JPH07109639B2

JPH07109639B2 - データ形成装置

Info

Publication number: JPH07109639B2
Application number: JP61203427A
Authority: JP
Inventors: 伸一佐藤
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1986-08-29
Filing date: 1986-08-29
Publication date: 1995-11-22
Anticipated expiration: 2010-11-22
Also published as: JPS6359696A

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕バーコードデータの形成方式であって、バーコードに基
づく読取りデータの並び換えをする場合、データの読取
りアドレス順序を指定することによりデータの並び換え
ができ、並び換え時間の短縮および読取りデータ保存の
信頼性向上が可能となる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、例えばPOSシステムにおいて、バーコードを
任意な方法で読み取り、正規のデータ配列に並び換えす
るときのバーコードデータの形成方式に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

現在、POSシステムにおいては、各商品毎にバーコード
が割り当てられ、それをレーザー光を用いたバーコード
リーダで読み取っている。第５図は代表的なバーコード
であるJANコードの一例を示す（他にはUPC,EAN等があ
る）。このJANコードは、中央より左側を左ブロック，
右側を右ブロックとし、２つのブロックより成り立って
いる。

このバーコードを読み取る場合、左ブロックの左側から
右ブロックの右側にレーザー光を照射してコードを読み
取ればよい。しかし、商品の配置具合によっては、レー
ザー光が正規に当とるとは限らない。そのため、データ
の並び換えが必要になってくる。例えば、右ブロックの
右側から読み取れば左右のブロックの順序が反対にな
り、同時に、各ブロック内のデータの配列も反対にな
る。また、何回かに分けてコードを読み取った場合、最
初に左ブロックを読取り、次に右ブロックを読み取れ
ば、ブロック順は正しいがブロック内のデータの配列が
反対になることが起こり得る。

このように、データの並び換えが必要になった場合、第
６図のように他のメモリに一時データを移し換えるのが
普通である。第６図では、あるRAM内のアドレス0,1,2,3
にデータDBCAが格納されている。

このデータDBCAを例えばABCDに並び換えるには、まず最
初にアドレス０の内容（Ｄ）を読み取り、メモリ１に退
避する（ステップ１）。次にアドレス３の内容（Ａ）を
読み取り、メモリ２に退避する（ステップ２）。次にメ
モリ１の内容を読み取り、アドレス３に書き込む（ステ
ップ３）。最後にメモリ２の内容を読み取り、アドレス
０に書き込む（ステップ４）。この結果、データDBCAは
ABCDに並び換えられる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、上述した従来方式においては、１対のデータ
の並び換えに、読み取り，退避（書込み）が４ステップ
必要であり、かなりの時間を費やして、高速処理に向か
ないという問題点があった。また、元のデータは保存さ
れていないので、並び換えにミスがあるとデータが消失
してしまい、POSシステムでの商品の読取りができなく
なるという問題点があった。

本発明は、このような点にかんがみて創作されたもので
あり、読取り情報を保存しながら、高速で並び換えを行
なうようにしたデータの形成装置を提供することを目的
としている。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は、本発明のデータ形成装置の原理ブロック図で
ある。

情報が導入され、正規のデータ配列を表す番地情報111
とデータ115とに分別するデータ処理手段と、データが
入力された順序で格納されるデータ格納手段117と、前
記データ格納手段117に格納されたデータの番地情報
を、並び換えて得られたデータ配列順序に従って格納さ
れる番地格納手段113と、該番地格納手段113に格納され
た番地情報の順序に基づいて、データ格納手段117に格
納されたデータを並べ換える並べ換え手段119とで構成
する。

〔作用〕

読取りデータ115を収めた読取りデータ格納手段117にデ
ータの並び換えの必要が生じた場合、並び換えのための
番地情報111を番地格納手段113に格納する。

並び換え手段119は、番地格納手段113の番地情報のアド
レス順に従い、読取りデータ格納手段117のデータを読
み取る。そして、読み取られたデータは、並び換えられ
たものとなる。

本発明にあっては、並び換えるためのアドレス順に従
い、読取りデータ格納手段117のデータを読み取ること
により、データの並び換えが行なわれる。

〔実施例〕

以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。

第２図は、本発明の一実施例におけるバーコードデータ
の形成方式を適用したPOSシステムの全体構成を示す。
また、第３図は本発明の一実施例におけるバーコードデ
ータの形成方式の詳細な構成を示す。

I.実施例と第１図との対応関係ここで、本発明の実施例と第１図との対応関係を示して
おく。

バーコード情報107は、バーコード読取り部215から送ら
れてくるデータ信号216に相当する。

データ処理手段109は、制御部217に相当する。

番地情報111は、データ信号312に相当する。

番地格納手段113は、並び換え番地格納部311に相当す
る。

読取りデータ115は、データ信号314に相当する。

読取りデータ格納手段117は、読取り情報格納部313に相
当する。

並び換え手段119は、制御部217に相当する。

並び換えられたデータ信号121は、バーコードデータ315
に相当する。

II.実施例の構成以上のような対応関係があるものとして、以下本発明の
実施例について説明する。

第２図に示すPOSシステムにおいては、例えば、各レジ
スタに設置されるPOSターミナル200は、センター側と接
続されている。このPOSターミナル200は、金額等を表示
するディスプレイ211、数値等の情報を入力するキーボ
ード213、バーコードを光学的に読み取るバーコード読
取り部215、読み取られた情報を一時的に格納するバー
コード情報格納部218、レシートを打ち出すレシート印
刷部219、金庫221を備えている。

また、センター側は、情報を表示するディスプレイ22
5、情報を入力するキーボード227、商品情報を格納する
商品情報テーブル231を備えている。

本発明は、主にターミナル側に関するものである。ここ
で、バーコード情報格納部218は、第３図に示すように
並び換え番地格納部311および読取り情報格納部313で成
っている。

このシステムでも、バーコード読取り部215で正規のデ
ータ配列ABCDをDBCAと読み取った場合、そのデータの並
び換えを行なうものとする。

III.実施例の動作第４図は、本発明の実施例によるバーコードデータの形
成方式におけるRAMの記憶内容を示す。

以下、第２図〜第４図を参照する。

バーコード読取り部215で、正規のデータ配列がABCDで
あるところをDBCAと読み取ると、それはデータ信号314
として読取り情報格納部313（RAM1）に格納される。RAM
1の内部では、アドレス０にデータＤ、アドレス１にデ
ータＢ、アドレス２にデータＣ、アドレス３にデータＡ
が順次格納される。

また、それと同時に、バーコード読取り部215から読み
取られた情報から正規のデータ配列に関する情報312が
分別され、並び換え番地格納部311（RAM2）に格納され
る。RAM2の内部では、アドレス０に番地情報３、アドレ
ス１に番地情報１、アドレス２に番地情報２、アドレス
３に番地情報０が格納される。

バーコードデータ315が必要になると、RAM2の番地情報
順（３→１→２→０）に対応するRAM1のアドレスの内容
を読み取る。アドレス３はＡ、アドレス１はＢ、アドレ
ス２はＣ、アドレス０はＤであるから読み取られたデー
タはABCDとなり、正規のデータ配列に並び換えられる。
そして、並び換えられたバーコードデータ315がセンタ
ーに送られる。

IV.実施例のまとめこのように、バーコード読取り部215で読み取られたデ
ータのRAM内部の読み取りアドレス順を変更することに
よって、データを並び換えることができる。

従って、データを並び換えるために、RAMへの書込み，
読取りが一度で済み、並び換えに要する時間が短縮され
る。

また、RAM2内部には読み取ったデータがそのまま保存さ
れているので、データを消失してしまう危険性が少な
い。

V.発明の変形態様なお、上述した本発明の実施例にあっては、POSターミ
ナル200内部の制御部217とバーコード情報格納部218を
用いてデータの並び換えを行なったが、センター側にバ
ーコード情報格納部218を設けて主制御部229で並び換え
を行なうこともできる。

また、２個のRAMにて構成したが、１個のRAMを２分割し
て、あるいは３個以上のRAMにて構成することもでき
る。

ここではバーコード読取りの説明をしたが、他のデータ
の並べ換えについても、RAMを使用するデータであれば
同様に行なえる。

更に、「I.実施例と第１図との対応関係」において、第
１図と本発明との対応関係を説明しておいたが、これに
限られることはなく、各種の変形態様があることは当業
者であれば容易に推考できるであろう。

〔発明の効果〕

上述したように、本発明によれば、読取り情報のアドレ
ス順序を変更することにより読取り情報の並び換えが高
速になり、データの消失もないので、実用的には極めて
有用である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のデータの形成装置の原理ブロック図、第２図は本発明の一実施例によるバーコードデータの形
成方式を適用したPOSシステムの構成ブロック図、第３図は本発明の一実施例によるバーコードデータの形
成方式の構成ブロック図、第４図は本発明の一実施例によるRAMの内部説明図、第５図は一般的に使用されているバーコードのシンボル
図、第６図は従来のデータ並び換えの説明図である。図において、 107はバーコード情報、 109はデータ処理手段、 111は番地情報、 113は番地格納手段、 115は読取りデータ、 117は読取りデータ格納手段、 119は並び換え手段、 121はデータ信号、 200はPOSターミナル、 211はディスプレイ、 213はキーボード、 215はバーコード読取り部、 216はデータ信号、 217は制御部、 218はバーコード情報格納部、 219はレシート印刷部、 221は金庫、 225はディスプレイ、 227はキーボード、 229は主制御部、 231は商品情報テーブル、 311は並び換え番地格納部、 312はデータ信号、 313は読取り情報格納部、 314はデータ信号、 315はバーコードデータである。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】情報が導入され、正規のデータ配列を表す
番地情報とデータとに分別するデータ処理手段と、データが入力された順序で格納されるデータ格納手段
と、前記データ格納手段に格納されたデータの番地情報を、
並び換えて得られたデータ配列順序に従って格納する番
地格納手段と、該番地格納手段に格納された番地情報の順序に基づい
て、データ格納手段に格納されたデータを並び換える並
び換え手段と、で構成することを特徴とするデータ形成装置。
【請求項２】特許請求の範囲第１項記載のデータは、バ
ーコードデータを読取ったデータであることを特徴とす
るデータ形成装置。