵装置で得られた灰を混合して前記スプレドライヤ
から噴霧するよう構成したことを特徴とする請求項１記
載の乾式簡易脱硫装置。 - 【請求項３】 前記集塵装置で得られた灰を導いて散布
する脱硫剤噴流装置を前記スプレドライヤの前の煙道に
設けたことを特徴とする請求項１記載の乾式簡易脱硫装
置。 - 【請求項４】 前記集塵装置で得られた灰を前記水散布
装置に供給することを特徴とする請求項１記載の乾式簡
易脱硫装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255746A JPH07110109A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 乾式簡易脱硫装置 |
| AT190794A AT405249B (de) | 1993-10-13 | 1994-10-10 | Vorrichtung zur vereinfachten trockenentschwefelung |
| CN94117098A CN1043128C (zh) | 1993-10-13 | 1994-10-12 | 干式简易脱硫装置 |
| PL94305419A PL176281B1 (pl) | 1993-10-13 | 1994-10-12 | Urządzenie do odsiarczania gazu spalinowego |
| DE19944436660 DE4436660A1 (de) | 1993-10-13 | 1994-10-13 | Vereinfachte Trockenentschwefelungsanlage |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5255746A JPH07110109A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 乾式簡易脱硫装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07110109A true JPH07110109A (ja) | 1995-04-25 |
Family
ID=17283060
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5255746A Pending JPH07110109A (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 乾式簡易脱硫装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07110109A (ja) |
| CN (1) | CN1043128C (ja) |
| AT (1) | AT405249B (ja) |
| DE (1) | DE4436660A1 (ja) |
| PL (1) | PL176281B1 (ja) |
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| US9724638B2 (en) | 2014-01-02 | 2017-08-08 | General Electric Technology Gmbh | Apparatus and method for evaporating waste water and reducing acid gas emissions |
| CN108654325A (zh) * | 2018-06-14 | 2018-10-16 | 南京安伦化工科技有限公司 | 一种用于制药过程中尾气处理装置以及使用方法 |
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| JPH0638926B2 (ja) * | 1986-02-07 | 1994-05-25 | 関西電力株式会社 | 石炭焚ボイラからの排ガス処理方法 |
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1993
- 1993-10-13 JP JP5255746A patent/JPH07110109A/ja active Pending
-
1994
- 1994-10-10 AT AT190794A patent/AT405249B/de not_active IP Right Cessation
- 1994-10-12 PL PL94305419A patent/PL176281B1/pl not_active IP Right Cessation
- 1994-10-12 CN CN94117098A patent/CN1043128C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1994-10-13 DE DE19944436660 patent/DE4436660A1/de not_active Ceased
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|---|---|
| PL305419A1 (en) | 1995-04-18 |
| ATA190794A (de) | 1998-11-15 |
| AT405249B (de) | 1999-06-25 |
| CN1105900A (zh) | 1995-08-02 |
| CN1043128C (zh) | 1999-04-28 |
| PL176281B1 (pl) | 1999-05-31 |
| DE4436660A1 (de) | 1995-04-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010123 |