JPH07108694B2 - 大形直方体の自動包装における耳折り装置 - Google Patents

大形直方体の自動包装における耳折り装置

Info

Publication number
JPH07108694B2
JPH07108694B2 JP1182224A JP18222489A JPH07108694B2 JP H07108694 B2 JPH07108694 B2 JP H07108694B2 JP 1182224 A JP1182224 A JP 1182224A JP 18222489 A JP18222489 A JP 18222489A JP H07108694 B2 JPH07108694 B2 JP H07108694B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
ear
packaged object
folding device
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1182224A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0356210A (ja
Inventor
弘 福地
敬人 中井
宏信 林
美和 実方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1182224A priority Critical patent/JPH07108694B2/ja
Publication of JPH0356210A publication Critical patent/JPH0356210A/ja
Publication of JPH07108694B2 publication Critical patent/JPH07108694B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Package Closures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金属、木材、セラミック、プラスチック等の
大形直方体の自動包装装置に関するものである。
(従来の技術) 大形直方体の自動包装に関しては、発明者等による特願
昭63−184,533号のごときものがある。その包装過程を
第5図(a)〜(f)によって説明する。
第5図(a)は、被包装体1の大きさに合わせて所定の
大きさに裁断され、所定の位置に置かれた包装紙2の上
の所定の位置に、被包装体が置かれている状態を示す。
包装紙と被包装体は、包装紙の長手方向の第5図(a)
の矢印の方向に搬送されながら、第5図(b)以下の順
序で包装される。
最初に第5図(b)のように搬送方向とは反対側の包装
紙をまず被包装体に巻き付け、ついで搬送方向側の包装
紙を巻き付け、被包装体上端面で糊付けする。ここで3
は後端面、4は図では見えないが3の反対側の面で前端
面、5は上端面、6は図では見えないが5の反対側の面
で下端面、7は側端面、8は後端耳、9は前端耳、10は
上端耳、11は下端耳である。側端面、後端耳、前端耳、
上端耳、下端耳は被包装体の左右に2個ずつある。
次に第5図(c)のように後端耳の耳折りを左右同時に
行なう。次に前端の耳折りを左右同時に行なう。次に第
5図(d)のように上端耳の耳折りを行なう。次に第5
図(e)のように下端耳の耳折りを行なう。
最後に第5図(f)のように被包装体の上端面より高く
はみだした下端耳を折り曲げて上端面に糊付けして包装
を完了する。包装紙の幅は耳の幅が被包装体の高さより
必ず大きくなるように、即ちこの(f)の折り曲げ工程
が必ず行なえるような幅の包装紙を選定する。
この従来技術においては、第5図(b)のように被包装
体1の周囲を包装紙2が1重に巻いた状態ができ上がっ
た後の耳折り方法とは次のようなものである。
後端耳折りは静止している被包装体に対して後端耳折り
装置を移動させて行なう。後端耳折り装置12は、第6図
(a)に示すように1対の内板12−1、外板12−2から
成っている。上部の外板は包装紙の上端耳10のやゝ上部
に、下部の外板は包装紙の下端耳11の下部よりやゝ下部
に位置している。内板12−1は支点を中心に旋回できる
機構を持ち、上下2枚の内板12−1の旋回可能な先端部
分は、最初は被包装体高さの中間位置で相接している。
第6図(c)のイ,ロに示すように静止している被包装
体の包装紙の後端耳8に、後端耳折り装置12が移動して
ゆき、内板12−1の先端部が後端耳8の中央部を後方か
ら前方に折り曲げて側端面7に押し付けて、ハに示すよ
うに、ついで内板12−1の先端がその位置から上下の外
板12−2に向かって旋回してゆくことによって、高さ方
向全体にわたって後端耳8を折り曲げる。
前端耳折りは静止している前端耳折り装置に対して、被
包装体の方を移動させて行なう。前端耳折り装置13は第
7図に示すように1対の内板13−1、外板13−2から成
り、外板13−2は被包装体の高さよりやゝ広めに設定さ
れ、内板13−1は被包装体高さの中間位置に頂点がくる
ように、先端を合わせて傾斜させて設置されている。
前端耳折り装置13に向かって進入してくる被包装体の包
装紙の前端耳9は、最初は内板13−1の頂点にあたる中
央部分だけが前方から側端面7に折り曲げられるが、被
包装体の進入が進むにつれて、傾斜している内板13−1
によって折り曲げ部分は上下に広がってゆく。
この先端耳折り装置13の内板13−1は、後端耳折り装置
12の内板12−1のように旋回機構を持っていないが、よ
り鮮明な折り目を付けたい時には、前端耳折り装置と同
様に内板が外板へ向かって移動する機構を設置すること
もある。
上端耳折りは静止している上端耳折り装置に対して、被
包装体の方を移動させて行なう。上端耳折り装置14は菱
形の折板で、これによって上端耳10は第8図に示すよう
に、上方から側端面7に折り曲げられる。
ついで下端耳11の紙端内側(上側)への糊付けが糊付け
装置15によって行なわれ、次の下端耳折り作業へと進
む。下端耳折りは静止している側端面への下端耳折り装
置16に対して被包装体の方を移動させて行なう。下端耳
折り装置16も菱形の折板で、これによって下端耳11は第
9図に示すように下方から側端面7に折り曲げられる。
耳折りされた下端耳11の紙端は被包装体の高さより高い
が、これを三角形の折板である上端面への下端面耳折り
装置17で折り曲げて、糊付けしてある下端耳11の紙端を
包装紙の上端面6に押し付けて接着し第5図(f)の状
態とする。
第11図は上端耳の耳折り後の復元の説明図、第12図は下
端耳の一部の下方への垂れ下がりの説明図である。
(発明が解決しようとする課題) 上述の方法は大型の被包装体用に考えられたものであっ
たが、被包装体の寸法がなおも大きくなると、上述の方
法のまゝであると幾つかの問題が生ずる。
第一には、包装紙の耳が巨大になると、その重量のため
に後端耳折りと前端耳折りを行なう前に、上端耳と下端
耳が下方に垂れ下がってしまうという問題である。即ち
被包装体の高さが0.5mを超えるようなもので、長さが数
mにもおよぶ大形のものになると、包装紙の耳の幅や長
さも大きくなり、その部分の重量も大きくなる。
そうなると後端および前端の耳折り作業に入る前に上端
耳と下端耳が下方に垂れ下がってしまう。第10図に示す
ように後端耳8と前端耳9の付近の上端耳10と下端耳11
が垂れ下がると、耳が耳折り装置と干渉してしまって後
端耳および前端耳の耳折り作業が不可能である。だから
といってそうした幅や長さであっても垂れ下がらないだ
けの充分な剛性を持つように、包装紙の材質や仕様を変
えることは経済的に引き合わない。
第二には、被包装体が長くなると、上端耳を折板で折っ
ても上端耳が折板部分を通過して側端面に押し付けてい
た力がなくなると、耳部分が幾分復元して側端面から離
れてしまうという問題である。即ち被包装体の側端面と
上端耳折りの菱形の折板との間には、側端面と折板が強
く接触し過ぎて、包装紙を損傷することのないようにあ
る程度の隙間をとっておかなければならない。
ところが被包装体が長尺物で搬送の移動距離が大きいと
きは、その隙間も大きくとっておく必要がある。ところ
がこの隙間が大きいことによって、包装紙の折り目が復
元力の小さい直角に折られず第11図に示すように上端耳
10が復元力の大きい曲率を持った曲面折りになって側端
面7から離れると、次の工程である下端耳折りの障害に
なる。
第三には下端耳折りでの下端耳の垂れ下がりの問題であ
る。耳が巨大でその重量が大きいため、被包装体と折板
との隙間が大きいとなると、下端耳折りした場合には下
端耳は全部が正しく上方に折り曲げられずに、第9図に
示すように下端耳の一部は隙間部分から下方に垂れ下が
ってしまうという現象を生ずる。
本発明は被包装体の大きさが巨大化する一方で、剛性の
より低い包装紙の使用を可能としたい時に生ずる前述し
た問題を解決するためになされたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、紙コイルより切り出した包装紙上に直方体上
の被包装体を載せ、該包装紙を該被包装体に巻き付けて
糊付けし、該被包装体側端からのはみ出た包装紙の縦側
の耳および上部の耳を耳折りし、下部の耳の紙端には糊
付けし、その下部の耳を更に折り込んで糊付け部分で接
着するようにした自動包装装置であって、被包装体の周
囲を包装紙が1重に巻いた状態ができ上がった以降の耳
折り包装紙の上下のコーナー部及び上端耳、下端耳を支
持する、耳形状の移動可能な支持機構と、停止している
被包装体の、被包装体の搬送方向に巻き付けた包装紙の
後端耳を後端側から前方に向かって折り込む後端耳折り
装置と、被包装体を搬送ラインにより搬送しながら包装
紙の前端耳を前端側から後方に向かって折り込む前端耳
折り装置と、被包装体を搬送ラインにより搬送しながら
上端耳を上端側から下方に向かって折り返す上端耳折り
装置と、耳折りされた上端耳を耳折りされた下端位置に
保持する上端耳押さえ装置と、被包装体を搬送ラインに
より搬送しながら下端耳の紙端に糊付けする糊付け装置
と、停止している被包装体の下端耳を、摺動体を先端に
上下移動及び水平移動可能な折り板で被包装体側端面下
端から上方に折り曲げ、更に被包装体高さ上限からはみ
出た下端側の耳を被包装体上面に折り重ね接着する下端
耳折り装置とからなる大形直方体の自動包装における耳
折り装置であり、後端耳と前端耳が耳折り装置によって
耳折りされる直前まで、前端耳や後端耳が上端耳と下端
耳と形成する箱状の形状を維持しておくための、支持機
構を有するものであること、そしてこの支持機構は前端
耳折りの直前まで被包装体と同期して移動するものであ
ること、耳折りされた上端耳を耳折りされた下端位置に
保持する上端耳押さえ装置を上端耳折り装置に後続させ
ること、下端耳折り作業は静止している長尺物の被包装
体に対して下端耳折り装置を移動させて行なうように
し、下端耳折り装置は、たるみ防止のために被包装体の
側端面に下端耳をこすり上げ、更に上端面には側端面か
らはみ出た下端耳をこすりつける摺動体をその先端部に
装着した、被包装体の長さと同等以上の長さの長尺の上
下移動及び水平移動可能な折り板とし、その動作として
は紙端を糊付けされた下端耳を被包装体下端から上方に
折り上げ、更に被包装体高さ上限からはみ出た下端側の
耳を被包装体上面に折り重ね接着する動作を行なうもの
とすることを主たる特徴とするものである。
(実 施 例) 本発明の一実施例を図面に基づき以下に説明する。
第1図は本発明の概要を示すものである。第1図におい
て搬送ローラテーブル19の上には縦木および保護板が置
かれ、その上に包装紙が周囲を1重に巻いた状態で被包
装体が置かれている。包装体の後端耳8の近傍は後端耳
の支持機構18によって支持され、前端耳9の近傍も同様
の前端耳の支持機構26によって支持されている。停止し
ている被包装体に後端耳折り装置12が接触してゆき、後
端耳8を耳折りする。
耳折りにあたって支持機構18は耳折り作業に干渉しない
ように移動および退避運動をする。
次に縦木、保護板および被包装体を搬送ローラテーブル
19によって移動させ、停止している前端耳折り装置13に
前端耳9を接触させて前端耳を耳折りする。前端耳の支
持機構26も作業に干渉せぬように移動停止および退避運
動をする。
被包装体は引続き搬送ローラテーブル19によって停止し
ている上端耳折り装置14に接触して上端耳10を耳折りす
る。ここで耳折りされた上端耳10は、復元せぬように上
端耳押さえ装置27によって側端面下限位置に押さえこま
れる。この上端耳押さえ装置27は、下端耳折り装置30の
出口まで続いている長尺のものである。
上端耳折り後、糊付け装置15によって下端耳の紙端に糊
付けされた被包装体は、なおも搬送されて下端耳折り装
置30の位置まで運ばれてそこで停止する。下端耳折り作
業は、停止している被包装体に対して下端耳折り装置30
を移動させて行なう。
なおこれらの装置の可動部分は位置検出装置を有し、検
出信号により当初の設定位置からの自動的な位置修正を
行なう機能を持っている。
第2図(a),(b),(c)は後端耳の支持機構18の
詳細図である。
第2図(b)に示すように、搬送ラインの側方に、搬送
方向に平行に設けたレール20上を移動可能な小型台車21
と、この台車上に設けられた、搬送方向に直角な方向か
ら搬送方向に平行な方向に旋回退避可能な、上下の包装
紙のコーナー部支持するコーナー部の支持体22,23、及
び前記支持体22,23より前方に設けられ、且つ搬送方向
に直角な方向から搬送方向に平行な方向に旋回退避可能
に設けられた上端耳を支持する上端耳支持体24、および
退避動作をしない下端耳を支持する下端耳支持体25とか
らなる。上部のコーナー部を支持するコーナー部の支持
体22と上端耳支持体24はリンク機構により結合すれば支
持体22と24は連動して旋回退避可能である。
支持体22,24は取付部材202に、その先端部201において
旋回自在に軸止めされており、リンク機構により連動し
て旋回可能である。また、取付部材202は、取付部材203
に固定された垂直ネジ軸204に部材205によって噛み合わ
せ支持されている。
支持体23は取付部材203の先端部211に旋回自在に軸止め
されており、また支持体25は取付部材303の先端部に固
定して取り付けられている。
取付部材203は、取付部材309に固定された水平ネジ軸20
8に取付部材210により噛み合わせ支持されている。
また、取付部材209は小型台車の固定枠212に固定された
垂直ネジ軸206に部材207によって噛み合わされて支持さ
れており、ネジ軸206の回転により、取付部材は上下移
動可能である。
取付部材209の上下移動により203,202が上下移動し、被
包装体の下端の高さに応じて支持部材の高さの位置を調
節することができる。また、水平ネジ軸208の回転によ
り取付部材203が水平移動し、支持部材のラインに直角
な方向の移動、即ち、包装体と支持部材との間隔を調整
することができる。また、ネジ軸204の回転によって、
取付部材202が上下移動する事により支持体22,24と支持
体23,25との間隔を調整することができ、被包装体の厚
さに応じて間隔を調整できる。
小型台車21は、支持体22,23,24をラインと平行な方向に
旋回退避させた状態で、搬送ラインの側方を搬送ライン
と平行に走行し、被包装体の停止位置において、被包装
体の後端側に停止した後、支持体22,23,24、を搬送ライ
ンと直角な方向に旋回させて待機し、第5図(b)のよ
うに被包装体の周囲を包装紙が1重に巻いた状態ができ
上がった後に、第2図(c)のように後端耳8のコーナ
ー部とその近傍の上端耳10および下端耳11を、この支持
体22,23,24および25によってたるみのない状態に維持す
る。
後端耳折り装置12が前進し被包装材の後端側より接触し
て後端耳8の耳折りを開始すると同時に、支持体が後端
耳の耳折り作業と干渉しないように、小型台車21は第1
図の後端耳折り装置12の前進と同期して前進する。
後端耳折りを完了した後、支持体22,23及び24は第2図
(a)のようにラインと直角方向からラインと平行な方
向に、旋回退避する。そして下端耳だけを下端耳支持体
25で支えた状態になる。被包装体が前端耳9の耳折り作
業のために、第1図の搬送ローラテーブル19によって前
進をはじめると同時に、小型台車21も同期して前進して
ゆくが、先端の方で前端耳折り作業が開始されると、小
型台車21はその場所で停止して、被包装体の下端耳11は
支持体25の上をすべって進んでゆく。
前端耳の支持機構26の詳細は、後端耳の支持機構と前進
が勝手違いになっている以外は前記の後端耳の支持機構
と同様の構造である。即ち、搬送ラインの側方に搬送方
向に平行に設けたレール20上を移動可能な小型台車と、
この台車上に設けられた、搬送方向に直角な方向から搬
送方向に平行な方向に旋回退避可能な、上下の包装紙の
コーナー部支持するコーナー部の支持体、及びこの支持
体より後方に設けられ、且つ搬送方向に直角な方向から
搬送方向に平行な方向に旋回退避可能に設けられた上端
耳を支持する上端耳支持体、および退避動作をしない下
端耳を支持する下端耳支持体とからなる。
上部のコーナー部を支持するコーナー部の支持体と上端
耳支持体はリンク機構により結合すれば両支持体は連動
して旋回退避可能である。
小型台車は、支持体をラインと平行な方向に旋回退避さ
せた状態で、搬送ラインの側方を搬送ラインと平行に走
行し、被包装体の停止位置において、被包装体の前端側
に停止し、支持体を搬送ラインと直角な方向に旋回させ
て待機し、第5図(b)のように被包装体の周囲を包装
紙が1重に巻いた状態ができあがった後に、前端耳9の
コーナー部とその近傍の上端耳10及び下端耳11を、この
支持体によってたるみのない状態に維持する。
被包装体と一緒に前進してきた前端耳の支持機構26は、
第1図の前端耳折り装置13の手前で前進を止めて、支持
体をラインに直角な方向からラインと平行な方向への旋
回退避を行う。被包装体の周囲を包装紙が1重に巻き、
上端面で糊付けされているが、その糊付け位置にあたる
上端面が支持体に接触することのないように旋回を完了
する。
第3図(a)に示すように、上端耳押さえ装置27は上端
耳押さえ棒28および位置固定用金具29からなっている。
これらは菱形の折板である上端耳折り装置14に接続され
ており、第3図(b)に示すように上端耳10はこの上端
耳押さえ棒28によって押さえられている。
この上端耳押さえ棒28を側端面と耳折りされた上端耳の
間に挿入したまゝで、次の工程である下端耳折り作業を
被包装体を静止させた状態で行ない、下端耳折り作業終
了後に位置固定用金具29を上端耳押さえ棒28から外して
退避させ、搬送ローラテーブル19で包装製品を搬送して
ゆくと、包装製品がこの上端耳押さえ棒28から抜け出て
ゆく。
第4図(a)は下端耳折り装置30の詳細を示すもので、
被包装体の長さと同等以上の長尺の上下移動及び水平移
動可能な2重の折り板31,32を有している。折板31と32
は紙端を糊付けされた下端耳11を、被包装体の側端面7
にこすりつけながら側端面下限から上方へと移動する。
折板32が側端面7の上限を超えたのちは折板31はその場
所にとどまり、折板32だけが側端面上限からはみ出た下
端耳を上端面5にこすりつけながら側端面側から搬送ロ
ーラテーブル19の中心方向へと移動して下端側の耳を被
包装体の上端面に折り重ねて接着する。
たるみが発生しないように、折板31および32の先端に
は、ブラシあるいはバネ付き動力付きロールのような摺
動体33を装着させる。なお折り板を1重のものとして上
下移動及び水平移動可能とし、下端耳を被包装体下端か
ら上方に折り上げ、更に被包装体高さ上限からはみ出た
下端側の耳を被包装体上面に折り重ね接着する2動作を
行なうものとしても良い。
例えば一例として、寸法は高さが0.4m、幅が1.25m、長
さが3.5mの、重量が1.7tonの積層鋼板を被包装体とし
て、寸法は幅が2.5m、長さが8mの包装紙を用いた自動包
装において、本発明の耳折り装置により耳折りした結
果、耳を含んだ周方向の包装紙のたるみの長さが30mm以
下という極めて良好な耳折り結果を得た。
(発明の効果) 本発明の耳折り装置を用いることにより大形直方体であ
る被包装体の自動包装を搬送ローラテーブル上において
行なう場合において、その自動包装に際しての包装紙の
耳折りが極めて高精度に実施でき、自動包装をより完全
に実施することができると共に、ゆるみ量の小さい耳折
りができるため、包装紙の寸法を必要最小限にすること
ができ、かつその剛性確保のため、その材質を高質化す
る必要もなく、コストも安価である等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概要を示す立体説明図、第2図
(a),(b),(c)は本発明による後端耳の支持機
構の説明図、第3図(a),(b)は本発明による上端
耳押さえ装置の説明図、第4図(a),(b)は本発明
による下端耳折り装置の説明図、第5図(a)乃至
(f)は従来の包装過程の一部を示す立体説明図、第6
図(a),(b),(c)は後端耳折り装置詳細図、第
7図(a),(b)は前端耳折り装置説明図、第8図
(a),(b)は上端耳折り装置説明図、第9図(a)
乃至(d)は従来技術の下端耳折り装置説明図、第10図
は後端耳と前端耳の付近の上端耳と下端耳の垂れ下がり
の説明図、第11図は上端耳の耳折り後の復元の説明図、
第12図は下端耳の一部の下方への垂れ下がりの説明図で
ある。 1;被包装体、2;包装紙 3;後端面、4;前端面 5;上端面、6;下端面 7;側端面、8;後端耳 9;前端耳、10;上端耳 11;下端耳、12;後端耳折り装置 12−1;後端耳折り装置内板 12−2;後端耳折り装置外板 13;前端耳折り装置 13−1;前端耳折り装置内板 13−2;前端耳折り装置外板 14;前端耳折り装置、15;糊付け装置 16;側端面への下端耳折り装置 17;上端面への下端耳折り装置 18;後端耳の支持機構 19;搬送ローラテーブル、20;レール 21;小型台車 22;上部コーナー支持体 23;下部コーナー支持体、24;上端耳支持体 25;下端耳支持体、26;前端耳の支持体 27;上端耳押さえ装置、28;上端耳押さえ棒 29;位置固定用金具 30;下端耳折り装置(本発明) 31;下端耳下部折板、32;下端耳上部折板 33;摺動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 実方 美和 千葉県君津市君津1 新日本製鐵株式会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭55−12072(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙コイルより切り出した包装紙上に直方体
    状の被包装体を乗せ、該包装紙を該被包装体に巻き付け
    て糊付けし、該包装体側端からはみ出た包装紙の縦側の
    耳及び上部の耳を耳折りし、下部の耳の紙端には糊付け
    し、その下部の耳をさらに折り込んで糊付け部分で接着
    するようにした自動包装装置であって、被包装体の周囲
    を包装紙が1重に巻いた状態ができあがった以降の耳折
    り装置として、包装紙の上下コーナー部及び上端耳、下
    端耳を支持する耳形状の移動可能な支持機構と、 停止している被包装体の、被包装体の搬送方向に巻き付
    けた包装紙の後端耳を後端側から前方に向かって折り込
    む後端耳折り装置と、 被包装体を搬送ラインにより搬送しながら包装紙の前端
    耳を前端側から後方に向かって折り込む前端耳折り装置
    と、 被包装体を搬送ラインにより搬送しながら上端耳を上端
    側から下方に向かって折り返す上端耳折り装置と、 耳折りされた上端耳を耳折りされた下端位置に保持する
    上端耳押さえ装置と、 被包装体を搬送ラインにより搬送しながら下端耳を紙端
    に糊付けする糊付け装置と、 停止している被包装体の下端耳を摺動体を先端に装備し
    た上下移動及び水平移動可能な折り板で被包装体側端面
    下端から上方に折り上げ、さらに被包装体高さ上限から
    はみ出た下端側の耳を被包装体上面に折り重ね接着する
    下端耳折り装置、とからなることを特徴とする大形直方
    体の自動包装における耳折り装置。
JP1182224A 1989-07-14 1989-07-14 大形直方体の自動包装における耳折り装置 Expired - Lifetime JPH07108694B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1182224A JPH07108694B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 大形直方体の自動包装における耳折り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1182224A JPH07108694B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 大形直方体の自動包装における耳折り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0356210A JPH0356210A (ja) 1991-03-11
JPH07108694B2 true JPH07108694B2 (ja) 1995-11-22

Family

ID=16114512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1182224A Expired - Lifetime JPH07108694B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 大形直方体の自動包装における耳折り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07108694B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103112622B (zh) * 2013-03-08 2014-11-26 广东省韶关烟草机械配件厂有限公司 条盒透明纸端面折叠成型装置及其应用
CN107539512B (zh) * 2017-08-30 2023-06-27 深圳市昇茂科技有限公司 一种全自动折箱耳机构
CN107972926A (zh) * 2017-12-23 2018-05-01 湖南追智能机械有限公司 一种带包装膜自动折边功能的农产品智能灌装设备

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512072A (en) * 1978-07-11 1980-01-28 Maruishi Seisakusho Kk Method and device for automatically packing flat plate

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0356210A (ja) 1991-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2844117B2 (ja) 複数のロール状テープの連続巻戻し装置
US6668523B2 (en) Process for the final folding and subsequent storage of a piece of linen
JP3119450B2 (ja) 物品の転送装置
US11053044B2 (en) Labelling apparatus
JPH05112386A (ja) ロールをストレツチラツプで包装する方法及び装置
JPH07108694B2 (ja) 大形直方体の自動包装における耳折り装置
JPS60500609A (ja) 改善されたカ−トン成形装置
JPH11263319A (ja) 包装テープ貼着ユニット
JP2007099352A (ja) 箱類の合わせ目封止装置
JPH0639705U (ja) 自動包装機の耳折り装置
JPS58203820A (ja) カ−トンをテ−プ封緘する方法とそれに使用する装置
US7032359B1 (en) Roll wrap crimper
JPS587530B2 (ja) 箱体の封緘機
JP2003095223A (ja) 封緘機のフラップ折り込み装置
JPH06127513A (ja) 包装機
JP2002002623A (ja) 封緘機
JPS6113470Y2 (ja)
JPH0385210A (ja) 上包み包装機
JPH07285733A (ja) 紙折り装置及び折りぐせ付け装置及びマルチ紙折り装置
JP2000203528A (ja) 封緘装置
JP2000255517A (ja) 封緘装置
WO1989005727A1 (en) Method and apparatus for making folded-back labels
JPH0245312A (ja) 切板の自動紙包装装置
JP2577801Y2 (ja) 封函機における箱押え装置
JPS594882Y2 (ja) ピロ−型包装装置