JPH0710882A - 光化学反応材料 - Google Patents
光化学反応材料Info
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- JPH0710882A JPH0710882A JP5339473A JP33947393A JPH0710882A JP H0710882 A JPH0710882 A JP H0710882A JP 5339473 A JP5339473 A JP 5339473A JP 33947393 A JP33947393 A JP 33947393A JP H0710882 A JPH0710882 A JP H0710882A
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Abstract
に使用できる光化学反応材料を提供する。 【構成】下記式 〔式中、Aは炭素数6の炭素環又は複素環、Rはアルキ
ル、アリール、炭素環、複素環など、R*はC1〜10
アルキル基、炭素環または複素環、Rm +は水素、アル
キル、アルコキシなど、mは0〜4、Rn +はAに縮合
される炭素環又は複素環、nは0〜2、R′は水素、ア
ルキル、アルコキシなど、R″は水素、アルキル、アリ
ールなどを示す〕で示される化合物からなる光化学反応
材料。
Description
して知られる光化学反応材料に係わり、特にポリウレタ
ン等の高分子材料に分散させるときに使用できる光化学
反応材料に関する。
る。初期の頃には、これらの材料の使用は、ガラス媒体
に分散させるといった状況に限定されており、例えば、
GB 1515641では、ホウケイ酸ガラスに使用する光互変異
性材料が開示されており、またGB1515642では、アルミ
ノリン酸ガラスに使用する光互変異性材料が開示されて
いる。
換する関連業界の動きとともに、高分子環境において作
用する光化学反応材料の開発に多くの発展がなされてい
る。ある程度までは、本出願人の2個の特許/特許出願
(ヨーロッパ第87303819.4号及びヨーロッパ第8830440
3.4号)がその問題を解決し、また適切な解決策を提供
している。
応材料として使用するための素材の適切なスピロ−オキ
サジン構造、及び光化学反応材料を構造に固定(lockin
g)させるための高分子組織に関するものである。
る光互変化合物/光化学反応材料の開発は、比較的迅速
に進み、結果としていくつかの問題に直面している。
着色された組織が、活性の異なる色を有する異った素材
の混合物を実際に含んでいるということである。残念な
がら、これらの素材の大部分は、着色されない状態に回
復する時間も異なる。従って、活性化された組織が回復
される場合でも、明かな色の変化を受けている。場合に
よっては、派手な望ましくない色に導かれる可能性があ
る。概して、この問題全体は、組織に含まれる材料の反
応速度論を中心とするものである。
は適合できる手段を発見することによって、上記問題点
に対する解決策を提供することを目的とする。
めに、本発明に係わる光化学反応材料は、化1に示す構
造を有する。なお、本発明において、「基」にはその誘
導体も含む場合がある。
炭素環又は複素環である。各Rは、アルキル、アルケニ
ル、アルキニル、アリール(aryl)、炭素環式、複素環
式、アルキル炭素環式もしくはアルキル複素環式、又
は、R基の少なくとも2個が一体となって炭素環又は複
素環の一部を形成し、又は、R基の一つが水素であり、
他の2個が上記から選択される。R*は、 相互に独立し
ており、分枝状の又は直線状の炭素数1乃至10である
アルキル基及び炭素環式基又は複素環式基から選択さ
れ、又は両方が炭素環又は複素環の一部を形成する。R
+ mは、アルキル、アルコキシ、アミノ、ハロゲン、シア
ノ、ニトロ、三フッ化メチル又はアリールから選択さ
れ、かつmは0から4の値である。R+ nは、Aに縮合さ
れる炭素環式基及び複素環式基から選択され、nは、0
から2の値である。R’は、水素、アルキル、アルコキ
シ、アミノ、炭素環式又は複素環式から選択される。
R”は、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、
アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アリールオキシ
(aryloxy)、アミノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、三フ
ッ化メチル、イミノ、アゾ、カルボキシエステル、アミ
ドから選択され、又は一部分に縮合される炭素環式又は
複素環式基である。
光化学反応材料である。
り、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、炭
素環式、複素環式、アルキル炭素環式又はアルキル複素
環式から選択されるものである。又は、R基少なくとも
2個が一体となって炭素環又は複素環の一部を形成し、
又は、R基の一つが水素であり、また他の2つが上記の
リストから選択される。R* は、相互に独立であり、分
枝状の又は直線状の炭素数1乃至10のアルキル又は炭
素環式もしくは複素環式から選択され、又は両方が脂環
の一部を形成する。R+ mは、水素、アリール、アルキ
ル、アルコキシ、アミノ、ハロゲン、シアノ又はニトロ
から選択され、かつmが0から4の値である。R+ nは、
脂環式、複素環式、アリール又はヘテロアリール基から
選択され、nは0から2の値である。R+は、独立であ
り、水素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アル
ケニル、アルキニル、アルコキシ、アリールオキシ、ア
ミノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、三フッ化メチル、イ
ミノ、アゾ、カルボキシエステル、アミドから選択さ
れ、又は炭素環又は複素環の一部を形成する。R゜は、
水素、アルキル、アルコキシ、アシル、フェニル、ハロ
ゲン、シアノ基、ニトロ基、アミン基又は三フッ化メチ
ルから選択され、又は脂環式、アシルもしくはヘテロア
リール基の前記の一部を形成し、かつXは、炭素環又は
複素環に含まれる、窒素又は−CH−基である。
おける第三級又は第四級アルキルメチレン(−N−CH 2
−CR3)基の存在は、光化学反応材料が回復する割合に
影響を与える。さらに、この基の四面体の−CR 3部分
に付着する基を制御することによって、分子回復の反応
速度をさらに調整・制御できる。
て調整・制御することができ、また問題となる基は、活
性化した状態で形成される分子の色には若干若しくは全
く影響を与えない。従って、組織において使用される素
材の反応速度は、関与する材料のフェード(暗化)・バ
ック/回復を制御するために適切に調整される。
=N−CH 2−CR 3基中の−CH 2−の配置は、活性状
態からの回復の反応速度を劇的に衰えさせる。結果とし
て、現在有用な材料において見られる一つの顕著な利点
は、比較的遅い回復率に起因するものである。回復率が
遅くなった結果、活性化した素材は、色がついた状態に
ある時間が長くなる。結果として、いつでも、より多く
の光化学反応材料が活性化した/色のついた状態にある
こととなる。この最終的な結果は、光化学反応材料を含
む物質が、特定の温度においてより高い誘発された暗さ
を有するということである。
くとも2個が、構造上シクロヘキシル、アダマンチル
(adamantyl)又はノルボナリル(norbornyl)である脂
環の一部を形成する。
至10のアルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、
n−ペンチル、ネオペンチル、及びイソペンチルを含
む。
*基は、構造上シクロヘキシル、アダマンチル又はノル
ボナリルである脂環の一部を形成する。
及びR゜基は、一体となって、構造上炭素環式又は複素
環式である縮合環の一部を形成できる。
一つは、関与する実際の材料を製造する能力である。
の単純な材料として、一般的に知られているフィッシャ
ー塩基に類似する第4の(Quaternisations of Fisher
BaseAnalogue)合成ルートを採用できる。しかしなが
ら、さらに複雑な光化学反応材料(特に分枝した連鎖ア
ルキルが関与する場合)を使用して当業者が評価するよ
うに、フィッシャー塩基に類似する第4のルートは、実
行可能な合成ルートを提供するものではない。
が開拓しかつGB2190088において概説されている6’ア
ミノ化合物に関するルートを使用して合成でき、合成手
続きの広範囲な原則に関する本件の開示は、ここでの言
及によって本明細書に組み込まれている。
ため、その概要を化3に従って説明する。
ー塩基(Fischer Bases)の合成において、最も重要な
手段は、N−(分岐)アルキル・アニリン誘導体(1)の形
成である。アニリノ(anilino)誘導体の一般的な合成ル
ートは、Org. Prep. Proceed. Int. Briefs, 1989, 21
(3), 340-1、及びJ. Chem. Soc. Perkins Trans.1, 198
7, 799-804、A・R・カトリツキー等の研究に基づく。
アニリン(1)を対応するフィッシャー基(5)に転換する
ために必要な成分置換は、フィッシャーのインドール合
成( Wiley-Interscience, 1982、B・ロビンソン)に
よって全般的にカバーされている既知の合成手段によ
る。
合物の合成に使用される一般的な手段は、応用互変高分
子の合成(Applied Phtochromic Polymer Systems, Bla
ckie, Ed.C. B. McArdle, 1992, Chapter 2)に記載さ
れている、アルキリデンインドリン複素環式(フィッシ
ャー塩基に類似する)とo−ニトロソ・アリール・アル
コールを縮合することを含む。
きに、高分子宿主素材に固定され又は包まれる。宿主素
材が、光化学反応材料に、例えば劣化(degrade)又は破
壊等の影響を与えないことが望ましい。しかしながら、
これら影響が重大でない程度ならば、大部分の材料は有
効に作用できる。
澄んだ(clear)素材であり、例えば、ポリオール(炭酸
アリール)モノマーの重合体、ポリメチルメタクリレー
ト等のポリアクリレート、セルロースアセテート、セル
ローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニ
ルアセテート)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリウレタ
ン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリスチレン、ポリ(スチレンメチルメタクリレート)共
重合体、ポリ(スチレンアクリロニトリル)共重合体及び
ポリビニルブチラルがある。透明な共重合体及び透明な
重合体の混合物も、宿主材料として適切である。
タクリレート(TEGDM)すなわちジエチレングリコールビ
ス(炭酸アリール)(そのひとつの形態が商品名CR−3
9のもとで販売されている)等の光学的に澄んだ高分子
有機素材であることが望ましい。
と共に説明する。関連する試験は、主に2種類(two fo
ld)であり、その詳細を以下に説明する。
2%w/w濃度をポリウレタン(厚さ1mm)プレートに分散
し、エアーマス(Air Mass)2で濾過されるキセノン・
アークで摂氏20度で照明する。サンプルセンダーテス
ト(sample sender test)が定常状態に達した時点でデ
ータをとる。
05%w/w濃度をポリウレタン(厚さ1mm)プレートに分散
し、エアーマス(Air Mass)2で濾過されるキセノン・
アークで特定の温度で照明する。
ドロ−3,3−ジメチル−1−イソブチル−6’−
(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2H
−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−b]
[1,4]オキサジン]である。
ジオキサン(40.0ml)内で4−インドリノ−1−ニ
トロソ−2−ナフトール(0.90g、0.0031m
ol)と1,3−ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−イ
ソブチル−2−メチレンインドリン(0.66g、0.
0031mol)混合物を攪拌し、還流下で72時間過
熱する。次にその溶液を蒸散し、かつシリカ(ヘキサン
における5%エチル・アセテート)上でフラッシュクロ
マトグラフすることによって、軽油(沸点30乃至40
℃)で粉砕すると凝固するブラウン・ガムが得られ、黄
色い固体の実施例1(0.88g、55%)が得られる。
実施例1の融点は167乃至168℃である。
ヒドロ−3,3−ジメチル−1−(2−エチルヘクス−
1−イル)−6’−(2,3−ジヒドロインドール−1−
イル)スピロ[2H−インドール−2,3’−3H−ナ
フト[2,1−b][1,4]オキサジン]であり、融
点は150乃至153℃である。
ヒドロ−3,3−ジメチル−1−シクロヘキシルメチル
−6’−(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピ
ロ[2H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,
1−b][1,4]オキサジン]であり、融点は148
乃至150℃である。
ヒドロ−3,3−ジメチル−1−(フェニルプロピ(phen
ylprop)−1−イル)−6’−(2,3−ジヒドロインド
ール−1−イル)スピロ[2H−インドール−2,3’
−3H−ナフト[2,1−b][1,4]オキサジン]
であり、融点は199乃至201℃である。
ヒドロ−3,3−ジメチル−1−ネオペンチル−6’−
(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2H
−インドール−2,3−’3H−ナフト[2,1−B]
[1,4]オキサジン]であり、融点は149.5乃至
151℃である。
ヒドロ−1,3,3−トリメチル−6’−(2,3−ジ
ヒドロインドール−1−yl)スピロ[2H−インドー
ル−2,3’−3H−ナフト[2,1−b][1,4]
オキサジン]である。
チレン(150ml)内で1−ニトロソ−2−ナフトール
(17.3g、0.10mol)とインドリン(23.8
g、0.20mol)の混合物を還流下で10分間過熱
する。次にトリクロロエチレン(100ml)内の1,
3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−2−メチレン
インドリン(17.3g、0.1mol)溶液を一つのバ
ッチに加え、結果として得られた混合物を還流下で1時
間過熱する。さらにこの溶液を蒸散し、かつ油質の残留
物をアセテートで処理することによって、黄色い固体の
比較例1が得られる。比較例1の融点は255乃至25
7℃である。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−イソプロピル−6’
−(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2
H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−
b][1,4]オキサジン]であり、融点は175乃至
178℃である(分解)。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−イソペンチル−6’
−(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2
H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−
b][1,4]オキサジン]であり、融点は116乃至
118℃である(分解)。
て前記A試験を行った結果を表1に、実施例1、2、
4、5及び比較例1について前記B試験を行った結果を
表2に示す。表1に示す結果は、退色又は脱色した状態
及び暗くした状態の両方におけレンズの集中可視透過率
(integrated visual transmission:IVT)を含むもの
である。これらの値は、達成できる視覚的な光互変異性
の範囲を示し、また材料のサンレンズ及び自動車用ルー
フライトへの使用の適合性を示すものである。なお誘発
光学濃度(IOD)は、例えば下記の式により示され
る。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−ネオペンチルスピロ
[2H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1
−b][1,4]オキサジン]である。
(25.0ml)内で1−ニトロソ−2−ナフトール
(0.34g、0.002mol)と1,3−ジヒドロ−
3,3−ジメチル−2−メチレン−1−ネオペンチルイ
ンドリン(0.46g、0.002mol)の混合物を還
流下で4.5時間過熱する。次にこの溶液を蒸散し、そ
の残留物をシリカ(ヘキサンにおける5%ジエチルエー
テル)上でフラッシュクロマトグラフすることによっ
て、アセトンで粉砕することによって凝固するイエロー
・ガムが得られ、白い固体の実施例6が得られる。実施
例6の融点は167乃至170℃である。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−イソブチルスピロ
[2H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1
−b][1,4]オキサジン]であり、融点は159乃
至160℃である。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−(2−フェニルプロ
ピ−1−イル)スピロ[2H−インドール−2,3’−
3H−ナフト[2,1−b][1,4]オキサジン]で
あり、融点は136乃至141℃である。
ジヒドロ−1,3,3−トリメチルスピロ[2H−イン
ドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−b][1,
4]オキサジン]である。
(80.0ml)内で1,3−ジヒドロ−1,3,3−ト
リメチル−2−メチレンインドリン(3.62g、0.
021mol)と1−ニトロソ−2−ナフトール(3.4
6g、0.02mol)の混合物を還流下で2時間過熱
する。次にこの溶液を蒸散し、残留物をシリカ(ジクロ
ロメタン上でフラッシュクロマトグラフすることによっ
て、うす黄色の固体の比較例4が得られ、融点は127
乃至130℃である。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−ベンジルスピロ[2
H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−
b][1,4]オキサジン]であり、融点は202乃至
204℃である。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−オクタデシルスピロ
(octadecylspiro)[2H−インドール−2,3’−3H
−ナフト[2,1−b][1,4]オキサジン]であ
り、融点は65℃である。
A試験を行った結果を表3に示す。
ジヒドロ−3,3−ジメチル−1−(2−フェニルプロ
ピ−1−イル)−6’−(p−ジエチルアミノフェニル)
スピロ[2H−インドール−2,3’−3H−ナフト
[2,1−b][1,4]オキサジン]である。
(175.0ml)内で4−(p−ジエチルアミノフェニ
ル−1−ニトロソ−2−ヒドロキシナフタレン(5.7
6g、0.018mol)と1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−(2−フェニルプロピ−1−イル)−2
メチレンインドリン(4.98g、0.018mol)の
混合物を還流下で22時間過熱する。次にこの溶液を蒸
散し、結果として得られた残留物をシリカ(ヘキサンに
おける10%ジエチルエーテル)上でフラッシュクロマ
トグラフすることによって、軽油(沸点40乃至60
℃)で処理することにより凝固するグリーン・ガムが得
られ、うす緑色の固体の実施例9(1.08g、10%)
が得られる。実施例9の融点は74乃至80℃である。
−ジヒドロ−3,3−ジメチル−ネオペンチル−6’−
(p−ジエチルアミノフェニル)スピロ[2H−インドー
ル−2,3’−[3H]ナフト[2,1−b][1,
4]オキサジン]であり、融点は190乃至193℃で
ある。
ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−6’−(p−ジエ
チルアミノフェニル)スピロ[2H−インドール−2,
3’−[3H]ナフト[2,1−b][1,4]オキサ
ジン]である。
メタノール(60ml)内の4−(p−ジエチルアミノフ
ェニル)−1−ニトロソ−2−ヒドロキシナフタレン
(0.85g、0.0027mol)と1,3−ジヒドロ
−1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリン
(0.5g、0.0029mol)の溶液を還流下で24
時間過熱した。次にこの溶液を蒸散し、結果として得ら
れた残留物をシリカ(1パート・ジエチルエーテルない
し10パートpet.エーテル)上でクロマトグラフす
ることによって、黄色い固体の比較例7(0.47g、
36%)が得られる。比較例7の融点は157乃至15
8℃である。
ったA試験の結果を、表4に示す。
料の反応速度を制御又は適合できる光化学反応材料を提
供することができる。
Claims (21)
- 【請求項1】 化1に示す構造式からなる光化学反応材
料。 【化1】 化1において、A は、炭素数6からなる炭素環又は複
素環である。各Rは、アルキル、アルケニル、アルキニ
ル、アリール、炭素環式、複素環式、アルキル炭素環式
もしくはアルキル複素環式、又は、R基の少なくとも2
個が一体となって炭素環又は複素環の一部を形成し、又
は、R基の一つが水素であり、他の2個が上記から選択
される。R*は、 相互に独立しており、分枝状の又は直
線状の炭素数1乃至10であるアルキル基及び炭素環式
基又は複素環式基から選択され、又は両方が炭素環又は
複素環の一部を形成する。R+ mは、水素、アルキル、ア
ルコキシ、アミノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、三フッ
化メチル又はアリールから選択され、かつmは0から4
の値である。R+ nは、Aに縮合される炭素環式基及び複
素環式基から選択され、nは、0から2の値である。
R’は、水素、アルキル、アルコキシ、アミノ、炭素環
式又は複素環式から選択される。R”は、水素、アルキ
ル、アリール、ヘテロアリール、アルケニル、アルキニ
ル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、ハロゲン、
シアノ、ニトロ、三フッ化メチル、イミノ、アゾ、カル
ボキシエステル、アミドから選択され、又は一部分に縮
合される炭素環式又は複素環式基である。 - 【請求項2】 化2に示す構造式からなる光化学反応材
料。 【化2】 化2において、R は、相互に独立であり、アルキル、
アルケニル、アルキニル、アリール、炭素環式、複素環
式、アルキル炭素環式又はアルキル複素環式から選択さ
れるものである。又は、R基の少なくとも2個が一体と
なって炭素環又は複素環の一部を形成し、又は、R基の
一つが水素であり、また他の2つが上記のリストから選
択される。R* は、相互に独立であり、分枝状の又は直
線状の炭素数1乃至10のアルキル又は炭素環式もしく
は複素環式から選択され、又は両方が脂環の一部を形成
する。R+ mは、水素、アリール、アルキル、アルコキ
シ、アミノ、ハロゲン、シアノ又はニトロから選択さ
れ、かつmが0から4の値である。R+ nは、炭素環式、
複素環式、アリール又はヘテロアリール基から選択さ
れ、nは0から2の値である。R+は、独立であり、水
素、アルキル、アリール、ヘテロアリール、アルケニ
ル、アルキニル、アルコキシ、アリールオキシ、アミ
ノ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、三フッ化メチル、イミ
ノ、アゾ、カルボキシエステル、アミドから選択され、
又は炭素環又は複素環の一部を形成する。R゜は、水
素、アルキル、アルコキシ、アシル、フェニル、ハロゲ
ン、シアノ基、ニトロ基、アミン基又は三フッ化メチル
から選択され、又は脂環式、アシルもしくはヘテロアリ
ール基の前記の一部を形成し、かつXは、炭素環又は複
素環に含まれる、窒素又は−CH−基である。 - 【請求項3】 前記R基の少なくとも2個が構造上シク
ロヘキシル、アダマンチル、又はノルボナリルである脂
環の一部を形成する、請求項第1項又は第2項記載の光
化学反応材料。 - 【請求項4】 前記R*基がメチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブ
チル、n−ペンチル、ネオペンチル及びイソペンチルを
含む、請求項1乃至3いずれか一項記載の光化学反応材
料。 - 【請求項5】 前記R*基が構造上シクロヘキシル、ア
ダマンチル又はノルボナリルである脂環の一部を形成す
る、請求項1乃至3のいずれか一項記載の光化学反応材
料。 - 【請求項6】 前記R+基及び前記R゜基が一体となっ
て、構造上炭素環式又は複素環式となり得る縮合環の一
部を形成し得る、請求項1又は2記載の光化学反応材
料。 - 【請求項7】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3−
ジメチル−1−イソブチル−6’−(2,3−ジヒドロ
インドール−1−イル)スピロ[2H−インドール−
2,3’−3H−ナフト[2,1−b][1,4]オキ
サジン]である請求項6記載の光化学反応材料。 - 【請求項8】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3−
ジメチル−1−(2−エチルヘキサ−1−イル)−6’−
(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2H
−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−b]
[1,4]オキサジン]である請求項6記載の光化学反
応材料。 - 【請求項9】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3−
ジメチル−1−シクロヘキシルメチル−6’−(2,3
−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2H−イン
ドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−b][1,
4]オキサジン]である請求項6記載の光化学反応材
料。 - 【請求項10】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−(フェニルプロピ−1−イル)−6’−
(2,3−ジヒドロインドール−1−イル)スピロ[2H
−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−b]
[1,4]オキサジン]である請求項6記載の光化学反
応材料。 - 【請求項11】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−ネオペンチル−6’−(2,3−ジヒ
ドロインドール−1−イル)スピロ[2H−インドール
−2,3−’3H−ナフト[2,1−B][1,4]オ
キサジン]である請求項6記載の光化学反応材料。 - 【請求項12】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−ネオペンチルスピロ[2H−インドー
ル−2,3’−3H−ナフト[2,1−b][1,4]
オキサジン]である請求項6記載の光化学反応材料。 - 【請求項13】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−イソブチルスピロ[2H−インドール
−2,3’−3H−ナフト[2,1−b][1,4]オ
キサジン]である請求項6記載の光化学反応材料。 - 【請求項14】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−(2−フェニルプロピ−1−イル)スピ
ロ[2H−インドール−2,3’−3H−ナフト[2,
1−b][1,4]オキサジン]である請求項6記載の
光化学反応材料。 - 【請求項15】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−1−(2−フェニルプロピ−1−イル)−
6’−(p−ジエチルアミノフェニル)スピロ[2H−イ
ンドール−2,3’−3H−ナフト[2,1−b]
[1,4]オキサジン]である請求項6記載の光化学反
応材料。 - 【請求項16】 前記化2が1,3−ジヒドロ−3,3
−ジメチル−ネオペンチル−6’−(p−ジエチルアミ
ノフェニル)スピロ[2H−インドール−2,3’−
[3H]ナフト[2,1−b][1,4]オキサジン]
である請求項6記載の光化学反応材料。 - 【請求項17】 高分子宿主材料に固着され又は包まれ
ている請求項1又は2記載の光化学反応材料を備えた高
分子材料。 - 【請求項18】 前記宿主素材が、ポリオール(炭酸ア
リール)モノマーの重合体、ポリメチルメタクリレート
を含むポリアクリレート、セルロースアセテート、セル
ローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオ
ネート、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニ
ルアセテート)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリウレタ
ン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリスチレン、ポリ(スチレンメチルメタクリレート)共
重合体、ポリ(スチレンアクリロニトリル)共重合体、ポ
リビニルブチラル又はその混合物から選択される請求項
17記載の高分子材料。 - 【請求項19】 前記宿主材料が、光学的に澄んだ素材
である請求項17記載の高分子材料。 - 【請求項20】 前記宿主材料がトリエチレングリコー
ルジメタクリレート(TEGDM)である請求項17記載の高
分子材料。 - 【請求項21】 前記宿主材料がジエチレングリコール
ビス(炭酸アリール)である請求項17記載の高分子材
料。
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