JPH07109198B2 - スライド弁式スクリュ圧縮機の容量制御方法 - Google Patents

スライド弁式スクリュ圧縮機の容量制御方法

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JPH07109198B2
JPH07109198B2 JP60032380A JP3238085A JPH07109198B2 JP H07109198 B2 JPH07109198 B2 JP H07109198B2 JP 60032380 A JP60032380 A JP 60032380A JP 3238085 A JP3238085 A JP 3238085A JP H07109198 B2 JPH07109198 B2 JP H07109198B2
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JP
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slide valve
signal
deviation
screw compressor
type screw
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一 高石
省二 吉村
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、スライド弁式スクリュ圧縮機の容量制御方法
に関するものである。
(従来技術) 従来、スライド弁式スクリュ圧縮機(以下、圧縮機とい
う。)として、第4図に示すものが公知である。すなわ
ち、図において2は圧縮機本体(以下、本体という。)
で、その一方には吸込流路3が、他方には吐出流路4が
続いている。また、本体2は電磁式四方切換弁5により
進退可能に形成した油圧駆動のスライド弁6と、スライ
ド弁6の位置を検出するスライド抵抗器7とを有し、吐
出流路4中には圧縮機内の状態量の1つである吐出圧力
を検出して、この検出値と目標値との偏差を生じるプロ
セス調節計8が設けてある。
そして、このプロセス調節計8からの偏差信号を信号変
換手段の一種であるE/Eポジショナー9に入力して、こ
こからの信号によって上記四方切換弁5を操作して、ス
ライド弁6を移動させるとともに、その位置信号をスラ
イド抵抗器7によりE/Eポジショナー9にフィードバッ
クして、スライド弁6を上記偏差に対応させて、所定方
向に所定量だけ移動させるようにしてある。
ところで、上記E/Eポジショナー9はスライド弁6の位
置すなわち移動距離lに拘らず、一定の比率で入力信号
から出力信号を発生させるようにしたものである。
しかしながら、スライド弁6の移動距離lの変化(Δ
l)に対する本体2の容量すなわち吸込容量の変化ΔV
の比率は第2図に示すように一定ではなく、スライド弁
6の移動により本体2内のローター室との間に形成され
るラジアルポートが全閉状態となるl=0の近くでは特
に大きくなる。このことは、全閉状態近傍での吸込容量
の変化ΔV1と、lの値が大きくなって、より全開状態に
近づいたときの吸込容量の変化ΔV2とを比較すれば明ら
かである。
このため、容量制御の開始時の全閉状態近傍で容量制御
をする場合、lが大きいときと同じようにスライド弁6
を移動させることにより吸込容量の急激な変化を生じ、
この結果、スライド弁6の制御系がハンチングを起こ
し、電磁弁である四方切換弁5がこわれ易いという問題
が生じている。
(発明の目的) 本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
その目的は上記ラジアルポートの全閉状態近傍でも、適
切な容量制御を行なうことを可能としたスライド弁式ス
クリュ圧縮機の容量制御方法を提供することにある。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、本発明はプロセス調節計と
上記信号変換手段との間に演算器を介在させ、かつ上記
位置信号をこの演算器に入力する一方、この演算器のゲ
インを上記スライド弁の全閉位置からの移動距離の増大
とともに、次第に緩やかになりつつ増大するように予め
設定しておき、上記信号変換手段へは、このゲイン特性
に基づいて上記偏差を補正した信号を入力し、この偏差
に対する上記スライド弁の移動量の関係が上記移動距離
の増大とともに、次第に急激になりつつ増大するように
した。
(実施例) 次に、本発明を一実施例である図面にしたがって説明す
る。
第1図は、本発明に係る容量制御方法を適用した圧縮機
を示し、第4図に示す圧縮機においてプロセス調節計8
からの信号をE/Eポジショナー9に直接入力していたの
を、本図では両者間に偏差信号補正用の演算機1を設け
て、これを介して信号を入力するとともに、スライド抵
抗器7からの信号を演算器1にも入力するようにしたも
のである。そして、その他の部分については、第4図と
実質的に同一であり、互いに対応する部分には同一番号
を付し、説明を省略する。
ところで、この演算器1は、第3図に示すように、第2
図とは逆にスライド弁6の移動距離lの増大とともに、
次第に緩やかに増大するゲイン特性を有する回路を組込
んだもので、偏差信号を移動距離lの大きさによって補
正するようにしてある。すなわち、同じ大きさの偏差信
号を入力しても、移動距離lが小さい程、より小さく補
正され、E/Eポジショナー9に補正後の信号を入力し、
移動距離lの僅かな変動に対して、吸込容量が急激に変
動する全閉状態(l=0)の近傍でも、移動距離lの調
節量を小さくすることにより、他の部分と同様に偏差信
号に対して一定比率で容量制御を連続的かつ円滑に行え
るようになっている。
上記圧縮機の構成とともに説明したように、本発明に係
る圧縮機の容量制御方法は、プロセス調節計8により吐
出流路4中の吐出圧力と目標値との偏差を出して、この
信号を演算器1に入力する。上記のように、演算器1に
はスライド弁6の移動距離lに位置信号がフィードバッ
クされており、ここで、第3図に示すようにスライド弁
6の移動距離lの増大とともに、次第に緩やかになりつ
つ増大する演算器1のゲイン特性に基づいて、偏差信号
を補正して、この補正した信号をE/Eポジショナー9に
入力する。そして、この入力信号に基づいて四方切換弁
5を操作してスライド弁6を移動させるとともに、その
位置信号をE/Eポジショナー9にフィードバックし、こ
の値と上記補正後の偏差信号が一致するまでスライド弁
6を移動させた後、四方切換弁5を閉状態にする。
上記ゲイン特性は、一定の大きさの偏差信号に対しては
移動距離lの値に関係なく、一定の吸込容量の変動を生
じさせるように定めたものであり、したがって、移動距
離lの僅かな変動で吸込容量の急激な変動を伴う全閉状
態近傍では、偏差信号の大きさに対する移動距離lの変
動幅の比は小さくなるように演算器1を形成してある。
なお、上記実施例では、演算器1に吐出圧力についての
偏差信号を入力したものを示したが、本発明はこれに限
るものでなく、吐出圧力の代りに例えば吸込圧力,吐出
流量あるいは吸込流量を採用してもよい。
(発明の効果) 以上の説明により明らかなように、本発明によればプロ
セス調節計と上記信号変換手段との間に演算器を介在さ
せ、かつ上記位置信号をこの演算器に入力する一方、こ
の演算器のゲインを上記スライド弁の全閉位置からの移
動距離の増大とともに、次第に緩やかになりつつ増大す
るように予め設定しておき、上記信号変換手段へは、こ
のゲイン特性に基づいて上記偏差を補正した信号を入力
し、この偏差に対する上記スライド弁の移動量の関係が
上記移動距離の増大とともに、次第に急激になりつつ増
大するようにしてある。
このため、スライド弁の移動に対して、特に急激な吸込
容量の変動を伴う全閉状態の近傍でも、容量制御を連続
的かつ円滑に行うことが可能となる結果、スライド弁の
制御系がハンチングを起こすのをなくして、切換弁がこ
われるのを防ぐことが可能になるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法を適用した圧縮機の機器構成
図、第2図はスライド弁移動距離と吸込容量との関係を
示す図、第3図はスライド弁移動距離と演算器のゲイン
との関係を示す図、第4図は従来の圧縮機の機器構成図
である。 1……演算器、2……本体(圧縮機本体)、3……吸込
流路、4……吐出流路、5……四方切換弁、6……スラ
イド弁、7……スライド抵抗器、8……プロセス調節
系、9……E/Eポジショナー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧駆動される容量調節用スライド弁を備
    えたスライド弁式スクリュ圧縮機本体の吸込流路あるい
    は吐出流路内の状態量をプロセス調節計に入力し、ここ
    でこの状態量と目標値との偏差を生じさせ、この偏差に
    基づいて、信号変換手段を介して油圧流路切換弁を作動
    させて、上記スライド弁を移動させるとともに、その移
    動量を上記スライド弁の位置検出部により検出し、この
    位置信号を上記信号変換手段に戻して上記スライド弁を
    フィートバック制御して、その移動量を上記偏差値に対
    応する大きさになるようにしたスライド弁式スクリュ圧
    縮機の容量制御方法において、上記プロセス調節計と上
    記信号変換手段との間に演算器を介在させ、かつ上記位
    置信号をこの演算器に入力する一方、この演算器のゲイ
    ンを上記スライド弁の全閉位置からの移動距離の増大と
    ともに、次第に緩やかになりつつ増大するように予め設
    定しておき、上記信号変換手段へは、このゲイン特性に
    基づいて上記偏差を補正した信号を入力し、この偏差に
    対する上記スライド弁の移動量の関係が上記移動距離の
    増大とともに、次第に急激になりつつ増大するようにし
    たことを特徴とするスライド弁式スクリュ圧縮機の容量
    制御方法。
JP60032380A 1985-02-19 1985-02-19 スライド弁式スクリュ圧縮機の容量制御方法 Expired - Lifetime JPH07109198B2 (ja)

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JPS61190188A JPS61190188A (ja) 1986-08-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4351160A (en) * 1980-06-16 1982-09-28 Borg-Warner Corporation Capacity control systems for screw compressor based water chillers
JPS58101289A (ja) * 1981-12-11 1983-06-16 Kobe Steel Ltd スクリユ圧縮機

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JPS61190188A (ja) 1986-08-23

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