JPH07108313A - ルーパ制御装置 - Google Patents

ルーパ制御装置

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JPH07108313A
JPH07108313A JP5253493A JP25349393A JPH07108313A JP H07108313 A JPH07108313 A JP H07108313A JP 5253493 A JP5253493 A JP 5253493A JP 25349393 A JP25349393 A JP 25349393A JP H07108313 A JPH07108313 A JP H07108313A
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looper
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Kenji Hashizume
健次 橋爪
Kazuhiko Saeki
和彦 佐伯
Yasuto Izeki
康人 井関
Kazunobu Takami
和伸 高見
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Steel Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ストリップの先端部を圧延の際、ストリップ
張力が目標値より大きく、ルーパ角度が目標値より小さ
い、先端過張力状態となると、ストリップ先端部の幅引
けが起こり歩留まりを小さくするので、この過張力を防
止する。 【構成】 ストリップ1の先端部が圧延スタンド3に噛
み込むと、ルーパ角度検出器10とストリップ張力検出
器11でルーパ角度とストリップ張力を検出し、この検
出信号から先端過張力判定装置12で先端過張力である
か否かを判定し、先端過張力と判定すると、先端過張力
補償器13で、ルーパ角度、ストリップ張力の偏差に応
じてミルモータ速度修正量およびルーパモータ電流修正
量の単位時間あたりの変化量を導出し、この導出した変
化量に応じたミルモータ速度修正量とルーパモータ電流
修正量で、ミルモータ速度とルーパ角度とを修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱間圧延機のルーパ制
御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、熱間連続圧延機における従来の
ルーパ制御装置を示す図である。図において、1はスト
リップ、2、3は圧延スタンド、4はルーパ、5はミル
モータ、6はミルモータ速度制御装置、7はルーパモー
タ、8はルーパモータ電流制御装置、9は手動式速度調
節器である。
【0003】次に動作について説明する。圧延中のスト
リップ1の張力は、製品品質(板厚、板幅)に大きく影
響する。そのため熱間仕上げ圧延では、ルーパ4を使用
してストリップ張力を制御している。ストリップ1は圧
延スタンド2、3を通って導かれ張力が発生する。スト
リップ1が圧延スタンド2を通り、圧延スタンド3に噛
み込んだとき、圧延スタンド3のロール速度が圧延スタ
ンド2のロール速度より速ければストリップ先端部で設
定値よりも大きな張力が発生する。これを先端過張力と
呼ぶ。
【0004】先端過張力が起きるとストリップの先端部
の板幅が許容値より小さくなる(以下単に幅引けとい
う)場合があるため、オペレータは、ルーパ4の角度を
目視し、ルーパ4の角度が目標値より低いと判断した場
合、経験からストリップ張力が目標値より高いと判断
し、手動式速度調節器9を用いてミルモータ速度を操作
することにより過張力にならないよう制御する。なお、
Vr*、Ir*は、それぞれミルモータ速度基準値、ルー
パモータ電流基準値である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のルーパ制御装置
は、上記のようにオペレータがミル速度を手動式速度調
節器9を操作することによって、ストリップ1の張力を
制御するように構成されているので、オペレータの判断
ミスなどの要因によって、必ずしも安定かつ信頼性のあ
る制御ができるとは限らないという問題点がある。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、オペレータの経験に頼ること
なく、過張力をなくし、ストリップ先端部の幅引けを減
少できるルーパ制御装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るルーパ制
御装置は、ストリップの先端部が上記スタンド間の後段
のスタンドに噛み込んだとき、ルーパ角度とストリップ
張力から先端過張力と判定すると、その時のストリップ
張力及びルーパ角度の目標値との偏差に応じた、ミルモ
ータ速度修正量の単位時間あたりの変化量とルーパモー
タ電流修正量の単位時間あたりの変化量とを導出し、こ
の導出した変化量に応じたミルモータ速度修正量とルー
パモータ電流修正量で、ミルモータ速度とルーパ角度と
を修正するルーパ制御装置としたものである。
【0008】また、ストリップの先端部が上記スタンド
間の後段のスタンドに噛み込んだとき、ルーパ角度とス
トリップ張力から先端過張力と判定すると、ミルモータ
速度修正量の単位時間あたりの変化量とルーパモータ電
流修正量の単位時間あたりの変化量を所定の変化量と
し、この所定の変化量に応じたミルモータ速度修正量と
ルーパモータ電流修正量で、ミルモータ速度とルーパ角
度とを修正するようにしたルーパ制御装置としたもので
ある。
【0009】
【作用】この発明におけるルーパ制御装置は、ストリッ
プの先端部が上記スタンド間の後段のスタンドに噛み込
んだとき、ルーパ角度とストリップ張力から先端過張力
と判定すると、その時のストリップ張力及びルーパ角度
の目標値との偏差に応じた、ミルモータ速度修正量の単
位時間あたりの変化量とルーパモータ電流修正量の単位
時間あたりの変化量とを導出し、この導出した変化量に
応じたミルモータ速度修正量とルーパモータ電流修正量
で、ミルモータ速度とルーパ角度とを修正し、先端過張
力をなくし、ストリップ先端部の幅引けを減少する。
【0010】また、ストリップの先端部が上記スタンド
間の後段のスタンドに噛み込んだとき、ルーパ角度とス
トリップ張力から先端過張力と判定すると、ミルモータ
速度修正量の単位時間あたりの変化量とルーパモータ電
流修正量の単位時間あたりの変化量を所定の変化量と
し、この所定の変化量に応じたミルモータ速度修正量と
ルーパモータ電流修正量で、ミルモータ速度とルーパ角
度とを修正し、先端過張力をなくし、ストリップ先端部
の幅引けを減少する。
【0011】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図に基づいて説
明する。図1において、1〜8は図2の従来のものと同
一のものである。10は角度検出器、11は張力検出
器、12はこの角度検出器10と張力検出器11より得
られた信号からストリップ張力が目標値以上、かつ、ル
ーパ角度が目標値未満であるとき先端過張力であると判
断する先端過張力判定装置、13は先端過張力判定器1
2が先端過張力であると判定したとき、それぞれの偏差
に応じて修正量の単位時間あたりの変化量を導出し、修
正量を出力する先端過張力補償器、14は先端過張力判
定装置が先端過張力であると判定したときに閉となるス
イッチである。
【0012】次に動作について説明する。ストリップの
先端部が圧延スタンド3に噛み込んだとき、角度検出器
10と張力検出器11より、それぞれルーパ角度、スト
リップ張力が検出される。この信号が先端過張力判定器
12に入力され、入力されたルーパ角度が目標値(Xd
eg)未満、スタンド間ストリップ張力が目標値以上と
いう状態のとき先端過張力と判断する。先端過張力と判
断したとき、スイッチ14が閉され、予め設定されてい
るミル速度修正量△Vr、ルーパモータ電流修正量△I
rが先端過張力補償器13に入力される。
【0013】そしてこの先端過張力補償器13内で、ル
ーパ角度の実測値と目標値(設定値)との偏差、及び、
ルーパモータ電流値の実測値と目標値(設定値)との偏
差に応じて、ミル速度修正量の単位時間あたりの増加量
a’、ルーパモータ電流修正量の単位時間あたりの減少
量b’を制御し、スタンドミル速度をa%だけランプ状
に上昇させ、ルーパモータ電流をb%だけランプ状に低
下させる。
【0014】ここで、a,bは基準値に対する修正量の
割合であり、a’,b’は以下のような式で求める。 a’=(θ実績−θ設定)×a b’=(σ実績−σ設定)×w×t×b 但し、(θ実績−θ設定)の最大値はyaとする (σ実績−σ設定)の最大値はybとする a,bは各基準値に対する修正量の割合 σは張力、wは板幅、tは板厚とする
【0015】そして、上記で求めたa’、b’より、ス
タンドミル速度修正量△Vr’およびルーパモータ電流
修正量△Ir’を出力する。この修正量△Vr’、△I
r’により修正されたミルモータ速度指令値(△Vr’
+Vr*)とルーパモータ電流指令値(Ir*−△I
r’)が、ミルモータ5とルーパモータ7に所定の変化
を与える。
【0016】以上のように制御することによって、先端
過張力を防ぎ板の幅引けを少なくし、歩留まりの向上を
図ることができる。なお、この先端圧延時のルーパ制御
操作は、通常AGC(AUTOMATIC GAUGE CONTOROL)を開
始する迄行われる。
【0017】実施例2.実施例1では、過張力の場合、
ストリップ張力及びルーパ角度の目標値との偏差に応じ
て、ミルモータ速度修正量の単位時間あたりの変化量と
ルーパモータ電流修正量の単位時間あたりの変化量とを
導出し、この導出した変化量に応じたミルモータ速度修
正量とルーパモータ電流修正量で、ミルモータ速度とル
ーパ角度とを修正したが、この実施例では、過張力の場
合、ミルモータ速度修正量の単位時間あたりの変化量と
ルーパモータ電流修正量の単位時間あたりの変化量とを
所定の変化量(例えば、a1 ’、b1 ’の一定値)と
し、この所定の変化量に応じたミルモータ速度修正量と
ルーパモータ電流修正量で、ミルモータ速度とルーパ角
度とを修正するようにしてもよい。この場合も、先端過
張力を防ぎ板の幅引けを少なくし、歩留まりの向上を図
ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、スト
リップ張力とルーパ角度を検出し、先端過張力であるか
否かを判定し、先端過張力である場合、ストリップ張力
の修正量およびルーパ角度の修正量を時間と共に変化さ
せ、この変化によりミルモータ速度とルーパ角度とを修
正するようにしたので、オペレータが行っている部分を
経験や感に頼ることなく、安定かつ信頼性のある制御が
可能となる。そのため、ストリップ先端部の幅引けの減
少に効果があり、歩留まりの向上に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すルーパ制御装置の構
成図である。
【図2】従来のルーパ制御装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ストリップ 2 圧延スタンド 3 圧延スタンド 4 ルーパ 5 ミルモータ 6 ミルモータ速度制御装置 7 ルーパモータ 8 ルーパ駆動トルク制御装置 9 手動式速度調節器 10 ルーパ角度検出器 11 ストリップ張力検出器 12 先端過張力判定装置 13 先端過張力補償器 14 スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B21C 51/00 R H02P 7/00 S 9063−5H 8315−4E B21B 37/00 138 (72)発明者 井関 康人 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三 菱電機株式会社制御製作所内 (72)発明者 高見 和伸 神戸市兵庫区和田崎町1丁目1番2号 三 菱電機株式会社制御製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の圧延スタンドからなる連続圧延装
    置の任意のスタンド間に設置され、ストリップ張力を一
    定値に保ち板幅変動をなくすよう制御するルーパ制御装
    置において、 ストリップの先端部が上記スタンド間の後段のスタンド
    に噛み込んだとき、ルーパ角度とストリップ張力から先
    端過張力と判定すると、その時のストリップ張力及びル
    ーパ角度の実測値と目標値との偏差に応じたミルモータ
    速度修正量の単位時間あたりの変化量とルーパモータ電
    流修正量の単位時間あたりの変化量とを導出し、この導
    出した変化量に応じたミルモータ速度修正量とルーパモ
    ータ電流修正量で、ミルモータ速度とルーパ角度とを修
    正するようにしたことを特徴とするルーパ制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の圧延スタンドからなる連続圧延装
    置の任意のスタンド間に設置され、ストリップ張力を一
    定値に保ち板幅変動をなくすよう制御するルーパ制御装
    置において、 ストリップの先端部が上記スタンド間の後段のスタンド
    に噛み込んだとき、ルーパ角度とストリップ張力から先
    端過張力と判定すると、ミルモータ速度修正量の単位時
    間あたりの変化量とルーパモータ電流修正量の単位時間
    あたりの変化量を所定の変化量とし、この所定の変化量
    に応じたミルモータ速度修正量とルーパモータ電流修正
    量で、ミルモータ速度とルーパ角度とを修正するように
    したことを特徴とするルーパ制御装置。
JP5253493A 1993-10-08 1993-10-08 ルーパ制御装置 Expired - Fee Related JP2834989B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100527065B1 (ko) * 2001-11-12 2005-11-09 주식회사 포스코 열간 사상압연기의 스탠드간 장력보상방법
KR100780424B1 (ko) * 2001-10-26 2007-11-28 주식회사 포스코 루퍼의 구동모터 제어장치 및 그 제어방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100780424B1 (ko) * 2001-10-26 2007-11-28 주식회사 포스코 루퍼의 구동모터 제어장치 및 그 제어방법
KR100527065B1 (ko) * 2001-11-12 2005-11-09 주식회사 포스코 열간 사상압연기의 스탠드간 장력보상방법

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