JPH06117412A - 油圧ポンプの制御回路 - Google Patents
油圧ポンプの制御回路Info
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- JPH06117412A JPH06117412A JP28813692A JP28813692A JPH06117412A JP H06117412 A JPH06117412 A JP H06117412A JP 28813692 A JP28813692 A JP 28813692A JP 28813692 A JP28813692 A JP 28813692A JP H06117412 A JPH06117412 A JP H06117412A
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Abstract
負荷圧力によって生ずる操作性の変化を最小限とし、建
設機械の操作性を向上させること。 【構成】 油圧ショベル等建設機械のネガコン制御回路
において、負荷圧力を検知する圧力センサ2a及びネガ
コン圧力を検知する圧力センサ5aを設け、両圧力セン
サの検出値によりコントローラ8を介して電磁比例減圧
弁9を制御し、該電磁比例減圧弁9の2次圧力によって
レギュレータ7を制御して可変容量油圧ポンプ1の吐出
流量を制御し、アクチュエータ2にかかる負荷圧力の大
小に応じてポンプ1の最小吐出量を変化させ、方向切換
弁3の操作量に対するアクチュエータ2の動き出しポイ
ントが負荷圧力の大小により違いが生ずるという不具合
を解消する。
Description
建設機械の油圧回路において、ネガティブコントロール
(以下、ネガコンという)と呼ばれる制御回路の改良に
関するものである。
回路を示す。可変容量油圧ポンプ1をネガコン制御する
場合、アクチュエータ2の動きを制御する方向切換弁3
には、ポンプ1からの吐出油を通すセンターバイパスと
呼ばれる通路4があり、その最下流に、ネガコン用圧力
(以下、ネガコン圧という)と呼ばれる圧力を発生させ
るためにネガコン絞り5が設けられている。
6を介して、図4に示すような特性を有するレギュレー
タ部7に導くと、操作中立時はポンプ流量が少なく(ス
タンバイ流量)、アクチュエータ2を操作するため方向
切換弁3を操作してポンプ流量の一部がアクチュエータ
2に供給されると、センターバイパス4を通る流量が減
少し、ネガコン絞り5で発生するネガコン圧も減少する
ので、前記図4に示す特性に従いポンプ流量が増加す
る。このようにして、操作時は所要のポンプ流量を得、
中立時にはポンプ流量を減らして省エネを図っている。
供給されるまでのポンプ吐出圧力をP、スタンバイ流量
をQ、方向切換弁(又は絞り弁)のセンターバイパス開
口面積をAとすると、PとA及びQとの間には次のよう
な関係がある。 P∝Q2 /A2 ‥‥式(1)
給するためには、ポンプ吐出圧を負荷圧力より大きくし
なければならない。つまり、スタンバイ流量Qを一定と
してセンターバイパス開口面積Aは操作量に応じて減少
する(逆比例関係にある)から、ポンプ吐出圧力を負荷
圧力より大きくするには、低負荷圧力時と比較して、高
負荷圧力時は操作量を多くしなければならない。すなわ
ち、操作量に対するアクチュエータの動き出しポイント
は負荷圧力の大小により違いが生ずることになり、操作
感覚に悪影響を及ぼすという問題点がある。
解決することを課題とするものであって、ネガコン制御
回路においてアクチュエータの負荷圧力によって生ずる
操作性の変化を最小限とし、建設機械の操作性を向上さ
せることを目的とするものである。
決の手段を提供するものであって、油圧ポンプ1からア
クチュエータ2に圧油を給排するための方向切換弁3の
センターバイパス通路4の最下流にネガコン絞り5を設
けた油圧回路において、アクチュエータ2の負荷圧力を
検知する圧力センサ2a及びネガコン圧力を検知する圧
力センサ5aを設け、両圧力センサの検出値によりコン
トローラ8を介して電磁比例減圧弁9を制御し、該電磁
比例減圧弁9の2次圧力によってレギュレータ7を制御
して可変容量油圧ポンプ1の吐出流量を制御することを
特徴とする油圧ポンプの制御回路を要旨とするものであ
る。
れるアクチュエータ2の負荷圧力および圧力センサ5a
により検出されるネガコン圧力をコントローラ8に入力
し、コントローラ8により電磁比例減圧弁9の2次圧力
Piを制御し、レギュレータ7を介して可変容量油圧ポ
ンプ1の吐出流量を制御することができるから、アクチ
ュエータ2にかかる負荷圧力の大小に応じて、ポンプ1
の最小吐出量を変化させ、方向切換弁3の操作量に対す
るアクチュエータ2の動き出しポイントが負荷圧力の大
小により違いが生ずるという不具合を解消することがで
きる。
図3に示した従来例と同一部分には同一符号を付して説
明を省略し、新規部分について説明すると、2aはアク
チュエータ2の負荷圧力を検出する圧力センサであっ
て、負荷側の作動油ラインに接続されている。5aはネ
ガコン圧力を検出する圧力センサであって、ネガコン絞
り5の前段のセンターバイパス通路4に接続されてい
る。
前記圧力センサ2a,5aに接続され、出力側は電磁比
例減圧弁9に接続されており、このコントローラ8は、
前記両圧力センサ2a,5aがらの電気信号をもとに電
磁比例減圧弁9を制御するようになっており、該電磁比
例減圧弁9の2次圧力はレギュレータ7のパイロット圧
Piとして供給されるようになっている。
特性を有し、パイロット圧Piの増加に伴ってポンプ1
回転当たりの吐出量qが逓減し、基準最小吐出量qmin1
が維持されるようになっている。
して、基準負荷圧力P1 は次式(2)によって求められ
る。 P1 ∝Q2 /A2 ‥‥式(2) ここで、Qは前記式(1) のスタンバイ流量、Aはアクチ
ュエータ2の動き出しポイントにおけるセンターバイパ
ス開口面積である。
1 以下であれば問題ないが、基準負荷圧力P1 より大き
いとき、すなわち、P1 <P2 のときは、ポンプ1の吐
出圧力が不足し、アクチュエータ2の動き出しポイント
にズレが生じることになる。そこで、基準負荷圧力P1
と実際の負荷圧力P2 との比;a=P2 /P1 を求め、
a≦1のときは、電磁比例減圧弁9の2次圧力Piを、
圧力センサ5aで検出されるネガコン圧力PN/C と等し
くなるように、すなわち、Pi=PN/C となるように制
御し、a>1のときは、Piの値をネガコン圧力PN/C
より小さくなるように、すなわち、Pi<PN/C となる
ように補正して、予め設定された基準の最小吐出量qmi
n1に対して、実際の最小吐出量qmin2=√a×qmin1と
なるように電磁比例減圧弁9の2次圧力Piを制御す
る。
されるアクチュエータ2の負荷圧力をコントローラ8に
入力し、コントローラ8において前記a=P2 /P1 の
値を判断し、a>1のときは、圧力センサ5aで検出さ
れるネガコン圧力PN/C を補正するよう演算して、qmi
n2=√a×qmin1となるように、電磁比例減圧弁9の2
次圧力Piを制御し、レギュレータ7を介して可変容量
油圧ポンプ1の吐出流量を制御する。その結果、図2
(b)に示すように、負荷圧力の大小に応じて、実際の
最小吐出量qmin2を変化させ、方向切換弁3の操作量に
対するアクチュエータ2の動き出しポイントが負荷圧力
の大小により違いが生ずるという不具合を解消すること
ができる。
を検知する圧力センサ2a及びネガコン圧力を検知する
圧力センサ5aを設け、両圧力センサの検出値によりコ
ントローラ8を介して電磁比例減圧弁9を制御し、該電
磁比例減圧弁9の2次圧力によってレギュレータ7を制
御して可変容量油圧ポンプ1の最小吐出流量を制御する
ようにしたことにより、アクチュエータ2にかかる負荷
圧力の大小に応じて、ポンプ1の最小吐出量を変化さ
せ、方向切換弁3の操作量に対するアクチュエータ2の
動き出しポイントが負荷圧力の大小により違いが生ずる
という不具合を解消することができる。
ガコン圧力とポンプ吐出量との関係図である。
係図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧ポンプ(1) からアクチュエータ(2)
に圧油を給排するための方向切換弁(3) のセンターバイ
パス通路(4) の最下流にネガコン絞り(5) を設けた油圧
回路において、アクチュエータ(2) の負荷圧力を検知す
る圧力センサ(2a)及びネガコン圧力を検知する圧力セン
サ(5a)を設け、両圧力センサの検出値によりコントロー
ラ(8) を介して電磁比例減圧弁(9) を制御し、該電磁比
例減圧弁(9) の2次圧力(Pi)によってレギュレータ(7)
を制御して可変容量油圧ポンプ(1) の吐出流量を制御す
ることを特徴とする油圧ポンプの制御回路。 - 【請求項2】 圧力センサ(2a)により検出される負荷圧
力(P2)が、予め設定された基準負荷圧力(P1)以下のとき
は、電磁比例減圧弁(9) の2次圧力(Pi)を圧力センサ(5
a)により検出されるネガコン圧力(PN/C)と等しくなるよ
うに制御し、圧力センサ(2a)により検出される負荷圧力
(P2)が、予め設定された基準負荷圧力(P1)より大きいと
は、電磁比例減圧弁(9) の2次圧力(Pi)を圧力センサ(5
a)により検出されるネガコン圧力(PN/C)より小さくなる
ように制御することを特徴とする請求項1記載の油圧ポ
ンプの制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288136A JP3018788B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 油圧ポンプの制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4288136A JP3018788B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 油圧ポンプの制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06117412A true JPH06117412A (ja) | 1994-04-26 |
JP3018788B2 JP3018788B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=17726280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4288136A Expired - Fee Related JP3018788B2 (ja) | 1992-10-05 | 1992-10-05 | 油圧ポンプの制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018788B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10195930A (ja) * | 1997-01-06 | 1998-07-28 | Caterpillar Inc | 密集係数を用いる自動バケット積載のシステムと方法 |
KR100433186B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2004-05-27 | 현대중공업 주식회사 | 굴삭기의 엔진과 펌프의 출력 자동 제어 시스템 |
KR100651695B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2006-11-30 | 현대중공업 주식회사 | 건설장비 제어방법 및 그 시스템 |
KR100771128B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-10-29 | 현대중공업 주식회사 | 건설장비 제어장치 |
-
1992
- 1992-10-05 JP JP4288136A patent/JP3018788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10195930A (ja) * | 1997-01-06 | 1998-07-28 | Caterpillar Inc | 密集係数を用いる自動バケット積載のシステムと方法 |
KR100433186B1 (ko) * | 2001-07-27 | 2004-05-27 | 현대중공업 주식회사 | 굴삭기의 엔진과 펌프의 출력 자동 제어 시스템 |
KR100651695B1 (ko) * | 2002-05-08 | 2006-11-30 | 현대중공업 주식회사 | 건설장비 제어방법 및 그 시스템 |
KR100771128B1 (ko) * | 2006-05-19 | 2007-10-29 | 현대중공업 주식회사 | 건설장비 제어장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3018788B2 (ja) | 2000-03-13 |
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