JP3546110B2 - 簡易脱硫装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は石炭、重油等硫黄(S)分を燃料とする燃焼装置や排ガス規制で硫黄酸化物(SOx )排出を減少させる必要のあるプラントのボイラに適用される簡易脱硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の簡易脱硫装置を図5に示す。燃料投入ライン1と石灰石投入ライン2を持つボイラ3の排ガスはスプレイドライヤ4、集じん装置6、スクラバ式水散布装置7を経て煙突8へ送られる。
【0003】
スクラバ式水散布装置7の流下水は混合器9へ送られる。また集じん装置6の集じん灰の一部は灰搬送ライン12で混合器9へ送られ、他は排出ライン13で次の工程へ送られる。
【0004】
混合器9のスラリ水は噴霧ポンプ10を経てスプレイドライヤ4のノズル5に送られる。
【0005】
以上において、燃料1中の硫黄(S)分はボイラ3内で硫黄酸化物(SOx )となるが、ボイラ3内では石灰石2により次の炉内脱硫を行なう。
【0006】
【数1】
【0007】
ボイラ3内で炉内脱硫後の排ガスには、石こう(CaSO4 )、灰等が含まれるが、それらは集じん装置6により回収され別途処理される。また、ボイラ3出口の排ガス中には未反応の生石灰(CaO)も含まれる為、これを再利用する目的でスプレイドライヤ4が設置され煙道での脱硫が行なわれる。スプレイドライヤ4では水が噴霧され次の脱硫反応が生じる。この反応は、気/液反応→液/固反応であるが、この反応を促進する為、通常、集じん装置6としてはバグフィルタが使用されることが多い。
【0008】
【数2】
【0009】
上記で生成された石こう(CaSO4 )や、ボイラ3出口から持ち込まれた灰等は集じん装置6で回収される。
【0010】
集じん装置6後部のスクラバ式水散布装置7はスプレイドライヤ4で未反応の硫黄酸化物を、完全に脱硫し、クリーンな排ガスを煙突8へ排気する目的で設置されている。
【0011】
なお、スプレイドライヤ4及びスクラバ式水散布装置7では脱硫性能を向上させるため下記の機能を有している。
【0012】
スクラバ式水散布装置7では、集じん装置6で回収した未反応CaOを含む灰bを水散布装置7の流下水と混合し、循環する散布水のpHを上昇させ同装置でのSOx 吸収量を増加、引いては脱硫率を向上させている。
【0013】
一方、混合器9で混合された灰を主成分とした水スラリーaは噴霧用ポンプ10でスプレイドライヤ4へ送られ、ノズル5で噴霧して脱硫に供する。同スラリーもpHが高く脱硫性能を向上させることが出来る。
【0014】
集じん装置6で集められた回収物の一部cは別途処理される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置のスプレイドライヤでは前述した脱硫反応が行われるが、この中の気/液反応ではかなり霧状に噴霧してH2 O液とSO2 ガスの接触を増大させる必要がある。しかし水スラリー中の灰粒子が凝集するためノズル閉塞を起こし、良好な噴霧が出来ず、脱硫性能が低下する恐れがあった。
【0016】
【課題が解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。すなわち、
(1)硫黄分を含む石炭または油を燃料とし脱硫剤を用いるボイラと、同ボイラの排ガスをスプレイドライヤ、集じん装置、およびスクラバ式水散布装置を経て排出するとともに上記集じん装置からの未反応生石灰を含む灰および上記スクラバ式水散布装置の流下水を混合する混合器と、同混合器の水スラリーを上記スプレイドライヤのノズルに送る噴霧ポンプとを有する簡易脱硫装置において、上記噴霧ポンプの後流側にラインミキサを設ける。
【0017】
以上において、水スラリーはラインミキサにより水スラリー中の凝集灰が強制的に分散され、かつ解砕される。そしてノズルからスプレイされるので閉塞が防止され、信頼性が向上する。
(2)硫黄分を含む石炭または油を燃料とし脱硫剤を用いるボイラと、同ボイラの排ガスをスプレイドライヤ、集じん装置、およびスクラバ式水散布装置を経て排出するとともに上記集じん装置からの未反応生石灰を含む灰および上記スクラバ式水散布装置の流下水を混合する混合器と、同混合器の水スラリーを上記スプレイドライヤのノズルに送る噴霧ポンプとを有する簡易脱硫装置において、上記噴霧ポンプと上記混合器の間に固・液分離装置を設ける。
【0018】
以上において、水スラリーは固・液分離装置によりスラリーと液(水)に分離され、液(水)がノズルへ送られる。そしてノズルからスプレイされるので、閉塞が防止され、信頼性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(1)本発明1の実施の一形態を図1、図3、図4により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ、この発明に関する部分を主体に説明する。
【0020】
図1にて噴霧ポンプ10の後流側にラインミキサ11を設ける。
【0021】
以上において、ラインミキサ11は噴霧ポンプ10から供給される水スラリーaの凝集粒子を分離し、ノズル5へ供給する。
【0022】
すなわち、噴霧ポンプ10で圧送される水スラリーa中の灰分濃度は10〜50%と高いことから移送中に配管内で容易に凝集する。移送配管に配設したラインミキサ11は毎分1000回転以上の高速で回転するブレード(図示しない)を有する。したがって強せん断力を付与されたスラリ中の凝集灰は強制的に水中に分散すると共に解砕する。
【0023】
前記「分散」はスプレイノズル5先端部でのノズル閉塞を防止する作用を有し、前記「解砕」は灰中に取り込まれた未反応のCaOを剥き出しにすることでCaOの有効利用率を高め脱硫率が向上する作用を有する。
【0024】
表1の試験条件での本形態Aの各部でのSO3 濃度測定結果を図3の○記号で示す。また従来例との比較を図4に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
本形態Aによれば、石灰石表面の既SO2 反応部分がラインミキサで削り取られ、石灰石の脱硫反応が再活性化して、脱硫率が向上している。更に、ラインミキサの粉砕により、分散性も向上してノズルの閉塞がなく、安定したハンドリングが可能となった。
(2)本発明2の実施の一形態を図4および図2と図3により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ、この発明に関する部分を主体に説明する。図2にて噴霧ポンプ10の前流側に金網15を持った固・液分離装置14を設ける。
【0027】
以上において、固・液分離装置14で水スラリーaの水分は金網15を介して分離され、ノズル5から噴霧される。なお上部からは高濃度の灰スラリを灰粒子dとして排出する。
【0028】
このようにしてノズル5での閉塞が防止される。
【0029】
表2の試験条件での本形態Bの各部でのSO3 濃度測定結果を図3の△記号で示す。また従来例および前記形態Aとの比較を図4に示す。
【0030】
【表2】
【0031】
本形態Bでは、全体の脱硫率は従来のものに比べてやや劣るが、固・液分離装置で高濃度灰スラリーを灰粒子と水に分離するため、ノズルの閉塞がなく、安定したハンドリングが可能となった。
【0032】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、スプレイドライヤにおけるノズル閉塞が防止でき、良好な噴霧を維持できるため安定した脱硫が可能となった。また、脱硫剤を効率的に活用して設備コスト及びランニングコスト共に安価で高効率な脱硫装置が提供され、かつ無排水脱硫が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1の実施の一形態の構成系統図である。
【図2】本発明2の実施の一形態の構成系統図である。
【図3】上記発明1および2の一形態の作用説明図である。
【図4】同一形態の作用説明図である。
【図5】従来例の構成系統図である。
【符号の説明】
1 燃料ライン
2 石灰石ライン
3 ボイラ
4 スプレイドライヤ
5 ノズル
6 集じん装置
7 スクラバ式水散布装置
8 煙突
9 混合器
10 噴霧ポンプ
11 ラインミキサ
14 固・液分離装置
15 メッシュの小さい金網
【発明の属する技術分野】
本発明は石炭、重油等硫黄(S)分を燃料とする燃焼装置や排ガス規制で硫黄酸化物(SOx )排出を減少させる必要のあるプラントのボイラに適用される簡易脱硫装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の簡易脱硫装置を図5に示す。燃料投入ライン1と石灰石投入ライン2を持つボイラ3の排ガスはスプレイドライヤ4、集じん装置6、スクラバ式水散布装置7を経て煙突8へ送られる。
【0003】
スクラバ式水散布装置7の流下水は混合器9へ送られる。また集じん装置6の集じん灰の一部は灰搬送ライン12で混合器9へ送られ、他は排出ライン13で次の工程へ送られる。
【0004】
混合器9のスラリ水は噴霧ポンプ10を経てスプレイドライヤ4のノズル5に送られる。
【0005】
以上において、燃料1中の硫黄(S)分はボイラ3内で硫黄酸化物(SOx )となるが、ボイラ3内では石灰石2により次の炉内脱硫を行なう。
【0006】
【数1】
【0007】
ボイラ3内で炉内脱硫後の排ガスには、石こう(CaSO4 )、灰等が含まれるが、それらは集じん装置6により回収され別途処理される。また、ボイラ3出口の排ガス中には未反応の生石灰(CaO)も含まれる為、これを再利用する目的でスプレイドライヤ4が設置され煙道での脱硫が行なわれる。スプレイドライヤ4では水が噴霧され次の脱硫反応が生じる。この反応は、気/液反応→液/固反応であるが、この反応を促進する為、通常、集じん装置6としてはバグフィルタが使用されることが多い。
【0008】
【数2】
【0009】
上記で生成された石こう(CaSO4 )や、ボイラ3出口から持ち込まれた灰等は集じん装置6で回収される。
【0010】
集じん装置6後部のスクラバ式水散布装置7はスプレイドライヤ4で未反応の硫黄酸化物を、完全に脱硫し、クリーンな排ガスを煙突8へ排気する目的で設置されている。
【0011】
なお、スプレイドライヤ4及びスクラバ式水散布装置7では脱硫性能を向上させるため下記の機能を有している。
【0012】
スクラバ式水散布装置7では、集じん装置6で回収した未反応CaOを含む灰bを水散布装置7の流下水と混合し、循環する散布水のpHを上昇させ同装置でのSOx 吸収量を増加、引いては脱硫率を向上させている。
【0013】
一方、混合器9で混合された灰を主成分とした水スラリーaは噴霧用ポンプ10でスプレイドライヤ4へ送られ、ノズル5で噴霧して脱硫に供する。同スラリーもpHが高く脱硫性能を向上させることが出来る。
【0014】
集じん装置6で集められた回収物の一部cは別途処理される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来装置のスプレイドライヤでは前述した脱硫反応が行われるが、この中の気/液反応ではかなり霧状に噴霧してH2 O液とSO2 ガスの接触を増大させる必要がある。しかし水スラリー中の灰粒子が凝集するためノズル閉塞を起こし、良好な噴霧が出来ず、脱硫性能が低下する恐れがあった。
【0016】
【課題が解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため次の手段を講ずる。すなわち、
(1)硫黄分を含む石炭または油を燃料とし脱硫剤を用いるボイラと、同ボイラの排ガスをスプレイドライヤ、集じん装置、およびスクラバ式水散布装置を経て排出するとともに上記集じん装置からの未反応生石灰を含む灰および上記スクラバ式水散布装置の流下水を混合する混合器と、同混合器の水スラリーを上記スプレイドライヤのノズルに送る噴霧ポンプとを有する簡易脱硫装置において、上記噴霧ポンプの後流側にラインミキサを設ける。
【0017】
以上において、水スラリーはラインミキサにより水スラリー中の凝集灰が強制的に分散され、かつ解砕される。そしてノズルからスプレイされるので閉塞が防止され、信頼性が向上する。
(2)硫黄分を含む石炭または油を燃料とし脱硫剤を用いるボイラと、同ボイラの排ガスをスプレイドライヤ、集じん装置、およびスクラバ式水散布装置を経て排出するとともに上記集じん装置からの未反応生石灰を含む灰および上記スクラバ式水散布装置の流下水を混合する混合器と、同混合器の水スラリーを上記スプレイドライヤのノズルに送る噴霧ポンプとを有する簡易脱硫装置において、上記噴霧ポンプと上記混合器の間に固・液分離装置を設ける。
【0018】
以上において、水スラリーは固・液分離装置によりスラリーと液(水)に分離され、液(水)がノズルへ送られる。そしてノズルからスプレイされるので、閉塞が防止され、信頼性が向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】
(1)本発明1の実施の一形態を図1、図3、図4により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ、この発明に関する部分を主体に説明する。
【0020】
図1にて噴霧ポンプ10の後流側にラインミキサ11を設ける。
【0021】
以上において、ラインミキサ11は噴霧ポンプ10から供給される水スラリーaの凝集粒子を分離し、ノズル5へ供給する。
【0022】
すなわち、噴霧ポンプ10で圧送される水スラリーa中の灰分濃度は10〜50%と高いことから移送中に配管内で容易に凝集する。移送配管に配設したラインミキサ11は毎分1000回転以上の高速で回転するブレード(図示しない)を有する。したがって強せん断力を付与されたスラリ中の凝集灰は強制的に水中に分散すると共に解砕する。
【0023】
前記「分散」はスプレイノズル5先端部でのノズル閉塞を防止する作用を有し、前記「解砕」は灰中に取り込まれた未反応のCaOを剥き出しにすることでCaOの有効利用率を高め脱硫率が向上する作用を有する。
【0024】
表1の試験条件での本形態Aの各部でのSO3 濃度測定結果を図3の○記号で示す。また従来例との比較を図4に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
本形態Aによれば、石灰石表面の既SO2 反応部分がラインミキサで削り取られ、石灰石の脱硫反応が再活性化して、脱硫率が向上している。更に、ラインミキサの粉砕により、分散性も向上してノズルの閉塞がなく、安定したハンドリングが可能となった。
(2)本発明2の実施の一形態を図4および図2と図3により説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番号をつけ、この発明に関する部分を主体に説明する。図2にて噴霧ポンプ10の前流側に金網15を持った固・液分離装置14を設ける。
【0027】
以上において、固・液分離装置14で水スラリーaの水分は金網15を介して分離され、ノズル5から噴霧される。なお上部からは高濃度の灰スラリを灰粒子dとして排出する。
【0028】
このようにしてノズル5での閉塞が防止される。
【0029】
表2の試験条件での本形態Bの各部でのSO3 濃度測定結果を図3の△記号で示す。また従来例および前記形態Aとの比較を図4に示す。
【0030】
【表2】
【0031】
本形態Bでは、全体の脱硫率は従来のものに比べてやや劣るが、固・液分離装置で高濃度灰スラリーを灰粒子と水に分離するため、ノズルの閉塞がなく、安定したハンドリングが可能となった。
【0032】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、スプレイドライヤにおけるノズル閉塞が防止でき、良好な噴霧を維持できるため安定した脱硫が可能となった。また、脱硫剤を効率的に活用して設備コスト及びランニングコスト共に安価で高効率な脱硫装置が提供され、かつ無排水脱硫が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1の実施の一形態の構成系統図である。
【図2】本発明2の実施の一形態の構成系統図である。
【図3】上記発明1および2の一形態の作用説明図である。
【図4】同一形態の作用説明図である。
【図5】従来例の構成系統図である。
【符号の説明】
1 燃料ライン
2 石灰石ライン
3 ボイラ
4 スプレイドライヤ
5 ノズル
6 集じん装置
7 スクラバ式水散布装置
8 煙突
9 混合器
10 噴霧ポンプ
11 ラインミキサ
14 固・液分離装置
15 メッシュの小さい金網
Claims (2)
- 硫黄分を含む石炭または油を燃料とし脱硫剤を用いるボイラと、同ボイラの排ガスをスプレイドライヤ、集じん装置、およびスクラバ式水散布装置を経て排出するとともに上記集じん装置からの未反応生石灰を含む灰および上記スクラバ式水散布装置の流下水を混合する混合器と、同混合器の水スラリーを上記スプレイドライヤのノズルに送る噴霧ポンプとを有する簡易脱硫装置において、上記噴霧ポンプの後流側にラインミキサを設けてなることを特徴とする簡易脱硫装置
- 硫黄分を含む石炭または油を燃料とし脱硫剤を用いるボイラと、同ボイラの排ガスをスプレイドライヤ、集じん装置、およびスクラバ式水散布装置を経て排出するとともに上記集じん装置からの未反応生石灰を含む灰および上記スクラバ式水散布装置の流下水を混合する混合器と、同混合器の水スラリーを上記スプレイドライヤのノズルに送る噴霧ポンプとを有する簡易脱硫装置において、上記噴霧ポンプと上記混合器の間に固・液分離装置を設けてなることを特徴とする簡易脱硫装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11159396A JP3546110B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 簡易脱硫装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11159396A JP3546110B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 簡易脱硫装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294912A JPH09294912A (ja) | 1997-11-18 |
JP3546110B2 true JP3546110B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=14565304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11159396A Expired - Fee Related JP3546110B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 簡易脱硫装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3546110B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
US7625537B2 (en) * | 2006-06-12 | 2009-12-01 | Alstom Technology Ltd | Integrated dry and wet flue gas cleaning process and system |
JP2013108680A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Babcock Hitachi Kk | 排ガス処理システム |
US9352274B2 (en) | 2014-01-02 | 2016-05-31 | Alstom Technology Ltd | Apparatus and method for evaporating waste water and reducing acid gas emissions |
US9724638B2 (en) | 2014-01-02 | 2017-08-08 | General Electric Technology Gmbh | Apparatus and method for evaporating waste water and reducing acid gas emissions |
CN111408242A (zh) * | 2020-04-16 | 2020-07-14 | 郭勇 | 一种基于wfgd法湿式烟气脱硫原理的除垢装置 |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP11159396A patent/JP3546110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09294912A (ja) | 1997-11-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
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A521 | Written amendment |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |