JPH07107687A - 回転子 - Google Patents

回転子

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JPH07107687A
JPH07107687A JP5244493A JP24449393A JPH07107687A JP H07107687 A JPH07107687 A JP H07107687A JP 5244493 A JP5244493 A JP 5244493A JP 24449393 A JP24449393 A JP 24449393A JP H07107687 A JPH07107687 A JP H07107687A
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JP
Japan
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magnet
adhesive
iron core
rotor
bonding
Prior art date
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Application number
JP5244493A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Sugimoto
和久 杉本
Satoru Sato
哲 佐藤
Ryoji Mizutani
良治 水谷
Eiji Yamada
英治 山田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着剤を用いて回転子の磁石と鉄心との接着
を均一かつ十分に行う。 【構成】 鉄心4の接着面5側又は磁石2の接着面側の
少なくとも一方に、所定の深さを有する複数の溝であっ
て、平坦部6によって互いに所定の間隔を隔てられた溝
8を形成した。 【効果】 鉄心4と磁石2との接着後に、磁石2がその
磁力によって鉄心4に引き付けられても、溝8内に入り
込んだ接着剤10が接着面5から押し出されることがな
く確実に接着ができるので、回転子7の回転中に磁石2
が鉄心4から剥離したりずれたりするという問題が発生
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着剤によって磁性体
の表面に磁石を接着する回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、磁性体と磁石との接着(例え
ば回転子の磁性体と磁石との接着)に接着剤を用いるこ
とが知られている。接着剤による接着の際には、予め、
磁性体の接着面と磁石の接着面とをそれぞれ研磨し、十
分な脱脂を行い、その後一方又は両方の接着面に接着剤
を塗布し、磁石の磁性体への吸着力を利用して磁石を固
定し、接着剤を乾燥、硬化して接着している。
【0003】一方、近年、サマリウムコバルト磁石やネ
オジウム系等の希土類系磁石の開発によって、磁石の磁
束密度が飛躍的に向上し、磁石の磁性体への吸着力は極
めて強力になっている。
【0004】この結果、接着剤によって磁性体に磁石を
接着する場合には、接着剤の乾燥中に、磁性体と磁石と
の間に塗布した接着剤のほとんどが、時間が経つにつれ
接着面間から外部に押し出されてしまい、接着剤が硬化
した時には所定の接着強度を得るために必要な厚さの接
着剤が接着面には残っておらず、接着強度が弱くなって
しまっていた。
【0005】更に、従来から接着品質の向上のために接
着剤を乾燥させる際には熱処理を行っている。この熱処
理によって磁石にいわゆる熱減磁が発生することを防止
する目的で、熱処理時には熱減磁防止ブロック材を磁石
の接着面の反対側の外面に取り付けていた。ところが、
この熱減磁防止ブロックによって磁束の閉回路が形成さ
れるため、磁石の磁束密度が一層向上し磁石と磁性体と
の吸着力が更に強力になり、接着剤はそのほとんどが接
着面間から外部に押し出されてしまっていた。従って、
電動機の性能向上のために、上記のような強力な磁石を
回転子の磁石として用いた場合にも、磁性体である回転
子の鉄心と磁石との間の吸着力が非常に強力であるた
め、塗布した接着剤が接着面間から外部に押し出されて
しまい所定の接着強度を有する厚さを確保することがで
きなかった。
【0006】更に、回転子の磁石には、回転子が回転中
に強い遠心力が働くため、十分な接着強度が確保されて
いないと磁石が鉄心から剥離したり接着位置がずれたり
して、かえって電動機の性能が低下するという問題があ
った。
【0007】従来、これらの問題を解決するために次に
示すような方法が既に提案されていた。これを図5及び
図6を用いて説明する。
【0008】まず、図5に示す方法は、磁性体である回
転子の鉄心34の磁石32に対する接着面に傷を付けて
荒らす方法である。この方法によると、接着面につけら
れた傷部分に接着剤36が残留するため、残留した接着
剤の分だけ接着強度が向上するというものである。この
表面加工は、鉄心34を回転させながら、図示しないバ
イトを鉄心34の軸方向に移動させて行う。そして、バ
イトを移動させる際に、バイトの送り速度や鉄心34へ
の切込み深さを制御して、鉄心34の接着面全体を荒ら
していた。
【0009】次に、図6に示す方法は、接着剤36に所
定直径を有するアルミ等からなる粒子38を混ぜる方法
である。粒子38を接着剤36に混ぜることにより、回
転子の鉄心34と磁石32の接着面間に粒子38の大き
さ分の接着剤を確保していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
鉄心34の接着面を荒らす方法では、鉄心34の接着面
全面に渡って均一にその表面を荒らすことは難しく、偏
りが生じていた。すると、接着面間に確保される接着剤
36の量にも偏りが生じ、均一な接着強度が得られな
い。また、接着面を荒らす場合であっても、必要な量の
接着剤36を確保できるほど深い傷を接着面の全面にわ
たって均一に付けることが困難であるので、接着強度は
それ程向上せず、依然として十分な接着強度が得られな
いという問題があった。
【0011】また、図6の接着剤36に粒子38を混ぜ
る方法では、接着剤36中に粒子38を均一に混ぜるこ
とが難しいために、粒子38が多い部分では接着剤36
の厚みが図中40aで示すように厚く、少ない部分では
40bのように薄くなってしまう。このような接着剤3
6の厚さのばらつきにより、磁石32が鉄心34の接着
面に対して傾いて接着されるので、回転子の寸法(磁石
外径)がばらつき、従って、電動機の性能がばらついて
しまうという問題があった。
【0012】更に、所望の接着強度を有するためには鉄
心34と磁石32の接着面における接着剤36の厚さ
は、通常は100μm程度必要であるが、粒子38の直
径は約40μm程度の大きさが限界であるため、接着剤
36にこの粒子38を混ぜて使用しても、必要な接着強
度を得るには十分ではなかった。
【0013】本発明は、これらの課題を解消するために
なされたもので、接着剤を用いて磁性体に磁石を接着す
るにあたり、必要な接着剤の厚さを磁石と磁性体との間
に確保することによってその接着強度を十分かつ均一な
ものとし、電動機等の回転子にこの強力な磁石を用いた
場合にも、電動機の基本的性能を低下させることない回
転子を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る回転子は、磁性体と、前記磁性体の表
面に接着剤によって接着された磁石とを有する回転子に
おいて、前記磁性体の接着面側又は前記磁石の接着面側
の少なくとも一方に、前記磁性体の接着面側又は前記磁
石の接着面側の少なくとも一方に、所定の深さを有する
複数の溝であって、平坦部によって互いに所定の間隔を
隔てられた溝が形成されていることを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明に基づく回転子には、磁性体である回転
子の鉄心または磁石の接着面側の少なくとも一方に、所
定の深さでかつ平坦部によって所定の間隔隔てられた溝
が規則的に形成されている。従って、接着剤によって鉄
心に磁石を接着する際に、この溝内に接着剤が入り込
む。
【0016】また、平坦部が接着剤の厚さを保証するス
ペーサの機能を有し、接着剤が塗布された鉄心の接着面
上の所定位置に磁石を配置した後に、磁石がその磁力に
よって鉄心に引き付けらて平坦部上の接着剤が少なくな
っても、溝内に入り込んだ接着剤が接着面間から押し出
されることがないので、必要な量(厚さ)の接着剤が確
保でき、回転子の回転中に磁石が鉄心から剥離したりず
れたりするという問題が発生しない。
【0017】また、溝は鉄心または磁石の接着面側の少
なくとも一方に均一に形成されているので接着面全体に
わたって接着強度に偏りがなく、更に、この溝の深さは
要求される接着強度に応じて自由に変更すれば良く、使
用する接着剤や磁石の材質の自由度が向上する。
【0018】
【実施例】(実施例1)以下、この発明の一実施例を図
面を用いて説明する。
【0019】図1(a)は、本発明の実施例に係る回転
子の概略構成図であり、図1(b)は、図1(a)の回
転子の鉄心と磁石との接着部分の断面拡大図、図1
(c)は、図1(a)の回転子の鉄心の接着面の拡大図
である。
【0020】図中、回転子7はインナー型の回転子であ
って、磁性体である鉄心4と、この鉄心4の径方向の外
周表面(接着面)5に接着剤10によって接着された磁
石2とを有している。
【0021】鉄心4の接着面5には、所定の深さを有
し、断面略円弧状の溝8が平坦部6によって所定の間隔
を隔てられて複数形成されている。
【0022】この溝8の溝深さ8Dは、直径約40μm
のアルミ等の粒子が混ぜられた接着剤や通常の接着剤1
0が所定の接着強度を有するために必要な厚さ約100
μmとほぼ等しい。また、溝幅8Wは約600μm、及
び平坦部幅6Wは約100μmとした。
【0023】しかし、これらの値は、同一接着面上でほ
ぼ一定であれば、使用する接着剤10の種類、要求され
る接着強度や設計上の規定等により自由に設定でき、上
記数値には限られない。
【0024】また、溝8の形状は上記断面略円弧状に限
られず、所望の溝深さ8Dを有し、接着剤に対する接着
面積を単一平面の場合よりも増加させる形状(例えば断
面略V字、U字形状)であれば良い。
【0025】鉄心4の溝8は、鉄心4をその軸を中心に
回転させながら、所望の曲率(R:本実施例では0.
4)を有するバイトを鉄心4の軸方向に一定速度で移動
させて鉄心4の径方向の外周表面を螺旋状に研削するこ
とによって形成される。よって、溝8は、鉄心4の回転
方向に対してほぼ平行方向にかつ同一形状に形成されて
いる。しかし、平坦部6によって所定の間隔に隔てられ
たほぼ同一形状の複数の溝8であれば、軸方向に平行な
方向に形成されていても良く、更には、連続的な溝でな
くほぼ同一形状の穴であっても良い。
【0026】予め、鉄心4の接着面5に溝8を形成した
後は、従来と同様に、鉄心4の接着面に接着剤10を塗
布し、磁石12を配置する。そして約2時間接着剤10
を乾燥させて硬化させ、鉄心4への磁石12の接着は完
了する。なお、乾燥時には磁石12が熱減磁を起こさな
いように、磁石12の外側から熱減磁防止ブロックを取
り付けても良い。
【0027】以上述べたように本実施例によれば、鉄心
の接着面に、所定深さを有しかつ平坦部によって所定の
間隔に隔てられた複数の溝が形成されているので、鉄心
への吸着力の大きい強力な磁石を使用しても、接着剤に
よってこの磁石と鉄心とを接着する際に、平坦部が鉄心
と磁石とのスペーサーとして機能するため、接着剤の乾
燥中に、溝内に入り込んだ接着剤が接着面間から外部に
徐々に押し出されてしまうことがない。よって、接着に
必要な厚さの接着剤が確保できる。また、接着剤の乾燥
時に、熱減磁防止ブロックを使用して磁石の鉄心への吸
着力が更に増加しても同様である。
【0028】なお、溝を形成しない場合に比べると接着
面積が断面略円弧状の溝の表面積分だけ増加するため接
着強度が更に向上し、磁石を確実に鉄心に接着できる。
回転子の回転中に磁石が鉄心から剥離したりずれたりす
ることがないという効果を有する。
【0029】更に、溝が鉄心の接着面上に均一に形成さ
れているために、接着剤の接着強度及び回転子の径が場
所によってばらつかないので、本実施例に係る回転子を
用いれば電動機の性能を飛躍的に向上させることができ
る。
【0030】本実施例では、インナー型の回転子につい
て説明したが、アウター型の回転子についても本実施例
と同様な効果を有し、また、回転子に限らず磁性体と磁
石との接着強度を向上させるものである。
【0031】(実施例2)次に、実施例1とは別の実施
例に係る回転子の構成について図面を用いて説明する。
【0032】図2(a)〜(c)は本発明の実施例に係
る回転子の磁石の製造方法を示す図であり、図2(d)
は図2(a)〜(c)の方法によって製造された磁石の
要部拡大図、図2(e)は、本実施例の回転子の鉄心と
磁石との接着部分の断面拡大図である。なお、図1と同
一部分には同一符号を付して説明を省略する。
【0033】本実施例の特徴は、実施例1における溝8
を回転子の磁石の接着面側に設けたことである。即ち、
図2(d)及び図2(e)に示すように、回転子の磁石
12の接着面15には、所定の深さを有し、平坦部16
によって所定の間隔隔てられ断面略円弧状のほぼ同一形
状の複数の溝18が形成されている。
【0034】また、この溝18の溝深さ18Dは、直径
約40μmのアルミ等の粒子が混ぜられた接着剤や通常
の接着剤10に必要な厚さ約100μmとほぼ等しい。
また、溝幅18Wは約600μm、及び平坦部幅16W
は約100μmである。なお、この溝18の形状、大き
さは実施例1同様同一接着面上でほぼ一定であれば上記
値には限らない。
【0035】次に、磁石12の製造方法について説明す
る。
【0036】まず、図2(a)に示すように、粉末状の
希土類系磁石の原材料12a(例えばネオジウム系磁石
であれば、所定混合比のネオジウム,鉄,ボロン等)を
予め所望の溝18及び平坦部16を型取った下型22に
入れる。ここで、溝18や平坦部16の大きさは、要求
される接着強度や設計上の規定等によって下型22の設
計変更すれば良い。
【0037】次に、図2(b)に示すように、上型20
で下型22の開口部を覆い、粉末状の磁石の原材料12
aを圧縮して成形する。成形された磁石材12bを焼結
し、焼結後着磁することにより図2(c)に示すような
形状の磁石12が得られる。そして、鉄心14との接着
方法は、実施例1と同様に、鉄心14の接着面に接着剤
10を塗布し、予め溝18を形成した磁石12を配置
し、約2時間で接着剤10を乾燥させて硬化し、鉄心4
に磁石12を接着する。なお、乾燥時には磁石12が熱
減磁を起こさないように、磁石12の外側から熱減磁防
止ブロックを取り付けても良い。
【0038】以上述べたように本実施例によれば、磁石
の接着面に、所定深さを有しかつ平坦部によって所定の
間隔に隔てられた複数の溝が形成されているので、鉄心
への吸着力の大きい強力な磁石を使用しても、接着剤に
よってこの磁石と鉄心とを接着する際に、平坦部が鉄心
と磁石とのスペーサーとして機能し、接着剤の乾燥中に
溝内に入り込んだ接着剤が、鉄心と磁石との接着面間か
ら外部に押し出されることがない。
【0039】従って、接着に必要な厚さの接着剤が確保
され、かつ接着面積を断面略半円状の溝の表面積分だけ
増やすことができ、磁石を確実に鉄心に接着できるの
で、回転子の回転中に磁石が鉄心から剥離することがな
いという効果を有する。
【0040】更に、鉄心14の接着面側に後から溝を形
成した実施例1に比べ、磁石12の溝18は成型によっ
て形成するのでその寸法精度が高く、また大量生産に適
しているので低い製造コストで回転子を製造することが
容易である。
【0041】なお、図3に示したように回転子の鉄心4
及び磁石12の接着面5,15の両方に溝8,18を設
ければ、溝8,18の分接着面積が増加するので更に接
着強度を向上させることができる。
【0042】次に、接着剤によって回転子の鉄心と磁石
とを接着する場合の、接着面の形状と接着強度との関係
を図4を用いて説明する。
【0043】ここで、縦軸は接着剤の接着強度(kg/
cm2 )を示している。また、横軸のAは、従来技術に
係る回転子であって、鉄心及び磁石の接着面の両方を表
面加工によって荒らした(面粗度6.3Z:傷の深さが
6.3μm)場合である。Bは、磁石の接着面側を荒ら
して面粗度6.3Zに加工し、鉄心の接着面側には本発
明の実施例1に係る溝を形成した場合、そして、Cは磁
石の接着面側及び鉄心の接着面側の両方に図3に示すよ
うな溝を形成した場合を示している。接着剤としては、
直径約40μmのアルミ等の粒子が混ぜられた接着剤を
用いた。
【0044】図4によると、A、B、Cの接着強度はそ
れぞれ268kg/cm2 、353kg/cm2 、40
0kg/cm2 であり、本発明に係るB及びCの接着強
度は、従来技術に係るAの接着強度よりも大きいことが
理解できる。なお、図には示していないが、図2(d)
に示したように磁石の接着面側に溝を形成した場合は、
Bとほぼ同様の接着強度が得られる。
【0045】このように、所定の深さを有しかつ平坦部
によって所定の間隔に隔てられた複数の溝を鉄心の接着
面側又は磁石の接着面側の少なくとも一方に形成するこ
とにより、鉄心に接着剤によって磁石を確実に接着する
ことができることが図4から明らかである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る回転
子は、所定の深さを有しかつ平坦部によって所定の間隔
に隔てられた複数の溝を鉄心の接着面側又は磁石の接着
面側の少なくとも一方に形成した。
【0047】従って、鉄心への吸着力の大きい強力な磁
石を使用しても、接着剤によってこの磁石と鉄心とを接
着する際に、接着剤の乾燥時にも溝内に入り込んだ接着
剤が、接着面から外部に押し出されることがない。
【0048】従って、接着剤の硬化後にも必要な厚さの
接着剤が鉄心と磁石の接着面間に確保され、かつ接着面
積が増加して磁石を確実に鉄心に接着できるので、回転
子の回転中に磁石が鉄心から剥離したりずれたりするこ
とがないという効果を有する。
【0049】更に、溝が鉄心の接着面上に均一に形成さ
れているために、接着剤の接着強度及び回転子の径が場
所によってばらつかず、本発明に係る回転子を用いれば
電動機の性能を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る回転子の要部を示す概
略構成図である。
【図2】本発明の実施例2に係る回転子の概略構成図及
び磁石の製造工程を示す図である。
【図3】本発明の図1及び図2とは異なる構成を有する
回転子の概略構成図である。
【図4】鉄心と磁石との接着面の形状と接着強度との関
係を示す図である。
【図5】従来の回転子の要部の拡大図である。
【図6】図5とは別の構成を有する従来の回転子の要部
の拡大図である。
【符号の説明】
2、12 磁石 4、14 鉄心 6 鉄心の接着面の平坦部 8 鉄心の接着面の溝 10 接着剤 16 磁石の接着面の平坦部 18 磁石の接着面の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 英治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性体と、前記磁性体の表面に接着剤に
    よって接着された磁石とを有する回転子において、 前記磁性体の接着面側又は前記磁石の接着面側の少なく
    とも一方に、所定の深さを有する複数の溝であって、平
    坦部によって互いに所定の間隔を隔てられた溝が形成さ
    れていることを特徴とする回転子。
JP5244493A 1993-09-30 1993-09-30 回転子 Pending JPH07107687A (ja)

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JP5244493A JPH07107687A (ja) 1993-09-30 1993-09-30 回転子

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