JPH0710768A - マメ科植物抽出物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤 - Google Patents
マメ科植物抽出物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤Info
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- JPH0710768A JPH0710768A JP5155979A JP15597993A JPH0710768A JP H0710768 A JPH0710768 A JP H0710768A JP 5155979 A JP5155979 A JP 5155979A JP 15597993 A JP15597993 A JP 15597993A JP H0710768 A JPH0710768 A JP H0710768A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
[構成] マメ科に属するAcacia catech
u(生薬名は阿仙薬)、ビルマネムノキ(Albizi
a lebbeck)、ホソバフジボグサ(Urari
a picta)、Bauchinia fortic
ataおよびCajanus indicusからなる
群より選ばれる少なくとも1つの植物の抽出物を有効成
分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。該ヒアルロニダーゼ
阻害剤を含有する抗炎症あるいは抗アレルギー剤、化粧
品および食品。 [効果] 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を含む食品
を日常的に摂取することにより炎症や花粉症、せきなど
を予防・改善することができる。同様に、該ヒアルロニ
ダーゼ阻害剤を含む化粧品の使用により、皮膚のかゆみ
などを改善することが可能である。
u(生薬名は阿仙薬)、ビルマネムノキ(Albizi
a lebbeck)、ホソバフジボグサ(Urari
a picta)、Bauchinia fortic
ataおよびCajanus indicusからなる
群より選ばれる少なくとも1つの植物の抽出物を有効成
分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。該ヒアルロニダーゼ
阻害剤を含有する抗炎症あるいは抗アレルギー剤、化粧
品および食品。 [効果] 本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤を含む食品
を日常的に摂取することにより炎症や花粉症、せきなど
を予防・改善することができる。同様に、該ヒアルロニ
ダーゼ阻害剤を含む化粧品の使用により、皮膚のかゆみ
などを改善することが可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マメ科植物抽出物を有
効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤に関し、更に詳細
には、該ヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分とする抗炎
症あるいは抗アレルギー剤ならびに該ヒアルロニダーゼ
阻害剤を含有する食品および化粧品に関する。
効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤に関し、更に詳細
には、該ヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分とする抗炎
症あるいは抗アレルギー剤ならびに該ヒアルロニダーゼ
阻害剤を含有する食品および化粧品に関する。
【0002】
【従来の技術】炎症およびアレルギーの発症にはヒスタ
ミンが関与していることが知られている。ヒスタミンが
肥満細胞から遊離される際には、ヒアルロニダーゼが介
在している可能性が高い。本酵素は更に結合組織のマト
リックスを破壊し、炎症系の細胞の組織への浸潤や血管
の透過性を促進する役割を演じているので、ヒアルロニ
ダーゼの阻害剤を投与することによって炎症やアレルギ
ー反応が抑制される。事実、抗アレルギー剤成分である
クロモグリク酸ナトリウムやトラニラスト等はヒアルロ
ニダーゼの阻害剤であることが知られている。
ミンが関与していることが知られている。ヒスタミンが
肥満細胞から遊離される際には、ヒアルロニダーゼが介
在している可能性が高い。本酵素は更に結合組織のマト
リックスを破壊し、炎症系の細胞の組織への浸潤や血管
の透過性を促進する役割を演じているので、ヒアルロニ
ダーゼの阻害剤を投与することによって炎症やアレルギ
ー反応が抑制される。事実、抗アレルギー剤成分である
クロモグリク酸ナトリウムやトラニラスト等はヒアルロ
ニダーゼの阻害剤であることが知られている。
【0003】医薬品成分に関する抗炎症、抗アレルギー
の研究は数多く行なわれているが、食品素材について
は、羅漢果抽出物などが伝承にのみ基づいて使用されて
いるのが現状である。抗炎症あるいは抗アレルギー活性
を有する化粧品原料についても種々探索されているが、
安全かつ有望なものは未だ得られていない。
の研究は数多く行なわれているが、食品素材について
は、羅漢果抽出物などが伝承にのみ基づいて使用されて
いるのが現状である。抗炎症あるいは抗アレルギー活性
を有する化粧品原料についても種々探索されているが、
安全かつ有望なものは未だ得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】21世紀に向けて、疾
病の治療よりも予防の必要性が叫ばれている。例えば、
炎症やアレルギーは、人体の持つ抵抗力の過剰反応と考
えられる側面もあるが、発病時の苦難を思うとき、なん
らかの予防措置が必要とされる。この措置は、食品や化
粧品のように日常的に摂取されたり用いられているもの
により講じられることが望ましいが、抗炎症、抗アレル
ギー活性を有する有用な食品素材あるいは化粧品原料は
得られておらず、このような素材、原料の提供が課題と
して残されている。
病の治療よりも予防の必要性が叫ばれている。例えば、
炎症やアレルギーは、人体の持つ抵抗力の過剰反応と考
えられる側面もあるが、発病時の苦難を思うとき、なん
らかの予防措置が必要とされる。この措置は、食品や化
粧品のように日常的に摂取されたり用いられているもの
により講じられることが望ましいが、抗炎症、抗アレル
ギー活性を有する有用な食品素材あるいは化粧品原料は
得られておらず、このような素材、原料の提供が課題と
して残されている。
【0005】また、生体のヒアルロン酸含量を維持し、
高める必要性については、皮膚だけの問題にとどまらな
い。大動脈や関節腔液などにおいても、ヒアルロン酸に
よる保水構造は重要な働きをしている。老化が人体のヒ
アルロン酸含量の低下を伴う以上、高齢化社会に向け
て、皮膚や血管などの、ヒアルロン酸により保持される
水分含量ひいては柔軟性を維持する必要性は、ますます
高まると予想される。現状では、化粧品用保湿剤として
外用されるヒアルロン酸にのみ関心が向けられ、人体内
のヒアルロン酸含量ひいては水分含量を維持しようとす
る試みは皆無に等しく、重要な課題として残されてい
る。
高める必要性については、皮膚だけの問題にとどまらな
い。大動脈や関節腔液などにおいても、ヒアルロン酸に
よる保水構造は重要な働きをしている。老化が人体のヒ
アルロン酸含量の低下を伴う以上、高齢化社会に向け
て、皮膚や血管などの、ヒアルロン酸により保持される
水分含量ひいては柔軟性を維持する必要性は、ますます
高まると予想される。現状では、化粧品用保湿剤として
外用されるヒアルロン酸にのみ関心が向けられ、人体内
のヒアルロン酸含量ひいては水分含量を維持しようとす
る試みは皆無に等しく、重要な課題として残されてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ヒアルロン
酸の加水分解酵素であるヒアルロニダーゼを阻害する天
然物を見いだすべく鋭意検索を行なった結果、マメ科植
物の溶剤抽出物中に強力な該阻害活性を見出し、本発明
を完成するに至った。
酸の加水分解酵素であるヒアルロニダーゼを阻害する天
然物を見いだすべく鋭意検索を行なった結果、マメ科植
物の溶剤抽出物中に強力な該阻害活性を見出し、本発明
を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明の第1の目的は、マメ科に
属するAcacia catechu(生薬名はペグ阿
仙薬)、ビルマネムノキ(Albizia lebbe
ck)、ホソバフジグサ(Ura−ria pict
a)、Bauchinia forticataおよび
Cajanus indicusからなる群より選ばれ
る少なくとも1つの植物の抽出物を有効成分とするヒア
ルロニダーゼ阻害剤を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、該ヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分
とする抗炎症あるいは抗アレルギー剤並びに該ヒアルロ
ニダーゼ阻害剤を含有する化粧品および食品を提供する
ことにある。
属するAcacia catechu(生薬名はペグ阿
仙薬)、ビルマネムノキ(Albizia lebbe
ck)、ホソバフジグサ(Ura−ria pict
a)、Bauchinia forticataおよび
Cajanus indicusからなる群より選ばれ
る少なくとも1つの植物の抽出物を有効成分とするヒア
ルロニダーゼ阻害剤を提供することにある。また、本発
明の他の目的は、該ヒアルロニダーゼ阻害剤を有効成分
とする抗炎症あるいは抗アレルギー剤並びに該ヒアルロ
ニダーゼ阻害剤を含有する化粧品および食品を提供する
ことにある。
【0008】本発明で用いられるマメ科植物は、全草、
樹皮、心材、葉、花、種子、茎、根などが用いられる。
主なものとしては、Acacia catechu(生
薬名はペグ阿仙薬)の茎、ビルマネムノキ(Albiz
ia lebbeck)の茎、ホソバフジボグサ(Ur
aria picta)の種子、Bauchinia
forticata(生薬名Pata de Vac
a)の葉・茎およびCajanus indicus
(生薬名Gunadu)の葉・茎などがあげられる。
樹皮、心材、葉、花、種子、茎、根などが用いられる。
主なものとしては、Acacia catechu(生
薬名はペグ阿仙薬)の茎、ビルマネムノキ(Albiz
ia lebbeck)の茎、ホソバフジボグサ(Ur
aria picta)の種子、Bauchinia
forticata(生薬名Pata de Vac
a)の葉・茎およびCajanus indicus
(生薬名Gunadu)の葉・茎などがあげられる。
【0009】抽出に用いる溶剤は、水、メタノールもし
くはエタノールなどのアルコール類またはアセトンなど
のケトン類よりなる群から選ばれる単独または2種以上
の溶剤の任意の混合溶剤のいずれでもよい。これらの溶
剤のうちでは、抽出物が最終的に食品等に配合されるこ
とを考慮すると、安全性の点で、水、エタノール、また
はこれらの混合溶剤を用いるのが好ましい。
くはエタノールなどのアルコール類またはアセトンなど
のケトン類よりなる群から選ばれる単独または2種以上
の溶剤の任意の混合溶剤のいずれでもよい。これらの溶
剤のうちでは、抽出物が最終的に食品等に配合されるこ
とを考慮すると、安全性の点で、水、エタノール、また
はこれらの混合溶剤を用いるのが好ましい。
【0010】抽出の際のマメ科植物と溶剤との比率は特
に限定されるものではないが、マメ科植物1に対して溶
剤2〜1000重量倍、特に抽出操作、効率の点で5〜
100重量倍が好ましい。抽出温度は室温−常圧下での
溶剤の沸点の範囲とするのが便利であり、抽出時間は抽
出温度等によって異なるが、2時間〜2週間の範囲とす
るのが好ましい。
に限定されるものではないが、マメ科植物1に対して溶
剤2〜1000重量倍、特に抽出操作、効率の点で5〜
100重量倍が好ましい。抽出温度は室温−常圧下での
溶剤の沸点の範囲とするのが便利であり、抽出時間は抽
出温度等によって異なるが、2時間〜2週間の範囲とす
るのが好ましい。
【0011】このようにして得られたマメ科植物抽出物
よりなる本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、抽出物そ
のままのものや抽出物から溶剤を除去した乾燥物などい
かなる状態のものであってもよいが、保存性や取扱いの
容易さから乾燥物の状態にするのが好ましい。また、該
ヒアルロニダーゼ阻害剤は2種以上のマメ科植物抽出物
を混合したものであってもよい。
よりなる本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、抽出物そ
のままのものや抽出物から溶剤を除去した乾燥物などい
かなる状態のものであってもよいが、保存性や取扱いの
容易さから乾燥物の状態にするのが好ましい。また、該
ヒアルロニダーゼ阻害剤は2種以上のマメ科植物抽出物
を混合したものであってもよい。
【0012】本発明の抗炎症剤あるいは抗アレルギー剤
は、前記ヒアルロニダーゼ阻害剤をそのまま若しくはこ
れを公知の医薬用担体と共に製剤化することにより調製
される。調製に用いることのできる医薬用担体として
は、特に制限はなく、通常用いられているものを使用す
ることができるが、その例としては、デンプン、乳糖、
白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コー
ンスターチ、無機塩等の固形担体;蒸留水、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、エタノール等のアルコール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール等の液体担
体;各種の動植物油、白色ワセリン、パラフィン、ロウ
等の油性担体等が挙げられる。剤型としては、錠剤、顆
粒剤、粉剤およびシロップ剤等の経口剤並びに座剤およ
び外用剤等の非経口剤を挙げることができる。
は、前記ヒアルロニダーゼ阻害剤をそのまま若しくはこ
れを公知の医薬用担体と共に製剤化することにより調製
される。調製に用いることのできる医薬用担体として
は、特に制限はなく、通常用いられているものを使用す
ることができるが、その例としては、デンプン、乳糖、
白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、コー
ンスターチ、無機塩等の固形担体;蒸留水、生理食塩
水、ブドウ糖水溶液、エタノール等のアルコール、プロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール等の液体担
体;各種の動植物油、白色ワセリン、パラフィン、ロウ
等の油性担体等が挙げられる。剤型としては、錠剤、顆
粒剤、粉剤およびシロップ剤等の経口剤並びに座剤およ
び外用剤等の非経口剤を挙げることができる。
【0013】また、本発明の食品および化粧品は、その
目的に応じて通常用いられる適宜な成分と前記ヒアルロ
ニダーゼ阻害剤を配合することにより製造することがで
きる。例えば、本発明の食品を製造する場合には、前記
ヒアルロニダーゼ阻害剤の他に、ブドウ糖、果糖、ショ
糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブ
ソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、
リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl
−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グ
リセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、
カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、
ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸
類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等、通常の食
品原料として使用されているものを適宜配合して、飴、
チュウインガム、牛乳、ヨーグルト、乳清飲料、乳酸菌
飲料、ジュース、飲料、アイスクリーム、プディング、
水ようかん等を製造することができる。
目的に応じて通常用いられる適宜な成分と前記ヒアルロ
ニダーゼ阻害剤を配合することにより製造することがで
きる。例えば、本発明の食品を製造する場合には、前記
ヒアルロニダーゼ阻害剤の他に、ブドウ糖、果糖、ショ
糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブ
ソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、
リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl
−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グ
リセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エ
ステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、
カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、
ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸
類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤等、通常の食
品原料として使用されているものを適宜配合して、飴、
チュウインガム、牛乳、ヨーグルト、乳清飲料、乳酸菌
飲料、ジュース、飲料、アイスクリーム、プディング、
水ようかん等を製造することができる。
【0014】更に、本発明の化粧品を製造する場合に
は、前記ヒアルロニダーゼ阻害剤の他に、植物油等の油
脂類、ラノリンやミツロウ等のロウ類、炭化水素類、脂
肪酸、高級アルコール類、エステル類、種々の界面活性
剤、色素、香料、ビタミン類、植物・動物抽出成分、紫
外線吸収剤、抗酸化剤、防腐・殺菌剤等、通常の化粧品
原料として使用されているものを適宜配合して製造する
ことができるし、他の抗炎症・抗アレルギー性化粧品原
料、例えば、甘草抽出成分(特にグリチルリチン酸)、
塩酸ジフェンヒドラミン、アズレン、dl−α−トコフ
ェロール及びその誘導体、ビタミンB2及びB6などと
共に用いることにより、その効果を高めることもでき
る。
は、前記ヒアルロニダーゼ阻害剤の他に、植物油等の油
脂類、ラノリンやミツロウ等のロウ類、炭化水素類、脂
肪酸、高級アルコール類、エステル類、種々の界面活性
剤、色素、香料、ビタミン類、植物・動物抽出成分、紫
外線吸収剤、抗酸化剤、防腐・殺菌剤等、通常の化粧品
原料として使用されているものを適宜配合して製造する
ことができるし、他の抗炎症・抗アレルギー性化粧品原
料、例えば、甘草抽出成分(特にグリチルリチン酸)、
塩酸ジフェンヒドラミン、アズレン、dl−α−トコフ
ェロール及びその誘導体、ビタミンB2及びB6などと
共に用いることにより、その効果を高めることもでき
る。
【0015】本発明の化粧品を製造する場合において、
前記ヒアルロニダーゼ阻害剤とヒアルロン酸を併用する
ことにより、保湿効果を一層高めることが出来る。前記
ヒアルロニダーゼ阻害剤単独でも、皮膚中のヒアルロン
酸の分解を阻止することにより間接的に保湿・美肌効果
を持つが、他の保湿・美肌性化粧品成分、例えば、エラ
スチン、コラーゲン、レシチン、スクワレン、プラセン
ターリキッド(胎盤抽出液)、グリセリン類、グリコー
ル類、発酵代謝産物、乳酸菌培養液、ビタミンAおよび
C、コンドロイチン硫酸ナトリウム、2−ピロリドン−
5−カルボン酸ナトリウム(PCA−Na)、バクモン
ドウ粘液多糖類等の植物多糖類などと共に用いて、より
一層効果を高めることができる。
前記ヒアルロニダーゼ阻害剤とヒアルロン酸を併用する
ことにより、保湿効果を一層高めることが出来る。前記
ヒアルロニダーゼ阻害剤単独でも、皮膚中のヒアルロン
酸の分解を阻止することにより間接的に保湿・美肌効果
を持つが、他の保湿・美肌性化粧品成分、例えば、エラ
スチン、コラーゲン、レシチン、スクワレン、プラセン
ターリキッド(胎盤抽出液)、グリセリン類、グリコー
ル類、発酵代謝産物、乳酸菌培養液、ビタミンAおよび
C、コンドロイチン硫酸ナトリウム、2−ピロリドン−
5−カルボン酸ナトリウム(PCA−Na)、バクモン
ドウ粘液多糖類等の植物多糖類などと共に用いて、より
一層効果を高めることができる。
【0016】前記ヒアルロニダーゼ阻害剤は化粧水、化
粧クリーム、乳液、ファンデーション、口紅、整髪料、
ヘアトニック、育毛料の他、歯磨き、洗口液、シャンプ
ー、リンス、入浴剤等にも配合することができる。
粧クリーム、乳液、ファンデーション、口紅、整髪料、
ヘアトニック、育毛料の他、歯磨き、洗口液、シャンプ
ー、リンス、入浴剤等にも配合することができる。
【0017】本発明のマメ科植物類はアジアや南米等で
古くから生薬として用いられており、本発明で使用する
それらの抽出物は安全性の点での問題はない。しかし、
本発明におけるマメ科植物抽出物の配合量は、効果およ
び添加した際の香り、色調の点で、乾燥重量換算で、
0.0001〜5.0%の濃度範囲とすることが望まし
い。
古くから生薬として用いられており、本発明で使用する
それらの抽出物は安全性の点での問題はない。しかし、
本発明におけるマメ科植物抽出物の配合量は、効果およ
び添加した際の香り、色調の点で、乾燥重量換算で、
0.0001〜5.0%の濃度範囲とすることが望まし
い。
【0018】
【作用および発明の効果】本発明のAcacia ca
techu、ビルマネムノキ(Albizialebb
eck)、ホソバフジボグサ(Uraria pict
a)、Bauchinia forticataあるい
はCajanus indi−cusなどのマメ科植物
抽出物よりなるヒアルロニダーゼ阻害剤は、抗アレルギ
ー薬の活性成分であるクロモグリク酸ナトリウムの1/
2程度の活性を示した。従って、本発明のヒアルロニダ
ーゼ阻害剤は抗炎症作用および抗アレルギー作用を有す
る医薬として有用なものである。また、これらのヒアル
ロニダーゼ阻害剤を含む食品を日常的に摂取することに
より、風邪に伴う炎症やのどのはれ、花粉症、せきなど
を予防・改善することができる。同様に、これらのヒア
ルロニダーゼ阻害剤を含む化粧品の使用により、皮膚の
かゆみなどを改善することが可能である。
techu、ビルマネムノキ(Albizialebb
eck)、ホソバフジボグサ(Uraria pict
a)、Bauchinia forticataあるい
はCajanus indi−cusなどのマメ科植物
抽出物よりなるヒアルロニダーゼ阻害剤は、抗アレルギ
ー薬の活性成分であるクロモグリク酸ナトリウムの1/
2程度の活性を示した。従って、本発明のヒアルロニダ
ーゼ阻害剤は抗炎症作用および抗アレルギー作用を有す
る医薬として有用なものである。また、これらのヒアル
ロニダーゼ阻害剤を含む食品を日常的に摂取することに
より、風邪に伴う炎症やのどのはれ、花粉症、せきなど
を予防・改善することができる。同様に、これらのヒア
ルロニダーゼ阻害剤を含む化粧品の使用により、皮膚の
かゆみなどを改善することが可能である。
【0019】また本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤は、
強力なヒアルロン酸分解阻止剤として皮膚や動脈壁、関
節腔などに含まれるヒアルロン酸含量の低下を抑制す
る。このことにより、間接的作用ではあるが、皮膚の保
湿性および柔軟性を高め、加齢に伴う動脈硬化を予防
し、関節炎の改善などに寄与する。
強力なヒアルロン酸分解阻止剤として皮膚や動脈壁、関
節腔などに含まれるヒアルロン酸含量の低下を抑制す
る。このことにより、間接的作用ではあるが、皮膚の保
湿性および柔軟性を高め、加齢に伴う動脈硬化を予防
し、関節炎の改善などに寄与する。
【0020】
【実施例】次に本発明のヒアルロニダーゼ阻害剤の製造
法、ヒアルロニダーゼ阻害試験並びに抗炎症剤、抗アレ
ルギー剤、食品および化粧品の製造に関する実施例を挙
げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。実施例 1:ビルマネムノキ(Albizia leb
beck)抽出物の製造 ビルマネムノキの茎100gを、1000mlの50容
量%エタノール中に室温にて7日間浸し、上澄み液を濾
過して得た抽出液を減圧下濃縮乾固し、抽出物14.6
gを得た。
法、ヒアルロニダーゼ阻害試験並びに抗炎症剤、抗アレ
ルギー剤、食品および化粧品の製造に関する実施例を挙
げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。実施例 1:ビルマネムノキ(Albizia leb
beck)抽出物の製造 ビルマネムノキの茎100gを、1000mlの50容
量%エタノール中に室温にて7日間浸し、上澄み液を濾
過して得た抽出液を減圧下濃縮乾固し、抽出物14.6
gを得た。
【0021】実施例 2:ホソバフジボグサ(Urar
ia picta)抽出物の製造 ホソバフジボグサの種子100gを、1000mlの5
0容量%エタノール中に室温にて7日間浸し、上澄み液
を濾過して得た抽出液を減圧下濃縮乾固し、抽出物6.
2gを得た。
ia picta)抽出物の製造 ホソバフジボグサの種子100gを、1000mlの5
0容量%エタノール中に室温にて7日間浸し、上澄み液
を濾過して得た抽出液を減圧下濃縮乾固し、抽出物6.
2gを得た。
【0022】実施例 3:Acacia catech
u抽出物の製造 Acacia catechuの茎100gを、100
0mlの50容量%エタノール中に温にて7日間浸し、
上澄み液を濾過して得た抽出液を減圧下濃縮乾固し、抽
出物17.9gを得た。
u抽出物の製造 Acacia catechuの茎100gを、100
0mlの50容量%エタノール中に温にて7日間浸し、
上澄み液を濾過して得た抽出液を減圧下濃縮乾固し、抽
出物17.9gを得た。
【0023】実施例 4:Bauchinia for
ticata抽出物の製造 Bauchinia forticataの種子100
gを、1000mlの50容量%エタノール中に室温に
て7日間浸し、上澄み液を濾過して得た抽出液を減圧下
濃縮乾固し、抽出物6.4gを得た。
ticata抽出物の製造 Bauchinia forticataの種子100
gを、1000mlの50容量%エタノール中に室温に
て7日間浸し、上澄み液を濾過して得た抽出液を減圧下
濃縮乾固し、抽出物6.4gを得た。
【0024】実施例 5:Cajanus indic
us抽出物の製造 Cajanus indicusの葉・茎100gを、
1000mlの50容量%エタノール中に室温にて7日
間浸し、上澄み液を濾過して得た抽出液を減圧下濃縮乾
固し、抽出物13.6gを得た。
us抽出物の製造 Cajanus indicusの葉・茎100gを、
1000mlの50容量%エタノール中に室温にて7日
間浸し、上澄み液を濾過して得た抽出液を減圧下濃縮乾
固し、抽出物13.6gを得た。
【0025】実施例 6:ヒアルロニダーゼ阻害活性の
検定 実施例1〜5で得た抽出物について、下記の方法で、そ
のヒアルロニダーゼ阻害活性を測定した。その結果を第
1表に示す。
検定 実施例1〜5で得た抽出物について、下記の方法で、そ
のヒアルロニダーゼ阻害活性を測定した。その結果を第
1表に示す。
【0026】( 測 定 法 )牛睾丸由来のヒアルロ
ニダーゼ(Sigma、TypeIV)を用いて、コン
パウンド48/80による、不活性型酵素の活性化段階
の阻害作用を中心に測定した。酵素活性は、ヒアルロン
酸の加水分解により生成するN−アセチルヘキソサミン
を還元末端とする四糖の還元力の増加をA585で比色
定量することにより、測定した(前田有美恵ら:食衛
誌、31巻、233〜237頁、1990)。すなわ
ち、適量の被験試料を0.1M酢酸緩衝液(pH4.
0)100μlに溶かして試験管にとり、同緩衝液50
μlに溶かした酵素0.10mg(100NF uni
ts)を加え、37°Cで20分間インキュベートした
後、同緩衝液100μlに溶かしたコンパウンド48/
80(50μg)を加え、更に37°Cで20分間イン
キュベートする。最後に、同緩衝液250μlに溶かし
たヒアルロン酸ナトリウム塩(200μg、微生物由
来)を加えて37°Cで40分間インキュベートした
後、0.4N NaOH100μlを加えて氷冷後、ホ
ウ酸緩衝液(pH9.1)100μlを加えて3分間煮
沸する。氷冷後、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド
試液3mlを加えて、37°Cで20分間インキュベー
トした後、A585を測定した。対照には試料溶液の代
わりに上記酢酸緩衝液を用いた。また、それぞれのブラ
ンクとして、酵素溶液の代わりに上記酢酸緩衝液を用い
た。阻害活性は次の式から求められる阻害率で表した。 A:対照溶液のA585 B:対照溶液のブランクのA585 C:試料溶液のA585 D:試料溶液のブランクのA585
ニダーゼ(Sigma、TypeIV)を用いて、コン
パウンド48/80による、不活性型酵素の活性化段階
の阻害作用を中心に測定した。酵素活性は、ヒアルロン
酸の加水分解により生成するN−アセチルヘキソサミン
を還元末端とする四糖の還元力の増加をA585で比色
定量することにより、測定した(前田有美恵ら:食衛
誌、31巻、233〜237頁、1990)。すなわ
ち、適量の被験試料を0.1M酢酸緩衝液(pH4.
0)100μlに溶かして試験管にとり、同緩衝液50
μlに溶かした酵素0.10mg(100NF uni
ts)を加え、37°Cで20分間インキュベートした
後、同緩衝液100μlに溶かしたコンパウンド48/
80(50μg)を加え、更に37°Cで20分間イン
キュベートする。最後に、同緩衝液250μlに溶かし
たヒアルロン酸ナトリウム塩(200μg、微生物由
来)を加えて37°Cで40分間インキュベートした
後、0.4N NaOH100μlを加えて氷冷後、ホ
ウ酸緩衝液(pH9.1)100μlを加えて3分間煮
沸する。氷冷後、p−ジメチルアミノベンズアルデヒド
試液3mlを加えて、37°Cで20分間インキュベー
トした後、A585を測定した。対照には試料溶液の代
わりに上記酢酸緩衝液を用いた。また、それぞれのブラ
ンクとして、酵素溶液の代わりに上記酢酸緩衝液を用い
た。阻害活性は次の式から求められる阻害率で表した。 A:対照溶液のA585 B:対照溶液のブランクのA585 C:試料溶液のA585 D:試料溶液のブランクのA585
【0027】
【表1】
【0028】実施例 7:錠 剤 150gのビルマネムノキ(Albizia lebb
eck)抽出物を同量の乳糖及びステアリン酸マグネシ
ウム5gと混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠
し、直径10mm,重量300mgの錠剤を製造した。
eck)抽出物を同量の乳糖及びステアリン酸マグネシ
ウム5gと混合し、この混合物を単発式打錠機にて打錠
し、直径10mm,重量300mgの錠剤を製造した。
【0029】実施例 8:顆 粒 剤 実施例7で得た錠剤を粉砕、整粒し、篩別して20〜5
0メッシュの顆粒剤を得た。
0メッシュの顆粒剤を得た。
【0030】実施例 9:キャンデー 実施例1のビルマネムノキの抽出物を用いて下記の組成
のキャンデーを製造した。 ( 組 成 ) ( 配合 %) グラニュー糖 55.0 水 飴 43.5 ク エ ン 酸 1.0 香 料 0.2 色 素 0.2 実施例1のビルマネムノキの 抽出物 0.1
のキャンデーを製造した。 ( 組 成 ) ( 配合 %) グラニュー糖 55.0 水 飴 43.5 ク エ ン 酸 1.0 香 料 0.2 色 素 0.2 実施例1のビルマネムノキの 抽出物 0.1
【0031】実施例 10:チョコレート 実施例3のAcacia catechuの抽出物を用
いて下記の組成のチョコレートを製造した。 ( 組 成 ) (配合 %) ビターチョコレート 18.0 カカオバター 16.85 粉 糖 40.0 全 脂 粉 乳 20.0 レ シ チ ン 5.0 香 料 0.1 実施例3のAcacia catechuの 抽出物 0.05
いて下記の組成のチョコレートを製造した。 ( 組 成 ) (配合 %) ビターチョコレート 18.0 カカオバター 16.85 粉 糖 40.0 全 脂 粉 乳 20.0 レ シ チ ン 5.0 香 料 0.1 実施例3のAcacia catechuの 抽出物 0.05
【0032】実施例 11:ジュース 実施例4のBauchinia forticata抽
出物を用いて下記の組成のジュースを製造した。 (組 成) (配 合%) 冷凍濃縮温州みかん果汁 5.0 果糖ブドウ糖液糖 11.0 ク エ ン 酸 0.2 L−アスコルビン酸 0.02 香 料 0.2 色 素 0.1 実施例4のBauchinia forticataの抽出物 0.2 水 83.28
出物を用いて下記の組成のジュースを製造した。 (組 成) (配 合%) 冷凍濃縮温州みかん果汁 5.0 果糖ブドウ糖液糖 11.0 ク エ ン 酸 0.2 L−アスコルビン酸 0.02 香 料 0.2 色 素 0.1 実施例4のBauchinia forticataの抽出物 0.2 水 83.28
【0033】実施例 12:コーヒー飲料 実施例5のCajanus indicusの抽出物を
用いて下記の組成のコーヒー飲料を製造した。 ( 組 成 ) (配合 %) グラニュー糖 8.0 脱 脂 粉 乳 5.0 カ ラ メ ル 0.2 コーヒー抽出物 2.0 香 料 0.1 ポリグリセリン 脂肪酸エステル 0.05 食 塩 0.05 実施例5のCajanus indicusの抽出物 0.1 水 84.5
用いて下記の組成のコーヒー飲料を製造した。 ( 組 成 ) (配合 %) グラニュー糖 8.0 脱 脂 粉 乳 5.0 カ ラ メ ル 0.2 コーヒー抽出物 2.0 香 料 0.1 ポリグリセリン 脂肪酸エステル 0.05 食 塩 0.05 実施例5のCajanus indicusの抽出物 0.1 水 84.5
【0034】実施例 13:エモリエントクリーム 実施例1のビルマネムノキの抽出物を用いて下記の組成
のエモリエントクリームを製造した。 ( 組 成 ) ( 配合 %) ミツロウ 2.0 ステアリルアルコール 5.0 ステアリン酸 8.0 スクアラン 10.0 自己乳化型プロピレングリ コールモノステアレート 3.0 ポリオキシエチレンセチル エーテル(20E.O.) 1.0 プロピレングリコール 7.8 グリセリン 4.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 トリエタノールアミン 1.0 実施例1のビルマネムノキの 抽出物 0.1 香 料 0.3 精 製 水 57.7
のエモリエントクリームを製造した。 ( 組 成 ) ( 配合 %) ミツロウ 2.0 ステアリルアルコール 5.0 ステアリン酸 8.0 スクアラン 10.0 自己乳化型プロピレングリ コールモノステアレート 3.0 ポリオキシエチレンセチル エーテル(20E.O.) 1.0 プロピレングリコール 7.8 グリセリン 4.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 トリエタノールアミン 1.0 実施例1のビルマネムノキの 抽出物 0.1 香 料 0.3 精 製 水 57.7
【0035】実施例 14:エモリエントローション 実施例2のホソバフジボグサの抽出物を用いて下記の組
成のエモリエントローションを製造した。 ( 組 成 ) (配 合%) ステアリン酸 2.0 セタノール 1.5 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレンモノ オレイン酸エステル (10E.O.) 2.0 プロピレングリコール 4.8 グリセリン 3.0 トリエタノールアミン 1.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 実施例2のホソバフジボグサの 抽出物 0.1 香 料 0.1 精 製 水 70.4
成のエモリエントローションを製造した。 ( 組 成 ) (配 合%) ステアリン酸 2.0 セタノール 1.5 ワセリン 3.0 ラノリンアルコール 2.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレンモノ オレイン酸エステル (10E.O.) 2.0 プロピレングリコール 4.8 グリセリン 3.0 トリエタノールアミン 1.0 ヒアルロン酸ナトリウム 0.1 実施例2のホソバフジボグサの 抽出物 0.1 香 料 0.1 精 製 水 70.4
【0036】実施例 15:シャンプー 実施例3のAcacia catechu抽出物を用い
て下記の組成のシャンプーを製造した。 ( 組 成 ) (配 合% ) ラウリルポリオキシエチレン(3モル)硫酸 エステルトリエタノールアミン塩(40%水溶液) 30. 0 ラウリルポリオキシエチレン(3モル)硫酸 エステルナトリウム塩(40%水溶液) 20.0 ラウロイルジエタノールアミド 4.0 実施例3のAcacia catechu抽出物 0.1 精 製 水 45.9
て下記の組成のシャンプーを製造した。 ( 組 成 ) (配 合% ) ラウリルポリオキシエチレン(3モル)硫酸 エステルトリエタノールアミン塩(40%水溶液) 30. 0 ラウリルポリオキシエチレン(3モル)硫酸 エステルナトリウム塩(40%水溶液) 20.0 ラウロイルジエタノールアミド 4.0 実施例3のAcacia catechu抽出物 0.1 精 製 水 45.9
【0037】実施例 16:歯 磨 剤 実施例4のCajanus indicus抽出物を用
いて下記の組成の歯磨剤を製造した。 ( 組 成 ) (配 合% ) リン酸カルシウム2水和物 42.0 グリセリン 18.0 カラギーナン 0.9 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サッカリンナトリウム 0.1 パラオキシ安息香酸ブチル 0.005 実施例4のCajanus indicusの抽出物 0.05 香 料 1.0 精 製 水 36.745
いて下記の組成の歯磨剤を製造した。 ( 組 成 ) (配 合% ) リン酸カルシウム2水和物 42.0 グリセリン 18.0 カラギーナン 0.9 ラウリル硫酸ナトリウム 1.2 サッカリンナトリウム 0.1 パラオキシ安息香酸ブチル 0.005 実施例4のCajanus indicusの抽出物 0.05 香 料 1.0 精 製 水 36.745
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/06 8615−4C 7/26 7252−4C 7/48 9051−4C
Claims (4)
- 【請求項1】 マメ科に属するAcacia cate
chu(生薬名はペグ阿仙薬)、ビルマネムノキ(Al
bizia lebbeck)、ホソバフジボグサ(U
raria picta)、Bauchinia fo
rticataおよびCajanus indicus
からなる群より選ばれる少なくとも1つの植物の抽出物
を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤。 - 【請求項2】 請求項1記載のヒアルロニダーゼ阻害剤
を有効成分とする抗炎症剤あるいは抗アレルギー剤。 - 【請求項3】 請求項第1項記載のヒアルロニダーゼ阻
害剤を含有する化粧品。 - 【請求項4】 請求項第1項記載のヒアルロニダーゼ阻
害剤を含有する食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5155979A JPH0710768A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | マメ科植物抽出物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5155979A JPH0710768A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | マメ科植物抽出物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710768A true JPH0710768A (ja) | 1995-01-13 |
Family
ID=15617708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5155979A Pending JPH0710768A (ja) | 1993-05-24 | 1993-05-24 | マメ科植物抽出物を有効成分とするヒアルロニダーゼ阻害剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710768A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
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- 1993-05-24 JP JP5155979A patent/JPH0710768A/ja active Pending
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