JPH1199516A - シーマ付コアドリル - Google Patents

シーマ付コアドリル

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JPH1199516A
JPH1199516A JP26452297A JP26452297A JPH1199516A JP H1199516 A JPH1199516 A JP H1199516A JP 26452297 A JP26452297 A JP 26452297A JP 26452297 A JP26452297 A JP 26452297A JP H1199516 A JPH1199516 A JP H1199516A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 シーマ付コアドリル10は、先端部分が
円筒形状をした台金と、台金13の先端面13fに台金
13の軸方向13aに積層状態に形成されたシーマ部1
1およびドリル部12とを備え、シーマ部11にドリル
部12の外径より拡径した斜面部11aを設けている。
ドリル部12によって穴あけ加工を行い、それと並行し
て斜面部11aによる面取り加工を行う。 【効果】 複雑な金型を必要とせず、砥粒の混入がな
く、穴あけ加工中のチッピング防止機能に優れたシーマ
付コアドリルを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス板などの硬
脆材料に穴をあける際に、穴をあけると同時に穴のエッ
ジ部分の面取り加工を行うことのできるシーマ付コアド
リルに関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス板に穴あけ加工を行った場合、穴
のエッジ部分にチッピングが発生するため、その対策と
して、シーマと呼ばれる面取り工具を備えたコアドリル
を使用して、穴あけ加工と同時にエッジ部分の面取り加
工を行っている。
【0003】従来より、一般的に使用されているシーマ
付コアドリルとして、例えば、図3(a)に示すような
ものがある。図3(a)に示すシーマ付コアドリル30
は、シーマ部31とドリル部32とを別々に製造した
後、組み合わせて構成したものである。ところが、この
シーマ付コアドリル30の場合、穴あけ加工を繰り返す
うちにコアドリル部32の側面が磨耗して、シーマ部3
1との隙間33が大きくなり、この隙間33に加工中に
発生した切屑のガラス粉末などが詰まりやすくなるた
め、チッピングが発生する原因となっている。
【0004】このようなチッピングの発生を防止するた
め、図3(b)に示すようなシーマ付コアドリル34が
開発されている。シーマ付コアドリル34もドリル部3
5とシーマ部36とを別々に製造して組み合わせるもの
であるが、図3(b)に示すような構造の場合、ドリル
部35とシーマ部36との嵌合が難しいため、加工に長
時間を要するだけでなく、歩留りも悪い。
【0005】また、ドリル部とシーマ部との隙間発生を
防止することのできるダイヤモンドシーマが実開昭63
−12875号公報などに開示されているが、このシー
マにおいても、ドリル部の側面が磨耗した場合、隙間が
生じやすく、取付けに時間がかかるという問題がある。
【0006】そこで、このような問題を解決するため、
図3(c)に示すように、ドリル部38とシーマ部39
とを一体成形方法によって製作したシーマ付コアドリル
40が開発されている。ここで、一体成形方法とは、ド
リル部とシーマ部を保持する台金37を一つにし、ドリ
ル部38およびシーマ部39を構成する砥石を同時に成
形する方法である
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3(c)
に示すようなシーマ付コアドリル40の場合、ドリル部
38の外周側にシーマ部39を形成するために台金37
の先端部分が階段状となっている。したがって、製造工
程においてドリル部38とシーマ部39とを一体成形す
るためには複雑な形状をした金型が必要となり、金型製
造などに多くの労力を要している。
【0008】また、ドリル部38とシーマ部39とは、
それぞれの部分による加工目的が相違するので、それぞ
れの部分を構成する砥粒の粒度が異なっているが、シー
マ付コアドリル40の場合、先端部分が階段状をした一
つの台金に対して、シーマ部およびドリル部を形成する
粒度の異なる砥粒を含有したボンドを横並びに充填して
同時成形するため境界がつきにくく、細かい砥粒で構成
されたシーマ部39に、ドリル部38を構成する粗い砥
粒が混入することがある。このように、ドリル部38を
構成する粗い砥粒がシーマ部39に混入したシーマ付コ
アドリルでガラス板の穴あけ加工を行った場合、面取り
部にスクラッチや大きなチッピングが発生し、加工不良
となる。
【0009】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、複雑な金型を必要とせず、砥粒の混入がなく、穴あ
け加工中のチッピング防止機能に優れたシーマ付コアド
リルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のシーマ付コアドリルは、先端部分が円筒形
状をした台金と、台金の先端面に台金の軸方向に積層状
態に形成されたシーマ部およびドリル部とを備え、シー
マ部にドリル部の外径より拡径した斜面部を設けたこと
を特徴とする。このような構成により、台金の先端面に
その軸方向に積層状態にシーマ部およびドリル部が形成
され、シーマ部にはドリル部の外径より拡径した斜面部
を備えた構造となるため、ドリル部によって穴あけ加工
を行い、それと並行して、斜面部による面取り加工を行
うことができる。
【0011】また、本発明のシーマ付コアドリルでは、
シーマ部およびドリル部が、台金のの軸方向に積層して
形成されているので、その境界面は、その軸方向を横切
る位置関係にある。したがって、穴あけ加工の繰り返し
によってドリル部の外周面が磨耗して外径が減少した場
合でも、ドリル部とシーマ部との境界面に隙間が発生す
ることがなく、ガラスの切屑などが隙間に詰まってチッ
ピングなどを発生させることがない。
【0012】さらに、シーマ部およびドリル部は台金の
先端面に積層状態に形成された構造であるため、図3
(c)に示すシーマ付コアドリル40のように台金37
の先端部分を階段状などにする必要がなく、製造工程に
おいては、複雑な金型を必要としない。また、本発明の
シーマ付コアドリルの場合、製造工程において、金型内
に保持された台金の先端面にシーマ部用砥粒を含有する
ボンドを充填、加圧してシーマ原形部を形成した後、シ
ーマ原形部と密着するようにドリル部用砥粒を含有する
ボンドを充填、加圧してドリル原形部を形成し、その
後、焼結を行うことができるので、ドリル原形部とシー
マ原形部との境界が明瞭となり、両者間で砥粒の混入が
発生しない。
【0013】なお、図3(c)に示すシーマ付コアドリ
ル40の場合は、先端が階段状をした一つの台金に対し
て、シーマ部およびドリル部を構成する粒度の異なる砥
粒を含有したボンドを横並びに充填して同時成形しなけ
ればならないため砥粒の混入が発生することがあるが、
本発明の場合は、先端が平坦な形状の台金の上にシーマ
部を構成する砥粒を含有するボンドを充填した後、加圧
することで明瞭な境界が形成されるため、このあと、ド
リル部を構成する砥粒を含有するボンドを充填して加圧
を行っても砥粒の混入が発生しない。
【0014】一方、本発明のシーマ付コアドリルでは、
シーマ部にドリル部の外径より拡径した斜面部を設けた
構造であるが、これは、焼結が完了して形成されたドリ
ル原形部、シーマ原形部に、放電加工や研磨加工などの
機械加工を施すことによって形成することができる。こ
のように、焼結後、機械加工を施すことにより所定形状
のシーマ付コアドリルを形成するので、成形工程におい
て、最終製品形状に近い複雑な金型を必要とせず、金型
も1種類ですむ。また、焼結後にシーマ原形部、ドリル
原形部に研磨加工、放電加工などを施すことにより、寸
法精度や砥石の目立ち状態などが優れたシーマ付コアド
リルを形成することができる。
【0015】なお、放電加工の場合は被加工物に圧力が
かからず、ボンドの物性を変えることなく広範囲に渡る
形状出しを容易に行うことができ、研磨加工の場合は形
状出しを比較的短時間で行うことができる。ここで、形
状出しとは、シーマ原形部、ドリル原形部をシーマ付コ
アドリルとしての最終形状に整えるための加工工程をい
う。
【0016】さらに、本発明のシーマ付コアドリルで
は、ドリル部を構成する砥粒の粒度を#80〜#12
0、シーマ部を構成する砥粒の粒度を#140〜#20
0とすることができる。シーマ付コアドリルにおいて
は、ドリル部とシーマ部とは加工目的が違うので、ドリ
ル部とシーマ部を構成する砥粒の粒度をそれぞれ異なっ
たものとする必要がある。すなわち、ドリル部の磨耗速
度とシーマ部の磨耗速度とが一致するように、ドリル部
およびシーマ部を構成する砥粒の粒度を調整する必要が
あるが、各部の粒度をこのような範囲とすることによ
り、ガラス板などの穴あけ加工を繰返し行った場合、ド
リル部およびシーマ部が同等に磨耗していくため、いわ
ゆる片減りがなくなり、寿命が均一化する。
【0017】なお、ドリル部を構成する砥粒の粒度が#
80以粗である場合は加工速度は速くなるがシーマ部で
は除去できないカケが発生する。また、#120以細の
場合は加工速度が遅くなり、磨耗も大となるためシーマ
部とのバランスが崩れるなどの問題が発生しやすい。ま
た、シーマ部を構成する砥粒の粒度が#140以粗であ
る場合は面取り部の品位が低下し、#200以細である
場合は加工品位は向上するが磨耗が大となりドリル部と
のバランスが崩れるなどの問題が発生する傾向がある。
【0018】また、本発明のシーマ付コアドリルでは、
ドリル部の集中度を、シーマ部の集中度より大としたこ
とを特徴とする。ここで、集中度とは、砥粒層部の体積
1cm3 当たりに占めるダイヤモンドまたはCBNの含
有量が4.4ct(=0.2g)であるときを100と
して比率で表したものである。ドリル部およびシーマ部
の集中度が同一である場合、加工作業中、シーマ部より
ドリル部の磨耗速度の方が大となり片減りが生じるが、
ドリル部の集中度をシーマ部の集中度より大とすること
により、ドリル部およびシーマ部の磨耗速度が同等とな
るため、片減りがなくなり、寿命を均一化することがで
きる。
【0019】この場合、ドリル部の集中度をシーマ部の
集中度より10〜50程度大とすることが望ましく、こ
れによって、加工作業を繰り返し行った場合でも、ドリ
ル部およびシーマ部は同等に磨耗し片減りが発生しなく
なり、寿命が均一化する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はシーマ付コアドリルの実施
の形態を示す一部切欠側面図、図2は図1に示すシーマ
付コアドリルの製造工程を示す説明図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態のシーマ付
コアドリル10は、先端部分が円筒形状をした台金13
と、台金13の先端面13fに台金13の軸方向13a
に積層状態に形成されたシーマ部11およびドリル部1
2とを備え、シーマ部11にドリル部12の外径より拡
径した斜面部11aを設けている。
【0022】このような構成により、台金13の先端面
13fに、軸方向13aに積層状態にシーマ部11およ
びドリル部12が形成され、シーマ部11にはドリル部
12の外径より拡径した斜面部11aを備えた構造とな
るため、ドリル部12によって穴あけ加工を行い、それ
と並行して斜面部11aによる面取り加工を行うことが
できる。
【0023】また、シーマ付コアドリル10では、シー
マ部11およびドリル部12が、台金13の軸方向13
aに積層して形成されているので、その境界面20はそ
の軸方向13aを横切るような位置関係にある。したが
って、穴あけ加工の繰り返しによってドリル部12の外
周面が磨耗して外径が小さくなった場合でも、ドリル部
12とシーマ部13との境界面20に隙間が発生するこ
とがなく、ガラスの切屑などが隙間に詰まってチッピン
グなどを発生させることがない。
【0024】さらに、シーマ部11およびドリル部12
は台金13の先端面13fに積層状態に形成された構造
であるため、図3(c)に示すシーマ付コアドリル40
のように台金37の先端部分を階段状にする必要がな
く、製造工程において、複雑な金型を必要としない。
【0025】さらに、本実施形態のシーマ付コアドリル
10では、ドリル部12を構成する砥粒の粒度を#80
〜#120の範囲内である#120とするとともに集中
度を75とし、シーマ部11を構成する砥粒の粒度を#
140〜#200の範囲内である#170とするととも
に集中度を50としたところ、ガラス板などの穴あけ加
工を繰返し行った場合、ドリル部12およびシーマ部1
1が同等に磨耗し、片減りが発生しなくなり、両者の寿
命を均一化することができた。
【0026】次に、図2を参照して、図1に示すシーマ
付コアドリル10の製造工程について説明する。
【0027】まず、図2(a)に示すように、金型14
内に保持された台金13の先端面13fにシーマ部用砥
粒を含有するボンド11bを充填、加圧した後、ドリル
部用砥粒を含有するボンド12bを充填、加圧する。そ
して、この後、ホットプレス法によって焼結すると、図
2(b)に示すように、台金13の先端面13fに、軸
方向13aに積層されたシーマ原形部11cおよびドリ
ル原形部12cが形成される。
【0028】このように、ボンド11bを充填して加圧
した後、ボンド12bを充填、加圧し、その後、焼結を
行うので、ドリル原形部12cとシーマ原形部11cと
の境界が明瞭となり、両者間で砥粒の混入が発生しな
い。
【0029】次に、図2(c)に示すように、シーマ原
形部11cおよびドリル原形部12cに放電加工を施し
てX部分を除去することにより、図2(d)に示すよう
に、シーマ部11に、ドリル部12の外径より拡径した
斜面部11aが形成され、最終形状に整えられたシーマ
付ドリル10が得られる。
【0030】このように、本実施形態のシーマ付コアド
リル10では、シーマ部11にドリル部12の外径より
拡径した斜面部11aを設けた構造であるが、焼結が完
了して形成されたドリル原形部12c、シーマ原形部1
1cに放電加工を施して形成しているため、成形工程に
おいて、最終製品形状に近い複雑な金型を必要とせず、
金型も1種類ですむ。
【0031】また、焼結後にシーマ原形部11c、ドリ
ル原形部12cに放電加工を施すことにより、寸法精度
や砥石の目立ち状態などが優れたシーマ付コアドリル1
0を形成することができる。放電加工の場合、シーマ原
形部11c、ドリル原形部12cなどの被加工物に圧力
がかからず、ボンドの物性を変えることなく広範囲に渡
る形状出しを容易に行うことができる。
【0032】なお、シーマ原形部11c、ドリル原形部
12cに対し研磨加工を施してX部分を除去することに
より、最終形状に整えられたシーマ付ドリル10を得る
こともできる。研磨加工の場合、形状出しを比較的短時
間で行うことができる。
【0033】図2に示す実施形態は、図1に示すシーマ
付ドリル10を製造するための一例であるため、成形工
程、焼結工程あるいは焼結後の加工工程については、こ
れ以外の工程を採用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明により以下の効果を奏することが
できる。
【0035】(1)先端部分が円筒形状をした台金と、
台金の先端面に台金の軸方向に積層状態に形成されたシ
ーマ部およびドリル部とを備え、シーマ部にドリル部の
外径より拡径した斜面部を設けたことにより、ドリル部
によって穴あけ加工を行い、それと並行して、斜面部に
よる面取り加工を行うことができる。また、シーマ部お
よびドリル部が、台金の軸方向に積層して形成され、そ
の境界面は軸方向を横切る位置関係にあるため、ドリル
部の外周面が磨耗して外径が減少した場合でも、ドリル
部とシーマ部との境界面に隙間が発生することがなく、
ガラスの切屑などが隙間に詰まってチッピングなどを発
生させることがない。
【0036】(2)シーマ部およびドリル部は台金の先
端面に積層状態に形成された構造であるため、台金の先
端部分を階段状などにする必要がなく、製造工程におい
て複雑な金型を必要としない。また、シーマ部およびド
リル部を構成する粒度の異なる砥粒を含有したボンドを
台金の軸方向に順次積層させて成形するためドリル部と
シーマ部との境界が明瞭となり、両者間で砥粒の混入が
発生しない。
【0037】(3)シーマ部にドリル部の外径より拡径
した斜面部を設けた構造は、焼結によって形成されたド
リル原形部、シーマ原形部に、放電加工や研磨加工など
の機械加工を施すことによって形成することができるた
め、成形工程において、最終製品形状に近い複雑な金型
を必要とせず、金型も1種類ですむようになる。
【0038】(4)ドリル部を構成する砥粒の粒度を#
80〜#120の範囲、シーマ部を構成する砥粒の粒度
を#140〜#200の範囲とすることにより、ガラス
板などの穴あけ加工を繰返し行った場合、ドリル部およ
びシーマ部の磨耗速度が同等となるため、片減りが発生
せず、寿命を均一化することができる。
【0039】(5)ドリル部の集中度をシーマ部の集中
度より大とすることにより、加工作業中のドリル部およ
びシーマ部の磨耗速度を同等にすることができるため、
片減りが発生しなくなり、寿命を均一化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シーマ付コアドリルの実施の形態を示す一部切
欠側面図である。
【図2】図1に示すシーマ付コアドリルの製造工程を示
す説明図である。
【図3】従来のシーマ付コアドリルを示す断面図であ
る。
【符号の説明】 10 シーマ付コアドリル 11 シーマ部 11a 斜面部 11b,12b ボンド 11c シーマ原形部 12 ドリル部 12c ドリル原形部 13 台金 13f 先端面 13a 軸方向 14 金型 20 境界面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部分が円筒形状をした台金と、前記
    台金の先端面に前記台金の軸方向に積層状態に形成され
    たシーマ部およびドリル部とを備え、前記シーマ部に前
    記ドリル部の外径より拡径した斜面部を設けたことを特
    徴とするシーマ付コアドリル。
  2. 【請求項2】 前記ドリル部を構成する砥粒の粒度が#
    80〜#120、シーマ部を構成する砥粒の粒度が#1
    40〜#200である請求項1記載のシーマ付コアドリ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記ドリル部の集中度を、シーマ部の集
    中度より大とした請求項1,2記載のシーマ付コアドリ
    ル。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1584438A1 (de) * 2004-04-05 2005-10-12 HILTI Aktiengesellschaft Schneidsegment für Werkzeuge
CN105234849A (zh) * 2015-09-16 2016-01-13 丹阳市长平机械有限公司 一种组合磨轮
GB2547233A (en) * 2016-02-11 2017-08-16 Jaguar Land Rover Ltd A system comprising a transparent or translucent member
CN109795012A (zh) * 2019-04-08 2019-05-24 成都惠灵丰金刚石钻头有限公司 Pdc胎体钻头制模工艺

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